説明

延伸ポリオレフィン樹脂シートの製造方法

【課題】 本発明は、寸法安定性に優れ、機械的強度や弾性率の高い、高延伸ポリオレフィン樹脂シートの製造方法を提供する。
【解決手段】 重量平均分子量が10万〜50万のポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延した後、ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点であって、圧延温度以下の温度でアニールすることを特徴とする延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法及び重量平均分子量が10万〜50万のポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延した後、総延伸倍率が10〜40倍に一軸延伸し、次いで、ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点であって、圧延温度以下の温度でアニールすることを特徴とする延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は寸法安定性の優れた延伸ポリオレフィン樹脂シートの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリオレフィン樹脂シートの機械的強度や弾性率を向上させるために、ポリオレフィン樹脂シートを延伸することは広く行われている。しかし、延伸倍率が15倍以上に高延伸すると、延伸中にポリオレフィン樹脂シートが割れたり破断してしまい製造が困難であった。又、得られたとしてもネッキングが発生して広幅の延伸ポリオレフィン樹脂シートを得ることはできなかった。
【0003】
これらの問題を解決する方法として、重量平均分子量が10万〜50万の範囲にあり、融点がTm/℃であるポリオレフィンを押出成形し、シート状の原反シートを得る工程と、前記原反シートを圧延倍率が少なくとも5倍となるように圧延し、圧延シートを得る工程と、前記圧延シートを少なくとも1つのロールを用いて引張延伸し、前記圧延倍率と該引張延伸による延伸倍率の積である総延伸倍率が15倍以上となるように延伸する工程とを備える、ポリオレフィン延伸シートの製造方法(例えば、特許文献1参照。)が提案されている。
【特許文献1】WO2002/022343
【0004】
上記ポリオレフィン延伸シートの製造方法で、延伸倍率が15倍以上に高延伸された延伸ポリオレフィン樹脂シートが得られるが、この高延伸された延伸ポリオレフィン樹脂シートは寸法安定性が悪く、接着する際に加熱したり、高温で長時間保存すると収縮するという欠点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、寸法安定性に優れ、機械的強度や弾性率の高い、高延伸ポリオレフィン樹脂シートの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の延伸ポリオレフィン樹脂シートの製造方法は、重量平均分子量が10万〜50万のポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延した後、ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点であって、圧延温度以下の温度でアニールすることを特徴とする。
【0007】
上記延伸ポリオレフィン系樹脂シートを構成するポリオレフィン系樹脂としては、フィルム形成能を有する任意のオレフィン系樹脂が使用でき、例えば、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ペンテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体、エチレン―酢酸ビニル共重合体、エチレン―(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン―塩化ビニル共重合体、エチレン―プロピレン―ブテン共重合体等が挙げられ、高密度ポリエチレン樹脂が好適に使用される。
【0008】
ポリオレフィン系樹脂の重量平均分子量は、重量平均分子量が10万未満の場合には、脆くなり、延伸性が悪くなったり、十分な強度又は耐クリープ性を有する延伸ポリオレフィン系樹脂シートを得ることができにくくなり、逆に、50万を超えると、溶融粘度が高くなり、熱溶融成形加工性が低下し、均一なシートが得られにくくなるので10万〜50万である。
【0009】
又、ポリオレフィン系樹脂のメルトインデックス(以下、MI)はフィルム成形性が優れている0.1〜20(g/10分)が好ましく、より好ましくは0.2〜10(g/10分)である。尚、MIとは、JIS K 6760に規定されている熱可塑性樹脂の溶融粘度を表す指標である。
【0010】
更に、高密度ポリエチレン樹脂の場合は、密度は小さくなると延伸しても機械的強度が向上しなくなるので、0.94g/cm3 以上が好ましい。
【0011】
ポリオレフィン系樹脂シートの厚みは特に限定されるものではないが、厚過ぎると、圧延工程において、ポリオレフィン系樹脂シートを圧延ロールで押しつぶすのに大きな加圧力や引取力が必要となり、圧延ロールの撓みなどにより幅方向に均一な圧延が困難となることがある、逆に、薄過ぎると、圧延後のポリオレフィン系樹脂シートの厚みが薄くなり過ぎ、均一な圧延が困難となるだけでなく、圧延ロール同士が接触して圧延ロールの寿命が短くなることがあるので、0.5〜15mmが望ましい。
【0012】
本発明においては、まず、上記ポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延する。圧延は、ポリオレフィン系樹脂シートを一対の反対方向に回転するロールに供給し、押圧してシートの厚みを薄くすると共に伸長する方法であり、圧延されたシートは延伸シートとは異なり、オレフィン系樹脂が配向されることなく緻密になっているので、高度に延伸しやすくなっている。
【0013】
圧延温度は、低くなると均一に圧延できず、高くなると溶融切断するので、圧延する際のロール温度は、圧延するポリオレフィン系樹脂シートのオレフィン系樹脂の「融点−40℃」〜融点の範囲が好ましく、より好ましくは、オレフィン系樹脂の「融点−30℃」〜「融点−5℃」である。
【0014】
尚、本発明において、融点とは示差走査型熱量測定機(DSC)で熱分析を行った際に認められる、結晶の融解に伴う吸熱ピークの最大点をいう。
【0015】
圧延ロールによりポリオレフィン系樹脂シートに負荷される加圧力(線圧)が小さ過ぎると所定の圧延倍率を得ることが出来なくなることがあり、逆に大き過ぎると圧延ロールの撓みが生じるだけでなく、圧延ロールと原反シートとの間ですべりが生じ易くなり、均一な圧延が困難となることがあるので加圧力は、10kgf/mm〜300kgf/mmが好ましく、より好ましくは、30〜100kgf/mmである。
【0016】
上記圧延倍率は、圧延倍率が5倍未満の場合には、後で行われる一軸延伸時のネッキングを抑制する効果が得られなかったり、高倍率一軸延伸を行うことができなかったり、一軸延伸工程に負担がかかることになるので、5倍以上であり、好ましくは7倍以上である。圧延倍率に特に上限はないが、圧延倍率が高いほど圧延設備に負荷がかかるので10倍以下が好ましい。
【0017】
尚、圧延倍率は(ポリオレフィン系樹脂シートの断面積)/(圧延後ポリオレフィン系樹脂シートの断面積)で定義されるが、圧延の前後においてポリオレフィン系樹脂シートの幅は殆ど変化しないので、(ポリオレフィン系樹脂シートの厚み)/(圧延後のポリオレフィン系樹脂シートの厚み)であってもよい。
【0018】
本発明においては、圧延したポリオレフィン系樹脂シートの寸法安定性を向上させるために、ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点であって、圧延温度以下の温度でアニールする。
【0019】
アニール温度は、低くなると寸法安定性が向上せず、長時間使用するとそりが発生し、高くなるとポリオレフィン系樹脂が溶解して配向が消滅し引張弾性率、引張強度等が低下するので、ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点であって、圧延温度以下の温度でアニールする。
【0020】
アニールとは生産ライン中で熱処理を行うことであり、アニールする際に、ポリオレフィン系樹脂シートに大きな張力がかかっていると延伸され、張力がかかっていないか、非常に小さい状態では収縮するので、ポリオレフィン系樹脂シートの圧延方向の長さが実質的に変化しないようにした状態で行うことが好ましく、ポリオレフィン系樹脂シートに圧力もかかっていないのが好ましい。即ち、アニールされたポリオレフィン系樹脂シートの長さが、アニール前のポリオレフィン系樹脂シートの長さの1.0以下になるようにアニールするのが好ましい。
【0021】
従って、圧延されたポリオレフィン系樹脂シートをピンチロール等のロールで加熱室内を移動しながら連続的にアニールする場合は、入口側と出口側のポリオレフィン系樹脂シートの送り速度比を1.0以下になるように設定してアニールするのが好ましい。
【0022】
アニールする際の加熱方法は、特に限定されるものではなく、例えば、熱風、ヒーター、加熱板、温水等で加熱する方法があげられる。アニールする時間は、特に限定されず、圧延されたポリオレフィン系樹脂シートの厚さやアニール温度により異なるが、一般に10秒以上が好ましく、より好ましくは30秒〜60分であり、更に好ましくは1〜20分である。
【0023】
アニールしたポリオレフィン系樹脂シートを、更に、40℃〜ポリオレフィン系樹脂の融点の温度範囲でエージングしてもよい。エージングすることによりアニールしたポリオレフィン系樹脂シートの寸法安定性はより優れたものとなる。
【0024】
エージングとは、生産ライン中連続で処理するものではなく、ポリオレフィン系樹脂シートをカット巻回等の一度加工した、枚葉物、巻物等の熱処理を、比較的長い時間(分、時間単位)じっくり寝かせて熱処理することを意味する。
【0025】
エージング温度は、低くなると常温で放置するのと同様になり、高くなると熱変形するので40℃〜ポリオレフィン系樹脂の融点の温度範囲であり、エージング時間は短時間では効果がなく、長時間しすぎても効果が増大することはないので12時間〜7日が好ましい。
【0026】
請求項3記載の延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法は、重量平均分子量が10万〜50万のポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延した後、総延伸倍率が10〜40倍に一軸延伸し、次いで、ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜ポリオレフィン系樹脂の融点であって、圧延温度以下の温度でアニールすることを特徴とする。
【0027】
請求項3記載の延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法は、圧延したポリオレフィン系樹脂シートを総延伸倍率が10〜40倍に一軸延伸する点のみが請求項1記載の延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法と異なる。
【0028】
一軸延伸方法は、従来公知の任意の方法が採用されればよく、例えば、ロール一軸延伸法、ゾーン一軸延伸法により、ヒータや熱風により加熱しながら延伸する方法が挙げられる。
【0029】
圧延したポリオレフィン系樹脂シートの一軸延伸では、10〜40倍と高度に延伸するのであるから、一軸延伸を複数回繰り返す多段一軸延伸する方法が好ましい。多段一軸延伸を行う場合の延伸回数は2〜20回が好ましく、より好ましくは3〜15回、更に好ましくは4〜10回である。
【0030】
又、ロール一軸延伸法により多段延伸を行う場合には、繰出ピンチロール、引取ピンチロール及びこれらのロール間に一定速度で回転する少なくとも1つの、好ましくは複数の接触ロールを設置することが望ましい。このような接触ロールを設置することにより、均一延伸性が高められ、安定な延伸成形を行うことができる。
【0031】
上記接触ロールは、ピンチされることなく、ポリオレフィン系樹脂シートに摩擦力を与えることにより一軸延伸を行う。又、接触ロールは繰出ロール及び/又は引取ロールに対し、ギア、チェーン、プーリー、ベルト若しくはこれらの組み合わせからなる連結部材により連結されていてもよい。
【0032】
一軸延伸温度は、低くなると均一に延伸できず、高くなるとシートが溶融切断するので、延伸するポリオレフィン系樹脂シートのポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点の範囲が好ましく、より好ましくは、ポリオレフィン系樹脂の「融点−50℃」〜「融点−5℃」である。
【0033】
又、一軸延伸倍率は、全体の延伸倍率が10〜40倍であるから、圧延倍率を考慮し、全体の延伸倍率がこの範囲にはいるように決定すればよいが、一軸延伸が少ないと機械的強度が向上しないので、1.3倍以上が好ましく、より好ましくは2倍以上であり、更に好ましくは3倍以上である。又、上限は特に限定されるものではないが、4倍以下が好ましく、より好ましくは3.5倍以下である。尚、全体の延伸倍率は圧延倍率と一軸延伸倍率を乗じた数値である。
【発明の効果】
【0034】
請求項1記載の延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法の構成は上述の通りであり、ポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延するのであるから、圧延の際にポリオレフィン樹脂シートが割れたり破断してしまうことがなく、容易に延伸ポリオレフィン樹脂シートを製造することができ、得られた延伸ポリオレフィン樹脂シートは、機械的強度及び弾性率が優れ、且つ、アニールされているので寸法安定性が優れている。更に、エージングされた延伸ポリオレフィン樹脂シートは寸法安定性がより優れている。
【0035】
請求項3記載の延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法の構成は上述の通りであり、ポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延した後、総延伸倍率が10〜40倍に一軸延伸するのであるから、延伸の際にポリオレフィン樹脂シートが割れたり破断してしまうことがなく、容易に延伸ポリオレフィン樹脂シートを製造することができる。
【0036】
又、一軸延伸の倍率は小さいのでネッキングは小さく広幅の延伸ポリオレフィン樹脂シートが製造できる。更に、得られた延伸ポリオレフィン樹脂シートは、機械的強度及び弾性率が優れ、且つ、寸法安定性が優れている。更に、エージングされた延伸ポリオレフィン樹脂シートは寸法安定性がより優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
次に本発明の実施例を説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
重量平均分子量(Mw)33万、融点135℃の高密度ポリエチレン樹脂(日本ポリケム社製)を、同方向二軸混練押出機(プラスチック工学研究所製)に供給して樹脂温度200℃で溶融混練した後、溶融混練物をロール温度110℃に制御したカレンダー成形機にて幅390mm、厚さ3.0mmにシート成形してポリエチレン樹脂シートを得た。
【0038】
得られたポリエチレン樹脂シートを125℃に加熱した圧延成形機(積水工機製作所製)を用いて圧延倍率9.4倍に圧延し、幅390mm、厚み290μmの圧延ポリエチレン樹脂シートを得た。
【0039】
得られた圧延ポリエチレン樹脂シートをピンチロールが設置され、125℃に設定されているライン長11mの熱風加熱槽に、入口速度2.75m/minで供給し、出口速度2.75m/minに設定して4分間アニールを行い、アニールされた圧延ポリエチレン樹脂シートを得た。
【0040】
アニールされた圧延ポリエチレン樹脂シートを60℃の恒温槽に供給し、24時間エージングして、エージングされた圧延ポリエチレン樹脂シートを得た。
【0041】
得られた圧延ポリエチレン樹脂シート、アニールされた圧延ポリエチレン樹脂シート及びエージングされた圧延ポリエチレン樹脂シートの寸法安定性試験を行った。寸法安定性試験は、各ポリエチレン樹脂シートを23℃、50%RHで24時間保持した後、その長さをマイクロメータで測定し、次に60℃、50%RHで24時間及び80℃、50%RHで24時間保持した後、その長さを直尺で測定し、その差から加熱前の各ポリエチレン樹脂シートに対する収縮率を計算し、結果を表1に示した。
【0042】
【表1】

【0043】
(実施例2)
実施例1で得られた圧延ポリエチレン樹脂シートを110℃に加熱された熱風加熱式の多段延伸装置(協和エンジニアリング製)にて2.0倍の多段延伸を行い、総延伸倍率18.8倍、幅230mm、厚さ160μmの延伸ポリエチレン樹脂シートを得た。
【0044】
得られた延伸ポリエチレン樹脂シートをピンチロールが設置され、125℃に設定されているライン長19.25mの熱風加熱槽に、入口速度2.75m/minで供給し、出口速度2.75m/minに設定して7分間1次アニールを行い、続いて同様にして2次アニールを行ってアニールされた延伸ポリエチレン樹脂シートを得、その後60℃の恒温槽に供給し、24時間エージングして、エージングされた延伸ポリエチレン樹脂シートを得た。
【0045】
得られた延伸ポリエチレン樹脂シート、アニールされた延伸ポリエチレン樹脂シート及びエージングされた延伸ポリエチレン樹脂シートの寸法安定性試験を実施例1で行ったと同様にして行い結果を表2に示した。
【0046】
【表2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
重量平均分子量が10万〜50万のポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延した後、ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点であって、圧延温度以下の温度でアニールすることを特徴とする延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法。
【請求項2】
更に、40℃〜ポリオレフィン系樹脂の融点でエージングすることを特徴とする請求項1記載の延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法。
【請求項3】
重量平均分子量が10万〜50万のポリオレフィン系樹脂シートを圧延倍率5倍以上に圧延した後、総延伸倍率が10〜40倍に一軸延伸し、次いで、ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点であって、圧延温度以下の温度でアニールすることを特徴とする延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法。
【請求項4】
更に、40℃〜ポリオレフィン系樹脂の融点でエージングすることを特徴とする請求項3記載の延伸ポリオレフィン系樹脂シートの製造方法。
【請求項5】
ポリオレフィン系樹脂が、高密度ポリエチレン樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の延伸ポリオレフィン樹脂シートの製造方法。
【請求項6】
ポリオレフィン系樹脂の「融点−40℃」〜融点の温度で圧延することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の延伸ポリオレフィン樹脂シートの製造方法。
【請求項7】
ポリオレフィン系樹脂の「融点−60℃」〜融点の温度で一軸延伸することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の延伸ポリオレフィン樹脂シートの製造方法。

【公開番号】特開2007−283555(P2007−283555A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−111252(P2006−111252)
【出願日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【出願人】(000198802)積水成型工業株式会社 (66)
【Fターム(参考)】