説明

建築用パネルの取付部材

【課題】木材の収縮等による、壁下地からの建築用パネルに加わる圧力を逃がし、建築用パネルの前面の湾曲を防止する、建築用パネルの取付部材。
【解決手段】複数の建築用パネルを、その施工した建築用パネルと取付部材との間に、建築用パネルが壁面の建築用パネルの幅方向にずれることを可能とする保持間隙か、建築用パネルと他の建築用パネルとの間に、壁面の建築用パネルの幅方向にずれることを可能とする施工間隙の、少なくとも一種類を形成する建築用パネルの取付部材により、建築用パネルの施工位置と固定具の釘の位置間に、壁下地の収縮による取付部材と建築用パネルとの間のずれを、保持間隙か施工間隙の少なくとも片方により吸収し、建築用パネルの前面の湾曲を防止しして、美観を維持可能な建築用パネルの取付部材とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、木材の収縮等による、壁下地からの建築用パネルに加わる圧力を逃がし、建築用パネルの前面の湾曲を防止する、建築用パネルの取付部材に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の建築用パネルを、連続接続して壁下地に取付る施工法には、その釘打片を釘等の固定具により釘打ちする従来例がある。
(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】 特開平8−260673号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
複数の建築用パネルを、連続接続して壁下地に、その釘打片を釘等の固定具により釘打ちする取付る従来の技術においては、建築用パネルを釘打ちしているが、木材の乾燥による壁下地の収縮により釘と釘との距離が縮まり、そのことにより施工当初一致していた建築用パネルの施工幅ピッチと固定具の釘と釘との距離が、建築用パネルの施工幅ピッチより、その釘と釘との距離が短くなり、建築用パネルの施工幅ピッチとの差を解消するように、その建築用パネルに幅方向に圧縮する圧力が加わり、建築用パネルの前面が弓なりに湾曲する問題があり、特に、上階の柱の下部を受ける横架材である、大きな荷重がかかる胴差は幅広い物が必要となり、そして、木材の特性として幅方向には収縮率が数パーセントと大きくなり、胴差は施工後の木材の乾燥による収縮が大きくなり、その為に、特に壁面の胴差部において、建築用パネルの前面の湾曲が非常に大きくなり、壁面の平坦な他の部分との違和感が発生して、美観を損ねる問題があり、また、建築用パネルの前面に被せる、建築用パネルの切断端と他の建築用パネルの切断端とを覆う、接続部材の直線状の側端が、建築用パネルの前面の湾曲に追従出来ずに隙間が発生し、壁面の美観と、雨仕舞性能を害う問題があり、そして、湾曲が甚だしい場合には、接続部材の取付手段が、建築用パネルの前面の湾曲に追従出来ずに、接続部材の脱落が発生し、壁面の美観と、雨仕舞性能を甚だしく害う問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、複数の建築用パネルを、その施工した建築用パネルと取付部材との間に、建築用パネルが壁面の建築用パネルの幅方向にずれることを可能とする保持間隙か、建築用パネルと他の建築用パネルとの間に、壁面の建築用パネルの幅方向にずれることを可能とする施工間隙の、少なくとも一種類を形成する建築用パネルの取付部材により、建築用パネルの施工位置と固定具の釘の位置間に、壁下地の収縮による取付部材と建築用パネルとの間のずれを、保持間隙か施工間隙の少なくとも片方により吸収し、胴差の施工後の木材の乾燥等による収縮が発生しても、建築用パネルの前面の湾曲を防止しして、壁面の他平坦な部分との違和感の発生を防止して、美観を維持可能な建築用パネルの取付部材とする。
【発明の効果】
【0005】
この発明による取付部材には、次のような、効果がある。
【0006】
A.複数の建築用パネルを、その施工した建築用パネルと取付部材との間に、建築用パネルが壁面の建築用パネルの幅方向にずれることを可能とする保持間隙か、建築用パネルと他の建築用パネルとの間に、壁面の建築用パネルの幅方向にずれることを可能とする施工間隙の、少なくとも一種類を形成する建築用パネルの取付部材により、
a.建築用パネルの施工位置と固定具の釘の位置間に、壁下地の収縮による取付部材と建築用パネルとの間のずれを、保持間隙か施工間隙の少なくとも片方により吸収し、胴差の施工後の木材の乾燥等による収縮が発生による、建築用パネルの前面の湾曲を防止して、
イ.壁面の他平坦な部分との違和感の発生を防止して、美観を維持可能とし、
ロ.建築用パネルの前面に被せる、建築用パネルの切断端と他の建築用パネルの切断端とを覆う、接続部材の直線状の側端が、建築用パネルの前面に追従して隙間の発生を防止する。
【0007】
B.取付部材の押付端が、建築用パネルの釘打片を裏面方向に押し付けて、取付部材の挟込片が表面方向に押し付けて、建築用パネルの釘打片を取付部材の押付端と挟込片とにより挟み込み、次の位置決機構の少なくとも1種類を使用する、建築用パネルの取付部材の場合、
a.位置決機構が、位置決片が押付片より幅が狭く、その位置決端と挟込片との間が、建築用パネルの折返端の厚さより狭く形成し、折返端を位置決端と挟込片との間に差し込むときに、位置決片が弾性変形をして差し込み可能となり、そして、差し込まれた折返端が、位置決片が復元した位置決端に当てることにより、取付部材の位置決をする取付部材の場合、
イ.取付部材の寸法が小さく出来て、コストが安い、
ロ.取付部材を、容易に正確に位置決めすることが可能となり、
b.位置決機構が、平坦で細長い矩形の間隔板の、一短辺に形成した位置決片を、他の短辺に形成した支持端に乗せて、取付部材の位置決めする取付部材の場合、
イ.壁下地の収縮による取付部材と建築用パネルとの間のずれを、位置決片の位置決端が、支持端に押し付けられて乗り上げて、取付部材がずれることにより、
ロ.取付部材を、容易に正確でしっかりと位置決めすることが可能となり、
c.位置決機構が、押付片と挟込片との間の保持間隔の奥側に、弾性変形し易い発泡合成樹脂の、ひも状の弾性樹脂による、保持緩衝を装着し、建築用パネルの折返端の先端がその保持緩衝に当たり、取付部材の位置決をする取付部材の場合、
イ.壁下地の収縮による取付部材と建築用パネルとの間のずれを、保持緩衝が折返端の先端により押しつぶされて、取付部材がずれることにより、
ロ.取付部材を、容易に素早く位置決めすることが可能となる。
【0008】
C.取付部材の押付端と押付片との角を、建築用パネルの前面と長切断端との角に、合わせてその取付片を釘打ち固定する取り付けする、建築用パネルの取付部材の場合、
a.取付部材の保持段差により、水切や見切縁との間に保持間隔を形成し、
イ.壁下地の収縮による取付部材と建築用パネルとの間のずれを、押付片の弾性変形により、ずれることを可能とし、
ロ.胴差の部分に施工することにより、他の部分は従来通りとすることが可能となり、施工容易となり、
ハ.取付部材の上下で建築用パネルの縦張りと横張りと、意匠を変えることも可能となり、意匠性が向上する。
【0009】
D.複数の細長い矩形の間を幅の狭い保持緩衝によりつなぎ、表面側に突起する山形の位置決筋を成形して、その位置決筋に、建築用パネルの釘打片に形成した、裏面側に開口する断面山形の取付溝を被せる、建築用パネルの取付部材の場合、
a.位置決筋間のピッチを、複数の建築用パネルの間に、施工間隙を形成し、
イ.壁下地の収縮を、取付部材の間隔板と建築用パネルとの間のずれを、保持緩衝の弾性変形と、建築用パネルとの間の施工間隙の減少により、ずれることを可能とし、
ロ.建築用パネルの固定を直接の釘止めとすることにより、施工方法に対する抵抗感を減少可能となり、
ハ.施工時に、建築用パネルとの間のピッチを容易に揃えることが可能になり、施工性と美観が向上する。
【0010】
E.建築用パネルの釘打ち固定を別部材の取付部材とすることにより、建築用パネルの釘打片が強度が弱いと、釘の頭の抜けや、釘打片の割れが発生する問題があるが、
a.別部材とすることにより、釘の頭の抜けや、釘打片の割れが防止できて、
イ.建築用パネルの表面材に、最適な金属が選択可能になり、コストが向上し、
ロ.エンボス加工が容易な柔らかい金属板も使用可能になり、意匠性が向上する。
【0011】
F.壁下地が鉄骨の場合、建築用パネルの釘打ち固定を別部材の取付部材とすることにより、
a.壁下地の地震等による揺れに、対応可能となり、被害が減少し、
b.取付部材を溶接可能な金属板とすることが可能となり、施工性が向上し、コストが向上する。
【0012】
G.この発明の建築用パネルの取付部材を使用する、壁面とすることにより、
a.乾燥不十分の壁下地材による、経時変化による、建築用パネルの前面の湾曲を防止して、
イ.後日のクレーム発生を防止して、施工後の壁面の張り替えを不要とし、信用が向上し、
b.施工時に一定の力で抑えることが出来て、建築用パネルの過度の押さえつけ施工が防止できて、そのことによる建築用パネルの湾曲も防止可能となり、美観が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
A.この発明による金属板は、
a.次に代表される塗装金属板や、
イ.塗装亜鉛メッキ鋼板
ロ.塗装アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.塗装ステンレス鋼板
ニ.塗装銅板
ホ.塗装アルミニウム合金板
ヘ.合成樹脂シート張り合わせ金属板
ト.塗装チタン・ニッケル合金板
チ.その他の塗装合金鋼等
b.次に代表される無塗装金属板、
イ.亜鉛メッキ鋼板
ロ.アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.ステンレス鋼板
ニ.銅板
ホ.アルミニウム合金板等
ヘ.チタン・ニッケル合金板
ト.その他の合金鋼等
c.それらの金属板に深いエンボス加工を加えた金属板
d.エンボス加工の上に塗装した金属板
e.次に代表されるバネ用板
イ.バネ用ステンレス板
ロ.バネ用炭素鋼板
ハ.バネ用銅合金板等を使用する。
【0014】
B.この発明に使用される建築用パネルや部材の釘打ち固定には、
a.次に代表される、固定具を使用し、
イ.セルフドリリングタッピングビス
ロ.釘
ハ.ホッチキス
ニ.木ネジ
ホ.コースレッド等
b.また、ブラインドリベットは、
イ.ブラインドリベットに代表されるリベット
ロ.セルフドリリングタッピングビス等の短寸ネジ
ハ.ホッチキス等を使用し、
c.防水紙の張り付けには、
イ.ガンタッカー
ロ.両面接着テープ
ハ.接着剤
ニ.釘
ホ.ホッチキス等が使用する。
【0015】
C.この発明に使用される発泡合成樹脂等は、
a.建築用パネルの裏打材には、
イ.次に代表される発泡合成樹脂に
○硬質発泡ウレタン樹脂
○硬質発泡ヌレート樹脂
○発泡フェノール樹脂
○発泡スチレン樹脂等
ロ.次に代表される裏面材を積層している。
○はり合わせアルミニウム箔
○スチールペーパー
○ポリエチコートクラフト紙
○アルミ蒸着紙
○合成樹脂シート等
ハ.前記の金属板と裏面材との間に、それらの発泡合成樹脂を充填し、主に発泡合成樹脂の自己接着性を利用して、積層している。
ニ.また、裏面材を欠いた発泡合成樹脂のみの、裏打材とする事も可能である。
b.この発明の弾性樹脂には、
イ.次に代表される発泡合成樹脂
○軟質発泡ポリ塩化ビニル樹脂
○軟質発泡ウレタン樹脂等
ロ.次に代表されるゴムや発泡ゴム
○ブチルゴム
○ウレタンゴム
○クロロプレンゴム
○天然ゴム等
ハ.上記のゴム等のチューブ等のが使用される。
【0016】
発明の実施例について、次の、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、及び実施例5により、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0017】
図1,図2,図3,図4,図5,及び図6は、この発明の実施例1を示すものである。
【0018】
A.図5に示す、実施例1においての建築用パネル1は、
a.金属板6による長尺の表面材1aを成形して、ほぼ平坦な前面1bを形成し、
b.その前面1bの一側端に、次のような、差込片1dを持つ差込部1cを形成し、
イ.その差込部1cは、前面1bの一側端を裏面側に折り返して、さらに、クランク状に表面側に折り曲げ、さらに、U字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した差込片1dを形成し、
c.前面1bの他側端に、次のような、嵌合片1eと、嵌合溝1fと、釘打片1hと、折返端1iとを形成し、
イ.前記の前面1bを、くの字形に裏面側に折り曲げて、さらに、クランク状に裏面側に折り曲げて、そして、裏面側に折り返して、嵌合片1eを形成し、
ロ.その嵌合片1eを、U字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1fを形成し、
ハ.その嵌合溝1fを延長して、裏面側に開口する断面半円形の突条を途中に持ち、先端に表面側に折り返した折返端1iとを持つ、釘打片1hを形成し、
d.また、成形した表面材1aの裏面側に、裏面材1kにより覆った、発泡合成樹脂7による次のような、裏打材1jを形成し、
イ.その裏面材1kは、差込部1cの前面1bと差込片1dとの隙間から、釘打片1hに亘る間を覆い、
ロ.その差込部1cの、近傍において、クランク状に厚さを増加して、釘打片1hへ続く、平坦な裏打材1jを形成し、
e.それらの表面材1aと裏打材1jとを切断して、長手方向の両端に切断端1lを形成する。
【0019】
B.図6に示す、実施例1の取付部材2は、金属板6を成形して、
a.平坦な取付片2aに、小径の円形をした、取付孔2bを複数穴あけし、
b.その取付片2aの両端を側方に延長して、挟込片2hを形成し、
c.その両方の挟込片2hの内側に接する部分を側方に延長して、次のような、位置決片2eを形成し、
イ.その位置決片2eは、ほぼクランク状に表面側に折り曲げて、その先端に、くの字形に裏面側に折れ曲がり、さらに、L字形に表面側に折れ曲がる、位置決端2fを形成し、
d.その両方の位置決片2eに挟まれた間を側方に延長して、次のような、押付片2cを形成し、
イ.その押付片2cは、ほぼクランク状に表面側に折り曲げて、その先端に、くの字形に裏面側に折れ曲がり、前記の挟込片2hの延長面近傍において、さらに、L字形に表面側に折れ曲がる、押付端2dを形成し、
e.それらの位置決片2eと押付片2cと挟込片2hの延長面とにより、保持間隙2kを形成する。
【0020】
C.図1,図2,図3,及び図4に示す、実施例1の壁面5の施工は、
a.次のように施工して、壁下地5aを形成し、
イ.柱5bと間柱5cの上端に、胴差5dを乗せて木組みにより固定し、
ロ.その胴差5dの上に、他の柱5bと間柱5cとを乗せて木組みにより固定し、壁下地5aを形成し、
b.その壁下地5aの上に、建築用パネル1を、複数、次のように施工し、
イ.その壁下地5aの下方から施工された、建築用パネル1の釘打片1hを、次のように取付部材2により、壁下地5aに押し付け施工し、
ロ.柱5bや間柱5cとの交差する位置の、その建築用パネル1の釘打片1hに、
ハ.取付部材2の挟込片2hと押付端2dとの間を、その釘打片1hの折返端1iに被せて押し付け、
ニ.その釘打片1hの折返端1iが、取付部材2の位置決端2fに当たり、その取付部材2の位置決片2eを押し広げ、
ホ.取付部材2の保持間隙2kの中に、釘打片1hの折返端1iが差し込まれて、取付部材2の位置決端2fが復元して、
ヘ.取付部材2の押付端2dが、建築用パネル1の釘打片1hを裏面方向に押し付けて、取付部材2の挟込片2hが表面方向に押し付けて、建築用パネル1の釘打片1hを取付部材2の押付端2dと挟込片2hとにより挟み込み、
ト.その取付部材2の取付片2aの取付孔2bを釘打ちして、前記の柱5bや間柱5cや胴差5dに固定し、
チ.上記を繰り返して、複数の取付部材2により建築用パネル1の釘打片1hを押し付け施工し、
リ.その押し付け施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1dを差し込み、
ヌ.後者の建築用パネル1を上記のようにして、複数の取付部材2により建築用パネル1を押し付け施工し、
ル.上記を繰り返して残った壁下地5aの上に、複数の建築用パネル1により覆う壁面5を施工する。
【実施例2】
【0021】
図5,図7,図8,図9,図10,及び図11は、この発明の実施例2を示すものである。
【0022】
A.図5に示す、実施例2においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0023】
B.図11に示す、実施例2の取付部材2は、金属板6を成形して、
a.平坦で細長い矩形の間隔板2jの、一短辺の中程を長辺方向に延長した、取付片2aに、小径で円形の孔をあけて、取付孔2bを形成し、
b.その取付片2aを延長して、次のような、押付片2cを形成し、
イ.その押付片2cは、ほぼクランク状に表面側に折り曲げて、その先端をくの字形に裏面側に折り曲げて、前記の間隔板2jを延長した面の近傍において、さらに、L字形に表面側に折り曲げて押付端2dを形成し、
c.取付片2aを挟むように、前記の間隔板2jの両側を長辺方向に延長して、次のような、位置決片2eを形成し、
イ.その位置決片2eは、押付片2cの手前において、その先端に、くの字形に表面側に折れ曲がる、位置決端2fを形成し、
d.前記の間隔板2jでの他方の短辺の両側を、長辺方向に延長して、次のような、挟込片2hを形成し、
イ.その挟込片2hは、その先端をくの字形に表面側に折り曲げて、さらに、L字形に裏面側に折り曲げて、支持端2iを形成し、
ロ.その支持端2iから、前記の位置決端2fまでの長さを、建築用パネル1の施工ピッチに合わせて構成し、
e.それらの押付片2cと挟込片2hの延長面とにより、保持間隙2kを形成する。
【0024】
C.図7,図8,図9,及び図10に示す、実施例2の壁面5の施工は、
a.次のように施工して、壁下地5aを形成し、
イ.柱5bと間柱5cの上端に、胴差5dを乗せて木組みにより固定し、
ロ.その胴差5dの上に、他の柱5bと間柱5cとを乗せて木組みにより固定し、壁下地5aを形成し、
b.その壁下地5aの上に、建築用パネル1を、複数、次のように施工し、
イ.その壁下地5aの下方に、建築用パネル1を配置し、
ロ.次に、柱5bや間柱5cとの交差する位置の、その建築用パネル1の釘打片1hの折返端1iに、取付部材2の押付片2cを合わせて重ね、取付部材2の取付孔2bにより、前記の柱5bや間柱5cや胴差5dの壁下地5aに釘打ち固定し、
ハ.上記を繰り返して、複数の取付部材2により建築用パネル1の釘打片1hを押し付け施工し、
ニ.その押し付け施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1dを差し込み、
ホ.後者の建築用パネル1を、次のようにして、複数の取付部材2により建築用パネル1を押し付け施工し、
ヘ.釘打ち固定された取付部材2の挟込片2hに、後者の建築用パネル1の釘打片1hを重ねて、
ト.釘打ち固定された取付部材2の支持端2iに、他の取付部材2の位置決端2fを乗せて、また、後者の建築用パネル1の釘打片1hの折返端1iに、取付部材2の押付片2cを合わせて重ね、取付部材2の取付孔2bにより、前記の柱5bや間柱5cや胴差5dの壁下地5aに釘打ち固定し、
チ.上方の取付部材2の押付片2cと、下方の取付部材2の挟込片2hと支持端2iとにより、保持間隙2kを形成し、
リ.上方の取付部材2の押付端2dが、建築用パネル1の釘打片1hを裏面方向に押し付けて、下方の取付部材2の挟込片2hが表面方向に押し付けて、建築用パネル1の釘打片1hを取付部材2の押付端2dと挟込片2hとにより挟み込み、
ヌ.上記を繰り返して残った壁下地5aの上に、複数の建築用パネル1により覆う壁面5を施工する。
【実施例3】
【0025】
図5,図12,図13,図14,図15,図16,図17,及び図18は、この発明の実施例3を示すものである。
【0026】
A.図5に示す、実施例3においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0027】
B.図16に示す、実施例3の取付部材2である、下取付具2nと、上取付具2oとは、細長い矩形の金属板6を成形して、
a.その下取付具2nは、
イ.ほぼ平坦で細長い矩形を呈し、裏面側に開口する底辺を欠く等脚台形の断面の、突条をその途中に持つ、取付片2aを形成し、
ロ.その取付片2aの一端を表面側に折り返して、更に、L字形に裏面側に折り曲げて保持段差2mを形成し、
ハ.更に、L字形に表面側に折り曲げて、押付片2cを形成し、
ニ.その押付片2cを、L字形に表面側に折り曲げて、先端をわずかに裏面側に反らした、押付端2dを形成し、
b.その上取付具2oは、
イ.ほぼ平坦で矩形を呈する、取付片2aを形成し、
ロ.その取付片2aの一端を、L字形に表面側に折り返して、更に、L字形に裏面側に折り曲げて保持段差2mを形成し、
ハ.更にL字形に表面側に折り曲げて、押付片2cを形成し、
ニ.その押付片2cを、L字形に裏面側に折り曲げて、先端をわずかに表面側に反らした、押付端2dを形成し、
【0028】
C.図17に示す、実施例3の水切3は、
a.その水切3は、長尺の金属板6を成形して、
b.平坦な面から側方に、クランク状に裏面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した水切面3cを形成し、
c.その水切面3cから他の側方に、くの字形に裏面側に折り曲げて、流水面3bを形成し
d.その流水面3bを、くの字形に表面側に折り曲げて、その先端を表面側に折り返した、釘打面3aを形成する。
【0029】
D.図18に示す、実施例3の見切縁4は、
a.その見切縁4は、長尺の金属板6を成形して、
b.平坦な一端を裏面側に折り返した見切辺4bを形成し、
c.その見切辺4bの他端を、L字形に裏面側に折り曲げて、表面側に開口する片方の長辺を欠く矩形の断面の、係止溝4eを形成し
d.さらに、延長して、見切底4cを形成し、
e.その見切底4cにおいて、係止溝4eの途中を切断するように、見切底4cに平行な平面への投影が円形の孔を、複数開けて、水抜孔4dを形成し、
f.また、その見切底4cをL字形に裏面側に折り曲げて、表面側に開口する底辺を欠く断面三角形の突条を途中に持ち、先端を裏面側に折り返した、ほぼ平坦な釘打辺4aを形成する。
【0030】
E.図12,図13,図14,及び図15に示す、実施例3の壁面5の施工は、
a.次のように施工して、壁下地5aを形成し、
イ.柱5bと間柱5cの上端に、胴差5dを乗せて木組みにより固定し、
ロ.その胴差5dの上に、他の柱5bと間柱5cとを乗せて木組みにより固定し、壁下地5aを形成し、
b.その壁下地5aの上に、建築用パネル1を、複数、次のように施工し、
イ.その壁下地5aの下方に、建築用パネル1を配置し、柱5bや間柱5cとの交差する位置の、その建築用パネル1の釘打片1hを釘打ち固定し、
ロ.次に、その施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1dを差し込み、後者の建築用パネル1の釘打片1hを釘打ち固定し、
ハ.上記を繰り返して、複数の建築用パネル1により、前記の胴差5dの下方の壁面5を施工し、
ニ.そのようにして最後に施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、嵌合後に胴差5dの所定位置に合うように、建築用パネル1の前面1bを長手方向に切断して長切断端1mを形成し、後者の建築用パネル1の差込片1dを差し込み、
ホ.後者の建築用パネル1を、次のようにして、複数の取付部材2の下取付具2nにより建築用パネル1を押し付け施工し、
ヘ.後者の建築用パネル1の前面1bと長切断端1mとの角に、下取付具2nの押付片2cと押付端2dとの角を合わせて、下取付具2nの取付片2aを釘打ち固定し、
ト.上記を繰り返して、複数の下取付具2nにより、後者の建築用パネル1の前面1bを押し付け施工し、
c.上記により、施工された下取付具2nに、水切3を次のように施工し、
イ.それらの施工された複数の下取付具2nの保持段差2mの上面に、水切3の流水面3bを乗せて、
ロ.その水切3の釘打面3aを釘打ち固定し、
ハ.下取付具2nの押付片2cと保持段差2mと、水切3の流水面3bとにより、保持間隙2kを形成し、
d.その固定された水切3の上に、見切縁4を次のように施工し、
イ.その水切3の流水面3bと釘打面3aとの角に、見切縁4の見切底4cと釘打辺4aとの角を合わせて、
ロ.その見切縁4の釘打辺4aを釘打ち固定し、
f.その固定された見切縁4の中に、上取付具2oを次のように施工し、
イ.その見切縁4の、見切底4cと釘打辺4aとの角に、取付片2aと保持段差2mとの折返しを合わせて、
ロ.その上取付具2oの取付片2aを釘打ち固定し、
ハ.上取付具2oの押付片2cと保持段差2mと、見切縁4の見切底4cとにより、保持間隙2kを形成し、
g.その固定された上取付具2oの中に、他の建築用パネル1を次のように差し込み、
イ.その上取付具2oの取付片2aと押付端2dとの間に、建築用パネル1の差込部1cを差し込み、その釘打片1hを釘打ち固定し、
ロ.次に、その施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1dを差し込み、
ハ.上記を繰り返して、複数の建築用パネル1により、前記の胴差5dの上方の壁面5を施工し、
ニ.そして、胴差5dに施工された水切3の上方と下方とに、複数の建築用パネル1による、壁面を施工する。
【実施例4】
【0031】
図19,図20,図21,図22,図23,及び図24は、この発明の実施例4を示すものである。
【0032】
A.図23に示す、実施例4においての建築用パネル1は、
a.金属板6による長尺の表面材1aを成形して、ほぼ平坦な前面1bを形成し、
b.その前面1bの一側端に、次のような、差込片1dを持つ差込部1cを形成し、
イ.その差込部1cは、前面1bの一側端を裏面側に折り返して、さらに、クランク状に表面側に折り曲げ、さらに、U字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した差込片1dを形成し、
c.前面1bの他側端に、次のような、嵌合片1eと、嵌合溝1fと、取付溝1gと、釘打片1hと、折返端1iとを形成し、
イ.前記の前面1bを、くの字形に裏面側に折り曲げて、さらに、クランク状に裏面側に折り曲げて、そして、裏面側に折り返して、嵌合片1eを形成し、
ロ.その嵌合片1eを、U字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1fを形成し、
ハ.その嵌合溝1fを、くの字形に表面側に折り曲げて、さらに、L字形に裏面側に折り曲げて、表面側に突起し裏面側に開口する断面山形の、取付溝1gを形成し、
ニ.その取付溝1gをくの字形に表面側に折り曲げ延長して、裏面側に開口する断面半円形の突条を途中に持ち、先端に表面側に折り返した折返端1iとを持つ、釘打片1hを形成し、
d.また、成形した表面材1aの裏面側に、裏面材1kにより覆った、発泡合成樹脂7による次のような、裏打材1jを形成し、
イ.その裏面材1kは、差込部1cの前面1bと差込片1dとの隙間から、釘打片1hに亘る間を覆い、
ロ.その差込部1cの、近傍において、クランク状に厚さを増加して、釘打片1hへ続く、平坦な裏打材1jを形成し、
e.それらの表面材1aと裏打材1jとを切断して、長手方向の両端に切断端1lを形成する。
【0033】
B.図24に示す、実施例4の取付部材2は、複数の細長い矩形の間を幅の狭い部分によりつなぐ形の、金属板6を成形して、
a.平坦で細長い矩形の間隔板2jの一短辺の中程の幅の狭い部分を、延長しL字形に表面側に折り曲げて、次のような、保持緩衝2lを形成し、
イ.その保持緩衝2lは、さらに、U字型に裏面側に折り曲げて、そしてU字型に表面側に折り曲げて、またU字型に裏面側に折り曲げて形成し、
ロ.次に、L字形に表面側に折り曲げて、取付片2aの中程に連続し、
b.その取付片2aを、くの字形に表面側に折り曲げて、さらに、L字形に裏面側に折り曲げて、表面側に突起し裏面側に開口する断面山形の、位置決筋2gを形成し、
c.その位置決筋2gを挟む様に、くの字形に表面側に折り曲げて延長し他の間隔板2jを形成し、
d.上記を繰り返して、取付片2aと位置決筋2gと間隔板2jとからなる、複数のほぼ細長い矩形と、その間を繋ぐ保持緩衝2lとからなり、
e.それらのと位置決筋2g間のピッチは、建築用パネル1と他の建築用パネル1とを、変形しない程度に押し付けて施工した場合のピッチより、嵌合が外れない範囲で長く形成する。
【0034】
C.図19,図20,図21,及び図22に示す、実施例4の壁面5の施工は、
a.次のように施工して、壁下地5aを形成し、
イ.柱5bと間柱5cの上端に、胴差5dを乗せて木組みにより固定し、
ロ.その胴差5dの上に、他の柱5bと間柱5cとを乗せて木組みにより固定し、壁下地5aを形成し、
b.その壁下地5aの上に、取付部材2を、複数、次のように施工し、
イ.その壁下地5aの柱5bの上に、取付部材2を釘打ち固定し、
ロ.壁下地5aの、その他の柱5bや間柱5cの上に、固定した取付部材2の位置決筋2gに合わせて、他の取付部材2の位置決筋2gのレベルを合わせて、後者の取付部材2を釘打ち固定し、
ハ.上記を繰り返して、柱5bや間柱5cの上に、位置決筋2gのレベルを合わせた、複数の取付部材2を施工し、
c.その壁下地5aの固定した取付部材2上に、建築用パネル1を、複数、次のように施工し、
イ.その壁下地5aの固定した取付部材2の位置決筋2gに、下方から施工された、建築用パネル1の釘打片1hの取付溝1gを被せて、その釘打片1hを釘打ち固定し、
ロ.上記を繰り返して、柱5bや間柱5cとの交差する位置の、その建築用パネル1の釘打片1hを釘打ち固定し、
ハ.その釘打ち固定された建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1dを差し込み、
ニ.後者の建築用パネル1の釘打片1hの取付溝1gを、壁下地5aの固定した取付部材2の位置決筋2gに被せて、その建築用パネル1の釘打片1hを、複数釘打ち固定し施工し、
ホ.前者の建築用パネル1の嵌合片1eと、後者の差込片1dに連なる溝部の最奥との間に隙間が空いて、施工間隙1nを形成し、
ヘ.上記を繰り返して残った壁下地5aの上に、複数の建築用パネル1の間に、施工間隙1nを形成した建築用パネル1により覆う、壁面5を施工する。
【実施例5】
【0035】
図5,図25,図26,図27,図28,及び図29は、この発明の実施例5を示すものである。
【0036】
A.図5に示す、実施例5においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0037】
B.図29に示す、実施例5の取付部材2は、金属板6を成形して、
a.平坦な、取付片2aに、小径の円形をした、取付孔2bを複数穴あけし、
b.その取付片2aの両端と、内方に間隔を開けて複数枚を側方に延長して、挟込片2hを形成し、
c.その両側の挟込片2hの内側に接する部分の、挟込片2hを切り出した、金属板6を側方に延長して、次のような、押付片2cを形成し、
イ.その押付片2cは、ほぼクランク状に表面側に折り曲げて、その先端をくの字形に裏面側に折り曲げて、前記の挟込片2hの延長面近傍において、さらに、くの字形に表面側に折り曲げて延長し、くの字形に表面側に折り曲げた、押付端2dを形成し、
e.それらの押付片2cと挟込片2hの延長面とにより、保持間隙2kを形成し、
f.その保持間隙2kの奥側に、弾性変形し易い発泡合成樹脂7の、ひも状の弾性樹脂7aによる、保持緩衝2lを装着する。
【0038】
C.図25,図26,図27,及び図28に示す、実施例5の壁面5の施工は、
a.次のように施工して、壁下地5aを形成し、
イ.柱5bと間柱5cの上端に、胴差5dを乗せて木組みにより固定し、
ロ.その胴差5dの上に、他の柱5bと間柱5cとを乗せて木組みにより固定し、壁下地5aを形成し、
b.その壁下地5aの上に、建築用パネル1を、複数、次のように施工し、
イ.その壁下地5aの下方から施工された、建築用パネル1の釘打片1hを、次のように取付部材2により、壁下地5aに押し付け施工し、
ロ.柱5bや間柱5cとの交差する位置の、その建築用パネル1の釘打片1hに、
ハ.取付部材2の挟込片2hと押付端2dとの間を、その釘打片1hの折返端1iに被せて、
ニ.その釘打片1hの折返端1iが、取付部材2の保持緩衝2lに当たり、
ホ.取付部材2の保持間隙2kの中に、釘打片1hの折返端1iが差し込まれて、
ヘ.取付部材2の押付端2dが、建築用パネル1の釘打片1hを裏面方向に押し付けて、取付部材2の挟込片2hが表面方向に押し付けて、建築用パネル1の釘打片1hを取付部材2の押付端2dと挟込片2hとにより挟み込み、
ト.その取付部材2の取付片2aの取付孔2bを釘打ちして、前記の柱5bや間柱5cや胴差5dに固定し、
チ.上記を繰り返して、複数の取付部材2により建築用パネル1の釘打片1hを押し付け施工し、
リ.その押し付け施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1dを差し込み、
ヌ.後者の建築用パネル1を上記のようにして、複数の取付部材2により建築用パネル1を押し付け施工し、
ル.上記を繰り返して残った壁下地5aの上に、複数の建築用パネル1により覆う壁面5を施工する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】 外壁の施工状態を示す一部省略断面図(実施例1)
【図2】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図3】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図4】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図5】 建築用パネルを示す一部省略斜視図(実施例1、2、3、及び5)
【図6】 取付部材を示す斜視図(実施例1)
【図7】 外壁の施工状態を示す一部省略断面図(実施例2)
【図8】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図9】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図10】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図11】 取付部材を示す斜視図(実施例2)
【図12】 外壁の施工状態を示す一部省略断面図(実施例3)
【図13】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図14】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図15】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図16】 取付部材を示す斜視図(実施例3)
【図17】 水切を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図18】 見切縁を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図19】 外壁の施工状態を示す一部省略断面図(実施例4)
【図20】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図21】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図22】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図23】 建築用パネルを示す一部省略斜視図(実施例4)
【図24】 取付部材を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図25】 外壁の施工状態を示す一部省略断面図(実施例5)
【図26】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図27】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図28】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図29】 取付部材を示す一部省略斜視図(実施例5)
【符号の説明】
【0040】
1 建築用パネル
2 取付部材
3 水切
4 見切縁
5 壁面
6 金属板
7 発泡合成樹脂

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ほぼ平坦な前面の一側端に差込片を形成し、その前面の他側端に嵌合溝と釘打片とを形成する複数の建築用パネルを、連続接続して壁下地に取付る取付部材に関して、その施工した建築用パネルと取付部材との間に、建築用パネルが壁面の建築用パネルの幅方向にずれることを可能とする保持間隙か、建築用パネルと他の建築用パネルとの間に、壁面の建築用パネルの幅方向にずれることを可能とする施工間隙の、少なくとも一種類を形成することを特徴とする建築用パネルの取付部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2008−175034(P2008−175034A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−34093(P2007−34093)
【出願日】平成19年1月17日(2007.1.17)
【出願人】(391022647)株式会社チューオー (21)
【Fターム(参考)】