説明

引き戸の案内装置

【課題】壁体又は他の隣の戸本体側の案内片が係入して戸本体を案内する案内溝に幅広部分を設ける必要がなく、また戸本体の最終位置での戸本体の保持を簡単な構造で行うことができるようにすること。
【解決手段】
吊り下げ走行する戸本体14の下端面に走行方向に延びる案内溝30を有し、壁体12又は他の隣の戸本体14に取り付けられて案内溝30に係入する案内片42を有する振れ止め部材40を前記戸本体の開閉の最終位置で弾性的に保持する保持部材50を備え、この保持部材50は、案内溝30の下方を延びるように戸本体の下面に取り付けられて戸本体の最終位置で振れ止め部材40の案内片42以外の部分に弾性的に係合する保持片54から成っている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引き戸を開閉する際に振れ止めしながら戸本体を案内し、引き戸の開閉の最終位置(完全開位置及び/又は完全閉位置)で戸本体が開閉方向に変位するのを防止するように保持する引き戸の案内装置に関するものであり、特に、引き戸の最終位置で戸本体を保持する保持構造を改良した引き戸の案内装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術によるこの種の引き戸が特許文献1(特許第2863136号公報)に開示されており、この引き戸は、戸本体2乃至4の上端が上レールR2乃至R4にそれぞれ走行自在に吊り下げられ、戸本体の下端面7に走行方向に延びる案内溝8を有し、戸本体が沿っている壁体又は平行に配置された隣の戸本体に取り付けられた振れ止め部材10、11の案内片12が戸本体の案内溝8に係合して戸本体が開閉する際に戸本体の案内溝8と壁体又は他の引き戸の案内片12との係合で引き戸の開閉時の引き戸の振れが抑制される。一方、戸本体は、その開閉の最終位置、例えば、完全閉位置で案内片12が案内溝8の末端内に配置された保持部材20に弾性的に保持されて戸本体2乃至4が案内溝8内でがたついたり開閉方向に変位したりするのを防止している
【0003】
この従来技術の引き戸は、保持部材20が案内溝8内に配置されているが、保持部材20は、戸本体側の案内片12を両側から抱き止めるような構造を有するため、戸本体側の案内片12が係入する案内溝8の部分(末端以外の部分)の幅よりも大きな幅を有することになり、このため、案内溝8は、末端では保持部材20が入り込むのに充分な幅広とすることが必要となる。
【0004】
このように、特許文献1の従来技術では、案内溝8は、長手方向に異なる幅の溝部分を有することになるので、溝の加工が複雑で面倒であり、また保持部材は、案内片を挟み込むような1対の弾性挟持片を内部に取り付けることを必要とし、保持部材の構造も複雑となる欠点があった。
【0005】
【特許文献1】特許第2863136号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、壁体又は他の隣の戸本体側の案内片が係入して戸本体を案内する案内溝に幅広部分を設ける必要がなく、また戸本体の最終位置での戸本体の保持を簡単な構造で行うことができる引き戸の案内装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の課題解決手段は、上端で上レールに走行自在に吊り下げられる戸本体の下端面に走行方向に延びる案内溝を有し、壁体、床又は他の隣の戸本体に取り付けられて前記案内溝に係入する案内片を有する振れ止め部材と、前記戸本体に取り付けられ前記戸本体の開閉の最終位置で前記振れ止め部材を弾性的に保持する保持部材とを備えた引き戸の案内装置において、前記保持部材は、前記戸本体の下面に取り付けられて前記戸本体の最終位置で前記振れ止め部材の案内片以外の部分に弾性的に係合する保持片から成っていることを特徴とする引き戸の案内装置を提供することにある。
【0008】
本発明の課題解決手段において、前記保持部材の保持片は、前記戸本体の案内溝の下方に位置するストリップ状の弾性保持片であるのが好ましい。
【0009】
また、本発明の課題解決手段において、前記振れ止め部材は、前記壁体、床又は他の隣の戸本体の壁面に取り付けられて前記戸本体の下面の下方に位置して前記案内片を一体に有するL字形の形態を有し、前記保持部材の保持片は、前記戸本体の最終位置で前記振れ止め部材のL字形部分に係合するのが好ましい。
【0010】
この場合、前記保持部材の保持片は、下面が下向きに凸となるように湾曲しており、前記振れ止め部材のL字形部分のウエブの上面に前記保持片の下面が係入する凹みを有していてもよいし、前記保持部材の保持片は、下面に凹部を有し、前記振れ止め部材のL字形部分のウエブの下面に前記保持片の凹部に係入する凸部を有していてもよい。
【0011】
更に、本発明の課題解決手段において、前記保持部材は、前記振れ止め部材の案内片の両側に延びる1対の保持片を有していてもよく、この場合、前記戸本体の開閉方向の向きに応じて対応する振れ止め部材の案内片の内側に位置する一方の保持片が前記振れ止め部材のL字形部分に係合するようにする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、上記のように、戸本体の開閉の最終位置で振れ止め部材を弾性的に保持する保持部材の保持片は、戸本体の案内溝の外で振れ止め部材に係合して戸本体の最終位置で弾性的に保持するので、保持片は、戸本体の案内溝内に取り付ける必要がなく、従って戸本体の案内溝は、振れ止め部材の案内片が振れ止めしながら案内されるように係入することができる同じ幅で全長に亘って形成することができ、案内溝の加工が容易である。
【0013】
また、戸本体の案内溝は、幅広部分を必要としないで全長に亘って同じ幅で形成することができるので、薄い引き戸に好適に適用することができる。
【0014】
また、保持部材が1対の保持片を有すると、引き戸の開閉の向きに応じていずれかの保持片を使用することができ、1種の保持部材でいずれの開閉方向の引き戸にも適用することができ、部品数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の実施の形態による案内装置を備えた引き戸の下側から俯瞰した斜視図である。
【図2】図1の案内装置の振れ止め部材を有する位置での拡大横断面図である。
【図3】図1の案内装置の要部を縦断面で拡大して示し、同図(A)は、保持部材が戸本体の振れ止め部材を保持していない状態の縦断面図、同図(B)は、保持部材が戸本体の振れ止め部材を弾性的に保持している状態の縦断面図である。
【図4】図1の案内装置の要部を下面側から拡大して示し、同図(A)は、保持部材が戸本体の振れ止め部材を保持していない状態の下面図、同図(B)は、保持部材が戸本体の振れ止め部材を弾性的に保持している状態の下断面図である。
【図5】図2と同様であるが、振れ止め部材の保持状態を理解し易くするために案内片を省略して示し同図(A)は、保持部材が戸本体の振れ止め部材を保持していない状態の縦断面図、同図(B)は、保持部材が戸本体の振れ止め部材を弾性的に保持している状態の縦断面図である。
【図6】本発明に用いられる振れ止め部材を示し、同図(A)乃至(E)はそれぞれ振れ止め部材の正面図、上面図、側面図、上から見た斜視図及び下から見た斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による保持部材を示し、同図(A)乃至(F)は、それぞれ、その正面図、上面図、下面図、上面図のD−D線断面図、上から見た斜視図及び下から見た斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態による振れ止め部材と保持部材との関係を示し、同図(A)乃至(C)は、それぞれ、その両部材が噛み合う前の斜視図、保持部材を分解した状態の図8(B)と同様の斜視図及び両部材が噛み合った状態の斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態による引き戸の案内装置を保持部材のねじ止め部分から外れた位置で断面にして示し、同図(A)(B)は、その振れ止め部材と保持部材との係合前と係合後の相互関係をそれぞれ示す垂直断面図である。
【図10】図9と同じ実施の形態による引き戸の案内装置を示し、同図(A)(B)は、その振れ止め部材と保持部材との係合前と係合後の相互関係をそれぞれ示す斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の第1の実施の形態による案内装置20を備えた引き戸10が図1乃至図5に示されており、図示の形態では、引き戸10は、壁体12に平行に配置された2つの戸本体14A、14Bから成っており、これらの戸本体14A、14Bは、壁体12に支持された図示しない上レールにそれぞれ吊りローラを介して壁体12に平行に沿って開閉するように走行自在に支持されている。
【0017】
案内装置20は、戸本体14A、14B(以下総体的には符号14で示す)の下端面14Lに設けられ走行方向に延びる案内溝30と、戸本体14Aに平行に配置された壁体12及び戸本体14Bに平行に配置された他の隣の戸本体14Aにそれぞれ取り付けられて案内溝30に係入する案内片42を有する振れ止め部材40と、戸本体14に取り付けられ戸本体14の開閉の最終位置で振れ止め部材40を弾性的に保持する保持部材50とを備えている。
【0018】
戸本体14の案内溝30は、図1及び図4から解るように、所定の同じ幅で全長に亘って延びており、この溝幅30Wは、振れ止め部材40の案内片42が戸本体の走行方向に自由に摺動できるように係入するのに必要な寸法に設定されている。
【0019】
振れ止め部材40は、図6に示すように、壁体12又は他の隣の戸本体14Bの壁面にねじ止めすべき取付け片44とこの取付け片44の下端から水平に延びるウエブ46とこのウエブ46の取付け片44とは反対側から垂直に起立して案内片42を形成する冠状体42Cが嵌合して取り付けられる案内片支持部42Sとから成っている。従って、この振れ止め部材40は、取付け片44とウエブ46とでL字形部分40Lを形成している。この振り止め部材40は、取付け片44を壁体12又は他の隣の戸本体14Bの壁面にねじ44S(図3参照)によって固定して取り付けられている。なお、図6において、符号44Hは、ねじ40Sが貫通するねじ貫通孔である。
【0020】
保持部材50は、図7に示すように、戸本体14の下端(図3及び図5参照)に埋め込んで取り付けられる取付け体52と、案内溝30の下方に位置してこの取付け体52から案内溝30の下方に位置して戸本体14の開閉の最終位置で振れ止め部材40の案内片42以外の部分に弾性的に係合する保持片54とから成っている。図示の形態では、取付け体52は、図7(D)、図8(B)に示すように、保持片54を一体に有する基体52Bとこの基体52B内に重合するカラー52Cとから成っているが、これらは一体に形成されていてもよい。また、図示の形態では、保持片54は、案内溝30の下方を案内溝30に沿って延びるストリップ状の弾性保持片であるのが示されているが、保持片54は弾性を有しないでこの保持片54が係合する振れ止め部材側の係合部分に弾性を持たせてもよい。なお、「案内溝30の下方」とは、案内溝30の下面開口部から離れている場合だけではなく、案内溝30内でなければ、案内溝の下面開口部と同一面、即ち、戸本体14の下面に位置していてもよく、図3及び図6に示すように、実際には、保持片54の中間は、案内溝30から離れた下方位置にあるが、保持片54両端は、案内溝30の外であるが、案内溝30の下面開口部と同一面、即ち戸本体14の下面にあり、「案内溝30の下方」とはこの両方を含むことを理解すべきである。
【0021】
図示の形態では、取付け体52は、図3に示すように、案内溝30の末端付近に形成された取付け溝14Gに埋め込まれて保持片54が案内溝30の下方に位置するように配置され、この取付け体52は、その内部にねじ40Sが貫通するねじ貫通孔52Hを有し、ねじ40Sは、このねじ貫通孔52Hを貫通して戸本体14に固定されている。図3から解るように、ねじ40Sは、その頭部が戸本体14の下面から突出しないようにねじ貫通孔52H内に入り込んでいる。なお、この取付け体52は、図3から解るように、取付け体52に一体に設けられ戸本体14の下端面14Lに係合するフランジ52Fを有し、このフランジ52Fは、取付け体52が戸本体14に安定に取り付けられるようにする機能を有する。
【0022】
図示の形態では、保持片54は、振れ止め部材40のウエブ46の上面に係合して保持部材50が振れ止め部材40を保持するようにしているが、保持片54が係合する部分は、振れ止め部材40の案内片42と異なる高さ位置、即ち案内溝30内にある部分以外の部分であれば、振れ止め部材40のどの部分であってもよく、例えば、ウエブ46の下面であってもよいし、保持片54は、その板面が垂直になるように延びていて振れ止め部材40のL字形部分40Lの取付け片44の下側部分の垂直面に係合するようにしてもよい。
【0023】
特に、図7、図8(A)(B)に示すように、保持片54は、その先端が対応する戸本体14の移動方向に向けて上向きに湾曲する先端を有し、下面が下向きに凸となるように湾曲しており、一方、特に、図5(B)に示すように、振れ止め部材40のL字形部分40Lのウエブ46の上面に保持片54の凸の下面が係入する浅い凹み46Rを有する。
【0024】
本発明の第1の実施の形態による案内装置20を有する引き戸10の使用状態を述べると、引き戸10の戸本体14A、14Bを完全に閉じ位置から移動したり、完全に開いた位置から閉じ位置に向けて移動したりするように、図示しない吊りローラを介して上レール上を走行しながら開閉する際には、戸本体14の下端面14Lの案内溝30内に相手方である壁12又は他の隣の戸本体14に取り付けられている振れ止め部材40の案内片42が係入しているので、戸本体14がその板面に直角の方向に振れるのが防止され、従って戸本体14は、垂直状態を保ったまま円滑に開閉される(図3乃至5の(A)参照)。
【0025】
一方、これらの戸本体14が開閉の最終位置、例えば、戸本体14が完全に開いた位置(戸本体14と壁体12や他の隣の戸本体に相互に重合した位置)に達すると、その振れ止め部材40は、そのウエブ46の上面の浅い凹部46Rに、相手方の壁体12又は他の隣の戸本体14に取り付けられた保持部材50の保持片54が係入し(図3乃至図5の(B)及び図8(C)参照)、振れ止め部材40が取り付けられている戸本体14が壁体12や他の隣の戸本体14に対して弾性的に保持されるので、戸本体14の走行方向に変位するのが防止される。なお、この保持状態は、図示の場合には、戸本体14の完全に開いた位置で維持されているが、戸本体14が壁体12や他の隣の戸本体14に対して完全に閉じた位置(戸本体14と壁体12や他の隣の戸本体14との重合から完全に外れた位置)でも同様に維持されるようにしてもよい。
【0026】
本発明の第2の実施の形態が図9及び図10に示されており、この実施の形態では、保持部材50は、1つの保持片弾性爪片54ではなく、取付け体52の両側に延びる1対の保持片54を有する。また、これらの保持片54は、図9及び図10の形態では、その下面に凹部54Rを有し、振れ止め部材40のウエブ46は、戸本体14の最終位置で、保持片54の凹部54Rに係入する凸部46Pを上面に有しており、第1の実施の形態とは係合の凹凸が逆となっているが、第1の実施の形態と同じ係合の凹凸であってもよい。この第2の実施の形態の案内装置20は、保持部材50の弾性爪片54が戸本体14の開閉の最終位置で振れ止め部材40のウエブ46の上面の凸部46Pが保持片54の下面の凹部54Rに係入することを除いて図1乃至図8の第1の実施の形態と同じ構造を有し、同様の動作をするが、1対の保持片54は、戸本体14の開閉方向の向きに応じて対応する振れ止め部材40の案内片42の内側に位置する一方の保持片が振れ止め部材40のL字形部分のウエブ46に係合する。
【0027】
このように、第2の実施の形態では、左右の開き方向が異なる戸本体14を最終位置で保持する場合に1対の保持片54のうちいずれかの側の保持片54をウエブに係合するように利用することができるが、振れ止め部材40が、床に取り付けられた逆T字形であって案内片の両側にウエブ面がある場合に、1対の保持片54の両方が両ウエブ面に係合するように使用することもできる。
【0028】
なお、上記実施の形態では、壁体側の戸本体14Aに相応する振れ止め部材40は、L字形部分を構成する取付け片44を壁体12に取り付けたが、取付け片44を省略してウエブ部分を床に取り付けてもよい。
【0029】
また、この種の引き戸は、戸本体の上部に上下調節機構を有するものがあるが、このような上下調節機構を有する場合には、戸本体を上下方向に微調整することによって保持片54と振れ止め部材40との係合部分での保持力を調整することができるので、引き戸の設置が容易となる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明によれば、戸本体の開閉の最終位置で振れ止め部材を弾性的に保持する保持部材は、戸本体の案内溝内ではなく、案内溝の下方に位置する保持片から成っているので、案内溝は、保持部材とは関係なく、従って全長に亘って同じ溝幅で形成することができ、溝加工が容易であり、産業上の利用性がある。
【符号の説明】
【0031】
10 引き戸
12 壁体
14、14A、14B 戸本体
14G 取付け溝
14L 下端面
20 案内装置
30 案内溝
30W 溝幅
40 振れ止め部材
40L L字形部分
40S ねじ
42 案内片
42C 冠状体
42S 案内片支持部
44 取付け片
44H ねじ貫通孔
44S ねじ
46 ウエブ
46R 浅い凹み
46RL 下側凹み
46P 凸部
50 保持部材
52 取付け体
52F フランジ
52H ねじ貫通孔
54 保持片
54P 凸部
54R 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上端で上レールに走行自在に吊り下げられる戸本体の下端面に走行方向に延びる案内溝を有し、壁体、床又は他の戸本体に取り付けられて前記案内溝に係入する案内片を有する振れ止め部材と、前記戸本体に取り付けられ前記戸本体の開閉の最終位置で前記振れ止め部材を弾性的に保持する保持部材とを備えた引き戸の案内装置において、前記保持部材は、前記戸本体の下面に取り付けられて前記戸本体の最終位置で前記振れ止め部材の案内片以外の部分に弾性的に係合する保持片を有していることを特徴とする引き戸の案内装置。
【請求項2】
請求項1に記載の引き戸の案内装置であって、前記保持部材の保持片は、前記戸本体の案内溝の下方に位置するストリップ状の弾性保持片であることを特徴とする引き戸の案内装置。
【請求項3】
請求項2に記載の引き戸の案内装置であって、前記保持部材の保持片は、下面が下向きに凸となるように湾曲していることを特徴とする引き戸の案内装置。
【請求項4】
請求項3に記載の引き戸の案内装置であって、前記振れ止め部材に前記保持片の下面が係入する凹部が設けられていることを特徴とする引き戸の案内装置。
【請求項5】
請求項2に記載の引き戸の案内装置であって、前記保持部材の保持片は、下面に凹部を有し、前記振れ止め部材に前記保持片の下面の凹部に係入する凸部が設けられていることを特徴とする引き戸の案内装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の引き戸の案内装置であって、前記振れ止め部材は、前記壁体、床又は他の戸本体の壁面に取り付けられて前記戸本体の下面の下方に位置し、前記保持部材の保持片は、前記戸本体の最終位置で前記振れ止め部材のL字形部分に係合することを特徴とする引き戸の案内装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の引き戸の案内装置であって、前記保持部材は、前記振れ止め部材の案内片の両側に延びる1対の保持片を有し、少なくとも一方の保持片が前記振れ止め部材に係合することを特徴とする引き戸の案内装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2013−72203(P2013−72203A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−211338(P2011−211338)
【出願日】平成23年9月27日(2011.9.27)
【出願人】(000107572)スガツネ工業株式会社 (153)
【Fターム(参考)】