説明

引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置

【課題】パイプ締結時、外部衝撃によって部品が離脱することを防止し、作業効率を増大する。
【解決手段】外周面に引っ掛け溝111が形成されるパイプ110と、パイプ引入口が形成される連結管120と、第1オーリング130と、支え部材140と、前記支え部材の後端に設置され、一側面上段に前記支え部材の第1引っ掛け段差141と締結する第2引っ掛け段差151が形成され、下段が前記パイプの引っ掛け溝111に挿入され前記パイプを固定するリングスプリング150と、前記リングスプリングの後端に設置され、内側面に圧入面が形成され前記パイプに外力がかかる時前記圧入面を通して前記リングスプリングの外側面を固定させ前記リングスプリングの離脱を防止する絞り部材160及び水密を維持するため前記絞り部材の後端と前記連結管の両側端部に形成された折曲段差の間に設置される第2オーリング170からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はワンタッチタイプパイプ連結装置に関してなるもので、詳しくは、パイプとパイプを結ぶ連結管内に絞り部材を設置し、パイプに外力が発生し移動される場合、絞り部材を通してリングスプリングの外側面を圧搾し離脱を防止し、締結を容易にし、リングスプリングと共にパイプの引張力を増大させ、耐震設計及び熱膨張に対応できるようにする引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、パイプ連結装置は配管の気密性を維持した状態で配管と配管を連結、固定するための手段として主に使用され、その構造的形態によって直線形、エルボー形、T字形、十字形など、多様な形態を持っている。
【0003】
従来のパイプ連結装置は気密性と結合成を高めるため配管の接続部を溶接したり、ネジ結合など別途の固定手段及びスナップリングを必要とするため、配管連結作業が難しく、組み立て工程が増え、施工費が増大される問題点がある。
【0004】
また、このような従来のパイプ連結装置に使われる通常の一般配管用ステンレス鋼管は薄いため、施工現場で溶接はもちろんネジを形成するのが難しく、専用圧搾儀機を使用したり鋼管を拡張するなど、別途の工程が要ると言う不便さがある。
【0005】
このような従来技術の問題点を解消するため、ジョー(JAW)を利用したパイプ連結装置が多数開発された。
その内、大韓民国特許公報10-0937925号、パイプ連結装置は、図1または図3に図示されるように、両側に空間部(11)を持ち、前記空間部(11)と空間部(11)の間に第1段段差(13)と第2段段差(15)が形成されて、両側端部に折曲段差(17)を形成し、パイプ引入口(19)が形成される連結管(10)と;水密を維持するために前記連結管(10)のそれぞれの第1段段差(13)と対応する位置に挿入されるオーリング形の水密パッキング(20)と片側に内段差(31a)と外段差(31b)を具備し二重管形に形成されるボディー(31)と、前記ボディー(31)の外段差(31b)に相互対称され形成される開口部(33)と、前記開口部(33)の下段両側に形成される軸挿入溝(35)と、前記軸挿入溝(35)から前記ボディー(31)の内段差(31a)側へテーパされた形で形成されるスライディング版(37)と、前記ボディー(31)の内段差(31a)と外段差(31b)が会う一片側に形成されるスプリング挿入溝(39)から成り立ち前記水密パッキング(20)と前記連結管(10)の折曲段差(17)の間に設置され、側面に複数の厚入段差(81)が形成される支え部材(80)により前記連結管(10)の空間部(11)に固定されるジョーハウジング(30)と;前記ジョーハウジング(30)に結合する固定ジョー(40)と;前記固定ジョー(40)に弾発力を提供するために前記ジョーハウジング(30)に結合されるリングスプリング(50)と;外側面に前記固定ジョー(40)が挿入されるように引っ掛け溝(61)が形成され前記ジョーハウジング(30)により前記連結管(10)空間部(11)の中に挿入され固定結合されるパイプ(60)、及び前記連結管(10)に挿入された前記パイプ(60)をワンタッチで離脱させるために前面一側にフランジ(71)が形成され、前記フランジ(71)と近接する後面にはギャップ溝(73)が形成され、末端には前記固定ジョー(40)を上層させるために傾斜段差(75)が形成されたジョー離脱部材(70)から成り立つ。
【0006】
しかし、このようなジョーを使う場合、ジョーハウジングの構成が複雑であり、ジョーハウジングに結合するジョーとリングスプリングが手動で組み合わせにくく、製作単価が上昇し、特に移動の場合や現場で設置する時衝撃によりジョーがたやすく離脱することによって作業効率が下がるという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】大韓民国特許10-0937925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前記のような問題点を解決するためのもので、連結管と、オーリングと、リングスプリング及び絞り部材から簡単に構成され、パイプを締結する時パイプの引っ掛け溝にリングスプリングが締結されるようにして製造時間及び製作単価を下げ、外部衝撃によって部品が離脱することを防止し、作業効率を増大させる、引張力増大、及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置を提供することにその目的がある。
【0009】
また本発明は、パイプとパイプを連結する連結管内に絞り部材を設置し、パイプに外力が発生し移動される場合、絞り部材を通してリングスプリングの外側面を圧搾し離脱を防止すると共に、リングスプリングと共にパイプの引張力、すなわちパイプが離脱することを阻止する力を増大させる引張力増大、及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置を提供することに他の目的がある。
【0010】
また、本発明はリングスプリングがパイプに固定された状態に支え部材と絞り部材の間で左右に移動されられるギャップを提供し、耐震設計及び熱膨張に対応できるようにする引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置を提供することにその他の目的がある。
【0011】
また、本発明は連結管内に支え部材を設置し、パイプを挿入する時リングスプリングの位置を固定しリングスプリングが上下に遊動することを防止する引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置を提供することにその他の目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記のような目的を達成するための本発明の特徴は
外周面に四角形態の引っ掛け溝が形成されるパイプと;両側に空間部を持ち、前記空間部と空間部の間に第1段段差と第2段段差が形成され、両側端部に折曲段差を形成しパイプ引入口が形成される連結管と;水密を維持するために前記連結管のそれぞれの第1段段差と対応する位置に挿入される第1オーリングと;前記第1オーリングの後端に設置され、長四角形態に形成されるが、一側面下段に第1引っ掛け段差が突出形成される支え部材と;前記支え部材の後端に設置され、一側面上段に前記支え部材の第1引っ掛け段差と締結する第2引っ掛け段差が形成され、下段が前記パイプの引っ掛け溝に挿入され前記パイプを固定するリングスプリングと;前記リングスプリングの後端に設置されて、内側面に圧入面が形成され前記パイプに外力がかかる時、前記圧入面を通して前記リングスプリングの外側面を固定させ、前記リングスプリングの離脱を防止する絞り部材;及び水密を維持するため前記絞り部材の後端と前記連結管の両側端部に形成された折曲段差の間に設置される第2オーリングからなることを特徴とする。
【0013】
ここで、前記引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置は、前記第2オーリングと前記連結管の両側端部に形成された折曲段差の間に設置されて、円筒の形に形成されるが、側面に複数の加圧突起が突出形成され、前記パイプが挿入する時前記加圧突起が前記連結管に面接され前記パイプの遊動を防止する揺れ防止部材をさらに含む。
【0014】
ここでまた、前記リングスプリングは一端が切開された形態で、その断面形状が長四角形態に形成されるが、前記パイプの圧入の時拡大されるように、他側面の下段に内側に狭まる形態で第1傾斜面が形成される。
【0015】
ここでまた、前記絞り部材はその断面形象が「コト字」形態(或いは「フ」字形態、もしくは、ハングルの子音k音を表すキヨクの文字の形態)に形成されるが、前記リングスプリングを案内するために前記圧入面から外側に向かう第2傾斜面と、前記リングスプリングを拡大する時前記リングスプリングの拡大空間を提供するために前記第2傾斜面の上段で水平に拡大面が延長形成される。
【0016】
ここでまた、前記パイプの引っ掛け溝は前記リングスプリングが締結された状態で前記支え部材と絞り部材の圧入面の間で左右に移動することができるギャップを提供し、前記パイプが外部衝撃や不均等地盤沈下などに対応できるようにするために前記パイプの端部から離隔されて形成されるが、前記パイプの端部が前記連結管の第2段段差に固定される時前記絞り部材の拡大面に位置する。
【発明の効果】
【0017】
前記のように構成される本発明の引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置によれば、連結管と、オーリングと、リングスプリング及び絞り部材で簡単に構成され、パイプ締結の時、パイプの引っ掛け溝にリングスプリングが締結するようにすることで製造時間及び製作単価を下げ、外部衝撃によって部品が離脱することを防止して作業効率を増大させることができる。
【0018】
また、本発明によればパイプとパイプを連結する連結管内に絞り部材を設置しパイプに外力が発生し移動する場合、絞り部材を通してリングスプリングの外側面を圧搾し離脱を防止すると共にリングスプリングと共にパイプの引張力、すなわちパイプが離脱することを阻止する力を増大させることができる。
【0019】
また、本発明によればリングスプリングがパイプに固定された状態で支え部材と絞り部材の間で左右に移動できるギャップを提供し、耐震設計及び熱膨張に対応できる。
【0020】
また、本発明によれば連結管内に支え部材を設置し、パイプ挿入の時リングスプリングの位置を固定させリングスプリングが上下に遊動することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】従来のワンタッチタイプパイプ連結装置を表した図面である。
【図2】従来のワンタッチタイプパイプ連結装置を表した図面である。
【図3】従来のワンタッチタイプパイプ連結装置を表した図面である。
【図4】本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の構成を表した斜視図である。
【図5】本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の構成を表した分解斜視図である。
【図6】本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の構成を表した端面図である。
【図7】本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の動作を説明するための説明図である。
【図8】本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の動作を説明するための説明図である。
【図9】本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の動作を説明するための説明図である。
【図10】本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の動作を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の構成を添付した図面を参照し詳細に説明すると次のようになる。
【0023】
下記で本発明を説明するにあたって、関連公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にぼかす可能性があると判断される場合はその詳しい説明は省略する。そして、後述される用語は本発明での機能を考慮して定義された用語で、これは使用者、運用者の意図又は慣例などによって変わる可能性もある。それゆえその定義は本明細書全般にかかわる内容を元に下されるべきである。
【0024】
図4は本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の構成を表した斜視図で、図5は本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の構成を表した分解斜視図で、図6は本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の構成を表した端面図である。
【0025】
図4又は図6を参照すると、本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置(100)は、パイプ(110)と、連結管(120)と、第1オーリング(130)と、支え部材(140)と、リングスプリング(150)と、絞り部材(160)と、第2オーリング(170)と、揺れ防止部材(180)から構成される。
【0026】
まず、パイプ(110)は金属又は合成樹脂材質で端部外周面に四角形の引っ掛け溝(111)が形成される。ここで、パイプ(110)の引っ掛け溝(111)はパイプ(110)が左右に移動されられるギャップを提供し、部衝撃や不均等地盤沈下などに対応できるためにパイプの端部から離隔されて形成される。
そして、連結管(120)は金属又は合成樹脂材質で中空状の1字形、L字形、T字形なぢの形成されるが、末端に空間部(121)を持ち、空間部(121)と空間部(121)の間に第1段段差(123)と第2段段差(125)が形成され、両側端部に折曲段差(127)を形成してパイプ引入口(129)が形成される。
【0027】
また、第1オーリング(130)は合成樹脂やゴム材質で形成され水密を維持するために連結管(120)とそれぞれの第1段段差(123)と対応する位置に挿入される。
【0028】
また、支え部材(140)は第1オーリング(130)と下記で説明するリングスプリング(150)の間に設置され、リングスプリング(150)を固定し、パイプ(110)の引入時リングスプリング(150)を支えるために長四角形で形成されるが、一側面下段に第1引っ掛け段差(141)が形成される。
【0029】
一方、リングスプリング(150)は金属材質で支え部材(140)後端に設置されパイプ(110)の引っ掛け溝(111)に締結され、パイプ(110)の引入時その形が変形、すなわち拡大されるように一端が切開された形態で、その端面形状が長四角形に形成されるが、支え部材(140)に固定されるように一側面上段に支え部材(140)の第1引っ掛け段差(140)と締結される第2引っ掛け段差(151)が突出形成され、他側面下段、すなわちパイプ(110)と面接する面に内側に狭まる形態で第1傾斜面(153)が形成される。
そして、絞り部材(160)は金属又は合成樹脂材質でリングスプリング(150)の後端に設置され、その端面形象が「コト字」形態(或いは「フ」字形態、もしくは、ハングルの子音k音を表すキヨクの文字の形態)に形成されるが、内側面に圧入面(161)が形成されリングスプリング(150)がパイプ(110)の引っ掛け溝(111)に結合した状態でパイプ(110)に外力がかかりパイプ(110)が外側へ移動する時圧入面(161)を通してリングスプリング(150)の外側面を固定してリングスプリング(150)の離脱を防止し、リングスプリング(150)が拡大時、これを案内するために圧入面(161)から外側に向かう第2傾斜面(163)と、パイプ(110)を挿入する時リングスプリング(150)の拡大空間を提供するために第2傾斜面(163)の上段から水平に拡大面(165)が延長形成される。ここで、絞り部材(160)はパイプ(110)の端部が連結管(120)の第2段段差(125)に固定する時、リングスプリング(150)がパイプ(110)の引っ掛け溝(111)に締結された状態で拡大面(165)に位置するようにその長さが設計される。
【0030】
また、第2オーリング(170)は合成樹脂やゴム材質で形成され水密を維持するために絞り部材(160)の後端と連結管(120)の両側端部に形成された折曲段差(127)の間に設置される。
【0031】
また、揺れ防止部材(180)は第2オーリング(170)と連結管(120)の両側端部に形成された折曲段差(127)の間に設置され、円筒形態に形成されるが、側面に複数の加圧突起(181)が突出形成されてパイプ(110)が挿入する時加圧突起(181)が連結管(120)に面接し、パイプ(110)の遊動を防止する。
【0032】
以下、本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の動作を詳細に説明すると次のようである。
【0033】
図7又は図10は本発明による引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置の動作を説明するための説明図である。
【0034】
まず、連結管(120)のそれぞれの空間部(121)に第1オーリング(130)と、支え部材(140)と、リングスプリング(150)と、絞り部材(160)と、第2オーリング(170)と、揺れ防止部材(180)を順次的に組み立てる。この時、各構成部が相互対称するようにする。この時、リングスプリング(150)は拡大されない状態で第2引っ掛け段差(151)が支え部材(140)の第1引っ掛け段差(140)と締結された状態を維持する。
【0035】
その後、連結管(120)に連結しようとするパイプ(110)一端を連結管(120)の一側引入口(129)に差し込むとパイプの端部が引入されたら揺れ防止部材(180)と第2オーリング(170)及び絞り部材(160)を順次的に通過するようになる。
【0036】
次に、パイプ(110)が引入されるとパイプ(110)の端部が図7に図示されたようにリングスプリング(150)に引っかかる時点が発生するようになる。
続いて、パイプ(110)を圧入させると図8に図示されたように支え部材(140)の支持力によりパイプ(110)の端部がリングスプリング(150)に形成された第1傾斜面(151)を圧迫し結局リングスプリング(150)が拡大される。その時、リングスプリング(150)は絞り部材(160)の拡大面(160)で拡大される。
【0037】
引き続き、図9に図示されたようにリングスプリング(150)の拡大によってパイプ(110)がリングスプリング(150)を通過し、続いて支え部材(140)と、第1オーリング(130)を通過するようになり、リングスプリング(150)がパイプ(110)の引っ掛け溝(111)に締結されてパイプ(110)を固定させる。
【0038】
このような状態で、外部衝撃(地震など)や不均等地盤沈下などが発生し図10に図示されたようにパイプ(110)が連結管(120)を中心として外側へ移動する場合リングスプリング(150)も一緒に移動されリングスプリング(150)が絞り部材(160)の圧入面(161)内に位置することになる。
【0039】
それなら、絞り部材(160)の圧入面(161)がリングスプリング(150)の外側面を加圧し拡大されることを防止するためパイプ(110)が離脱することが遮断される。
【0040】
また、パイプ(110)とリングスプリング(150)が支え部材(140)と絞り部材(160)の圧入面(161)間で左右に移動できるギャップ(g)を提供することで外部衝撃や不均等地盤沈下に効果的に対処できる。
【0041】
本発明は多様に変形が可能で、様々な形にすることができるが、前記発明の詳細な説明では本発明による特別な実施例だけを記述した。しかし、本発明は詳細な説明で言及される特別な形態に限定されるものではないことが理解されなければならないと共に、むしろ添付された請求の範囲によって定義される本発明の精神と範囲内にある全ての変形物と均等物及び代替物を含めるものであると理解されなければならない。
【符号の説明】
【0042】
110 : パイプ 120 : 連結管
130 : 第1オーリング 140 : 支え部材
150 : リングスプリング 160 : 絞り部材
170 : 第1オーリング 180 : 揺れ防止部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周面に四角形体の引っ掛け溝が形成されるパイプと;
両側に空間部を持ち、前記空間部と空間部の間に第1段段差と第2段段差が形成され、両側端部に折曲段差を形成しパイプ引入口が形成される連結管と;
水密を維持するために前記連結管のそれぞれの第1段段差と対応する位置に挿入される第1オーリングと;
前記第1オーリングの後端に設置され、長四角形に形成されるが、一側面下段に第1引っ掛け段差が突出形成される支え部材と;
前記支え部材の後端に設置され、一側面上段に前記支え部材の第1引っ掛け段差と締結される第2引っ掛け段差が形成され、下段が前記パイプの引っ掛け溝に挿入されて前記パイプを固定するリングスプリングと;
前記リングスプリングの後端に設置され、内側面に圧入面が形成され前記パイプに外力がかかり外側へ移動する時前記圧入面を通して前記リングスプリングの外側面を固定させ前記リングスプリングの離脱を防止する絞り部材;及び
水密を維持させるために前記絞り部材の後端と前記連結管の両側端部に形成された折曲段差の間に設置される第2オーリングからなることを特徴とする引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置。
【請求項2】
前記引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置は、
前記第2オーリングと前記連結管の両側端部に形成された折曲段差に間に設置され、円筒形態に形成されるが、側面に複数の加圧突起が突出形成されて前記パイプが挿入する時前記加圧突起が前記連結管に面接され前記パイプの遊動を防止する揺れ防止部材をまた含めることを特徴とする請求項1記載の引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置。
【請求項3】
前記リングスプリングは、
一端が切開された形で、その端面形象は長四角形に形成されるが、前記パイプが圧入する時拡大されるよう他側面に下段に内側へ狭まる形態で第1傾斜面が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置。
【請求項4】
前記絞り部材は、
その端面形象が「コト字」形態に形成されるが、前記リングスプリングを案内するために前記圧入面から外側へ向かう第2傾斜面と、前記リングスプリングを拡大する時前記リングスプリングの拡大空間を提供するため前記第2傾斜面の上段で水平に拡大面が延長形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置。
【請求項5】
前記パイプの引っ掛け溝は、
前記リングスプリングが締結された状態で前記支え部材と絞り部材の圧入面の間で左右に移動できるようギャップを提供し前記パイプが外部衝撃や不均等地盤沈下に対応できるように前記パイプの端部から離隔されて形成されるが、前記パイプの端部が前記連結管の第2段段差に固定される時前記絞り部材の拡大面に位置することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の引張力増大及び締結が容易なワンタッチ挿入式パイプ連結装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−24417(P2013−24417A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−63665(P2012−63665)
【出願日】平成24年3月21日(2012.3.21)
【特許番号】特許第5097302号(P5097302)
【特許公報発行日】平成24年12月12日(2012.12.12)
【出願人】(512072784)エバーテック コーポレーション カンパニー リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】EVERTECH CORPORATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Singil−dong 353 Yeongdeungporo, Yeongdeungpo−gu, Seoul, Republic of Korea
【Fターム(参考)】