説明

恒温槽付水晶発振器の制御システム

【課題】外部の急激な温度変化に対し恒温槽内部の温度を定格温度の範囲内に保つことができる恒温槽付水晶発振器の制御システムを提供することである。
【解決手段】本発明に係る恒温槽付水晶発振器の制御システムは、恒温槽11、水晶発振器12および温度調整部13を有する恒温槽付水晶発振器102と、恒温槽付水晶発振器102の外部の温度を測定する外部温度センサー103と、恒温槽付水晶発振器102および外部温度センサー103に接続される制御部であって、外部温度センサー103が測定する恒温槽付水晶発振器102の外部の温度に応じて、温度調整部13を制御して、恒温槽付水晶発振器102内部の温度を調整する制御部101と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、恒温槽付水晶発振器の制御システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
恒温槽付水晶発振器(OCXO: Oven Controlled Xtal Oscillator)は、水晶発振器を温度の安定した恒温槽内部に設置したものであり、周波数安定度が非常に高い。このように高い周波数安定度を有することから、OCXOは、通信基地局など高精度な周波数信号を必要とする機器に多く使用されている。
【0003】
OCXOは、恒温槽内部を最も水晶発振器の周波数が安定する温度(以下、「飽和温度」という)に保つことで高い周波数安定度を実現している。一般に、OCXOは、恒温槽を加熱するヒーターとOCXO内部の温度を測定する内部温度センサーを備える。OCXOは、内部温度センサーでOCXO内部の温度を測定し、OCXO内部の温度が、飽和温度より低い場合はヒーターをオンして恒温槽を加熱し、飽和温度より高い場合はヒーターをオフして恒温槽を冷却することで、恒温槽内部の温度を、飽和温度に保とうとする。
【0004】
近年、周波数安定度を向上させるため、水晶発振器の温度補償をより高精度で行う発明がなされている(特許文献1参照)。通常、OCXOは、恒温槽内部の温度をヒーターの制御により飽和温度に保つことで、高い周波数安定度を達成している。特許文献1では、内部温度センサーで測定したOCXO内部の温度を制御電圧に変換して出力し、その制御電圧を水晶発振器に印加することで、水晶発振器の周波数を温度補償する方法も併用している。このように、OCXO内部の温度情報をもとに、ヒーターの制御による温度補償と水晶発振器の制御端子への印加電圧による温度補償の2つの温度補償を併用することで、周波数安定度を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−27495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術は、温度が緩やかに変動しているときは、恒温槽内部の温度を所定の範囲内に保つことができる。しかし、温度が急激に変化するときは、恒温槽内部の温度を、定格温度の範囲内に保てなくなる場合がある。ここで、定格温度の範囲とは、水晶発振器が、所定の周波数精度で発振することを保証される温度範囲である。例えば、雨や雪などにより屋外基地局が急激に冷え、OCXO外部の温度が急激に低下したときは、恒温槽内部の温度もそれに伴い急激に低下する。その急激な温度低下がヒーターの能力を超えている場合は、ヒーターをオンして恒温槽を加熱しても、恒温槽内部の温度は低下を続ける。その結果、恒温槽内部の温度を定格温度の範囲内に保てなくなる場合がある。また、定格温度の範囲を超えた場合は、水晶発振器の制御端子への印加電圧による温度補償を併用しても、周波数を所定の範囲内に保てなくなる場合がある。従来技術のOCXOは、OCXO内部の温度のみに基づいてヒーターを制御している。OCXO内部の温度は、OCXO外部の温度が急激に変化した場合、OCXO外部の温度の変化から遅れて変化する。したがって、従来のOCXOは、OCXO外部の温度が急激に変化した場合も、しばらくの間、その変化を検知することができない。その結果、OCXOは、OCXO外部の急激な温度変化の影響に起因するOCXO内部の温度を検知し、検知後にヒーターの制御を開始しても、ヒーターを制御するタイミングとして遅すぎ、恒温槽内部の温度を定格温度の範囲に保てない場合がある。
【0007】
また、外部の急激な温度変化への対策として、ダブルオーブン型のOCXOを使用する方法が考えられる。ダブルオーブン型のOCXOとは、恒温槽が二重の構造であり、内側の恒温槽内部の温度が、OCXO外部の温度変化による影響を受けにくくなっているものである。しかし、ダブルオーブン型のOCXOは、サイズが大きく高価であるという欠点がある。
【0008】
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、外部の急激な温度変化に対し恒温槽内部の温度を定格温度の範囲内に保つことができる恒温槽付水晶発振器の制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による恒温槽付水晶発振器の制御システムは、
恒温槽、水晶発振器および温度調整部を有する恒温槽付水晶発振器と、
前記恒温槽付水晶発振器の外部の温度を測定する外部温度センサーと、
前記恒温槽付水晶発振器および前記外部温度センサーに接続される制御部であって、
前記外部温度センサーが測定する前記恒温槽付水晶発振器の外部の温度に応じて、前記温度調整部を制御して、前記恒温槽付水晶発振器内部の温度を調整する制御部と
を備えるものである。
【0010】
また、前記制御部は、前記恒温槽付水晶発振器の外部の温度勾配に応じて、前記温度調整部を制御して、前記恒温槽付水晶発振器内部の温度を調整することが望ましい。
【0011】
また、前記恒温槽付水晶発振器は、前記恒温槽付水晶発振器内部の温度を測定する内部温度センサーを備え、前記制御部は、前記内部温度センサーが測定する前記恒温槽付水晶発振器内部の温度に応じて、前記恒温槽内部の温度が前記水晶発振器の定格温度を超えないように、前記温度調整部を制御することが望ましい。
【0012】
また、前記制御部は、前記恒温槽付水晶発振器の内部温度が、前記定格温度範囲内の規定温度に達すると、前記恒温槽付水晶発振器の外部の温度に応じた前記温度調整部の制御を停止することにより、前記恒温槽内部の温度が前記水晶発振器の定格温度を超えないように、前記温度調整部を制御することが望ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、外部の急激な温度変化に対し、恒温槽内部の温度を定格温度の範囲内に保つことができる恒温槽付水晶発振器の制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係るOCXOの制御システムの概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るOCXOの温度制御方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態に係るOCXOの内部温度の変化を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係るOCXO102の制御システムの概略構成図である。本制御システムは、メモリー104、制御部101、OCXO102および外部温度センサー103を有する。
【0017】
OCXO102は、恒温槽11、温度調整部13および内部温度センサー14を有する。恒温槽11は、周囲環境からの温度変化の影響を受けにくい容器であり、内部に水晶発振器12を有する。水晶発振器12は、水晶を用いた圧電発振器であり、飽和温度に保たれることにより高い周波数安定度を有する。温度調整部13は、制御部101によって制御され、恒温槽11内部の温度が飽和温度に保たれるように、OCXO102内部の温度が飽和温度より低いときは恒温槽11を加熱し、OCXO102内部の温度が飽和温度より高いときは恒温槽11を冷却する。温度調整部13は、例えば、ヒーターやクーラーとすることができる。制御部101は、温度調整部13をヒーターとした場合は、ヒーターをオン/オフする制御をすることで、恒温槽11を加熱/冷却することができる。内部温度センサー14は、OCXO102内部の温度を測定する。
【0018】
外部温度センサー103は、OCXO102の外部温度を測定する。具体的には、外部温度センサー103は、OCXO102のケース外部または近傍などの温度を測定する。外部温度センサー103は、測定したOCXO102の外部温度情報を制御部101に出力する。外部温度センサー103は、複数個設置してもよい。
【0019】
制御部101は、外部温度センサー103が測定するOCXO102の外部温度情報、および、OCXO102内部の内部温度センサー14が測定するOCXO102の内部温度情報をもとに、温度調整部13を制御し、恒温槽11の内部の温度の調整を行う。制御部101は、OCXO102外部の急激な温度変化に対応できるように、外部温度センサー103が測定するOCXO102の外部温度情報を考慮して、OCXO102の温度調整部13を制御する。制御部101は、メモリー104から、以前に測定したOCXO102外部の温度情報を呼び出し、OCXO102外部の温度の時間に対する温度勾配を計算する。制御部101は、OCXO102外部の温度勾配が閾値Ts以上の場合は、メモリー104から、対応する温度調整情報を呼び出し、当該温度調整情報に基づいて温度調整部13を制御する。ここで閾値Tsとは、温度変化が温度調整部13の能力を超え、温度調整部13では恒温槽11内部の温度を定格温度の範囲内に保てなくなるときの、恒温槽11外部の温度勾配である。閾値Tsは、OCXO102単体での事前測定により規定しておくものとする。OCXO102外部の温度情報も考慮したOCXO102の制御方法については、図2のフローチャートの説明において詳述する。
【0020】
メモリー104は、外部温度センサー103が測定したOCXO102外部の温度情報を記憶する。また、メモリー104は、OCXO102外部の温度勾配に対してOCXO102の温度調整部13をどの程度調整すれば良いのかを示すテーブルを記憶している。温度調整部13は、オン/オフによる調整ができるだけでなく、多段階の調整レベルを有するものでも良い。温度調整部13が、多段階の調整レベルを有する場合は、該テーブルは、OCXO102外部の温度勾配の程度に応じて、適切な調整レベルを対応づけたテーブルである。該テーブルは、OCXO102単体を事前測定することにより、事前に作成しておくものとする。
【0021】
図2に示すフローチャートを参照しながら、本発明の一実施形態に係るOCXO102の温度制御方法を説明する。
【0022】
まず、OCXO102の起動時は、飽和温度に達するまで制御部101が温度調整部13を制御して恒温槽11を加熱する(ステップS201)。恒温槽11の内部の温度が飽和温度に達したら、外部温度センサー103は、OCXO102外部の温度Tを測定する(ステップS202)。制御部101は、外部温度センサー103から温度Tを受け取ってメモリー104に出力し、メモリー104は温度Tを記憶する(ステップS203)。所定の時間の経過後に、外部温度センサー103は、再びOCXO102外部の温度T´を測定する(ステップS204)。制御部101は、外部温度センサー103から温度T´を受け取ってメモリー104に出力し、メモリー104は温度T´を記憶する(ステップS205)。制御部101は、メモリー104から温度T、温度T´を読み出してOCXO102外部の温度の時間に対する温度勾配を計算し、計算した温度勾配を閾値Tsと比較する(ステップS206)。温度勾配が緩やかな場合、つまりOCXO102外部の温度勾配が閾値Tsより小さい場合は、制御部101は、従来技術の制御方法で、温度調整部13を制御することにより、恒温槽11の内部の温度を定格温度の温度範囲内に保つことができる。このため、温度調整部13は、OCXO102の内部の温度が飽和温度より低いときは恒温槽11を加熱し、OCXO102の内部の温度が飽和温度より高いときは恒温槽11を冷却することで、恒温槽11の内部の温度が飽和温度になるように調整する(ステップS207)。温度勾配が急な場合、つまりOCXO102外部の温度勾配が閾値Ts以上である場合は、制御部101は、メモリー104に記憶しているテーブルから該温度勾配に対応する温度調整情報を呼び出す(ステップS208)。制御部101は、メモリー104が記憶するテーブルから呼び出した温度勾配に対応する温度調整情報に基づいて、温度勾配の傾きが負の場合は温度調整部13により恒温槽11を加熱し、温度勾配の傾きが正の場合は温度調整部13により恒温槽11を冷却する(ステップS209)。このように、OCXO102外部の温度が急激に変化したときは、制御部101は、メモリー104が記憶するテーブルに基づいて、あらかじめ恒温槽11の内部を加熱または冷却しておく(例えば、OCXO102外部の温度が急激に低下したときは、温度調整部13で恒温槽11を加熱し恒温槽11の内部の温度を飽和温度よりも高い温度にしておく)。このため、本制御システムは、恒温槽の内部の温度がヒーターの能力を超えて変化した場合でも、常に恒温槽の内部の温度を飽和温度に保とうとする従来のOCXOに比べて、恒温槽の内部の温度を定格温度の範囲内に保つことに対するマージンを有することになる。
【0023】
しかし、ステップS209において、あらかじめ温度調整部13が恒温槽11を加熱または冷却することにより、恒温槽11の内部の温度が定格温度の範囲を超えてしまう可能性がある。それを防ぐため、制御部101は、内部温度センサー14が測定するOCXO102内部の温度情報を監視し(ステップS210)、OCXO102内部の温度を規定温度α、α´と比較する(ステップS211)。ここで規定温度α、α´とは、定格温度の温度範囲に対して、あるマージンを持った温度である。規定温度αは、飽和温度より温度が高い側の規定温度であり、規定温度α´は、飽和温度より温度が低い側の規定温度である。制御部101は、OCXO102内部の温度と規定温度α(α´)を比較し、OCXO102内部の温度が規定温度α(α´)で規定する温度範囲を超えている場合は、規定温度を超えないように温度調整部13を制御して恒温槽11の内部の温度を調整する(ステップS212)。規定温度α、α´が、定格温度の温度範囲に対してマージンを持つようにしたのは、水晶発振器12が定格温度の温度範囲を、偶然に超えてしまうことを防ぐためである。
【0024】
以降は、ステップS204からステップS212までを繰り返し行う。ただし、2回目のループ以降においては、ステップS206の温度勾配の計算は、ステップS204で測定したOCXO102外部の温度と、前回のループのステップS204で測定したOCXO102外部の温度とを使用して行う。
【0025】
図3に、本発明の一実施形態に係るOCXO102の内部温度の変化例を示す。OCXO102の起動時は、OCXO102内部の温度が飽和温度に達するまで温度調整部13は恒温槽11を加熱する。その後、OCXO102外部の温度の温度変化が緩やかなとき(T1−T2の区間)は、従来技術と同様に、温度調整部13は、OCXO102内部の温度が飽和温度より低いときは恒温槽11を加熱し、飽和温度より高いときは恒温槽11を冷却することで、恒温槽11の内部の温度が飽和温度を保つように調整する。OCXO102外部の温度が急激に下がったとき(T2−T3の区間)は、恒温槽11の内部の温度が下がり始める前に、温度調整部13は、あらかじめ恒温槽11を加熱し恒温槽11の内部の温度を飽和温度よりも高い温度に上げておく。こうすることで、常に恒温槽11の内部の温度を飽和温度に保とうとする従来技術に比べて、温度低下に対するマージンを生むことになる。したがって、従来技術であれば、OCXO102外部の急激な温度低下により、恒温槽11の内部の温度が、定格温度の温度範囲を超えてしまうような場合であっても、本発明に係る制御を行うことにより、恒温槽11の内部の温度を定格温度の温度範囲内に保ち、水晶発振器12を安定して動作させることができる。
【0026】
このように、本実施形態によれば、OCXO102の外部の温度が急激に変化したときは、制御部101が、外部温度センサー103が測定するOCXO102の外部の温度に応じて、温度調整部13を制御することで、OCXO102の外部の温度が急激に変化した場合でも、恒温槽11の内部の温度を定格温度の範囲内に保つことができる。
【0027】
また、制御部101は、内部温度センサー102が測定するOCXO102内部の温度情報を監視し、OCXO102内部の温度情報に基づいた温度調整部13の制御も併用することで、OCXO102外部の急激な温度変化に対応した温度調整部13の制御により、恒温槽11の内部の温度が、定格温度の範囲を超えてしまうことを防ぐことができる。
【0028】
また、制御部101は、OCXO102内部の温度情報を監視する際に、定格温度範囲内に規定温度を設定し、OCXO102内部の温度が規定温度に達すると、OCXO102外部の急激な温度変化に対応した温度調整部13の制御を停止することで、恒温槽11の内部の温度が定格温度の範囲を超えないようにマージンをもたせることができる。
【0029】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
【0030】
例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【符号の説明】
【0031】
11 恒温槽
12 水晶発振器
13 温度調整部
14 内部温度センサー
101 制御部
102 OCXO
103 外部温度センサー
104 メモリー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
恒温槽、水晶発振器および温度調整部を有する恒温槽付水晶発振器と、
前記恒温槽付水晶発振器の外部の温度を測定する外部温度センサーと、
前記恒温槽付水晶発振器および前記外部温度センサーに接続される制御部であって、
前記外部温度センサーが測定する前記恒温槽付水晶発振器の外部の温度に応じて、前記温度調整部を制御して、前記恒温槽付水晶発振器内部の温度を調整する制御部と
を備える恒温槽付水晶発振器の制御システム。
【請求項2】
請求項1に記載の恒温槽付水晶発振器の制御システムにおいて、
前記制御部は、前記恒温槽付水晶発振器の外部の温度勾配に応じて、前記温度調整部を制御して、前記恒温槽付水晶発振器内部の温度を調整すること
を特徴とする恒温槽付水晶発振器の制御システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の恒温槽付水晶発振器の制御システムにおいて、
前記恒温槽付水晶発振器は、前記恒温槽付水晶発振器内部の温度を測定する内部温度センサーを備え、
前記制御部は、前記内部温度センサーが測定する前記恒温槽付水晶発振器内部の温度に応じて、前記恒温槽内部の温度が前記水晶発振器の定格温度を超えないように、前記温度調整部を制御すること
を特徴とする恒温槽付水晶発振器の制御システム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の恒温槽付水晶発振器の制御システムにおいて、
前記制御部は、前記恒温槽付水晶発振器の前記内部温度が、前記定格温度範囲内の規定温度に達すると、前記恒温槽付水晶発振器の外部の温度に応じた前記温度調整部の制御を停止することにより、前記恒温槽内部の温度が前記水晶発振器の前記定格温度を超えないように、前記温度調整部を制御すること
を特徴とする恒温槽付水晶発振器の制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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