説明

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム

【課題】異なる解像度の複数のディスプレイを利用して行われる入力作業と画像操作とを含む作業の負担の軽減化を図ること。
【解決手段】読影医用端末100は、読影画像Pが表示されるディスプレイD2と所見入力欄W1が表示されるディスプレイD1との間でマウスカーソルを移動させることにより生じるマウスMの操作量の増加による読影医の負担を軽減する。そのために、読影医用端末100は、ディスプレイD2において、マウスカーソル近傍に所見簡易入力画面W2を表示する。そして、読影医用端末100は、ディスプレイD1に表示された所見入力欄W1に入力すべき情報を、ディスプレイD2に表示された所見簡易入力画面W2で入力できるようにすることで、マウスカーソルの移動量を少なくして読影医の負担を軽減する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を処理する情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、情報処理の分野において、複数の表示装置(ディスプレイ)を使用して作業領域を広げることで、作業の効率化を図るマルチディスプレイの技術があった。例えば、医療機関の読影医の作業環境では、読影医により読影される患者などの被写体の撮影画像を表示する高解像度のディスプレイと、読影医が撮影画像を読影した結果である所見を入力する入力欄を表示するディスプレイと、が使用されている。なお、以下では、読影医が読影する撮影画像を読影画像という。読影とは、撮影画像に基づいて、患者などの被写体に対する診断を行い、所見を作成することである。従来技術としては、1台の表示装置で、読影画像と所見の入力欄とを表示する技術がある(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−128971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術は、マルチディスプレイの作業環境には適用できないといった問題があった。また、マルチディスプレイの作業環境では、ディスプレイ間のマウスカーソルの移動が多くなり、マウスの操作量が増えて利用者の負担になるといった問題があった。特に、読影医は、所見入力と画像操作(断層画像のスライス位置変更や拡大縮小など)を何度も行うために、読影医の操作負担が大きい。また、解像度が異なるディスプレイでは、マウスカーソルの移動速度が異なるため、読影医の作業環境に起因して、特に解像度の高い方のディスプレイ上でのマウスの操作量がより増えて利用者の負担になるといった問題があった。
【0005】
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、異なる解像度の複数のディスプレイを利用して行われる入力作業と画像操作とを含む作業の負担の軽減化を図ることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、第1の解像度で表示する第1の表示装置と第2の解像度で表示する第2の表示装置とに情報を表示し、第1の表示装置での第1の入力領域へ表示する情報の入力を受け付ける第2の入力領域の起動指示を、第2の表示装置上で受け付け、起動指示が受け付けられたときの第2の表示装置でのカーソルの位置を取得し、第2の入力領域の第2の表示装置での表示位置を、取得されたカーソルの位置に基づいて決定し、決定された表示位置に第2の入力領域を表示させる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが提案される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一側面によれば、異なる解像度の複数のディスプレイを利用して行われる入力作業と画像操作とを含む作業の負担の軽減化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、マルチディスプレイにおける読影医用端末による読影医の入力支援の具体例を示す説明図(その1)である。
【図2】図2は、マルチディスプレイにおける読影医用端末による読影医の入力支援の具体例を示す説明図(その2)である。
【図3】図3は、マルチディスプレイにおける読影医用端末による読影医の入力支援の具体例を示す説明図(その3)である。
【図4】図4は、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例1を示す説明図である。
【図5】図5は、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例2を示す説明図である。
【図6】図6は、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例3を示す説明図(その1)である。
【図7】図7は、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例3を示す説明図(その2)である。
【図8】図8は、マルチディスプレイにおける読影医用端末100による表示支援の具体例1を示す説明図である。
【図9】図9は、マルチディスプレイにおける読影医用端末100による表示支援の具体例2を示す説明図である。
【図10】図10は、実施の形態1にかかる情報処理システムの一例を示す説明図である。
【図11】図11は、実施の形態1にかかる読影医用端末100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【図12】図12は、電子カルテDB1021の記憶内容の一例を示す説明図である。
【図13】図13は、所見DB1035の記憶内容の一例を示す説明図である。
【図14】図14は、読影医用端末100の機能的構成を示すブロック図である。
【図15】図15は、表示制御処理の処理内容の詳細を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。情報処理装置は、マルチディスプレイにおいて、情報を入力する入力領域を表示するディスプレイと作業領域を表示するディスプレイとの間でマウスカーソルを移動させることにより生じる利用者の負担を軽減する。そのために、情報処理装置は、入力領域を表示するディスプレイに表示されている入力領域へ入力すべき情報について、作業領域を表示するディスプレイ上で入力できるようにした予備的な入力領域を、他方のディスプレイに表示する。
【0010】
以下では、情報処理装置として、読影医の使用する読影医用端末を例に挙げて、情報処理装置の実施の形態を説明する。読影医用端末は、読影画像が表示されるディスプレイと所見入力欄が表示されるディスプレイとの間でのマウスカーソルを移動させるために増加していたマウスの操作量を減らして、読影医の負担を軽減する。そのために、読影医用端末は、読影画像が表示されるディスプレイにおいて所見簡易入力画面を表示し、所見入力欄に入力すべき情報を、読影画像が表示されるディスプレイに表示された所見簡易入力画面で入力できるようにする。これにより、マウスカーソルの移動距離を短くして、読影医のマウスの操作量を減少させて負担を軽減する。
【0011】
(本実施の形態にかかる読影医用端末による処理の内容)
図1〜図9を用いて、本実施の形態にかかる読影医用端末による処理の内容について説明する。
【0012】
(マルチディスプレイにおける読影医用端末による読影医の入力支援の具体例)
まず、図1〜図3を用いて、マルチディスプレイにおける読影医用端末による読影医の入力支援の具体例について説明する。
【0013】
図1〜図3は、マルチディスプレイにおける読影医用端末による読影医の入力支援の具体例を示す説明図である。図1〜図3に示すように、読影医用端末100は、ディスプレイD1と、ディスプレイD2と、キーボードKと、マウスMと、を備える。
【0014】
ここで、ディスプレイD1は、患者の情報と、前回の所見と、読影画像Pに基づく読影医の所見と、を表示する表示装置である。ディスプレイD1において、患者の情報と、前回の所見と、の表示は、読影医によるタブTの操作によって切り替えられる。所見とは、例えば、患者に対する読影医による読影画像Pに基づいた診断や意見などである。
【0015】
ここで、ディスプレイD2は、複数の読影画像Pを表示する高解像度の表示装置である。読影画像Pとは、読影の対象の画像であり、被写体である生体の画像である。被写体(生体)は、人であってもよいし、また、人以外の動物であってもよい。読影画像Pは、例えば、人の腹部のCT(Computed Tomography)画像、MRI(Magnetic Resonance Imagine)画像、RI(Radioisotope)画像などである。また、撮影対象部位は体内に限るものではなく、例えば、皮膚などであってもよい。また、読影画像Pは、平面画像であってもよいし、立体画像であってもよい。
【0016】
ここで、キーボードKおよびマウスMは、読影医からの操作を受けて、読影医用端末100に情報を入力する入力装置である。キーボードKおよびマウスMは、ディスプレイD2に表示される読影画像Pを操作する(例えば、読影画像Pを拡大し、縮小し、または読影画像Pを入れ替える)際に、また、所見を入力する際に、読影医によって使用される。なお、ディスプレイ2において、操作の対象になっている選択中の読影画像は、黒枠で囲われている読影画像である。
【0017】
以下では、読影医によって読影画像Pに基づく所見が読影医用端末100に入力されるまでの過程を例に挙げて、読影医用端末100による読影医の入力支援の具体例について説明する。
【0018】
まず、図1に示すように、読影医用端末100は、読影医からのメニューLの呼び出しを受け付ける。例えば、読影医用端末100は、読影医によって、ディスプレイD2で選択中の読影画像P上にマウスカーソルが存在する状態で、マウスMの第2ボタンが押下(いわゆる右クリック)されたことを、メニューLの呼び出しとして受け付ける。
【0019】
そして、読影医用端末100は、メニューLの呼び出しを受け付けると、実行可能な処理の項目を示すメニューL(ここでは、コンテキストメニューL)を、ディスプレイD2のマウスカーソルの近傍に表示する。ここで、例えば、読影医用端末100は、「拡大」、「縮小」、および「所見簡易入力」といった実行可能な処理の項目を示すコンテキストメニューLを表示する。
【0020】
次に、読影医用端末100は、読影医からの所見簡易入力起動指示を受け付ける。例えば、読影医用端末100は、読影医によって、マウスカーソルが「所見簡易入力」の項目の位置に移動された状態で、マウスMの第1ボタンが押下(いわゆる左クリック)されたことを、所見簡易入力起動指示として受け付ける。
【0021】
なお、読影医用端末100は、読影医によってマウスMが操作されたことに限らず、読影医によってキーボードKが操作されたことを、メニューLの呼び出し、または、所見簡易入力起動指示として、受け付けてもよい。例えば、読影医用端末100は、読影医によって、キーボードKのアプリケーションキーが押下されたことを、メニューLの呼び出しとして、受け付けてもよい。また、読影医用端末100は、読影医によって、キーボードKのカーソルキーが押下されることで「所見簡易入力」の項目が選択された状態で、エンターキーが押下されたことを、所見簡易入力起動指示として受け付けてもよい。
【0022】
次に、図2に示すように、読影医用端末100は、所見簡易入力起動指示を受け付けると、ディスプレイD2におけるマウスカーソルの表示位置の近傍を所見簡易入力画面W2の表示位置に決定する。そして、読影医用端末100は、決定した表示位置に、所見簡易入力画面W2を表示する。所見簡易入力画面W2は、所見になる文字列を入力できるウィンドウである。また、所見簡易入力画面W2は、入力された所見になる文字列をディスプレイD1の所見入力欄W1に反映する「反映」のボタンを備える。
【0023】
そして、図3に示すように、ディスプレイD2に所見簡易入力画面W2が表示されると、読影医は、キーボードKを用いて、所見簡易入力画面W2に文字列を入力する。そして、読影医用端末100は、読影医からの反映指示を受け付ける。例えば、読影医用端末100は、読影医によって、マウスカーソルが「反映」の項目の位置に移動され、マウスMの第1ボタンが押下されたことを、反映指示として受け付ける。
【0024】
また、読影医用端末100は、読影医によって、ディスプレイD2からディスプレイD1の所見入力欄W1へと、所見簡易入力画面W2がドラッグ&ドロップされたことを、反映指示として受け付けてもよい。
【0025】
なお、読影医用端末100は、所見入力欄W1に既に文字列がある場合、反映された文字列によって所見入力欄W1の文字列を上書きしてもよいし、反映された文字列を所見入力欄W1に既にある文字列に追加してもよい。
【0026】
また、ユーザは所見入力欄W2へ読影画像Pをドラッグ&ドロップすることにより、読影医用端末100は、所見入力欄W1に表示される所見の末尾に読影画像へのリンクを作成する。よって、診療科の医師が、レポートを閲覧する際に、注目すべき画像をレポートに貼り付けることができる。つまり、レポートのみを参照しながら読影時に注目した画像を確認でき、必要に応じて読影用画像の画面を立ち上げて近辺の座標位置の画像などを確認することも容易にできるようになる。
【0027】
読影医用端末100は、反映指示を受け付けると、所見簡易入力画面W2に入力された文字列を、ディスプレイD1の所見入力欄W1に反映する。これにより、読影医は、ディスプレイD1の所見入力欄W1にマウスカーソルを動かすことなく、所見入力欄W1に所見を入力することができるようになる。結果として、読影医のマウスMの操作量を減らして、読影医の負担を軽減することができる。また、読影医の視点の移動が短くなり、読影医の負担を軽減することができる。そして、読影医の作業効率を向上できる。
【0028】
(読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例1)
次に、図4を用いて、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例1について説明する。
【0029】
図4は、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例1を示す説明図である。図1および図2では、読影医用端末100は、選択中の読影画像P上にマウスカーソルが存在する状態で、所見簡易入力起動指示を受け付けた。一方で、図4では、読影医用端末100は、ディスプレイD2で選択中の読影画像P上ではない位置に、マウスカーソルが存在する場合であっても、読影医からのメニューLの呼び出し、および、所見簡易入力起動指示を受け付けることができるようにする。
【0030】
図4に示すように、読影医用端末100は、選択中の読影画像P上ではない位置にマウスカーソルが存在する場合でも、所見簡易入力起動指示を受け付けると、ディスプレイD2上のマウスカーソルの近傍に所見簡易入力画面W2を表示する。これにより、読影医は、所見を入力するごとに、マウスカーソルを選択中の読影画像P上に移動させずに済むため、読影医のマウスMの操作量を減らして負担を軽減できる。
【0031】
(読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例2)
次に、図5を用いて、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例2について説明する。
【0032】
図5は、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例2を示す説明図である。図1および図2では、読影医用端末100は、マウスカーソルの近傍に所見簡易入力画面W2の表示位置を決定した。一方で、図5では、読影医用端末100は、ディスプレイD2で選択中の読影画像Pを、対角線の交点と隣り合う2頂点とを結んだ三角形の領域に分割する。そして、読影医用端末100は、分割された4つの領域のうち、どの領域上にマウスカーソルが存在するかを判定することで所見簡易入力画面W2の表示位置を決定する。
【0033】
図5に示すように、読影医用端末100は、マウスカーソルが選択中の読影画像Pの下部の領域上に存在する状態で、所見簡易入力起動指示を受け付けると、選択中の読影画像Pの直下に所見簡易入力画面W2を表示する。
【0034】
なお、読影医用端末100は、マウスカーソルが読影画像Pの上部の領域に存在する状態では、選択中の読影画像Pの直上に所見簡易入力画面W2を表示する。読影医用端末100は、マウスカーソルが読影画像Pの左部の領域に存在する状態では、選択中の読影画像Pの左に所見簡易入力画面W2を表示し、マウスカーソルが読影画像Pの右部の領域に存在する状態では、選択中の読影画像Pの右に所見簡易入力画面W2を表示する。
【0035】
これにより、読影医用端末100は、所見簡易入力画面W2が選択中の読影画像Pに重ねて表示されることで、選択中の読影画像Pが隠れてしまうことを回避できる。そして、読影医は、所見簡易入力画面W2によって、所見の作成に使用する選択中の読影画像Pが隠れてしまうといった不便を被ることがなくなる。
【0036】
(読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例3)
次に、図6および図7を用いて、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例3について説明する。
【0037】
図6および図7は、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示例3を示す説明図である。図1および図2では、読影医用端末100は、マウスカーソルの近傍に所見簡易入力画面W2の表示位置を決定した。一方で、図6では、読影医用端末100は、マウスカーソルの近傍で、かつ、ディスプレイD2に表示されている読影画像Pの影の部分に重ならないように、所見簡易入力画面W2の表示位置を決定する。
【0038】
まず、図6に示すように、読影医用端末100は、読影画像Pの影が写っている場所に重ならずに、所見簡易入力画面W2を表示可能な矩形の領域を特定する。具体的には、読影医用端末100は、領域601、領域602、および領域603を特定する。
【0039】
そして、図7に示すように、読影医用端末100は、特定した領域のうち、面積の一番大きい領域に、所見簡易入力画面W2を表示する。ここでは、読影医用端末100は、図6に示した領域603の位置に所見簡易入力画面W2を表示する。これにより、読影医用端末100は、所見簡易入力画面W2が読影画像Pに重ねて表示されることで、読影画像Pが隠れてしまうことを回避できる。そして、読影医は、所見簡易入力画面W2によって、所見の作成に使用する読影画像Pが隠れてしまうといった不便を被ることがなくなる。
【0040】
(マルチディスプレイにおける読影医用端末100による表示支援の具体例1)
次に、図8を用いて、マルチディスプレイにおける読影医用端末100による表示支援の具体例1について説明する。
【0041】
図8は、マルチディスプレイにおける読影医用端末100による表示支援の具体例1を示す説明図である。図8では、読影医用端末100は、高解像度なディスプレイD2における文字表示サイズを大きく設定することで、読影医の利便性を向上させる。
【0042】
具体的には、例えば、読影医用端末100は、ディスプレイD1の解像度に対するディスプレイD2の解像度の比率を算出し、ディスプレイD1における文字表示サイズに算出した比率を乗じた値を、ディスプレイD2における文字表示サイズに設定する。これにより、読影医用端末100は、所見簡易入力画面W2の文字表示サイズを大きくして、読影医の利便性を向上させる。
【0043】
(マルチディスプレイにおける読影医用端末100による表示支援の具体例2)
次に、図9を用いて、マルチディスプレイにおける読影医用端末100による表示支援の具体例2について説明する。
【0044】
図9は、マルチディスプレイにおける読影医用端末100による表示支援の具体例2を示す説明図である。図9では、読影医用端末100は、読影医からの表示指示を受け付けて、ディスプレイD1に表示されている患者の情報をディスプレイD2に表示する。
【0045】
具体的には、例えば、読影医用端末100は、読影医によって、マウスカーソルが「表示」ボタン上に存在する状態で、マウスMの第1ボタンが押下されることによって、表示指示を受け付ける。また、この際、読影医用端末100は、高解像度なディスプレイD2における文字表示サイズを大きく設定することで、読影医の利便性を向上させる。
【0046】
なお、読影医用端末100は、タブTの操作により前回の所見が表示された状態で、表示指示を受けた場合、ディスプレイD1に表示されている前回の所見をディスプレイD2に表示してもよい。また、読影医用端末100は、読影医によって、ディスプレイD1からディスプレイD2へと、「基本情報」のタブTがドラッグ&ドロップされることで、表示指示を受け付けてもよい。
【0047】
これにより、読影医は、同一ディスプレイ上で、患者の情報と読影画像Pとを見ることができるようになり、ディスプレイD1に表示されている患者の情報を見るために視線を移動させなくて済むため、負担が軽減される。
【0048】
(情報処理システムの一例)
図10は、実施の形態1にかかる情報処理システムの一例を示す説明図である。図10において、情報処理システム1000は、主治医用端末1010と、電子カルテサーバ1020と、読影医用端末100と、読影医用システム1030とが、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク1040を介して接続されている。
【0049】
主治医用端末1010は、主治医によって操作されるコンピュータである。主治医用端末1010は、主治医の操作によって、電子カルテになる説明文書データを電子カルテサーバ1020へ送信する。また、主治医用端末1010は、主治医の操作によって、読影医へ依頼する撮影内容を電子カルテサーバ1020へ送信する。
【0050】
電子カルテサーバ1020は、電子カルテDB(DataBase)1021を有する。電子カルテDB1021には、患者IDごとに電子化されたカルテが記憶されている。患者IDとは、患者ごとに設定されている識別番号である。また、電子カルテDB1021には、主治医用端末1010から送信された説明文書データが記憶されている。電子カルテDB1021の詳細は、図12に後述する。
【0051】
読影医用端末100は、主に読影医によって操作されるコンピュータである。読影医とは、主治医からの依頼に応じて撮影された読影画像Pに対する所見を作成する医師である。読影医用端末100は、例えば、読影医から文字列が入力されることにより、所見文書データを作成する。
【0052】
読影医用システム1030は、読影医用サーバ1031と撮影装置1032とを有する。読影医用サーバ1031は、読影医用システムDB1033を有する。撮影装置1032には、例えば、CT機器や、MRI機器や、RI機器などがある。この撮影装置1032は、例えば、読影医から依頼を受けた放射線技師によって操作される。
【0053】
読影医用システムDB1033は、画像DB1034と所見DB1035とを含む。画像DB1034は、撮影装置1032によって撮影された画像データが記憶されている。
【0054】
所見DB1035は、読影医用端末100により作成された所見文書データがオーダ番号に関連付いて記憶されている。オーダ番号は、主治医によって撮影依頼が作成された際に設定される一意的な番号である。所見DB1035の詳細は、図13に後述する。
【0055】
情報処理システム1000において、主治医は、主治医用端末1010を使用して、電子カルテDB1021に、撮影内容を格納する。電子カルテDB1021に記憶された撮影内容に基づいて、読影医は、放射線技師に撮影を依頼する。そして、読影医は、撮影された読影画像Pに基づいて、読影医用端末100を使用して、所見を作成し、所見DB1035に格納する。
【0056】
(読影医用端末100のハードウェア構成例)
図11は、実施の形態1にかかる読影医用端末100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図11において、読影医用端末100は、CPU(Central Processing Unit)1101と、ROM(Read‐Only Memory)1102と、RAM(Random Access Memory)1103と、磁気ディスクドライブ1104と、磁気ディスク1105と、光ディスクドライブ1106と、光ディスク1107と、I/F(Interface)1108と、を備えている。また、各構成部はバス1100によってそれぞれ接続されている。
【0057】
ここで、CPU1101は、読影医用端末100の全体の制御を司る。ROM1102は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM1103は、CPU1101のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ1104は、CPU1101の制御にしたがって磁気ディスク1105に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク1105は、磁気ディスクドライブ1104の制御で書き込まれたデータを記憶する。
【0058】
光ディスクドライブ1106は、CPU1101の制御にしたがって光ディスク1107に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク1107は、光ディスクドライブ1106の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク1107に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
【0059】
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)1108は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク1040に接続され、このネットワーク1040を介して他の装置に接続される。そして、I/F1108は、ネットワーク1040と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F1108には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
【0060】
(電子カルテDB1021の記憶内容)
次に、図12を用いて、電子カルテDB1021の記憶内容について説明する。電子カルテDB1021は、例えば、電子カルテサーバ1020のROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクなどの記憶装置により実現される。
【0061】
図12は、電子カルテDB1021の記憶内容の一例を示す説明図である。図12において、電子カルテDB1021は、患者ID、氏名、性別、年齢、オーダ番号、撮影内容、所見ポインタ、および画像ポインタのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、電子カルテ特性データ1222−1〜1222−mがレコードとして記憶されている。
【0062】
ここで、氏名は、患者の姓名である。性別は、患者の性をあらわす種別である。年齢は、患者が生まれてから経過した年数を示す数値である。撮影内容は、主治医による撮影依頼の内容であり、例えば、撮影箇所と撮影方法とを含む。撮影箇所とは、患者を撮影した位置や部位を示し、具体的には、例えば、頭部、胸部、腹部、などである。撮影方法とは、撮影方式の種別を示し、例えば、CT、MRIなどである。患者ID、氏名、年齢、オーダ番号、撮影内容は、例えば、主治医用端末1010が主治医による撮影要求を受け付けた場合に発行され、主治医用端末1010から電子カルテサーバ1020が受信する。
【0063】
また、所見ポインタは、オーダ番号に対応した所見文書データが格納されている読影医用システムDB1033内のアドレスを示している。電子カルテサーバ1020は、主治医用端末1010から所見文書データの取得要求を受信した場合に、所見ポインタを参照して読影医用サーバ1031から所見文書データを取得する。そして、電子カルテサーバ1020は、取得した所見文書データを主治医用端末1010へ送信する。所見ポインタは、読影医用サーバ1031によって所見文書データが記憶された際に、読影医用サーバ1031から電子カルテサーバ1020へ送信され、記憶される。
【0064】
画像ポインタは、オーダ番号に対応した画像データが格納されている読影医用システムDB1033内のアドレスを示している。電子カルテサーバ1020は、主治医用端末1010から画像データの取得要求を受信した場合に、画像ポインタを参照して読影医用サーバ1031から画像データを取得する。そして、電子カルテサーバ1020は、取得した画像データを主治医用端末1010へ送信する。画像ポインタは、読影医用サーバ1031によって画像データが記憶された際に、読影医用サーバ1031から電子カルテサーバ1020へ送信され、記憶される。
【0065】
一例として、電子カルテ特性データ1222−1を例に挙げると、患者ID「000000001」、氏名「トウキョウ キョウコ」、性別「女」、年齢「54」、オーダ番号「#000000001」、撮影内容「腹部、CT」、所見ポインタ「s/2011/2/1/ct/#1〜s/2011/2/1/ct/#3」、画像ポインタ「g/2011/2/1/ct/#1〜g/2011/2/1/ct/#3」が記憶されている。
【0066】
(所見DB1035の記憶内容)
次に、図13を用いて、所見DB1035の記憶内容について説明する。所見DB1035は、例えば、読影医用サーバ1031のROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクなどの記憶装置により実現される。
【0067】
図13は、所見DB1035の記憶内容の一例を示す説明図である。図13において、所見DB1035は、オーダ番号および所見内容のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、所見特性データ1300−1〜1300−lがレコードとして記憶されている。
【0068】
ここで、オーダ番号は、読影医用端末100によって所見内容が書き込まれる際に記憶される。所見内容は、オーダ番号ごとに記憶されている所見文書データの文字列である。所見内容は、所見DB1035が読影医用端末100から所見文書データを受信する際に記憶される。
【0069】
一例として、所見特性データ1300−1を例に挙げると、オーダ番号「#000000001」、所見内容「1)腎・尿管に異常ありません。2)左胸部に少量の腹水がありますが、病的意義はありません。」が記憶されている。
【0070】
(読影医用端末100の機能的構成例)
次に、読影医用端末100の機能的構成例について説明する。図14は、読影医用端末100の機能的構成を示すブロック図である。読影医用端末100は、受付部1401と、取得部1402と、決定部1403と、表示制御部1404と、設定部1405と、を含む構成である。この制御部となる機能(受付部1401〜設定部1405)は、具体的には、例えば、図11に示したROM1102、RAM1103、磁気ディスク1105、光ディスク1107などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU1101に実行させることにより、または、I/F1108により、その機能を実現する。
【0071】
受付部1401は、第1の表示装置での第1の入力領域へ表示する情報の入力を受け付ける第2の入力領域の起動指示を、第2の表示装置上で受け付ける機能を有する。ここで、第1の表示装置とは、読影医用端末100の制御により画像を表示する装置であり、例えば、上述したディスプレイD1である。第2の表示装置とは、読影医用端末100の制御により画像を表示する装置であり、例えば、上述したディスプレイD2である。第1の入力領域とは、キーボードKやマウスMによって文字列や図形が入力される領域であり、例えば、上述した所見入力欄W1である。入力領域へ表示する情報とは、例えば、上述した所見である。第2の入力領域とは、第1の入力領域に入力すべき情報を入力できる領域であり、例えば、上述した所見簡易入力画面W2である。
【0072】
具体的には、例えば、受付部1401は、読影医によって、ディスプレイD2に表示されたコンテキストメニューLの「所見簡易入力」の項目の位置にマウスカーソルが移動された状態で、マウスMの第1ボタンが押下されたことを、所見簡易入力起動指示として受け付ける。なお、受付部1401は、読影医によってマウスMが操作されたことに限らず、読影医によってキーボードKが操作されたことを、所見簡易入力起動指示として受け付けてもよい。
【0073】
また、受付部1401は、第2の入力領域に入力された情報の第1の入力領域への反映指示を受け付ける機能を有する。反映指示とは、第2の入力領域に入力された情報を、第1の入力領域に反映させる処理を開始するトリガとなる指示である。具体的には、例えば、受付部1401は、読影医によって、マウスカーソルが「反映」の項目の位置に移動され、マウスMの第1ボタンが押下されたことを、反映指示として受け付ける。なお、受付部1401は、読影医によってマウスMが操作されたことに限らず、読影医によってキーボードKが操作されたことを、反映指示として受け付けてもよい。
【0074】
また、受付部1401は、第1の表示装置で表示されている特定の文字列を第2の表示装置で表示させる表示指示を受け付ける機能を有する。具体的には、例えば、受付部1401は、読影医によって、マウスカーソルが「表示」ボタン上に存在する状態で、マウスMの第1ボタンが押下されたことを、表示指示として受け付ける。また、受付部1401は、読影医によって、ディスプレイD1からディスプレイD2へと、タブTがドラッグ&ドロップされたことを、表示指示として受け付けてもよい。なお、受付部1401は、読影医によってマウスMが操作されたことに限らず、読影医によってキーボードKが操作されたことを、表示指示として受け付けてもよい。
【0075】
取得部1402は、受付部1401によって起動指示が受け付けられたときの第2の表示装置でのカーソルの位置を取得する機能を有する。カーソルとは、画面上で、指示や操作の対象を視覚的に示すユーザインターフェースであり、例えば、上述したマウスカーソルである。具体的には、例えば、取得部1402は、受付部1401によって所見簡易入力起動指示が受け付けられたときのディスプレイD2でのマウスカーソルの位置(例えば、スクリーン座標系におけるX座標とY座標)を取得する。なお、取得されたデータは、RAM1103、磁気ディスク1105、光ディスク1107などの記憶領域に記憶される。これにより、取得部1402は、所見簡易入力画面W2の表示位置を決定する指標になるマウスカーソルの座標を取得することができる。
【0076】
決定部1403は、第2の入力領域の第2の表示装置での表示位置を、取得部1402によって取得されたカーソルの位置に基づいて決定する機能を有する。
【0077】
具体的には、例えば、決定部1403は、第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内にカーソルが位置する場合、第2の入力領域の第2の表示装置での表示位置を、カーソルの位置に決定する。ここで、ユーザとは、読影医用端末100の利用者であり、例えば、上述した読影医である。複数のデータとは、例えば、上述した患者に関する複数の読影画像Pのデータである。ユーザにより指定された一のデータとは、例えば、上述した選択中の読影画像Pのデータである。
【0078】
より具体的には、例えば、決定部1403は、図2に示したように、取得部1402によって取得されたディスプレイD2でのマウスカーソルの位置を、所見簡易入力画面W2の表示位置に決定する。これにより、決定部1403は、マウスカーソルの位置の近傍を、所見簡易入力画面W2を表示する位置に決定できる。なお、決定部1403は、図4に示したように、マウスカーソルが選択中の読影画像P上にない場合であっても、マウスカーソルの位置の近傍を、所見簡易入力画面W2の表示位置に決定してもよい。
【0079】
また、具体的には、例えば、決定部1403は、第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内にカーソルが位置する場合、第2の入力領域の第2の表示装置での表示位置を、第2の表示装置の表示領域のうち一のデータの表示領域以外の領域に決定する。より具体的には、例えば、決定部1403は、図5に示したように、取得部1402によって取得されたディスプレイD2でのマウスカーソルの位置が選択中の読影画像P上である場合、選択中の読影画像Pと所見簡易入力画面W2とが重ならないように、所見簡易入力画面W2の表示位置を決定する。
【0080】
これにより、決定部1403は、マウスカーソルの位置の近傍を、所見簡易入力画面W2を表示する位置に決定できる。また、決定部1403は、所見簡易入力画面W2が選択中の読影画像Pに重ねて表示されることで、選択中の読影画像Pが隠れてしまうことを回避できる。結果として、読影医は、所見簡易入力画面W2によって、所見の作成に使用する選択中の読影画像Pが隠れてしまうといった不便を被ることがなくなる。
【0081】
また、具体的には、例えば、決定部1403は、第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内にカーソルが位置する場合、他のデータの表示領域のうち一の画像データの表示領域に隣接する隣接表示領域であって、かつカーソルの位置に最も近い隣接表示領域に、第2の入力領域の表示位置を決定する。
【0082】
より具体的には、例えば、決定部1403は、図5に示したように、ディスプレイD2で選択中の読影画像Pを、対角線の交点と隣り合う2頂点とを結んだ三角形の領域に分割する。そして、決定部1403は、マウスカーソルが選択中の読影画像Pの下部の領域上に存在する状態で、所見簡易入力起動指示を受け付けると、選択中の読影画像Pの直下に所見簡易入力画面W2を表示する。
【0083】
なお、決定部1403は、マウスカーソルが読影画像Pの上部の領域に存在する状態では、選択中の読影画像Pの直上に所見簡易入力画面W2を表示する。決定部1403は、マウスカーソルが読影画像Pの左部の領域に存在する状態では、選択中の読影画像Pの左に所見簡易入力画面W2を表示し、マウスカーソルが読影画像Pの右部の領域に存在する状態では、選択中の読影画像Pの右に所見簡易入力画面W2を表示する。
【0084】
これにより、決定部1403は、所見簡易入力画面W2が選択中の読影画像Pに重ねて表示されることで、選択中の読影画像Pが隠れてしまうことを回避できる。結果として、読影医は、所見簡易入力画面W2によって、所見の作成に使用する選択中の読影画像Pが隠れてしまうといった不便を被ることがなくなる。
【0085】
また、具体的には、例えば、決定部1403は、第2の表示装置で表示される複数の画像データのうちユーザに指定された一の画像データの表示領域に含まれる被写体以外を表示する領域と、一の画像データの表示領域と隣接する他の画像データの表示領域の少なくとも一部とを含む非重複領域に、第2の入力領域の表示位置を決定する。ここで、被重複領域とは、読影画像Pの被写体の影が写っている部分に重ならない矩形の領域である。
【0086】
このとき、決定部1403は、非重複領域が複数候補存在する場合、第2の入力領域の第2の表示装置での表示位置を、最大面積の非重複領域に決定してもよい。また、このとき、決定部1403は、非重複領域が複数候補存在する場合、所定の基準に満たない候補を除外してもよい。
【0087】
より具体的には、例えば、決定部1403は、図6および図7に示したように、選択中の読影画像Pと、選択中の読影画像Pの周辺の読影画像Pと、のそれぞれに写った影の部分を囲む矩形を算出し、さらに、それぞれの矩形と交わらない矩形の領域を算出する。ここで、決定部1403は、算出した矩形の領域が複数存在する場合、複数の矩形の領域の中で、選択中の読影画像Pに重なり、かつ面積が最大になる領域を、所見簡易入力画面W2の表示位置に決定してもよい。また、ここで、決定部1403は、算出した矩形の領域が複数存在する場合、複数の矩形の領域の中で、所定の基準に満たない領域(例えば、横幅が閾値以下である領域)を、所見簡易入力画面W2の表示位置にしなくてもよい。
【0088】
これにより、決定部1403は、所定の基準を満たした所見簡易入力画面W2のみを表示できる。また、決定部1403は、ディスプレイD2に表示される読影画像Pの影に重なることなく、所見簡易入力画面W2を表示できる位置を決定できる。なお、決定結果は、RAM1103、磁気ディスク1105、光ディスク1107などの記憶領域に記憶される。
【0089】
表示制御部1404は、決定部1403によって決定された表示位置に第2の入力領域を表示させる機能を有する。具体的には、例えば、表示制御部1404は、決定部1403によって決定された表示位置となる領域上に、所見簡易入力画面W2を表示する。これにより、読影医は、所見を入力することができるようになる。
【0090】
また、表示制御部1404は、受付部1401によって反映指示が受け付けられたときに第2の入力領域に表示されている情報を、第1の入力領域に表示させる機能を有する。具体的には、例えば、表示制御部1404は、受付部1401によって反映指示が受け付けられたときに所見簡易入力画面W2に表示されている文字列を、ディスプレイD1の所見入力欄W1に反映する。これにより、読影医は、ディスプレイD1の所見入力欄W1にマウスカーソルを動かすことなく、所見入力欄W1に所見を入力することができるようになる。
【0091】
また、表示制御部1404は、第2の入力領域に入力された文字列を設定部1405によって設定された文字表示サイズで表示させる機能を有する。具体的には、例えば、表示制御部1404は、高解像度なディスプレイD2における文字表示サイズを、設定部1405によって設定された文字表示サイズで表示させる。これにより、表示制御部1404は、所見簡易入力画面W2の文字表示サイズを大きくして、読影医の利便性を向上させる。
【0092】
また、表示制御部1404は、受付部1401によって表示指示が受け付けられた特定の文字列を、設定部1405によって設定された文字表示サイズで第2の表示装置に表示させる機能を有する。具体的には、例えば、表示制御部1404は、ディスプレイD1に表示されている情報をディスプレイD2に表示させる場合、高解像度なディスプレイD2における文字表示サイズを、設定部1405によって設定された文字表示サイズで表示させる。これにより、表示制御部1404は、同一ディスプレイ上で大きな文字表示サイズで、患者の情報と所見簡易入力画面W2とを表示して、読影医の利便性を向上させることができる。
【0093】
設定部1405は、第2の入力領域が第2の表示装置で表示された場合、第2の表示装置での文字表示サイズを、第1の表示装置での現在の文字表示サイズと第1の解像度と第2の解像度とに基づいて設定する機能を有する。具体的には、例えば、設定部1405は、ディスプレイD2の解像度がディスプレイD1の解像度の2倍である場合、ディスプレイD1での文字表示サイズの2倍のサイズを、ディスプレイD2の文字表示サイズに設定する。これにより、所見簡易入力画面W2の文字表示サイズを設定することができる。
【0094】
また、設定部1405は、第2の表示装置での文字表示サイズを、第1の表示装置での現在の文字表示サイズと第1の解像度と第2の解像度とに基づいて設定する機能を有する。具体的には、例えば、設定部1405は、ディスプレイD2の解像度がディスプレイD1の解像度の2倍である場合、ディスプレイD1での文字表示サイズの2倍のサイズを、ディスプレイD2の文字表示サイズに設定する。これにより、ディスプレイD1に表示されている情報をディスプレイD2に表示する際の文字表示サイズを設定することができる。
【0095】
(表示制御処理の処理内容の詳細)
次に、図15を用いて、表示制御処理の処理内容の詳細について説明する。表示制御処理は、読影医用端末100による所見簡易入力画面W2の表示を制御する処理である。
【0096】
図15は、表示制御処理の処理内容の詳細を示すフローチャートである。まず、CPU1101は、所見簡易入力起動指示があるか否かを判定する(ステップS1501)。ここで、所見簡易入力起動指示がない場合(ステップS1501:No)、CPU1101は、ステップS1501に戻り、所見簡易入力起動指示を待つ。
【0097】
一方、所見簡易入力起動指示がある場合(ステップS1501:Yes)、CPU1101は、マウスカーソルの座標値を取得する(ステップS1502)。次に、CPU1101は、所見簡易入力画面W2の表示位置を決定する(ステップS1503)。そして、CPU1101は、所見簡易入力画面W2を決定位置に表示する(ステップS1504)。
【0098】
次に、CPU1101は、反映指示があるか否かを判定する(ステップS1505)。ここで、反映指示がある場合(ステップS1505:Yes)、CPU1101は、所見簡易入力画面W2内の文字列を所見入力欄W1に反映させて(ステップS1506)、ステップS1505に戻る。
【0099】
一方、反映指示がない場合(ステップS1505:No)、CPU1101は、終了するか否かを判定する(ステップS1507)。ここで、終了しない場合(ステップS1507:No)、CPU1101は、ステップS1505に戻る。
【0100】
一方、終了する場合(ステップS1507:Yes)、CPU1101は、反映指示入力ダイアログを表示する(ステップS1508)。次に、CPU1101は、反映指示があるか否かを判定する(ステップS1509)。
【0101】
ここで、反映指示がある場合(ステップS1509:Yes)、CPU1101は、所見簡易入力画面W2内の文字列を所見入力欄W1に反映させて(ステップS1510)、処理を終了する。一方、反映指示がない場合(ステップS1509:No)、CPU1101は、表示制御処理を終了する。
【0102】
これにより、読影医用端末100は、マウスカーソルの近傍に所見簡易入力画面W2を表示して所見簡易入力画面に所見を入力できるようにすることで、所見を入力する際の読影医のマウス操作量を減らして負担を軽減させることができる。また、読影医用端末100は、所見簡易入力画面W2に入力された文字列を所見入力欄W1に自動反映させることで、読影医の負担を軽減させることができる。
【0103】
以上説明したように、読影医用端末100は、ディスプレイD1に表示される所見入力欄W1に入力すべき所見をディスプレイD2上で入力可能な所見簡易入力画面W2を、ディスプレイD2に表示する。これにより、読影医は、ディスプレイD1の所見入力欄W1にマウスカーソルを動かすことなく、ディスプレイD2上で所見を入力することができるようになる。結果として、読影医のマウスMの操作量を減らすことができ、読影医の負担を軽減することができる。また、読影医の視点の移動量を減らすことができ、読影医の負担を軽減することができる。また、所見簡易入力画面W2は、マウスカーソルの近傍に表示されるため、読影医は、所見簡易入力画面W2の表示位置を直感的に把握することができ、表示された所見簡易入力画面W2を即座に見つけることができる。
【0104】
読影医用端末100は、ディスプレイD2に表示されている選択中の読影画像Pに重ならないように、所見簡易入力画面W2を表示するため、所見簡易入力画面W2が選択中の読影画像Pに重ねて表示され、選択中の読影画像Pが隠れてしまうことを回避できる。そして、読影医は、所見簡易入力画面W2によって、所見の作成に使用する選択中の読影画像Pが隠れてしまうといった不便を被ることがなくなる。
【0105】
読影医用端末100は、マウスカーソルの近傍で、かつ、ディスプレイD2に表示されている選択中の読影画像Pに重ならないように所見簡易入力画面W2を表示する。これにより、読影医用端末100は、所見簡易入力画面W2が選択中の読影画像Pに重ねて表示され、選択中の読影画像Pが隠れてしまうことを回避できる。そして、読影医は、所見簡易入力画面W2によって、所見の作成に使用する選択中の読影画像Pが隠れてしまうといった不便を被ることがなくなる。また、所見簡易入力画面W2は、マウスカーソルの近傍に表示されるため、読影医は、所見簡易入力画面W2の表示位置を直感的に把握することができる。
【0106】
また、読影医用端末100は、マウスカーソルの近傍で、かつ、ディスプレイD2に表示されている読影画像Pの影の部分に重ならないように、所見簡易入力画面W2を表示する。これにより、読影医用端末100は、所見簡易入力画面W2が読影画像Pの影の部分に重ねて表示されることで、読影画像Pの影が隠れてしまうことを回避できる。そして、読影医は、所見簡易入力画面W2によって、所見の作成に使用する選択中の読影画像Pが隠れてしまうといった不便を被ることがなくなる。また、所見簡易入力画面W2は、マウスカーソルの近傍に表示されるため、読影医は、所見簡易入力画面W2の表示位置を直感的に把握することができる。
【0107】
また、読影医用端末100は、複数の所見簡易入力画面W2の表示領域の候補があった場合、面積が最大になる表示領域の候補を、所見簡易入力画面W2の表示領域に決定する。これにより、読影医が使用できる入力領域が広くなり、利便性を向上できる。
【0108】
また、読影医用端末100は、複数の所見簡易入力画面W2の表示領域の候補があった場合、所定の基準に満たない表示領域の候補を、所見簡易入力画面W2の表示領域にしない。これにより、例えば、横幅が狭く縦幅が長いといった細長い形状であって、1行に1文字ずつしか入力できない表示領域の候補は、例え面積が大きくとも、入力には適さないとして所見簡易入力画面W2の表示領域にしない。そして、読影医が使用する入力領域が入力に適した領域になり、利便性を向上できる。
【0109】
読影医用端末100は、ディスプレイD2に表示されている所見簡易入力画面W2に入力された所見を、ディスプレイD1に表示されている所見入力欄W1に反映させるため、読影医の入力を支援できる。読影医用端末100は、ディスプレイD1とディスプレイD2のそれぞれの解像度に応じて、文字表示サイズを設定することで、読影医の利便性を向上できる。読影医用端末100は、ディスプレイD1に表示されている情報を、ディスプレイD2に表示できるようにするため、ディスプレイD2に情報を集約することができ、利便性を向上できる。
【0110】
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本情報処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本情報処理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
【0111】
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
【0112】
(付記1)第1の解像度で表示する第1の表示装置と第2の解像度で表示する第2の表示装置とに情報を表示する情報処理装置であって、
前記第1の表示装置での第1の入力領域へ表示する情報の入力を受け付ける第2の入力領域の起動指示を、前記第2の表示装置上で受け付ける受付部と、
前記受付部によって前記起動指示が受け付けられたときの前記第2の表示装置でのカーソルの位置を取得する取得部と、
前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、前記取得部によって取得された前記カーソルの位置に基づいて決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記表示位置に前記第2の入力領域を表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【0113】
(付記2)前記決定部は、
前記第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内に前記カーソルが位置する場合、前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、前記カーソルの位置に決定することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0114】
(付記3)前記決定部は、
前記第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内に前記カーソルが位置する場合、前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、前記第2の表示装置の表示領域のうち前記一のデータの表示領域以外の領域に決定することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0115】
(付記4)前記決定部は、
前記第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内に前記カーソルが位置する場合、他のデータの表示領域のうち前記一の画像データの表示領域に隣接する隣接表示領域であって、かつ前記カーソルの位置に最も近い隣接表示領域に、前記第2の入力領域の表示位置を決定することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0116】
(付記5)前記決定部は、
前記第2の表示装置で表示される複数の画像データのうちユーザに指定された一の画像データの表示領域に含まれる被写体以外を表示する領域と、前記一の画像データの表示領域と隣接する他の画像データの表示領域の少なくとも一部とを含む非重複領域に、前記第2の入力領域の表示位置を決定することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0117】
(付記6)前記決定部は、
前記非重複領域が複数候補存在する場合、前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、最大面積の非重複領域に決定することを特徴とする付記5に記載の情報処理装置。
【0118】
(付記7)前記決定部は、
前記非重複領域が複数候補存在する場合、所定の基準に満たない候補を除外することを特徴とする付記5または6に記載の情報処理装置。
【0119】
(付記8)前記受付部は、
前記第2の入力領域に入力された情報の前記第1の入力領域への反映指示を受け付け、
前記表示制御部は、
前記受付部によって反映指示が受け付けられたときに前記第2の入力領域に表示されている情報を、前記第1の入力領域に表示させることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【0120】
(付記9)前記第2の入力領域が前記第2の表示装置で表示された場合、前記第2の表示装置での文字表示サイズを、前記第1の表示装置での現在の文字表示サイズと前記第1の解像度と前記第2の解像度とに基づいて設定する設定部を備え、
前記表示制御部は、
前記第2の入力領域に入力された文字列を前記設定部によって設定された文字表示サイズで表示させることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【0121】
(付記10)前記第2の表示装置での文字表示サイズを、前記第1の表示装置での現在の文字表示サイズと前記第1の解像度と前記第2の解像度とに基づいて設定する設定部を備え、
前記受付部は、
前記第1の表示装置で表示されている特定の文字列を前記第2の表示装置で表示させる表示指示を受け付け、
前記表示制御部は、
前記受付部によって表示指示が受け付けられた前記特定の文字列を、前記設定部によって設定された文字表示サイズで前記第2の表示装置に表示させることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【0122】
(付記11)第1の解像度で表示する第1の表示装置と第2の解像度で表示する第2の表示装置とに情報を表示する情報処理装置が、
前記第1の表示装置での第1の入力領域へ表示する情報の入力を受け付ける第2の入力領域の起動指示を、前記第2の表示装置上で受け付け、
前記起動指示が受け付けられたときの前記第2の表示装置でのカーソルの位置を取得し、
前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、取得された前記カーソルの位置に基づいて決定し、
決定された前記表示位置に前記第2の入力領域を表示させる、
処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
【0123】
(付記12)第1の解像度で表示する第1の表示装置と第2の解像度で表示する第2の表示装置とに情報を表示する情報処理装置に、
前記第1の表示装置での第1の入力領域へ表示する情報の入力を受け付ける第2の入力領域の起動指示を、前記第2の表示装置上で受け付け、
前記起動指示が受け付けられたときの前記第2の表示装置でのカーソルの位置を取得し、
前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、取得された前記カーソルの位置に基づいて決定し、
決定された前記表示位置に前記第2の入力領域を表示させる、
処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【符号の説明】
【0124】
100 読影医用端末
D1,D2 ディスプレイ
W1 所見入力欄
W2 所見簡易入力画面
1401 受付部
1402 取得部
1403 決定部
1404 表示制御部
1405 設定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の解像度で表示する第1の表示装置と第2の解像度で表示する第2の表示装置とに情報を表示する情報処理装置であって、
前記第1の表示装置での第1の入力領域へ表示する情報の入力を受け付ける第2の入力領域の起動指示を、前記第2の表示装置上で受け付ける受付部と、
前記受付部によって前記起動指示が受け付けられたときの前記第2の表示装置でのカーソルの位置を取得する取得部と、
前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、前記取得部によって取得された前記カーソルの位置に基づいて決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記表示位置に前記第2の入力領域を表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記決定部は、
前記第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内に前記カーソルが位置する場合、前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、前記カーソルの位置に決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記決定部は、
前記第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内に前記カーソルが位置する場合、前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、前記第2の表示装置の表示領域のうち前記一のデータの表示領域以外の領域に決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記決定部は、
前記第2の表示装置で表示される複数のデータのうち、ユーザにより指定された一のデータを表示する表示領域内に前記カーソルが位置する場合、他のデータの表示領域のうち前記一の画像データの表示領域に隣接する隣接表示領域であって、かつ前記カーソルの位置に最も近い隣接表示領域に、前記第2の入力領域の表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記決定部は、
前記第2の表示装置で表示される複数の画像データのうちユーザに指定された一の画像データの表示領域に含まれる被写体以外を表示する領域と、前記一の画像データの表示領域と隣接する他の画像データの表示領域の少なくとも一部とを含む非重複領域に、前記第2の入力領域の表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記決定部は、
前記非重複領域が複数候補存在する場合、前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、最大面積の非重複領域に決定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記決定部は、
前記非重複領域が複数候補存在する場合、所定の基準に満たない候補を除外することを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記受付部は、
前記第2の入力領域に入力された情報の前記第1の入力領域への反映指示を受け付け、
前記表示制御部は、
前記受付部によって反映指示が受け付けられたときに前記第2の入力領域に表示されている情報を、前記第1の入力領域に表示させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項9】
第1の解像度で表示する第1の表示装置と第2の解像度で表示する第2の表示装置とに情報を表示する情報処理装置が、
前記第1の表示装置での第1の入力領域へ表示する情報の入力を受け付ける第2の入力領域の起動指示を、前記第2の表示装置上で受け付け、
前記起動指示が受け付けられたときの前記第2の表示装置でのカーソルの位置を取得し、
前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、取得された前記カーソルの位置に基づいて決定し、
決定された前記表示位置に前記第2の入力領域を表示させる、
処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
第1の解像度で表示する第1の表示装置と第2の解像度で表示する第2の表示装置とに情報を表示する情報処理装置に、
前記第1の表示装置での第1の入力領域へ表示する情報の入力を受け付ける第2の入力領域の起動指示を、前記第2の表示装置上で受け付け、
前記起動指示が受け付けられたときの前記第2の表示装置でのカーソルの位置を取得し、
前記第2の入力領域の前記第2の表示装置での表示位置を、取得された前記カーソルの位置に基づいて決定し、
決定された前記表示位置に前記第2の入力領域を表示させる、
処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−25352(P2013−25352A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−156467(P2011−156467)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】