説明

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記録媒体

【課題】帳票実績ファイルとデータベースの差分移行を行うことを可能とする。
【解決手段】第一のコンピュータにおいて管理される帳票実績ファイルおよびデータベース情報を第二のコンピュータに移行する情報処理装置であって、前記第一のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第一の取得手段と、前記第二のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第二の取得手段と、前記第一および第二の取得手段で取得した帳票実績ファイルおよびデータベース情報を用いて、それぞれの差分のリストを出力する差分出力手段と、前記出力手段により出力されたリストに従って、前記第一のコンピュータから前記第二のコンピュータに差分の帳票実績ファイルおよび差分のデータベース情報を移行する移行手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
電子帳票システムにおける差分移行の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
日々の業務で作成される帳票を、紙媒体としてではなく、電子データとして保持して活用するケースが増えてきた。
【0003】
現在、ホストコンピュータから出力される帳票データを紙に出力することなく、電子的に閲覧・検索可能なデータ形式(電子帳票)に変換して保管する電子帳票システムがある。
【0004】
電子帳票システムの機能アップ・バージョンアップに伴い、電子帳票システムを新規に構築し、旧環境のデータ及びデータの移行を行う際、現状では、全データを一括移行する事は可能である。
【0005】
しかしながら、段階的に移行作業を行う場合は、その都度全データの一括移行う必要があるため、移行作業時間に時間がかかっていた。
【0006】
従って、前回移行時からの差分データを対象としたデータ移行を行う事ができれば、移行作業時間の大幅な短縮を実現する事ができることとなる。
【0007】
なお、電子帳票システムでは、帳票情報を実ファイル(この実ファイルは帳票実績ファイルと表記する。)とDBの両方で保持しているため、帳票実績ファイルとデータベースとの整合性を保持する必要がある。
【0008】
特許文献1には、新システムで行われる業務に応じて、必要最低限なデータ移行を行うことができ、安全で効率的な移行作業が行えるデータベース選択移行システムを提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2009−032016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に記載のデータベース選択移行システムにおいては、データベースの差分データが可能であるが、電子帳票システムにおいて固有の帳票実績ファイルとデータベースとの整合性を保持する方法については何らの開示もなされていない。
【0011】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、帳票実績ファイルとデータベースの差分移行を行うことを可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、第一のコンピュータにおいて管理される帳票実績ファイルおよびデータベース情報を第二のコンピュータに移行する情報処理装置であって、前記第一のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第一の取得手段と、前記第二のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第二の取得手段と、前記第一および第二の取得手段で取得した帳票実績ファイルおよびデータベース情報を用いて、それぞれの差分のリストを出力する差分出力手段と、前記出力手段により出力されたリストに従って、前記第一のコンピュータから前記第二のコンピュータに差分の帳票実績ファイルおよび差分のデータベース情報を移行する移行手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、帳票実績ファイルとデータベースの差分移行を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態における電子帳票システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態における電子帳票サーバのハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における差分移行の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】初回移行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図5】差分データ移行確認処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図6】差分DB移行確認処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図7】差分データ移行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図8】差分DB移行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図9】旧電子帳票サーバで使用するテーブル情報とそのサンプルの例を示す図である。
【図10】新電子帳票サーバで使用するテーブル情報とそのサンプルの例を示す図である。
【図11】帳票実績ファイルリストの一例を示す図である。
【図12】DB情報の一例を示す図である。
【図13】帳票実績削除ツール実行ファイルの一例を示す図である。
【図14】本実施の形態の処理によるDB情報と帳票実績ファイルとの更新の変遷を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態における電子帳票システム(情報処理システム)の構成を示す図である。
【0017】
旧電子帳票サーバ101は、電子データとして帳票を格納するサーバである。
【0018】
新電子帳票サーバ102は、旧電子帳票からの帳票実績ファイル及びデータベースの移行先となるサーバである。
【0019】
クライアント端末103は、ユーザが操作する端末である。
【0020】
旧電子帳票サーバ101と新電子帳票サーバ102とクライアント端末103とは、ネットワーク104を介して相互に接続されている。
【0021】
そして、クライアント端末103を操作するユーザは、旧電子帳票サーバ101から提供される各種操作画面を介して、帳票閲覧に係る各種処理を実行する。移行作業後は、新電子帳票サーバ102から提供される各種操作画面を介して、帳票閲覧に係る各種処理を実行する。
【0022】
次に、図1の旧電子帳票サーバ、新電子帳票サーバのハードウェア構成について、図2を用いて説明する。
【0023】
図2は、本発明の実施形態における電子帳票サーバのハードウェア構成を示す図である。
【0024】
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0025】
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0026】
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0027】
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
【0028】
ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
【0029】
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0030】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0031】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0032】
本発明を実現するためのプログラム212は、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラム212が用いる定義ファイル213及び各種情報テーブル214は外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【0033】
次に、差分移行の流れについて、以下に説明する。
【0034】
最初に、電子帳票システムの差分移行の基本的な処理の流れについて、図3を用いて説明する。
【0035】
図3は、本発明の実施形態における差分移行の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【0036】
本処理は、新電子帳票サーバ102またはクライアント端末103により実行される。
【0037】
まず、新電子帳票サーバ102に、旧電子帳票サーバ101の帳票実績ファイル、DB情報(データベース情報)の初回移行作業を実施する。この際は、既存のコンバート(移行)ツールを用いた一括移行を実施する(301)。詳細な処理の説明は、図4を用いて後述する。
【0038】
一括移行後、クライアント端末101は、旧帳票実績サーバ101に接続し、帳票参照業務を行う(302)。
【0039】
次に、差分移行を行う。差分移行時には、旧電子帳票サーバ101上で、前回(初回)移行時から変更となった帳票実績ファイル情報、DB情報をリストする、差分データ移行確認(303)及び差分DB移行確認を行う(304)。303および304の詳細な処理の説明は、それぞれ図5、図6を用いて後述する。
【0040】
差分データ移行確認、差分DB移行確認にてリストした帳票実績ファイル、DB情報を対象として、この情報を新電子帳票サーバ102に移行する、差分データ移行(305)及び差分DB移行(306)を行う。305および306の詳細な処理の説明は、それぞれ図7、図8を用いて後述する。
【0041】
この差分移行を行うことにより、初回移行後に旧電子帳票サーバ101上に発生した差分情報を、新電子帳票サーバ102上に反映させる事が可能となり、2回目以降の移行作業時に一括移行を行う必要がなくなる。
【0042】
次に、301に示す初回移行処理の詳細な流れを説明する。
【0043】
図4は、初回移行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0044】
本処理は、新電子帳票サーバにより実行される。
【0045】
401において、新電子帳票サーバは、旧電子帳票サーバから旧環境となる帳票実績ファイルリストを取得する。帳票実績ファイルリストの一例を図11に示す。
【0046】
402において、新電子帳票サーバは、取得した帳票実績ファイルリストをテキストに出力して、メモリ等に記憶しておく。
【0047】
403において、新電子帳票サーバは、旧電子帳票サーバのデータベースからDB情報を取得する。DB情報の一例を図12に示す。本実施の形態で対象としているDB情報には、帳票実績とインデックス実績とが含まれる。
【0048】
404において、新電子帳票サーバは、取得したDB情報をテキストに出力して、メモリ等に記憶しておく。
【0049】
405において、新電子帳票サーバは、コンバートツールを実行する。なお、コンバートツールは既存のコンバートツールにより実行するものであり、以下の処理を行うことで、旧電子帳票サーバの帳票実績ファイルとDB情報とを新電子帳票サーバにおいて利用できる形式に変換する。
・DB内容を旧環境の形式から新環境の形式に変換する
・帳票実績ファイルを旧環境の形式から新環境の形式に変換する
・電子帳票環境設定一式を旧環境の形式から新環境の形式に変換する
旧電子帳票サーバで使用するテーブル情報とそのサンプルの例を図9に示す。また、新電子帳票サーバで使用するテーブル情報とそのサンプルの例を図10に示す。
【0050】
以上、初回移行処理の詳細な流れを説明した。
【0051】
次に、303に示す差分データ移行確認処理の詳細な流れを説明する。
【0052】
図5は、差分データ移行確認処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0053】
本処理は、新電子帳票サーバにより実行される。
【0054】
501において、新電子帳票サーバは、旧電子帳票サーバから旧環境となる帳票実績ファイルリストを取得する。
【0055】
502において、新電子帳票サーバは、取得した帳票実績ファイルリストをテキストに出力して、メモリ等に記憶しておく。
【0056】
503において、新電子帳票サーバは、402において出力したテキストと、502において出力したテキストとをファイルに入力する。
【0057】
504において、新電子帳票サーバは、入力ファイルの比較を行う。
【0058】
505において、新電子帳票サーバは、比較した結果取得した差分情報(削除、追加ファイル情報のリスト)をテキストに出力して、メモリ等に記憶しておく。
【0059】
以上、差分データ移行確認処理の詳細な流れを説明した。
【0060】
次に、304に示す差分DB移行確認処理の詳細な流れを説明する。
【0061】
図6は、差分DB移行確認処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0062】
本処理は、新電子帳票サーバにより実行される。
【0063】
601において、新電子帳票サーバは、旧電子帳票サーバのデータベースからDB情報を取得する。
【0064】
602において、新電子帳票サーバは、取得したDB情報をテキストに出力して、メモリ等に記憶しておく。
【0065】
603において、新電子帳票サーバは、404において出力したテキストと、602において出力したテキストとをファイルに入力する。
【0066】
604において、新電子帳票サーバは、入力ファイルの比較を行う。
【0067】
605において、新電子帳票サーバは、比較した結果取得した差分情報をテキストに出力して、メモリ等に記憶しておく。
【0068】
606において、新電子帳票サーバは、605において出力したテキストに対象マスタ(帳票実績またはインデックス実績)以外の情報が存在したかを判定する。存在する場合、607へ進み、存在しない場合、処理を終了する。
【0069】
607において、新電子帳票サーバは、605において出力したテキストをファイルに入力する。
【0070】
608において、新電子帳票サーバは、605において出力したテキストから対象外マスタ情報を削除する。
【0071】
609において、新電子帳票サーバは、対象外マスタ情報を削除したテキストを出力して、メモリ等に記憶しておく。
【0072】
以上、差分DB移行確認処理の詳細な流れを説明した。
【0073】
次に、305に示す差分データ移行処理の詳細な流れを説明する。
【0074】
図7は、差分データ移行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0075】
本処理は、新電子帳票サーバにより実行される。
【0076】
701において、新電子帳票サーバは、505において出力したテキストをファイルに入力する。
【0077】
702において、新電子帳票サーバは、追加ファイル(差分追加帳票実績ファイル)を移動する。
【0078】
703において、新電子帳票サーバは、差分として追加したファイルに対してコンバートする。コンバートの詳細については上述した通りである。
【0079】
以上、差分データ移行処理の詳細な流れを説明した。
【0080】
次に、306に示す差分DB移行処理の詳細な流れを説明する。
【0081】
図8は、差分DB移行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0082】
本処理は、新電子帳票サーバにより実行される。
【0083】
801において、新電子帳票サーバは、609において出力したテキストをファイルに入力する。
【0084】
802において、新電子帳票サーバは、初回移行から差分移行までの間に、帳票実績世代あふれによって削除された帳票実績ファイル及びそれに付属するDB情報を削除する。
【0085】
803において、新電子帳票サーバは、605において出力されたテキストをインプットとし、帳票実績削除ツール実行ファイルを作成する。図13に作成したファイルの例を示す。
【0086】
804において、新電子帳票サーバは、帳票実績削除ツール実行ファイルをインプットとして、帳票実績削除ツールを実行する。インプットファイル記載された該当帳票IDと作成日時をもとに、該当の帳票実績ファイルとDB情報を削除する。
【0087】
805において、新電子帳票サーバは、差分として追加したファイルに対してコンバートする。コンバートの詳細については上述した通りである。
【0088】
以上、差分DB移行処理の詳細な流れを説明した。
【0089】
最後に、本実施の形態の処理によるDB情報と帳票実績ファイルとの更新の変遷を、図14に示す。
【0090】
DB情報と帳票実績ファイルがそれぞれ更新されることを示している。
【0091】
上述した通り、本発明によれば、電子帳票システムの差分移行が可能となる。また、帳票実績ファイルとDB情報の整合性を保持する事が可能である。
【0092】
特に、差分移行を行う事で、移行作業時間の大幅な短縮を可能とし、電子帳票サービス停止時間を短縮する効果がある。
【0093】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0094】
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置の中央演算処理手段(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0095】
また、システム或いは装置の前記中央演算処理手段が読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いは装置上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0096】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、前記システム或いは装置に挿入された機能拡張カードや、接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0097】
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体)には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【符号の説明】
【0098】
101 旧電子帳票サーバ
102 新電子帳票サーバ
103 クライアント端末
104 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のコンピュータにおいて管理される帳票実績ファイルおよびデータベース情報を第二のコンピュータに移行する情報処理装置であって、
前記第一のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第一の取得手段と、
前記第二のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第二の取得手段と、
前記第一および第二の取得手段で取得した帳票実績ファイルおよびデータベース情報を用いて、それぞれの差分のリストを出力する差分出力手段と、
前記出力手段により出力されたリストに従って、前記第一のコンピュータから前記第二のコンピュータに差分の帳票実績ファイルおよび差分のデータベース情報を移行する移行手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記出力手段により出力されたリストに従って、前記第二のコンピュータで管理される帳票実績ファイルおよびデータベース情報から、差分の帳票実績ファイルおよびデータベース情報を削除する削除手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
第一のコンピュータにおいて管理される帳票実績ファイルおよびデータベース情報を第二のコンピュータに移行する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記第一のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第一の取得ステップと、
前記第二のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第二の取得ステップと、
前記第一および第二の取得ステップで取得した帳票実績ファイルおよびデータベース情報を用いて、それぞれの差分のリストを出力する差分出力ステップと、
前記出力ステップにより出力されたリストに従って、前記第一のコンピュータから前記第二のコンピュータに差分の帳票実績ファイルおよび差分のデータベース情報を移行する移行ステップと
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項4】
第一のコンピュータにおいて管理される帳票実績ファイルおよびデータベース情報を第二のコンピュータに移行する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
前記第一のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第一の取得手段、
前記第二のコンピュータで管理する帳票実績ファイルおよびデータベース情報のリストを取得する第二の取得手段、
前記第一および第二の取得手段で取得した帳票実績ファイルおよびデータベース情報を用いて、それぞれの差分のリストを出力する差分出力手段、
前記出力手段により出力されたリストに従って、前記第一のコンピュータから前記第二のコンピュータに差分の帳票実績ファイルおよび差分のデータベース情報を移行する移行手段
として前記情報処理装置を機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項5】
請求項4に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−134269(P2011−134269A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−295547(P2009−295547)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】