説明

情報処理装置、画面レイアウト方法、及びプログラム

【課題】文字列の記述方向が異なる複数の言語に応じて、文字列やアイコンなどの画面レイアウトを適正に行うことを可能にする。
【解決手段】同一情報を複数の異なる画面レイアウトで画像表示装置にそれぞれ表示することが可能な情報処理装置において、文字列が右から左の方向へ記述される第1種類の言語と、文字列が左から右の方向へ記述される第2種類の言語とが扱われる。まず、所定の表示対象文字列が、第1種類及び第2種類の言語のうちのいずれの言語によって記述された文字列であるかを示す文字列言語情報を受け取る。この受け取った文字列言語情報に応じて、複数の画面レイアウト(図3(A)、(B))の中から1つを選択し、所定の表示対象文字列を前記選択された画面レイアウトに従って配列する。そして、配列された所定の表示対象文字列を画像表示装置に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、画面レイアウト方法、及びプログラムに関し、特に、画像表示装置を備え、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで前記画像表示装置にそれぞれ表示することが可能な情報処理装置、該情報処理装置に適用される画面レイアウト方法、及び該画面レイアウト方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ワールドワイドな市場に対応するために、デジタルカメラを含むコンシューマ機器では、該機器に画面表示される文字の多言語対応が進んでいる。
【0003】
ところで、世界の言語には、日本語、英語のように左から右に記述される言語と、アラビア語のように右から左に記述される言語がある。コンシューマ機器の表示装置において、日本語、英語のような左から右に記述される言語を基準にして画面レイアウトが行われている場合、アラビア語のような右から左に記述する言語を可読しやすいレイアウトで画面表示することが難しかった。また、アイコン等の文字に付帯する情報についても、言語に応じたレイアウトが必要であった。
【0004】
このように、様々な言語の記述方向に対応した画面表示方法及び機器操作方法が求められる。
【0005】
そうした要請に応えるものの1つとして、言語のフォントを左右反転するようにした映像表示装置が存在する(例えば、特許文献1参照)。この映像表示装置では、アラビア語のフォントを左右反転したデータを用いて、左から右に記述する言語を基準にした画面レイアウトを行い、これを左右反転してVRAMに転送するようにする。
【特許文献1】特開2005−215285号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の映像表示装置では、フォントデータを左右反転した状態で保持し、これを用いて画面レイアウトと行い、その後、GUI部品の単位でレイアウトを左右反転して画面表示を行うようにしている。
【0007】
そのため、この従来の映像表示装置における画面表示では、レイアウトを左右反転すべき部分を選択する必要があり、操作が煩わしいという問題があった。また、メニュー項目と、その項目の設定内容とを対応させてレイアウトする場合にも、文字列の記述方向が異なる言語間では、レイアウト方法に注意が必要となる。さらに、アイコンなどの文字列に付帯させる画像についても、文字列の記述方向が異なる複数の言語に応じてレイアウトする必要があった。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、文字列の記述方向が異なる複数の言語に応じて、文字列やアイコンなどの画面レイアウトを適正に行うことを可能にした情報処理装置、画面レイアウト方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、画像表示装置を備え、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで前記画像表示装置にそれぞれ表示することが可能な情報処理装置において、所定の表示対象文字列が、文字列が右から左の方向へ記述される第1種類の言語と、文字列が左から右の方向へ記述される第2種類の言語とのうちのいずれの言語によって記述された文字列であるかを示す文字列言語情報を受け取る受取手段と、前記受取手段によって受け取った文字列言語情報に応じて、前記複数の画面レイアウトの中から1つを選択し、前記所定の表示対象文字列を前記選択された画面レイアウトに従って配列する配列手段と、前記配列手段によって配列された前記所定の表示対象文字列を前記画像表示装置に表示する表示手段とを有することを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0010】
また、請求項9記載の発明によれば、画像表示装置を備え、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで前記画像表示装置にそれぞれ表示することが可能な情報処理装置に適用される画面レイアウト方法において、所定の表示対象文字列が、文字列が右から左の方向へ記述される第1種類の言語と、文字列が左から右の方向へ記述される第2種類の言語とのうちのいずれの言語によって記述された文字列であるかを示す文字列言語情報を受け取る受取ステップと、前記受取ステップにおいて受け取った文字列言語情報に応じて、前記複数の画面レイアウトの中から1つを選択し、前記所定の表示対象文字列を前記選択された画面レイアウトに従って配列する配列ステップと、前記配列ステップにおいて配列された前記所定の表示対象文字列を前記画像表示装置に表示する表示ステップとを有することを特徴とする画面レイアウト方法が提供される。
【0011】
さらに、上記画面レイアウト方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、画像表示装置を備え、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで前記画像表示装置にそれぞれ表示することが可能な情報処理装置が提供される。この情報処理装置では、文字列が右から左の方向へ記述される第1種類の言語と、文字列が左から右の方向へ記述される第2種類の言語とが扱われる。まず、所定の表示対象文字列が、前記第1種類及び第2種類の言語のうちのいずれの言語によって記述された文字列であるかを示す文字列言語情報を受け取る。この受け取った文字列言語情報に応じて、前記複数の画面レイアウトの中から1つを選択し、前記所定の表示対象文字列を前記選択された画面レイアウトに従って配列する。そして、配列された前記所定の表示対象文字列を前記画像表示装置に表示する。
【0013】
これにより、文字列の記述方向が異なる複数の言語に応じて、文字列やアイコンなどの画面レイアウトを自動的に適正に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。この情報処理装置は、具体的には撮像装置(デジタルカメラ)100である。
【0016】
図1において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッタ、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0017】
18はタイミング発生回路であり、撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0018】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータまたはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
【0019】
また、画像処理回路20は、撮像して得られた画像データを用いて所定の演算処理を行い、この得られた演算結果に基づいて、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。すなわち、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。
【0020】
さらに、画像処理回路20は、撮像画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
【0021】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
【0022】
A/D変換器16の出力データが、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、または直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24またはメモリ30に書き込まれる。
【0023】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT、LCD等から成る画像表示部である。画像表示メモリ24から読み出された表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28に送られ、画像表示部28で画像表示が行われる。
【0024】
画像表示部28を用いて撮像画像データを逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現することができる。
【0025】
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により、表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにすることによって、撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0026】
30は、撮影静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影や、パノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能である。
【0027】
また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0028】
32は圧縮・伸長回路であり、適応離散コサイン変換(ADCT)、ウェーブレット変換等により画像データの圧縮伸長を行う。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み出して圧縮処理または伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0029】
34は暗号/復号回路であり、メモリ30の所定領域に記憶された画像データに対して必要に応じて暗号化処理を行ってメモリ30の所定領域に記憶する。また、メモリ30の所定領域に記憶された暗号化処理後の画像データに対して復号化処理を行う。
【0030】
40は、絞り機能を備えるシャッタ12を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有する。
【0031】
42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は、撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部、46は、バリアである保護部102の動作を制御するバリア制御部である。
【0032】
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能を有する。
【0033】
露光制御部40、測距制御部42は、TTL方式を用いて制御されており、撮像画像データを画像処理回路20によって演算して得られた演算結果に基づき、システム制御回路50が、露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
【0034】
50は、撮像装置100全体を制御するシステム制御回路、52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0035】
54は液晶表示装置、スピーカー等からなる表示部であり、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて、動作状態やメッセージ等を表示する。表示部54は、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数または複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成される。
【0036】
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置される。
【0037】
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示がある。また、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示がある。さらに、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等がある。
【0038】
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示がある。また、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等がある。
【0039】
さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示がある。また、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示等がある。
【0040】
そして、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ通知ランプ等がある。このセルフタイマ通知ランプは、AF補助光と共用しても良い。
【0041】
56は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM、フラッシュメモリ等が用いられる。
【0042】
つぎに、撮像装置100の操作部分の説明を行う。
【0043】
60は電源スイッチ(メインスイッチ)であり、撮像装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することができる。また、撮像装置100に接続された各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することができる。
【0044】
62はシャッタスイッチであり、不図示のシャッタボタンの半押しでONとなるスイッチSW1と、全押しでONとなるスイッチSW2とからなる。シャッタスイッチ62のSW1がONとなると、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等が実行開始となる。
【0045】
また、シャッタスイッチ62のSW2がONとなると、露光処理、現像処理、記録処理といった一連の処理が実行開始となる。なお、露光処理では、撮像素子12から読み出した画像データを、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込む。現像処理では、画像処理回路20やメモリ制御回路22で現像のための演算を行う。記録処理では、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む。
【0046】
70は、各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切り替えボタンを含む。また、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタンを含む。また、画像表示ON/OFFボタン、圧縮モードスイッチ、撮影直後の撮影画像データを、画像表示部28を用いて自動再生表示するクイックレビュー機能を設定するクイックレビュースイッチを含む。さらに、撮影、再生、通信のうちの少なくとも1つを実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えスイッチ、撮影、再生、通信のうちの少なくとも1つを実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行スイッチを含む。
【0047】
表示部54には、背面液晶パネルの外部表示器と覗き込み型の内部表示器とがあって、それぞれの表示器には、撮影情報の表示/非表示、ヒストグラムの表示/非表示、グリッドラインの表示/非表示の設定が可能である。
【0048】
なお、上記の圧縮モードスイッチは、JPEG(Joint Photographic Expert Group)圧縮の圧縮率を選択するためのスイッチであるとともに、撮像素子14の出力信号をそのままディジタル化して記録媒体200に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである。
【0049】
JPEG圧縮のモードは、例えばノーマルモードとファインモードとが用意されている。
【0050】
撮像装置100の利用者は、撮影した画像のデータサイズを重視する場合ノーマルモードを選択し、撮影した画像の画質を重視する場合ファインモードを選択した上で撮影を行うことができる。
【0051】
JPEG圧縮のモードにおいては、撮像素子14から出力された画像データが、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれる。この画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32において所定の圧縮率で圧縮し、必要に応じて暗号/復号回路34で所定の暗号化処理を行った後、記録媒体200に記録する。
【0052】
上記のCCDRAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、撮像素子14からライン毎にそのまま画像データを読み出して、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込む。この画像データを読み出し、必要に応じて暗号/復号回路34で所定の暗号化処理を行った後、記録媒体200に記録する。
【0053】
72はモードダイアルスイッチであり、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0054】
75は縦位置検知センサであり、撮像装置100の姿勢が縦位置、横位置であるか検知することができる。
【0055】
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
【0056】
82および84はコネクタ、86は電源部である。電源部86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池やLi−ion電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
【0057】
90は、メモリカードやハードディスク等からなる記録媒体200とのインタフェース、92は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200と接続を行うためのコネクタである。
【0058】
102は、バリアである保護部である。保護部102は、撮像装置100のレンズ10を含む撮像部を覆い、これにより、撮像部の汚れや破損を防止する。
【0059】
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の機能の一部、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置される。
【0060】
110は通信部であり、TDMA(Time Division Multiple Access)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式の携帯電話通信機能を有する。また、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式、PHS(Personal Handyphone System)方式の携帯電話通信機能を有する。
【0061】
112はアンテナ(有線通信の場合はコネクタ)であり、通信部110により撮像装置100を、パケット網、ネットワーク、インターネットを介して他の機器(例えば画像情報管理装置)と接続する。
【0062】
114は通信部で、Bluetoothなどの無線通信機能を有する。通信部114は、RS232CやUSB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、P1284等の有線通信機能を有する構成であってもよい。また、SCSI(Small Computer System Interface)、モデム、LAN(Local Area Network)等の有線通信や、IrDA(Infrared Data Association)などの赤外線通信、光通信等の各種通信機能を有する構成であってもよい。
【0063】
116はアンテナ(有線通信の場合はコネクタ)であり、通信部114により撮像装置100を印刷装置(プリントサービス)800等の他の機器と接続する。
【0064】
200は、メモリカードやハードディスク等からなる記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0065】
なお、本実施の形態では、記録媒体200は撮像装置100に内蔵される構成として説明する。
【0066】
つぎに、撮像装置100の動作を説明する。
【0067】
図2は、撮像装置100において表示に使用されるべき言語を選択するための言語選択メニューを示す図である。
【0068】
該言語選択メニューを使用してユーザによって選択され設定された言語は、メモリ52に記憶される。電源切断時に不揮発性メモリ56に記録することで、次回起動時も設定した言語を利用することができる。
【0069】
図3は、文字列及び記号に関する第1の画面レイアウト構成を示す図である。
【0070】
図3(A)は、画面左端を原点とし、左から右へ文字列を記述する英語/日本語などの言語(以下では、この言語を「英語/日本語」として説明)における文字列及び記号の画面レイアウト構成を示す。図3(B)は、画面右端を原点として右から左へ文字列を記述するアラビア語などの言語(以下では、この言語を「アラビア語」として説明)における文字列及び記号の画面レイアウト構成を示す。
【0071】
図3(A)、(B)とも、ABCは、項目名を表す文字列であり、XYZは、該項目名に対応する設定内容を表す文字列および記号である。X、Y、Zのそれぞれが、文字列群または記号に対応する。例えば、項目名はABC=Red-Eye(赤目防止)であり、設定内容はX=On(設定)、Y=Off(非設定)である。
【0072】
図3において、画面左端(原点)の座標をx0、画面右端の座標をx4、画面の左右方向の中心である中心原点の座標をx3、図3(A)における項目名ABCの文字始点の座標x5、図3(A)における設定内容XYZの文字始点の座標x6とする。さらに、図3(B)における項目名ABCの文字Aの始点座標をx1、図3(B)における設定内容XYZの文字/記号Zの始点座標をx2とする。そして、距離w1、w2、w3、Wを、下記式(1)〜(4)のように設定する。
【0073】
w1=x5−x0=x4−x1 ・・・(1)
w2=x6−x3=x3−x2 ・・・(2)
w3=x3−x0 ・・・(3)
W=x4−x0 ・・・(4)
距離Wは、画面の左右方向の幅である。
【0074】
「アラビア語」における項目名ABCの始点座標x1、およびアラビア語における設定内容XYZの始点座標x2は、下記式(5),(6)で表すことができる。
【0075】
x1=x0+W−w1 ・・・(5)
x2=x0+w3−w2 ・・・(6)
図4は、図3(A)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「英語/日本語」の撮影メニューを示す表示画面の例である。
【0076】
図4では、複数の項目名が左側縦方向に、図3の座標x5に揃えて配置され、それぞれ対応する複数の設定内容が右側縦方向に、図3の座標x6に揃えて配置される。
【0077】
図5は、図3(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の撮影メニューを示す表示画面の例である。
【0078】
図5では、複数の項目名が右側縦方向に、図3の座標x1に揃えて配置され、それぞれ対応する複数の設定内容が左側縦方向に、図3の座標x2に揃えて配置される。
【0079】
図6は、文字列及び記号に関する第2の画面レイアウト構成を示す図である。
【0080】
図6(A)は、図3(A)に示す画面レイアウト構成と同一であるが、図6(B)は、図3(B)に示す画面レイアウト構成と異なる。すなわち、第2の画面レイアウト構成では、項目名ABCの文字Aの始点座標を、中央原点座標x3から左方向に距離w2だけ離れたx2にし、設定内容XYZの文字/記号Zの始点座標を、画面右端座標x4から左方向に距離w1だけ離れたx1とする。
【0081】
図7は、図6(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の撮影メニューを示す表示画面の一例を示す図である。
【0082】
図7では、複数の項目名が左側縦方向に、図6の座標x2に揃えて配置され、それぞれ対応する複数の設定内容が右側縦方向に、図6の座標x1に揃えて配置される。
【0083】
なお、こうした項目名、設定内容の表示方式に従って作成された他のメニューについて説明する。
【0084】
図8は、図3(A)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「英語/日本語」のフォルダ作成メニューを示す表示画面の一例を示す図である。
【0085】
図9は、図3(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」のフォルダ作成メニューを示す表示画面の一例を示す図である。
【0086】
なお、「Create New Folder」のチェックボックスは、言語に依存せず左側に表示するようにしている。
【0087】
図10は、図6(A)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「英語/日本語」の情報表示カスタマイズメニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【0088】
図11は、図6(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の情報表示カスタマイズメニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【0089】
図12は、図3(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の情報表示カスタマイズメニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【0090】
なお、「SET」「MENU」のアイコン表示は、「英語/日本語」表示と「アラビア語」表示とで同じとする。
【0091】
以上のように、文字列の並び方向が異なる言語に応じた画面表示レイアウト変換を自動的に行うことが可能となる。
【0092】
つぎに、左右2つの入力ボタンを備え、これらを操作することによって、第2階層メニューへの表示画面の遷移を行う場合に、文字列の並び方向が異なる言語に応じて、異なる入力ボタンを操作しなければならないようにする第2階層メニュー選択処理について説明する。この第2階層メニュー選択処理では、例えば「英語/日本語」表示の場合、「右の入力ボタン」を操作すると、第2階層メニュー画面へ遷移することができる。一方、「アラビア語」表示の場合、「左の入力ボタン」を操作すると、第2階層メニュー画面へ遷移することができる。
【0093】
図13は、撮像装置100において実行される第2階層メニュー選択処理の手順を示すフローチャートである。
【0094】
メニュー表示状態においてイベントが発生した場合に、右ボタンが押されたか否かを判断する(S1701)。右ボタンが押下されていた場合(S1701でYES)、表示言語が「アラビア語」であるか否かを判定する(S1702)。「アラビア語」の場合は(S1702でYES)、第2階層メニューへの遷移を行わないで、本第2階層メニュー選択処理を終了する。一方、「英語/日本語」の場合は(S1702でNO)、第2階層メニューを表示する(S1704)。そして、本第2階層メニュー選択処理を終了する。
【0095】
右ボタンが押下されていない場合(S1701でNO)、左ボタンが押されたか否かを判断する(S1708)。左ボタンが押下されていない場合(S1708でNO)、本第2階層メニュー選択処理を終了する。一方、左ボタンが押下されていた場合(S1708でYES)、表示言語が「アラビア語」であるか否かを判定する(S1709)。「アラビア語」の場合は(S1709でYES)、第2階層メニューを表示する(S1711)。一方、「英語/日本語」の場合は(S1709でNO)、第2階層メニューへの遷移を行わないで、本第2階層メニュー選択処理を終了する。
【0096】
このように言語に応じて、画面遷移を行うボタン操作を変更することで、ユーザの使用感を向上させることができる。
【0097】
つぎに、左右2つの入力ボタンを備え、これらを操作することによって、撮像装置100が発生する各種警報・操作音の音量が設定される場合における言語に応じたボリューム設定処理と、該ボリューム設定処理の実行時に表示される画面とを説明する。
【0098】
図14は、撮像装置100において実行される第1のボリューム設定処理の手順を示すフローチャートである。
【0099】
ボリューム設定処理の実行時にイベントが発生した場合、右ボタンが押されたか否かを判断する(S1501)。右ボタンが押下されていた場合(S1501でYES)、表示言語が「アラビア語」であるか否かを判定する(S1502)。「アラビア語」の場合は(S1502でYES)、対象となっている警報・操作音のボリューム量(音量)を増加させる(S1503)。「英語/日本語」の場合も(S1502でNO)、対象となっている警報・操作音のボリューム量を増加させる(S1504)。そして、本第1のボリューム設定処理を終了する。
【0100】
右ボタンが押下されていない場合(S1501でNO)、左ボタンが押されたか否かを判断する(S1508)。左ボタンが押下されていない場合(S1508でNO)、本第1のボリューム設定処理を終了する。一方、左ボタンが押下されていた場合(S1508でYES)、表示言語が「アラビア語」であるか否かを判定する(S1509)。「アラビア語」の場合は(S1509でYES)、対象となっている警報・操作音のボリューム量を減少させる(S1511)。「英語/日本語」の場合も(S1509でNO)、対象となっている警報・操作音のボリューム量を減少させる(S1510)。そして、本第1のボリューム設定処理を終了する。
【0101】
図15は、図3(A)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「英語/日本語」の各種ボリューム設定メニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【0102】
この各種ボリューム設定メニュー画面は、図14に示す第1のボリューム設定処理によって作成された画面である。
【0103】
図16は、図3(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の各種ボリューム設定メニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【0104】
この各種ボリューム設定メニュー画面も、図14に示す第1のボリューム設定処理によって作成された画面である。
【0105】
図17は、撮像装置100において実行される第2のボリューム設定処理の手順を示すフローチャートである。
【0106】
ボリューム設定処理の実行時にイベントが発生した場合、右ボタンが押されたか否かを判断する(S1601)。右ボタンが押下されていた場合(S1601でYES)、表示言語が「アラビア語」であるか否かを判定する(S1602)。「アラビア語」の場合は(S1602でYES)、対象となっている警報・操作音のボリューム量を減少させる(S1603)。「英語/日本語」の場合は(S1602でNO)、対象となっている警報・操作音のボリューム量を増加させる(S1604)。そして、本第2のボリューム設定処理を終了する。
【0107】
右ボタンが押下されていない場合(S1601でNO)、左ボタンが押されたか否かを判断する(S1608)。左ボタンが押下されていない場合(S1608でNO)、本第2のボリューム設定処理を終了する。一方、左ボタンが押下されていた場合(S1608でYES)、表示言語が「アラビア語」であるか否かを判定する(S1609)。「アラビア語」の場合は(S1609でYES)、対象となっている警報・操作音のボリューム量を増加させる(S1611)。「英語/日本語」の場合は(S1609でNO)、対象となっている警報・操作音のボリューム量を減少させる(S1610)。そして、本第2のボリューム設定処理を終了する。
【0108】
図18は、図6(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の各種ボリューム設定メニューを表す表示画面の一例を示す図である。ただし、設定内容XYZが反転されて設定内容ZYXとなっている。
【0109】
この各種ボリューム設定メニュー画面は、図17に示す第2のボリューム設定処理によって作成された画面である。
【0110】
なお、図17に示す第2のボリューム設定処理によって作成された「英語/日本語」の各種ボリューム設定メニュー画面は、図15に示す各種ボリューム設定メニュー画面と同一の画面となる。
【0111】
以上のようにして、本実施の形態では、文字列の記述方向が異なる複数の言語に応じて、文字列やアイコンなどの画面レイアウトを自動的に適正に行うことができる。
【0112】
なお、本実施の形態では、表示画面全体において原則的に1つの言語に基づいて表示が行われる場合を想定して説明したが、複数言語が混在する場合においても、言語に応じて個別に表示レイアウトを変更するようにしてもよい。また、言語に応じるだけでなく、ユーザの好みに応じて表示レイアウトを選択するようにしてもよい。
【0113】
〔他の実施の形態〕
また、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。すなわち、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0114】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0115】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等を用いることができる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。また、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0116】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけではなく、次のような場合でも実現される。すなわち、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される。
【0117】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後の次のような場合も含まれる。すなわち、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0118】
【図1】本発明の一実施の形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】撮像装置において表示に使用されるべき言語を選択するための言語選択メニューを示す図である。
【図3】文字列及び記号に関する第1の画面レイアウト構成を示す図である。
【図4】図3(A)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「英語/日本語」の撮影メニューを示す表示画面の一例を示す図である。
【図5】図3(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の撮影メニューを示す表示画面の一例を示す図である。
【図6】文字列及び記号に関する第2の画面レイアウト構成を示す図である。
【図7】図6(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の撮影メニューを示す表示画面の一例を示す図である。
【図8】図3(A)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「英語/日本語」のフォルダ作成メニューを示す表示画面の一例を示す図である。
【図9】図3(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」のフォルダ作成メニューを示す表示画面の一例を示す図である。
【図10】図6(A)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「英語/日本語」の情報表示カスタマイズメニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【図11】図6(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の情報表示カスタマイズメニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【図12】図3(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の情報表示カスタマイズメニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【図13】撮像装置において実行される第2階層メニュー選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】撮像装置において実行される第1のボリューム設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】図3(A)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「英語/日本語」の各種ボリューム設定メニューを表す表示画面の一例を示す図である
【図16】図3(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の各種ボリューム設定メニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【図17】撮像装置において実行される第2のボリューム設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図18】図6(B)に示す項目名、設定内容の表示方式に従って作成された「アラビア語」の各種ボリューム設定メニューを表す表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0119】
10:撮影レンズ
14:撮像素子
50:システム制御回路(情報処理装置、配列手段、表示手段)
52:メモリ
54:表示部(画像表示装置)
70:操作部(受取手段)
100:撮像装置(情報処理装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像表示装置を備え、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで前記画像表示装置にそれぞれ表示することが可能な情報処理装置において、
所定の表示対象文字列が、文字列が右から左の方向へ記述される第1種類の言語と、文字列が左から右の方向へ記述される第2種類の言語とのうちのいずれの言語によって記述された文字列であるかを示す文字列言語情報を受け取る受取手段と、
前記受取手段によって受け取った文字列言語情報に応じて、前記複数の画面レイアウトの中から1つを選択し、前記所定の表示対象文字列を前記選択された画面レイアウトに従って配列する配列手段と、
前記配列手段によって配列された前記所定の表示対象文字列を前記画像表示装置に表示する表示手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
項目名と該項目名に対応する設定内容とで構成され、前記第1種類の言語によって記述された所定の文字列に対して、前記配列手段によって選択される画面レイアウトでは、前記項目名が画面右側に表示され、前記設定内容が画面左側に表示され、
前記所定の文字列と同一内容をもち、前記第2種類の言語によって記述された文字列に対して、前記配列手段によって選択される画面レイアウトでは、前記項目名が画面左側に表示され、前記設定内容が画面右側に表示されることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1種類の言語によって記述された複数の文字列をそれぞれ構成する各項目名および各設定内容は、画面右端を原点にする同一の横軸座標位置にそれぞれ縦方向に並べられ、
前記第2種類の言語によって記述された複数の文字列をそれぞれ構成する各項目名および各設定内容は、画面左端を原点にする同一の横軸座標位置にそれぞれ縦方向に並べられることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
2つの操作ボタンと、
第1および第2の階層メニューと、
前記第1の階層メニューが前記画像表示装置に表示されているときに、前記2つの操作ボタンの一方が操作された場合、前記受取手段によって受け取った文字列言語情報に応じて、前記画像表示装置に表示されるべき画面を前記第2の階層メニューへ遷移させるか否かを決定する決定手段と
を更に有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記決定手段は、前記2つの操作ボタンのうちの第1のボタンが操作されたとき、前記受取手段によって前記第1種類の言語に関わる文字列言語情報を受け取っている場合には、前記画像表示装置に表示されるべき画面を前記第2の階層メニューへ遷移させ、また、前記2つの操作ボタンのうちの第2のボタンが操作されたとき、前記受取手段によって前記第2種類の言語に関わる文字列言語情報を受け取っている場合には、前記画像表示装置に表示されるべき画面を前記第2の階層メニューへ遷移させることを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記項目名が数量設定のための項目名であり、前記設定内容が、段階的に単調に変化する数量の各途中数量を示す複数のアイコンである場合、前記設定内容を設定する複数の操作方法のうちの1つが前記文字列言語情報に応じて選択されることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項7】
左右方向に並んだ2つの操作ボタンを更に有し、
前記文字列言語情報が前記第1種類の言語に関わる場合、前記右側の操作ボタンを操作すると、前記設定内容が数量の増加する方向に変化し、前記左側の操作ボタンを操作すると、前記設定内容が数量の減少する方向に変化し、
前記文字列言語情報が前記第2種類の言語に関わる場合、前記右側の操作ボタンを操作すると、前記設定内容が数量の増加する方向に変化し、前記左側の操作ボタンを操作すると、前記設定内容が数量の減少する方向に変化することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
【請求項8】
左右方向に並んだ2つの操作ボタンを更に有し、
前記文字列言語情報が前記第1種類の言語に関わる場合、前記右側の操作ボタンを操作すると、前記設定内容が数量の減少する方向に変化し、前記左側の操作ボタンを操作すると、前記設定内容が数量の増加する方向に変化し、
前記文字列言語情報が前記第2種類の言語に関わる場合、前記右側の操作ボタンを操作すると、前記設定内容が数量の増加する方向に変化し、前記左側の操作ボタンを操作すると、前記設定内容が数量の減少する方向に変化することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
【請求項9】
画像表示装置を備え、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで前記画像表示装置にそれぞれ表示することが可能な情報処理装置に適用される画面レイアウト方法において、
所定の表示対象文字列が、文字列が右から左の方向へ記述される第1種類の言語と、文字列が左から右の方向へ記述される第2種類の言語とのうちのいずれの言語によって記述された文字列であるかを示す文字列言語情報を受け取る受取ステップと、
前記受取ステップにおいて受け取った文字列言語情報に応じて、前記複数の画面レイアウトの中から1つを選択し、前記所定の表示対象文字列を前記選択された画面レイアウトに従って配列する配列ステップと、
前記配列ステップにおいて配列された前記所定の表示対象文字列を前記画像表示装置に表示する表示ステップと
を有することを特徴とする画面レイアウト方法。
【請求項10】
項目名と該項目名に対応する設定内容とで構成され、前記第1種類の言語によって記述された所定の文字列に対して、前記配列ステップにおいて選択される画面レイアウトでは、前記項目名が画面右側に表示され、前記設定内容が画面左側に表示され、
前記所定の文字列と同一内容をもち、前記第2種類の言語によって記述された文字列に対して、前記配列ステップにおいて選択される画面レイアウトでは、前記項目名が画面左側に表示され、前記設定内容が画面右側に表示されることを特徴とする請求項9記載の画面レイアウト方法。
【請求項11】
前記第1種類の言語によって記述された複数の文字列をそれぞれ構成する各項目名および各設定内容は、画面右端を原点にする同一の横軸座標位置にそれぞれ縦方向に並べられ、
前記第2種類の言語によって記述された複数の文字列をそれぞれ構成する各項目名および各設定内容は、画面左端を原点にする同一の横軸座標位置にそれぞれ縦方向に並べられることを特徴とする請求項10記載の画面レイアウト方法。
【請求項12】
情報処理装置は、前記2つの操作ボタンと、第1および第2の階層メニューとを更に備え、
前記第1の階層メニューが前記画像表示装置に表示されているときに、前記2つの操作ボタンの一方が操作された場合、前記受取ステップにおいて受け取られた文字列言語情報に応じて、前記画像表示装置に表示されるべき画面を前記第2の階層メニューへ遷移させるか否かを決定する決定ステップを
を更に有することを特徴とする請求項9記載の画面レイアウト方法。
【請求項13】
前記決定ステップでは、前記2つの操作ボタンのうちの第1のボタンが操作されたとき、前記受取ステップにおいて前記第1種類の言語に関わる文字列言語情報が受け取られている場合には、前記画像表示装置に表示されるべき画面を前記第2の階層メニューへ遷移させ、また、前記2つの操作ボタンのうちの第2のボタンが操作されたとき、前記受取ステップにおいて前記第2種類の言語に関わる文字列言語情報が受け取られている場合には、前記画像表示装置に表示されるべき画面を前記第2の階層メニューへ遷移させることを特徴とする請求項12記載の画面レイアウト方法。
【請求項14】
前記項目名が数量設定のための項目名であり、前記設定内容が、段階的に単調に変化する数量の各途中数量を示す複数のアイコンである場合、前記設定内容を設定する複数の操作方法のうちの1つが前記文字列言語情報に応じて選択されることを特徴とする請求項10記載の画面レイアウト方法。
【請求項15】
画像表示装置を備え、同一情報を複数の異なる画面レイアウトで前記画像表示装置にそれぞれ表示することが可能な情報処理装置に適用される画面レイアウト方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
所定の表示対象文字列が、文字列が右から左の方向へ記述される第1種類の言語と、文字列が左から右の方向へ記述される第2種類の言語とのうちのいずれの言語によって記述された文字列であるかを示す文字列言語情報を受け取る受取ステップと、
前記受取ステップにおいて受け取った文字列言語情報に応じて、前記複数の画面レイアウトの中から1つを選択し、前記所定の表示対象文字列を前記選択された画面レイアウトに従って配列する配列ステップと、
前記配列ステップにおいて配列された前記所定の表示対象文字列を前記画像表示装置に表示する表示ステップと
を有することを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2008−40351(P2008−40351A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−217458(P2006−217458)
【出願日】平成18年8月9日(2006.8.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】