情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラム
【課題】 情報処理装置の使い勝手の向上及び動作の適正化を図る。
【解決手段】 複数の操作キー12、12、・・・を有すると共にヒンジ部9を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボード3と、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体2とを設け、キーボードの開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御するようにした。
【解決手段】 複数の操作キー12、12、・・・を有すると共にヒンジ部9を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボード3と、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体2とを設け、キーボードの開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御するようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラムについての技術分野に関する。詳しくは、折畳可能なキーボードの開閉状態の検出結果に応じた制御を行うことにより、情報処理装置の使い勝手の向上及び動作の適正化を図る技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピューターに代表される情報処理装置には、所定の処理手段や制御手段等が組み込まれた装置本体とディスプレイに対して各種の情報の入力等を行うためのキーボードとを備えたものがある。装置本体とキーボードとの接続は、装置本体に設けられた所定のポート、例えば、PS/2(Personal System/2)ポートやUSB(Universal Serial Bus)ポートを介して行われる。
【0003】
このような情報処理装置においては、キーボードがヒンジ部を介して折畳可能とされ、開放した状態でキーボードに設けられた各操作キーに対する操作を行い、閉塞して折り畳むことにより携帯性の向上や省スペース化を図るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−73255号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記した従来の情報処理装置にあっては、キーボードの使用可能状態は考慮されておらず、例えば、キーボードが閉塞され使用不能な状態にある場合においても開放状態にある場合と同様の電力供給がキーボードに対して行われていたり、閉塞状態にある場合においてもキーボードの使用を前提とするアプリケーションの起動が可能とされているという状況にあった。
【0006】
従って、動作上の無駄が多いと共に使用者にとって使い勝手が良好であるとは言い難い面があった。
【0007】
そこで、本発明情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラムは、上記した問題点を克服し、情報処理装置の使い勝手の向上及び動作の適正化を図ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明情報処理装置は、上記した課題を解決するために、複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを設け、キーボードの開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御するようにしたものである。
【0009】
本発明情報処理装置における処理プログラムは、上記した課題を解決するために、キーボードの開閉状態を検出する検出工程と、該検出工程において検出された検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御する制御工程とを設けたものである。
【0010】
従って、本発明情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラムにあっては、キーボードの開閉状態についての検出結果に応じた制御に基づき、装置本体又はキーボードが動作される。
【発明の効果】
【0011】
本発明情報処理装置は、複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを備え、キーボードの開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御するようにしたことを特徴とする。
【0012】
従って、キーボードの使用状態に応じた適正な動作を行わせることができる共に情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0013】
請求項2に記載した発明にあっては、キーボードの閉塞状態の検出時に、キーボードに対する電力の供給を制限して低消費電力モードを設定するようにしたので、無駄な電力の消費が防止され省電力化を図ることができる。
【0014】
請求項3に記載した発明にあっては、キーボードの閉塞状態の検出時に、装置本体に設けられ各種の操作を行うための操作手段又は装置本体に設けられ各種の情報を入力するための入力手段を使用可能な状態にしたので、キーボードが使用できない場合においても使用者にとって操作に必要とされる機能が確保され、情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0015】
請求項4に記載した発明にあっては、キーボードの閉塞状態の検出時に、各種の情報の入力を行うための入力用画面を起動するようにしたので、キーボードが使用できない場合において使用者にとって操作に必要とされる機能が確保され、情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0016】
請求項5に記載した発明にあっては、キーボードの開放状態の検出時に、キーボードを使用可能な状態にしたので、情報処理装置の良好な操作性を確保することができる。
【0017】
請求項6に記載した発明にあっては、キーボードの開放状態の検出時に、装置本体に設けられ各種の操作を行うための操作手段又は装置本体に設けられ各種の情報を入力するための入力手段を使用不能な状態にしたので、無駄な電力の消費が防止され省電力化を図ることができる。
【0018】
請求項7に記載した発明にあっては、キーボードの開放状態の検出時に、キーボードに対する各種の設定を行うためのユーティリティーを実行可能な状態にしたので、キーボードの使用可能時にのみ必要とされる機能が確保され、情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0019】
本発明情報処理装置における処理プログラムは、複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを備えた情報処理装置の処理プログラムであって、キーボードの開閉状態を検出する検出工程と、該検出工程において検出された検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御する制御工程とを備えたことを特徴とする。
【0020】
従って、キーボードの使用状態に応じた適正な動作を行わせることができる共に情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、本発明情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラムの最良の形態を添付図面に従って説明する。
【0022】
尚、本発明情報処理装置は、パーソナルコンピューター等の情報処理装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ネットワーク端末、携帯情報端末、ワークステーション等のキーボードを備えた各種の情報処理装置に広く適用することができ、本発明処理プログラムは、これらの各種の情報処理装置における処理プログラムに広く適用することができる。
【0023】
情報処理装置1は装置本体2と該装置本体2に接続されるキーボード3とを備えている(図1参照)。
【0024】
装置本体2は筐体4に所要の各部が配置されて成る(図1及び図2参照)。筐体4は、例えば、横長の扁平な矩形状に形成され、前面4aにディスプレイ5、例えば、液晶パネルが設けられている。ディスプレイ5には各種の情報を有する表示画面6が表示される(図2参照)。
【0025】
情報処理装置1にあっては、ディスプレイ5がタッチパネル(タブレット)とされており、ディスプレイ5に表示された表示画面6の所定の位置を指や図示しない専用の入力ペン(スタイラス)によってタップすることにより選択操作や入力操作等の各種の操作を行うことができる。
【0026】
装置本体2はハードウエア構成として、本体装置部100と接続装置部(インターフェース装置部)200とを有している。
【0027】
図3は、情報処理装置のハードウェア構成例を示したものである。
【0028】
先ず、本体装置部100内の構成について説明する。
【0029】
制御中枢であるCPU101は、バス(FSB:Front Side Bus)を介して制御装置102に接続されている。制御装置102はメインメモリ103の制御やグラフィック機能に係る制御を担当し、主に大量データを高速に処理する役目をもつ。AT互換機では「ノースブリッジ」と呼ばれ、本例に示す制御装置102には、CPU101、メインメモリ103、制御装置104、液晶表示デバイス等のグラフィック表示装置105(上記ディスプレイ5と同じ)が接続されている。
【0030】
制御装置104は、ユーザインターフェース用の制御デバイス等を主に制御するものであり、デバイスのバスリンク等を行う。AT互換機では「サウスブリッジ」と呼ばれ、「PCI to ISA bridge」では、バス(PCI:Peripheral Component Interconnect bus)を低速なバス(ISA:Industry Standard Architecture bus等)に橋渡しする役目をもち、ISAコントローラ、IDE(Integrated Drive Electronics)コントローラ等の機能を有する。
【0031】
バス(PCIバス)には、無線通信用デバイス106としてのワイヤレス(無線式)LAN(W−LAN)や、外部メモリや外部機器との接続や制御を行うためのデバイス107が接続されている。外部メモリとしては、本体装置部100への着脱が可能な半導体メモリ装置、例えば、スティック状のメモリ媒体のデータを読み書きするための制御用デバイス108や、カード型の記憶媒体の制御用デバイス109が設けられている。また、デバイス107は外部機器との接続用インターフェース(例えば、シリアルデバイスをコンピュータに追加するためのハードウェアの仕様を定義する「IEEE 1394」等)の機能を有する。
【0032】
制御装置104には、LAN(Local Area Network)用の接続用デバイス110が接続されるとともに、タッチ式パネル等を用いた入力用デバイス111がUSB(Universal Serial Bus)ポートに接続されている。
【0033】
補助記憶装置112には、例えば、磁気ディスクや光学式ディスクを用いたドライブ装置が用いられるが、本例では、ハードディスク等の大容量記憶媒体を用いたドライブ装置が用いられ、制御装置104(内のIDEコントローラ)に接続される。
【0034】
また、制御装置104に接続されているオーディオ信号処理部(Audio Codec)113は、ディジタル−アナログ変換されたオーディオ信号を、例えば、スピーカ114やヘッドフォン115に送出して音声を出力する。あるいは、マイクロフォンを備えた装置形態では、音声入力データをディジタル化する処理等を行う。
【0035】
記憶装置116には、コンピュータを動作させるための制御プログラム等が格納されており、LPC(Low Pin Count:シリアルバス)等を用いて制御装置104、117に接続されている。
【0036】
制御装置117は、各種の信号の制御を行う汎用装置であり、例えば、「EC」(Embedded Controller:組み込みコントローラ)が用いられ、キーボードコントローラの機能や、システムの電源制御やシステムの付加機能等についての制御を行う(携帯型機器等ではマイクロコンピュータが搭載されている。)。尚、記憶装置116内の制御プログラムを変更することによってコンピュータの制御方法を変えることができる。
【0037】
スティック型ポインティングデバイス(トラックポイント等)を構成する操作デバイス118(後述するポインティングデバイス7h)は、制御装置117のポート(PS/2(Personal System/2)ポート等)に接続されている。また、本体装置部100に設けられたスイッチや操作釦等を含む操作部119からの信号が制御装置117に送出される。
【0038】
本体装置部100に外部機器を直接的に接続するための接続部120としては、USBコネクタ(後述する接続ポート7l)が設けられており、接続部120は制御装置117に接続されている。
【0039】
尚、図示しない電源部には、ACアダプターからの商用電源電圧の供給、あるいは二次電池や燃料電池等を用いた上記したバッテリーからの直流電源供給が行われる。例えば、上記EC(制御装置117)は、ACアダプターやバッテリー等の接続や装着の状態を検出したり、バッテリーの残量等を含む各種の管理情報を保持している。
【0040】
次に、接続装置部200の構成について説明する。
【0041】
本体装置部100については、コネクタ等の接続手段を介して接続装置部200に接続することにより、図示しない外部機器との間で信号伝送が行われる。
【0042】
VGA(Video Grapthics Array)コネクタ等で外部の表示装置を接続するためのコネクタ部201は、本体装置部100内の制御装置102に接続され、これにより外部ディスプレイ装置に対して画像信号等が出力される。
【0043】
また、「IEEE 1394」規格に準拠した外部機器等を接続するためのコネクタ部202が、本体装置部100内の上記デバイス107に接続され、LANケーブル等を接続するためのコネクタ部203が本体装置部100内の上記デバイス110に接続されるようになっている。
【0044】
本体装置部100内の制御装置104に接続される集線用デバイス204には、USBハブが用いられ、本例では、接続装置部200に4つのUSBコネクタ205、205、…が付設され、各USBコネクタ205、205、・・・が集線用デバイス204(USBハブ)に接続されている。
【0045】
筐体4の所定の位置には、複数の操作釦7、7、・・・が設けられている(図1及び図2参照)。操作釦7、7、・・・は、ディスプレイ5に表示される表示画面6に対して各種の操作を行うための操作手段又は表示画面6に対して各種の情報を入力するための入力手段として機能する。
【0046】
操作釦7、7、・・・としては、例えば、センター釦7a、左釦7b、右釦7c、ズーム釦7d、ローテーション釦7e、エンター釦7f、カーソルキー7g、ポインティングデバイス7h、ファンクション選択釦7i、起動釦7j、輝度変更釦7k等が設けられている。
【0047】
センター釦7a、左釦7b、右釦7cはそれぞれマウスの各釦に相当する釦であり、ズーム釦7dはディスプレイ5に表示される表示画面6の拡大縮小、即ち、解像度の変更を行う釦であり、ローテーション釦7eは表示画面6を90°回転させる釦であり、エンター釦7fはキーボードのエンターキーに相当し操作の実行や確定を行う釦であり、カーソルキー7gはディスプレイ5に表示されるカーソルを上下左右に移動させる等の釦であり、ポインティングデバイス7hはディスプレイ5に表示されるポインターを移動させる等の釦であり、ファンクション選択釦7iは出力される音量の変更や外付けのディスプレイへの出力の切替等を行う釦であり、起動釦7jは特定のソフトウェアを起動する釦であり、輝度変更釦7kはディスプレイ5の輝度を変更する釦である。
【0048】
情報処理装置1にあっては、図1及び図2に示すように、エンター釦7fがカーソルキー7gの中央に配置されている。従って、これらの釦を各別の位置に離隔して配置する場合に比し省スペース化が図られ、情報処理装置1の小型化を図ることができる。
【0049】
また、エンター釦7f及びカーソルキー7gの近傍の位置にポインティングデバイス7hが配置されているため、これらの各釦を連続して又は高頻度に使用する場合に手や指の移動量が少なく、良好な操作性を確保することができる。
【0050】
情報処理装置1には、筐体4の側面4bにキーボード3を接続するための接続ポート7lが設けられている(図1参照)。接続ポート7lは、例えば、USBポートである。
【0051】
キーボード3は、接続ケーブル8が装置本体2の接続ポート7lに接続される(図1参照)。
【0052】
キーボード3は左右方向における中央部にヒンジ部9が設けられ、該ヒンジ部9を介して2つ折りに折畳可能とされている(図4乃至図6参照)。キーボード3は枠部10と該枠部10の内側に配置された操作部11とを有している。
【0053】
枠部10は固定枠10aとスライド枠10bとから成り、開閉時にスライド枠10bが操作部11に対してスライドされる。
【0054】
キーボード3は、折り畳まれた閉塞状態において操作部11が閉塞され、開放状態において操作部11が開放され操作可能とされる。
【0055】
操作部11には複数の操作キー12、12、・・・が配置されている。操作キー7、7、・・・としては、例えば、前の操作の段階に戻すため等のエスケープキー、所定の機能を実行させるためのファンクションキー(F1〜F12)、文字を入力するための文字入力キー(アルファベットキー)、入力した文字を削除するためのバックスペースキーやデリートキー、数字の入力が可能な数字キー、入力等を確定するためのエンターキー、入力文字を変換するためのキャプスロックキー、他のキーと組み合わせて使用され特定の機能を実行させるためのシフトキー、コントロールキー及びオルトキー、スペースを設ける等のためのスペースキー、カーソルの移動を行うためのカーソルキー等が設けられている。
【0056】
操作部11のスペースキー12aの直ぐ下側には左クリックキー12b及び右クリックキー12cが配置され、スペースキー12aの上側で所定の文字入力キーに囲まれた位置にはマウスポインター13が配置されている。マウスポインター13は、例えば、文字入力キーのうちアルファベットの「G」「H」「B」を入力するキーの間に配置されている。
【0057】
左クリックキー12b及び右クリックキー12cは、それぞれ装置本体2に設けられた左釦7b及び右釦7cと同様の機能を有するキーであり、マウスポインター13は、装置本体2に設けられたポインティングデバイス7hと同様の機能を有するキーである。
【0058】
キーボード3の側面にはロック摘子14が設けられている。キーボード3の閉塞状態においてロック摘子14を操作することにより、閉塞状態のロック又はその解除を行うことができる。
【0059】
情報処理装置1にあっては、上記したように、キーボード3にマウスの各機能を有する左クリックキー12b、右クリックキー12c及びマウスポインター13が配置されているため、キーボード3とは別にマウスを用いる必要がなく、また、装置本体2やキーボード3とともにマウスを携帯する必要がなく、使い勝手の向上を図ることができる。
【0060】
以下に、情報処理装置1の内部構成を示す(図7参照)。
【0061】
装置本体2には、USBホストコントローラー15、USBドライバー16、オペレーティングシステム(OS)17及びアプリケーション18が組み込まれている。
【0062】
USBホストコントローラー15は装置本体2とキーボード3との間のメッセージに基づいて装置本体2の制御を行う手段であり、キーボード3から受け取ったメッセージをUSBドライバー16に受け渡し、USBドライバー16から受け取ったメッセージをキーボード3に受け渡す。
【0063】
USBドライバー16はUSBホストコントローラー15とオペレーティングシステム17の間に介在され、USBホストコントローラー15から受け取ったメッセージをオペレーティングシステム17に受け渡し、オペレーティングシステム17から受け取ったメッセージをUSBコントローラー15に受け渡す機能を有する。
【0064】
オペレーティングシステム17は情報処理装置1の全体の管理機能を有し、アプリケーション18の動作制御等を行う。
【0065】
アプリケーション18は情報処理装置1における各動作処理を実行する手段であり、例えば、所定のソフトウェアに対する処理やキーボード3に対して所定の処理を行うメッセージの発行等を行う。
【0066】
キーボード3には、キーボードコントローラー19及び開閉センサー20が組み込まれている。
【0067】
キーボードコントローラー19は装置本体2又は開閉センサー20から受け取ったメッセージに基づいてキーボード3の制御を行う手段である。
【0068】
開閉センサー20はキーボード3の開閉状態を常時検出する手段であり、検出結果に基づいたメッセージをキーボードコントローラー19へ通知する。開閉センサー20としては、例えば、タクトスイッチ型のものや磁力型のものが用いられる。
【0069】
次に、キーボード3の開閉検出時において行われる制御の処理例について説明する(図8乃至図13参照)。情報処理装置1にあっては、上記したように、開閉センサー20によって常時キーボード3の開閉状態が検出されており、この検出結果に応じて装置本体2又はキーボード3に対して以下のような各処理が行われる。尚、開閉センサー20によるキーボード3の開閉状態の検出が検出工程とされ、この検出工程における検出結果に基づいて行われる各処理が制御工程とされる。
【0070】
先ず、第1の処理例について説明する(図8参照)。
【0071】
開閉センサー20によってキーボード3の開閉状態が閉塞状態であることが検出されると、その検出結果に応じた閉塞状態である旨のメッセージが発行されキーボードコントローラー19に通知される(A1)。
【0072】
キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じたメッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15、USBドライバー16及びオペレーティングシステム17を介してアプリケーション18に通知される(A2)。
【0073】
アプリケーション18はオペレーティングシステム17を介してUSBドライバー16に対して低消費電力モードの設定メッセージを発行し(A3)、このメッセージの通知を受けたUSBドライバー16は受け取ったメッセージに応じたメッセージをUSBホストコントローラー15に通知する(A4)。
【0074】
USBホストコントローラー15はキーボードコントローラー19に対して低消費電力モードへの移行メッセージを通知し(A5)、このメッセージを受け取ったキーボードコントローラー19によってキーボード3に対する電力の供給を制限する低消費電力モードが設定される。
【0075】
尚、上記のように、キーボード3が低消費電力モードに設定されたときに、同時に、装置本体2においても休止状態等の低消費電力モードが設定されるようにしてもよい。
【0076】
上記のように、キーボード3が閉塞状態とされたときに、キーボード3を低消費電力モードに設定することにより、無駄な電力の消費が防止され省電力化を図ることができる。情報処理装置1をバッテリー駆動させる場合には、特に、有効である。
【0077】
次に、第2の処理例について説明する(図9参照)。
【0078】
開閉センサー20によってキーボード3の開閉状態が閉塞状態であることが検出されると、その検出結果に応じた閉塞状態である旨のメッセージが発行されキーボードコントローラー19に通知される(B1)。
【0079】
キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じたメッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15、USBドライバー16及びオペレーティングシステム17を介してアプリケーション18に通知される(B2)。
【0080】
アプリケーション18はオペレーティングシステム17に対して装置本体2に設けられた所定の操作釦7、7、・・・等の機能を実行可能とする実行メッセージを通知し(B3)、このメッセージを受け取ったオペレーティングシステム17によって所定の操作釦7、7、・・・等の機能の実行が可能とされる。尚、ここに言う所定の操作釦7、7、・・・とは、例えば、キーボード3に設けられた操作キー11、11、・・・と同様の機能を有する操作釦7、7、・・・であり、左釦7b、右釦7c、エンター釦7f、カーソルキー7g、ポインティングデバイス7h等である。
【0081】
上記のように、キーボード3が閉塞状態とされたときに、上記した所定の操作釦7、7、・・・の機能を実行可能とすることにより、キーボード3が使用できない場合においても使用者にとって操作に必要とされる機能が確保され、情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0082】
次に、第3の処理例について説明する(図10乃至図12参照)。
【0083】
開閉センサー20によってキーボード3の開閉状態が閉塞状態であることが検出されると、その検出結果に応じた閉塞状態である旨のメッセージが発行されキーボードコントローラー19に通知される(C1)。
【0084】
キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じたメッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15、USBドライバー16及びオペレーティングシステム17を介してアプリケーション18に通知される(C2)。
【0085】
アプリケーション18は受け取ったメッセージに基づき、装置本体2に組み込まれた所定のソフトウエア21を起動する。尚、ここに言う所定のソフトウェア21とは、例えば、図11及び図12に示すような表示画面6上に表示可能な入力用画面22、23等を起動するソフトウエアである。
【0086】
入力用画面22は複数の操作用の釦22a、22a、・・・を有する所謂ソフトウエアキーボードと称される画面であり、指や専用の入力ペンによって釦22a、22a、・・・をタップ操作することにより、文字入力等の各種の処理を実行することができる。
【0087】
入力用画面23には複数の入力枠領域23a、23a、・・・が設けられ、該入力枠領域23a、23a、・・・に専用の入力ペン等により文字等を手書き入力することが可能である。
【0088】
上記のように、キーボード3が閉塞状態とされたときに、上記した入力用画面22、23の起動を可能とすることにより、キーボード3が使用できない場合において使用者にとって操作に必要とされる機能が確保され、情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0089】
次に、第4の処理例について説明する(図13参照)。
【0090】
開閉センサー20によってキーボード3の開閉状態が開放状態であることが検出されると、その検出結果に応じた開放状態である旨のメッセージが発行されキーボードコントローラー19に通知される(D1)。
【0091】
キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じてキーボード3の使用を可能とする要求メッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15に通知される(D2)。
【0092】
USBホストコントローラー15にメッセージが通知されると、このメッセージに基づきキーボード3の低消費電力モードが解除され、キーボード3が使用可能な状態とされる。
【0093】
また、同時に、キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じたメッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15、USBドライバー16及びオペレーティングシステム17を介してアプリケーション18に通知される(D3)。
【0094】
アプリケーション18への通知に基づき、アプリケーション18はキーボード3の使用に伴って用いられるソフトウエア等の起動を可能とするメッセージを発行する。
【0095】
上記のように、キーボード3が開放状態とされたときに、キーボード3の使用を可能とすることにより、情報処理装置1の良好な操作性を確保することができる。
【0096】
尚、キーボード3の開放状態が検出されたときには、以下のような処理が行われるようにしてもよい。
【0097】
例えば、キーボード3が開放されたときに、装置本体2に設けられた機能のうち、キーボード3にも設けられた機能についての操作等を不可とする処理を行うことができる。具体的には、左釦7b、右釦7c、エンター釦7f、カーソルキー7g、ポインティングデバイス7h等の操作を不可とする処理や入力用画面22、23等の起動を不可とし、これらの各機能を実行するための手段に対する電力の制限を行う処理がある。
【0098】
このように装置本体2に設けられた機能のうち、キーボード3にも設けられた機能についての操作等を不可として電力の制限を行うことにより、無駄な電力の消費が防止され省電力化を図ることができる。情報処理装置1をバッテリー駆動させる場合には、特に、有効である。
【0099】
また、別の処理として、キーボード3が開放されたときに、キーボード3に対する各種の設定を行うためのユーティリティーを実行可能な状態とする処理を行うことができる。
【0100】
このようにキーボード3に対する各種の設定を行うためのユーティリティーを実行可能な状態とする処理を行うことにより、キーボード3の使用可能時にのみ必要とされる機能が確保され、情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0101】
以上に記載した通り、情報処理装置1にあっては、キーボード3の開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体2又はキーボード3の動作を制御するようにしたので、キーボード3の使用状態に応じた適正な動作を行わせることができる共に情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0102】
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】図2乃至図13と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は情報処理装置の斜視図である。
【図2】装置本体の斜視図である。
【図3】装置本体のハードウェア構成例を示したブロック図である。
【図4】キーボードの開放状態を示す拡大斜視図である。
【図5】キーボードの開閉動作が行われている途中の状態を示す拡大斜視図である。
【図6】キーボードの閉塞状態を示す拡大斜視図である。
【図7】情報処理装置の内部構成を示す概念図である。
【図8】第1の処理例を示す概念図である。
【図9】第2の処理例を示す概念図である。
【図10】第3の処理例を示す概念図である。
【図11】第3の処理例において表示される入力用画面を示す拡大正面図である。
【図12】第3の処理例において表示される別の入力用画面を示す拡大正面図である。
【図13】第4の処理例を示す概念図である。
【符号の説明】
【0104】
1…情報処理装置、2…装置本体、3…キーボード、9…ヒンジ部、12…操作キー、22…入力用画面、23…入力用画面
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラムについての技術分野に関する。詳しくは、折畳可能なキーボードの開閉状態の検出結果に応じた制御を行うことにより、情報処理装置の使い勝手の向上及び動作の適正化を図る技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピューターに代表される情報処理装置には、所定の処理手段や制御手段等が組み込まれた装置本体とディスプレイに対して各種の情報の入力等を行うためのキーボードとを備えたものがある。装置本体とキーボードとの接続は、装置本体に設けられた所定のポート、例えば、PS/2(Personal System/2)ポートやUSB(Universal Serial Bus)ポートを介して行われる。
【0003】
このような情報処理装置においては、キーボードがヒンジ部を介して折畳可能とされ、開放した状態でキーボードに設けられた各操作キーに対する操作を行い、閉塞して折り畳むことにより携帯性の向上や省スペース化を図るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−73255号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記した従来の情報処理装置にあっては、キーボードの使用可能状態は考慮されておらず、例えば、キーボードが閉塞され使用不能な状態にある場合においても開放状態にある場合と同様の電力供給がキーボードに対して行われていたり、閉塞状態にある場合においてもキーボードの使用を前提とするアプリケーションの起動が可能とされているという状況にあった。
【0006】
従って、動作上の無駄が多いと共に使用者にとって使い勝手が良好であるとは言い難い面があった。
【0007】
そこで、本発明情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラムは、上記した問題点を克服し、情報処理装置の使い勝手の向上及び動作の適正化を図ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明情報処理装置は、上記した課題を解決するために、複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを設け、キーボードの開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御するようにしたものである。
【0009】
本発明情報処理装置における処理プログラムは、上記した課題を解決するために、キーボードの開閉状態を検出する検出工程と、該検出工程において検出された検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御する制御工程とを設けたものである。
【0010】
従って、本発明情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラムにあっては、キーボードの開閉状態についての検出結果に応じた制御に基づき、装置本体又はキーボードが動作される。
【発明の効果】
【0011】
本発明情報処理装置は、複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを備え、キーボードの開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御するようにしたことを特徴とする。
【0012】
従って、キーボードの使用状態に応じた適正な動作を行わせることができる共に情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0013】
請求項2に記載した発明にあっては、キーボードの閉塞状態の検出時に、キーボードに対する電力の供給を制限して低消費電力モードを設定するようにしたので、無駄な電力の消費が防止され省電力化を図ることができる。
【0014】
請求項3に記載した発明にあっては、キーボードの閉塞状態の検出時に、装置本体に設けられ各種の操作を行うための操作手段又は装置本体に設けられ各種の情報を入力するための入力手段を使用可能な状態にしたので、キーボードが使用できない場合においても使用者にとって操作に必要とされる機能が確保され、情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0015】
請求項4に記載した発明にあっては、キーボードの閉塞状態の検出時に、各種の情報の入力を行うための入力用画面を起動するようにしたので、キーボードが使用できない場合において使用者にとって操作に必要とされる機能が確保され、情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0016】
請求項5に記載した発明にあっては、キーボードの開放状態の検出時に、キーボードを使用可能な状態にしたので、情報処理装置の良好な操作性を確保することができる。
【0017】
請求項6に記載した発明にあっては、キーボードの開放状態の検出時に、装置本体に設けられ各種の操作を行うための操作手段又は装置本体に設けられ各種の情報を入力するための入力手段を使用不能な状態にしたので、無駄な電力の消費が防止され省電力化を図ることができる。
【0018】
請求項7に記載した発明にあっては、キーボードの開放状態の検出時に、キーボードに対する各種の設定を行うためのユーティリティーを実行可能な状態にしたので、キーボードの使用可能時にのみ必要とされる機能が確保され、情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0019】
本発明情報処理装置における処理プログラムは、複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを備えた情報処理装置の処理プログラムであって、キーボードの開閉状態を検出する検出工程と、該検出工程において検出された検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御する制御工程とを備えたことを特徴とする。
【0020】
従って、キーボードの使用状態に応じた適正な動作を行わせることができる共に情報処理装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、本発明情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラムの最良の形態を添付図面に従って説明する。
【0022】
尚、本発明情報処理装置は、パーソナルコンピューター等の情報処理装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ネットワーク端末、携帯情報端末、ワークステーション等のキーボードを備えた各種の情報処理装置に広く適用することができ、本発明処理プログラムは、これらの各種の情報処理装置における処理プログラムに広く適用することができる。
【0023】
情報処理装置1は装置本体2と該装置本体2に接続されるキーボード3とを備えている(図1参照)。
【0024】
装置本体2は筐体4に所要の各部が配置されて成る(図1及び図2参照)。筐体4は、例えば、横長の扁平な矩形状に形成され、前面4aにディスプレイ5、例えば、液晶パネルが設けられている。ディスプレイ5には各種の情報を有する表示画面6が表示される(図2参照)。
【0025】
情報処理装置1にあっては、ディスプレイ5がタッチパネル(タブレット)とされており、ディスプレイ5に表示された表示画面6の所定の位置を指や図示しない専用の入力ペン(スタイラス)によってタップすることにより選択操作や入力操作等の各種の操作を行うことができる。
【0026】
装置本体2はハードウエア構成として、本体装置部100と接続装置部(インターフェース装置部)200とを有している。
【0027】
図3は、情報処理装置のハードウェア構成例を示したものである。
【0028】
先ず、本体装置部100内の構成について説明する。
【0029】
制御中枢であるCPU101は、バス(FSB:Front Side Bus)を介して制御装置102に接続されている。制御装置102はメインメモリ103の制御やグラフィック機能に係る制御を担当し、主に大量データを高速に処理する役目をもつ。AT互換機では「ノースブリッジ」と呼ばれ、本例に示す制御装置102には、CPU101、メインメモリ103、制御装置104、液晶表示デバイス等のグラフィック表示装置105(上記ディスプレイ5と同じ)が接続されている。
【0030】
制御装置104は、ユーザインターフェース用の制御デバイス等を主に制御するものであり、デバイスのバスリンク等を行う。AT互換機では「サウスブリッジ」と呼ばれ、「PCI to ISA bridge」では、バス(PCI:Peripheral Component Interconnect bus)を低速なバス(ISA:Industry Standard Architecture bus等)に橋渡しする役目をもち、ISAコントローラ、IDE(Integrated Drive Electronics)コントローラ等の機能を有する。
【0031】
バス(PCIバス)には、無線通信用デバイス106としてのワイヤレス(無線式)LAN(W−LAN)や、外部メモリや外部機器との接続や制御を行うためのデバイス107が接続されている。外部メモリとしては、本体装置部100への着脱が可能な半導体メモリ装置、例えば、スティック状のメモリ媒体のデータを読み書きするための制御用デバイス108や、カード型の記憶媒体の制御用デバイス109が設けられている。また、デバイス107は外部機器との接続用インターフェース(例えば、シリアルデバイスをコンピュータに追加するためのハードウェアの仕様を定義する「IEEE 1394」等)の機能を有する。
【0032】
制御装置104には、LAN(Local Area Network)用の接続用デバイス110が接続されるとともに、タッチ式パネル等を用いた入力用デバイス111がUSB(Universal Serial Bus)ポートに接続されている。
【0033】
補助記憶装置112には、例えば、磁気ディスクや光学式ディスクを用いたドライブ装置が用いられるが、本例では、ハードディスク等の大容量記憶媒体を用いたドライブ装置が用いられ、制御装置104(内のIDEコントローラ)に接続される。
【0034】
また、制御装置104に接続されているオーディオ信号処理部(Audio Codec)113は、ディジタル−アナログ変換されたオーディオ信号を、例えば、スピーカ114やヘッドフォン115に送出して音声を出力する。あるいは、マイクロフォンを備えた装置形態では、音声入力データをディジタル化する処理等を行う。
【0035】
記憶装置116には、コンピュータを動作させるための制御プログラム等が格納されており、LPC(Low Pin Count:シリアルバス)等を用いて制御装置104、117に接続されている。
【0036】
制御装置117は、各種の信号の制御を行う汎用装置であり、例えば、「EC」(Embedded Controller:組み込みコントローラ)が用いられ、キーボードコントローラの機能や、システムの電源制御やシステムの付加機能等についての制御を行う(携帯型機器等ではマイクロコンピュータが搭載されている。)。尚、記憶装置116内の制御プログラムを変更することによってコンピュータの制御方法を変えることができる。
【0037】
スティック型ポインティングデバイス(トラックポイント等)を構成する操作デバイス118(後述するポインティングデバイス7h)は、制御装置117のポート(PS/2(Personal System/2)ポート等)に接続されている。また、本体装置部100に設けられたスイッチや操作釦等を含む操作部119からの信号が制御装置117に送出される。
【0038】
本体装置部100に外部機器を直接的に接続するための接続部120としては、USBコネクタ(後述する接続ポート7l)が設けられており、接続部120は制御装置117に接続されている。
【0039】
尚、図示しない電源部には、ACアダプターからの商用電源電圧の供給、あるいは二次電池や燃料電池等を用いた上記したバッテリーからの直流電源供給が行われる。例えば、上記EC(制御装置117)は、ACアダプターやバッテリー等の接続や装着の状態を検出したり、バッテリーの残量等を含む各種の管理情報を保持している。
【0040】
次に、接続装置部200の構成について説明する。
【0041】
本体装置部100については、コネクタ等の接続手段を介して接続装置部200に接続することにより、図示しない外部機器との間で信号伝送が行われる。
【0042】
VGA(Video Grapthics Array)コネクタ等で外部の表示装置を接続するためのコネクタ部201は、本体装置部100内の制御装置102に接続され、これにより外部ディスプレイ装置に対して画像信号等が出力される。
【0043】
また、「IEEE 1394」規格に準拠した外部機器等を接続するためのコネクタ部202が、本体装置部100内の上記デバイス107に接続され、LANケーブル等を接続するためのコネクタ部203が本体装置部100内の上記デバイス110に接続されるようになっている。
【0044】
本体装置部100内の制御装置104に接続される集線用デバイス204には、USBハブが用いられ、本例では、接続装置部200に4つのUSBコネクタ205、205、…が付設され、各USBコネクタ205、205、・・・が集線用デバイス204(USBハブ)に接続されている。
【0045】
筐体4の所定の位置には、複数の操作釦7、7、・・・が設けられている(図1及び図2参照)。操作釦7、7、・・・は、ディスプレイ5に表示される表示画面6に対して各種の操作を行うための操作手段又は表示画面6に対して各種の情報を入力するための入力手段として機能する。
【0046】
操作釦7、7、・・・としては、例えば、センター釦7a、左釦7b、右釦7c、ズーム釦7d、ローテーション釦7e、エンター釦7f、カーソルキー7g、ポインティングデバイス7h、ファンクション選択釦7i、起動釦7j、輝度変更釦7k等が設けられている。
【0047】
センター釦7a、左釦7b、右釦7cはそれぞれマウスの各釦に相当する釦であり、ズーム釦7dはディスプレイ5に表示される表示画面6の拡大縮小、即ち、解像度の変更を行う釦であり、ローテーション釦7eは表示画面6を90°回転させる釦であり、エンター釦7fはキーボードのエンターキーに相当し操作の実行や確定を行う釦であり、カーソルキー7gはディスプレイ5に表示されるカーソルを上下左右に移動させる等の釦であり、ポインティングデバイス7hはディスプレイ5に表示されるポインターを移動させる等の釦であり、ファンクション選択釦7iは出力される音量の変更や外付けのディスプレイへの出力の切替等を行う釦であり、起動釦7jは特定のソフトウェアを起動する釦であり、輝度変更釦7kはディスプレイ5の輝度を変更する釦である。
【0048】
情報処理装置1にあっては、図1及び図2に示すように、エンター釦7fがカーソルキー7gの中央に配置されている。従って、これらの釦を各別の位置に離隔して配置する場合に比し省スペース化が図られ、情報処理装置1の小型化を図ることができる。
【0049】
また、エンター釦7f及びカーソルキー7gの近傍の位置にポインティングデバイス7hが配置されているため、これらの各釦を連続して又は高頻度に使用する場合に手や指の移動量が少なく、良好な操作性を確保することができる。
【0050】
情報処理装置1には、筐体4の側面4bにキーボード3を接続するための接続ポート7lが設けられている(図1参照)。接続ポート7lは、例えば、USBポートである。
【0051】
キーボード3は、接続ケーブル8が装置本体2の接続ポート7lに接続される(図1参照)。
【0052】
キーボード3は左右方向における中央部にヒンジ部9が設けられ、該ヒンジ部9を介して2つ折りに折畳可能とされている(図4乃至図6参照)。キーボード3は枠部10と該枠部10の内側に配置された操作部11とを有している。
【0053】
枠部10は固定枠10aとスライド枠10bとから成り、開閉時にスライド枠10bが操作部11に対してスライドされる。
【0054】
キーボード3は、折り畳まれた閉塞状態において操作部11が閉塞され、開放状態において操作部11が開放され操作可能とされる。
【0055】
操作部11には複数の操作キー12、12、・・・が配置されている。操作キー7、7、・・・としては、例えば、前の操作の段階に戻すため等のエスケープキー、所定の機能を実行させるためのファンクションキー(F1〜F12)、文字を入力するための文字入力キー(アルファベットキー)、入力した文字を削除するためのバックスペースキーやデリートキー、数字の入力が可能な数字キー、入力等を確定するためのエンターキー、入力文字を変換するためのキャプスロックキー、他のキーと組み合わせて使用され特定の機能を実行させるためのシフトキー、コントロールキー及びオルトキー、スペースを設ける等のためのスペースキー、カーソルの移動を行うためのカーソルキー等が設けられている。
【0056】
操作部11のスペースキー12aの直ぐ下側には左クリックキー12b及び右クリックキー12cが配置され、スペースキー12aの上側で所定の文字入力キーに囲まれた位置にはマウスポインター13が配置されている。マウスポインター13は、例えば、文字入力キーのうちアルファベットの「G」「H」「B」を入力するキーの間に配置されている。
【0057】
左クリックキー12b及び右クリックキー12cは、それぞれ装置本体2に設けられた左釦7b及び右釦7cと同様の機能を有するキーであり、マウスポインター13は、装置本体2に設けられたポインティングデバイス7hと同様の機能を有するキーである。
【0058】
キーボード3の側面にはロック摘子14が設けられている。キーボード3の閉塞状態においてロック摘子14を操作することにより、閉塞状態のロック又はその解除を行うことができる。
【0059】
情報処理装置1にあっては、上記したように、キーボード3にマウスの各機能を有する左クリックキー12b、右クリックキー12c及びマウスポインター13が配置されているため、キーボード3とは別にマウスを用いる必要がなく、また、装置本体2やキーボード3とともにマウスを携帯する必要がなく、使い勝手の向上を図ることができる。
【0060】
以下に、情報処理装置1の内部構成を示す(図7参照)。
【0061】
装置本体2には、USBホストコントローラー15、USBドライバー16、オペレーティングシステム(OS)17及びアプリケーション18が組み込まれている。
【0062】
USBホストコントローラー15は装置本体2とキーボード3との間のメッセージに基づいて装置本体2の制御を行う手段であり、キーボード3から受け取ったメッセージをUSBドライバー16に受け渡し、USBドライバー16から受け取ったメッセージをキーボード3に受け渡す。
【0063】
USBドライバー16はUSBホストコントローラー15とオペレーティングシステム17の間に介在され、USBホストコントローラー15から受け取ったメッセージをオペレーティングシステム17に受け渡し、オペレーティングシステム17から受け取ったメッセージをUSBコントローラー15に受け渡す機能を有する。
【0064】
オペレーティングシステム17は情報処理装置1の全体の管理機能を有し、アプリケーション18の動作制御等を行う。
【0065】
アプリケーション18は情報処理装置1における各動作処理を実行する手段であり、例えば、所定のソフトウェアに対する処理やキーボード3に対して所定の処理を行うメッセージの発行等を行う。
【0066】
キーボード3には、キーボードコントローラー19及び開閉センサー20が組み込まれている。
【0067】
キーボードコントローラー19は装置本体2又は開閉センサー20から受け取ったメッセージに基づいてキーボード3の制御を行う手段である。
【0068】
開閉センサー20はキーボード3の開閉状態を常時検出する手段であり、検出結果に基づいたメッセージをキーボードコントローラー19へ通知する。開閉センサー20としては、例えば、タクトスイッチ型のものや磁力型のものが用いられる。
【0069】
次に、キーボード3の開閉検出時において行われる制御の処理例について説明する(図8乃至図13参照)。情報処理装置1にあっては、上記したように、開閉センサー20によって常時キーボード3の開閉状態が検出されており、この検出結果に応じて装置本体2又はキーボード3に対して以下のような各処理が行われる。尚、開閉センサー20によるキーボード3の開閉状態の検出が検出工程とされ、この検出工程における検出結果に基づいて行われる各処理が制御工程とされる。
【0070】
先ず、第1の処理例について説明する(図8参照)。
【0071】
開閉センサー20によってキーボード3の開閉状態が閉塞状態であることが検出されると、その検出結果に応じた閉塞状態である旨のメッセージが発行されキーボードコントローラー19に通知される(A1)。
【0072】
キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じたメッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15、USBドライバー16及びオペレーティングシステム17を介してアプリケーション18に通知される(A2)。
【0073】
アプリケーション18はオペレーティングシステム17を介してUSBドライバー16に対して低消費電力モードの設定メッセージを発行し(A3)、このメッセージの通知を受けたUSBドライバー16は受け取ったメッセージに応じたメッセージをUSBホストコントローラー15に通知する(A4)。
【0074】
USBホストコントローラー15はキーボードコントローラー19に対して低消費電力モードへの移行メッセージを通知し(A5)、このメッセージを受け取ったキーボードコントローラー19によってキーボード3に対する電力の供給を制限する低消費電力モードが設定される。
【0075】
尚、上記のように、キーボード3が低消費電力モードに設定されたときに、同時に、装置本体2においても休止状態等の低消費電力モードが設定されるようにしてもよい。
【0076】
上記のように、キーボード3が閉塞状態とされたときに、キーボード3を低消費電力モードに設定することにより、無駄な電力の消費が防止され省電力化を図ることができる。情報処理装置1をバッテリー駆動させる場合には、特に、有効である。
【0077】
次に、第2の処理例について説明する(図9参照)。
【0078】
開閉センサー20によってキーボード3の開閉状態が閉塞状態であることが検出されると、その検出結果に応じた閉塞状態である旨のメッセージが発行されキーボードコントローラー19に通知される(B1)。
【0079】
キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じたメッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15、USBドライバー16及びオペレーティングシステム17を介してアプリケーション18に通知される(B2)。
【0080】
アプリケーション18はオペレーティングシステム17に対して装置本体2に設けられた所定の操作釦7、7、・・・等の機能を実行可能とする実行メッセージを通知し(B3)、このメッセージを受け取ったオペレーティングシステム17によって所定の操作釦7、7、・・・等の機能の実行が可能とされる。尚、ここに言う所定の操作釦7、7、・・・とは、例えば、キーボード3に設けられた操作キー11、11、・・・と同様の機能を有する操作釦7、7、・・・であり、左釦7b、右釦7c、エンター釦7f、カーソルキー7g、ポインティングデバイス7h等である。
【0081】
上記のように、キーボード3が閉塞状態とされたときに、上記した所定の操作釦7、7、・・・の機能を実行可能とすることにより、キーボード3が使用できない場合においても使用者にとって操作に必要とされる機能が確保され、情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0082】
次に、第3の処理例について説明する(図10乃至図12参照)。
【0083】
開閉センサー20によってキーボード3の開閉状態が閉塞状態であることが検出されると、その検出結果に応じた閉塞状態である旨のメッセージが発行されキーボードコントローラー19に通知される(C1)。
【0084】
キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じたメッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15、USBドライバー16及びオペレーティングシステム17を介してアプリケーション18に通知される(C2)。
【0085】
アプリケーション18は受け取ったメッセージに基づき、装置本体2に組み込まれた所定のソフトウエア21を起動する。尚、ここに言う所定のソフトウェア21とは、例えば、図11及び図12に示すような表示画面6上に表示可能な入力用画面22、23等を起動するソフトウエアである。
【0086】
入力用画面22は複数の操作用の釦22a、22a、・・・を有する所謂ソフトウエアキーボードと称される画面であり、指や専用の入力ペンによって釦22a、22a、・・・をタップ操作することにより、文字入力等の各種の処理を実行することができる。
【0087】
入力用画面23には複数の入力枠領域23a、23a、・・・が設けられ、該入力枠領域23a、23a、・・・に専用の入力ペン等により文字等を手書き入力することが可能である。
【0088】
上記のように、キーボード3が閉塞状態とされたときに、上記した入力用画面22、23の起動を可能とすることにより、キーボード3が使用できない場合において使用者にとって操作に必要とされる機能が確保され、情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0089】
次に、第4の処理例について説明する(図13参照)。
【0090】
開閉センサー20によってキーボード3の開閉状態が開放状態であることが検出されると、その検出結果に応じた開放状態である旨のメッセージが発行されキーボードコントローラー19に通知される(D1)。
【0091】
キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じてキーボード3の使用を可能とする要求メッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15に通知される(D2)。
【0092】
USBホストコントローラー15にメッセージが通知されると、このメッセージに基づきキーボード3の低消費電力モードが解除され、キーボード3が使用可能な状態とされる。
【0093】
また、同時に、キーボードコントローラー19が開閉センサー20からメッセージを受け取ると、受け取ったメッセージに応じたメッセージがキーボードコントローラー19から発行され、発行されたメッセージがUSBホストコントローラー15、USBドライバー16及びオペレーティングシステム17を介してアプリケーション18に通知される(D3)。
【0094】
アプリケーション18への通知に基づき、アプリケーション18はキーボード3の使用に伴って用いられるソフトウエア等の起動を可能とするメッセージを発行する。
【0095】
上記のように、キーボード3が開放状態とされたときに、キーボード3の使用を可能とすることにより、情報処理装置1の良好な操作性を確保することができる。
【0096】
尚、キーボード3の開放状態が検出されたときには、以下のような処理が行われるようにしてもよい。
【0097】
例えば、キーボード3が開放されたときに、装置本体2に設けられた機能のうち、キーボード3にも設けられた機能についての操作等を不可とする処理を行うことができる。具体的には、左釦7b、右釦7c、エンター釦7f、カーソルキー7g、ポインティングデバイス7h等の操作を不可とする処理や入力用画面22、23等の起動を不可とし、これらの各機能を実行するための手段に対する電力の制限を行う処理がある。
【0098】
このように装置本体2に設けられた機能のうち、キーボード3にも設けられた機能についての操作等を不可として電力の制限を行うことにより、無駄な電力の消費が防止され省電力化を図ることができる。情報処理装置1をバッテリー駆動させる場合には、特に、有効である。
【0099】
また、別の処理として、キーボード3が開放されたときに、キーボード3に対する各種の設定を行うためのユーティリティーを実行可能な状態とする処理を行うことができる。
【0100】
このようにキーボード3に対する各種の設定を行うためのユーティリティーを実行可能な状態とする処理を行うことにより、キーボード3の使用可能時にのみ必要とされる機能が確保され、情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0101】
以上に記載した通り、情報処理装置1にあっては、キーボード3の開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体2又はキーボード3の動作を制御するようにしたので、キーボード3の使用状態に応じた適正な動作を行わせることができる共に情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0102】
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】図2乃至図13と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は情報処理装置の斜視図である。
【図2】装置本体の斜視図である。
【図3】装置本体のハードウェア構成例を示したブロック図である。
【図4】キーボードの開放状態を示す拡大斜視図である。
【図5】キーボードの開閉動作が行われている途中の状態を示す拡大斜視図である。
【図6】キーボードの閉塞状態を示す拡大斜視図である。
【図7】情報処理装置の内部構成を示す概念図である。
【図8】第1の処理例を示す概念図である。
【図9】第2の処理例を示す概念図である。
【図10】第3の処理例を示す概念図である。
【図11】第3の処理例において表示される入力用画面を示す拡大正面図である。
【図12】第3の処理例において表示される別の入力用画面を示す拡大正面図である。
【図13】第4の処理例を示す概念図である。
【符号の説明】
【0104】
1…情報処理装置、2…装置本体、3…キーボード、9…ヒンジ部、12…操作キー、22…入力用画面、23…入力用画面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、
該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを備え、
キーボードの開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御するようにした
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
キーボードの閉塞状態の検出時に、キーボードに対する電力の供給を制限して低消費電力モードを設定するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
キーボードの閉塞状態の検出時に、装置本体に設けられ各種の操作を行うための操作手段又は装置本体に設けられ各種の情報を入力するための入力手段を使用可能な状態にした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
キーボードの閉塞状態の検出時に、各種の情報の入力を行うための入力用画面を起動するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
キーボードの開放状態の検出時に、キーボードを使用可能な状態にした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
キーボードの開放状態の検出時に、装置本体に設けられ各種の操作を行うための操作手段又は装置本体に設けられ各種の情報を入力するための入力手段を使用不能な状態にした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
キーボードの開放状態の検出時に、キーボードに対する各種の設定を行うためのユーティリティーを実行可能な状態にした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを備えた情報処理装置における処理プログラムであって、
キーボードの開閉状態を検出する検出工程と、
該検出工程において検出された検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御する制御工程とを備えた
ことを特徴とする情報処理装置における処理プログラム。
【請求項1】
複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、
該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを備え、
キーボードの開閉状態を検出し、検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御するようにした
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
キーボードの閉塞状態の検出時に、キーボードに対する電力の供給を制限して低消費電力モードを設定するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
キーボードの閉塞状態の検出時に、装置本体に設けられ各種の操作を行うための操作手段又は装置本体に設けられ各種の情報を入力するための入力手段を使用可能な状態にした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
キーボードの閉塞状態の検出時に、各種の情報の入力を行うための入力用画面を起動するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
キーボードの開放状態の検出時に、キーボードを使用可能な状態にした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
キーボードの開放状態の検出時に、装置本体に設けられ各種の操作を行うための操作手段又は装置本体に設けられ各種の情報を入力するための入力手段を使用不能な状態にした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
キーボードの開放状態の検出時に、キーボードに対する各種の設定を行うためのユーティリティーを実行可能な状態にした
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
複数の操作キーを有すると共にヒンジ部を介して折畳可能とされ操作キーを閉塞する閉塞状態と操作キーを開放する開放状態とが設定されるキーボードと、該キーボードが接続されキーボードの操作キーに対する操作に応じた処理を行う装置本体とを備えた情報処理装置における処理プログラムであって、
キーボードの開閉状態を検出する検出工程と、
該検出工程において検出された検出結果に応じて装置本体又はキーボードの動作を制御する制御工程とを備えた
ことを特徴とする情報処理装置における処理プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−59096(P2006−59096A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−239687(P2004−239687)
【出願日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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