説明

情報処理装置

【課題】ユーザの権限情報に応じてデータに対するアクセスの実行が異なる情報処理装置において、ユーザの利便性を向上させることが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】権限レベル変更ユーザ選択画面を表示する(ステップS40)。権限レベル変更ユーザ選択画面において、権限レベルを変更することを求める選択入力が有ったかどうかを判断する(ステップS41)。ステップS41において、権限レベル選択画面において、権限レベルを変更することを求める選択入力が有った場合には、次に、変更詳細画面を表示する(ステップS42)。変更詳細画面において、権限レベルの変更を詳細に設定する選択入力が有ったかどうかを判断する。変更詳細画面において、権限レベルの変更を詳細に設定する選択入力が有る場合には、選択入力に従って権限情報を変更する(ステップS44)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関し、取得した会議資料等の文書データ等を格納する情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、企業等の組織で行われる会議を円滑に進めるため、会議で用いられる会議資料等を事前にプリントあるいは配布する方式や、あるいは改竄を防止する方式等、種々のシステムが提案されている。
【0003】
例えば、特開2006−244358号公報においては、IDカードに情報を登録し、IDカードを用いて本人認証が実行された場合に、会議資料の印刷を実行する会議資料配布システムが提案されている。
【0004】
また、特開2005−222118号公報においては、会議の出席者全員が議事録の内容を確認して、認証した場合に、議事録に対する改竄を防止するシステムが提案されている。
【0005】
また、特開2007−21777号公報においては、会議資料を画像形成装置等に格納して、ユーザが画像形成装置を操作して、自己で会議資料をプリントすることによりユーザの利便性を向上させる方式が提案されている。
【0006】
また、特開2006−252519号公報においては、会議等において参加していない人に関連する宛先に、簡易に文書データを送信する方式が提案されている。
【0007】
また、特開2002−132837号公報においては、会議資料をサーバで一括管理して、サーバにアクセスすることによりペーパレス会議を実現するシステムが提案されている。
【特許文献1】特開2006−244358号公報
【特許文献2】特開2005−222118号公報
【特許文献3】特開2007−21777号公報
【特許文献4】特開2006−252519号公報
【特許文献5】特開2002−132837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一方、会議には、会社の上司、部下といった立場が異なる者が出席する可能性があり、機密資料等、社内の立場あるいは役職等毎に配布される資料が異なる場合がある。
【0009】
この点で、従来の方式では、会議に参加する人に一律に同一の会議資料を配布するか、あるいは、アクセスを制限して立場の高い上司のみに機密資料を配布することも可能であるが、例えば、立場の高い上司が会議に出席できないような場合に、代わりの部下が機密資料を含む会議資料を当該システムを利用して閲覧しようとした場合であっても、代わりの部下は立場が低いため、アクセスが制限され上司の代わりに当該会議資料を閲覧あるいは取得することはできなかった。
【0010】
したがって、会議の進行の妨げとなる場合が生じ、ユーザの利便性に欠ける可能性があった。
【0011】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ユーザの権限情報に応じてデータに対するアクセスの実行が異なる情報処理装置において、ユーザの利便性を向上させることが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る情報処理装置は、記憶手段と、指示に応答して、取得した会議の情報データを格納するための記憶手段における所定領域を確保して、格納するデータ格納制御手段と、会議に参加したユーザの情報と記憶手段における所定領域とを対応付けて管理するとともに、各ユーザのデータのアクセスに関する権限情報を管理する管理手段と、管理手段で管理されている会議に参加したユーザの権限情報に基づいて、所定領域に格納された会議の情報データのアクセスを実行するアクセス制御手段と、指示に応答して、管理手段で管理されている会議に参加したユーザの権限情報を変更する権限情報変更手段とを備える。
【0013】
好ましくは、管理手段は、指示に応答して記憶手段における所定領域に格納されたデータの機密度合を示す機密レベルをさらに管理し、アクセス制御手段は、管理手段で管理されているユーザの権限情報および機密レベルに基づいて、所定領域に格納された会議の情報データのアクセスを実行する。
【0014】
特に、管理手段は、ユーザの権限情報および機密レベルに基づいて設定されるアクセス権限テーブルを有し、アクセス制御手段は、アクセス権限テーブルに従って、所定領域に格納された会議の情報データのアクセスを実行する。
【0015】
特に、アクセス権限テーブルは、ユーザの権限情報に含まれる権限レベルに応じた情報データの参照および取り出しの許可/不許可の情報を有する。
【0016】
特に、情報データは、機密データを含み、アクセス権限テーブルは、ユーザの権限情報に含まれる権限レベルに応じた機密データのアクセスの許可/不許可の情報を有する。
【0017】
好ましくは、権限情報変更手段は、指示に応答して、管理手段で管理されている会議に参加したユーザの権限情報を変更した場合に、変更された権限情報の期間を設定する。
【0018】
好ましくは、権限情報変更手段は、ユーザの権限情報に含まれる権限レベルが高いユーザの指示に従って、権限レベルが低いユーザの権限情報を変更する。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る情報処理装置は、管理手段で管理されている会議に参加したユーザの権限情報に基づいて、所定領域に格納された会議の情報データのアクセスを実行するアクセス制御手段と、指示に応答して、管理手段で管理されている会議に参加したユーザの権限情報を変更する権限情報変更手段とを設ける。したがって、ユーザの権限情報を変更することにより、会議の情報データのアクセスを実行することが可能となるため、ユーザの権限情報に応じてデータに対するアクセスの実行が異なる情報処理装置において、ユーザの利便性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下の説明において同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一であるものとする。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に従う情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する概略図である。
【0022】
図1を参照して、本発明の実施の形態に従う情報処理システム1は、情報処理装置の一種であるMFP(Multi Function Peripheral)20と、複数の端末装置であるPC(Personal Computer)10と、会議システム30とが設けられ、それぞれはネットワーク15と互いに接続されており、互いにデータの送受信が可能なように接続されている。なお、ネットワーク15は、LAN(Local Area Network)であってもよいし、公衆回線等を用いたWAN(Wide Area Network)であってもよい。
【0023】
この情報処理システム1において、例えば、MFP20は、プリント処理を実行するプリンタ機能、ファクシミリ送受信の実行が可能なファクシミリ機能、コピー処理の実行が可能なコピー機能、スキャニング処理の実行が可能なスキャナ機能等の複数の機能が設けられているものとする。
【0024】
したがって、PC10で処理された文書データや画像データ等のジョブデータをMFP20に送信して、MFP20側でプリントしたり、MFP20で原稿を読み取ることにより作成された画像データを、PC10へ送信して、PC10側で表示または格納することが可能であるものとする。
【0025】
また、会議システム30に設けられている複数のPC10において、会議資料を閲覧したり、リアルタイムにMFP20に送信することが可能であるものとする。
【0026】
なお、特に図示しないが、ネットワーク15はインターネットにも接続されているものとする。したがって、MFP20は、原稿に基づき作成した画像データを例えば、他のネットワーク上にある遠隔の端末へインターネット経由で送信したり、ジョブデータを遠隔の端末からインターネット経由で受信して、プリント出力等を実行することが可能であるものとする。
【0027】
さらに、ネットワーク15は、図示しないが種々のサーバ等とも接続可能であり、プロキシサーバ、メールサーバ、ルータ等が接続されている構成とすることも可能である。
【0028】
本発明の実施の形態においては、例えば会議議事録を含む会議資料等のデータをネットワーク15で接続されている複数のPC10の少なくとも1つからMFP20の予め設けられた記憶領域であるボックスを指定して、当該ボックスに対して配信することが可能な構成であるものとする。
【0029】
そして、会議に関係するユーザは、後述する自己の権限の範囲内においてMFP20の予め設けられた記憶領域であるボックスに格納された会議資料等のデータにアクセスして、閲覧(読み出し)あるいはプリント等のジョブを実行するものとする。
【0030】
本発明の実施の形態においては、主にボックスの作成に関係する処理について説明し、閲覧(読み出し)あるいはプリント等のジョブの実行については一般的であるのでその詳細な説明は省略する。
【0031】
図2は、本発明の実施の形態に従うMFP20の概略機能ブロック図である。
図2を参照して、本発明の実施の形態に従うMFP20は、プリント処理あるいはコピー処理における印字動作を実行する印字部21と、原稿を読み取った画像データを作成するスキャナ部22と、記憶部25に予め設けられた記憶領域であるボックスを管理しているBOX管理部23と、ユーザ管理部24と、記憶部25と、制御部26と、操作部27と、ネットワークI/F部28とを含む。
【0032】
制御部26は、データ格納制御部40と、アクセス制御部42と、権限情報変更部44とを含む。
【0033】
データ格納制御部40は、指示に応答して、記憶部25において、所定の記憶領域(BOX)を確保するとともに、ネットワーク15を介してPC等から送信された会議資料等を取得した場合に、確保した所定の記憶領域(BOX)に格納する。なお、所定の記憶領域(BOX)を確保する際、後述するが当該所定の記憶領域(BOX)の機密度合を設定するものとする。本例においては、一例として機密度合として、高、中、低の3種類に分類される場合について説明する。機密度合が高の場合には、当該所定の記憶領域(BOX)の機密度合が高い場合を示すものとする。また、機密度合が中の場合には、当該所定の記憶領域(BOX)の機密度合が中程度である場合を示すものとする。また、機密度合が低の場合には、当該所定の記憶領域(BOX)の機密度合が低い場合を示すものとする。
【0034】
アクセス制御部42は、BOX管理部23で管理している所定の記憶領域(BOX)に対するアクセス権限テーブルに基づいて指定された所定の記憶領域(BOX)へのアクセスを制御する。
【0035】
権限情報変更部44は、指示に応答してアクセス権限テーブルの内容を変更する。
ユーザ管理部24は、MFP20を操作可能なユーザ情報を管理し、操作部27の操作入力に従ってユーザの認証処理を実行するものとする。そして、ユーザの認証処理を実行して、認証が成功したユーザに対してMFP20に対する操作を可能に設定する。
【0036】
ユーザ管理部24に格納されているユーザ情報は予め登録されているものとする。具体的には、ユーザの認証処理に用いる認証コードとともに、ユーザの権限レベルを決定するために用いる役職情報等が格納されているものとする。
【0037】
例えば、ユーザが、一例として役職として部長以上の立場であれば、ユーザの権限レベルは高に設定される。また、ユーザが一例として役職として課長の立場であれば、ユーザの権限レベルは中に設定される。また、ユーザが一例として、一般の社員の立場であれば、ユーザの権限レベルは低に設定される。
【0038】
BOX管理部23は、記憶部25に予め設けられた記憶領域であるボックスを管理し、データ格納制御部40により確保された所定の記憶領域(BOX)と、ユーザ管理部24で管理されているユーザ情報とを対応付ける。
【0039】
具体的には、BOX管理部23は、PC10から会議資料等のデータとともにネットワークI/Fを介して入力される会議に関係するユーザの情報の入力に基づいて、所定の記憶領域(BOX)と、ユーザ情報とを対応付ける。
【0040】
そして、ユーザ情報および所定の記憶領域(BOX)に設定された機密度合に基づいてアクセス権限テーブルを設定する。アクセス権限テーブルについては後述する。
【0041】
上述したように、MFP20において、所定の記憶領域(BOX)が確保された場合に、他のPC10からネットワーク15を介して確保された所定の記憶領域(BOX)に会議資料等のデータが送信されるものとする。なお、会議資料等のデータとともに会議に関係するユーザのデータも送信されるものとする。
【0042】
また、会議が終了した場合には、会議システム30からネットワーク15を介して、会議の終了を示す情報がMFP20に送信されるものとする。これにより、MFP20は、会議の終了があったことを検知するものとする。
【0043】
図3は、本発明の実施の形態に従うアクセス権限テーブルを説明する図である。
図3を参照して、ここでは、会議BOX名称として、「製品B評価内容打合せ」として登録されている場合が示されている。また、本例においては、「製品B評価内容打合せ」の名称を有する所定の記憶領域(会議BOX)と、「KITA」、「ARAKI」、「INOUE」、「MORI」、「NAKATA」、「FUJII」、「SAGA」のユーザ名をそれぞれ有するユーザ情報とが対応付けられている。当該ユーザ情報は、ユーザ管理部24に登録されているものとする。そして、登録した際の役職に応じて権限レベルが設定されるものとする。本例においては、一例として「KITA」、「ARAKI」のユーザが役職として、部長であり、「INOUE」、「FUJII」、「SAGA」のユーザが一般の社員であり、「MORI」、「NAKATA」のユーザが役職として課長である旨の情報がユーザ情報として登録されているものとする。
【0044】
したがって、「KITA」、「ARAKI」の権限レベルは高に設定され、「INOUE」、「FUJII」、「SAGA」のユーザの権限レベルは低に設定され、「MORI」、「NAKATA」の権限レベルは中に設定されるものとする。
【0045】
また、本例において、当該会議BOXの機密度合を示す機密レベルは「低」に設定されているものとする。この機密レベルの設定は、後述するが会議BOXを作成する際に設定されるものとする。この機密レベルと、各ユーザが有する権限レベルに従ってアクセス権限テーブルが設定される。すなわち、会議BOXに保存された会議データの機密レベルが低ければ、機密度合は高くないため権限レベルに依らず、閲覧、取り出し等が自由に可能であるものとする。
【0046】
具体的には、各ユーザに対応付けられて、アクセスに対する許可/不許可が設定される。
【0047】
本例においては、「KITA」は、権限変更が「なし」、権限レベルが「高」、閲覧が「許可」、取り出しが「許可」、機密事項制限が「なし」、時間制限が「なし」とされている場合が示されている。アクセス権限テーブルに含まれる権限変更の項目は、権限の変更が有るかどうかを示す項目である。また、権限レベルの項目は、本例においては役職に応じて設定されるレベルを示す。閲覧の項目は、閲覧の可否を判断する項目である。取り出しの項目は、例えばプリント処理あるいは送信処理等の可否を判断する項目である。また、機密事項制限の項目は、機密事項として処理するべきデータが会議資料に含まれている場合に、当該機密事項のデータに対するアクセス制限の有無があるかどうかを判断する項目である。また、時間制限の項目は、権限の変更が有る場合に、権限が変更されている期間の制限が有るかどうかを判断する項目である。ここで、「ARAKI」についても「KITA」と同様の内容である。
【0048】
「INOUE」は、権限変更が「なし」、権限レベルが「低」、閲覧が「許可」、取り出しが「許可」、機密事項制限が「なし」、時間制限が「なし」とされている場合が示されている。また、「FUJII」、「SAGA」についても「INOUE」と同様の内容である。
【0049】
また、「MORI」は、権限変更が「なし」、権限レベルが「中」、閲覧が「許可」、取り出しが「許可」、機密事項制限が「なし」、時間制限が「なし」とされている場合が示されている。また、「NAKATA」についても「MORI」と同様の内容である。
【0050】
図4は、本発明の実施の形態に従う別のアクセス権限テーブルを説明する図である。
図4を参照して、ここでは、会議BOX名称として、「新製品A開発提案」として登録されている場合が示されている。
【0051】
そして、会議BOXの機密度合を示す機密レベルは「中」に設定されているものとする。この機密レベルと、各ユーザが有する権限レベルに従ってデータのアクセス等に関するアクセス権限テーブルが設定される。すなわち、会議BOXに保存された会議データの機密レベルが3段階で中程度ある場合には、機密度合もある程度必要であり、権限レベルとの相対関係に従って、閲覧、取り出し等が可能であるものとする。具体的には、各ユーザが有する権限レベルが「中」あるいは「高」であれば、制限は無く、閲覧、取り出し等が可能であるものとする。
【0052】
一方、権限レベルが「低」である場合には、権限を制限する必要がある。本例においては、閲覧のみが可能であり、「取り出し」、「機密事項制限」の制約が課されるものとする。
【0053】
具体的には、「KITA」は、権限変更が「なし」、権限レベルが「高」、閲覧が「許可」、取り出しが「許可」、機密事項制限が「なし」、時間制限が「なし」とされている場合が示されている。また、「ARAKI」についても「KITA」と同様の内容である。
【0054】
「INOUE」は、権限変更が「なし」、権限レベルが「低」、閲覧が「不許可」、取り出しが「不許可」、機密事項制限が「なし」、時間制限が「なし」とされている場合が示されている。また、「FUJII」、「SAGA」についても「INOUE」と同様の内容である。
【0055】
また、「MORI」は、権限変更が「なし」、権限レベルが「中」、閲覧が「許可」、取り出しが「許可」、機密事項制限が「なし」、時間制限が「なし」とされている場合が示されている。また、「NAKATA」についても「MORI」と同様の内容である。
【0056】
図5は、本発明の実施の形態に従うさらに別のアクセス権限テーブルを説明する図である。
【0057】
図5を参照して、ここでは、会議BOX名称として、「新製品A開発提案」として登録されている場合が示されている。
【0058】
そして、会議BOXの機密度合を示す機密レベルは「高」に設定されているものとする。すなわち、会議BOXに保存された会議データの機密レベルが3段階で最も高い場合には、機密性を確保する必要があり、権限レベルとの相対関係に従って、閲覧、取り出し等が可能であるものとする。具体的には、各ユーザが有する権限レベルが「高」であれば、制限は無く、閲覧、取り出し等が可能であるものとする。一方、権限レベルが「中」あるいは「低」である場合には、権限を制限する必要がある。本例においては、権限レベルが「中」の場合には閲覧のみが可能であり、「取り出し」、「機密事項制限」、「時間制限」の制約が課されるものとする。権限レベルが「低」の場合には、いずれも制限されてアクセス不可となっている。
【0059】
具体的には、「KITA」は、権限変更が「なし」、権限レベルが「高」、閲覧が「許可」、取り出しが「許可」、機密事項制限が「なし」、時間制限が「なし」とされている場合が示されている。また、「ARAKI」についても「KITA」と同様の内容である。
【0060】
「INOUE」は、権限変更が「あり」、権限レベルが「低」、閲覧が「不許可」、取り出しが「不許可」、機密事項制限が「あり」、時間制限が「なし」とされている場合が示されている。なお、後述するが「INOUE」については、一例として権限情報が変更されるものとする。また、「FUJII」、「SAGA」についても「INOUE」と同様の内容である。
【0061】
また、「MORI」は、権限変更が「なし」、権限レベルが「中」、閲覧が「許可」、取り出しが「不許可」、機密事項制限が「あり」、時間制限が「あり」とされている場合が示されている。また、「NAKATA」についても「MORI」と同様の内容である。
【0062】
図6は、本発明の実施の形態に従う各種モードを説明するフロー図である。
図6を参照して、まず、初期画面が表示される(ステップS0)。
【0063】
図7は、本発明の実施の形態に従う初期画面50を説明する図である。
図7を参照して、ここでは、初期画面50として、操作部27に設けられた表示ディスプレイに初期画面が表示された場合が示されている。表示ディスプレイには、一例としてタッチパネルが設けられているものとする。なお、初期画面および以下に説明する画面は、記憶部25に予め格納された所定のプログラムを制御部26で実行することにより指示に応答して操作部27の表示ディスプレイにおいて表示されるものとする。
【0064】
初期画面50には、選択ボタンとして、「コピー」ボタン51、「スキャナ」ボタン52、「BOX作成」ボタン53、「保存」ボタン54、「読み出し」ボタン55が設けられている場合が示されている。
【0065】
そして、初期画面には、上記ボタンとともに「希望する処理のボタンを選択してください」が表示されている案内画面56が示されている。
【0066】
ユーザは、初期画面に設けられている各種ボタンを押下することにより、各種モードに移行する。
【0067】
再び、図6を参照して、コピーボタン51を押下したかどうかを判断する(ステップS1)。
【0068】
ステップS1において、コピーボタン51を押下した場合には、次に、コピー動作を実行するための操作画面であるコピーモード設定画面を表示する(ステップS6)。
【0069】
一方、ステップS1において、コピーボタン51を押下しない場合には、スキャナボタン52を押下したかどうかを判断する(ステップS2)。
【0070】
ステップS2において、スキャナボタン52を押下した場合には、次に、スキャナ動作を実行するための操作画面であるスキャンモード設定画面を表示する(ステップS7)。
【0071】
一方、ステップS2において、スキャナボタン52を押下しない場合には、BOX作成ボタン53を押下したかどうかを判断する(ステップS3)。
【0072】
ステップS3において、BOX作成ボタン53を押下した場合には、次に、BOX作成モード画面を表示する(ステップS8)。これにより、BOX作成モードに移行する。
【0073】
制御部26のデータ格納制御部40は、BOX作成モードにおいて、記憶部25における会議資料等のデータを格納する所定の記憶領域(BOX)を確保するとともに、当該記憶領域の機密度を設定して、確保した所定の記憶領域に関する情報をBOX管理部23に出力する。
【0074】
図8は、本発明の実施の形態に従うBOX作成モード画面を説明する図である。
図8を参照して、BOX作成モード画面60において、選択ボタンとして、上部に「コピー」ボタン51、「スキャナ」ボタン52、「BOX作成」ボタン53、「保存」ボタン54、「読み出し」ボタン55が設けられている。
【0075】
そして、作成する会議BOXの機密レベルを選択する、「会議BOX機密レベル高」ボタン61、「会議BOX機密レベル中」ボタン62、「会議BOX機密レベル低」ボタン63が設けられている。
【0076】
また、権限レベルの変更に関する、「権限レベル変更あり」ボタン64が設けられている。
【0077】
また、個人BOXの作成が可能な「個人BOX」ボタン66が設けられている。
そして、「作成するBOXの種類を選択してください」が表示されている案内画面56が示されている。
【0078】
また、「Cancel」ボタン67、「OK」ボタン68が設けられている。
ユーザは、BOX作成モード画面において、希望する会議BOXの機密レベルを選択可能であるとともに、権限レベルの変更の選択も可能であるものとする。また、個人BOXの作成をすることも可能であるものとする。
【0079】
なお、「Cancel」ボタン67を押下することにより、処理が終了して、初期画面に移行する。また、「OK」ボタン68を押下することにより、BOX作成モードにおける次の処理に進むものとする。
【0080】
再び、図6を参照して、ステップS3において、BOX作成ボタン53を押下しない場合には、保存ボタン54を押下したかどうかを判断する(ステップS4)。
【0081】
ステップS4において、保存ボタン54を押下した場合には、次に、登録された個人BOX等に対してデータを格納する処理を実行するための操作画面であるBOX保存モード画面を表示する(ステップS9)。なお、会議BOXに対してもデータを格納することは当然に可能である。
【0082】
一方、ステップS4において、保存ボタン54を押下しない場合には、読み出しボタン55を押下したかどうかを判断する(ステップS5)。
【0083】
ステップS5において、読み出しボタン55を押下した場合には、次に、登録されたBOXからデータの読み出し処理を実行するための操作画面であるBOX読み出しモード画面を表示する(ステップS10)。
【0084】
ステップS5において、読み出しボタン55を押下しない場合には、処理を終了する(エンド)。すなわち、何も操作しないものとして初期画面を維持する。
【0085】
図9は、BOX作成モードにおける処理を説明する図である。
図9を参照して、まず、BOX作成モード画面60において、会議BOXボタンが押下されたかどうかを判断する(ステップS20)。具体的には、図8で説明した「会議BOX機密レベル高」ボタン61、「会議BOX機密レベル中」ボタン62、「会議BOX機密レベル低」ボタン63のいずれかが押下されたかどうかを判断する。
【0086】
ステップS20において、会議BOXボタンが押下された場合には、次に、権限レベル変更ありボタンが押下されたかどうかを判断する(ステップS21)。
【0087】
次に、ステップS21において、権限レベル変更ありボタンが押下された場合には、次に、会議BOX名称入力画面を表示する(ステップS22)。
【0088】
図10は、会議BOX名称入力画面を説明する図である。
図10を参照して、本発明の実施の形態に従う会議BOX名称入力画面70において、選択ボタンとして、「コピー」ボタン51、「スキャナ」ボタン52、「BOX作成」ボタン53、「保存」ボタン54、「読み出し」ボタン55が設けられている。
【0089】
案内画面56には、「会議BOX機密レベル高が登録されました」「下記キーボードで名称入力してください」が表示されている。すなわち、図8のBOX作成モード画面60において、「会議BOX機密レベル高」の選択ボタン61が押下された場合であることを示している。
【0090】
そして、キーボード入力可能なキーボード領域72と、キーボード入力に従って会議BOXの名称が表示される名称表示領域71とが設けられている。
【0091】
ユーザは、キーボード領域72に表示されている文字キー等を押下することにより、押下された文字が名称表示領域71に表示されて、会議BOXの名称を設定することが可能である。
【0092】
また、「Cancel」ボタン73、「OK」ボタン74が設けられており、「Cancel」ボタン73を押下することにより処理が終了するものとする(エンド)。また、「OK」ボタン74を押下することにより、会議BOX名称入力を終了して次の処理に進むものとする。
【0093】
再び、図9を参照して、会議BOX名称入力画面において、入力が有るかどうかを判断する(ステップS23)。具体的には、名称表示領域71にキーボード領域72を用いて名称入力の実行が有るとともに、「OK」ボタン74の押下があったかどうかを判断する。
【0094】
ステップS23において、会議BOX名称入力画面70において、入力が有ったと判断される場合には、入力された名称を設定する(ステップS24)。ステップS23において、入力が無い場合には、処理を終了する(エンド)。
【0095】
そして、次に、権限レベル選択入力モードに移行する(ステップS25)。
そして、処理を終了する(エンド)。権限レベル選択入力モードについては後述する。
【0096】
一方、ステップS21において、権限レベル変更ボタンの押下が無い場合には、次に、会議BOX名称入力画面を表示(ステップS26)し、入力が有るかどうか判断する(ステップS27)。そして、ステップS27において、入力が有る場合には、名称を設定する(ステップS28)。そして、処理を終了する。この点については、上記のステップS22〜S24で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
【0097】
ステップS20において、会議BOXボタンの押下が無いと判断される場合には、次に、個人BOXボタンの押下があるかどうかを判断する(ステップS30)。
【0098】
ステップS30において、個人BOXボタンの押下が有る場合には、次に個人BOX名称入力画面を表示する(ステップS31)。図示しないが、個人BOX名称入力画面におついても、図10で説明したのと同様の画面が表示されて、ユーザは、キーボード領域を操作することにより個人BOXの名称の入力が可能であるものとする。
【0099】
そして、個人BOX名称入力画面において、入力が有るかどうかを判断する(ステップS32)。そして、ステップS32において、個人BOX名称入力画面において、入力が有ったと判断される場合には、入力された名称を設定する(ステップS33)。ステップS32において、入力が無い場合には、処理を終了する(エンド)。
【0100】
当該フローを実行することにより、制御部26のデータ格納制御部40は、記憶部25における、設定された名称に対応する所定の記憶領域(会議BOX)を確保するとともに、当該会議BOXの機密レベルを設定する。
【0101】
そして、BOX管理部23は、データ格納制御部40により設定された会議BOXの機密レベルおよびユーザ管理部24で管理されている会議に関係するユーザの権限情報に基づいて上述したアクセス権限テーブルを設定する。
【0102】
次に、権限レベル選択入力モードについて説明する。当該権限レベル選択入力モードは、図8のBOX作成モード画面60において、「権限レベル変更あり」ボタン64が押下された場合に移行するモードである。制御部26の権限情報変更部44は、権限レベル選択入力モードにおいて、BOX管理部23で管理されているアクセス権限テーブルの内容を変更する。
【0103】
図11は、本発明の実施の形態に従う権限レベル選択入力モードのフローを説明する図である。
【0104】
図11を参照して、まず、権限レベル変更ユーザ選択画面を表示する(ステップS40)。
【0105】
図12は、本発明の実施の形態に従う権限レベル選択画面を説明する図である。
図12を参照して、本発明の実施の形態に従う権限レベル選択画面80は、選択ボタンとして、「コピー」ボタン51、「スキャナ」ボタン52、「BOX作成」ボタン53、「保存」ボタン54、「読み出し」ボタン55が設けられている。
【0106】
また、案内画面56には、「新製品A提案会議に対する権限レベルの変更が必要なユーザを選択してください」「ログインユーザ名 KITA:権限レベル高」が表示されている。すなわち、図8のBOX作成モード画面60において、「権限レベル変更あり」ボタン64が押下された場合であることを示している。また、どのユーザが権限レベルの変更を要求したかが示されている。本例においては、ログインユーザ名「KITA」が操作していることを示している。なお、権限レベルの変更が可能なユーザは、自己の権限レベル以下のユーザに対して変更が可能であるものとする。
【0107】
ここでは、権限レベルが高である「KITA」がログインユーザとして操作しているため、権限レベルが高以下のユーザに対して権限レベルの変更が可能である。
【0108】
具体的には、「ARAKI:権限レベル高」選択ボタン81、「INOUE:権限レベル低」選択ボタン82、「MORI:権限レベル中」選択ボタン83、「NAKATA:権限レベル中」選択ボタン84、「FUJII:権限レベル低」選択ボタン85、「SAGA:権限レベル低」選択ボタン86が設けられている場合が示されている。
【0109】
そして、「Cancel」ボタン87、「OK」ボタン88が設けられており、「Cancel」ボタン87を押下することにより処理が終了するものとする。また、「OK」ボタン88を押下することにより、選択入力を受け付けて次の処理に進むものとする。
【0110】
本例においては、一例として、「INOUE:権限レベル低」選択ボタン82を押下した場合について説明する。
【0111】
再び、図11を参照して、次に、選択入力が有ったかどうかを判断する(ステップS41)。
【0112】
ステップS41において、権限レベル選択画面において、選択入力が有った場合には、次に、変更詳細画面を表示する(ステップS42)。
【0113】
図13は、本発明の実施の形態に従う変更詳細画面を説明する図である。
図13を参照して、本発明の実施の形態に従う変更詳細画面90において、選択ボタンとして、「コピー」ボタン51、「スキャナ」ボタン52、「BOX作成」ボタン53、「保存」ボタン54、「読み出し」ボタン55が設けられている。
【0114】
また、案内画面56には、「INOUEに対する権限レベルの変更詳細を選択してください」が表示されている。すなわち、図12の権限レベル選択画面80において、「INOUE:権限レベル低」選択ボタン82を押下した場合であることを示している。
【0115】
そして、「権限レベル高」選択ボタン91、「権限レベル中」選択ボタン92、「権限レベル低」選択ボタン93、「アクセス時間制限なし」選択ボタン94、「会議中のみアクセス可能」選択ボタン95が設けられている。
【0116】
「権限レベル高」選択ボタン91、「権限レベル中」選択ボタン92、「権限レベル低」選択ボタン93は、権限レベルを変更する選択ボタンである。「アクセス時間制限なし」選択ボタン94は、権限レベルを変更した場合に、権限レベルが変更されている期間について制限を設けないことを選択するボタンである。「会議中のみアクセス可能」選択ボタン95は、権限レベルを変更した場合に、権限レベルが変更されている期間について会議中のみアクセスを許可することを選択するボタンである。
【0117】
本例においては、「INOUE」に対して「権限レベル中」選択ボタン92を押下するとともに、「会議中のみアクセス可能」選択ボタン95を押下した場合について説明する。
【0118】
そして、「Cancel」ボタン97、「OK」ボタン98が設けられており、「Cancel」ボタン97を押下することにより処理が終了するものとする。また、「OK」ボタン98を押下することにより、選択入力を受け付けて次の処理に進むものとする。
【0119】
再び、図11を参照して、ステップS43において、変更詳細画面90において、選択入力が有ったかどうかを判断する。
【0120】
そして、ステップS43において、変更詳細画面90において、選択入力が有る場合には、権限情報を変更する(ステップS44)。具体的には、制御部26の権限情報変更部44は、BOX管理部23で管理されているアクセス権限テーブルに格納されている権限情報を変更する。そして、終了する(エンド)。
【0121】
再び、図5を参照して、アクセス権限テーブルにおいて、「INOUE」に対応する権限情報が変更されている場合が示されている。上述したように、権限レベルが低から中に変更され、閲覧の項目が不許可から許可に変更され、時間制限なしから時間制限ありに変更された場合が示されている。
【0122】
これにより、ユーザ名「INOUE」がMFP20に対して、ユーザ認証処理を実行して、MFP20を操作する場合において、「新製品A開発提案」に対応する会議BOXに格納されている会議資料に対するアクセスを実行する場合には、会議が終了するまでは閲覧が可能な状態となっている。
【0123】
当該方式により、登録された権限レベルに応じて、会議資料等のアクセスが制限される場合であっても、権限情報変更部44により権限レベルを変更することにより、会議資料等のアクセスが可能となる。
【0124】
従来の方式では、例えば、権限の高い上司が会議に出席できないような場合に、代わりの部下が機密資料を含む会議資料を当該システムを利用して閲覧しようとした場合であっても、代わりの部下は権限が低いため上司の代わりに当該会議資料を閲覧あるいは取得することはできなかったが、本願方式により、権限の高い上司が権限の低い部下の権限レベルを変更することにより、部下が会議資料を閲覧することが可能となり、ユーザの利便性を向上させて、会議の進行を円滑に進めることが可能となる。
【0125】
なお、上記においては、権限レベル選択画面において、自己の権限以下のユーザに対して変更が可能である場合について説明したが、これに限られず、例えば、自己の権限よりも低いユーザのみに対して変更するようにしても良いし、特定のユーザのみに対して変更可能とすることも可能である。
【0126】
また、上記においては、会議BOXを作成する際の機密レベルと権限レベルとの組み合わせに基づいてアクセス権限テーブルを設定する場合について説明したが、権限レベルのみに基づいてデータに対するアクセスの実行が異なるアクセス権限テーブルを設定するようにすることも可能である。
【0127】
また、本例においては、閲覧、取り出し等のアクセスについてアクセス権限テーブルにおいて、許可、不許可を設定する場合について説明したが、一例として、ジョブ毎に許可、不許可を設定することも可能であるし、特にアクセスに関連する処理であれば特に限定されない。
【0128】
また、権限レベルあるいは機密レベルについて「高」、「中」、「低」の3種類について説明したが、複数種類であれば、特に、個数は限定されない。
【0129】
また、本例においては、一例としてユーザ情報に含まれている役職情報に基づいて権限レベルを設定する方式について説明したが、特にこの方式に限られず、他の情報に基づいて権限レベルを設定することも可能であるし、ユーザ情報に機密レベルを予め設定するようにすることも可能である。
【0130】
また、本例においては、情報処理装置の一種として、MFPについて説明したが、MFPに限られず、プリンタ、ファクシミリ等に対しても同様に適用可能である。
【0131】
なお、情報処理装置を制御する各部について、コンピュータを機能させて、上述のフローで説明したような制御を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0132】
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーションシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0133】
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0134】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0135】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0136】
【図1】本発明の実施の形態に従う情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に従うMFP20の概略機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に従うアクセス権限テーブルを説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態に従う別のアクセス権限テーブルを説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態に従うさらに別のアクセス権限テーブルを説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態に従う各種モードを説明するフロー図である。
【図7】本発明の実施の形態に従う初期画面50を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態に従うBOX作成モード画面を説明する図である。
【図9】BOX作成モードにおける処理を説明するフロー図である。
【図10】会議BOX名称入力画面を説明する図である。
【図11】本発明の実施の形態に従う権限レベル選択入力モードのフローを説明する図である。
【図12】本発明の実施の形態に従う権限レベル選択画面を説明する図である。
【図13】本発明の実施の形態に従う変更詳細画面を説明する図である。
【符号の説明】
【0137】
1 情報処理システム、10 PC、15 ネットワーク、20 MFP、21 印字部、22 スキャナ部、23 BOX管理部、24 ユーザ管理部、25 記憶部、26 制御部、27 操作部、28 ネットワークI/F部、30 会議システム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶手段と、
指示に応答して、取得した会議の情報データを格納するための前記記憶手段における所定領域を確保して、格納するデータ格納制御手段と、
前記会議に参加したユーザの情報と前記記憶手段における前記所定領域とを対応付けて管理するとともに、各ユーザのデータのアクセスに関する権限情報を管理する管理手段と、
前記管理手段で管理されている会議に参加したユーザの権限情報に基づいて、前記所定領域に格納された会議の情報データのアクセスを実行するアクセス制御手段と、
指示に応答して、前記管理手段で管理されている会議に参加したユーザの権限情報を変更する権限情報変更手段とを備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記管理手段は、指示に応答して前記記憶手段における前記所定領域に格納されたデータの機密度合を示す機密レベルをさらに管理し、
前記アクセス制御手段は、前記管理手段で管理されているユーザの権限情報および機密レベルに基づいて、前記所定領域に格納された会議の情報データのアクセスを実行する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記管理手段は、前記ユーザの権限情報および機密レベルに基づいて設定されるアクセス権限テーブルを有し、
前記アクセス制御手段は、前記アクセス権限テーブルに従って、前記所定領域に格納された会議の情報データのアクセスを実行する、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記アクセス権限テーブルは、前記ユーザの権限情報に含まれる権限レベルに応じた情報データの参照および取り出しの許可/不許可の情報を有する、請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報データは、機密データを含み、
前記アクセス権限テーブルは、前記ユーザの権限情報に含まれる権限レベルに応じた前記機密データのアクセスの許可/不許可の情報を有する、請求項3記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記権限情報変更手段は、指示に応答して、前記管理手段で管理されている会議に参加したユーザの権限情報を変更した場合に、変更された権限情報の期間を設定する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記権限情報変更手段は、ユーザの権限情報に含まれる権限レベルが高いユーザの指示に従って、権限レベルが低いユーザの権限情報を変更する、請求項1記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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