情報検索用データベース作成装置及び方法、携帯情報端末、情報検索用データベース作成プログラム及び携帯情報端末制御プログラム
【課題】 ユーザ個人に最適且つ所望の情報の検索を容易且つ確実に行えるようにする。
【解決手段】
位置情報作成更新部1は位置情報と場所名を対応付けて位置情報テーブル2と場所名テーブル5を作成更新し、イベント情報作成更新部3はイベントと場所名とを対応付けてスケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所名テーブル5を作成更新し、位置情報メッセージリレーション作成部8はメッセージと通信時の位置情報とを対応付けて位置情報ID候補リスト9を作成、位置情報イベント情報リレーション作成部6は位置情報とイベントを関連付けてメッセージ管理用イベント情報テーブル7を作成、イベント情報メッセージリレーション作成部10はイベントとメッセージを関連付けてメッセージテーブル11を作成し、情報検索部12はユーザからのイベント名入力でメッセージ管理用テーブル7,メッセージテーブル11からイベントに対応したメッセージを検索する。
【解決手段】
位置情報作成更新部1は位置情報と場所名を対応付けて位置情報テーブル2と場所名テーブル5を作成更新し、イベント情報作成更新部3はイベントと場所名とを対応付けてスケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所名テーブル5を作成更新し、位置情報メッセージリレーション作成部8はメッセージと通信時の位置情報とを対応付けて位置情報ID候補リスト9を作成、位置情報イベント情報リレーション作成部6は位置情報とイベントを関連付けてメッセージ管理用イベント情報テーブル7を作成、イベント情報メッセージリレーション作成部10はイベントとメッセージを関連付けてメッセージテーブル11を作成し、情報検索部12はユーザからのイベント名入力でメッセージ管理用テーブル7,メッセージテーブル11からイベントに対応したメッセージを検索する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電子メールの送受信メッセージなどの情報を検索する際に好適な情報検索用データベース作成装置及び方法、携帯情報端末、情報検索用データベース作成プログラム及び携帯情報端末制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、情報検索アプリケーションやサービスでは、例えば、ユーザIDや検索がなされた時間帯等の情報の履歴をとり、その履歴情報と個人情報とを関連付けて分析することにより、例えば検索精度を高めるような手法が採用されている。
【0003】
また、例えば特開2003−91536号の公開特許公報(特許文献1)には、ある情報が検索されたり閲覧されたりした位置を、GPS(Global Positioning System)などの位置情報獲得手段により獲得し、その位置情報を、検索された情報と共に履歴情報として格納しておき、その後必要に応じて、閲覧された地点を地図上に重ねて提示することにより、その情報がどの位置で必要とされているのかを即座に把握可能とした、位置情報提示装置及び位置情報提示方法が開示されている。
【0004】
その他にも、例えば特開2003−259426号の公開特許公報(特許文献2)には、送信側となる携帯端末は、移動中に、基地局から位置照会の応答として発信された位置情報を取得し、その位置情報を、ユーザからの入力コメントや時刻情報と共に、電子メールの形式で相手方(受信側)へ送信し、一方、受信側となる携帯端末は、送信側から送られてきたメールを解析して位置情報を表示することにより、送信側ユーザの携帯端末の位置情報を自動的に通知可能とした位置情報通知システムと位置情報通知プログラム、位置情報通知方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−91536号公報(図1)
【特許文献2】特開2003−259426号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した履歴情報と個人情報とを関連付けて分析する手法の場合、情報提供者側からみると、どの位置でどのような情報が必要とされているのかを確認するのが困難である。
【0007】
一方、特許文献1に記載の技術の場合、ユーザが情報検索を行うことで、或る位置に対応した情報を得ることは可能になるが、履歴情報と位置情報との関連付けを行うのは、あくまで情報検索アプリケーションやサービスを提供する情報提供者側であるため、携帯端末のユーザ個人において最適且つユーザが所望する情報の検索が行われるとは限らない。
【0008】
また、特許文献2に記載の技術の場合、電子メールのやり取りを行った送信側端末と受信側端末のユーザ間で例えば待ち合わせを行う場合などには或る程度有効であるが、ユーザによる所望の情報の検索や閲覧には不向きであり、例えば何れの位置でどの電子メールのやり取りが行われたかを探すような場合には、ユーザ自らが電子メールを探し出すような操作が必要となってしまう。
【0009】
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、ユーザ個人において最適且つユーザが所望する情報の検索を容易且つ確実に行うことができる情報検索用データベース作成装置及び方法、携帯情報端末、情報検索用データベース作成プログラム及び携帯情報端末制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の情報検索用データベース作成装置は、位置情報を取得する位置取得部と、場所名情報を取得する場所名取得部と、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持部と、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持部と、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持部と、位置・場所名保持部の場所名情報とイベント・場所名保持部の場所名情報とを共通化して位置情報とイベント情報とを関連付け、その関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持部と、イベント・場所名保持部の位置情報とメッセージ・位置保持部の位置情報とに基づいてイベント情報とメッセージ情報とを関連付け、その関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持部とを有することにより、上述した課題を解決する。
【0011】
また、本発明の情報検索用データベース作成方法は、位置情報を取得する位置取得ステップと、場所名情報を取得する場所名取得ステップと、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得ステップと、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得ステップと、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持ステップと、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持ステップと、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持ステップと、位置・場所名保持ステップの場所名情報とイベント・場所名保持ステップの場所名情報とを共通化して、位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持ステップと、イベント・場所名保持ステップの位置情報とメッセージ・位置保持ステップの位置情報とに基づいて、イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持ステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
【0012】
また、本発明の携帯情報端末は、位置情報を取得する位置取得部と、場所名情報を取得する場所名取得部と、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持部と、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持部と、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持部と、位置・場所名保持部の場所名情報とイベント・場所名保持部の場所名情報とを共通化して、位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持部と、イベント・場所名保持部の位置情報とメッセージ・位置保持部の位置情報とに基づいて、イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持部と、ユーザから入力される情報を取得するユーザ入力部と、ユーザに対して当該ユーザが認識可能な情報の提示を行う情報提示部と、ユーザ入力部を通じてユーザから情報検索のための情報入力がなされた時、位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報とイベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照した検索検索を行い、その検索結果の情報を情報提示部に提示する情報検索部とを有することにより、上述した課題を解決する。
【0013】
また、本発明の情報検索用データベース作成プログラムは、位置情報を取得する位置取得部と、場所名情報を取得する場所名取得部と、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させる位置・場所名保持部と、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させるイベント・場所名保持部と、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて記憶部に保持させるメッセージ・位置保持部と、位置・場所名保持部の場所名情報とイベント・場所名保持部の場所名情報とを共通化して、位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させる位置・イベント関連情報保持部と、イベント・場所名保持部の位置情報とメッセージ・位置保持部の位置情報とに基づいて、イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させるイベント・メッセージ関連情報保持部として、コンピュータを機能させることにより、上述した課題を解決する。
【0014】
また、本発明の携帯情報端末制御プログラムは、位置情報を取得する位置取得部と、場所名情報を取得する場所名取得部と、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させる位置・場所名保持部と、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させるイベント・場所名保持部と、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて記憶部に保持させるメッセージ・位置保持部と、位置・場所名保持部の場所名情報とイベント・場所名保持部の場所名情報とを共通化して、位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させる位置・イベント関連情報保持部と、イベント・場所名保持部の位置情報とメッセージ・位置保持部の位置情報とに基づいて、イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させるイベント・メッセージ関連情報保持部と、ユーザ入力部を通じてユーザから情報検索のための情報入力がなされた時、位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報とイベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照した検索を行い、その検索結果の情報を、情報提示部を介してユーザに対して認識可能に提示する情報検索部として、携帯情報端末を機能させることにより、上述した課題を解決する。
【0015】
すなわち、本発明によれば、位置・イベント関連情報保持部は、位置に対応した場所名情報とイベントの場所名情報とを共通化することにより位置とイベントとを関連付け、イベント・メッセージ関連情報保持部は、メッセージ通信時の位置情報を用いることで、イベントとメッセージとを関連付けしている。したがって、例えばイベントを指定した検索入力が行われた場合には、そのイベントに関連付けられたメッセージを検索することが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明においては、位置に対応した場所名情報とイベントの場所名情報とを共通化することで位置とイベントとが関連付けされ、さらにメッセージ通信時の位置情報を用いることでイベントとメッセージとが関連付けされたデータベースが構築されるため、例えば多数のメッセージの中から或るスケジュールのイベントに関連したメッセージを探し出すような場合、ユーザは、例えば所望のイベントを指定するだけで容易且つ確実に、そのイベントに関連したメッセージ、つまりユーザ個人において最適で且つユーザが所望するメッセージを取得及び閲覧することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0018】
なお、本実施形態では、本発明の情報検索用データベース作成装置及び方法、携帯情報端末、情報検索用データベース作成プログラム及び携帯情報端末制御プログラムが適用される一実施形態として、携帯電話端末を挙げている。勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。なお、本実施形態の携帯電話端末は、一般的な携帯電話端末が備えている通話部や表示部、音声出力部、キー操作部、GPS通信部、インターネットやイントラネット等用のネットワーク通信部、例えばいわゆるブルートゥース方式(Bluetooth:登録商標)やUWB(Ultra Wide Band)方式、無線LAN(Local Area Network)などによる近距離無線通信を行うための近距離無線通信部、例えば電子マネー等のための情報記憶と信号の送受信を行う非接触通信部、後述の各情報を含む様々なデータを記憶・保持するための記憶部、それら各構成要素を制御するための制御部、その他の様々な機能部についても備えているが、ここでは、それら一般的機能の図示及び説明については省略し、本発明にかかる主要部の構成のみについて、以下の各図を参照しながら説明を行うこととする。
【0019】
図1には、本実施形態携帯電話端末の本発明に関連した主要部の概略構成を示し、図2には、図1の構成要素における処理の流れと制御を概念的に表す機能ブロック図を示す。以下、これら各構成要素の詳細と処理及び制御の流れについて個々に説明する。なお、以下の各構成要素は、ハードウェアにより構成されていてもよいし、ソフトウェアプログラムにより構成されていても、また、それらハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されていてもよい。
【0020】
〔ユーザ入力部〕
ユーザ入力部32は、本実施形態の携帯電話端末が備えているキー操作部等であり、ユーザから入力される情報を取得する機能を有する。
【0021】
〔位置情報取得部〕
位置情報取得部30は、例えば、GPS衛星から得られる緯度,経度を表すGPS情報、携帯電話基地局から得られる基地局情報(基地局ID)、インターネットやイントラネット等のネットワークに接続した際のアクセスポイントや或るネットワーク機器に接続した時のその機器が有するIPアドレス情報等を、位置情報として取得する。すなわち本発明実施形態において、上記位置情報は、上記GPS情報の緯度,経度情報のように地図上の絶対位置を表す情報の他に、例えば或る機器の設置場所を特定することが可能な情報、例えば、設置場所が決まっている或るネットワーク機器に対して割り当てられている固定のIPアドレス情報や、携帯電話システムにて設置場所が決まっている各基地局に対して割り当てられている基地局情報(基地局ID)等も含まれている。言い換えると、本実施形態における位置情報は、必ずしも緯度,経度情報のような絶対位置を表す情報である必要はなく、固定のIPアドレスのように、そのIPアドレスが割り当てられているネットワーク機器の設置場所を特定するのに利用可能な情報や、基地局IDのように、その基地局情報が割り当てられている基地局の設置場所を特定するのに利用可能な情報であってもよい。また、本実施形態において、上記位置情報により特定される場所としては、例えば或る地名や地域名で表される場所のみならず、或る建物や施設そのもの、さらには建物や施設内の部屋や階などをも挙げることができる。なお、位置情報取得部30は、例えば後述する受信メッセージ等に、GPS情報や基地局情報、IPアドレス情報等の位置情報が付加されている場合には、そのメッセージに付加されている位置情報を取得することも可能となされている。
【0022】
上記位置情報取得部30における位置情報の取得は、例えば、ユーザ入力部32を通じてユーザから位置情報取得指示が入力された時や、予め設定された位置情報取得時刻になった時、予め設定された一定時間毎、後述するスケジュールのイベント情報が入力された時(スケジュール作成時)、後述するメッセージの送信や受信、電話着信や発信が行われた時などのタイミングで実行される。これらの何れの場合に位置情報の取得を行うかについては、例えば、ユーザにより予め設定されるか、若しくは当該携帯電話端末において初期設定されている。
【0023】
〔位置情報作成更新部〕
位置情報作成更新部1は、上記位置情報取得部30により取得された位置情報、すなわち例えば、上記GPS情報、基地局情報(基地局ID)、IPアドレス情報の何れか一つの情報、若しくはそれらのうち幾つか(二つ或いは全て)の情報を用いて、メッセージ管理用のデータベース(DB)20内の位置情報テーブル2の作成及び更新を行う。また、位置情報作成更新部1は、上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場所名情報を用いて、共通データベース21内に形成される場所名テーブル5の作成及び更新を行う。
【0024】
すなわち、位置情報作成更新部1は、例えば、上記位置情報テーブル2内に登録されていない位置情報が、上記位置情報取得部30にて取得された場合には、その位置情報を上記位置情報テーブル2に新規登録し、例えば、上記場所名テーブル5内に登録されていない場所名情報が、上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場合には、その場所名情報を上記場所名テーブル5に新規登録する。また、位置情報作成更新部1は、例えば、上記位置情報取得部30にて位置情報の取得がなされた時に、その位置情報に対応した場所名情報が上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場合には、それら位置情報と場所名情報を対応付けるようにして上記位置情報テーブル2と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。また、位置情報作成更新部1は、位置情報テーブル2に既に登録されている位置情報に対して、上記ユーザ入力部32を通じてユーザから場所名情報が入力された場合には、それら位置情報と場所名情報を対応付けるようにして上記位置情報テーブル2と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。同様に、位置情報作成更新部1は、場所名テーブル5に既に登録されている場所名情報に対して、上記位置情報取得部30にて取得された位置情報を対応付ける旨の指示が上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場合には、それら場所名情報と位置情報とを対応付けるようにして上記位置情報テーブル2と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。一方、既に位置情報と場所名情報の対応付けがなされている場合において、位置情報作成更新部1は、それらの対応付けを変更する旨の指示が上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された時には、それらの対応付けを変更するように、上記位置情報テーブル2と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。なお、位置情報と場所名情報の対応付けは、一つの位置情報に対して一つの場所名情報が対応付けられる場合だけでなく、一つの位置情報に対して複数の場所名情報を対応付けることも、或いはその逆に、一つの場所名情報に対して複数の位置情報を対応付けることも可能である。
【0025】
〔イベント情報作成更新部〕
イベント情報作成更新部3は、例えば上記ユーザ入力部32を通じたユーザからのスケジュール入力や、通信等を通じたスケジュールデータの入力がなされた場合、当該入力されたスケジュールのイベント情報を用いて、スケジュールデータベース22内のスケジュール管理用イベント情報テーブル4の作成及び更新を行う。また、イベント情報作成更新部3は、例えば上記ユーザ入力部32を通じたユーザからのスケジュール入力時に場所名の情報が入力されたり、通信等によるスケジュールデータに場所名の情報が含まれている場合、その場所名情報を用いて、上記共通データベース21内の場所名テーブル5の作成及び更新を行う。
【0026】
すなわち、イベント情報作成更新部3は、例えば、上記スケジュール管理用イベント情報テーブル4内に登録されていない新たなイベント情報が入力された場合には、そのイベント情報を上記スケジュール管理用イベント情報テーブル4に新規登録し、さらに例えば、上記場所名テーブル5内に登録されていない場所名情報がスケジュールに含まれていた場合には、その場所名情報を上記場所名テーブル5に新規登録する。そして、イベント情報作成更新部3は、それらイベント情報と場所名情報を対応付けるようにして上記スケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。また、イベント情報作成更新部3は、スケジュール管理用イベント情報テーブル4に既に登録されているイベント情報に対して新たな場所名情報が入力された場合、或いは、場所名テーブル5に既に登録されている場所名情報に対して新たなイベント情報が入力された場合には、それらイベント情報と場所名情報を対応付けるようにして上記スケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。一方、既にイベント情報と場所名情報の対応付けがなされている場合において、イベント情報作成更新部3は、それらの対応付けを変更する旨の指示が上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場合には、それらの対応付けを変更するようにスケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。なお、イベント情報と場所名情報の対応付けは、一つのイベント情報に対して一つの場所名情報が対応付けられる場合だけでなく、一つのイベント情報に対して複数の場所名情報を対応付けることも、或いはその逆に、一つの場所名情報に対して複数のイベント情報を対応付けることも可能である。
【0027】
〔位置情報テーブル、場所名テーブル、スケジュール管理用イベント情報テーブル〕
図3には、上述のようにして作成及び更新される位置情報テーブル2の一例を示し、図4には、場所名テーブル5の一例を、図5にはスケジュール管理用イベント情報テーブル4の一例を示す。なお、本実施形態では、位置情報テーブル2と場所名テーブル5は独立して設けられている例を挙げているが、例えば、場所名テーブル5のデータを位置情報テーブル2内に共通データとして持たせるように、つまり場所名テーブル5を位置情報テーブル2内に含ませるようにしてもよい。
【0028】
図3の例では、位置情報テーブル2内に、位置情報IDとして“0001”,“0002”,“0003”が登録されており、上記位置情報ID“0001”の位置情報としてはGPS座標“31.39.44.71”と基地局ID“1234”とIPアドレス“10.158.160.1”が登録され、上記位置情報ID“0002”の位置情報としてはGPS座標“31.39.44.71”と基地局ID“1234”とIPアドレス“10.158.160.10”が登録され、上記位置情報ID“0003”の位置情報としてはGPS座標“10.30.21.66”のみが登録されている場合を挙げている。また、位置情報ID“0001”には場所名ID“001”が対応付けられて登録され、位置情報ID“0002”には場所名ID“002”が、位置情報ID“0003”には場所名ID“003”が対応付けられて登録されている。
【0029】
図4の例では、場所名テーブル5内に、場所名IDとして“001”,“002”,“003”が登録されており、上記場所名ID“001”の場所名としては“My desk”が登録され、上記場所名ID“002”の場所名としては“Meeting room A”が登録され、上記場所名ID“003”の場所名としては“XXXホテル”が登録されている場合を挙げている。
【0030】
ここで、図3及び図4の例の場合、位置情報ID“0001”と位置情報ID“0002”の位置情報は、共にGPS座標と基地局IDが同じであるがIPアドレスは異なっており、また、場所名IDも異なっている。これら図3及び図4の例の場合、位置情報ID“0001”と位置情報ID“0002”で特定される二つの場所(場所名ID“001”と“002”の場所)は、GPS座標と基地局IDがそれぞれ同じになる一方でIPアドレスのみが異なる二つの場所、すなわち例えば、同一のGPS座標及び基地局IDになる或る建物内においてIPアドレス“10.158.160.1”の機器が置かれた場所名ID“001”の場所(場所名“My desk”で表される場所)と、IPアドレス“10.158.160.10”の機器が置かれた場所名ID“002”の場所(場所名“Meeting room A”で表される場所)等を挙げることができる。なお、これら二つの場所としては、例えば同一の建物内で上下の異なる階の部屋等が考えられる。また、これら図3及び図4の例の場合、位置情報ID“0003”では、GPS座標と場所名IDのみが登録されており、基地局IDとIPアドレスは登録されていない。すなわち図3及び図4の例の場合、位置情報ID“0003”の場所名ID“003”の場所(場所名“XXXホテル”で表される場所)については、GPS座標のみでその場所が特定されている。
【0031】
図5の例では、スケジュール管理用イベント情報テーブル4内に、イベント情報IDとして“0001”,“0002”,“0003”が登録されており、上記イベント情報ID“0001”のイベント情報として、イベント名“Winter holiday”とそのイベントの参加者情報とそのイベントの時間情報が登録され、上記イベント情報ID“0002”のイベント情報として、イベント名“Weekly Meeting”とそのイベントの参加者情報及び時間情報が登録され、上記イベント情報ID“0003”のイベント情報として、イベント名“電話会議”とそのイベントの参加者情報及び時間情報が登録されている場合を挙げている。また、イベント情報ID“0001”には場所名ID“001”が対応付けられて登録され、イベント情報ID“0002”には場所名ID“002”が、イベント情報ID“0003”には場所名ID“003”が対応付けられて登録されている。なお、図5のテーブル例では、イベント情報IDとイベント名、場所名IDの他に、参加者情報と時間情報を挙げているが、これらの他にも、スケジュール管理に必要な各種の情報を、当該テーブルに含めるようにしてもよい。
【0032】
すなわち、図5及び図4によれば、イベント情報ID“0001”で表されるイベント名“Winter holiday”のイベントは、場所名ID“001”で表される場所名“My desk”の場所で行われ、イベント情報ID“0002”で表されるイベント名“Weekly Meeting”のイベントは、場所名ID“002”で表される場所名“Meeting room A”の場所で行われ、イベント情報ID“0003”で表されるイベント名“電話会議”のイベントは、場所名ID“003”で表される場所名“XXXホテル”の場所で行われることを表している。
【0033】
〔位置情報作成更新(GPS情報取得時)フロー〕
図6には、位置情報作成更新部1が位置情報取得部30からGPS情報を取得して位置情報テーブル2と場所情報テーブル5の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0034】
図6において、位置情報作成更新部1は、位置情報取得部30から位置情報としてGPS情報を取得すると、先ずステップS1の処理として、メッセージデータベース20の位置情報テーブル2内に、当該取得GPS情報と同一のGPS情報が登録されているか否か調べる。そして、位置情報作成更新部1は、当該ステップS1の処理において、上記取得GPS情報と同一のGPS情報が位置情報テーブル2内に登録されていると判定した場合にはこの図6のフローチャートの処理を終了し、一方、同一GPS情報が登録されていないと判定した場合にはステップS2へ処理を進める。
【0035】
ステップS2の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、共通データベース21の場所名テーブル5から全ての場所名リストを取得し、例えばその場所名リストをユーザが認識できる形式で当該ユーザへ提示してステップS3へ処理を進める。なお、ユーザが認識可能な形式での提示としては、例えば液晶ディスプレイ等の表示部等に場所名リストのテキスト等を表示するような手法が考えられる。
【0036】
ステップS3の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るか否かについて、例えばユーザ入力部32を通じたユーザからの入力により判定する。そして、位置情報作成更新部1は、ステップS3において、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るとユーザからの入力があった場合にはステップS4へ処理を進め、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に無いとユーザからの入力があった場合にはステップS5へ処理を進める。
【0037】
ステップS4の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、上記現在の位置を表す場所名IDに対応した位置情報IDを位置情報テーブル2から取得し、ステップS7へ処理を進め、その位置情報IDに対応した位置情報の一つとして、上記取得GPS情報を、位置情報テーブル2に追加登録する。
【0038】
一方、ステップS5の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、例えば表示部に新たな場所名の入力を求めるユーザインターフェース画面を表示させ、そのユーザインターフェース画面に従ってユーザから所望の場所名のテキスト情報が入力されると、当該場所名のテキスト情報を場所名テーブル5に新規追加登録すると共に新規場所名IDを取得する。
【0039】
次いで、位置情報作成更新部1は、ステップS6へ処理を進め、上記新規場所名IDを位置情報テーブル2に新規追加登録すると共に新規位置情報IDを取得する。
【0040】
その後、位置情報作成更新部1は、ステップS7へ処理を進め、上記新規位置情報IDに対応した位置情報として上記取得GPS情報を位置情報テーブル2に登録する。
【0041】
〔位置情報作成更新(基地局情報取得時)フロー〕
図7には、位置情報作成更新部1が位置情報取得部30から基地局情報を取得して位置情報テーブル2と場所情報テーブル5の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0042】
図7において、位置情報作成更新部1は、位置情報取得部30から位置情報として基地局情報を取得すると、先ずステップS11の処理として、位置情報テーブル2内に、当該取得基地局情報と同一の基地局情報が登録されているか否か調べる。そして、位置情報作成更新部1は、当該ステップS11の処理において、上記取得基地局情報と同一の基地局情報が位置情報テーブル2内に登録されていると判定した場合にはこの図7のフローチャートの処理を終了し、一方、同一基地局情報が登録されていないと判定した場合にはステップS12へ処理を進める。
【0043】
ステップS12の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、場所名テーブル5から全ての場所名リストを取得し、例えばその場所名リストを表示等してユーザへ提示し、ステップS13へ処理を進める。
【0044】
ステップS13の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るか否かについて、ユーザ入力部32を通じたユーザからの入力により判定する。そして、位置情報作成更新部1は、ステップS13にて、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るとユーザからの入力があった場合にはステップS14へ処理を進め、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に無いとユーザからの入力があった場合にはステップS15へ処理を進める。
【0045】
ステップS14の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、上記現在の位置を表す場所名IDに対応した位置情報IDを位置情報テーブル2から取得し、ステップS17へ処理を進め、その位置情報IDに対応した位置情報の一つとして、上記取得基地局情報を、位置情報テーブル2に追加登録する。
【0046】
一方、ステップS15の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、表示部に新たな場所名の入力を求めるユーザインターフェース画面を表示させ、そのユーザインターフェース画面に従ってユーザから所望の場所名のテキスト情報が入力されると、当該場所名のテキスト情報を場所名テーブル5に新規追加登録すると共に新規場所名IDを取得する。
【0047】
次いで、位置情報作成更新部1は、ステップS16へ処理を進め、上記新規場所名IDを位置情報テーブル2に新規追加登録すると共に新規位置情報IDを取得する。
【0048】
その後、位置情報作成更新部1は、ステップS17へ処理を進め、上記新規位置情報IDに対応した位置情報として上記取得基地局情報を位置情報テーブル2に登録する。
【0049】
〔位置情報作成更新(IPアドレス情報取得時)フロー〕
図8には、位置情報作成更新部1が位置情報取得部30からIPアドレス情報を取得して位置情報テーブル2と場所情報テーブル5の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0050】
図8において、位置情報作成更新部1は、位置情報取得部30から位置情報としてIPアドレス情報を取得すると、ステップS21の処理として、位置情報テーブル2内に、当該取得IPアドレス情報と同一のIPアドレス情報が登録されているか否か調べ、上記取得IPアドレス情報と同一のIPアドレス情報が位置情報テーブル2内に登録されていると判定した場合にはこの図8のフローチャートの処理を終了し、一方、同一IPアドレス情報が登録されていないと判定した場合にはステップS22へ処理を進める。
【0051】
ステップS22の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、場所名テーブル5から全ての場所名リストを取得し、例えばその場所名リストを表示等してユーザへ提示し、ステップS23へ処理を進める。
【0052】
ステップS23の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るか否かについて、ユーザ入力部32を通じたユーザからの入力により判定する。そして、位置情報作成更新部1は、ステップS23にて、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るとユーザからの入力があった場合にはステップS24へ処理を進め、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に無いとユーザからの入力があった場合にはステップS25へ処理を進める。
【0053】
ステップS24の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、上記現在の位置を表す場所名IDに対応した位置情報IDを位置情報テーブル2から取得し、ステップS27へ処理を進め、その位置情報IDに対応した位置情報の一つとして、上記取得IPアドレス情報を、位置情報テーブル2に追加登録する。
【0054】
一方、ステップS25の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、新たな場所名の入力を求めるユーザインターフェース画面を表示させ、そのユーザインターフェース画面に従ってユーザから所望の場所名のテキスト情報が入力されると、当該場所名のテキスト情報を場所名テーブル5に新規追加登録すると共に新規場所名IDを取得する。
【0055】
次いで、位置情報作成更新部1は、ステップS26へ処理を進め、上記新規場所名IDを位置情報テーブル2に新規追加登録すると共に新規位置情報IDを取得する。
【0056】
その後、位置情報作成更新部1は、ステップS27へ処理を進め、上記新規位置情報IDに対応した位置情報として上記取得IPアドレス情報を位置情報テーブル2に登録する。
【0057】
〔イベント情報作成更新(イベント入力時)フロー〕
図9には、イベント情報作成更新部3が、ユーザ入力部32を通じてユーザから入力されたスケジュールのイベント情報や通信等を通じて入力されたスケジュールのイベント情報を取得して、スケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所情報テーブル5の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0058】
図9において、ユーザ入力部32を通じてユーザからスケジュールのイベント情報が入力されると、イベント情報作成更新部3は、そのイベント情報の名前(イベント名)入力用のユーザインターフェース画面を表示部に表示等してユーザに対してイベント名の入力を要求し、ステップS31において、ユーザ入力部32を通じてユーザからイベント名のテキスト情報等が入力されると、当該イベント名に対応したイベントIDを新規に取得してステップS32へ処理を進める。なお、通信等を通じてスケジュールのイベント情報が入力された場合、イベント情報作成更新部3は、ステップS31において、例えば、当該イベント情報に含まれるキーワード抽出などによりイベント名を決め、そのイベント名に対応したイベントIDを新規に取得してステップS32へ処理を進めるようにしてもよい。
【0059】
ステップS32の処理に進むと、イベント情報作成更新部3は、場所名テーブル5から全ての場所名リストを取得し、例えばその場所名リストを表示部等に表示してユーザへ提示し、ステップS33へ処理を進める。
【0060】
ステップS33の処理に進むと、イベント情報作成更新部3は、現在入力中のスケジュールのイベントが行われる場所を表す場所名が、上記場所名リストの中に有るか否かについて、例えばユーザ入力部32を通じたユーザからの入力により判定する。そして、イベント情報作成更新部3は、ステップS33において、現在入力中のスケジュールのイベントが行われる場所を表す場所名が、上記場所名リストの中に有るとユーザからの入力があった場合には、この図9のフローチャートの処理を終了し、一方、現在入力中のスケジュールのイベントが行われる場所を表す場所名が、場所名リストの中に無いとユーザからの入力があった場合にはステップS34へ処理を進める。
【0061】
ステップS34の処理に進むと、イベント情報作成更新部3は、例えば表示部に新たな場所名の入力を求めるユーザインターフェース画面を表示させ、そのユーザインターフェース画面に従ってユーザから所望の場所名のテキスト情報が入力されると、当該場所名のテキスト情報を場所名テーブル5に新規追加登録すると共に新規場所名IDを取得する。
【0062】
次いで、イベント情報作成更新部3は、ステップS35へ処理を進め、上記新規取得した場所名IDを、現在入力中のスケジュールのイベントのイベント情報IDに対応付けてスケジュール管理用イベント情報テーブル4に新規追加登録する。
【0063】
〔位置情報イベント情報リレーション作成部〕
例えばユーザ入力部32を通じてユーザからスケジュールの入力がなされたり、通信等を通じてスケジュールの入力がなされ、前述したイベント情報作成更新部3によりスケジュール管理用イベント情報テーブル4の作成がなされた後、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、メッセージデータベース20のメッセージ管理用イベント情報テーブル7の作成及び更新を行う。このメッセージ管理用イベント情報テーブル7は、後述するように、位置情報及びイベント情報とメッセージとのリレーションを可能とするためのテーブルとなされている。
【0064】
〔メッセージ管理用イベント情報テーブル〕
図10には、上記位置情報イベント情報リレーション作成部6により作成及び更新されるメッセージ管理用イベント情報テーブル7の一例を示す。なお、本実施形態では、前述したように位置情報テーブル2と場所名テーブル5が独立して設けられている例を挙げているが、例えば、場所名テーブル5のデータを位置情報テーブル2内に共通データとして持たせるようにした場合には、イベント情報作成更新部3と位置情報イベント情報リレーション作成部6での処理が同意に行われることになるため、スケジュール管理用イベント情報テーブル4を作成せずに、メッセージ管理用イベント情報テーブル7のみを最初から作成することも可能である。
【0065】
図10の例では、メッセージ管理用イベント情報テーブル7内に、イベント情報IDとして“0001”,“0002”,“0003”が登録されており、上記イベント情報ID“0001”のイベント情報として、イベント名“Winter holiday”とそのイベントの参加者情報と時間情報が登録され、上記イベント情報ID“0002”のイベント情報として、イベント名“Weekly Meeting”と参加者情報及び時間情報が登録され、上記イベント情報ID“0003”のイベント情報として、イベント名“電話会議”と参加者情報及び時間情報が登録されている場合を挙げている。また、イベント情報ID“0001”にはそのイベントの場所に対応付けられた位置情報ID“0003”が登録され、イベント情報ID“0002”には位置情報ID“0002”が、イベント情報ID“0003”には位置情報ID“0002”が登録されている。なお、図10のテーブル例では、イベント情報IDとイベント名、位置情報IDの他に、参加者情報と時間情報を挙げているが、これらの他にも、スケジュール管理に必要な各種の情報を、当該テーブルに含めるようにしてもよい。
【0066】
〔位置情報イベント情報リレーション作成フロー〕
図11には、位置情報イベント情報リレーション作成部6が、メッセージ管理用イベント情報テーブル7の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0067】
図11において、前述のようにスケジュールの入力がなされてイベント情報作成更新部3によりスケジュール管理用イベント情報テーブル4の作成がなされた後、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、ステップS41の処理として、スケジュール管理用イベント情報テーブル4のイベント情報IDに対応した場所名IDを取得し、また、ステップS42の処理として、ステップS41にて取得した場所名IDに対応した位置情報IDを位置情報テーブル2から検索する。
【0068】
次に、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、ステップS43の処理として、上記場所名IDに対応した位置情報IDが有るか否か判定し、場所名IDに対応した位置情報IDが無い場合にはこの図11のフローチャートの処理を終了し、一方、場所名IDに対応した位置情報IDが有る場合にはステップS44へ処理を進める。
【0069】
ステップS44の処理に進むと、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、メッセージ管理用イベント情報テーブル7のイベント情報IDに対して、上記スケジュール43で取得した位置情報IDを追加する。
【0070】
〔メッセージ取得部〕
メッセージ取得部31は、一例として、電子メール等の送受信を行うための通信部、及び電子メール等のプログラム等を実行するプログラム実行部からなり、電子メール等により受信や送信されたメッセージの情報を取得、及びそのメッセージの送受信先アドレス情報等を取得する。
【0071】
〔位置情報メッセージリレーション作成部〕
位置情報メッセージリレーション作成部8は、例えば、上記メッセージ取得部31にて受信された電子メールのメッセージに付加されていたり、或いは、本実施形態の携帯電話端末の位置情報取得部30により取得した位置情報(GPS情報、基地局情報、IPアドレス情報等)を元に、上記受信したメッセージに対応した位置情報IDの候補を位置情報テーブル2から取得し、当該取得した位置情報IDから位置情報ID候補リスト9を作成する。
【0072】
〔位置情報ID候補リスト〕
位置情報ID候補リストは、上記メッセージ取得部31でのメッセージ受信時に、当該位置情報メッセージリレーション作成部8により作成され、一時的に上記受信メッセージに対応して保存される位置情報IDのリストである。
【0073】
〔位置情報メッセージリレーション作成のフロー〕
図12には、位置情報メッセージリレーション作成部6が、位置情報ID候補リストを作成する際のフローチャートを示す。なお、この図12の例は、位置情報取得部30にてGPS情報、基地局情報、IPアドレス情報を位置情報として取得する場合を例に挙げているが、それら情報の何れかが取得できない場合には当該取得出来ない情報に対応した処理は行われないことになる。
【0074】
図12において、位置情報メッセージリレーション作成部6は、ステップS51の処理として、メッセージ取得部31がメッセージを受信した場所のGPS情報を位置情報取得部30から取得すると、次のステップS52の処理に進む。
【0075】
ステップS52の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報テーブル2のGPS情報に対応した位置情報IDを検索する。そして、位置情報メッセージリレーション作成部6は、ステップS53の処理として、上記GPS情報に対応した位置情報IDが有るか否か判定し、GPS情報に対応した位置情報IDが無い場合にはステップS55へ処理を進め、一方、GPS情報に対応した位置情報IDが有る場合にはステップS54へ処理を進める。
【0076】
ステップS54の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、上記GPS情報に対応した位置情報IDを位置情報ID候補リストに追加した後、ステップS52へ処理を戻す。
【0077】
ステップS55の処理に進んだ場合、位置情報メッセージリレーション作成部6は、メッセージ取得部31がメッセージを受信した場所の基地局情報を位置情報取得部30から取得した後、次のステップS56へ処理を進める。
【0078】
ステップS56の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報テーブル2の基地局情報に対応した位置情報IDを検索する。そして、位置情報メッセージリレーション作成部6は、ステップS57の処理として、上記基地局情報に対応した位置情報IDが有るか否か判定し、基地局情報に対応した位置情報IDが無い場合にはステップS60へ処理を進め、一方、基地局情報に対応した位置情報IDが有る場合にはステップS58へ処理を進める。
【0079】
ステップS58の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報ID候補リストに同一データが存在しているか否か判定し、同一データが存在していると判定した場合にはステップS56へ処理を戻し、一方、同一データが存在していないと判断した場合にはステップS59へ処理を進める。
【0080】
ステップS59の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、その位置情報IDを位置情報ID候補リストから削除した後、ステップS56へ処理を戻す。
【0081】
ステップS60の処理に進んだ場合、位置情報メッセージリレーション作成部6は、メッセージ取得部31がメッセージを受信した場所のIPアドレス情報を位置情報取得部30から取得した後、次のステップS61へ処理を進める。
【0082】
ステップS61の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報テーブル2のIPアドレス情報に対応した位置情報IDを検索する。そして、位置情報メッセージリレーション作成部6は、ステップS62の処理として、上記IPアドレス情報に対応した位置情報IDが有るか否か判定し、IPアドレス情報に対応した位置情報IDが無い場合にはステップS65へ処理を進め、一方、IPアドレス情報に対応した位置情報IDが有る場合にはステップS63へ処理を進める。
【0083】
ステップS63の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報ID候補リストに同一データが存在しているか否か判定し、同一データが存在していると判定した場合にはステップS61へ処理を戻し、一方、同一データが存在していないと判断した場合にはステップS64へ処理を進める。
【0084】
ステップS64の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、その位置情報IDを位置情報ID候補リストから削除した後、ステップS61へ処理を戻す。
【0085】
ステップS65の処理に進んだ場合、位置情報メッセージリレーション作成部6は、上記位置情報ID候補リストを上記受信したメッセージのID(メッセージID)に対応したリストとして保存する。
【0086】
〔イベント情報メッセージリレーション作成部〕
上述のようにして位置情報メッセージリレーション作成部8により位置情報ID候補リストが作成された後、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、受信メッセージの位置情報IDとメッセージ管理用イベント情報テーブル7の位置情報IDの比較と共に、受信メッセージの送信者アドレスとメッセージ管理用イベント情報テーブル7の参加者情報の比較、受信メッセージの受信時刻とメッセージ管理用イベント情報テーブル7の時間情報の比較をも行い、それら比較により各情報が一致した場合、メッセージ管理用イベント情報テーブル7からイベント情報IDを取得してメッセージテーブル11を作成する。
【0087】
〔メッセージテーブル〕
図13には、上記イベント情報メッセージリレーション作成部10により作成及び更新されるメッセージテーブル11の一例を示す。当該メッセージテーブル11は、メッセージとイベント情報ID及び位置情報IDとの対応付けを行うためのテーブルであり、イベント情報メッセージリレーション作成部10によりメッセージデータベース20内に作成される。
【0088】
図13の例では、メッセージテーブル11内に、メッセージIDとして“0001”,“0002”,“0003”が登録されており、上記メッセージID“0001”に対応付けられた情報としてイベント情報ID“0001”と位置情報ID“0003”が登録され、上記メッセージID“0002”に対応付けられた情報としてイベント情報ID“0002”と位置情報ID“0002”が、上記メッセージID“0003”に対応付けられた情報としてイベント情報ID“0003”と位置情報ID“0001”が登録された例を挙げている。
【0089】
〔イベント情報メッセージリレーション作成フロー〕
図14には、イベント情報メッセージリレーション作成部10が、上記メッセージテーブル11の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0090】
図14において、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、先ず、ステップS71の処理として、前記位置情報ID候補リスト9から位置情報IDを取得する。
【0091】
次に、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、ステップS72の処理として、前記位置情報ID候補リスト9から取得した位置情報IDを元に、メッセージ管理用イベント情報テーブル7からイベント情報IDを検索する。そして、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、ステップS73の処理として、上記位置情報IDに対応したイベント情報IDがメッセージ管理用イベント情報テーブル7内に有るか否か判定し、位置情報IDに対応したイベント情報IDが無いと判定した場合にはこの図14のフローチャートの処理を終了し、一方、位置情報に対応したイベント情報IDが有ると判定した場合にはステップS74へ処理を進める。
【0092】
ステップS74の処理に進むと、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、上記イベント情報IDに対応したメッセージの送信者アドレスが、メッセージ管理用イベント情報テーブル7内の参加者情報に含まれているか否か判定し、送信者アドレスが参加者情報に含まれていないと判定した場合にはステップS72へ処理を戻し、一方、送信者アドレスが参加者情報に含まれていると判定した場合にはステップS75へ処理を進める。
【0093】
ステップS75の処理に進むと、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、受信メッセージの受信時刻が、メッセージ管理用イベント情報テーブル7内の時間情報(イベントタイム)内であるか否か判定し、受信時刻がイベントタイム内ではないと判定した場合にはステップS72へ処理を戻し、一方、受信時刻がイベントタイム内であると判定した場合にはステップS76へ処理を進める。
【0094】
ステップS76の処理に進むと、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、メッセージテーブル11のメッセージIDに対して、イベント情報IDを追加する。
【0095】
なお、本実施形態の携帯電話端末にて使用するネットワークが、例えば、メッセージそのものに当該メッセージに関連したイベント情報を付加することができ、上記メッセージ管理用イベント情報テーブル7のイベント情報をメッセージの送受信者間で共有できるネットワークであるような場合には、図14のフローチャートにおける送信者アドレスによる判定処理(ステップS74)を宛先アドレスによる判定処理に代えるだけで、メッセージ送信時に自動的に関連イベント情報を付加することも可能となる。
【0096】
〔情報検索部〕
情報検索部12は、ユーザ入力部32を通じたユーザからのメッセージ検索指示に応じて、メッセージ管理用イベント情報テーブル7やメッセージテーブル11から、ユーザ所望のイベントに対応したメッセージの検索結果の一覧を作成し、例えば表示部上に表示する。
【0097】
〔イベント情報によるメッセージ検索のフロー〕
図15には、情報検索部12が、メッセージ管理用イベント情報テーブル7やメッセージテーブル11から所望のイベントに対応したメッセージを検索する際のフローチャートを示す。
【0098】
図15において、情報検索部12は、ユーザ入力部32を通じてユーザから情報検索を行う旨の指示入力を受け取ると、ステップS81の処理として、メッセージ管理用イベント情報テーブル7に登録されているイベント名の情報を全て取得し、さらにステップS82の処理として、それら取得したイベント名の情報(例えばテキスト情報)を表示部に一覧表示させる。
【0099】
次に、情報検索部12は、ステップS83の処理として、ユーザ入力部32を通じたユーザからの選択指示入力により、上記一覧表示されたイベント名の中からユーザ所望のイベント名が選択されると、当該選択されたイベント名に対応するイベント情報IDをメッセージ管理用イベント情報テーブル7から取得する。
【0100】
次に、ステップS84の処理として、情報検索部12は、上記ユーザにより選択されたイベント名に対応するイベント情報IDを元に、メッセージテーブル11からメッセージIDを検索する。そして、情報検索部12は、上記イベント情報IDに対応したメッセージIDがメッセージテーブル11内に有るか否か判定し、イベント情報IDに対応したメッセージIDが無いと判定した場合には例えばその旨を表示部上に表示させてユーザに知らせた後、当該図15のフローチャートの処理を終了し、一方、イベント情報IDに対応したメッセージIDが有ると判定した場合にはステップS86へ処理を進める。
【0101】
ステップS86の処理に進むと、情報検索部12は、上記メッセージIDに対応したメッセージをメッセージデータベース20から取得し、そのメッセージ(全て若しくはその一部)を表示部上に表示させる。
【0102】
なお、上述の例では、イベントからメッセージを検索する例を挙げたが、本実施形態の携帯電話端末は、メッセージを元にイベントを検索したり、場所名を元にイベントやメッセージを検索したりすることも勿論可能となされている。
【0103】
〔まとめ〕
以上説明したように、本実施形態の携帯電話端末において、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、位置情報に対応した場所名とイベント作成時に入力する場所名とを共通化することにより、当該携帯電話端末にて取得可能な位置情報とイベント情報とを関連付ける機能を備え、また、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、メッセージ送受信時の位置情報を用いることでイベントとメッセージとを自動的に関連付けする機能を備え、情報検索部は、ユーザにより指定されたイベントに対応したメッセージを検索する機能を備えている。
【0104】
すなわち、本発明の実施形態の携帯電話端末によれば、メールメッセージの送受信日時やメッセージ送受信時の位置情報、送受信者アドレス等を用いて、スケジュールイベントとメッセージとの関連付けテーブルが自動的に作成され、そのテーブルがデータベース等に自動的に保存されるため、当該携帯電話端末内に保存されている多数のメールメッセージの中から或るスケジュールのイベントに関連したメッセージを探し出すような場合に、ユーザは、それら多数のメッセージの中から自ら所望のメッセージを探し出すような操作を行わなくても、例えばイベント名を指定するだけで容易且つ確実に、当該イベントに関連したメッセージを取得及び閲覧することが可能となる。言い換えると、従来のテキストや日時のみによる検索機能を用い、イベントに関連したメールメッセージを探す場合、ユーザは、メールメッセージの表題や日時、場所、内容等を思い出し、それらを元にテキストや日時を指定した検索を行うことになるが、本実施形態によれば、ユーザは、イベント名による直感的なメッセージ検索を行うことができる。
【0105】
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
【0106】
本実施形態の携帯情報端末は、携帯電話端末に限定されず、少なくともスケジュール機能とメッセージ機能、検索機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)やパーソナルコンピュータなどにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0107】
【図1】本実施形態携帯電話端末の本発明に関連した主要部の概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】本実施形態携帯電話端末の主要部の各構成要素における処理の流れと制御を概略的に表す機能ブロック図である。
【図3】位置情報テーブルの一例を示す図である。
【図4】場所名テーブルの一例を示す図である。
【図5】スケジュール管理用イベント情報テーブルの一例を示す図である。
【図6】位置情報作成更新部が位置情報取得部からGPS情報を取得して位置情報テーブルと場所情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図7】位置情報作成更新部が位置情報取得部から基地局情報を取得して位置情報テーブルと場所情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図8】位置情報作成更新部が位置情報取得部からIPアドレス情報を取得して位置情報テーブルと場所情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図9】イベント情報作成更新部がスケジュール管理用イベント情報テーブルと場所情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図10】位置情報イベント情報リレーション作成部により作成及び更新されるメッセージ管理用イベント情報テーブルの一例を示す図である。
【図11】位置情報イベント情報リレーション作成部がメッセージ管理用イベント情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図12】位置情報メッセージリレーション作成部が、位置情報ID候補リストを作成する際のフローチャートである。
【図13】イベント情報メッセージリレーション作成部により作成及び更新されるメッセージテーブルの一例を示す図である。
【図14】イベント情報メッセージリレーション作成部がメッセージテーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図15】情報検索部がメッセージ管理用イベント情報テーブルやメッセージテーブルからユーザ所望のイベントに対応したメッセージを検索する際のフローチャートである。
【符号の説明】
【0108】
1 位置情報作成更新部、2 位置情報テーブル、3 イベント情報作成更新部、4 スケジュール管理用イベント情報テーブル、5 場所名テーブル、6 位置情報イベント情報リレーション作成部、7 メッセージ管理用イベント情報テーブル、8 位置情報メッセージリレーション作成部、9 位置情報ID候補リスト、10 イベント情報メッセージリレーション作成部、11 メッセージテーブル、12 情報検索部、20 メッセージデータベース、21 共通データベース、22 スケジュールデータベース、30 位置情報取得部、31 メッセージ取得部、32 ユーザ入力部
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電子メールの送受信メッセージなどの情報を検索する際に好適な情報検索用データベース作成装置及び方法、携帯情報端末、情報検索用データベース作成プログラム及び携帯情報端末制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、情報検索アプリケーションやサービスでは、例えば、ユーザIDや検索がなされた時間帯等の情報の履歴をとり、その履歴情報と個人情報とを関連付けて分析することにより、例えば検索精度を高めるような手法が採用されている。
【0003】
また、例えば特開2003−91536号の公開特許公報(特許文献1)には、ある情報が検索されたり閲覧されたりした位置を、GPS(Global Positioning System)などの位置情報獲得手段により獲得し、その位置情報を、検索された情報と共に履歴情報として格納しておき、その後必要に応じて、閲覧された地点を地図上に重ねて提示することにより、その情報がどの位置で必要とされているのかを即座に把握可能とした、位置情報提示装置及び位置情報提示方法が開示されている。
【0004】
その他にも、例えば特開2003−259426号の公開特許公報(特許文献2)には、送信側となる携帯端末は、移動中に、基地局から位置照会の応答として発信された位置情報を取得し、その位置情報を、ユーザからの入力コメントや時刻情報と共に、電子メールの形式で相手方(受信側)へ送信し、一方、受信側となる携帯端末は、送信側から送られてきたメールを解析して位置情報を表示することにより、送信側ユーザの携帯端末の位置情報を自動的に通知可能とした位置情報通知システムと位置情報通知プログラム、位置情報通知方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−91536号公報(図1)
【特許文献2】特開2003−259426号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した履歴情報と個人情報とを関連付けて分析する手法の場合、情報提供者側からみると、どの位置でどのような情報が必要とされているのかを確認するのが困難である。
【0007】
一方、特許文献1に記載の技術の場合、ユーザが情報検索を行うことで、或る位置に対応した情報を得ることは可能になるが、履歴情報と位置情報との関連付けを行うのは、あくまで情報検索アプリケーションやサービスを提供する情報提供者側であるため、携帯端末のユーザ個人において最適且つユーザが所望する情報の検索が行われるとは限らない。
【0008】
また、特許文献2に記載の技術の場合、電子メールのやり取りを行った送信側端末と受信側端末のユーザ間で例えば待ち合わせを行う場合などには或る程度有効であるが、ユーザによる所望の情報の検索や閲覧には不向きであり、例えば何れの位置でどの電子メールのやり取りが行われたかを探すような場合には、ユーザ自らが電子メールを探し出すような操作が必要となってしまう。
【0009】
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、ユーザ個人において最適且つユーザが所望する情報の検索を容易且つ確実に行うことができる情報検索用データベース作成装置及び方法、携帯情報端末、情報検索用データベース作成プログラム及び携帯情報端末制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の情報検索用データベース作成装置は、位置情報を取得する位置取得部と、場所名情報を取得する場所名取得部と、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持部と、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持部と、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持部と、位置・場所名保持部の場所名情報とイベント・場所名保持部の場所名情報とを共通化して位置情報とイベント情報とを関連付け、その関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持部と、イベント・場所名保持部の位置情報とメッセージ・位置保持部の位置情報とに基づいてイベント情報とメッセージ情報とを関連付け、その関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持部とを有することにより、上述した課題を解決する。
【0011】
また、本発明の情報検索用データベース作成方法は、位置情報を取得する位置取得ステップと、場所名情報を取得する場所名取得ステップと、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得ステップと、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得ステップと、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持ステップと、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持ステップと、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持ステップと、位置・場所名保持ステップの場所名情報とイベント・場所名保持ステップの場所名情報とを共通化して、位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持ステップと、イベント・場所名保持ステップの位置情報とメッセージ・位置保持ステップの位置情報とに基づいて、イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持ステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
【0012】
また、本発明の携帯情報端末は、位置情報を取得する位置取得部と、場所名情報を取得する場所名取得部と、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持部と、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持部と、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持部と、位置・場所名保持部の場所名情報とイベント・場所名保持部の場所名情報とを共通化して、位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持部と、イベント・場所名保持部の位置情報とメッセージ・位置保持部の位置情報とに基づいて、イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持部と、ユーザから入力される情報を取得するユーザ入力部と、ユーザに対して当該ユーザが認識可能な情報の提示を行う情報提示部と、ユーザ入力部を通じてユーザから情報検索のための情報入力がなされた時、位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報とイベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照した検索検索を行い、その検索結果の情報を情報提示部に提示する情報検索部とを有することにより、上述した課題を解決する。
【0013】
また、本発明の情報検索用データベース作成プログラムは、位置情報を取得する位置取得部と、場所名情報を取得する場所名取得部と、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させる位置・場所名保持部と、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させるイベント・場所名保持部と、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて記憶部に保持させるメッセージ・位置保持部と、位置・場所名保持部の場所名情報とイベント・場所名保持部の場所名情報とを共通化して、位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させる位置・イベント関連情報保持部と、イベント・場所名保持部の位置情報とメッセージ・位置保持部の位置情報とに基づいて、イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させるイベント・メッセージ関連情報保持部として、コンピュータを機能させることにより、上述した課題を解決する。
【0014】
また、本発明の携帯情報端末制御プログラムは、位置情報を取得する位置取得部と、場所名情報を取得する場所名取得部と、スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、位置情報と当該位置の場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させる位置・場所名保持部と、イベント情報と当該イベントの場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させるイベント・場所名保持部と、メッセージ情報とそのメッセージの通信時の位置情報とを対応付けて記憶部に保持させるメッセージ・位置保持部と、位置・場所名保持部の場所名情報とイベント・場所名保持部の場所名情報とを共通化して、位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させる位置・イベント関連情報保持部と、イベント・場所名保持部の位置情報とメッセージ・位置保持部の位置情報とに基づいて、イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させるイベント・メッセージ関連情報保持部と、ユーザ入力部を通じてユーザから情報検索のための情報入力がなされた時、位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報とイベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照した検索を行い、その検索結果の情報を、情報提示部を介してユーザに対して認識可能に提示する情報検索部として、携帯情報端末を機能させることにより、上述した課題を解決する。
【0015】
すなわち、本発明によれば、位置・イベント関連情報保持部は、位置に対応した場所名情報とイベントの場所名情報とを共通化することにより位置とイベントとを関連付け、イベント・メッセージ関連情報保持部は、メッセージ通信時の位置情報を用いることで、イベントとメッセージとを関連付けしている。したがって、例えばイベントを指定した検索入力が行われた場合には、そのイベントに関連付けられたメッセージを検索することが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明においては、位置に対応した場所名情報とイベントの場所名情報とを共通化することで位置とイベントとが関連付けされ、さらにメッセージ通信時の位置情報を用いることでイベントとメッセージとが関連付けされたデータベースが構築されるため、例えば多数のメッセージの中から或るスケジュールのイベントに関連したメッセージを探し出すような場合、ユーザは、例えば所望のイベントを指定するだけで容易且つ確実に、そのイベントに関連したメッセージ、つまりユーザ個人において最適で且つユーザが所望するメッセージを取得及び閲覧することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0018】
なお、本実施形態では、本発明の情報検索用データベース作成装置及び方法、携帯情報端末、情報検索用データベース作成プログラム及び携帯情報端末制御プログラムが適用される一実施形態として、携帯電話端末を挙げている。勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。なお、本実施形態の携帯電話端末は、一般的な携帯電話端末が備えている通話部や表示部、音声出力部、キー操作部、GPS通信部、インターネットやイントラネット等用のネットワーク通信部、例えばいわゆるブルートゥース方式(Bluetooth:登録商標)やUWB(Ultra Wide Band)方式、無線LAN(Local Area Network)などによる近距離無線通信を行うための近距離無線通信部、例えば電子マネー等のための情報記憶と信号の送受信を行う非接触通信部、後述の各情報を含む様々なデータを記憶・保持するための記憶部、それら各構成要素を制御するための制御部、その他の様々な機能部についても備えているが、ここでは、それら一般的機能の図示及び説明については省略し、本発明にかかる主要部の構成のみについて、以下の各図を参照しながら説明を行うこととする。
【0019】
図1には、本実施形態携帯電話端末の本発明に関連した主要部の概略構成を示し、図2には、図1の構成要素における処理の流れと制御を概念的に表す機能ブロック図を示す。以下、これら各構成要素の詳細と処理及び制御の流れについて個々に説明する。なお、以下の各構成要素は、ハードウェアにより構成されていてもよいし、ソフトウェアプログラムにより構成されていても、また、それらハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されていてもよい。
【0020】
〔ユーザ入力部〕
ユーザ入力部32は、本実施形態の携帯電話端末が備えているキー操作部等であり、ユーザから入力される情報を取得する機能を有する。
【0021】
〔位置情報取得部〕
位置情報取得部30は、例えば、GPS衛星から得られる緯度,経度を表すGPS情報、携帯電話基地局から得られる基地局情報(基地局ID)、インターネットやイントラネット等のネットワークに接続した際のアクセスポイントや或るネットワーク機器に接続した時のその機器が有するIPアドレス情報等を、位置情報として取得する。すなわち本発明実施形態において、上記位置情報は、上記GPS情報の緯度,経度情報のように地図上の絶対位置を表す情報の他に、例えば或る機器の設置場所を特定することが可能な情報、例えば、設置場所が決まっている或るネットワーク機器に対して割り当てられている固定のIPアドレス情報や、携帯電話システムにて設置場所が決まっている各基地局に対して割り当てられている基地局情報(基地局ID)等も含まれている。言い換えると、本実施形態における位置情報は、必ずしも緯度,経度情報のような絶対位置を表す情報である必要はなく、固定のIPアドレスのように、そのIPアドレスが割り当てられているネットワーク機器の設置場所を特定するのに利用可能な情報や、基地局IDのように、その基地局情報が割り当てられている基地局の設置場所を特定するのに利用可能な情報であってもよい。また、本実施形態において、上記位置情報により特定される場所としては、例えば或る地名や地域名で表される場所のみならず、或る建物や施設そのもの、さらには建物や施設内の部屋や階などをも挙げることができる。なお、位置情報取得部30は、例えば後述する受信メッセージ等に、GPS情報や基地局情報、IPアドレス情報等の位置情報が付加されている場合には、そのメッセージに付加されている位置情報を取得することも可能となされている。
【0022】
上記位置情報取得部30における位置情報の取得は、例えば、ユーザ入力部32を通じてユーザから位置情報取得指示が入力された時や、予め設定された位置情報取得時刻になった時、予め設定された一定時間毎、後述するスケジュールのイベント情報が入力された時(スケジュール作成時)、後述するメッセージの送信や受信、電話着信や発信が行われた時などのタイミングで実行される。これらの何れの場合に位置情報の取得を行うかについては、例えば、ユーザにより予め設定されるか、若しくは当該携帯電話端末において初期設定されている。
【0023】
〔位置情報作成更新部〕
位置情報作成更新部1は、上記位置情報取得部30により取得された位置情報、すなわち例えば、上記GPS情報、基地局情報(基地局ID)、IPアドレス情報の何れか一つの情報、若しくはそれらのうち幾つか(二つ或いは全て)の情報を用いて、メッセージ管理用のデータベース(DB)20内の位置情報テーブル2の作成及び更新を行う。また、位置情報作成更新部1は、上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場所名情報を用いて、共通データベース21内に形成される場所名テーブル5の作成及び更新を行う。
【0024】
すなわち、位置情報作成更新部1は、例えば、上記位置情報テーブル2内に登録されていない位置情報が、上記位置情報取得部30にて取得された場合には、その位置情報を上記位置情報テーブル2に新規登録し、例えば、上記場所名テーブル5内に登録されていない場所名情報が、上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場合には、その場所名情報を上記場所名テーブル5に新規登録する。また、位置情報作成更新部1は、例えば、上記位置情報取得部30にて位置情報の取得がなされた時に、その位置情報に対応した場所名情報が上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場合には、それら位置情報と場所名情報を対応付けるようにして上記位置情報テーブル2と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。また、位置情報作成更新部1は、位置情報テーブル2に既に登録されている位置情報に対して、上記ユーザ入力部32を通じてユーザから場所名情報が入力された場合には、それら位置情報と場所名情報を対応付けるようにして上記位置情報テーブル2と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。同様に、位置情報作成更新部1は、場所名テーブル5に既に登録されている場所名情報に対して、上記位置情報取得部30にて取得された位置情報を対応付ける旨の指示が上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場合には、それら場所名情報と位置情報とを対応付けるようにして上記位置情報テーブル2と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。一方、既に位置情報と場所名情報の対応付けがなされている場合において、位置情報作成更新部1は、それらの対応付けを変更する旨の指示が上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された時には、それらの対応付けを変更するように、上記位置情報テーブル2と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。なお、位置情報と場所名情報の対応付けは、一つの位置情報に対して一つの場所名情報が対応付けられる場合だけでなく、一つの位置情報に対して複数の場所名情報を対応付けることも、或いはその逆に、一つの場所名情報に対して複数の位置情報を対応付けることも可能である。
【0025】
〔イベント情報作成更新部〕
イベント情報作成更新部3は、例えば上記ユーザ入力部32を通じたユーザからのスケジュール入力や、通信等を通じたスケジュールデータの入力がなされた場合、当該入力されたスケジュールのイベント情報を用いて、スケジュールデータベース22内のスケジュール管理用イベント情報テーブル4の作成及び更新を行う。また、イベント情報作成更新部3は、例えば上記ユーザ入力部32を通じたユーザからのスケジュール入力時に場所名の情報が入力されたり、通信等によるスケジュールデータに場所名の情報が含まれている場合、その場所名情報を用いて、上記共通データベース21内の場所名テーブル5の作成及び更新を行う。
【0026】
すなわち、イベント情報作成更新部3は、例えば、上記スケジュール管理用イベント情報テーブル4内に登録されていない新たなイベント情報が入力された場合には、そのイベント情報を上記スケジュール管理用イベント情報テーブル4に新規登録し、さらに例えば、上記場所名テーブル5内に登録されていない場所名情報がスケジュールに含まれていた場合には、その場所名情報を上記場所名テーブル5に新規登録する。そして、イベント情報作成更新部3は、それらイベント情報と場所名情報を対応付けるようにして上記スケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。また、イベント情報作成更新部3は、スケジュール管理用イベント情報テーブル4に既に登録されているイベント情報に対して新たな場所名情報が入力された場合、或いは、場所名テーブル5に既に登録されている場所名情報に対して新たなイベント情報が入力された場合には、それらイベント情報と場所名情報を対応付けるようにして上記スケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。一方、既にイベント情報と場所名情報の対応付けがなされている場合において、イベント情報作成更新部3は、それらの対応付けを変更する旨の指示が上記ユーザ入力部32を通じてユーザから入力された場合には、それらの対応付けを変更するようにスケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所名テーブル5の作成及び更新を行う。なお、イベント情報と場所名情報の対応付けは、一つのイベント情報に対して一つの場所名情報が対応付けられる場合だけでなく、一つのイベント情報に対して複数の場所名情報を対応付けることも、或いはその逆に、一つの場所名情報に対して複数のイベント情報を対応付けることも可能である。
【0027】
〔位置情報テーブル、場所名テーブル、スケジュール管理用イベント情報テーブル〕
図3には、上述のようにして作成及び更新される位置情報テーブル2の一例を示し、図4には、場所名テーブル5の一例を、図5にはスケジュール管理用イベント情報テーブル4の一例を示す。なお、本実施形態では、位置情報テーブル2と場所名テーブル5は独立して設けられている例を挙げているが、例えば、場所名テーブル5のデータを位置情報テーブル2内に共通データとして持たせるように、つまり場所名テーブル5を位置情報テーブル2内に含ませるようにしてもよい。
【0028】
図3の例では、位置情報テーブル2内に、位置情報IDとして“0001”,“0002”,“0003”が登録されており、上記位置情報ID“0001”の位置情報としてはGPS座標“31.39.44.71”と基地局ID“1234”とIPアドレス“10.158.160.1”が登録され、上記位置情報ID“0002”の位置情報としてはGPS座標“31.39.44.71”と基地局ID“1234”とIPアドレス“10.158.160.10”が登録され、上記位置情報ID“0003”の位置情報としてはGPS座標“10.30.21.66”のみが登録されている場合を挙げている。また、位置情報ID“0001”には場所名ID“001”が対応付けられて登録され、位置情報ID“0002”には場所名ID“002”が、位置情報ID“0003”には場所名ID“003”が対応付けられて登録されている。
【0029】
図4の例では、場所名テーブル5内に、場所名IDとして“001”,“002”,“003”が登録されており、上記場所名ID“001”の場所名としては“My desk”が登録され、上記場所名ID“002”の場所名としては“Meeting room A”が登録され、上記場所名ID“003”の場所名としては“XXXホテル”が登録されている場合を挙げている。
【0030】
ここで、図3及び図4の例の場合、位置情報ID“0001”と位置情報ID“0002”の位置情報は、共にGPS座標と基地局IDが同じであるがIPアドレスは異なっており、また、場所名IDも異なっている。これら図3及び図4の例の場合、位置情報ID“0001”と位置情報ID“0002”で特定される二つの場所(場所名ID“001”と“002”の場所)は、GPS座標と基地局IDがそれぞれ同じになる一方でIPアドレスのみが異なる二つの場所、すなわち例えば、同一のGPS座標及び基地局IDになる或る建物内においてIPアドレス“10.158.160.1”の機器が置かれた場所名ID“001”の場所(場所名“My desk”で表される場所)と、IPアドレス“10.158.160.10”の機器が置かれた場所名ID“002”の場所(場所名“Meeting room A”で表される場所)等を挙げることができる。なお、これら二つの場所としては、例えば同一の建物内で上下の異なる階の部屋等が考えられる。また、これら図3及び図4の例の場合、位置情報ID“0003”では、GPS座標と場所名IDのみが登録されており、基地局IDとIPアドレスは登録されていない。すなわち図3及び図4の例の場合、位置情報ID“0003”の場所名ID“003”の場所(場所名“XXXホテル”で表される場所)については、GPS座標のみでその場所が特定されている。
【0031】
図5の例では、スケジュール管理用イベント情報テーブル4内に、イベント情報IDとして“0001”,“0002”,“0003”が登録されており、上記イベント情報ID“0001”のイベント情報として、イベント名“Winter holiday”とそのイベントの参加者情報とそのイベントの時間情報が登録され、上記イベント情報ID“0002”のイベント情報として、イベント名“Weekly Meeting”とそのイベントの参加者情報及び時間情報が登録され、上記イベント情報ID“0003”のイベント情報として、イベント名“電話会議”とそのイベントの参加者情報及び時間情報が登録されている場合を挙げている。また、イベント情報ID“0001”には場所名ID“001”が対応付けられて登録され、イベント情報ID“0002”には場所名ID“002”が、イベント情報ID“0003”には場所名ID“003”が対応付けられて登録されている。なお、図5のテーブル例では、イベント情報IDとイベント名、場所名IDの他に、参加者情報と時間情報を挙げているが、これらの他にも、スケジュール管理に必要な各種の情報を、当該テーブルに含めるようにしてもよい。
【0032】
すなわち、図5及び図4によれば、イベント情報ID“0001”で表されるイベント名“Winter holiday”のイベントは、場所名ID“001”で表される場所名“My desk”の場所で行われ、イベント情報ID“0002”で表されるイベント名“Weekly Meeting”のイベントは、場所名ID“002”で表される場所名“Meeting room A”の場所で行われ、イベント情報ID“0003”で表されるイベント名“電話会議”のイベントは、場所名ID“003”で表される場所名“XXXホテル”の場所で行われることを表している。
【0033】
〔位置情報作成更新(GPS情報取得時)フロー〕
図6には、位置情報作成更新部1が位置情報取得部30からGPS情報を取得して位置情報テーブル2と場所情報テーブル5の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0034】
図6において、位置情報作成更新部1は、位置情報取得部30から位置情報としてGPS情報を取得すると、先ずステップS1の処理として、メッセージデータベース20の位置情報テーブル2内に、当該取得GPS情報と同一のGPS情報が登録されているか否か調べる。そして、位置情報作成更新部1は、当該ステップS1の処理において、上記取得GPS情報と同一のGPS情報が位置情報テーブル2内に登録されていると判定した場合にはこの図6のフローチャートの処理を終了し、一方、同一GPS情報が登録されていないと判定した場合にはステップS2へ処理を進める。
【0035】
ステップS2の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、共通データベース21の場所名テーブル5から全ての場所名リストを取得し、例えばその場所名リストをユーザが認識できる形式で当該ユーザへ提示してステップS3へ処理を進める。なお、ユーザが認識可能な形式での提示としては、例えば液晶ディスプレイ等の表示部等に場所名リストのテキスト等を表示するような手法が考えられる。
【0036】
ステップS3の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るか否かについて、例えばユーザ入力部32を通じたユーザからの入力により判定する。そして、位置情報作成更新部1は、ステップS3において、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るとユーザからの入力があった場合にはステップS4へ処理を進め、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に無いとユーザからの入力があった場合にはステップS5へ処理を進める。
【0037】
ステップS4の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、上記現在の位置を表す場所名IDに対応した位置情報IDを位置情報テーブル2から取得し、ステップS7へ処理を進め、その位置情報IDに対応した位置情報の一つとして、上記取得GPS情報を、位置情報テーブル2に追加登録する。
【0038】
一方、ステップS5の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、例えば表示部に新たな場所名の入力を求めるユーザインターフェース画面を表示させ、そのユーザインターフェース画面に従ってユーザから所望の場所名のテキスト情報が入力されると、当該場所名のテキスト情報を場所名テーブル5に新規追加登録すると共に新規場所名IDを取得する。
【0039】
次いで、位置情報作成更新部1は、ステップS6へ処理を進め、上記新規場所名IDを位置情報テーブル2に新規追加登録すると共に新規位置情報IDを取得する。
【0040】
その後、位置情報作成更新部1は、ステップS7へ処理を進め、上記新規位置情報IDに対応した位置情報として上記取得GPS情報を位置情報テーブル2に登録する。
【0041】
〔位置情報作成更新(基地局情報取得時)フロー〕
図7には、位置情報作成更新部1が位置情報取得部30から基地局情報を取得して位置情報テーブル2と場所情報テーブル5の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0042】
図7において、位置情報作成更新部1は、位置情報取得部30から位置情報として基地局情報を取得すると、先ずステップS11の処理として、位置情報テーブル2内に、当該取得基地局情報と同一の基地局情報が登録されているか否か調べる。そして、位置情報作成更新部1は、当該ステップS11の処理において、上記取得基地局情報と同一の基地局情報が位置情報テーブル2内に登録されていると判定した場合にはこの図7のフローチャートの処理を終了し、一方、同一基地局情報が登録されていないと判定した場合にはステップS12へ処理を進める。
【0043】
ステップS12の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、場所名テーブル5から全ての場所名リストを取得し、例えばその場所名リストを表示等してユーザへ提示し、ステップS13へ処理を進める。
【0044】
ステップS13の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るか否かについて、ユーザ入力部32を通じたユーザからの入力により判定する。そして、位置情報作成更新部1は、ステップS13にて、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るとユーザからの入力があった場合にはステップS14へ処理を進め、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に無いとユーザからの入力があった場合にはステップS15へ処理を進める。
【0045】
ステップS14の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、上記現在の位置を表す場所名IDに対応した位置情報IDを位置情報テーブル2から取得し、ステップS17へ処理を進め、その位置情報IDに対応した位置情報の一つとして、上記取得基地局情報を、位置情報テーブル2に追加登録する。
【0046】
一方、ステップS15の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、表示部に新たな場所名の入力を求めるユーザインターフェース画面を表示させ、そのユーザインターフェース画面に従ってユーザから所望の場所名のテキスト情報が入力されると、当該場所名のテキスト情報を場所名テーブル5に新規追加登録すると共に新規場所名IDを取得する。
【0047】
次いで、位置情報作成更新部1は、ステップS16へ処理を進め、上記新規場所名IDを位置情報テーブル2に新規追加登録すると共に新規位置情報IDを取得する。
【0048】
その後、位置情報作成更新部1は、ステップS17へ処理を進め、上記新規位置情報IDに対応した位置情報として上記取得基地局情報を位置情報テーブル2に登録する。
【0049】
〔位置情報作成更新(IPアドレス情報取得時)フロー〕
図8には、位置情報作成更新部1が位置情報取得部30からIPアドレス情報を取得して位置情報テーブル2と場所情報テーブル5の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0050】
図8において、位置情報作成更新部1は、位置情報取得部30から位置情報としてIPアドレス情報を取得すると、ステップS21の処理として、位置情報テーブル2内に、当該取得IPアドレス情報と同一のIPアドレス情報が登録されているか否か調べ、上記取得IPアドレス情報と同一のIPアドレス情報が位置情報テーブル2内に登録されていると判定した場合にはこの図8のフローチャートの処理を終了し、一方、同一IPアドレス情報が登録されていないと判定した場合にはステップS22へ処理を進める。
【0051】
ステップS22の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、場所名テーブル5から全ての場所名リストを取得し、例えばその場所名リストを表示等してユーザへ提示し、ステップS23へ処理を進める。
【0052】
ステップS23の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るか否かについて、ユーザ入力部32を通じたユーザからの入力により判定する。そして、位置情報作成更新部1は、ステップS23にて、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に有るとユーザからの入力があった場合にはステップS24へ処理を進め、現在の位置を表す場所名が上記場所名リストの中に無いとユーザからの入力があった場合にはステップS25へ処理を進める。
【0053】
ステップS24の処理に進むと、位置情報作成更新部1は、上記現在の位置を表す場所名IDに対応した位置情報IDを位置情報テーブル2から取得し、ステップS27へ処理を進め、その位置情報IDに対応した位置情報の一つとして、上記取得IPアドレス情報を、位置情報テーブル2に追加登録する。
【0054】
一方、ステップS25の処理に進んだ場合、位置情報作成更新部1は、新たな場所名の入力を求めるユーザインターフェース画面を表示させ、そのユーザインターフェース画面に従ってユーザから所望の場所名のテキスト情報が入力されると、当該場所名のテキスト情報を場所名テーブル5に新規追加登録すると共に新規場所名IDを取得する。
【0055】
次いで、位置情報作成更新部1は、ステップS26へ処理を進め、上記新規場所名IDを位置情報テーブル2に新規追加登録すると共に新規位置情報IDを取得する。
【0056】
その後、位置情報作成更新部1は、ステップS27へ処理を進め、上記新規位置情報IDに対応した位置情報として上記取得IPアドレス情報を位置情報テーブル2に登録する。
【0057】
〔イベント情報作成更新(イベント入力時)フロー〕
図9には、イベント情報作成更新部3が、ユーザ入力部32を通じてユーザから入力されたスケジュールのイベント情報や通信等を通じて入力されたスケジュールのイベント情報を取得して、スケジュール管理用イベント情報テーブル4と場所情報テーブル5の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0058】
図9において、ユーザ入力部32を通じてユーザからスケジュールのイベント情報が入力されると、イベント情報作成更新部3は、そのイベント情報の名前(イベント名)入力用のユーザインターフェース画面を表示部に表示等してユーザに対してイベント名の入力を要求し、ステップS31において、ユーザ入力部32を通じてユーザからイベント名のテキスト情報等が入力されると、当該イベント名に対応したイベントIDを新規に取得してステップS32へ処理を進める。なお、通信等を通じてスケジュールのイベント情報が入力された場合、イベント情報作成更新部3は、ステップS31において、例えば、当該イベント情報に含まれるキーワード抽出などによりイベント名を決め、そのイベント名に対応したイベントIDを新規に取得してステップS32へ処理を進めるようにしてもよい。
【0059】
ステップS32の処理に進むと、イベント情報作成更新部3は、場所名テーブル5から全ての場所名リストを取得し、例えばその場所名リストを表示部等に表示してユーザへ提示し、ステップS33へ処理を進める。
【0060】
ステップS33の処理に進むと、イベント情報作成更新部3は、現在入力中のスケジュールのイベントが行われる場所を表す場所名が、上記場所名リストの中に有るか否かについて、例えばユーザ入力部32を通じたユーザからの入力により判定する。そして、イベント情報作成更新部3は、ステップS33において、現在入力中のスケジュールのイベントが行われる場所を表す場所名が、上記場所名リストの中に有るとユーザからの入力があった場合には、この図9のフローチャートの処理を終了し、一方、現在入力中のスケジュールのイベントが行われる場所を表す場所名が、場所名リストの中に無いとユーザからの入力があった場合にはステップS34へ処理を進める。
【0061】
ステップS34の処理に進むと、イベント情報作成更新部3は、例えば表示部に新たな場所名の入力を求めるユーザインターフェース画面を表示させ、そのユーザインターフェース画面に従ってユーザから所望の場所名のテキスト情報が入力されると、当該場所名のテキスト情報を場所名テーブル5に新規追加登録すると共に新規場所名IDを取得する。
【0062】
次いで、イベント情報作成更新部3は、ステップS35へ処理を進め、上記新規取得した場所名IDを、現在入力中のスケジュールのイベントのイベント情報IDに対応付けてスケジュール管理用イベント情報テーブル4に新規追加登録する。
【0063】
〔位置情報イベント情報リレーション作成部〕
例えばユーザ入力部32を通じてユーザからスケジュールの入力がなされたり、通信等を通じてスケジュールの入力がなされ、前述したイベント情報作成更新部3によりスケジュール管理用イベント情報テーブル4の作成がなされた後、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、メッセージデータベース20のメッセージ管理用イベント情報テーブル7の作成及び更新を行う。このメッセージ管理用イベント情報テーブル7は、後述するように、位置情報及びイベント情報とメッセージとのリレーションを可能とするためのテーブルとなされている。
【0064】
〔メッセージ管理用イベント情報テーブル〕
図10には、上記位置情報イベント情報リレーション作成部6により作成及び更新されるメッセージ管理用イベント情報テーブル7の一例を示す。なお、本実施形態では、前述したように位置情報テーブル2と場所名テーブル5が独立して設けられている例を挙げているが、例えば、場所名テーブル5のデータを位置情報テーブル2内に共通データとして持たせるようにした場合には、イベント情報作成更新部3と位置情報イベント情報リレーション作成部6での処理が同意に行われることになるため、スケジュール管理用イベント情報テーブル4を作成せずに、メッセージ管理用イベント情報テーブル7のみを最初から作成することも可能である。
【0065】
図10の例では、メッセージ管理用イベント情報テーブル7内に、イベント情報IDとして“0001”,“0002”,“0003”が登録されており、上記イベント情報ID“0001”のイベント情報として、イベント名“Winter holiday”とそのイベントの参加者情報と時間情報が登録され、上記イベント情報ID“0002”のイベント情報として、イベント名“Weekly Meeting”と参加者情報及び時間情報が登録され、上記イベント情報ID“0003”のイベント情報として、イベント名“電話会議”と参加者情報及び時間情報が登録されている場合を挙げている。また、イベント情報ID“0001”にはそのイベントの場所に対応付けられた位置情報ID“0003”が登録され、イベント情報ID“0002”には位置情報ID“0002”が、イベント情報ID“0003”には位置情報ID“0002”が登録されている。なお、図10のテーブル例では、イベント情報IDとイベント名、位置情報IDの他に、参加者情報と時間情報を挙げているが、これらの他にも、スケジュール管理に必要な各種の情報を、当該テーブルに含めるようにしてもよい。
【0066】
〔位置情報イベント情報リレーション作成フロー〕
図11には、位置情報イベント情報リレーション作成部6が、メッセージ管理用イベント情報テーブル7の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0067】
図11において、前述のようにスケジュールの入力がなされてイベント情報作成更新部3によりスケジュール管理用イベント情報テーブル4の作成がなされた後、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、ステップS41の処理として、スケジュール管理用イベント情報テーブル4のイベント情報IDに対応した場所名IDを取得し、また、ステップS42の処理として、ステップS41にて取得した場所名IDに対応した位置情報IDを位置情報テーブル2から検索する。
【0068】
次に、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、ステップS43の処理として、上記場所名IDに対応した位置情報IDが有るか否か判定し、場所名IDに対応した位置情報IDが無い場合にはこの図11のフローチャートの処理を終了し、一方、場所名IDに対応した位置情報IDが有る場合にはステップS44へ処理を進める。
【0069】
ステップS44の処理に進むと、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、メッセージ管理用イベント情報テーブル7のイベント情報IDに対して、上記スケジュール43で取得した位置情報IDを追加する。
【0070】
〔メッセージ取得部〕
メッセージ取得部31は、一例として、電子メール等の送受信を行うための通信部、及び電子メール等のプログラム等を実行するプログラム実行部からなり、電子メール等により受信や送信されたメッセージの情報を取得、及びそのメッセージの送受信先アドレス情報等を取得する。
【0071】
〔位置情報メッセージリレーション作成部〕
位置情報メッセージリレーション作成部8は、例えば、上記メッセージ取得部31にて受信された電子メールのメッセージに付加されていたり、或いは、本実施形態の携帯電話端末の位置情報取得部30により取得した位置情報(GPS情報、基地局情報、IPアドレス情報等)を元に、上記受信したメッセージに対応した位置情報IDの候補を位置情報テーブル2から取得し、当該取得した位置情報IDから位置情報ID候補リスト9を作成する。
【0072】
〔位置情報ID候補リスト〕
位置情報ID候補リストは、上記メッセージ取得部31でのメッセージ受信時に、当該位置情報メッセージリレーション作成部8により作成され、一時的に上記受信メッセージに対応して保存される位置情報IDのリストである。
【0073】
〔位置情報メッセージリレーション作成のフロー〕
図12には、位置情報メッセージリレーション作成部6が、位置情報ID候補リストを作成する際のフローチャートを示す。なお、この図12の例は、位置情報取得部30にてGPS情報、基地局情報、IPアドレス情報を位置情報として取得する場合を例に挙げているが、それら情報の何れかが取得できない場合には当該取得出来ない情報に対応した処理は行われないことになる。
【0074】
図12において、位置情報メッセージリレーション作成部6は、ステップS51の処理として、メッセージ取得部31がメッセージを受信した場所のGPS情報を位置情報取得部30から取得すると、次のステップS52の処理に進む。
【0075】
ステップS52の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報テーブル2のGPS情報に対応した位置情報IDを検索する。そして、位置情報メッセージリレーション作成部6は、ステップS53の処理として、上記GPS情報に対応した位置情報IDが有るか否か判定し、GPS情報に対応した位置情報IDが無い場合にはステップS55へ処理を進め、一方、GPS情報に対応した位置情報IDが有る場合にはステップS54へ処理を進める。
【0076】
ステップS54の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、上記GPS情報に対応した位置情報IDを位置情報ID候補リストに追加した後、ステップS52へ処理を戻す。
【0077】
ステップS55の処理に進んだ場合、位置情報メッセージリレーション作成部6は、メッセージ取得部31がメッセージを受信した場所の基地局情報を位置情報取得部30から取得した後、次のステップS56へ処理を進める。
【0078】
ステップS56の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報テーブル2の基地局情報に対応した位置情報IDを検索する。そして、位置情報メッセージリレーション作成部6は、ステップS57の処理として、上記基地局情報に対応した位置情報IDが有るか否か判定し、基地局情報に対応した位置情報IDが無い場合にはステップS60へ処理を進め、一方、基地局情報に対応した位置情報IDが有る場合にはステップS58へ処理を進める。
【0079】
ステップS58の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報ID候補リストに同一データが存在しているか否か判定し、同一データが存在していると判定した場合にはステップS56へ処理を戻し、一方、同一データが存在していないと判断した場合にはステップS59へ処理を進める。
【0080】
ステップS59の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、その位置情報IDを位置情報ID候補リストから削除した後、ステップS56へ処理を戻す。
【0081】
ステップS60の処理に進んだ場合、位置情報メッセージリレーション作成部6は、メッセージ取得部31がメッセージを受信した場所のIPアドレス情報を位置情報取得部30から取得した後、次のステップS61へ処理を進める。
【0082】
ステップS61の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報テーブル2のIPアドレス情報に対応した位置情報IDを検索する。そして、位置情報メッセージリレーション作成部6は、ステップS62の処理として、上記IPアドレス情報に対応した位置情報IDが有るか否か判定し、IPアドレス情報に対応した位置情報IDが無い場合にはステップS65へ処理を進め、一方、IPアドレス情報に対応した位置情報IDが有る場合にはステップS63へ処理を進める。
【0083】
ステップS63の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、位置情報ID候補リストに同一データが存在しているか否か判定し、同一データが存在していると判定した場合にはステップS61へ処理を戻し、一方、同一データが存在していないと判断した場合にはステップS64へ処理を進める。
【0084】
ステップS64の処理に進むと、位置情報メッセージリレーション作成部6は、その位置情報IDを位置情報ID候補リストから削除した後、ステップS61へ処理を戻す。
【0085】
ステップS65の処理に進んだ場合、位置情報メッセージリレーション作成部6は、上記位置情報ID候補リストを上記受信したメッセージのID(メッセージID)に対応したリストとして保存する。
【0086】
〔イベント情報メッセージリレーション作成部〕
上述のようにして位置情報メッセージリレーション作成部8により位置情報ID候補リストが作成された後、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、受信メッセージの位置情報IDとメッセージ管理用イベント情報テーブル7の位置情報IDの比較と共に、受信メッセージの送信者アドレスとメッセージ管理用イベント情報テーブル7の参加者情報の比較、受信メッセージの受信時刻とメッセージ管理用イベント情報テーブル7の時間情報の比較をも行い、それら比較により各情報が一致した場合、メッセージ管理用イベント情報テーブル7からイベント情報IDを取得してメッセージテーブル11を作成する。
【0087】
〔メッセージテーブル〕
図13には、上記イベント情報メッセージリレーション作成部10により作成及び更新されるメッセージテーブル11の一例を示す。当該メッセージテーブル11は、メッセージとイベント情報ID及び位置情報IDとの対応付けを行うためのテーブルであり、イベント情報メッセージリレーション作成部10によりメッセージデータベース20内に作成される。
【0088】
図13の例では、メッセージテーブル11内に、メッセージIDとして“0001”,“0002”,“0003”が登録されており、上記メッセージID“0001”に対応付けられた情報としてイベント情報ID“0001”と位置情報ID“0003”が登録され、上記メッセージID“0002”に対応付けられた情報としてイベント情報ID“0002”と位置情報ID“0002”が、上記メッセージID“0003”に対応付けられた情報としてイベント情報ID“0003”と位置情報ID“0001”が登録された例を挙げている。
【0089】
〔イベント情報メッセージリレーション作成フロー〕
図14には、イベント情報メッセージリレーション作成部10が、上記メッセージテーブル11の作成及び更新を行う際のフローチャートを示す。
【0090】
図14において、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、先ず、ステップS71の処理として、前記位置情報ID候補リスト9から位置情報IDを取得する。
【0091】
次に、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、ステップS72の処理として、前記位置情報ID候補リスト9から取得した位置情報IDを元に、メッセージ管理用イベント情報テーブル7からイベント情報IDを検索する。そして、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、ステップS73の処理として、上記位置情報IDに対応したイベント情報IDがメッセージ管理用イベント情報テーブル7内に有るか否か判定し、位置情報IDに対応したイベント情報IDが無いと判定した場合にはこの図14のフローチャートの処理を終了し、一方、位置情報に対応したイベント情報IDが有ると判定した場合にはステップS74へ処理を進める。
【0092】
ステップS74の処理に進むと、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、上記イベント情報IDに対応したメッセージの送信者アドレスが、メッセージ管理用イベント情報テーブル7内の参加者情報に含まれているか否か判定し、送信者アドレスが参加者情報に含まれていないと判定した場合にはステップS72へ処理を戻し、一方、送信者アドレスが参加者情報に含まれていると判定した場合にはステップS75へ処理を進める。
【0093】
ステップS75の処理に進むと、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、受信メッセージの受信時刻が、メッセージ管理用イベント情報テーブル7内の時間情報(イベントタイム)内であるか否か判定し、受信時刻がイベントタイム内ではないと判定した場合にはステップS72へ処理を戻し、一方、受信時刻がイベントタイム内であると判定した場合にはステップS76へ処理を進める。
【0094】
ステップS76の処理に進むと、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、メッセージテーブル11のメッセージIDに対して、イベント情報IDを追加する。
【0095】
なお、本実施形態の携帯電話端末にて使用するネットワークが、例えば、メッセージそのものに当該メッセージに関連したイベント情報を付加することができ、上記メッセージ管理用イベント情報テーブル7のイベント情報をメッセージの送受信者間で共有できるネットワークであるような場合には、図14のフローチャートにおける送信者アドレスによる判定処理(ステップS74)を宛先アドレスによる判定処理に代えるだけで、メッセージ送信時に自動的に関連イベント情報を付加することも可能となる。
【0096】
〔情報検索部〕
情報検索部12は、ユーザ入力部32を通じたユーザからのメッセージ検索指示に応じて、メッセージ管理用イベント情報テーブル7やメッセージテーブル11から、ユーザ所望のイベントに対応したメッセージの検索結果の一覧を作成し、例えば表示部上に表示する。
【0097】
〔イベント情報によるメッセージ検索のフロー〕
図15には、情報検索部12が、メッセージ管理用イベント情報テーブル7やメッセージテーブル11から所望のイベントに対応したメッセージを検索する際のフローチャートを示す。
【0098】
図15において、情報検索部12は、ユーザ入力部32を通じてユーザから情報検索を行う旨の指示入力を受け取ると、ステップS81の処理として、メッセージ管理用イベント情報テーブル7に登録されているイベント名の情報を全て取得し、さらにステップS82の処理として、それら取得したイベント名の情報(例えばテキスト情報)を表示部に一覧表示させる。
【0099】
次に、情報検索部12は、ステップS83の処理として、ユーザ入力部32を通じたユーザからの選択指示入力により、上記一覧表示されたイベント名の中からユーザ所望のイベント名が選択されると、当該選択されたイベント名に対応するイベント情報IDをメッセージ管理用イベント情報テーブル7から取得する。
【0100】
次に、ステップS84の処理として、情報検索部12は、上記ユーザにより選択されたイベント名に対応するイベント情報IDを元に、メッセージテーブル11からメッセージIDを検索する。そして、情報検索部12は、上記イベント情報IDに対応したメッセージIDがメッセージテーブル11内に有るか否か判定し、イベント情報IDに対応したメッセージIDが無いと判定した場合には例えばその旨を表示部上に表示させてユーザに知らせた後、当該図15のフローチャートの処理を終了し、一方、イベント情報IDに対応したメッセージIDが有ると判定した場合にはステップS86へ処理を進める。
【0101】
ステップS86の処理に進むと、情報検索部12は、上記メッセージIDに対応したメッセージをメッセージデータベース20から取得し、そのメッセージ(全て若しくはその一部)を表示部上に表示させる。
【0102】
なお、上述の例では、イベントからメッセージを検索する例を挙げたが、本実施形態の携帯電話端末は、メッセージを元にイベントを検索したり、場所名を元にイベントやメッセージを検索したりすることも勿論可能となされている。
【0103】
〔まとめ〕
以上説明したように、本実施形態の携帯電話端末において、位置情報イベント情報リレーション作成部6は、位置情報に対応した場所名とイベント作成時に入力する場所名とを共通化することにより、当該携帯電話端末にて取得可能な位置情報とイベント情報とを関連付ける機能を備え、また、イベント情報メッセージリレーション作成部10は、メッセージ送受信時の位置情報を用いることでイベントとメッセージとを自動的に関連付けする機能を備え、情報検索部は、ユーザにより指定されたイベントに対応したメッセージを検索する機能を備えている。
【0104】
すなわち、本発明の実施形態の携帯電話端末によれば、メールメッセージの送受信日時やメッセージ送受信時の位置情報、送受信者アドレス等を用いて、スケジュールイベントとメッセージとの関連付けテーブルが自動的に作成され、そのテーブルがデータベース等に自動的に保存されるため、当該携帯電話端末内に保存されている多数のメールメッセージの中から或るスケジュールのイベントに関連したメッセージを探し出すような場合に、ユーザは、それら多数のメッセージの中から自ら所望のメッセージを探し出すような操作を行わなくても、例えばイベント名を指定するだけで容易且つ確実に、当該イベントに関連したメッセージを取得及び閲覧することが可能となる。言い換えると、従来のテキストや日時のみによる検索機能を用い、イベントに関連したメールメッセージを探す場合、ユーザは、メールメッセージの表題や日時、場所、内容等を思い出し、それらを元にテキストや日時を指定した検索を行うことになるが、本実施形態によれば、ユーザは、イベント名による直感的なメッセージ検索を行うことができる。
【0105】
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
【0106】
本実施形態の携帯情報端末は、携帯電話端末に限定されず、少なくともスケジュール機能とメッセージ機能、検索機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)やパーソナルコンピュータなどにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0107】
【図1】本実施形態携帯電話端末の本発明に関連した主要部の概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】本実施形態携帯電話端末の主要部の各構成要素における処理の流れと制御を概略的に表す機能ブロック図である。
【図3】位置情報テーブルの一例を示す図である。
【図4】場所名テーブルの一例を示す図である。
【図5】スケジュール管理用イベント情報テーブルの一例を示す図である。
【図6】位置情報作成更新部が位置情報取得部からGPS情報を取得して位置情報テーブルと場所情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図7】位置情報作成更新部が位置情報取得部から基地局情報を取得して位置情報テーブルと場所情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図8】位置情報作成更新部が位置情報取得部からIPアドレス情報を取得して位置情報テーブルと場所情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図9】イベント情報作成更新部がスケジュール管理用イベント情報テーブルと場所情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図10】位置情報イベント情報リレーション作成部により作成及び更新されるメッセージ管理用イベント情報テーブルの一例を示す図である。
【図11】位置情報イベント情報リレーション作成部がメッセージ管理用イベント情報テーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図12】位置情報メッセージリレーション作成部が、位置情報ID候補リストを作成する際のフローチャートである。
【図13】イベント情報メッセージリレーション作成部により作成及び更新されるメッセージテーブルの一例を示す図である。
【図14】イベント情報メッセージリレーション作成部がメッセージテーブルの作成及び更新を行う際のフローチャートである。
【図15】情報検索部がメッセージ管理用イベント情報テーブルやメッセージテーブルからユーザ所望のイベントに対応したメッセージを検索する際のフローチャートである。
【符号の説明】
【0108】
1 位置情報作成更新部、2 位置情報テーブル、3 イベント情報作成更新部、4 スケジュール管理用イベント情報テーブル、5 場所名テーブル、6 位置情報イベント情報リレーション作成部、7 メッセージ管理用イベント情報テーブル、8 位置情報メッセージリレーション作成部、9 位置情報ID候補リスト、10 イベント情報メッセージリレーション作成部、11 メッセージテーブル、12 情報検索部、20 メッセージデータベース、21 共通データベース、22 スケジュールデータベース、30 位置情報取得部、31 メッセージ取得部、32 ユーザ入力部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置情報を取得する位置取得部と、
場所名情報を取得する場所名取得部と、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、
上記位置情報取得部が取得した位置情報と上記場所名取得部が取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持部と、
イベント取得部が取得したイベント情報と上記場所名取得部が取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持部と、
上記メッセージ取得部が取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得部が取得した位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持部と、
上記位置・場所名保持部が保持している場所名情報と上記イベント・場所名保持部が保持している場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持部と、
上記イベント・場所名保持部が保持している位置情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持部とを有する、
ことを特徴とする情報検索用データベース作成装置。
【請求項2】
上記位置情報取得部は、GPS衛星からのGPS情報と、通信可能な無線基地局の情報と、自装置と接続した機器のIPアドレス情報の、少なくとも何れか一つの情報を上記位置情報として取得することを特徴とする請求項1記載の情報検索用データベース作成装置。
【請求項3】
上記イベント・場所名保持部は、上記イベントの参加者情報とイベント時間情報をも保持し、
上記メッセージ・位置保持部は、上記メッセージ取得部が取得したメッセージの通信者情報と通信時刻情報をも保持し、
上記イベント・メッセージ関連情報保持部は、上記イベント・場所名保持部が保持している上記参加者情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している上記通信者情報、及び、上記イベント・場所名保持部が保持している上記イベント時間情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している上記通信時刻情報とを用いて、上記イベント情報とメッセージ情報との関連付けを行うことを特徴とする請求項1記載の情報検索用データベース作成装置。
【請求項4】
位置情報を取得する位置取得ステップと、
場所名情報を取得する場所名取得ステップと、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得ステップと、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得ステップと、
上記位置情報取得ステップにて取得した位置情報と上記場所名取得ステップにて取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持ステップと、
イベント取得ステップにて取得したイベント情報と上記場所名取得ステップにて取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持ステップと、
上記メッセージ取得ステップにて取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得ステップにて取得した位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持ステップと、
上記位置・場所名保持ステップにて保持された場所名情報と上記イベント・場所名保持ステップにて保持された場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持ステップと、
上記イベント・場所名保持ステップにて保持された位置情報と上記メッセージ・位置保持ステップにて保持された位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持ステップとを有する、
ことを特徴とする情報検索用データベース作成方法。
【請求項5】
上記位置情報取得ステップでは、GPS衛星からのGPS情報と、通信可能な無線基地局の情報と、自装置と接続した機器のIPアドレス情報の、少なくとも何れか一つの情報を上記位置情報として取得することを特徴とする請求項4記載の情報検索用データベース作成方法。
【請求項6】
上記イベント・場所名保持ステップでは、上記イベントの参加者情報とイベント時間情報をも保持し、
上記メッセージ・位置保持ステップでは、上記メッセージ取得ステップにて取得したメッセージの通信者情報と通信時刻情報をも保持し、
上記イベント・メッセージ関連情報保持ステップでは、上記イベント・場所名保持ステップにて保持した上記参加者情報と上記メッセージ・位置保持ステップにて保持した上記通信者情報、及び、上記イベント・場所名保持ステップにて保持した上記イベント時間情報と上記メッセージ・位置保持ステップにて保持した上記通信時刻情報とを用いて、上記イベント情報とメッセージ情報との関連付けを行うことを特徴とする請求項4記載の情報検索用データベース作成方法。
【請求項7】
位置情報を取得する位置取得部と、
場所名情報を取得する場所名取得部と、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、
上記位置情報取得部が取得した位置情報と上記場所名取得部が取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持部と、
イベント取得部が取得したイベント情報と上記場所名取得部が取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持部と、
上記メッセージ取得部が取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得部が取得した位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持部と、
上記位置・場所名保持部が保持している場所名情報と上記イベント・場所名保持部が保持している場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持部と、
上記イベント・場所名保持部が保持している位置情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持部と、
ユーザから入力される情報を取得するユーザ入力部と、
ユーザに対して当該ユーザが認識可能な情報の提示を行う情報提示部と、
上記ユーザ入力部を通じてユーザから情報検索のための情報入力がなされた時、上記位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報と上記イベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照した検索を行い、その検索結果の情報を上記情報提示部に提示する情報検索部とを有する、
ことを特徴とする携帯情報端末。
【請求項8】
上記情報検索部は、ユーザ入力部を通じてユーザからイベントを表す情報入力がなされた時、上記位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報と上記イベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照して、上記イベントを表す情報に応じたメッセージ情報を検索することを特徴とする請求項7記載の携帯情報端末。
【請求項9】
上記位置情報取得部は、GPS衛星からのGPS情報と、通信可能な無線基地局の情報と、自装置と接続した機器のIPアドレス情報の、少なくとも何れか一つの情報を上記位置情報として取得することを特徴とする請求項7記載の携帯情報端末。
【請求項10】
上記イベント・場所名保持部は、上記イベントの参加者情報とイベント時間情報をも保持し、
上記メッセージ・位置保持部は、上記メッセージ取得部が取得したメッセージの通信者情報と通信時刻情報をも保持し、
上記イベント情報メッセージ関連化部は、上記イベント・場所名保持部が保持している上記参加者情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している上記通信者情報、及び、上記イベント・場所名保持部が保持している上記イベント時間情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している上記通信時刻情報とを用いて、上記イベント情報とメッセージ情報との関連付けを行うことを特徴とする請求項7記載の携帯情報端末。
【請求項11】
位置情報を取得する位置取得部と、
場所名情報を取得する場所名取得部と、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、
上記位置情報取得部が取得した位置情報と上記場所名取得部が取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させる位置・場所名保持部と、
イベント取得部が取得したイベント情報と上記場所名取得部が取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させるイベント・場所名保持部と、
上記メッセージ取得部が取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得部が取得した位置情報とを対応付けて記憶部に保持させるメッセージ・位置保持部と、
上記位置・場所名保持部が保持している場所名情報と上記イベント・場所名保持部が保持している場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させる位置・イベント関連情報保持部と、
上記イベント・場所名保持部が保持している位置情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させるイベント・メッセージ関連情報保持部として、
コンピュータを機能させることを特徴とする情報検索用データベース作成プログラム。
【請求項12】
位置情報を取得する位置取得部と、
場所名情報を取得する場所名取得部と、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、
上記位置情報取得部が取得した位置情報と上記場所名取得部が取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させる位置・場所名保持部と、
イベント取得部が取得したイベント情報と上記場所名取得部が取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させるイベント・場所名保持部と、
上記メッセージ取得部が取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得部が取得した位置情報とを対応付けて記憶部に保持させるメッセージ・位置保持部と、
上記位置・場所名保持部が保持している場所名情報と上記イベント・場所名保持部が保持している場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させる位置・イベント関連情報保持部と、
上記イベント・場所名保持部が保持している位置情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させるイベント・メッセージ関連情報保持部と、
ユーザ入力部を通じてユーザから情報検索のための情報入力がなされた時、上記位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報と上記イベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照した検索を行い、その検索結果の情報を、情報提示部を介してユーザに対して認識可能に提示する情報検索部として、
携帯情報端末を機能させることを特徴とする携帯情報端末制御プログラム。
【請求項1】
位置情報を取得する位置取得部と、
場所名情報を取得する場所名取得部と、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、
上記位置情報取得部が取得した位置情報と上記場所名取得部が取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持部と、
イベント取得部が取得したイベント情報と上記場所名取得部が取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持部と、
上記メッセージ取得部が取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得部が取得した位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持部と、
上記位置・場所名保持部が保持している場所名情報と上記イベント・場所名保持部が保持している場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持部と、
上記イベント・場所名保持部が保持している位置情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持部とを有する、
ことを特徴とする情報検索用データベース作成装置。
【請求項2】
上記位置情報取得部は、GPS衛星からのGPS情報と、通信可能な無線基地局の情報と、自装置と接続した機器のIPアドレス情報の、少なくとも何れか一つの情報を上記位置情報として取得することを特徴とする請求項1記載の情報検索用データベース作成装置。
【請求項3】
上記イベント・場所名保持部は、上記イベントの参加者情報とイベント時間情報をも保持し、
上記メッセージ・位置保持部は、上記メッセージ取得部が取得したメッセージの通信者情報と通信時刻情報をも保持し、
上記イベント・メッセージ関連情報保持部は、上記イベント・場所名保持部が保持している上記参加者情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している上記通信者情報、及び、上記イベント・場所名保持部が保持している上記イベント時間情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している上記通信時刻情報とを用いて、上記イベント情報とメッセージ情報との関連付けを行うことを特徴とする請求項1記載の情報検索用データベース作成装置。
【請求項4】
位置情報を取得する位置取得ステップと、
場所名情報を取得する場所名取得ステップと、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得ステップと、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得ステップと、
上記位置情報取得ステップにて取得した位置情報と上記場所名取得ステップにて取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持ステップと、
イベント取得ステップにて取得したイベント情報と上記場所名取得ステップにて取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持ステップと、
上記メッセージ取得ステップにて取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得ステップにて取得した位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持ステップと、
上記位置・場所名保持ステップにて保持された場所名情報と上記イベント・場所名保持ステップにて保持された場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持ステップと、
上記イベント・場所名保持ステップにて保持された位置情報と上記メッセージ・位置保持ステップにて保持された位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持ステップとを有する、
ことを特徴とする情報検索用データベース作成方法。
【請求項5】
上記位置情報取得ステップでは、GPS衛星からのGPS情報と、通信可能な無線基地局の情報と、自装置と接続した機器のIPアドレス情報の、少なくとも何れか一つの情報を上記位置情報として取得することを特徴とする請求項4記載の情報検索用データベース作成方法。
【請求項6】
上記イベント・場所名保持ステップでは、上記イベントの参加者情報とイベント時間情報をも保持し、
上記メッセージ・位置保持ステップでは、上記メッセージ取得ステップにて取得したメッセージの通信者情報と通信時刻情報をも保持し、
上記イベント・メッセージ関連情報保持ステップでは、上記イベント・場所名保持ステップにて保持した上記参加者情報と上記メッセージ・位置保持ステップにて保持した上記通信者情報、及び、上記イベント・場所名保持ステップにて保持した上記イベント時間情報と上記メッセージ・位置保持ステップにて保持した上記通信時刻情報とを用いて、上記イベント情報とメッセージ情報との関連付けを行うことを特徴とする請求項4記載の情報検索用データベース作成方法。
【請求項7】
位置情報を取得する位置取得部と、
場所名情報を取得する場所名取得部と、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、
上記位置情報取得部が取得した位置情報と上記場所名取得部が取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて保持する位置・場所名保持部と、
イベント取得部が取得したイベント情報と上記場所名取得部が取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて保持するイベント・場所名保持部と、
上記メッセージ取得部が取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得部が取得した位置情報とを対応付けて保持するメッセージ・位置保持部と、
上記位置・場所名保持部が保持している場所名情報と上記イベント・場所名保持部が保持している場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を保持する位置・イベント関連情報保持部と、
上記イベント・場所名保持部が保持している位置情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を保持するイベント・メッセージ関連情報保持部と、
ユーザから入力される情報を取得するユーザ入力部と、
ユーザに対して当該ユーザが認識可能な情報の提示を行う情報提示部と、
上記ユーザ入力部を通じてユーザから情報検索のための情報入力がなされた時、上記位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報と上記イベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照した検索を行い、その検索結果の情報を上記情報提示部に提示する情報検索部とを有する、
ことを特徴とする携帯情報端末。
【請求項8】
上記情報検索部は、ユーザ入力部を通じてユーザからイベントを表す情報入力がなされた時、上記位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報と上記イベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照して、上記イベントを表す情報に応じたメッセージ情報を検索することを特徴とする請求項7記載の携帯情報端末。
【請求項9】
上記位置情報取得部は、GPS衛星からのGPS情報と、通信可能な無線基地局の情報と、自装置と接続した機器のIPアドレス情報の、少なくとも何れか一つの情報を上記位置情報として取得することを特徴とする請求項7記載の携帯情報端末。
【請求項10】
上記イベント・場所名保持部は、上記イベントの参加者情報とイベント時間情報をも保持し、
上記メッセージ・位置保持部は、上記メッセージ取得部が取得したメッセージの通信者情報と通信時刻情報をも保持し、
上記イベント情報メッセージ関連化部は、上記イベント・場所名保持部が保持している上記参加者情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している上記通信者情報、及び、上記イベント・場所名保持部が保持している上記イベント時間情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している上記通信時刻情報とを用いて、上記イベント情報とメッセージ情報との関連付けを行うことを特徴とする請求項7記載の携帯情報端末。
【請求項11】
位置情報を取得する位置取得部と、
場所名情報を取得する場所名取得部と、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、
上記位置情報取得部が取得した位置情報と上記場所名取得部が取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させる位置・場所名保持部と、
イベント取得部が取得したイベント情報と上記場所名取得部が取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させるイベント・場所名保持部と、
上記メッセージ取得部が取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得部が取得した位置情報とを対応付けて記憶部に保持させるメッセージ・位置保持部と、
上記位置・場所名保持部が保持している場所名情報と上記イベント・場所名保持部が保持している場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させる位置・イベント関連情報保持部と、
上記イベント・場所名保持部が保持している位置情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させるイベント・メッセージ関連情報保持部として、
コンピュータを機能させることを特徴とする情報検索用データベース作成プログラム。
【請求項12】
位置情報を取得する位置取得部と、
場所名情報を取得する場所名取得部と、
スケジュールのイベント情報を取得するイベント取得部と、
通信されるメッセージ情報を取得するメッセージ取得部と、
上記位置情報取得部が取得した位置情報と上記場所名取得部が取得した当該位置の場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させる位置・場所名保持部と、
イベント取得部が取得したイベント情報と上記場所名取得部が取得した当該イベントの場所名情報とを対応付けて記憶部に保持させるイベント・場所名保持部と、
上記メッセージ取得部が取得したメッセージ情報とそのメッセージの通信時に上記位置情報取得部が取得した位置情報とを対応付けて記憶部に保持させるメッセージ・位置保持部と、
上記位置・場所名保持部が保持している場所名情報と上記イベント・場所名保持部が保持している場所名情報とを共通化して、上記位置情報とイベント情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させる位置・イベント関連情報保持部と、
上記イベント・場所名保持部が保持している位置情報と上記メッセージ・位置保持部が保持している位置情報とに基づいて、上記イベント情報とメッセージ情報とを関連付けてその関連付け情報を記憶部に保持させるイベント・メッセージ関連情報保持部と、
ユーザ入力部を通じてユーザから情報検索のための情報入力がなされた時、上記位置・イベント関連情報保持部が保持している関連付け情報と上記イベント・メッセージ関連情報保持部が保持している関連付け情報を参照した検索を行い、その検索結果の情報を、情報提示部を介してユーザに対して認識可能に提示する情報検索部として、
携帯情報端末を機能させることを特徴とする携帯情報端末制御プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2008−226205(P2008−226205A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−67853(P2007−67853)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(501431073)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 (810)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(501431073)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 (810)
【Fターム(参考)】
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