説明

情報端末装置、情報検索方法、情報検索プログラム

【課題】ユーザにとって無駄な情報の提示を防ぐこと。
【解決手段】本発明の情報端末装置は、文字入力部と、前記文字入力部からの入力に基づいて文字列を登録する文字列記憶部と、所定のタイミングで、前記文字列記憶部に登録された文字列を候補文字列として、第1のサーバに送信し、送信した候補文字列の検索回数又は関連語の数を前記第1のサーバから受信する送受信部と、前記第1のサーバから受信した候補文字列の検索回数又は関連語の数に基づいて、候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行うか否かを判定する検索実行判定部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、任意の文字列を入力し、対象コンテンツ中の検索を行う情報検索機能を有する情報端末装置、情報検索方法、情報検索プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、ユーザが正確な検索キーワードを自発的に設定することなく、重要語を抽出することにより、ユーザの自らのブログの話題と共通性が高い他人のブログを検索して、その検索結果を提示することができる情報提示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−113489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、抽出した文字列(または関連語)の検索回数が所定以上の場合にだけ、その文字列を用いて検索した情報を提示することまでは記載されていない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザにとって無駄な情報の提示を防ぐことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、文字入力部と、前記文字入力部からの入力に基づいて文字列を登録する文字列記憶部と、所定のタイミングで、前記文字列記憶部に登録された文字列を候補文字列として、第1のサーバに送信し、送信した候補文字列の検索回数又は関連語の数を前記第1のサーバから受信する送受信部と、前記第1のサーバから受信した候補文字列の検索回数又は関連語の数に基づいて、候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行うか否かを判定する検索実行判定部と、を備える情報端末装置を提供する。
【0007】
上記情報端末装置では、前記送受信部は、所定のタイミングで、前記文字列記憶部に最も入力回数が多い文字列として登録された文字列を候補文字列として、第1のサーバに送信し、送信した候補文字列の検索回数又は関連語の数を前記第1のサーバから受信する。
【0008】
上記情報端末装置では、前記検索実行判定部は、候補文字列の検索回数が所定回数以上又は関連語の数が所定数以上の場合に候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行う旨判定し、候補文字列の検索回数が所定回数未満又は関連語の数が所定数未満の場合に候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行わない旨判定する。
【0009】
上記情報端末装置では、前記検索実行判定部が候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行わない旨判定した候補文字列を、除外文字列として記憶する除外文字列記憶部を備え、前記送受信部は、候補文字列が前記除外文字列記憶部に除外文字列として登録されているときは、候補文字列として第1のサーバに送信しない。
【0010】
また、本発明は、文字入力部からの入力に基づいて文字列を文字列記憶部に登録する登録ステップと、所定のタイミングで、前記文字列記憶部に登録された文字列を候補文字列として、第1のサーバに送信する送信ステップと、送信した候補文字列の検索回数又は関連語の数を前記第1のサーバから受信する受信ステップと、前記第1のサーバから受信した候補文字列の検索回数又は関連語の数に基づいて、候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行うか否かを判定する判定ステップと、を備える情報検索方法を提供する。
【0011】
また、本発明は、コンピュータに、文字入力部からの入力に基づいて文字列を文字列記憶部に登録する登録ステップと、所定のタイミングで、前記文字列記憶部に登録された文字列を候補文字列として、第1のサーバに送信する送信ステップと、送信した候補文字列の検索回数又は関連語の数を前記第1のサーバから受信する受信ステップと、前記第1のサーバから受信した候補文字列の検索回数又は関連語の数に基づいて、候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行うか否かを判定する判定ステップと、を実行させる情報検索プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の情報端末装置、情報検索方法、情報検索プログラムによれば、ユーザにとって無駄な情報の提示を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る情報端末装置とネットワーク上のサーバとを含む情報システムの機能的構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態に係る情報端末装置の要部構成を示すブロック図
【図3】キーワード判定部の機能的構成を示すブロック図
【図4】入力処理部による文字入力動作の処理手順を示すフローチャート
【図5】文字入力部による文字入力の例を示す図
【図6】文字入力データベースに保存する文字列情報の例を示す図
【図7】検索処理部による文字列検索動作の処理手順を示すフローチャート
【図8】文字列取得タイミングの例を示す図
【図9】本実施形態の情報端末装置における情報検索動作時の表示画面の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0014】
本実施形態では、情報端末装置の一例として、携帯電話装置またはスマートフォン等の携帯端末装置など、通信機能とともに文字入力機能及び情報検索機能を有する電子機器に適用した構成例を示す。
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係る情報端末装置とネットワーク上のサーバとを含む情報システムの機能的構成を示すブロック図である。情報システムは、インターネット、移動通信網、LAN等のネットワーク30上に設けられる各種情報を提供するサーバを含む。情報端末装置10は、ネットワーク30を介して通信対象のサーバと接続してデータの送受信を行い、所望の情報を取得する。
【0016】
本実施形態では、情報端末装置10のユーザが対象コンテンツ中の任意の文字列の検索を行うために、文字列情報サーバ51と、検索実行サーバ52とが設けられる。文字列情報サーバ51は、ネットワーク30に接続されたコンピュータ等により構成され、情報端末装置10から送られる「文字列」を入力とし、入力した文字列の検索回数または関連語の数「N」を出力として取得するための要求(リクエスト)に対して、該当する文字列の検索回数または関連語の数「N」の返答(レスポンス)を返送する。検索実行サーバ52は、ネットワーク30に接続されたコンピュータ等により構成され、コンピュータにおいて動作する検索エンジンを有してなる。検索実行サーバ52は、情報端末装置10から送られる「キーワード」を入力とし、対象コンテンツにおける当該文字列の「検索結果」を出力として取得するためのリクエストに対して、検索処理を実行し、対象コンテンツの中から該当するキーワードを含む「検索結果」のレスポンスを返送する。これらの文字列情報サーバ51、検索実行サーバ52は、Web API(Application Programming Interface)等によって実現してもよい。
【0017】
情報端末装置10は、情報処理部11として、文字入力を行う入力処理部12と、特定のキーワードの検索を行う検索処理部13とを有する。この入力処理部12及び検索処理部13を含む情報処理部11は、情報端末装置10に搭載されるプロセッサ及びメモリを有するコンピュータにおいて、所定のプログラムを実行することによって、各機能が実現される。
【0018】
図2は、本発明の実施形態に係る情報端末装置の要部構成を示すブロック図である。情報端末装置10は、情報処理部11、通信部14、操作部15、表示部16を有して構成される。通信部14は、ネットワーク30を介して無線通信または有線通信によって文字列情報サーバ51及び検索実行サーバ52と通信を行い、情報処理部11の制御に従ってデータの送受信を行う。
【0019】
操作部15は、ボタン、スイッチ、タッチパネル等による操作入力装置を有して構成され、ユーザの操作指示に基づく操作入力を情報処理部11に対して行う。ここでは、ユーザによる操作部15の操作に従って情報処理部11へ文字情報等の情報入力を行う。表示部16は、液晶表示ディスプレイ等の表示装置を有して構成され、情報処理部11の制御に従って各種情報の表示を行う。
【0020】
入力処理部12は、情報処理部11に搭載される機能の一つであるFEP(Front End Processor)等により構成され、操作部15による情報入力に基づき、文字入力処理を実行する。入力処理部12は、文字情報を入力する文字入力部21と、入力した文字列の情報を保持する文字入力データベース22とを有する。文字入力データベース22は、後述するように、入力された文字列に関して、「文字列」、「入力回数」、「入力日時」の情報を文字列ごとに保存する。
【0021】
検索処理部13は、情報処理部11において動作する所定の機能を実現するアプリケーション(検索アプリケーション)等により構成され、所定の文字列の検索処理を実行する。検索処理部13は、検索文字列として、ユーザが関心を持っている文字列をキーワードとして抽出し、抽出したキーワードの自動検索を行うことが可能である。検索処理部13は、抽出したキーワードが検索に値する意味のある文字列であるかどうかを判定するキーワード判定部23と、検索結果の表示処理を行う検索結果表示処理部24とを有する。
【0022】
図3は、キーワード判定部23の機能的構成を示すブロック図である。キーワード判定部23は、除外文字列保持部25と、除外文字列比較部26と、文字列判定部27とを有する。
【0023】
除外文字列保持部25は、検索文字列として適さない除外文字列の情報を保持する。除外文字列比較部26は、入力処理部12より取得したキーワードの文字列を、除外文字列保持部25に保持された除外文字列と比較する。
除外文字列比較部26は、キーワードが除外文字列に該当する場合は、入力処理部12からキーワードの文字列を取得し、除外文字列保持部25に保持された除外文字列との比較を繰り返し実行する。その際、比較回数が所定回数を超えた場合は、入力処理部12からキーワードの文字列の取得を停止し、そのまま本処理を終了する。なお除外文字列比較部26は、キーワードが除外文字列に該当する場合は、そのまま本処理を終了してもよい。除外文字列比較部26は、キーワードが除外文字列に該当しない場合は、そのキーワードの文字列をキーワード判定部23に渡す。
【0024】
文字列判定部27は、除外文字列比較部26から入力されたキーワードの文字列について、文字列情報サーバ51から入力された文字列の検索回数または関連語の数「N」を取得し、この文字列の検索回数または関連語の数「N」に基づき、そのキーワードの文字列が検索文字列として適当かどうかを判定する。そして、文字列判定部27は、この文字列の検索回数または関連語の数「N」が所定の閾値M以上であるか否かを判定し、所定の閾値M以上である場合には、文字列判定部27は、そのキーワードの文字列が検索文字列として適当であると判定し、検索実行サーバ52に出力する。
【0025】
次に、本実施形態の情報端末装置における情報検索動作について説明する。図4は、入力処理部12による文字入力動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0026】
入力処理部12は、文字入力部21にて、FEPの動作により文字列の入力を行う(ステップS11)。この文字列の入力処理は、公知のFEPの機能を用いて実行すればよい。
【0027】
図5は、文字入力部21による文字入力の例を示す図である。ユーザは、操作部15を用いて順次文字列の入力を行う。図5において、「/」はユーザが変換操作によってFEPによるかな漢字変換等を行って文字列を変換し、確定した位置を示している。
【0028】
次に、文字入力部21は、入力された文字列からキーワードを抽出する(ステップS12)。この際、文字入力部21は、かな漢字変換等の文字列変換機能を応用し、入力された文字列である「キーワード」+「付属語」を、「キーワード」と「付属語」とに分けて、「キーワード」を取得する。そして、文字入力部21は、キーワードを抽出できたかどうかを判定する(ステップS13)。キーワードを抽出できた場合は、そのキーワードの情報を文字入力データベース22に保存し(ステップS14)、本処理を終了する。キーワードを抽出できなかった場合は、そのまま本処理を終了する。
【0029】
図6は、文字入力データベース22に保存する文字列情報の例を示す図である。文字入力データベース22には、「文字列」、「入力回数」、「入力日時」の情報を文字列ごとに保存する。図6の例では、入力回数が多い順に、文字列「イベント□□□」、「場所△△△」、「Eさん」、「映画○○○」、「番組名XXX」、「キャラクタ」を配置している。図5に示した文字入力例に対して、図6のようにキーワードを抽出して保存する。保存したキーワードの文字列は、図5において太字で示している。例えば、最も入力回数の多い文字列である「イベント□□□」をキーワードとして抽出することができる。
【0030】
図7は、検索処理部13による文字列検索動作の処理手順を示すフローチャートである。検索処理部13は、キーワード判定部23にて、まずキーワードの取得タイミングの確認を行う(ステップS21)。図8は、文字列取得タイミングの例を示す図である。キーワード判定部23は、情報処理部11に設けた記憶部に文字列取得タイミング情報を保持しておく。図8の例は、6時間毎の定時にキーワードの取得タイミングを設定した例である。キーワード判定部23は、キーワードの取得タイミングであるかを判定し(ステップS22)、取得タイミングである場合は、文字入力部21の文字入力データベース22からキーワードを取得する(ステップS23)。この際、キーワード判定部23は、文字列取得タイミングにおいて、文字入力部21に対して文字列取得のリクエストを送り、文字入力データベース22に新しく登録されたキーワードの文字列を取得する。ここでは、新しく登録された文字列のうち、入力回数の多い文字列を取得する。一方、ステップS22において、キーワードの取得タイミングでない場合は、そのまま本処理を終了する。
【0031】
次に、キーワード判定部23は、キーワードを取得できたかどうかを判定し(ステップS24)、キーワードを取得できなかった場合は、そのまま本処理を終了する。一方、キーワードを取得できた場合は、除外文字列比較部26にて除外文字列を参照する(ステップS25)。この際、除外文字列比較部26は、除外文字列保持部25に保持された除外文字列を参照し、取得したキーワードの文字列と除外文字列とを比較して取得した文字列が除外文字列として登録されていないかどうか判定する(ステップS26)。除外文字列として登録されている場合は、そのまま本処理を終了する。
【0032】
除外文字列として登録されていない場合、除外文字列比較部26は、取得したキーワードの文字列を文字列判定部27に渡し、文字列判定部27にてキーワードの判定を行う(ステップS27)。この際、文字列判定部27は、文字列情報サーバ51に対して、取得した文字列を入力として与え、この文字列の検索回数または関連語の数「N」を出力として取得するためのリクエストを行う。関連語は、当該文字列と併せて検索される文字列のことであり、その関連語の数を文字列判定に用いる。このリクエストは、文字入力部21からキーワードの文字列を取得できた場合、取得後直ちに実行される。なお、リクエストに対するレスポンスは、直前に当該文字列が検索された時間など、時間情報を含めるようにしてもよい。
【0033】
そして、文字列判定部27は、取得したキーワードの文字列が検索語としてふさわしいかどうかを判定する(ステップS28)。この際、文字列判定部27は、キーワードの文字列が多く検索されているか、すなわち文字列の検索回数Nが所定の閾値M以上であるかを判定する。あるいは、文字列判定部27は、キーワードの文字列の関連語が多く存在するか、すなわち関連語の数Nが所定の閾値M以上であるかを判定する。つまり、文字列判定部27は、検索回数が多い文字列または関連語の数が多い文字列を、検索文字列として適当であると判定する。
【0034】
ステップS28において、取得したキーワードの文字列が検索語としてふさわしいと判定した場合、検索処理部13は、対象コンテンツの中からキーワードの文字列の検索を実行する(ステップS30)。この際、キーワード判定部23は、検索実行サーバ52に対して、キーワードの文字列を入力として与え、対象コンテンツにおける当該文字列の検索結果を出力として取得するためのリクエストを行う。このリクエストは、文字列判定部27における文字列の判定後、直ちに実行される。検索実行サーバ52は、ネットワーク30上にある対象コンテンツについて、キーワードの文字列の検索処理を行い、検索結果を検索処理部13の検索結果表示処理部24にレスポンスとして返送する。次に、検索結果表示処理部24は、表示部16に検索結果の表示を行う(ステップS30)。その後本処理を終了する。
【0035】
一方、ステップS28において、取得したキーワードの文字列が検索語としてふさわしくない場合は、文字列判定部27は、その文字列を除外文字列として除外文字列保持部25に登録する(ステップS31)。その後本処理を終了する。なお、文字列の検索回数または関連語の数が所定値未満である場合に、ステップS31の除外文字列の登録を行わずに、そのまま本処理を終了してもよい。
【0036】
図9は、本実施形態の情報端末装置における情報検索動作時の表示画面の例を示す図である。
表示部16の「おまかせ検索」画面(9−1)では、検索処理部13は、対象コンテンツの中からキーワードの文字列の検索を実行する際、キーワード判定部23は、検索実行サーバ52(Web API)に対して、キーワードの文字列「天気予報」を入力として与え、対象コンテンツにおける当該文字列の検索結果を出力として取得するためのリクエストを行う。このリクエストは、文字列判定部27における文字列の判定後、直ちに実行される。
表示部16の「おまかせ検索中」画面(9−2)では、検索実行サーバ52(Web API)が、ネットワーク30上にある対象コンテンツについて、キーワードの文字列の検索処理を行い、検索結果を検索処理部13の検索結果表示処理部24にレスポンスとして返送する。
表示部16の「おまかせ検索」の結果を表示する画面(9−3)では、検索結果表示処理部24は、表示部16に検索結果の表示を行う。この場合、キーワードの文字列が「天気予報」であるため、ネットワーク30上にある対象コンテンツのうち、天気に関するコンテンツ「今日は晴れ」、「降水確率は○○%」といった文字列を含むコンテンツを表示する。
【0037】
なお、本発明は、本発明の趣旨ならびに範囲を逸脱することなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が様々な変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、ユーザにとって無駄な情報の提示を防ぐという効果を有し、情報端末装置等として有用である。
【符号の説明】
【0039】
10 情報端末装置
11 情報処理部
12 入力処理部
13 検索処理部
14 通信部
15 操作部
16 表示部
21 文字入力部
22 文字入力データベース
23 キーワード判定部
24 検索結果表示処理部
25 除外文字列保持部
26 除外文字列比較部
27 文字列判定部
30 ネットワーク
51 文字列情報サーバ
52 検索実行サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字入力部と、
前記文字入力部からの入力に基づいて文字列を登録する文字列記憶部と、
所定のタイミングで、前記文字列記憶部に登録された文字列を候補文字列として、第1のサーバに送信し、送信した候補文字列の検索回数又は関連語の数を前記第1のサーバから受信する送受信部と、
前記第1のサーバから受信した候補文字列の検索回数又は関連語の数に基づいて、候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行うか否かを判定する検索実行判定部と、
を備える情報端末装置。
【請求項2】
前記送受信部は、
所定のタイミングで、前記文字列記憶部に最も入力回数が多い文字列として登録された文字列を候補文字列として、第1のサーバに送信し、送信した候補文字列の検索回数又は関連語の数を前記第1のサーバから受信する、
請求項1に記載の情報端末装置。
【請求項3】
前記検索実行判定部は、候補文字列の検索回数が所定回数以上又は関連語の数が所定数以上の場合に候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行う旨判定し、候補文字列の検索回数が所定回数未満又は関連語の数が所定数未満の場合に候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行わない旨判定する、
請求項1または2に記載の情報端末装置。
【請求項4】
前記検索実行判定部が候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行わない旨判定した候補文字列を、除外文字列として記憶する除外文字列記憶部を備え、
前記送受信部は、候補文字列が前記除外文字列記憶部に除外文字列として登録されているときは、候補文字列として第1のサーバに送信しない、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報端末装置。
【請求項5】
文字入力部からの入力に基づいて文字列を文字列記憶部に登録する登録ステップと、
所定のタイミングで、前記文字列記憶部に登録された文字列を候補文字列として、第1のサーバに送信する送信ステップと、
送信した候補文字列の検索回数又は関連語の数を前記第1のサーバから受信する受信ステップと、
前記第1のサーバから受信した候補文字列の検索回数又は関連語の数に基づいて、候補文字列を第2のサーバに送信して関連する情報の検索を行うか否かを判定する判定ステップと、
を備える情報検索方法。
【請求項6】
コンピュータに、請求項5に記載の各ステップを実行させる情報検索プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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