説明

情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラム

【課題】ユーザが、より容易な操作で、異なる種類のネットワークサービスの提供を受けることができるようにする。
【解決手段】ユーザ宅800には、照明器具810、および窓821の開状態/閉状態を検知するセンサ820が設けられている。照明器具810の点灯/消灯の制御は、照明メーカーが運営する第2部分管理サーバ200Bが管理し、センサ820の検出出力は、セキュリティ会社が運営する第1部分管理サーバ200Aが管理している。総合管理サーバ100は、第1部分管理サーバ200Aおよび第2部分管理サーバ200Bと接続し、窓821の開閉および照明器具810の点灯等の情報を取得する。携帯端末300が総合管理サーバ100にアクセスすれば、第1部分管理サーバ200Aおよび第2部分管理サーバ200Bから提供される管理情報に基づく画面が携帯端末300において表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理装置に関し、特に、複数のサーバで管理される情報を一括して扱う情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、家電等の機器を、ネットワークを介して管理する技術が開示されている。
たとえば、特許文献1では、個別システムの機器の診断や履歴情報や機器管理情報をサービス会社で管理し、各個別システムでは、集中操作や運転状況モニタを行なう、ホームネットワークシステムが開示されている。
【0003】
また、特許文献2では、異なる部屋に配置されたカメラから送信されてくる画像データを連係させて、HTML(HyperText Markup Language)データやXML(eXtensible Markup Language)データとして出力する技術が開示されている。
【0004】
なお、近年の、宅外のネットワークを介した宅内の機器の管理に関し、従来の、家電の稼動の管理や制御以外にも、ホームセキュリティサービス等のサービスが提供されるようになっている。これにより、宅外に居るユーザは、ネットワークに接続することにより、家電の動作を制御することもできれば、ホームセキュリティについてのサービスの提供を受けることもできるようになっている。
【0005】
具体的には、たとえば、ユーザが、図29(A)に示されるように、第1部分管理サーバ901から、自宅910の窓911Aの開閉をセンサ911を利用して監視するホームセキュリティサービスの提供を受け、かつ、第2部分管理サーバ902から、照明器具912の稼動の制御についてのサービスを受ける場合を考える。
【0006】
ユーザは、ホームセキュリティについての情報を確認する際には、図29(A)に示されるように通信端末900を第1部分管理サーバ901に接続させることにより、第1部分管理サーバ901から通信端末900に、図29(B)に示されるような画面950を表示する情報が提供される。
【0007】
画面950では、ユーザ宅内を模式的に示す間取図950Aが示され、かつ、各部屋の窓の開閉を表すアイコン951〜955が示されている。アイコン951〜955のそれぞれの表示態様により、窓の開閉状態が示されている。また、画面950には、窓の開閉状態を変更するように第1部分管理サーバ901に対して指示を出力するために操作されるボタン956〜958、および画面950の内容説明のためのオブジェクト959が表示されている。
【0008】
また、ユーザは、図30(A)に示されるように、第2部分管理サーバ902に接続することにより、図30(B)示されるような画面960を表示する情報を提供される。
【0009】
画面960では、ユーザ宅全体を模式的に示す画像960Aが示され、かつ、各部屋の照明器具912の稼動情報(点灯のON/OFF)を表示するためのアイコン961〜964が示されている。また、画面960には、宅内の各照明器具912の点灯状態を変更するように第2部分管理サーバ902に対して指示を出力するために操作されるボタン966〜968、および画面960の内容説明のためのオブジェクト969が表示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2004−287641号公報
【特許文献2】特開2007−35021号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、図29および図30を参照して説明した従来のネットワークサービスでは、種類の異なるサービスの提供を受けるユーザは、サービスごとに異なるサーバに接続することを必要とされていた。つまり、このような従来のシステムには、ユーザが、宅外に居て宅内の種々の情報を取得できる一方で、サービスごとに別のサーバに接続するという煩雑な操作を必要とされるという課題があった。
【0012】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、ユーザが、より容易な操作で、異なる種類のネットワークサービスの提供を受けることができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に従った情報管理装置は、機器と当該機器を管理するサーバとを関連付けて記憶する記憶手段と、情報端末から、機器を特定する情報の入力を受付ける受付手段と、受付手段が情報を受付けた機器と記憶手段において関連付けられているサーバを抽出する抽出手段と、抽出手段が抽出したサーバから、受付手段が受付けた機器の情報を取得する機器情報取得手段と、機器情報取得手段が取得した機器の情報を、受付手段が情報の入力を受付けた情報端末に送信する情報送信手段とを備える。
【0014】
また、本発明の情報管理装置では、受付手段が特定する情報の入力を受付ける機器は、複数の機器を含み、抽出手段は、複数の機器のそれぞれに関連付けられている複数のサーバを、記憶手段から抽出し、機器情報取得手段は、複数のサーバから複数の機器のそれぞれの情報を取得し、複数のサーバから取得した複数の機器の情報を1つの画面で表示する表示用情報を生成する生成手段をさらに備え、情報送信手段は、受付手段に複数の機器を特定する情報を送信した情報端末に、生成手段が生成した表示用情報を送信することが好ましい。
【0015】
また、本発明の情報管理装置では、受付手段は、機器への制御コマンドの送信の条件となる情報の入力をさらに受付け、抽出手段が抽出したサーバに、受付手段が入力を受付けた機器への制御コマンドの送信の条件となる情報に対応する制御コマンドを送信するコマンド送信手段を含むことが好ましい。
【0016】
また、本発明の情報管理装置では、機器への制御コマンドの送信の条件となる情報は、情報端末に対する所定の操作がなされたことによって情報端末から送信される情報であることが好ましい。
【0017】
また、本発明の情報管理装置は、情報端末の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、機器への制御コマンドの送信の条件となる情報は、位置情報取得手段が取得した位置情報に関する情報であることが好ましい。
【0018】
また、本発明の情報管理装置は、受付手段が特定する情報の入力を受付ける機器は、複数の機器を含み、抽出手段は、複数の機器のそれぞれに関連付けられている複数のサーバを、記憶手段から抽出し、機器情報取得手段は、複数のサーバから複数の機器のそれぞれの情報を取得し、複数の機器の情報を、情報を取得したサーバごとに1つの画面で表示する表示用情報を生成する生成手段をさらに備え、情報送信手段は、受付手段に複数の機器を特定する情報を送信した情報端末に、生成手段が生成した表示用情報を送信することが好ましい。
【0019】
本発明に従った情報管理方法は、機器と当該機器を管理するサーバとを関連付けて記憶するステップと、情報端末から、機器を特定する情報の入力を受付けるステップと、情報を受付けた機器と関連付けられて記憶しているサーバを抽出するステップと、抽出したサーバから、受付けた機器の情報を取得するステップと、取得した機器の情報を、情報の入力を受付けた情報端末に送信するステップとを備える。
【0020】
本発明に従った情報管理プログラムは、コンピュータに、機器と当該機器を管理するサーバとを関連付けて記憶するステップと、情報端末から、機器を特定する情報の入力を受付けるステップと、情報を受付けた機器と関連付けられて記憶しているサーバを抽出するステップと、抽出したサーバから、受付けた機器の情報を取得するステップと、取得した機器の情報を、情報の入力を受付けた情報端末に送信するステップとを実行させる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、情報端末から情報管理装置に対して、複数のサーバに別々に管理されている機器について、各機器を特定する情報が入力されると、情報管理装置が、記憶手段において各機器と関連付けられたサーバを抽出し、各サーバから、各機器の情報を取得して、情報端末に送信する。
【0022】
これにより、1つの情報端末に情報を送信されるべき複数の機器が、複数のサーバに別々に管理されているものであっても、当該情報端末から、単一のアクセス先である情報管理装置にアクセスをすれば、当該情報端末にかかる情報が送信されることになる。
【0023】
したがって、本発明によれば、情報端末のユーザが、より容易な操作で、異なる種類のネットワークサービスの提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の情報管理装置の第1の実施の形態である総合管理サーバを含む情報処理システムの全体構成を説明するための図である。
【図2】図1の総合管理サーバのブロック図である。
【図3】図1の部分管理サーバのブロック図である。
【図4】図1の携帯端末のブロック図である。
【図5】図1の総合管理サーバにおいて記憶されるユーザ情報の内容の一例を示す図である。
【図6】図1の総合管理サーバにおいて記憶される部分管理サーバ情報の内容の一例を示す図である。
【図7】図1の総合管理サーバにおいて記憶されるレイアウト情報の内容の一例を示す図である。
【図8】図5のユーザ情報の他の記憶態様を示す図である。
【図9】図5のユーザ情報の他の記憶態様を示す図である。
【図10】図6の部分管理サーバ情報の他の記憶態様を示す図である。
【図11】図2の総合管理サーバにおいて実行される全体管理処理のフローチャートである。
【図12】図11の機器情報登録処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図13】図11のレイアウト編集処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図14】図11の機器制御処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図15】図12の機器情報登録処理が実行される際のタイミングチャートである。
【図16】図14の機器制御処理が実行される際のタイミングチャートである。
【図17】図2の携帯端末において表示される画面の一例を示す図である。
【図18】図2の携帯端末において表示される画面の一例を示す図である。
【図19】図2の携帯端末において表示される画面の一例を示す図である。
【図20】図2の携帯端末において表示される画面の一例を示す図である。
【図21】図1の情報処理システムの変形例を示す図である。
【図22】本発明の情報管理装置の第2の実施の形態から表示用情報を受信した携帯端末において表示される画面の一例を示す図である。
【図23】本発明の情報管理装置の第3の実施の形態を含む情報処理システムの構成を示す図である。
【図24】本発明の情報管理装置の第3の実施の形態である全体管理サーバのブロック図である。
【図25】図24の全体管理サーバとともに情報処理システムを構成する携帯端末のブロック図である。
【図26】図24の全体管理サーバにおいて実行される機器制御処理のフローチャートである。
【図27】本発明の情報管理装置の第4の実施の形態である携帯端末を含む情報処理システムの構成を示す図である。
【図28】図27の携帯端末の構成を示す図である。
【図29】従来の情報管理装置を含む情報処理システムの構成を説明するための図である。
【図30】従来の情報管理装置を含む情報処理システムの構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明に従った情報管理装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において、同一の機能を発揮する構成要素については、同一の符号を付し、詳細な説明は繰返さない。
【0026】
[1.第1の実施の形態]
[1−1.情報処理システムの全体構成]
図1は、本発明の情報管理装置の第1の実施の形態である総合管理サーバ100を含む情報処理システムの全体構成を説明するための図である。
【0027】
図1(A)を参照して、ユーザ宅800には、照明器具810および、窓821の開状態/閉状態を検知するセンサ820を含む、種々の機器が設けられている。
【0028】
図1(A)に示されたシステムでは、照明器具810の点灯/消灯の制御は、ネットワーク502を介して第2部分管理サーバ200Bが管理している。第2部分管理サーバ200Bは、照明メーカーが運営するサーバである。
【0029】
センサ820の検出出力は、ネットワーク502を介して第1部分管理サーバ200Aが管理している。第1部分管理サーバ200Aは、セキュリティ会社が運営するサーバである。窓821に関しては、第1部分管理サーバ200Aは、窓821という機器を管理するために、センサ820の検出出力を監視し、また、窓821をその開閉のために駆動する部材(図示略)の動作を制御するサーバである。
【0030】
総合管理サーバ100は、ネットワーク501を介して、第1部分管理サーバ200Aおよび第2部分管理サーバ200Bと接続することができる。
【0031】
携帯端末300は、ユーザ宅800の状況を、宅外にいながら把握することを希望するユーザが所持している。携帯端末300のユーザは、総合管理サーバ100にアクセスすることにより、第1部分管理サーバ200Aが提供するセキュリティに関する情報(センサ820の検出出力に基づくもの)および第2部分管理サーバ200Bが提供する照明器具810の動作状況に関する情報を取得することができる。
【0032】
図1(B)は、携帯端末300に提供される、第1部分管理サーバ200Aおよび第2部分管理サーバ200Bから提供される情報の表示画面の一例を示す。
【0033】
図1(B)を参照して、画面600には、ユーザ宅800の模式的な平面図である間取図600Aが示されている。間取図600Aには、ユーザ宅800内の照明器具810の配置を模式的に示すアイコン601〜604、およびセンサ820の配置を模式的に示すアイコン611〜615が示されている。
【0034】
画面600には、さらに、第1部分管理サーバ200Aおよび/または第2部分管理サーバ200Bに対して出力するコマンドをアサインされたボタン621〜623、および画面600のタイトル等を表わすオブジェクト631が示されている。
【0035】
以下、本明細書では、画面600のような、ユーザ(ユーザID)に関連付けられた機器についてのステート(状態)等を表示する画面を、適宜「確認用画面」と呼ぶ。
【0036】
[1−2.総合管理サーバの構成]
図2は、総合管理サーバ100のブロック図である。
【0037】
図2を参照して、総合管理サーバ100は、当該総合管理サーバ100の動作を全体的に制御する制御部101、データの送受信および送受信の際の信号の処理などを行なう通信制御部102、外部から総合管理サーバ100への情報の入力を受付けるボタンやキーボード等からなる入力部103、および記憶部110を含む。
【0038】
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)を含む。また、制御部101は、機能的には、受付部151、抽出部152、機器情報取得部153、情報送信部154、生成部155、およびコマンド送信部156を含む。各部の機能については、後述する。
【0039】
記憶部110は、制御部101が実行するプログラムやその設定値等を記憶するプログラム記憶部111、およびデータ記憶部120を含む。データ記憶部120は、携帯端末300のユーザに関する情報を記憶するユーザ情報記憶部121、第1部分管理サーバ200Aや第2部分管理サーバ200B等の、機器の管理を行なう各種サーバについての情報を記憶する部分管理サーバ情報記憶部122、および図1(B)の画面600のような、携帯端末300に表示させる画面のレイアウトに関する情報を記憶するレイアウト情報記憶部123を含む。
【0040】
[1−3.部分管理サーバの構成]
図3は、第1部分管理サーバ200Aや第2部分管理サーバ200B等の、機器の管理を行なうサーバのブロック図である。なお、第1部分管理サーバ200Aや第2部分管理サーバ200Bのような機器の管理を行なうサーバについては、以下、適宜「部分管理サーバ200」と総称する。
【0041】
図3を参照して、部分管理サーバ200は、当該部分管理サーバ200の動作を全体的に制御する制御部201、データの送受信およびその際の信号の処理などを行なう通信制御部202、外部からの情報の入力を受付ける入力部203、および記憶部210を含む。制御部201は、CPUを含む。入力部203は、たとえばボタンやキーボードを含む。
【0042】
記憶部210は、制御部201が実行するプログラムを記憶するプログラム記憶部211、および上記プログラムの実行のための設定値等の種々のデータを記憶するデータ記憶部212を含む。
【0043】
[1−4.携帯端末の構成]
図4は、携帯端末300のブロック図である。
【0044】
図4を参照して、携帯端末300は、当該携帯端末300の動作を全体的に制御する制御部301、データの送受信を行なうためのアンテナ302A、アンテナ302Aによるデータの送受信の際の信号の処理等を行なう通信制御部302、記憶部310、種々のボタンおよび/またはタッチパネルなどの外部からの情報の入力のための入力部320、LCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示部330、表示部330における表示内容を制御する表示制御部331、主に通話機能に利用されるレシーバ340およびマイク360、アラーム音等を出力するスピーカ350、レシーバ340,スピーカ350から出力させる音声を制御する音声出力制御部341,351、マイク360に入力された音声を処理する音声入力制御部361、ならびにカメラ370を含む。制御部301は、CPUを含む。
【0045】
記憶部310は、制御部301が実行するプログラムを記憶するプログラム記憶部311、携帯端末300における種々の設定内容を記憶する設定内容記憶部312、およびプログラム記憶部311に記憶されたプログラムの実行の際の設定値等の各種データを記憶するデータ記憶部313を含む。
【0046】
[1−5.ユーザ情報]
図5は、ユーザ情報記憶部121の記憶内容を模式的に示す図である。
【0047】
ユーザ情報記憶部121では、ユーザ毎に、図5に示すような情報が記憶されている。
図5を参照して、ユーザ情報は、各ユーザの、ユーザIDと、ログイン情報(ログインIDおよびパスワード)を含む。
【0048】
また、ユーザ情報は、当該ユーザが情報の提供を求める機器を管理するサーバ(部分管理サーバ)についての情報である部分管理サーバ情報を含む。部分管理サーバ情報は、そのネットワーク(ネットワーク501)上のアドレス、当該サーバによる認証のための認証許可証、および情報の提供を受ける機器のID(個々の機器について定められた情報)を含む。
【0049】
部分管理サーバ情報は、サーバ毎に、アドレス等の情報が構成されている。
また、ユーザ情報は、携帯端末300に機器に関する情報を表示させるためのレイアウト情報を含む。レイアウト情報は、レイアウト情報記憶部123に記憶された画像を表示させるためのファイルのファイル名などである。
【0050】
ユーザ情報において、ボタンと制御コマンドのリンクとは、図1(B)のボタン621〜623などの、機器の情報を表示させる画面上に表示されるボタンと、当該ボタンが操作されることにより送信されるコマンドおよび当該コマンドの対象となる機器とを関連付けるための情報である。
【0051】
総合管理サーバ100において、アイコン601〜604,611〜615、ボタン621〜623、およびオブジェクト631を表示させるためのデータ(画像データ等)のファイルは、レイアウト情報記憶部123に記憶されている。
【0052】
ボタンと制御コマンドのリンクにおいて、ボタンIDは、レイアウト情報記憶部123に記憶されたボタンの中で画面600のような画面上に表示させるボタンを指定する情報であって、当該画面内で当該ボタンを指定する情報である。
【0053】
名称は、当該ボタンの名称であって、当該ボタンの内部に表示される文字列であってもよい。
【0054】
そして、ボタンと制御コマンドのリンクでは、各ボタンについて、コマンドの送信対象となる機器を特定する情報(機器ID)と送信されるコマンドとが記憶されている。各ボタンに関連付けられる機器IDとコマンドの組合せの数は、単数であってもよいし、複数であってもよい。
【0055】
ボタンと制御コマンドのリンクは、画面600のような確認用画面に表示されるボタンの数だけ、ユーザ情報に含まれる。なお、図5に示されたユーザ情報では、ボタンと制御コマンドのリンクは、1組のみが記載されている。
【0056】
アイコン表示とステータスのリンクは、画面600のような確認用画面に表示されるアイコン(たとえば、アイコン601〜604,611〜615)の各アイコンと、当該アイコンの表示態様と、各アイコンに対応する機器のステータスを関連付ける情報である。
【0057】
アイコン表示とステータスのリンクは、表示されるアイコンを確認用画面において特定するアイコンID、当該アイコンに対して付された名称、および表示態様(たとえば、表示色)と当該アイコンが対応する機器のIDと当該機器のステータスとの組合せを含む。図5に示されたアイコン表示とステータスのリンクは、確認用画面におけるアイコンIDが「icon_a」で「玄関」という名称が付されたアイコンについての情報である。当該アイコンは、「wd1」のIDを付された機器(後述するように、窓に付されたセンサ)のステータスによって表示色が異なることを示している。具体的には、当該窓が閉じているとき(close)は、青色(blue)で表示され、開いているとき(open)には赤色(red)で表示される。アイコン表示とステータスのリンクは、アイコンIDと名称とカラー,機器ID,ステータスの組合せで1セットである。ユーザ情報には、確認用画面に表示されるアイコンの数だけ、アイコン表示とステータスのリンク情報のセットが含まれる。
【0058】
ユーザ情報において、イベント発生時の通知方法を含む。図5に示した例では、通知方法として電子メールの送信が指定され、そして、イベントの発生を通知するメールアドレスが登録されている。
【0059】
また、ユーザ情報には、イベント発生時の通知内容が記憶されている。図5に示された例では、イベントが発生した機器の名称、当該機器のステータス、およびイベントが発生した時刻が通知される。
【0060】
なお、図8から図9に、記憶部110における「ユーザ情報」の記憶態様の他の例を示す。これらの情報は、図8から図9に示されたように、マークアップ言語で記憶されていてもよい。
【0061】
ここで、イベントの発生とは、ユーザ情報に、どのようなイベントが生じたときにその通知を行なうかについて設定されていてもよいし、部分管理サーバ200において設定されていてもよい。
【0062】
[1−6.部分管理サーバ情報]
図6は、部分管理サーバ情報記憶部122に記憶された情報の内容の一例を示す。
【0063】
図6を参照して、部分管理サーバ情報は、部分管理サーバ200毎に記憶されている情報である。
【0064】
部分管理サーバ情報は、部分管理サーバアドレス、機器プロパティ形式、および通信形式から主に構成される。
【0065】
部分管理サーバアドレスは、各部分管理サーバ200のネットワーク501上のアドレスである。図5に示したユーザ情報の部分管理サーバ情報のアドレスと同一である。
【0066】
機器プロパティ形式は、対応する部分管理サーバ200によって管理される機器の種類の数だけ含まれる情報であり、上記部分管理サーバアドレスに記載のアドレスを有する部分管理サーバ200において管理される機器についてのどのようなプロパティ情報があるかを示す情報である。
【0067】
図6で示される部分管理サーバ情報の例では、1つの機器プロパティ形式は、機器のカテゴリ、機器ID、名称、送信される制御コマンドの種類、および制御コマンドによって機器が制御された結果の状態を表すステータスの種類で構成されている。図6の例では、部分管理サーバが管理する機器として、照明機器のカテゴリを有する機器と温度計のカテゴリを有する機器についての機器プロパティ形式が示されている。
【0068】
照明のカテゴリを有する機器については、機器IDと名称とコマンドの種類とステータスの種類といったプロパティを有し、コマンドの種類には、“on”、“off”、“status”の3種類が存在し、ステータスの種類には、“on”、“off”の2種類が存在することを表している。
【0069】
また、温度計のカテゴリを有する機器については、機器IDと名称とコマンドの種類とステータスの種類といったプロパティを有し、コマンドの種類には、“status”の1種類が存在し、ステータスの種類として、温度の値を摂氏で扱うことが示されている。
【0070】
通信形式の情報としては、通信方式、制御データ形式、およびステータスデータ形式を含む。
【0071】
通信方式とは、総合管理サーバ100が当該部分管理サーバ200と通信する際の方式を特定する情報である。
【0072】
制御データ形式は、総合管理サーバ100が、当該部分管理サーバ200に送信する制御データのデータ形式を表している。図6では、制御データに含まれるデータ形式として、ユーザを識別するユーザIDと機器を識別する機器IDと制御コマンドが含まれる例が示されている。また、ユーザIDとしては、後述する認証許可証を用いることが示されている。
【0073】
ステータスデータ形式は、総合管理サーバ100が、当該部分管理サーバ200から受信するステータスデータのデータ形式を表している。図6の例では、ステータスデータに含まれるデータ形式として、ユーザを識別するユーザIDと機器を識別する機器IDと機器の状態を示すステータスが含まれる例が示されている。また、ユーザIDとしては、後述する認証許可証を用いることが示されている。
【0074】
なお、図10に、記憶部110における「部分管理サーバ情報」の記憶態様の他の例を示す。これらの情報は、図10に示されたように、マークアップ言語で記憶されていてもよい。
【0075】
[1−7.レイアウト情報]
図7は、レイアウト情報記憶部123に記憶されている情報の内容の一例を示す。
【0076】
図7に示されたレイアウト情報は、各確認用画面を表示するための情報であって、たとえばXML形式のファイルとすることができる。
【0077】
図7を参照して、レイアウト情報には、各ファイルのファイル名(レイアウトファイル名)と、確認用画面の背景色と、確認用画面に表示される各アイコンについての情報(アイコン情報(1)〜(9))と、確認用画面に表示されるボタンについての情報(ボタン情報(1)〜(3))と、確認用画面に表示されるオブジェクト(オブジェクト631等)を表示させるための情報を含む。
【0078】
各アイコン情報および各ボタン情報は、それぞれの画面において各アイコンまたはボタンを特定する情報(アイコンIDまたはボタンID)と、当該アイコンまたはボタンが確認用画面において表示される位置(座標)を含む。
【0079】
[1−8.全体管理処理]
次に、総合管理サーバ100が、携帯端末300に対して、当該携帯端末300のユーザに複数の部分管理サーバ200に管理されている機器の情報を提供するための処理である全体管理処理について、当該処理のフローチャートである図11を参照して説明する。
【0080】
図11を参照して、制御部101は、全体管理処理では、まずステップS1において、ユーザ登録を行ない、ステップS2へ処理を進める。
【0081】
ここでは、ユーザ情報(図5参照)のユーザIDおよびログイン情報が登録される。
ステップS2では、制御部101は、当該ユーザについての、部分管理サーバ200による管理の対象となっている機器についての情報を取得し、登録する処理を実行して、ステップS3に処理を進める。なお、ステップS2における機器情報登録処理の詳細については、図12を参照して後述する。
【0082】
ステップS3では、制御部101は、携帯端末300に表示させる確認用画面のレイアウトを編集する処理を実行して、ステップS4へ処理を進める。ステップS3におけるレイアウト編集処理の内容の詳細については、図13を参照して後述する。
【0083】
ステップS4では、制御部101は、ステップS2で情報を登録した機器についての制御コマンドの送信等の処理(機器制御処理)を実行する。ステップS4における機器制御処理の内容の詳細については、図14を参照して後述する。
【0084】
[1−9.機器情報登録処理]
次に、ステップS2の機器情報登録処理について、当該処理のサブルーチンのフローチャートである図12を参照して説明する。
【0085】
なお、総合管理サーバ100において機器情報登録処理が実行される際の、総合管理サーバ100、部分管理サーバ200、および携帯端末300の間でのデータの送受信についてのタイミングチャートを図15に示す。以下、機器情報登録処理の内容の説明では、適宜図15も参照して、説明する。
【0086】
機器情報登録処理では、制御部101は、まずステップS201で、携帯端末300を操作するユーザのユーザ認証を行なって、ステップS202へ処理を進める。ステップS201におけるユーザ認証には、ステップS1で取得したユーザ情報の中のログイン情報やユーザIDが用いられる。
【0087】
ステップS202では、制御部101は、ステップS201でユーザ認証を行なった携帯端末300から部分管理サーバのアドレスを受信して、ステップS203へ処理を進める。
【0088】
このとき、携帯端末300は、総合管理サーバ100に対して、取得することを希望する管理情報を保持している部分管理サーバ200のネットワーク501上のアドレスを、総合管理サーバ100に送信する。
【0089】
ステップS202の処理により、ユーザ情報の部分管理サーバ情報の「アドレス」の欄に、ステップS202で取得した部分管理サーバ200のアドレスを登録する。
【0090】
ステップS203では、制御部101は、ステップS202で取得した部分管理サーバのアドレスにアクセスし、当該部分管理サーバ200からステップS201で認証したユーザについての機器の情報の提供を許可するための情報を受信して、ステップS204へ処理を進める。
【0091】
ステップS202,S203の処理内容について、図15を参照して説明する。総合管理サーバ100が、部分管理サーバ200のアドレスを携帯端末300から取得すると(図15の[A1])、全体管理サーバ100から携帯端末300に、リダイレクト命令がなされる(図15の[A2])。このリダイレクト命令では、総合管理サーバ100は、携帯端末300に対して、自機のネットワーク501上のアドレス、ステップS202で受信した部分管理サーバ200のアドレス、および部分管理サーバ200に対する認証依頼を含む。
【0092】
これに応じて、携帯端末300は、受信した部分管理サーバ200のアドレスに対して、機器の情報を取得することの許可を要求する情報が送信される(図15の[A3])。
【0093】
これに応じて、部分管理サーバ200は、携帯端末300に対して、当該部分管理サーバ200に対してログインをし、認証を受けることを要求する情報を送信する(図15の[A4])。
【0094】
これに応じて、携帯端末300は、部分管理サーバ200に対して、ログインのために必要な情報を送信する(図15の[A5])。なお、携帯端末300と部分管理サーバ200との間には、部分管理サーバ200に携帯端末300がログインするための設定が予めなされているものとする。
【0095】
携帯端末300からのログイン情報の提供に応じて、部分管理サーバ200は、リダイレクト用命令を、携帯端末300に対して送信する(図15の[A6])。このリダイレクト命令には、[A3]で受信した総合管理サーバ100のアドレス、自機のアドレス、および自機が他の機器を認証するための認証許可証が含まれる。
【0096】
これに応じて、携帯端末300は、総合管理サーバ100に対して、当該携帯端末300のユーザが所有している機器の情報を部分管理サーバ200から取得することについての許可が得られたこと(総合管理サーバ100が)を通知する(図15の[A7])。この通知には、部分管理サーバ200のアドレスおよび当該部分管理サーバ200から送信された認証許可証が含まれる。
【0097】
以上のように、部分管理サーバ200から送信された認証許可証を総合管理サーバ100が受信することにより、ステップS203の許可通知の受信が実現される。
【0098】
図12に戻って、ステップS203で許可通知を受信した後、制御部101は、部分管理サーバ200に対して、携帯端末300のユーザが所有している機器の情報の取得を要求する情報を送信して、ステップS205へ処理を進める。ここでは、総合管理サーバ100から部分管理サーバ200に対して、部分管理サーバ200から送信された認証許可証が送信される(図15の[A8])。
【0099】
図12に戻って、ステップS205では、制御部101は、部分管理サーバ200から、ステップS204で取得を要求した所有機器についての情報を受信して、ステップS206へ処理を進める。この処理は、図15の[A9]に相当する。
【0100】
そして、ステップS209で、制御部101は、ユーザ情報に、ステップS205で受信した所有機器の情報を登録して、機器情報登録処理を終了し、図11へ処理をリターンさせる。
【0101】
ステップS206の処理により、ユーザ情報(図5参照)の各部分管理サーバ情報の認証許可証および機器IDが登録される。つまり、ステップS205では、総合管理サーバ100は、部分管理サーバ200から、当該部分管理サーバにログインした(図15の[A4])ユーザに関連付けられている機器のIDを、部分管理サーバ200から受信する。そして、当該機器IDを、ステップS206で、ユーザ情報の部分管理サーバ情報として登録する。
【0102】
[1−10.レイアウト編集処理]
次に、ステップS3のレイアウト編集処理について、当該処理のサブルーチンのフローチャートである図13を参照して、その内容を説明する。
【0103】
図13を参照して、レイアウト編集処理では、制御部101は、まずステップS301で、ユーザ認証を行なって、ステップS302へ処理を進める。ここでは、ステップS201と同様に、携帯端末300のユーザ認証が行なわれる。
【0104】
ステップS302では、制御部101は、確認用画面についての基本的な設定事項の入力の受付けをして、ステップS303へ処理を進める。ステップS302では、たとえば、確認用画面の背景色や、これから作成するレイアウトファイルのファイル名、確認用画面に表示させるオブジェクト情報の内容およびその配置(座標)を含む。ステップS302で受付けられた情報は、レイアウト情報(図7)の対応する項目として登録される。
【0105】
ステップS303では、制御部101は、レイアウト編集処理においてこれ以降使用される変数Nを1に初期化して、ステップS304へ処理を進める。
【0106】
ステップS304では、制御部101は、ステップS301で認証したユーザについてのN番目の機器に対応したアイコンを携帯端末300に表示させて、ステップS305へ処理を進める。
【0107】
ステップS305では、制御部101は、ステップS304で表示させたN番目のアイコンの配置を指定する情報の入力を携帯端末300から受付けて、ステップS306へ処理を進める。
【0108】
ステップS306では、変数Nを1加算更新して、ステップS307へ処理を進める。
ステップS307では、ステップS301で認証したユーザについて、ステップS206で登録した機器についてのN番目の機器の情報が登録されているか否かを判断し、されていると判断するとステップS304へ処理を戻し、されていないと判断するとステップS308へ処理を進める。
【0109】
ステップS308では、制御部101は、確認用画面に表示させるボタンについての情報の入力を受付けて、レイアウト編集処理を終了させ、処理を図11へリターンさせる。
【0110】
ステップS308で入力を受付ける情報とは、ユーザ情報(図5)に示したユーザ情報の「ボタンと制御コマンドのリンク」を構成する情報である。ステップS308では、制御部101は、機器に送信するコマンド(の組合せ)をアサインしたいボタンの数だけ、ボタンと制御コマンドのリンクの情報を入力し、当該情報がステップS308で受付けられる。ここで受付けられた情報は、ユーザ情報(図5)の「ボタンと制御コマンドのリンク」の欄に登録される。
【0111】
以上説明したレイアウト編集処理において、ステップS304〜ステップS305の処理により、図7でアイコン情報(1)〜(9)として示したような、アイコンIDとその確認用画面において表示される座標が生成されて、レイアウト情報として登録される。
【0112】
また、ステップS304の処理により、ユーザ情報(図5)のアイコン表示とステータスのリンクとして説明された、各アイコンの表示態様と当該アイコンが対応する機器のステータスとの関連付けについての情報の入力が受付けられ、当該情報が、ユーザ情報(図5)としてユーザ情報記憶部121に登録される。
【0113】
以上説明したレイアウト編集処理では、ステップS304およびステップS305により、ステップS301で認証されたユーザについて、ユーザ情報において登録されている機器IDについて、1つずつ順に携帯端末300に表示されて、確認用画面中での表示位置が決定される。
【0114】
なお、本発明では、これに限られず、当該ユーザについて記憶された機器のすべてのアイコンを一度に携帯端末に表示させて、その配置をユーザに決定させ、その結果の情報を総合管理サーバ100が受信しレイアウト情報(図7)として登録してもよい。
【0115】
このような場合、ユーザ端末300には、図17の画面650が表示される。
図17の画面650には、間取図600A内に、既に、アイコン601〜604の配置が決定されて表示されている。そして、間取図600Aの外部には、アイコン611〜615が、各アイコンの名称(「玄関」「居間」等)とともに表示されている。
【0116】
携帯端末300のユーザは、アイコン611〜615について、アイコン611〜615の、間取図600Aにおける表示位置を指定する。これにより、図18に画面651として示すように、アイコン611〜615が、間取図内(または間取図600A上)に表示されるように配置が変更される。
【0117】
さらに、ステップS308の処理により、確認用画面に表示されるボタンについての情報が入力されると、それに応じて、携帯端末300には、図19に画面652として示されるように、ボタン621〜623がさらに表示される。
【0118】
図1(B)、図17〜図20では、アイコン601〜604,611〜615の表示態様の変更は、各アイコンにハッチングを付す/付さないことによって表現されている。このような表示態様の変更は、ユーザ情報(図5)のアイコン表示とステータスのリンクにおけるカラーとステータスの関係を表わしている。各アイコンに対応する機器の状態(ステータス)が変化すれば、それに応じて、携帯端末300で表示される各アイコンの態様の変更される。
【0119】
たとえば、玄関の窓(ドア)の開閉を検出するセンサの検出出力が変化すれば、当該センサに対応するアイコン611の、確認用画面における表示態様も変更される。具体的には、図19から図20に示されるように変更される。図19と図20では、アイコン611の表示色が異なっている。このことは、両図において、当該アイコンにハッチングを付す/付さないで表わされている。
【0120】
[1−11.機器制御処理]
図14は、ステップS4の機器制御処理のサブルーチンのフローチャートである。図16は、総合管理サーバ100において機器制御処理が実行される際のデータの送受信のタイミングチャートである。以下、図14および図16を主に参照しつつ、機器制御処理の内容について説明する。
【0121】
まず図14を参照して、機器制御処理では、制御部101は、ステップS401で、ユーザ認証を行なって、ステップS402へ処理を進める。ここでは、携帯端末300からの、機器を制御する情報を受付ける。したがって、制御部101は携帯端末300のユーザを、ステップS201と同様に認証を行なう。ステップS401におけるユーザ認証では、まず携帯端末300から総合管理サーバ100に対してログインのための情報が送信され(図16の[B1])、これに応じて、総合管理サーバ100では、入力された情報がユーザ情報(図5)のログイン情報と合致するか否かを判断し、合致すると判断すると認証に成功したとして、それ以降の処理を進める。
【0122】
そして、ユーザの認証に成功したと判断すると、総合管理サーバ100から携帯端末300に対して、表示データが送信される(図16の[B2])。ここで送信される表示データとは、図1(B)に示した画面600のような確認用画面を表示するためのデータである。
【0123】
図14に戻って、ステップS401の後、制御部101は、ステップS402で、携帯端末300から制御用情報を受信して、ステップS403へ処理を進める。
【0124】
図16を参照して、携帯端末300では、[B2]で、総合管理サーバ100から表示データを受信した後、ユーザからボタンの押下がなされると([B3])、総合管理サーバ100に対して、当該ボタンが押下されたことを通知する情報が送信される([B4])。当該通知を受信することが、ステップS402における制御用情報の受信に相当する。
【0125】
図14に戻って、ステップS403では、制御部101は、ステップS402で受信した制御用情報に対応した機器IDおよびコマンドを抽出して、ステップS404へ処理を進める。この処理は、図16では、[B5]に相当する。
【0126】
そして、具体的には、制御部101は、ステップS402では、押下されたボタンについてのボタンIDを受信するので、これに応じて、制御部101は、ステップS403で、当該ボタンIDに、ユーザ情報(図5)において関連付けられている機器IDとコマンドを、抽出する。
【0127】
ステップS405では、制御部101は、ステップS403で抽出した機器IDのそれぞれについて、当該機器を管理するサーバのアドレスを抽出して、ステップS405へ処理を進める。
【0128】
具体的には、ステップS403で抽出した機器IDについて、ユーザ情報(図5)の部分管理サーバ情報において対応するアドレスを抽出する。
【0129】
ステップS405では、制御部101は、ステップS404で抽出した部分管理サーバ200にアクセスして、ステップS406へ処理を進める。
【0130】
ステップS406では、制御部101は、ステップS405でアクセスした部分管理サーバ200に対して、ステップS403で抽出したコマンドを送信して、ステップS407へ処理を進める。
【0131】
図16では、ステップS406のコマンド送信は、[B6]および[B12]の処理に相当する。
【0132】
つまり、たとえば、図5のボタンと制御コマンドのリンクのボタンID「button_a」のボタンが携帯端末300において押下されて、その旨が総合管理サーバ100に通知されると、図5のユーザ情報のボタンと制御コマンドのリンクの機器ID(1)〜機器ID(4)の機器について、機器やコマンドが抽出され、そして、各コマンドが対応する部分管理サーバ200に送信される。
【0133】
なお、総合管理サーバ100から部分管理サーバ200へコマンドが送信される際のデータの形式は、図6に示した「通信形式」に従う。つまり、「通信方式」の「制御データ形式」の各項目に抽出された機器やコマンドの情報が挿入されて生成されたデータが、「通信方式」に従ったプロトコルで送信される。
【0134】
具体的には、機器ID(1)と機器ID(2)として登録されている「wd1」と「wd2」については、部分管理サーバ200のアドレスとして、部分管理サーバ情報を参照されることにより、アドレス「http://qer.jp」が抽出される。したがって、このアドレスに対して、機器ID(1)についてコマンド(1)が、そして、機器ID(2)についてコマンド(2)が、それぞれ送信される。まとめると、「wd1」と「wd2」を「open」するというコマンドが、上記アドレスを送信先として送信される(図16の[B6])。
【0135】
また、機器ID(3)の「lt1」と機器ID(4)の「lt2」は、いずれも、部分管理サーバ情報において、アドレス「http://xxxxjjj.jp」というアドレスが抽出される。そして、当該アドレスに対して、機器ID(3)についてコマンド(3)が、また、機器ID(4)についてコマンド(4)が、それぞれ送信される。まとめると、「lt1」と「lt2」を「on」するためのコマンドが上記アドレスに送信される(図16の[B12])。
【0136】
図14に戻って、ステップS406でコマンドを送信した後、制御部101は、ステップS407で、部分管理サーバ200から機器のステータスを受信して、ステップS408へ処理を進める。
【0137】
ここでのステータスの受信については、図16を参照してより具体的に説明する。
[B6]で、機器ID「wd1」と「wd2」について「open」のコマンドが送信されると、受信した部分管理サーバは、それぞれの窓の開閉のために駆動する装置に対して、受信したコマンドに対応した動作をするように指令を送信する([B7],[B9])。
【0138】
部分管理サーバ200は、当該コマンドの送信の次に、制御対象とした機器のステータスを返信するよう、要求する。これに応じて、各窓の駆動装置がコマンドに応じて動作をした後、各窓に取付けられたセンサ(センサ820)が、駆動された機器のステータスを部分管理サーバ200に対して返信する([B8],[B10])。
【0139】
そして、部分管理サーバ200は、総合管理サーバ100に対して、受信したステータスを送信する([B11])。
【0140】
このように部分管理サーバ200から送信されることによって受信したステータス情報を受信することにより、ステップS407の処理が実現される。
【0141】
なお、ステップS406で総合管理サーバ100からコマンドが送信されるのは、1つの部分管理サーバ200に限られない。図16において[B6]と[B12]として示されるように、携帯端末300において、単一のボタンが送信された旨の通知に応じて、複数のサーバに対してコマンドを送信することもある。
【0142】
そして、[B12]のコマンド送信についても、部分管理サーバ200から各制御機器(照明1,照明2)についてコマンドが送信され([B13],[B15])、これらのそれぞれに応じて、ステータスが返信される([B14],[B16])。
【0143】
部分管理サーバ200は、ステータスが返信されたことに応じて、これらを総合管理サーバ100に送信する([B17])。
【0144】
図14に戻って、ステップS407でステータス情報を受信すると、制御部101は、ステップS408で、ステップS401で認証したユーザについての、確認用画面を表示させる情報を修正して、ステップS409へ処理を進める。
【0145】
ここでは、具体的には、ステータスが変化した機器について、アイコン表示とステータスのリンク(図5)に従って、表示色などの表示態様を変更されるように、確認用画面を表示させる情報を修正する。
【0146】
ステップS409では、ステップS401で認証したユーザ(携帯端末300)に対して、ステップS408で修正した確認用画面を表示させるための情報を送信して、機器制御処理を終了させ、処理を図11へリターンさせる。
【0147】
ステップS408およびステップS409における表示用情報の修正および携帯端末300への送信が、図16の[B18]および[B19]に相当する。つまり、機器のステータスが変更されたことに応じて、確認用画面を表示させるための情報が修正され、当該修正後の情報が携帯端末300に送信されることにより、携帯端末300で表示される確認用画面の内容が変更されることになる(たとえば、図19の画面652から図20の画面653等)。このことが、総合管理サーバ100から携帯端末300に対して、各機器の制御結果のステートが通知され、当該通知に応じて、携帯端末300で表示されるアイコンに当該ステートの変更内容が反映されることに相当する。
【0148】
[1−12.総合管理サーバの制御部の機能について]
以上説明した本実施の形態では、ステップS402で制御用情報を受信し、ステップS403で、当該制御用情報から機器IDを抽出する制御部101の受付部151により、情報端末から、機器を特定する情報の入力を受付ける受付手段が構成されている。
【0149】
また、ステップS404の処理を実行する制御部101の抽出部152により、受付手段が情報を受付けた機器と記憶手段において関連付けられている情報処理装置を抽出する抽出手段が構成されている。
【0150】
また、ステップS405で部分管理サーバ200にアクセスし、ステップS406でコマンドを送信し、ステップS407で機器のステータスを受信する、制御部101の機器情報取得部153により、抽出手段が抽出したサーバから、受付手段が受付けた機器の情報を取得する機器情報取得手段が構成されている。
【0151】
なお、ステップS403のコマンドの抽出およびステップS406のコマンド送信は、制御部101のコマンド送信部156によって実行される。これにより、コマンド送信部156により、抽出手段が抽出したサーバに、受付手段が入力を受付けた機器への制御コマンドの送信の条件となる情報に対応する制御コマンドを送信するコマンド送信手段が構成されている。
【0152】
そして、ステップS409で修正後の表示用情報を携帯端末300に送信する、制御部101の情報送信部154により、機器情報取得手段が取得した機器の情報を、受付手段が情報の入力を受付けた情報端末に送信する情報送信手段が構成されている。
【0153】
なお、本実施の形態では、各手段は、制御部101が、プログラム記憶部111に記憶されたプログラムを実行することにより実現されたが、各手段は、専用のハードウェア装置(回路等)によって実現されてもよい。
【0154】
また、制御部101は、総合管理サーバ100の本体に対して着脱可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、本明細書で説明されるような処理を実行することもできる。
【0155】
なお、一般的傾向として、コンピュータのオペレーティングシステムの一部として様々なプログラムモジュールを用意しておき、アプリケーションプログラムはこれらモジュールを所定の配列で必要なときに呼び出して処理を進める方式が一般的である。そうした場合、本実施の形態の情報処理装置を実現するためのソフトウェア自体にはそうしたモジュールは含まれず、当該コンピュータでオペレーティングシステムと協働してはじめて情報処理装置が実現することになる。しかし、一般的なプラットフォームを使用する限り、そうしたモジュールを含ませたソフトウェアを流通させる必要はなく、それらモジュールを含まないソフトウェア自体およびそれらソフトウェアを記録した記録媒体(およびそれらソフトウェアがネットワーク上を流通する場合のデータ信号)が実施の形態を構成すると考えることができる。
【0156】
[1−13.システムの構成について]
以上説明した本実施の形態では、図1(A)に示したように、1人のユーザ(1台の携帯端末300)について、1軒のユーザ宅800についての情報のみを扱うように記載されていたが、本願発明はこれに限定されない。
【0157】
たとえば、図21に示されるように、総合管理サーバ100は、複数のユーザ宅800A,800Bに設置された機器について、別のユーザの機器の情報として管理することができる。
【0158】
具体的には、第1部分管理サーバ200Aは、ユーザ宅800Aのセンサ820Aとユーザ宅800Bのセンサ820Bについて、検出出力を管理している。また、第2部分管理サーバ200Bは、ユーザ宅800Aの照明器具810Aとユーザ宅800Bの照明器具810Bについて、その動作状況などを管理している。
【0159】
総合管理サーバ100は、ユーザ宅800Aと携帯端末300AをユーザAについてのものとし、また、ユーザ宅800Bと携帯端末300BをユーザBのものとして、別々に扱うことができる。
【0160】
具体的には、携帯端末300Aからのコマンド送信要求に対して、総合管理サーバ100は、第1部分管理サーバ200Aと第2部分管理サーバ200Bに対して、ユーザ宅800A内の窓821Aの開閉や照明器具810Aの点灯/消灯の切換えのコマンドを送信する。これに応じて、総合管理サーバ100は、第1部分管理サーバ200Aと第2部分管理サーバ200Bから、ユーザ宅800Aについての、窓の開閉状況のステータスや照明器具810Aの点灯/消灯についてのステータスの情報を受信し、当該情報に従って、総合管理サーバ100から携帯端末300Aに送信される、確認用画面の表示用の情報が作成・修正され、携帯端末300Aへ送信される。これにより、携帯端末300Aでは、ユーザ宅800A内の機器の状態に応じた確認用画面が表示される。
【0161】
また、携帯端末200Bからのコマンド送信要求に対しても、第1部分管理サーバ200Aと第2部分管理サーバ200Bに対して、ユーザ宅800B内の窓821Bの開閉や照明器具810Bの点灯/消灯の切換えのコマンドを送信する。これに応じて、総合管理サーバ100は、両サーバからコマンドに対応するステータスの情報を受信し、当該情報に従って修正された確認用画面の表示用の情報を携帯端末200Bに送信する。これにより、携帯端末200Bでは、ユーザ宅800B内の機器の状態に応じた確認用画面が表示される。確認用画面を表示するための情報の生成(および、ステップS408の修正)は、生成部155によって実行される。
【0162】
[2.第2の実施の形態]
以上説明した第1の実施の形態では、同一のユーザ(同一のユーザID)に関連付けられている機器IDについてのステータス情報が、同じ1つの画面(図1(B)の画面600等)に反映されていた。このことは、画面600において、第1部分管理サーバ200Aによるステータスの管理によって表示態様が決定されるアイコン611〜615と、第2部分管理サーバ200Bによるステータス管理によって表示態様が決定されるアイコン601〜604とが、1つの画面(画面600)に表示されていることに基づく。
【0163】
本実施の形態では、総合管理サーバ100の制御部101は、同一のユーザIDに関連付けられ、複数の部分管理サーバ200に関連付けている複数の機器についてのステータス情報やコマンドを、統一して管理しつつ、携帯端末300では別々に表示されるように、管理しても良い。
【0164】
具体的には、制御部101は、図22(A)および図22(B)に示すような画面653が表示されるような表示用情報を携帯端末300に送信しても良い。画面653は、確認用画面である。
【0165】
画面653には、タブ653Aとタブ653Bが含まれており、タブごとに間取図600Aが表示されている。
【0166】
そして、タブ653Aを操作されると、図22(A)に示されるように、第1部分管理サーバ200Aに管理される機器の情報として、アイコン611〜615を含む画面が表示される。また、タブ653Bが操作されると、図22(B)に示されるように、第2部分管理サーバ200Bに管理される機器の情報として、アイコン601〜604を含む画面が表示される。制御部101は、ユーザ情報(図5)における部分管理サーバ情報ごとにレイアウト情報を作成することにより、図22(A)および図22(B)に示すような画面についての表示用情報を生成し、携帯端末300へ送信する。
【0167】
[3.第3の実施の形態]
以上説明した第1の実施の形態では、総合管理サーバ100は、携帯端末300から情報を受信したことに応じて、部分管理サーバ200に対して、機器の制御についてのコマンドを送信していた(ステップS402〜ステップS406)。
【0168】
本実施の形態では、図23に示すように、携帯端末300を所持するユーザが移動することにより、携帯端末300の位置が移動するが、当該携帯端末300の位置情報に応じて、総合管理サーバ100が、部分管理サーバ200に対して、機器の制御コマンドを送信するための情報を送信する。
【0169】
図24は、本実施の形態の総合管理サーバ100のブロック図である。
本実施の形態の総合管理サーバ100は、図2に示した第1の実施の形態の総合管理サーバ100に対して、携帯端末300の位置情報を取得する位置情報取得部157をさらに備えている。
【0170】
図25は、本実施の形態の携帯端末300のブロック図である。
本実施の形態の携帯端末300は、図4に示した第1の実施の形態の携帯端末300の構成要素に加え、さらに、GPS(Global Positioning System)受信部380を備えている。
【0171】
図26は、本実施の形態における機器制御処理のフローチャートである。
本実施の形態では、制御部101は、ステップS401でユーザ認証を行なった後、ステップS402Aで、ステップS401で認証した携帯端末300の位置情報を取得する。具体的には、制御部101は、携帯端末300に対して、位置情報を要求する。これに応じて、制御部301は、GPS受信部380が受信した情報に基づいて位置情報を生成し、総合管理サーバ100へ送信する。
【0172】
ステップS402Aで携帯端末300の位置情報を取得すると、制御部101は、ステップS402Bで、ステップS402Aで取得した位置情報が、予め定められた条件を満たしているか否かを判断し、満たしていないと判断するとステップS402Aへ処理を戻し、満たしていると判断するとステップS403Aへ処理を進める。
【0173】
ステップS403Aでは、制御部101は、予め定められた機器IDとコマンドを抽出し、ステップS404へ処理を進める。
【0174】
ステップS404では、ステップS403Aで抽出した機器IDに対応した部分官吏サーバ200のアドレスを抽出して、ステップS405へ処理を進める。
【0175】
ステップS405以降は、図14を参照して説明した各処理と同様である。
以上説明した本実施の形態の機器制御処理によれば、携帯端末300の位置情報が、予め定められた条件を満たせば、総合管理サーバ100から部分管理サーバ200に対して、機器についての制御コマンドを送信するための情報が送信される。
【0176】
このような処理は、たとえば、部分管理サーバ200がユーザ宅の冷暖房機の動作を管理している場合に適用することが考えられる。つまり、携帯端末300が、ユーザ宅800に対して所定の距離範囲内に近づいたことを条件として、冷房/暖房の運転を開始させることにより、ユーザが帰宅したときにはユーザ宅800の室内が適温とされているという状況を提供することができる。
【0177】
[4.第4の実施の形態]
以上説明した各実施の形態では、携帯端末300が総合管理サーバ100にアクセスし、総合管理サーバ100は、複数の部分管理サーバ200で分散して管理されている同じユーザIDについての機器の管理情報を統合して、携帯端末300に提供している。
【0178】
このような総合管理サーバ100の機能を携帯端末300に持たせることにより、図27に示すように、携帯端末300が直接第1部分管理サーバ200Aと第2部分管理サーバ200Bの各サーバから送信されてくる機器の制御情報を統合して、図1(B)に画面600として示すような確認用画面を生成していもよい。
【0179】
この場合、携帯端末300は、図28に示される構成となる。
携帯端末300は、サーバ機能部701と端末機能部702を有し、これらは互いに通信可能である。サーバ機能部701は、第1〜第3の実施の形態における総合管理サーバ100の機能を有し、端末機能部702は、各実施の形態における携帯端末300が有していた機能を有する。
【0180】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0181】
100 総合管理サーバ、101,201,301 制御部、102,202,302 通信制御部、103,203,320 入力部、110,210,310 記憶部、111,211,311 プログラム記憶部、120 データ記憶部、121 ユーザ情報記憶部、122 部分管理サーバ情報記憶部、123 レイアウト情報記憶部、151 受付部、152 抽出部、153 機器情報取得部、154 情報送信部、155 生成部、156 コマンド送信部、157 位置情報取得部、200 部分管理サーバ、2000A 第1部分管理サーバ、200B 第2部分管理サーバ、800 ユーザ宅。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器と当該機器を管理するサーバとを関連付けて記憶する記憶手段と、
情報端末から、機器を特定する情報の入力を受付ける受付手段と、
前記受付手段が情報を受付けた機器と前記記憶手段において関連付けられているサーバを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段が抽出したサーバから、前記受付手段が受付けた機器の情報を取得する機器情報取得手段と、
前記機器情報取得手段が取得した機器の情報を、前記受付手段が前記情報の入力を受付けた情報端末に送信する情報送信手段とを備える、情報管理装置。
【請求項2】
前記受付手段が特定する情報の入力を受付ける機器は、複数の機器を含み、
前記抽出手段は、前記複数の機器のそれぞれに関連付けられている複数のサーバを、前記記憶手段から抽出し、
前記機器情報取得手段は、前記複数のサーバから前記複数の機器のそれぞれの情報を取得し、
前記複数のサーバから取得した前記複数の機器の情報を1つの画面で表示する表示用情報を生成する生成手段をさらに備え、
前記情報送信手段は、前記受付手段に前記複数の機器を特定する情報を送信した情報端末に、前記生成手段が生成した表示用情報を送信する、請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項3】
前記受付手段は、前記機器への制御コマンドの送信の条件となる情報の入力をさらに受付け、
前記抽出手段が抽出したサーバに、前記受付手段が入力を受付けた前記機器への制御コマンドの送信の条件となる情報に対応する制御コマンドを送信するコマンド送信手段を含む、請求項1または請求項2に記載の情報管理装置。
【請求項4】
前記機器への制御コマンドの送信の条件となる情報は、前記情報端末に対する所定の操作がなされたことによって前記情報端末から送信される情報である、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項5】
前記情報端末の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、
前記機器への制御コマンドの送信の条件となる情報は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報に関する情報である、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項6】
前記受付手段が特定する情報の入力を受付ける機器は、複数の機器を含み、
前記抽出手段は、前記複数の機器のそれぞれに関連付けられている複数のサーバを、前記記憶手段から抽出し、
前記機器情報取得手段は、前記複数のサーバから前記複数の機器のそれぞれの情報を取得し、
前記複数の機器の情報を、情報を取得したサーバごとに1つの画面で表示する表示用情報を生成する生成手段をさらに備え、
前記情報送信手段は、前記受付手段に前記複数の機器を特定する情報を送信した情報端末に、前記生成手段が生成した表示用情報を送信する、請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項7】
機器と当該機器を管理するサーバとを関連付けて記憶するステップと、
情報端末から、機器を特定する情報の入力を受付けるステップと、
前記情報を受付けた機器と関連付けられて記憶しているサーバを抽出するステップと、
前記抽出したサーバから、前記受付けた機器の情報を取得するステップと、
前記取得した機器の情報を、前記情報の入力を受付けた情報端末に送信するステップとを備える、情報管理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
機器と当該機器を管理するサーバとを関連付けて記憶するステップと、
情報端末から、機器を特定する情報の入力を受付けるステップと、
前記情報を受付けた機器と関連付けられて記憶しているサーバを抽出するステップと、
前記抽出したサーバから、前記受付けた機器の情報を取得するステップと、
前記取得した機器の情報を、前記情報の入力を受付けた情報端末に送信するステップとを実行させる、情報管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2011−123704(P2011−123704A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−281292(P2009−281292)
【出願日】平成21年12月11日(2009.12.11)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】