情報表示システム及び方法、調査システム及び方法
【課題】 端末が、放送信号から透かしデータを検出して、透かしデータに関連する情報を端末に表示、そのような情報への端末による接触を測定する。
【解決手段】 端末は、受像機(TV)から音声を取得する(S105)。サーバは、端末からの問合せデータに含まれる透かしデータに対し、番組又はCMタイトルとURLを求め、端末に応答する(S107)。端末は、自動又はユーザ許可でURLに接続する(S109)。URLで指定されたウェブサイトでは、該当するウェブページを送信する(S111)。端末は、ウェブサイトからウェブページ情報を受信し、ディスプレイに表示する(S113)。測定サーバは、端末による接触ログをロギングする(S115)。
【解決手段】 端末は、受像機(TV)から音声を取得する(S105)。サーバは、端末からの問合せデータに含まれる透かしデータに対し、番組又はCMタイトルとURLを求め、端末に応答する(S107)。端末は、自動又はユーザ許可でURLに接続する(S109)。URLで指定されたウェブサイトでは、該当するウェブページを送信する(S111)。端末は、ウェブサイトからウェブページ情報を受信し、ディスプレイに表示する(S113)。測定サーバは、端末による接触ログをロギングする(S115)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示システム及び方法、調査システム及び調査方法に係り、特に、透かしを利用したセカンドスクリーン等の他の情報への連携に関する測定を行うことができる情報表示システム及び方法、調査システム及び調査方法に関する。
なお、「放送局又はメディア」、「放送メディア」とは、例えば、不特定多数の受け手を対象に素材・コンテンツをテレビ、パソコン、ラジオ、携帯機器等に放送・配信・報道するような機関・組織・主体などを指す。
【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタル放送に加え、BSデジタル放送やCS専門チャンネル放送などの普及、さらに新たな放送サービスの出現など、今後ますます放送サービスの多様化が進むものと思われる。
また、従来、テレビ視聴率やラジオ聴取率測定の手法のひとつに放送識別(ID)信号を利用するシステムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。放送ID信号とは、放送局を識別するための放送局毎にユニークに割り付けられた信号で、時刻データなども含むことができる。
【0003】
特許文献1には、「放送局や集計センターの外部に特別な設備を設けることなく、視聴率データ(透かし等で埋め込まれた放送ID信号)の欠落を抑制、補正する」(要約)ようにした、視聴データ処理システム、視聴データ処理装置等が記載されている。
特許文献2には、「埋め込み装置を含む送出システム構成を最適化することにより、透かし等の埋め込み情報の欠落を防止可能な送出システム」(要約)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−171606号公報
【特許文献2】特開2010−171870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
昨今の放送サービスの多様化が進められる環境下で、透かしを利用したセカンドスクリーン等の他の情報への連携に関する技術が展開されつつあり、他の情報へのアクセス等の視聴データに関する測定を行うシステムの構築が期待されつつある。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、端末が、放送信号から透かしデータを検出して、透かしデータに関連する情報を端末に表示する情報表示システム及び方法を提供することを一つの目的とする。さらに、本発明は、そのような情報への端末による接触を測定するための調査システム及び調査方法を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の解決手段によると、
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた情報表示システム、及び、該情報表示システムにおける情報表示方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示システム、及び、情報表示方法が提供される。
【0008】
本発明の第2の解決手段によると、
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた調査システム、及び、該調査システムにおける調査方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
前記端末は、前記ウェブサイトから指定されたウェブページを表示し、前記タグ、ユーザID、URLを含むアクセスデータにより、タグで指定された測定用サーバにアクセスし、
測定用サーバは、アクセスデータに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査システム、及び、調査方法が提供される。
【0009】
本発明の第3の解決手段によると、
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた情報表示システム、及び、該情報表示システムにおける情報表示方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示システム、及び、情報表示方法が提供される。
【0010】
本発明の第4の解決手段によると、
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた調査システム、及び、該調査システムにおける調査方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
前記リダイレクトサーバは、第2の応答データを返答する際、前記端末から受信した第1の接続データに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査システム、及び、調査方法が提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、端末が、放送信号から透かしデータを検出して、透かしデータに関連する情報を端末に表示する情報表示システム及び方法を提供することができる。さらに、本発明によると、そのような情報への端末による接触を測定するための調査システム及び調査方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】情報表示・調査システムの第1の実施の形態の構成図。
【図2】放送局の構成図。
【図3】受像機の構成図。
【図4】端末の構成図。
【図5】サーバの構成図。
【図6】ウェブサイトの構成図。
【図7】測定サーバの構成図。
【図8】端末蓄積部の説明図。
【図9】サーバ記憶部の第1の実施の形態の説明図。
【図10】調査処理についての第1の実施の形態のシーケンス図。
【図11】サーバでのアクセスロギングについてのシーケンス図。
【図12】調査システムの第2の実施の形態の構成図。
【図13】リダイレクトサーバの構成図。
【図14】サーバ記憶部の第2の実施の形態の説明図。
【図15】リダイレクトサーバ記憶部の説明図。
【図16】情報表示・調査処理についての第2の実施の形態のシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
A.第1の実施の形態
1.システム
図1に、調査システムの第1の実施の形態の構成図を示す。
本システムは、次の構成ブロックを備える。
・放送局1
・受像機2 (テレビ、パソコン、ワンセグ端末、セットトップボックス、録画再生機など)
・端末3(モバイル端末など)
・サーバ4(番組・CMタイトルとURLを端末へ返す。)
・ウェブサイト5(関連情報、ネットショップ、クーポンなど)
・測定サーバ6
【0014】
図2に、放送局の構成図を示す。
放送局は、ON/OFF設定部、透かし重畳部を備える。
【0015】
図3に、受像機の構成図を示す。
受像機は、音声再生部を備える。
【0016】
図4に、端末の構成図を示す。
端末は、音声IF部、検出部、蓄積部、表示部、通信部を備える。
【0017】
図5に、サーバの構成図を示す。
サーバは、通信部、アクセスカウント部、処理部、URL生成部、サーバ記憶部(蓄積部)を備える。
【0018】
図6に、ウェブサイトの構成図を示す。
ウェブサイトは、ウェブページを備える。
【0019】
図7に、測定サーバの構成図を示す。
測定サーバは、接触ログのログ記憶部を備える。
【0020】
図8に、端末の蓄積部の説明図を示す。
端末の蓄積部は、放送日時、局ID、チャンネルID、ON/OFFフラグ、検出日時(時刻)、を対応付けて記憶する。
【0021】
図9に、サーバ記憶部の第1の実施の形態の説明図を示す。
サーバ記憶部は、放送日時、局ID、チャンネルIDを含む透かしデータに対応して、番組またはCMタイトルとURLを記憶する。さらに、サーバが予め定められた手順で設定するサフィックスを対応して付加してもよい。なおこのサフィックスは、URLに含めるようにしてもよい。
【0022】
2.動作シーケンス
図10に、調査処理についての第1の実施の形態のシーケンス図を示す。
以下に、動作シーケンスを説明する。
【0023】
S101:放送局
放送局は、透かし重畳部で、透かしデータを埋め込む。ON/OFF設定部は、透かしデータとして、処理・調査対象として該当する又は非該当であるかを示すON/OFFフラグを設定することもできる。
透かしデータには、放送日時、局ID、チャンネルIDを含む。ただし、チャンネルIDはひとつの放送局にチャンネルが複数ある場合に指定するもので(たとえばマルチ放送、ワンセグ、IP放送など)、チャンネルを区別する必要がない場合は、必ずしも透かしデータに含める必要はない。以降、チャンネルIDの要不要条件は同様。
【0024】
S103:受像機
受像機は、放送局から放送信号(電波)を受信して、音声再生部により音声を再生する。受像機は、テレビやPC以外に様々な受信機を用いることができる。
【0025】
S105:端末
端末は、受像機から、音声IF部で、音声を取得する。音声IFは、マイク等の空間的に音声を取得するデバイスでも、イヤホンケーブルや、光ケーブル、HDMIなどの結線接続により音声を取得するデバイスでもよい。端末は、検出部で、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積する。透かしデータは、たとえば、所定の時間間隔等で埋められており、その2秒単位の所定時間、透かしデータを検出し、すべての透かしデータを蓄積していくことができる。また、端末には、時刻校正機能があり、校正された内部時計にしたがって、透かし検出日時(時刻)を、検出した透かしデータと対応付けて、蓄積部に蓄積することができる。
なお、透かしデータには、放送局で埋めこまれたON/OFFフラグを含む場合がある。その場合、端末は、フラグのON/OFFにしたがって、端末に蓄積するか否かを判断し、その結果に従い蓄積部に蓄積することもできる。蓄積部に蓄積された複数の透かしデータは、表示部で、リスト表示することができる。
端末は、自動又はユーザ選択(ユーザ許可)で、通信部を介し、透かしデータをサーバに問合せ通知する(問合せデータ)。なお、自動とは、透かしデータ検出したときに問合せ通知を実施するものであり、一方、ユーザ選択(ユーザ許可)とは、透かしデータ検出後に、表示部でユーザ許可が入力されたものについて、問合せデータを送信するものをいう。問合せデータには、例えば、透かしデータとして、放送日時、局ID、チャンネルIDと、検出日時、位置情報、ON/OFFフラグを含む。
【0026】
S107:サーバ
サーバは、サーバ記憶部を参照し、端末からの問合せデータに含まれる透かしデータに対し、番組又はCMタイトルとURLを求める。このとき、サーバは、透かしデータの放送日時、局ID、チャンネルIDからどの番組又はCMかを特定し、番組又はCMタイトルとURLを含む応答データを作成し、応答データを端末に応答する。応答データ作成において、端末から検出日時、位置情報、ON/OFFフラグが送信される場合は、これらによって応答データを変更することもできる。ここで、URLには、ネットワーク上のアドレスを示すだけでなく、のちに、端末と、端末からの問合せと端末への情報表示を対応付けるために、サーバは適宜のサフィックスを付加することができる。サフィックスは、シーケンス番号でも乱数的に発生させた番号や記号など、適宜の番号・記号等を用いることができる。
【0027】
S109:端末
端末は、応答データをサーバから受信し、送信した透かしデータと受信した応答データを対応して、端末内に蓄積する。端末は、透かしデータ及び/又は応答データをリスト表示することができる。端末は、自動で接続する場合は、URLを受信した後に、接続データを送信して、自動でURLにアクセスし、URL先のウェブサイトのウェブページを表示する。または、接続するか否かのユーザ許可を問うことで、許可の場合接続データを送信してURLに接続することができる。いずれの場合でもURLに接続する際に、ウェブサイトでのアクセスロギング等のために、端末を特定するID(以下、ユーザ識別子(UID)という。)及びサフィックスも送信することができる。なお、この際、端末の位置情報、又は、個人識別情報などを同時に送信するようにしてもよい。個人識別情報とは、端末を使用する人物を特定する情報であり、たとえば、手動または自動認識手段により、設定・保持ができる。
【0028】
S111:ウェブサイト
URLで指定されたウェブサイトでは、該当するウェブページを送信する。サフィックスが設定されると、ウェブサイトでは、URLアクセスのサフィックスと、端末を特定するUIDから、サーバに対するどのURL問合せか(問合せデータ、応答データ)と、端末のUIDとを対応付ける(ひもづける)ことが可能となり、より有効なアクセスロギングが可能となる。
ウェブページのコンテンツとしては、出演者、番組で紹介された場所、商品、サービス等に関連した情報、またはクーポン、または広告、またはネットショッピングサイト、テレビでは伝えきれない追加的な情報など、適宜のものを採用することができる。なお、ウェブサイトは、端末のUIDまたは、個人識別情報、位置情報などに応じて、応答するウェブページの内容を変更することができる。
【0029】
S113:端末
端末は、ウェブサイトからウェブページ情報を受信し、ディスプレイに表示する。
【0030】
S115:測定サーバ
なお、ステップS111では、ウェブサイトは、端末へ送信するウェブページに所定のタグを埋め込むことができる。以下で詳述するように、このタグにより、アクセスロギングが可能となる。埋め込まれたタグは、測定サーバにて測定される。なお、以下では、一例として、「測定サーバ」は、(ログのリンクの都合等で、)「サーバ」と同じものとして説明するが、別のものとして、必要な情報をやりとりするようにしてもよい。
【0031】
測定サーバ(サーバ)による接触ログのロギングは、次のように処理が実行される。
(1)ステップS111で、ウェブサイトは、ウェブページに、ログを測定するための測定サーバにアクセスするためのタグを埋めこむことができる。
(2)このタグにより、測定サーバでは、端末で表示したかどうかを測定が可能となる。なお、タグに含まれるものは、例えば、測定サーバにあるタグのアドレス、タグファイル名とすることができる。
(3)端末で、上述のように、ウェブページを表示すると、それを契機に、端末は、タグが示す測定サーバにも、アクセスする。
ここで、端末から送信されるデータは、例えば、以下の通りである。
・ユーザ識別子(UID)
・端末の、または、端末が属するグローバルIPアドレス
・ウェブページアドレス(サフィックス付)
など。
(4)測定サーバでは、ステップS113で、端末からのアクセスのサフィックス付ウェブページアドレス(URL)と、ステップS107で、サーバが先に端末からの問合せに応答した、応答データに含まれるサフィックス付URLにより、アクセスログを同じサフィックスによりひもづけし、接触ログをロギングする。
(5)測定サーバで接触ログとしてロギングするもの(接触ログに含まれるもの)は、例えば、以下の通りである。
・ユーザ識別子(UID)
・グローバルIPアドレス
・タグのアドレス、タグファイル名
・ウェブページアドレス(サフィックス付)
・ロギング日時
・サーバでの透かし問合せ時の問合せ日時、
・放送日時/局ID/チャンネルID(ch ID)
など。
なお、作成された各種ログは、適宜のログ記憶部に記憶される。
【0032】
3.サーバでのアクセスロギング
図11に、サーバでのアクセスロギングについてのシーケンス図を示す。
サーバによるアクセスログロギングは、次のように処理が実行される。
【0033】
(1)図10と同様に、ステップS101、S103の処理後に、ステップS105で、端末は、透かしデータを抽出して、サーバに問い合わせる(問合せデータ)。
端末から、問合せデータにより送られるものは、例えば、次の通り。
・端末の、または、端末が属するグローバルIPアドレス
・放送日時/局ID/ch ID
・位置情報
・検出日時
など。
(2)ステップS307で、サーバでは、応答データとして、番組又はCMタイトルと、URL(サフィックス付き)を返送する。サーバは、このとき、問合せデータを元に、アクセスロギング(サーバログ)を行うことができる。
ロギングデータは、例えば、以下の通り。
・端末のグローバルIPアドレス
・放送日時/局ID/ch ID
・位置情報
・検出日時
・サフィックス(ひもづけに使用)
・ロギング日時
など
(3)アクセスロギングデータは、リダイレクトサーバログ(後述)及び/又は測定サーバによる接触ログ(前述)と、サフィックスによりひもづけすることが可能である。
なお、作成された各種ログは、適宜のログ記憶部に記憶される。
【0034】
B.第2の実施の形態
1.システム
図12に、調査システムの第2の実施の形態の構成図を示す。
本システムは、次の構成ブロックを備える。
・放送局1
・受像機2 (テレビ、パソコン、ワンセグ端末、セットトップボックス、録画再生機など)
・端末3(モバイル端末など)
・サーバ4(番組・CMタイトルとURLを端末へ返す。)
・ウェブサイト5(関連情報、ネットショップ、クーポンなど)
・リダイレクトサーバ7
放送局、受像機、端末、サーバ、ウェブサイトの構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0035】
図13に、リダイレクトサーバの構成図を示す。
リダイレクトサーバは、リダイレクトサーバ記憶部(アドレス変換テーブル)、ログ記憶部(アクセスログ)を備える。
【0036】
図14に、サーバ記憶部の第2の実施の形態の説明図を示す。
サーバ記憶部は、放送日時、局ID、チャンネルIDを含む透かしデータに対応して、番組またはCMタイトルと、リダイレクトサーバの特定アドレスと特定IDを記憶する。
【0037】
図15に、リダイレクトサーバ記憶部の説明図を示す。
リダイレクトサーバ記憶部は、特定IDに対応して、転送先ウェブサイトのURLを記憶する。
【0038】
2.動作シーケンス
図16に、調査処理についての第2の実施の形態のシーケンス図を示す。
以下に、動作シーケンスを説明する。
ステップS101〜S105:(第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。)
【0039】
S207:サーバ
端末からサーバへのURL問合せのための問合せデータに対し、サーバ記憶部を参照し、サーバは、第1の実施の形態で送信したURLの代わりに、リダイレクトサーバの特定アドレスと特定IDを求め、その特定アドレス及び特定IDを応答データに含めて返送する。応答データ作成において、端末から検出日時、位置情報、ON/OFFフラグが送信される場合は、これらによって応答データを変更することもできる。
【0040】
S209:端末
端末は、第1の応答データを受信すると、自動又はユーザ選択(ユーザ許可)により、特定アドレス及び特定ID、端末を特定するIDを含めた第1の接続データを送信して、特定アドレスで指定されたリダイレクトサーバへアクセスする。なお、この際、端末の位置情報、又は、個人識別情報、検出日時、ON/OFFフラグなどを同時に送信するようにしてもよい。
【0041】
S211:リダイレクトサーバ
リダイレクトサーバは、リダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに基づき、転送先のURLを求め、転送先URLを含む第2の応答データを端末に返す。ここで、URLには、ネットワーク上のアドレスを示すだけでなく、のちに、端末と、端末からの問合せと端末への情報表示を対応付けるために、サーバは適宜のサフィックスを付加することができる。サフィックスは、シーケンス番号でも乱数的に発生させた番号や記号など、適宜の番号・記号等を用いることができる。
【0042】
S213:端末
端末は、第2の応答データをリダイレクトサーバから受信し、送信した透かしデータと受信した第2の応答データを対応して、端末内に蓄積する。端末は、透かしデータ及び/又は第2の応答データをリスト表示することができる。端末は、自動で接続する場合は、リダイレクトサーバから転送先URLを受信した後に、第2の接続データを送信して、自動で転送先URLにアクセスし、転送先URLのウェブサイトのウェブページを表示する。または、接続するか否かのユーザ許可を問うことで、許可の場合接続データを送信して転送先URLに接続することができる。いずれの場合でも転送先URLに接続する際に、ウェブサイトでのアクセスロギング等のために、端末を特定するID(以下、ユーザ識別子(UID)という。)及びサフィックスも送信することができる。なお、この際、端末の位置情報、又は、個人識別情報などを同時に送信するようにしてもよい。
【0043】
S215:ウェブサイト
転送先URLで指定されたウェブサイトでは、該当するウェブページを送信する。サフィックスが設定されると、ウェブサイトでは、URLアクセスのサフィックスと、端末を特定するUIDから、サーバに対するどのURL問合せか(問合せデータ、応答データ)と、端末のUIDとを対応付ける(ひもづける)ことが可能となり、より有効なアクセスロギングが可能となる。
ウェブページのコンテンツとしては、出演者、番組で紹介された場所、商品、サービス等に関連した情報、またはクーポン、または広告、またはネットショッピングサイト、テレビでは伝えきれない、追加的な情報など、適宜のものを採用することができる。なお、ウェブサイトは、端末のUIDまたは、個人識別情報、位置情報などに応じて、応答するウェブページの内容を変更することができる。
【0044】
S217:端末
端末は、ウェブサイトからウェブページ情報を受信し、ディスプレイに表示する。
【0045】
本実施の形態によると、リダイレクトサーバを経由することにより、調査会社は各ウェブサイトに問い合わせなくても、アクセスしたかどうか又はアクセスログを測定することができる。また、リダイレクトサーバ記憶部の設定により、期限やUIDなどで、転送先URLを変えることが可能となる。
【0046】
3.リダイレクトサーバでのアクセスロギング
リダイレクトサーバによるアクセスログロギングは、次のように処理が実行される。
(1)ステップS209において、端末は、リダイレクトサーバにアクセスする。その際の送信データは、例えば以下の通り。
・ユーザ識別子
・端末の、または、端末が属するグローバルIPアドレス
・リダイレクトサーバウェブページアドレス(サフィックス付)
など。
(2)ステップ211で、リダイレクトサーバは、端末からの送信に対し、アクセスロギングする。
ロギングデータ(リダイレクトサーバログに含まれるもの)は、例えば以下の通り。
・ユーザ識別子
・グローバルIPアドレス
・リダイレクトサーバウェブページアドレス(サフィックス付)
・リダイレクト先URLアドレス(サフィックス付き)
・ロギング日時
など。
(3)リダイレクトサーバでのアクセスログは、サフィックスを元に、サーバでの付与サフィックスとひもづけ(同じサフィックスでリンクする)することが可能で、サーバログとあわせ分析することができる。
なお、作成された各種ログは、適宜のログ記憶部に記憶される。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、テレビ、パソコン、ラジオ、携帯機器等の視聴率・聴取率・メディア接触率等の様々な情報表示、調査や測定に適用することができる。
以上では、主に、放送局等の特定について説明したが、本発明は、テレビ、パソコン、ラジオ、携帯機器等の様々なコンテンツ・素材を放送・配信する放送局・メディアの特定にも適用することができる。
【0048】
また、本発明の情報表示・調査方法又は情報表示・調査のための装置・システムは、その各手順をコンピュータに実行させるための情報表示・調査プログラム、情報表示・調査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、情報表示・調査プログラムを含みコンピュータの内部メモリにロード可能なプログラム製品、そのプログラムを含むサーバ等のコンピュータ、等により提供されることができる。
【符号の説明】
【0049】
1 放送局
2 受像機
3 端末
4 サーバ
5 ウェブサイト
6 測定サーバ
7 リダイレクトサーバ
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示システム及び方法、調査システム及び調査方法に係り、特に、透かしを利用したセカンドスクリーン等の他の情報への連携に関する測定を行うことができる情報表示システム及び方法、調査システム及び調査方法に関する。
なお、「放送局又はメディア」、「放送メディア」とは、例えば、不特定多数の受け手を対象に素材・コンテンツをテレビ、パソコン、ラジオ、携帯機器等に放送・配信・報道するような機関・組織・主体などを指す。
【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタル放送に加え、BSデジタル放送やCS専門チャンネル放送などの普及、さらに新たな放送サービスの出現など、今後ますます放送サービスの多様化が進むものと思われる。
また、従来、テレビ視聴率やラジオ聴取率測定の手法のひとつに放送識別(ID)信号を利用するシステムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。放送ID信号とは、放送局を識別するための放送局毎にユニークに割り付けられた信号で、時刻データなども含むことができる。
【0003】
特許文献1には、「放送局や集計センターの外部に特別な設備を設けることなく、視聴率データ(透かし等で埋め込まれた放送ID信号)の欠落を抑制、補正する」(要約)ようにした、視聴データ処理システム、視聴データ処理装置等が記載されている。
特許文献2には、「埋め込み装置を含む送出システム構成を最適化することにより、透かし等の埋め込み情報の欠落を防止可能な送出システム」(要約)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−171606号公報
【特許文献2】特開2010−171870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
昨今の放送サービスの多様化が進められる環境下で、透かしを利用したセカンドスクリーン等の他の情報への連携に関する技術が展開されつつあり、他の情報へのアクセス等の視聴データに関する測定を行うシステムの構築が期待されつつある。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、端末が、放送信号から透かしデータを検出して、透かしデータに関連する情報を端末に表示する情報表示システム及び方法を提供することを一つの目的とする。さらに、本発明は、そのような情報への端末による接触を測定するための調査システム及び調査方法を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の解決手段によると、
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた情報表示システム、及び、該情報表示システムにおける情報表示方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示システム、及び、情報表示方法が提供される。
【0008】
本発明の第2の解決手段によると、
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた調査システム、及び、該調査システムにおける調査方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
前記端末は、前記ウェブサイトから指定されたウェブページを表示し、前記タグ、ユーザID、URLを含むアクセスデータにより、タグで指定された測定用サーバにアクセスし、
測定用サーバは、アクセスデータに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査システム、及び、調査方法が提供される。
【0009】
本発明の第3の解決手段によると、
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた情報表示システム、及び、該情報表示システムにおける情報表示方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示システム、及び、情報表示方法が提供される。
【0010】
本発明の第4の解決手段によると、
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた調査システム、及び、該調査システムにおける調査方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
前記リダイレクトサーバは、第2の応答データを返答する際、前記端末から受信した第1の接続データに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査システム、及び、調査方法が提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、端末が、放送信号から透かしデータを検出して、透かしデータに関連する情報を端末に表示する情報表示システム及び方法を提供することができる。さらに、本発明によると、そのような情報への端末による接触を測定するための調査システム及び調査方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】情報表示・調査システムの第1の実施の形態の構成図。
【図2】放送局の構成図。
【図3】受像機の構成図。
【図4】端末の構成図。
【図5】サーバの構成図。
【図6】ウェブサイトの構成図。
【図7】測定サーバの構成図。
【図8】端末蓄積部の説明図。
【図9】サーバ記憶部の第1の実施の形態の説明図。
【図10】調査処理についての第1の実施の形態のシーケンス図。
【図11】サーバでのアクセスロギングについてのシーケンス図。
【図12】調査システムの第2の実施の形態の構成図。
【図13】リダイレクトサーバの構成図。
【図14】サーバ記憶部の第2の実施の形態の説明図。
【図15】リダイレクトサーバ記憶部の説明図。
【図16】情報表示・調査処理についての第2の実施の形態のシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
A.第1の実施の形態
1.システム
図1に、調査システムの第1の実施の形態の構成図を示す。
本システムは、次の構成ブロックを備える。
・放送局1
・受像機2 (テレビ、パソコン、ワンセグ端末、セットトップボックス、録画再生機など)
・端末3(モバイル端末など)
・サーバ4(番組・CMタイトルとURLを端末へ返す。)
・ウェブサイト5(関連情報、ネットショップ、クーポンなど)
・測定サーバ6
【0014】
図2に、放送局の構成図を示す。
放送局は、ON/OFF設定部、透かし重畳部を備える。
【0015】
図3に、受像機の構成図を示す。
受像機は、音声再生部を備える。
【0016】
図4に、端末の構成図を示す。
端末は、音声IF部、検出部、蓄積部、表示部、通信部を備える。
【0017】
図5に、サーバの構成図を示す。
サーバは、通信部、アクセスカウント部、処理部、URL生成部、サーバ記憶部(蓄積部)を備える。
【0018】
図6に、ウェブサイトの構成図を示す。
ウェブサイトは、ウェブページを備える。
【0019】
図7に、測定サーバの構成図を示す。
測定サーバは、接触ログのログ記憶部を備える。
【0020】
図8に、端末の蓄積部の説明図を示す。
端末の蓄積部は、放送日時、局ID、チャンネルID、ON/OFFフラグ、検出日時(時刻)、を対応付けて記憶する。
【0021】
図9に、サーバ記憶部の第1の実施の形態の説明図を示す。
サーバ記憶部は、放送日時、局ID、チャンネルIDを含む透かしデータに対応して、番組またはCMタイトルとURLを記憶する。さらに、サーバが予め定められた手順で設定するサフィックスを対応して付加してもよい。なおこのサフィックスは、URLに含めるようにしてもよい。
【0022】
2.動作シーケンス
図10に、調査処理についての第1の実施の形態のシーケンス図を示す。
以下に、動作シーケンスを説明する。
【0023】
S101:放送局
放送局は、透かし重畳部で、透かしデータを埋め込む。ON/OFF設定部は、透かしデータとして、処理・調査対象として該当する又は非該当であるかを示すON/OFFフラグを設定することもできる。
透かしデータには、放送日時、局ID、チャンネルIDを含む。ただし、チャンネルIDはひとつの放送局にチャンネルが複数ある場合に指定するもので(たとえばマルチ放送、ワンセグ、IP放送など)、チャンネルを区別する必要がない場合は、必ずしも透かしデータに含める必要はない。以降、チャンネルIDの要不要条件は同様。
【0024】
S103:受像機
受像機は、放送局から放送信号(電波)を受信して、音声再生部により音声を再生する。受像機は、テレビやPC以外に様々な受信機を用いることができる。
【0025】
S105:端末
端末は、受像機から、音声IF部で、音声を取得する。音声IFは、マイク等の空間的に音声を取得するデバイスでも、イヤホンケーブルや、光ケーブル、HDMIなどの結線接続により音声を取得するデバイスでもよい。端末は、検出部で、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積する。透かしデータは、たとえば、所定の時間間隔等で埋められており、その2秒単位の所定時間、透かしデータを検出し、すべての透かしデータを蓄積していくことができる。また、端末には、時刻校正機能があり、校正された内部時計にしたがって、透かし検出日時(時刻)を、検出した透かしデータと対応付けて、蓄積部に蓄積することができる。
なお、透かしデータには、放送局で埋めこまれたON/OFFフラグを含む場合がある。その場合、端末は、フラグのON/OFFにしたがって、端末に蓄積するか否かを判断し、その結果に従い蓄積部に蓄積することもできる。蓄積部に蓄積された複数の透かしデータは、表示部で、リスト表示することができる。
端末は、自動又はユーザ選択(ユーザ許可)で、通信部を介し、透かしデータをサーバに問合せ通知する(問合せデータ)。なお、自動とは、透かしデータ検出したときに問合せ通知を実施するものであり、一方、ユーザ選択(ユーザ許可)とは、透かしデータ検出後に、表示部でユーザ許可が入力されたものについて、問合せデータを送信するものをいう。問合せデータには、例えば、透かしデータとして、放送日時、局ID、チャンネルIDと、検出日時、位置情報、ON/OFFフラグを含む。
【0026】
S107:サーバ
サーバは、サーバ記憶部を参照し、端末からの問合せデータに含まれる透かしデータに対し、番組又はCMタイトルとURLを求める。このとき、サーバは、透かしデータの放送日時、局ID、チャンネルIDからどの番組又はCMかを特定し、番組又はCMタイトルとURLを含む応答データを作成し、応答データを端末に応答する。応答データ作成において、端末から検出日時、位置情報、ON/OFFフラグが送信される場合は、これらによって応答データを変更することもできる。ここで、URLには、ネットワーク上のアドレスを示すだけでなく、のちに、端末と、端末からの問合せと端末への情報表示を対応付けるために、サーバは適宜のサフィックスを付加することができる。サフィックスは、シーケンス番号でも乱数的に発生させた番号や記号など、適宜の番号・記号等を用いることができる。
【0027】
S109:端末
端末は、応答データをサーバから受信し、送信した透かしデータと受信した応答データを対応して、端末内に蓄積する。端末は、透かしデータ及び/又は応答データをリスト表示することができる。端末は、自動で接続する場合は、URLを受信した後に、接続データを送信して、自動でURLにアクセスし、URL先のウェブサイトのウェブページを表示する。または、接続するか否かのユーザ許可を問うことで、許可の場合接続データを送信してURLに接続することができる。いずれの場合でもURLに接続する際に、ウェブサイトでのアクセスロギング等のために、端末を特定するID(以下、ユーザ識別子(UID)という。)及びサフィックスも送信することができる。なお、この際、端末の位置情報、又は、個人識別情報などを同時に送信するようにしてもよい。個人識別情報とは、端末を使用する人物を特定する情報であり、たとえば、手動または自動認識手段により、設定・保持ができる。
【0028】
S111:ウェブサイト
URLで指定されたウェブサイトでは、該当するウェブページを送信する。サフィックスが設定されると、ウェブサイトでは、URLアクセスのサフィックスと、端末を特定するUIDから、サーバに対するどのURL問合せか(問合せデータ、応答データ)と、端末のUIDとを対応付ける(ひもづける)ことが可能となり、より有効なアクセスロギングが可能となる。
ウェブページのコンテンツとしては、出演者、番組で紹介された場所、商品、サービス等に関連した情報、またはクーポン、または広告、またはネットショッピングサイト、テレビでは伝えきれない追加的な情報など、適宜のものを採用することができる。なお、ウェブサイトは、端末のUIDまたは、個人識別情報、位置情報などに応じて、応答するウェブページの内容を変更することができる。
【0029】
S113:端末
端末は、ウェブサイトからウェブページ情報を受信し、ディスプレイに表示する。
【0030】
S115:測定サーバ
なお、ステップS111では、ウェブサイトは、端末へ送信するウェブページに所定のタグを埋め込むことができる。以下で詳述するように、このタグにより、アクセスロギングが可能となる。埋め込まれたタグは、測定サーバにて測定される。なお、以下では、一例として、「測定サーバ」は、(ログのリンクの都合等で、)「サーバ」と同じものとして説明するが、別のものとして、必要な情報をやりとりするようにしてもよい。
【0031】
測定サーバ(サーバ)による接触ログのロギングは、次のように処理が実行される。
(1)ステップS111で、ウェブサイトは、ウェブページに、ログを測定するための測定サーバにアクセスするためのタグを埋めこむことができる。
(2)このタグにより、測定サーバでは、端末で表示したかどうかを測定が可能となる。なお、タグに含まれるものは、例えば、測定サーバにあるタグのアドレス、タグファイル名とすることができる。
(3)端末で、上述のように、ウェブページを表示すると、それを契機に、端末は、タグが示す測定サーバにも、アクセスする。
ここで、端末から送信されるデータは、例えば、以下の通りである。
・ユーザ識別子(UID)
・端末の、または、端末が属するグローバルIPアドレス
・ウェブページアドレス(サフィックス付)
など。
(4)測定サーバでは、ステップS113で、端末からのアクセスのサフィックス付ウェブページアドレス(URL)と、ステップS107で、サーバが先に端末からの問合せに応答した、応答データに含まれるサフィックス付URLにより、アクセスログを同じサフィックスによりひもづけし、接触ログをロギングする。
(5)測定サーバで接触ログとしてロギングするもの(接触ログに含まれるもの)は、例えば、以下の通りである。
・ユーザ識別子(UID)
・グローバルIPアドレス
・タグのアドレス、タグファイル名
・ウェブページアドレス(サフィックス付)
・ロギング日時
・サーバでの透かし問合せ時の問合せ日時、
・放送日時/局ID/チャンネルID(ch ID)
など。
なお、作成された各種ログは、適宜のログ記憶部に記憶される。
【0032】
3.サーバでのアクセスロギング
図11に、サーバでのアクセスロギングについてのシーケンス図を示す。
サーバによるアクセスログロギングは、次のように処理が実行される。
【0033】
(1)図10と同様に、ステップS101、S103の処理後に、ステップS105で、端末は、透かしデータを抽出して、サーバに問い合わせる(問合せデータ)。
端末から、問合せデータにより送られるものは、例えば、次の通り。
・端末の、または、端末が属するグローバルIPアドレス
・放送日時/局ID/ch ID
・位置情報
・検出日時
など。
(2)ステップS307で、サーバでは、応答データとして、番組又はCMタイトルと、URL(サフィックス付き)を返送する。サーバは、このとき、問合せデータを元に、アクセスロギング(サーバログ)を行うことができる。
ロギングデータは、例えば、以下の通り。
・端末のグローバルIPアドレス
・放送日時/局ID/ch ID
・位置情報
・検出日時
・サフィックス(ひもづけに使用)
・ロギング日時
など
(3)アクセスロギングデータは、リダイレクトサーバログ(後述)及び/又は測定サーバによる接触ログ(前述)と、サフィックスによりひもづけすることが可能である。
なお、作成された各種ログは、適宜のログ記憶部に記憶される。
【0034】
B.第2の実施の形態
1.システム
図12に、調査システムの第2の実施の形態の構成図を示す。
本システムは、次の構成ブロックを備える。
・放送局1
・受像機2 (テレビ、パソコン、ワンセグ端末、セットトップボックス、録画再生機など)
・端末3(モバイル端末など)
・サーバ4(番組・CMタイトルとURLを端末へ返す。)
・ウェブサイト5(関連情報、ネットショップ、クーポンなど)
・リダイレクトサーバ7
放送局、受像機、端末、サーバ、ウェブサイトの構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0035】
図13に、リダイレクトサーバの構成図を示す。
リダイレクトサーバは、リダイレクトサーバ記憶部(アドレス変換テーブル)、ログ記憶部(アクセスログ)を備える。
【0036】
図14に、サーバ記憶部の第2の実施の形態の説明図を示す。
サーバ記憶部は、放送日時、局ID、チャンネルIDを含む透かしデータに対応して、番組またはCMタイトルと、リダイレクトサーバの特定アドレスと特定IDを記憶する。
【0037】
図15に、リダイレクトサーバ記憶部の説明図を示す。
リダイレクトサーバ記憶部は、特定IDに対応して、転送先ウェブサイトのURLを記憶する。
【0038】
2.動作シーケンス
図16に、調査処理についての第2の実施の形態のシーケンス図を示す。
以下に、動作シーケンスを説明する。
ステップS101〜S105:(第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。)
【0039】
S207:サーバ
端末からサーバへのURL問合せのための問合せデータに対し、サーバ記憶部を参照し、サーバは、第1の実施の形態で送信したURLの代わりに、リダイレクトサーバの特定アドレスと特定IDを求め、その特定アドレス及び特定IDを応答データに含めて返送する。応答データ作成において、端末から検出日時、位置情報、ON/OFFフラグが送信される場合は、これらによって応答データを変更することもできる。
【0040】
S209:端末
端末は、第1の応答データを受信すると、自動又はユーザ選択(ユーザ許可)により、特定アドレス及び特定ID、端末を特定するIDを含めた第1の接続データを送信して、特定アドレスで指定されたリダイレクトサーバへアクセスする。なお、この際、端末の位置情報、又は、個人識別情報、検出日時、ON/OFFフラグなどを同時に送信するようにしてもよい。
【0041】
S211:リダイレクトサーバ
リダイレクトサーバは、リダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに基づき、転送先のURLを求め、転送先URLを含む第2の応答データを端末に返す。ここで、URLには、ネットワーク上のアドレスを示すだけでなく、のちに、端末と、端末からの問合せと端末への情報表示を対応付けるために、サーバは適宜のサフィックスを付加することができる。サフィックスは、シーケンス番号でも乱数的に発生させた番号や記号など、適宜の番号・記号等を用いることができる。
【0042】
S213:端末
端末は、第2の応答データをリダイレクトサーバから受信し、送信した透かしデータと受信した第2の応答データを対応して、端末内に蓄積する。端末は、透かしデータ及び/又は第2の応答データをリスト表示することができる。端末は、自動で接続する場合は、リダイレクトサーバから転送先URLを受信した後に、第2の接続データを送信して、自動で転送先URLにアクセスし、転送先URLのウェブサイトのウェブページを表示する。または、接続するか否かのユーザ許可を問うことで、許可の場合接続データを送信して転送先URLに接続することができる。いずれの場合でも転送先URLに接続する際に、ウェブサイトでのアクセスロギング等のために、端末を特定するID(以下、ユーザ識別子(UID)という。)及びサフィックスも送信することができる。なお、この際、端末の位置情報、又は、個人識別情報などを同時に送信するようにしてもよい。
【0043】
S215:ウェブサイト
転送先URLで指定されたウェブサイトでは、該当するウェブページを送信する。サフィックスが設定されると、ウェブサイトでは、URLアクセスのサフィックスと、端末を特定するUIDから、サーバに対するどのURL問合せか(問合せデータ、応答データ)と、端末のUIDとを対応付ける(ひもづける)ことが可能となり、より有効なアクセスロギングが可能となる。
ウェブページのコンテンツとしては、出演者、番組で紹介された場所、商品、サービス等に関連した情報、またはクーポン、または広告、またはネットショッピングサイト、テレビでは伝えきれない、追加的な情報など、適宜のものを採用することができる。なお、ウェブサイトは、端末のUIDまたは、個人識別情報、位置情報などに応じて、応答するウェブページの内容を変更することができる。
【0044】
S217:端末
端末は、ウェブサイトからウェブページ情報を受信し、ディスプレイに表示する。
【0045】
本実施の形態によると、リダイレクトサーバを経由することにより、調査会社は各ウェブサイトに問い合わせなくても、アクセスしたかどうか又はアクセスログを測定することができる。また、リダイレクトサーバ記憶部の設定により、期限やUIDなどで、転送先URLを変えることが可能となる。
【0046】
3.リダイレクトサーバでのアクセスロギング
リダイレクトサーバによるアクセスログロギングは、次のように処理が実行される。
(1)ステップS209において、端末は、リダイレクトサーバにアクセスする。その際の送信データは、例えば以下の通り。
・ユーザ識別子
・端末の、または、端末が属するグローバルIPアドレス
・リダイレクトサーバウェブページアドレス(サフィックス付)
など。
(2)ステップ211で、リダイレクトサーバは、端末からの送信に対し、アクセスロギングする。
ロギングデータ(リダイレクトサーバログに含まれるもの)は、例えば以下の通り。
・ユーザ識別子
・グローバルIPアドレス
・リダイレクトサーバウェブページアドレス(サフィックス付)
・リダイレクト先URLアドレス(サフィックス付き)
・ロギング日時
など。
(3)リダイレクトサーバでのアクセスログは、サフィックスを元に、サーバでの付与サフィックスとひもづけ(同じサフィックスでリンクする)することが可能で、サーバログとあわせ分析することができる。
なお、作成された各種ログは、適宜のログ記憶部に記憶される。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、テレビ、パソコン、ラジオ、携帯機器等の視聴率・聴取率・メディア接触率等の様々な情報表示、調査や測定に適用することができる。
以上では、主に、放送局等の特定について説明したが、本発明は、テレビ、パソコン、ラジオ、携帯機器等の様々なコンテンツ・素材を放送・配信する放送局・メディアの特定にも適用することができる。
【0048】
また、本発明の情報表示・調査方法又は情報表示・調査のための装置・システムは、その各手順をコンピュータに実行させるための情報表示・調査プログラム、情報表示・調査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、情報表示・調査プログラムを含みコンピュータの内部メモリにロード可能なプログラム製品、そのプログラムを含むサーバ等のコンピュータ、等により提供されることができる。
【符号の説明】
【0049】
1 放送局
2 受像機
3 端末
4 サーバ
5 ウェブサイト
6 測定サーバ
7 リダイレクトサーバ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた情報表示システムにおいて、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示システム。
【請求項2】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた調査システムにおいて、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
さらに、
前記端末は、前記ウェブサイトから指定されたウェブページを表示し、前記タグ、ユーザID、URLを含むアクセスデータにより、タグで指定された測定用サーバにアクセスし、
前記測定用サーバは、アクセスデータに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査システム。
【請求項3】
前記サーバは、問合せデータに従い、前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶することを特徴とする請求項2に記載の調査システム。
【請求項4】
前記サーバは、サフィックスを予め定められた手順に従い設定して、前記応答データに、サフィックスを加え、
前記端末は、アクセスデータに、サフィックスを含め、前記測定用サーバに送信し、
前記測定用サーバは、サフィックスに従い、前記応答データと、前記アクセスデータを対応付けて、ログを作成することを特徴とする請求項2又は3に記載の調査システム。
【請求項5】
前記放送局は、透かしデータにさらにフラグを埋めこみ、
前記端末は、前記フラグにしたがって、蓄積部に透かしデータを蓄積するか否かを判断し、及び/又は、問合せデータを前記サーバに送信するか否かを判断し、その判断結果に従い蓄積及び/又は送信の処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム、又は、請求項2乃至4のいずれかに記載の調査システム。
【請求項6】
前記端末は、蓄積部に蓄積されたひとつ又は複数の透かしデータのリスト、及び/又は、応答データのリストを、表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム、又は、請求項2乃至4のいずれかに記載の調査システム。
【請求項7】
前記接続データには、端末位置情報及び/又は個人識別情報を含み、
前記ウェブサイトでは、端末位置情報及び/又は個人識別情報に従いウェブページを選択して、前記端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム、又は、請求項2乃至4のいずれかに記載の調査システム。
【請求項8】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた情報表示システムにおいて、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示システム。
【請求項9】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた調査システムにおいて、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
さらに、
前記リダイレクトサーバは、第2の応答データを返答する際、前記端末から受信した第1の接続データに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査システム。
【請求項10】
前記サーバは、サフィックスを予め定められた手順に従い設定して、前記第1の応答データに、サフィックスを加え、
前記端末は、接続データに、サフィックスを含めて、前記リダイレクトサーバに送信し、
前記リダイレクトサーバは、サフィックスに従い、前記応答データと、前記アクセスデータを対応付けて、ログを作成すること
ことを特徴とする請求項9に記載の調査システム。
【請求項11】
前記サーバは、問合せデータに従い、前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶することを特徴とする請求項9又は10に記載の調査システム。
【請求項12】
前記放送局は、透かしデータにさらにフラグを埋めこみ、
前記端末は、前記フラグにしたがって、蓄積部に透かしデータを蓄積するか否かを判断し、及び/又は、問合せデータを前記サーバに送信するか否かを判断し、その判断結果に従い蓄積及び/又は送信の処理を実行する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報表示システム、又は、請求項9乃至11のいずれかに記載の調査システム。
【請求項13】
前記端末は、蓄積部に蓄積されたひとつ又は複数の透かしデータのリスト、及び/又は、前記第1及び/又は第2の応答データのリストを、表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載の情報表示システム、又は、請求項9乃至11のいずれかに記載の調査システム。
【請求項14】
前記第1及び/又は第2の接続データには、端末位置情報及び/又は個人識別情報を含み、
前記ウェブサイトでは、端末位置情報及び/又は個人識別情報に従いウェブページを選択して、前記端末に送信することを特徴とする請求項8に記載の情報表示システム、又は、請求項9乃至11のいずれかに記載の調査システム。
【請求項15】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた情報表示システムにおける情報表示方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示方法。
【請求項16】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた調査示システムにおける調査方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
前記端末は、前記ウェブサイトから指定されたウェブページを表示し、前記タグ、ユーザID、URLを含むアクセスデータにより、タグで指定された測定用サーバにアクセスし、
測定用サーバは、アクセスデータに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査方法。
【請求項17】
前記サーバは、問合せデータに従い、前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶することを特徴とする請求項16に記載の調査方法。
【請求項18】
前記サーバは、サフィックスを予め定められた手順に従い設定して、前記応答データに、サフィックスを加え、
前記端末は、アクセスデータに、サフィックスを含め、前記測定用サーバに送信し、
前記測定用サーバは、サフィックスに従い、前記応答データと、前記アクセスデータを対応付けて、ログを作成することを特徴とする請求項16又は17に記載の調査方法。
【請求項19】
前記放送局は、透かしデータにさらにフラグを埋めこみ、
前記端末は、前記フラグにしたがって、蓄積部に透かしデータを蓄積するか否かを判断し、及び/又は、問合せデータを前記サーバに送信するか否かを判断し、その判断結果に従い蓄積及び/又は送信の処理を実行する
ことを特徴とする請求項15に記載の情報表示方法、又は、請求項16乃至18のいずれかに記載の調査方法。
【請求項20】
前記端末は、蓄積部に蓄積されたひとつ又は複数の透かしデータのリスト、及び/又は、応答データのリストを、表示部に表示することを特徴とする請求項15に記載の情報表示方法、又は、請求項16乃至18のいずれかに記載の調査方法。
【請求項21】
前記接続データには、端末位置情報及び/又は個人識別情報を含み、
前記ウェブサイトでは、端末位置情報及び/又は個人識別情報に従いウェブページを選択して、前記端末に送信することを特徴とする請求項15に記載の情報表示方法、又は、請求項16乃至18のいずれかに記載の調査方法。
【請求項22】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた情報表示システムにおける情報表示方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示方法。
【請求項23】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた調査システムにおける調査方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
前記リダイレクトサーバは、第2の応答データを返答する際、前記端末から受信した第1の接続データに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査方法。
【請求項24】
前記サーバは、サフィックスを予め定められた手順に従い設定して、前記第1の応答データに、サフィックスを加え、
前記端末は、接続データに、サフィックスを含めて、前記リダイレクトサーバに送信し、
前記リダイレクトサーバは、サフィックスに従い、前記応答データと、前記アクセスデータを対応付けて、ログを作成すること
ことを特徴とする請求項23に記載の調査方法。
【請求項25】
前記サーバは、問合せデータに従い、前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶することを特徴とする請求項23又は24に記載の調査方法。
【請求項26】
前記放送局は、透かしデータにさらにフラグを埋めこみ、
前記端末は、前記フラグにしたがって、蓄積部に透かしデータを蓄積するか否かを判断し、及び/又は、問合せデータを前記サーバに送信するか否かを判断し、その判断結果に従い蓄積及び/又は送信の処理を実行する
ことを特徴とする請求項22に記載の情報表示方法、又は、請求項23乃至25のいずれかに記載の調査方法。
【請求項27】
前記端末は、蓄積部に蓄積されたひとつ又は複数の透かしデータのリスト、及び/又は、前記第1及び/又は第2の応答データのリストを、表示部に表示することを特徴とする請求項22に記載の情報表示方法、又は、請求項23乃至25のいずれかに記載の調査方法。
【請求項28】
前記第1及び/又は第2の接続データには、端末位置情報及び/又は個人識別情報を含み、
前記ウェブサイトでは、端末位置情報及び/又は個人識別情報に従いウェブページを選択して、前記端末に送信することを特徴とする請求項22に記載の情報表示方法、又は、請求項23乃至25のいずれかに記載の調査方法。
【請求項1】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた情報表示システムにおいて、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示システム。
【請求項2】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた調査システムにおいて、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
さらに、
前記端末は、前記ウェブサイトから指定されたウェブページを表示し、前記タグ、ユーザID、URLを含むアクセスデータにより、タグで指定された測定用サーバにアクセスし、
前記測定用サーバは、アクセスデータに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査システム。
【請求項3】
前記サーバは、問合せデータに従い、前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶することを特徴とする請求項2に記載の調査システム。
【請求項4】
前記サーバは、サフィックスを予め定められた手順に従い設定して、前記応答データに、サフィックスを加え、
前記端末は、アクセスデータに、サフィックスを含め、前記測定用サーバに送信し、
前記測定用サーバは、サフィックスに従い、前記応答データと、前記アクセスデータを対応付けて、ログを作成することを特徴とする請求項2又は3に記載の調査システム。
【請求項5】
前記放送局は、透かしデータにさらにフラグを埋めこみ、
前記端末は、前記フラグにしたがって、蓄積部に透かしデータを蓄積するか否かを判断し、及び/又は、問合せデータを前記サーバに送信するか否かを判断し、その判断結果に従い蓄積及び/又は送信の処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム、又は、請求項2乃至4のいずれかに記載の調査システム。
【請求項6】
前記端末は、蓄積部に蓄積されたひとつ又は複数の透かしデータのリスト、及び/又は、応答データのリストを、表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム、又は、請求項2乃至4のいずれかに記載の調査システム。
【請求項7】
前記接続データには、端末位置情報及び/又は個人識別情報を含み、
前記ウェブサイトでは、端末位置情報及び/又は個人識別情報に従いウェブページを選択して、前記端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム、又は、請求項2乃至4のいずれかに記載の調査システム。
【請求項8】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた情報表示システムにおいて、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示システム。
【請求項9】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた調査システムにおいて、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
さらに、
前記リダイレクトサーバは、第2の応答データを返答する際、前記端末から受信した第1の接続データに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査システム。
【請求項10】
前記サーバは、サフィックスを予め定められた手順に従い設定して、前記第1の応答データに、サフィックスを加え、
前記端末は、接続データに、サフィックスを含めて、前記リダイレクトサーバに送信し、
前記リダイレクトサーバは、サフィックスに従い、前記応答データと、前記アクセスデータを対応付けて、ログを作成すること
ことを特徴とする請求項9に記載の調査システム。
【請求項11】
前記サーバは、問合せデータに従い、前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶することを特徴とする請求項9又は10に記載の調査システム。
【請求項12】
前記放送局は、透かしデータにさらにフラグを埋めこみ、
前記端末は、前記フラグにしたがって、蓄積部に透かしデータを蓄積するか否かを判断し、及び/又は、問合せデータを前記サーバに送信するか否かを判断し、その判断結果に従い蓄積及び/又は送信の処理を実行する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報表示システム、又は、請求項9乃至11のいずれかに記載の調査システム。
【請求項13】
前記端末は、蓄積部に蓄積されたひとつ又は複数の透かしデータのリスト、及び/又は、前記第1及び/又は第2の応答データのリストを、表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載の情報表示システム、又は、請求項9乃至11のいずれかに記載の調査システム。
【請求項14】
前記第1及び/又は第2の接続データには、端末位置情報及び/又は個人識別情報を含み、
前記ウェブサイトでは、端末位置情報及び/又は個人識別情報に従いウェブページを選択して、前記端末に送信することを特徴とする請求項8に記載の情報表示システム、又は、請求項9乃至11のいずれかに記載の調査システム。
【請求項15】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた情報表示システムにおける情報表示方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示方法。
【請求項16】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイトを備えた調査示システムにおける調査方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局IDと、番組若しくはCMタイトル及びURLとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及びURLを求め、番組若しくはCMタイトル及びURLを含む応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該応答データに含まれるURL及びユーザIDを含む接続データを送信し、該URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、前記端末からのアクセスについてのログを作成する測定用サーバ又は前記サーバにアクセスするためのタグが埋め込まれたウェブページを、前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
前記端末は、前記ウェブサイトから指定されたウェブページを表示し、前記タグ、ユーザID、URLを含むアクセスデータにより、タグで指定された測定用サーバにアクセスし、
測定用サーバは、アクセスデータに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査方法。
【請求項17】
前記サーバは、問合せデータに従い、前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶することを特徴とする請求項16に記載の調査方法。
【請求項18】
前記サーバは、サフィックスを予め定められた手順に従い設定して、前記応答データに、サフィックスを加え、
前記端末は、アクセスデータに、サフィックスを含め、前記測定用サーバに送信し、
前記測定用サーバは、サフィックスに従い、前記応答データと、前記アクセスデータを対応付けて、ログを作成することを特徴とする請求項16又は17に記載の調査方法。
【請求項19】
前記放送局は、透かしデータにさらにフラグを埋めこみ、
前記端末は、前記フラグにしたがって、蓄積部に透かしデータを蓄積するか否かを判断し、及び/又は、問合せデータを前記サーバに送信するか否かを判断し、その判断結果に従い蓄積及び/又は送信の処理を実行する
ことを特徴とする請求項15に記載の情報表示方法、又は、請求項16乃至18のいずれかに記載の調査方法。
【請求項20】
前記端末は、蓄積部に蓄積されたひとつ又は複数の透かしデータのリスト、及び/又は、応答データのリストを、表示部に表示することを特徴とする請求項15に記載の情報表示方法、又は、請求項16乃至18のいずれかに記載の調査方法。
【請求項21】
前記接続データには、端末位置情報及び/又は個人識別情報を含み、
前記ウェブサイトでは、端末位置情報及び/又は個人識別情報に従いウェブページを選択して、前記端末に送信することを特徴とする請求項15に記載の情報表示方法、又は、請求項16乃至18のいずれかに記載の調査方法。
【請求項22】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた情報表示システムにおける情報表示方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示する
情報表示方法。
【請求項23】
放送局、受信機、端末、サーバ、ウェブサイト、リダイレクトサーバを備えた調査システムにおける調査方法であって、
前記放送局は、放送信号に、放送日時と放送局IDを含む透かしデータを埋め込み、
前記受信機は、前記放送局からの放送信号を受信して、音声を再生し、
前記端末は、前記受信機が生成した音声を入力し、透かしデータを検出し、透かしデータを蓄積部に蓄積し、且つ、前記端末は、自動又はユーザの許可により、透かしデータを含む問合せデータを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、放送日時と放送局ID、番組若しくはCMタイトル及び前記リダイレクトサーバへの特定アドレス及び特定IDとを対応して記憶したサーバ記憶部を参照し、前記端末から受信した問合せデータに含まれる放送日時と放送局IDに従い、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを求め、番組若しくはCMタイトル及び特定アドレス及び特定IDを含む第1の応答データを、前記端末に返答し、
前記端末は、第1の応答データを前記サーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第1の応答データに含まれる特定アドレス及び特定IDと、ユーザIDとを含む第1の接続データを送信し、該特定アドレスで指定された前記リダイレクトサーバに接続し、
前記リダイレクトサーバは、特定IDに対し転送先URLを保持するリダイレクトサーバ記憶部を参照し、受信した特定IDに従い転送先URLを求めて、転送先URLを含む第2の応答データを前記端末に返答し、
前記端末は、第2の応答データを前記リダイレクトサーバから受信し、自動で又はユーザの許可により、該第2の応答データに含まれる転送先URLを含む第2の接続データを送信し、該転送先URLで指定された前記ウェブサイトに接続し、
前記ウェブサイトは、前記端末からの接続に対して、ウェブページを前記端末に送信し、
前記端末は、前記ウェブサイトからウェブページを受信して表示し、
前記リダイレクトサーバは、第2の応答データを返答する際、前記端末から受信した第1の接続データに従い前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶する
調査方法。
【請求項24】
前記サーバは、サフィックスを予め定められた手順に従い設定して、前記第1の応答データに、サフィックスを加え、
前記端末は、接続データに、サフィックスを含めて、前記リダイレクトサーバに送信し、
前記リダイレクトサーバは、サフィックスに従い、前記応答データと、前記アクセスデータを対応付けて、ログを作成すること
ことを特徴とする請求項23に記載の調査方法。
【請求項25】
前記サーバは、問合せデータに従い、前記端末からのアクセスについてのログを作成して、ログ記憶部に記憶することを特徴とする請求項23又は24に記載の調査方法。
【請求項26】
前記放送局は、透かしデータにさらにフラグを埋めこみ、
前記端末は、前記フラグにしたがって、蓄積部に透かしデータを蓄積するか否かを判断し、及び/又は、問合せデータを前記サーバに送信するか否かを判断し、その判断結果に従い蓄積及び/又は送信の処理を実行する
ことを特徴とする請求項22に記載の情報表示方法、又は、請求項23乃至25のいずれかに記載の調査方法。
【請求項27】
前記端末は、蓄積部に蓄積されたひとつ又は複数の透かしデータのリスト、及び/又は、前記第1及び/又は第2の応答データのリストを、表示部に表示することを特徴とする請求項22に記載の情報表示方法、又は、請求項23乃至25のいずれかに記載の調査方法。
【請求項28】
前記第1及び/又は第2の接続データには、端末位置情報及び/又は個人識別情報を含み、
前記ウェブサイトでは、端末位置情報及び/又は個人識別情報に従いウェブページを選択して、前記端末に送信することを特徴とする請求項22に記載の情報表示方法、又は、請求項23乃至25のいずれかに記載の調査方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2013−42210(P2013−42210A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−175968(P2011−175968)
【出願日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(591101434)株式会社ビデオリサーチ (52)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(591101434)株式会社ビデオリサーチ (52)
【Fターム(参考)】
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