説明

情報装置および情報装置の制御方法

【課題】 情報装置をユーザが購入してから、回線をセットせずに電源を投入し、回線自動識別が失敗したときでも、実演モードが起動されることがなく、また、販売店に情報装置が存在する場合には、最少手順で実演モードを確実に起動することができるようにする。
【解決手段】 情報装置の通信状況を識別する通信状況識別手段と、上記情報装置の販売を促進する実演モードと電子キーとを表示する表示部と、上記電子キーを選択するための操作部と、電源を投入した際に、上記通信状況を識別し、上記通信状況の識別に成功したら、上記情報装置を通常使用する通常モードを起動し、一方、上記通信状況の識別に失敗したら、上記実演モードの起動を選択する実演モード選択画面を表示する制御手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報装置における実演モードの制御手段および情報装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電話装置等、従来の情報装置は、新機能やセールスポイント等を訴える実演モードであって、店頭でユーザに視覚的に訴える実演モードを搭載する装置が多い。さらに、ファクシミリ装置においても、原稿をセットしてコピーキーを押せば、コピーを実行するが、原稿をセットせずにコピーキーを押せば、デモンストレーション用の画像をプリントするものがある(たとえば、特開2002−077477号公報参照)。
【0003】
しかし、実演モードが搭載されている情報装置をユーザが購入すると、この購入後には、実演モードが不要であり、その情報装置を購入した後に、実演モードが自動的に解除されると便利である。
【0004】
実演モードが搭載されている情報装置として、電話装置があり、最近の電話装置は、接続された電話回線がプッシュ回線であるのかダイヤル回線であるのかを、電源投入時に識別する回線自動識別機能が搭載されている。実演モードを解除するトリガーとして、上記回線自動識別機能を使用する発明が提案されている(たとえば、特開2002−232611号公報、特開平6−233019号公報参照)。
【0005】
通常、販売店では、回線を接続せずに電源を投入するので、回線自動識別に失敗し、一方、ユーザが電話装置を購入すると、回線をセットした後に、電源を投入するので、回線自動識別に成功する。したがって、電源投入後に回線自動識別に成功するかどうかを調べれば、電話装置が店頭に存在しているのか、ユーザ先に存在しているのかを判別することができる。
【0006】
つまり、回線自動識別に成功したら、電話装置をユーザが購入したと判断し、実演モードを解除し、回線自動識別に失敗したら店頭に置かれていると判断し、実演モードを解除しない。
【特許文献1】特開2002−077477号公報
【特許文献2】特開2002−232611号公報
【特許文献3】特開平6−233019号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来例の上記構成では、ユーザが購入した後に、回線をセットせずに電源を投入すると、回線自動識別に失敗するので、ユーザにとって不要である実演モードが起動し、ユーザは、実演モードを手動で解除しなければならないという問題がある。
【0008】
本発明は、情報装置をユーザが購入してから、回線をセットせずに電源を投入し、回線自動識別が失敗したときでも、実演モードが起動されることがなく、また、販売店に情報装置が存在する場合には、最少手順で実演モードを確実に起動することができる情報装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
情報装置の回線接続状況を識別する回線接続状況識別手段と;上記情報装置の実演モードを実行する実行部と;表示を行う表示部と;操作を行うための操作部と;電源を投入した際に、上記回線接続状況を識別し、上記回線接続状況の識別に成功したら、上記情報装置を通常使用する通常モードを起動し、一方、上記回線接続状況の識別に失敗したら、上記実演モードの起動を選択する実演モード選択画面を表示する制御手段とを有することである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、情報装置をユーザが購入してから、回線をセットせずに電源を投入し、回線自動識別が失敗したときでも、選択画面表示中に実演モードを起動しないことを選択できるので、実演モードが起動されることがなく、また、販売店に情報装置が存在する場合には、最少手順で実演モードを確実に起動することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
【実施例1】
【0012】
図1は、実施例1である電話装置T1を示す構成図である。
【0013】
電話装置T1は、中央演算処理部(CPU)10と、ROM20と、不揮発性RAM30と、記憶部(DRAM)40と、留守番電話制御部50と、表示部60と、操作部70と、通信部80と、システムバスBとを有する。
【0014】
中央演算処理部(CPU)10は、電話装置T1の全体を制御する。
【0015】
ROM20は、プログラムとデータとを記憶する。
【0016】
不揮発性RAM30は、個人データ、電話帳等のバックアップ用のデータを格納するメモリである。
【0017】
記憶部(DRAM)40は、CPUワークスペース、利用者特定情報格納エリア、応答メッセージ選択情報格納エリア等によって構成されている。
【0018】
留守番電話制御部50は、利用者特定情報格納エリア、応答メッセージ選択情報格納エリア等にアクセスして設定値や、データを編集する。
【0019】
表示部60は、実演モード起動選択画面90等、画面情報をカラー表示する。
【0020】
操作部70は、テンキー等を有する。
【0021】
通信部80は、回線Lと接続し、外部と通信するためのモデムや、呼接続を行うNCU等によって構成されている。
【0022】
つまり、CPU10は、情報装置の通信状況を識別する通信状況識別手段の例であり、表示部60は、記情報装置の販売を促進する実演モードと電子キーとを表示する表示部の例であり、操作部70は、電子キーを選択するための操作部の例である。実演モード(販売促進モード、または、デモンストレーションモードとも呼ぶ)とは、情報装置が販売促進のために店頭に展示されている場合に、自動で実演を繰り返すモードであり、使用時の実際の画面を表示したり、テンキーのライトを光らせたりする実演(デモンストレーション)を繰返し実行するモードである。
【0023】
また、CPU10は、電源を投入した際に、上記通信状況を識別し、上記通信状況の識別に成功したら、上記情報装置を通常使用する通常モードを起動し、一方、上記通信状況の識別に失敗したら、上記実演モードの起動を選択する実演モード選択画面を表示する制御手段の例である。
【0024】
図2は、電話装置T1に設けられている表示部60の構成を示す図である。
【0025】
表示部60は、表示データを記憶するVRAM61と、VRAM61の内容をドットマトリクスLCD63に出力させるLCDドライバ62と、ドットマトリクスLCD63とを有する。
【0026】
図3は、電話装置T1を構成する操作部70の外観構成を示す図である。
【0027】
操作部70は、電話番号等を入力するテンキー72と、機能設定等に用いる機能キー73と、マルチな入力に用いる4つのファンクションキー74と、設定入力キーであるセットキー75と、表示部60のカーソル移動等に用いる左右上下方向キー76と、留守番電話モードの切り替えに用いる留守キー77と、操作中の動作を中断するために用いるSTOPキー78と、通話や留守録の音声データを録音する際に用いられるハンドセット79とを有する。
【0028】
次に、電話装置T1の電源を投入した後に、実演モードを起動するかどうかを選択し、通常起動または実演モード起動を実行するまでの動作について説明する。
【0029】
図4は、電話装置T1の電源を投入した後に、実演モードを起動するかどうかを選択し、通常起動または実演モード起動を実行するまでの動作を示すフローチャートである。
【0030】
S1で開始し、S2では、回線自動識別機能を用いて、ユーザが使用している回線が、プッシュ回線であるか、ダイヤル回線であるかを識別する。この識別に成功したらユーザが、電話装置T1を購入後に、電話回線を接続してから電源を投入したということであるので、S3では、通常起動し、終了する。上記識別に失敗したら、電話回線を接続せずに、電源を投入したということであるので、S4に進む。つまり、S2では、接続されている回線種別を自動識別する回線自動識別機能を用いて、接続されている回線種別を識別するとともに回線が接続されているか接続されていないかを識別する。
【0031】
S4に進むケースとして、ユーザが購入後に、電話回線を接続せずに電源を投入した場合、または販売店の店頭において実演をしているときが考えられる。
【0032】
S4では、実演モードを起動するかどうかをユーザに問い、実演モードを起動しないという回答があれば、S5で、通常起動し、実演モードを起動するという回答があれば、S6で、実演モードを起動する。上記回答がないまま、所定の一定時間がタイムアウトすると、S7で、実演モードを起動する。
【0033】
図5は、実演モード起動選択画面90を示す図である。
【0034】
実演モード起動選択画面90には、実演モードを起動するキー91と、実演モードを起動しないキー92と、残り時間93が表示されている。
【0035】
実演モードを起動するキー91、または、実演モードを起動しないキー92を用いて、実演モードを起動するかどうかを、ユーザが選択する。キー91またはキー92にフォーカスがあたり、操作部70の十字キー76を使ってユーザが選択し、セットキー75を押すことによって、ユーザによる選択結果が決定される。上記フォーカスは、初期には、起動しないキー92にあたっている。残り時間93に、所定の一定時間のカウントダウンが表示され、無操作のまま所定の一定時間が経過すると、実演モードを起動するキー91が、自動的に選択される。
【0036】
図4に示すS4では、実演モード起動選択画面90が表示される。起動しないキー92を選択すると、S5で、通常起動し、終了する。起動するキー91を選択すると、S6で、実演モードが起動され、終了する。無操作で所定の一定時間が経過すると、S7で、起動するキー91を押した場合と同様に、実演モードを起動し、終了する。
【0037】
したがって、一般ユーザは、起動しないキー92を選択しさえすれば、実演モードが終了する。
【0038】
販売店の店員にとっては、起動するキー91を選択すれば、実演モードを起動することができる。また、無操作を監視することによって、たとえば、大型量販店等、多数の商品が陳列してあり、電源を立ち上げる度に、1つ1つの機器を設定するような余裕がない場合でも、何もせずに、実演モードを起動させることができ、適切に対応することができる。
【0039】
また、初期のフォーカスが、起動しないキー92にあたっていることによって、実演モードを理解していないユーザにとっても、セットキー75を押しさえすれば、実演モードを終了させることができ、適切に対応することができ、操作ミスが減少する。
【実施例2】
【0040】
図6は、本発明の実施例2の動作を示すフローチャートである。
【0041】
実施例2は、実施例1を、カーナビゲーションシステムに適用した場合の実施例である。S12で、カーナビゲーションシステムが、自動車に接続されているかどうかを判断し、自動車に接続されていれば、S13で、通常起動し、自動車に接続されていなければ、S14で、実演モード起動選択画面に遷移し、実演モードを起動するかどうかをユーザに問う。
【0042】
ここで、ユーザが、起動しないキー92を選択すると、S15で、通常起動し、終了する。起動するキー91を選択すると、S16で、実演モードが起動され、終了する。無操作で所定の一定時間が経過すると、S17で、起動するキー91を押した場合と同様に、実演モードを起動し、終了する。
【0043】
したがって、一般ユーザは、起動しないキー92を選択しさえすれば、実演モードが終了する。カーナビの販売店の店員にとっては、起動するキー91を選択すれば、実演モードを起動することができる。また、無操作を監視することによって、たとえば、大型量販店等、多数の商品が陳列してあり、電源を立ち上げる度に、1つ1つの機器を設定するような余裕がない場合でも、何もせずに、実演モードを起動させることができ、適切に対応することができる。
【0044】
なお、上記各実施例を、電話装置T1、カーナビゲーションシステム以外の情報装置に適用するようにしてもよい。
【0045】
上記実施例によれば、電源を投入した際に通信状況を自動識別し、識別に成功したら、ユーザが通常利用する通常モードとして起動し、識別に失敗したら、実演モードの起動を選択する実演モード選択画面を表示するので、通信が不可能な状況でユーザが電源を投入した場合、実演モードが起動されてしまうことを防ぐことができる。
【0046】
また、上記実施例によれば、実演モード選択画面において、実演モードを起動する旨を選択する操作がされたときは、実演モードを起動し、実演モードを起動しない旨を選択する操作がされたときは、実演モードを起動せず、何も操作がなされないまま所定の一定時間が経過すると、実演モードを起動するという実演モード制御手段を有するので、通信が不可能な状況でユーザが電源を投入した場合、ユーザが自らの意思で実演モードを解除することができ、販売店においては、店員が電源を投入してから実演モードを起動する操作をしなくても自動で実演モードとして起動するので手間を省くことができる。
【0047】
また、上記実施例によれば、所定の一定時間が経過したときの処理とは反対の処理を、初期の選択表示画面において示すので、たとえば、所定の一定時間、何も操作しないと実演モードとして起動する装置であったら、上記実演モード選択画面では、初期の選択表示が「実演モードを起動しない」の側が初期値となっている。実演モードという語句を知らず、またマニュアルを見ていない理解の浅いユーザは、未知の場面では初期値を選択しがちであることを考慮に入れると、「実演モードを起動しない」の側が初期値となっていることによって、理解の浅いユーザに対しても所望の動作を提供できる確率が高い。
【実施例3】
【0048】
実施例3は、実施例1の変形例であり、自動回線識別が失敗して通常起動した後、ユーザに手動回線種別設定を行うことを促す表示を行う例である。
【0049】
実施例3において、実施例1と同一の処理には同一符号を付加して説明を省略する。
【0050】
図7のS2において自動回線識別が失敗するとS100で手動回線種別設定フラグに1をセットする。
【0051】
図8のS101では、手動回線種別設定フラグに1がセットされていれば、図9(a)の待機画面を表示し、手動回線種別設定フラグに0がセットされていれば、図9(b)の待機画面を表示する。図9(a)では、ユーザに手動で回線種別設定を行うように促すメッセージを待機画面上に表示する。図9(b)では、該メッセージは表示しない。
【0052】
S102でメニューキーが押されれば、S104へ進み、そうでなければS103のその他の処理を行う。S104では手動回線種別設定が選択されたかを判定し、選択されていればS106へ進み、そうでなければ、S105でその他のメニューの処理を行う。S106では、手動回線種別設定を実行する。ここでは、図10の画面を表示し、ユーザに回線種別を選択させる。タッチパネルの登録ボタンが押されれば、ユーザが選択した回線種別を登録する。回線種別設定後、S107で手動回線種別設定フラグに0をセットする。
【0053】
実施例3によれば、自動回線識別が失敗し、通常起動した場合でも、ユーザに手動で回線種別設定を行うように促すことが出来、自動回線識別が失敗し、通常起動した場合の対処方法をユーザに知らせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】実施例1である電話装置T1を示す構成図である。
【図2】電話装置T1に設けられている表示部60の構成を示す図である。
【図3】電話装置T1を構成する操作部70の外観構成を示す図である。
【図4】電話装置T1の電源を投入した後に、実演モードを起動するかどうかを選択し、通常起動または実演モード起動を実行するまでの動作を示すフローチャートである。
【図5】実演モード起動選択画面90を示す図である。
【図6】本発明の実施例2の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例3の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施例3の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例3の待機画面を示す図である。
【図10】本発明の実施例3の回線種別設定画面を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報装置の回線接続状況を識別する回線接続状況識別手段と;
上記情報装置の実演モードを実行する実行部と;
表示を行う表示部と;
操作を行うための操作部と;
電源を投入した際に、上記回線接続状況を識別し、上記回線接続状況の識別に成功したら、上記情報装置を通常使用する通常モードを起動し、一方、上記回線接続状況の識別に失敗したら、上記実演モードの起動を選択する実演モード選択画面を表示する制御手段と;
を有することを特徴とする情報装置。
【請求項2】
請求項1において、
上記制御手段は、実演モード選択画面の表示中に、上記実演モードを起動する旨を選択する操作がされると、実演モードを起動し、実演モードを起動しない旨を選択する操作がされると、実演モードを起動せず通常モードを起動し、何も操作がなされないまま所定の一定時間が経過した後に、実演モードを起動する手段であることを特徴とする情報装置。
【請求項3】
請求項1において、
上記制御手段は、実演モード選択画面には、実演モードを「起動する」と「起動しない」との選択肢を表示するとともに、いずれかが選択状態であることを表示し、操作部の所定のキーが押されれば、選択状態であると表示中の選択肢を選択し、実演モードまたは通常モードを起動するが、実演モード選択画面の初期状態として、「起動しない」を選択状態として表示手段に表示させる手段であることを特徴とする情報装置。
【請求項4】
請求項1において、
ユーザ操作により回線種別設定を行う回線種別設定手段を有し、
上記制御手段は、実演モード選択画面の表示中に、上記実演モードを起動する旨を選択する操作がされると、実演モードを起動し、実演モードを起動しない旨を選択する操作がされると、実演モードを起動せず通常モードを起動し、通常モード起動後、回線種別設定を行うようにユーザに促す画面を表示することを特徴とする情報装置。
【請求項5】
情報装置の通信状況を識別する通信状況識別段階と;
電源を投入した際に、上記通信状況を識別し、上記通信状況の識別に成功したら、上記情報装置を通常使用する通常モードを起動し、一方、上記通信状況の識別に失敗したら、上記実演モードの起動を選択する実演モード選択画面を表示する制御段階と;
を有することを特徴とする情報装置の制御方法。
【請求項6】
請求項5において、
上記制御段階は、実演モード選択画面の表示中に、上記実演モードを起動する旨を選択する操作がされると、実演モードを起動し、実演モードを起動しない旨を選択する操作がされると、実演モードを起動せず通常モードを起動し、何も操作がなされないまま所定の一定時間が経過した後に、実演モードを起動する段階であることを特徴とする情報装置の制御方法。
【請求項7】
請求項5において、
上記制御段階は、実演モード選択画面には、実演モードを「起動する」と「起動しない」との選択肢を表示するとともに、いずれかが選択状態であることを表示し、操作部の所定のキーが押されれば、選択状態であると表示中の選択肢を選択し、実演モードまたは通常モードを起動するが、実演モード選択画面の初期状態として、「起動しない」を選択状態として表示する段階であることを特徴とする情報装置の制御方法。
【請求項8】
請求項5において、
ユーザ操作により回線種別設定を行う回線種別設定段階を有し、
上記制御段階は、実演モード選択画面の表示中に、上記実演モードを起動する旨を選択する操作がされると、実演モードを起動し、実演モードを起動しない旨を選択する操作がされると、実演モードを起動せず通常モードを起動し、通常モード起動後、回線種別設定を行うようにユーザに促す画面を表示することを特徴とする情報装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−199090(P2008−199090A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−29257(P2007−29257)
【出願日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】