説明

情報記録再生装置と情報記録再生方法及びテレビジョン受信装置

【課題】コピー不可コンテンツとコピー可能コンテンツとが一部重なりあったのりしろを持って再生されたとしてもコピー可能なコンテンツのみをダビングすることができる。
【解決手段】この発明の装置では、コンテンツ記録再生処理部201は、情報記録媒体にコピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームとを混在させて記録し、かつ読取り時には隣り合うコンテンツストリームにのりしろを持たせて読取る。管理ファイル記録処理部601は、前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームが記録されるとき、各コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報をチェックし、前記コピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームの切換わり部を特定するコピー制御情報管理ファイルを生成して保存部に記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は情報記録再生装置と情報記録再生方法及びテレビジョン受信装置に関するものであり、特にコンテンツを記録するときの信頼性を上げる機能を実現した内容である。
【背景技術】
【0002】
一般に著作権で保護されている放送コンテンツに対しては、コピー世代管理情報が付加されている。つまり放送コンテンツを記録媒体に記録し、ダビングを行う際コピー回数の制限が行なわれる。しかし実際の放送コンテンツでは、コピー回数が1回のもの(コピーワンス)、10回可能なもの(ダビング10。正確には9回のコピーと1回のムーブ)、何度でもコピーできるもの(コピーフリー)、コピー不可能なもの(コピーネバー)が混在する。そのためにダビングを行う際にコンテンツに含まれている制御情報を判断し、当該コンテンツがコピー可能か否かを判断し、コピー可能なコンテンツのみをダビングする技術がある(例えば特許文献1)。
【0003】
この技術ではコピーワンス部とコピーフリー部とが混在しているとき、これらを識別するための管理情報を生成して記録する技術である。しかしこの技術は、あくまでもコンテンツの境界が明確に区別されるコンテンツ記録方法を採用している。このために、例えば記録始めと記録終わり部分にのりしろを持ってコンテンツを再生する方法であると、管理情報が十分に活用できないという問題がある。
【特許文献1】特開2006−352453号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の目的は、コピー不可コンテンツとコピー可能コンテンツとが一部重なりあったのりしろを持って再生されたとしてもコピー可能なコンテンツのみをダビングすることができる情報記録再生装置と情報記録再生方法及びテレビジョン受信装置を提供すことにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、情報記録媒体にコピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームとを混在させて記録し、かつ読取り時には隣り合うコンテンツストリームにのりしろを持たせて読取るコンテンツ記録再生処理部と、前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームが記録されるとき、各コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報をチェックし、前記コピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームの切換わり部を特定するコピー制御情報管理ファイルを生成して保存部に記録する管理ファイル記録処理部を有する。
【発明の効果】
【0006】
上記の手段によると、コピー可能コンテンツをダビングするときにコピー制御情報管理ファイルのコピー制御情報に基づいて、コピー可能コンテンツだけをダビングできる。特にのりしろの部分で、コピー不可能コンテンツが存在するような場合にコピー不可能コンテンツを避けてコピー可能コンテンツのみを取り出すことが可能となる。つまり、コピー不可能部分をコピーすることがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。図1はこの発明が適用された例えば多チャンネル録画再生サーバ10の構成例を示している。この装置は、チューナ装置100として複数のチューナ部、例えば4つのチューナ部101、102、103、104を有し、同時に複数のチャンネルを受信することができる。チューナ部の数は一例であり、もっと多くても良い。チューナ部101、102、103、104から出力された受信チャンネル、例えばCH1-CH4のトランスポートストリームは、録画再生制御部200と電子番組案内情報(EPG)処理部301に送られる。
【0008】
録画再生制御部200は、番組信号に関する信号処理を行うもので、録画装置210に対する記録再生処理を実行する。
【0009】
ここで記録処理は例えばチューナ部の数と同じ数分のトランスポートストリームを全部行える。このため録画装置210が例えばハードディスクドライブで構成される場合には、1つのハードディスクではなく、複数のハードディスクを組み合わせ使用することもある。この場合、例えばハードディスク1でCH1、CH2のトランスポートストリームを記録再生、ハードディスク2でCH3、CH4のトランスポートストリームを記録再生など分散処理させることなどする。録画装置210には光ディスクがさらに追加されてもよいことは勿論である。
【0010】
また録画再生制御部200は、受信したチャンネルの番組信号もしくは録画装置210からの再生信号を選択処理して、MPEGデコーダ211に出力することができる。この場合、録画再生制御部200は、システムコントロール部511内の出力番組信号選択部(図示せず)からの制御信号に基いて出力する番組信号を決定している。このように録画再生制御部200から出力する番組信号は、チューナ装置100からのリアルタイム放送の番組信号、または、録画装置210で再生された再生番組信号の場合がある。
【0011】
MPEGデコーダ211でデコードされた表示信号は、オンスクリーン表示処理部212、ネットワーク接続部213を介してネットワーク上の例えばテレビジョン受信機700に送出される。
【0012】
尚、多チャンネル録画再生サーバ10自身が、テレビジョン受信機700内に組み込まれていてもよい。
【0013】
301は、電子番組案内情報(EPG)処理部であり、EPGメモリ302を接続されている。EPGメモリ302は各チャンネルの電子番組案内情報を例えば1週間分蓄積している。この例は、例えば日本の地上デジタル放送のようにCH1-CH4の各トランスポートストリームから各チャンネルのEPG情報を抽出する例を示しているが、BSデジタル放送のように各チャンネルにBS全チャンネルのEPG情報が多重されている場合もある。いずれにしても、電子番組案内情報(EPG)処理部301、EPGメモリ302では多チャンネル受信装置で受信可能なチャンネル数分(図の例では4チャンネル)のEPG情報を受信、抽出し、記憶するものとする。
【0014】
EPG処理部301は、操作入力に応じてEPGメモリ302のEPG情報を読出し、オンスクリーン表示処理部212に供給する。このときは、表示を要求したテレビジョン受信機の画面に例えば1週間分の番組案内を表示することができる。勿論、EPG処理部301は、電子番組案内情報を常に新しい内容に更新するようにCH1-CH4のトランスポートストリームからEPG情報を抽出し、EPGメモリ302に更新記憶する機能を備える。
【0015】
13はリモートコントローラである。リモコン受信部512は、リモートコントローラ13からの操作信号を受信し、システムコントロール部511に供給する。システムコントロール部511は操作信号の内容に応じて、装置全体の動作を統括制御する。
【0016】
ところで、録画再生制御部200がトランスポートストリームを録画装置210の記録媒体に記録する場合、トランスポートストリームはコンテンツ記録再生処理部201を介して出力される。トランスポートストリームとしては、コピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームが存在する。ここで、コンテンツ記録再生処理部201は、コピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームとを混在させて記録することができる。また、読み出すときは隣り合うコンテンツストリームにのりしろを持たせて読み出すことができる。こののりしろは、データの欠落がないように、安全性を確保するために付加される。しかしこのままコピーを行なったのでは、本来コピー不可能な部分までもがコピーされて装置の信頼性を損なうことになる。そこで、この装置はさらに次のような制御部が設けられている。
【0017】
録画装置210には、コピー及び移動制御部600が接続されている。このコピー及び移動制御部600は録画装置210のコンテンツを録画装置700へコピー或いは移動するときに制約を与えることができる。
【0018】
コピー及び移動制御部600は、コピー処理部630、移動処理部640を有する。コピー処理部630は操作部の操作に応答し、コンテンツの選択とコピー開始指示があったとき、選択されたコンテンツを指定した保存先媒体へコピーする。移動処理部630は操作部の操作に応答し、コンテンツの選択と移動開始指示があったとき、選択されたコンテンツを指定した保存先媒体へ移動させる。なおコピー及び移動が実行されるときは、コピー及び移動がコピー制御情報により許可されている場合である。コピー制御情報に関連する機能を以下説明する。
【0019】
またコピー及び移動制御部600は、管理ファイル記録処理部601、管理ファイル解析部602を有する。この管理ファイル記録制御部601は、放送信号受信中のコンテンツストリームが録画装置210に記録されているときに、ストリームに含まれるコピー制御情報に基づいてコピー制御情報管理ファイルをリアルタイムで生成することができる。コピー制御情報管理ファイルは、録画装置210の記録媒体に記録されて保存されてもよいし、このコピー及び移動制御部600内に設けられたメモリに格納されてもよい。
【0020】
管理ファイル解析部602は、コピー制御情報管理ファイルを解析して、再生したストリームの中のコピー可能コンテンツストリームと、コピー不可能コンテンツストリームとを識別することができる。この識別結果に応じてコピー処理部630、移動処理部640の動作が制御される。
【0021】
またこのコピー及び移動制御部600には、ストリーム解析部603、新コピー制御情報生成部604が設けられている。ストリーム解析部603は、コピー制御情報管理ファイル内のコピー制御情報が読取り不可能なときは、前記記録媒体に記録されている前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報を解析する。この解析結果に基づいて、新コピー制御情報生成部604は新たなコピー制御情報を生成してコピー制御情報管理ファイルに格納することができる。
【0022】
コピー制御情報管理ファイル内のコピー制御情報が読取り不可能なときは、例えばコピー制御情報が消失あるいは破損したような場合がある。またもともと、管理ファイルを有しないコンテンツが外部記憶媒体からそのままダビングされたような場合がある。
【0023】
またコピー及び移動制御部600には、ダビング回数管理部611が設けられていてもよい。
【0024】
図2にはチューナ部101−104のいずれか1つ例えばチューナ部101の構成例を示している。アンテナ入力は、選局部121で選局され、選局されたチャンネルのストリーム信号は、分離部122を介してデスクランブラ123に入力される。分離部122は制御信号(ECM)、制御信号(EMM)を分離する。分離部122で分離された制御信号(ECM)は、ICカード130に入力される。制御信号(EMM)は、分離部124においてカードIDを用いて当該カードIDのEMMのみ分離されてICカードに入力される。制御信号(ECM)、制御信号(EMM)の詳細は、例えば、電波産業界(ARIB)標準規格(STD B-25)デジタル放送におけるアクセス制御方式の第1部、第3章、関連情報サブシステムに記載のECM、EMMである。
【0025】
ICカード130内では、制御信号ECM,EMMを用いてスクランブル鍵が得られる。このスクランブル鍵を利用して、デスクランブラ123では、トランスポートストリーム中の映像、音声、データのスクランブルされたトランスポートストリームパケットがデスクランブルされて出力される。上記の例は、ICカード130がそれぞれチューナ部に使用されるタイプを示したが、複数のチューナ部で1つのICカードを兼用するタイプであってもよい。
【0026】
図3(A)、図3(B)はこの発明の装置の特徴部の機能を説明するための図である。図3(A)に示すようにこの発明の装置では、情報記録媒体にコピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームとを混在させて記録することができる。このストリームの例えば指定されたコンテンツを読取る場合、制御情報が途切れるのを保障するために、読取り時には隣り合うコンテンツストリームにのりしろを持たせて読取る。
【0027】
一方、録画装置210の記録媒体にコピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームが記録されるとき、管理ファイル記録処理部601は、各コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報をチェックする。そして、コピー制御情報管理ファイルを生成して保存部に記録する。保存部は、録画装置210の記録媒体の一部が利用されてもよいし、独自にコピー及び移動制御部600内に設けたメモリが利用されてもよい。
【0028】
今、図3(A)に示すように、のりしろ801の情報がコピー制限されているコンテンツであり、領域802の情報がダビング可能コンテンツストリームであり、のりしろ803の情報がダビング不可能コンテンツストリームであったとする。このときはこのストリームのコピー制御情報を管理するコピー制御情報管理ファイルは、のりしろ801の部分の管理情報(コピー可能回数:0、先頭からのパケット数:0)、領域802の部分の管理情報(コピー可能回数:10、先頭からのパケット数:100)、のりしろ803以後の部分の管理情報(コピー可能回数:0、先頭からのパケット数:1000)を生成する。なお記録方向は図面上で左から右方向とする。管理情報は、コピー可能回数と、先頭からのパケット数を有する。
【0029】
今、領域802に記録されているコンテンツのダビングを行うように操作信号がリモートコントローラ13から与えられたとする。すると、管理ファイル解析部604は、先の管理ファイルを解析して、コピー可能なコンテンツストリームのみを特定することができる。つまり、図3(B)に示すように、ストリームののりしろ801から領域802、つづいてのりしろ803までの再生が行なわれたとしても、管理ファイルのパケット数からのりしろ801、領域802、のりしろ803の領域を識別できる。したがって、領域802のストリームのみをコピー処理することができる。
【0030】
図4は、コピー制御情報管理ファイルが存在しない場合、又は存在したとしてもコピー制御情報が消失又は破損しているような場合の動作を説明する図である。この場合は、のりしろ801、領域802、のりしろ803の領域のストリームが読み出され、このストリームの制御レイヤーに含まれるコピー制御情報がストリーム解析部603により解析される。そして、コピー可能なコンテンツストリームのみがコピーされる。
【0031】
図5は、コピー制御情報管理ファイルが存在しない場合、又は存在したとしてもコピー制御情報が消失又は破損しているような場合の他の動作を説明する図である。ストリーム解析が行なわれると、のりしろ801、領域802、のりしろ803の領域のコピー制御情報及びパケット数が判明するので、新コピー制御情報生成部604によりコピー制御情報が作成される。そして、コピー制御情報管理ファイルに格納される。図5の例では、先の図3と同様に、のりしろ801の部分の管理情報(コピー可能回数:0、先頭からのパケット数:0)、領域802の部分の管理情報(コピー可能回数:10、先頭からのパケット数:100)、のりしろ803以後の部分の管理情報(コピー可能回数:0、先頭からのパケット数:1000)を生成された例を示している。
【0032】
図6には、録画装置210の情報記録媒体に複数のタイトル(あるいは番組)がコンテンツストリームの形で記録されているとき、一部の番組をコピーする際の動作をフローチャートで示している。コピー動作モードが例えばリモートコントローラを介して選択される。するとシステムコントロール部511の制御に基づいて、タイトル管理情報テーブルから録画済みタイトル名(又は番組名)が読み出され、表示器700に表示される(ステップSA1,SA2)。なおタイトル管理情報テーブルは、一般的な記録再生装置に例えばDVDレコーダなどに規定されているテーブルと同様なテーブルである。この管理情報テーブルには、例えば各記録したタイトルのエントリー情報あるいは開始アドレス、終了アドレスが記述されている。
【0033】
次に利用者は画面を見ながらリモートコントローラを操作し、所望のタイトル名(又は番組名)を選択し、決定ボタンを操作する(ステップSA3)。すると、選択されたタイトルに対してのりしろをつけてコンテンツ記録再生処理部が読み出す(ステップSA4)。次に管理ファイル解析部602が、コピー制御情報管理ファイルを解析し、コピー可能コンテンツストリームのみを抽出する。これによりコピー処理部630は、抽出されたコンテンツストリームのコピー処理を実行し(ステップSA6)、当該タイトルに関するダビング回数の更新が行なわれる。ダイビング回数が残り一回になると、移動処理部640の移動処理が実行され、今後は当該コンテンツのダビングは不可能となる。
【0034】
図7はさらに本発明装置の別の動作例を示すフローチャートである。図6と共通する部分には同一の符号を示している。図6の動作例ではステップSA4の次にコピー制御情報管理ファイルの解析が行なわれたが、図7の例は、コピー制御情報管理ファイルが無いか又は消失又は破損しているような事態が生じた例を示している(ステップSB1)。
【0035】
このようなときは、指定されたストリームの部分がのりしろ部分も含めてストリーム解析される(ステップSB2)。この解析においてコピー制御情報が参照され、コピー可能なコンテンツストリームを抽出することができる(ステップSB3)。抽出されたコンテンツストリームのコピー処理が実行される(ステップSA6)。またストリーム解析されることにより、コピー制御情報管理ファイルを作成することができる(ステップSB4)。そして新コピー制御情報として格納する(ステップSB5)。
【0036】
上記したようにこの発明によると、コピー可能コンテンツをダビングするときにコピー制御情報管理ファイルのコピー制御情報に基づいて、コピー可能コンテンツだけをダビングできる。特にのりしろの部分で、コピー不可能コンテンツが存在するような場合にコピー不可能コンテンツを避けてコピー可能コンテンツのみを取り出すことが可能となる。つまり、コピー不可能部分をコピーすることがない。また、コピー不可能コンテンツの部分のコピー制御情報のみを判断して、全体のコピーを中止するような不具合が防止できる。
【0037】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】この発明が適用された例えば多チャンネル録画再生サーバ10の構成例を示す図である。
【図2】チューナ部101の構成例を示す図である。
【図3】この発明の装置の特徴部の機能を説明するための図である。
【図4】この発明の装置においてコピー制御情報管理ファイルが存在しない場合、又は存在したとしてもコピー制御情報が消失又は破損しているような場合の動作を説明する図である。
【図5】この発明の装置においてコピー制御情報管理ファイルが存在しない場合、又は存在したとしてもコピー制御情報が消失又は破損しているような場合の他の動作を説明する図である。
【図6】この発明の装置の動作例を示すフローチャートである。
【図7】この発明の装置の他の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
100・・・チューナ装置、200・・・録画再生制御部、201・・・コンテンツ記録再生処理部、211・・・MPEGデコーダ、212・・・オンスクリーン表示処理部、213・・・ネットワークインターフェース、301・・・電子番組案内情報(EPG)処理部、302・・・EPGメモリ、600・・・コピー及び移動制御部、601・・・管理ファイル記録処理部、602・・・管理ファイル解析部、603・・・ストリーム解析部、604・・・新コピー制御情報生成部、605・・・ダビング回数管理部、630・・・コピー処理部、640・・・移動処理部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報記録媒体にコピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームとを混在させて記録し、かつ読取り時には隣り合うコンテンツストリームにのりしろを持たせて読取るコンテンツ記録再生処理部と、
前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームが記録されるとき、各コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報をチェックし、前記コピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームの切換わり部を特定するコピー制御情報管理ファイルを生成して保存部に記録する管理ファイル記録処理部を有することを特徴とする情報記録再生装置。
【請求項2】
前記管理ファイル記録処理部は、放送信号受信中の前記ストリームに含まれるコピー制御情報に基づいて前記コピー制御情報管理ファイルをリアルタイムで生成することを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項3】
前記コピー制御情報管理ファイル内のコピー制御情報が読取り不可能なときは、前記記録媒体に記録されている前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報の解析結果に基づいて、新たなコピー制御情報を生成して前記コピー制御情報管理ファイルに格納する新コピー制御情報生成部を有することを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項4】
前記コピー制御情報管理ファイルのコピー制御情報のエラーチェックを行いエラーが生じているときは、前記記録媒体に記録されている前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報を解析し、新たなコピー制御情報を生成して前記コピー制御情報管理ファイルに格納する新コピー制御情報生成部を有することを特徴とする請求項1又は3記載の情報記録再生装置。
【請求項5】
情報記録媒体にコピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームとを混在させて記録し、かつ読取り時には隣り合うコンテンツストリームにのりしろを持たせて読取る装置の情報記録再生方法において、
前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームが記録されるとき、各コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報をチェックし、前記コピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームの切換わり部を特定するコピー制御情報管理ファイルを生成して保存部に記録するようにしたことを特徴とする情報記録再生方法。
【請求項6】
放送信号受信中の前記ストリームに含まれるコピー制御情報に基づいて前記コピー制御情報管理ファイルをリアルタイムで生成することを特徴とする請求項5記載の情報記録再生方法。
【請求項7】
記録媒体に記録されている前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報の解析結果に基づいて、新たなコピー制御情報を生成することを特徴とする請求項5又は6記載の情報記録再生方法。
【請求項8】
前記コピー可能コンテンツストリームのコピー回数を管理し、のこり1回についてコピー指示があったときは移動処理を実行することを特徴とする請求項5又は6記載の情報記録再生方法。
【請求項9】
放送信号より受信したコンテンツを記録媒体に記録する録画装置を有したテレビジョン受信装置において、
前記記録媒体にコピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームとを混在させて記録し、かつ読取り時には隣り合うコンテンツストリームにのりしろを持たせて読取るコンテンツ記録再生処理部と、
前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームが記録されるとき、各コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報をチェックし、前記コピー可能コンテンツストリームとコピー不可能コンテンツストリームの切換わり部を特定するコピー制御情報管理ファイルを生成して保存部に記録する管理ファイル記録処理部とを有したことを特徴とするテレビジョン受信装置。
【請求項10】
前記管理ファイル記録処理部は、放送信号受信中の前記ストリームに含まれるコピー制御情報に基づいて前記コピー制御情報管理ファイルをリアルタイムで生成し、
前記コピー制御情報管理ファイル内のコピー制御情報が読取り不可能なときは、前記記録媒体に記録されている前記コピー可能コンテンツストリーム及びまたはコピー不可能コンテンツストリームに含まれるコピー制御情報の解析結果に基づいて、新たなコピー制御情報を生成して前記コピー制御情報管理ファイルに格納する新コピー制御情報生成部を有することを特徴とする請求項9記載のテレビジョン受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−9699(P2010−9699A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−169319(P2008−169319)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】