説明

情報記録装置および記録予約設定装置

【課題】ネットワーク上の他の情報記録装置に記録予約を設定しようとした時点でデータ記録が確実に行われるかどうかが明確になるようにする。
【解決手段】情報記録装置は、ネットワークを介して外部装置と通信する通信手段と、通信手段が外部装置から受信した記録予約設定要求に基づき、記録予約情報を作成する記録予約設定手段と、記録予約設定手段が作成した記録予約情報に基づき、映像データまたは音声データを記録する情報記録手段と、情報記録手段の記録可能な残容量を算出する算出手段と、通信手段で受信した、記録予約設定手段が作成した記録予約情報を取得するための記録予約情報取得要求に対する応答として、算出手段により算出された残容量を記録予約情報と共に外部装置に送信する記録予約情報送信手段とを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像データまたは音声データを記録する情報記録装置および情報記録装置における情報記録の予約設定に用いられる記録予約設定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ホームネットワークが構築されるようになってきている。ホームネットワークは、Ethernet(登録商標)や無線LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して家庭内のテレビや、HDDレコーダ(HDD:Hard Disk Driveを内蔵した情報記録装置)、DVDレコーダ(DVD:Digital Versatile Diskに対するデジタルデータの記録機能を備えた情報記録装置)といった映像データと音声データの再生または記録機能を備えた装置を、例えばUPnP等の技術仕様にしたがい相互に接続したものである。
【0003】
ホームネットワークでは、前述のHDDレコーダのような情報記録装置を複数ネットワークに接続して、それら複数の情報記録装置のいずれかを用いて他の情報記録装置に番組の記録予約を設定することができる。また、ホームネットワークにパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を接続し、その情報処理装置を用いて情報記録装置に番組の記録予約を設定することもできる。
【0004】
従来、複数の情報記録装置をネットワークに接続することに関して、例えば特許文献1には、次のような情報処理システムが開示されていた。この情報処理システムでは、ある特定の情報処理装置のGUIにネットワーク全体の録画予約情報をマージして表示し、他の情報処理装置における予約状況やディスクの空き状況を確認して別の情報処理装置の予約を行えることが開示されている。
【特許文献1】特開2005−244372号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示されている従来技術では、ある特定の情報処理装置のGUIに、ネットワークに接続されている情報処理装置全体の録画予約情報がマージして表示されるに過ぎなかった。
【0006】
そのため、表示されるGUIをみても、ある特定の情報処理装置を用いて他の情報記録装置に記録予約を設定しようとしたときに、他の情報記録装置でデータが記録されずに残されている記録媒体(例えば、ハードディスク)の容量(残量といい、空き容量ともいう)を把握することができない。残量よりも情報記録に必要な記録媒体の容量が多くなるときは、情報記録を確実に行うことができないため、従来技術では、他の情報記録装置に記録予約を設定しようとした時点でデータ記録が確実に行わえるかどうかがわからなかった。
【0007】
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、ネットワーク上の他の情報記録装置に記録予約を設定しようとした時点で記録媒体の残容量が把握できるようにした情報記録装置および記録予約設定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、ネットワークを介して外部装置と通信する通信手段と、通信手段が外部装置から受信した記録予約設定要求に基づき、記録予約情報を作成する記録予約設定手段と、記録予約設定手段が作成した記録予約情報に基づき、映像データまたは音声データを記録する情報記録手段と、情報記録手段の記録可能な残容量を算出する算出手段と、通信手段で受信した、記録予約設定手段が作成した記録予約情報を取得するための記録予約情報取得要求に対する応答として、算出手段により算出された残容量を記録予約情報と共に外部装置に送信する記録予約情報送信手段とを有する情報記録装置を特徴とする。
【0009】
また、本発明は、ネットワークを介して外部装置と通信する通信手段と、通信手段が外部装置から受信した記録予約設定要求に基づき、記録予約情報を作成する記録予約設定手段と、記録予約設定手段が作成した記録予約情報に基づき、映像データまたは音声データを記録する情報記録手段と、情報記録手段の記録可能な残容量を算出する算出手段と、通信手段で受信した、記録予約設定要求に対する応答として、記録予約設定手段が作成した記録予約情報と共に算出手段により算出された残容量を外部装置に送信する記録予約情報送信手段とを有する情報記録装置を提供する。
【0010】
さらに、本発明は、ネットワークに接続されている情報記録装置と通信する通信手段と、情報記録装置に映像データまたは音声データの記録予約を要求する記録予約要求を入力する記録予約要求入力手段と、情報記録装置に対し、通信手段によって記録予約要求を送信させる送信制御手段と、通信手段によって送信した記録予約要求に対応する情報記録装置からの応答を用いて情報記録装置の残容量を情報記録装置に設定されている記録予約とともに表示させる表示制御手段とを有する記録予約設定装置を提供する。
【発明の効果】
【0011】
以上詳述したように、本発明によれば、ネットワーク上の他の情報記録装置に記録予約を設定しようとした時点で記録媒体の残容量が把握できるようにした情報記録装置および記録予約設定装置が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
【0013】
図1は本発明の実施の形態に係るホームネットワーク100の構成を示すブロック図である。ホームネットワーク100はネットワーク101に対し、記録予約設定装置としてのパーソナルコンピュータ102と、情報記録装置としてのパーソナルコンピュータ103およびHDDレコーダ104が接続された構成を有している。
【0014】
ネットワーク101は、Ethernet(登録商標)や無線LAN等の映像データの伝送に必要な帯域が利用可能な技術を用いて構成されている。
【0015】
パーソナルコンピュータ102は、図2に示すように、CPU、ROMおよびRAMを備えた全体の動作を司る制御ユニット102aと、キーボード、マウスといったデータ入力を行うデータ入力手段102bと、液晶表示パネル等を用いた表示手段102bおよびHDDなどからなるデータ記憶手段102dを有している。
【0016】
また、パーソナルコンピュータ102はデータ入力手段102bを用いて録画予約を設定するための後述する録画予約情報を入力でき、データ記憶手段102dに映像データを記録し、録画を行うことができる。パーソナルコンピュータ103はパーソナルコンピュータ102と同様の構成を有しているため図示を省略している。
【0017】
HDDレコーダ104は、詳しくは後述するが、いずれもHDDとDVDドライブを内蔵しており、放送波を受信して、図1には図示しないHDDまたは光ディスクD(例えば、DVD−RAMやDVD−R等)に、例えばMPEG(Moving Picture Image Coding Experts Group)−2形式の映像データや、音声データ等のデジタルデータを記録する録画、録音が行える情報記録装置としての機能を有している。また、記録したMPEG−2形式のデジタルデータを読み取り、映像データ、音声データを再生することもできる。
【0018】
図3は、HDDレコーダ104の内部構成を示すブロック図である。TVチューナ21には図示されていないアンテナが受け取った放送波の信号が入力されている。
【0019】
TVチューナ21は入力される信号について復調等を行ってアナログ映像信号を出力する。このアナログ映像信号は、ADC(Analog To Digital Converter)22によって例えばサンプリング周波数13.5MHz、量子化ビット数8ビットで量子化される。同様にアナログ音声信号についてもADC22によって、例えばサンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16ビットで量子化される。
【0020】
ADC22から出力されたデジタル映像信号とデジタル音声信号は、エンコーダ23に入力される。エンコーダ23は、入力されたデジタル映像信号をMPEG−2規格に基づいて圧縮し、圧縮された映像データを出力する。デジタル音声信号についても、例えばAC(Audio Compression)−3規格に基づいて圧縮し、圧縮したデジタル音声信号に変換して出力する。
【0021】
エンコーダ23では、圧縮したデジタル映像信号とデジタル音声信号とを記録に適したフォーマットとなるよう信号処理を行ってデータプロセッサ24に出力する。エンコーダ23でエンコードされた映像データおよび音声データやコントローラ32で作成された管理情報は、データプロセッサ24を介して、後述するHDD25や、DVDドライブ(ディスクドライブ)26に挿入されているDVD−RAM等の光ディスクDに記録される。
【0022】
HDD25や、DVDドライブ26に挿入された光ディスクDに記録された信号(映像データや音声データ)は、データプロセッサ24を介してデコーダ27に出力される。
【0023】
デコーダ27は入力された信号から映像信号と音声信号とを分離して、それぞれをデコードする機能を有している。デコーダ27から出力された映像信号はビデオミキサ28に入力される。
【0024】
ビデオミキサ28では、フレームメモリ29をバッファとして使用しながら、入力された映像信号とテキストデータや画像データとの合成が行われる。また、ビデオミキサ28の出力は、DAC30(Digital To Analog Converter)により、アナログ信号に変換された後に、外部に出力される。デコーダ27から出力された音声信号についても、同様にDAC31でアナログ信号に変換された後に外部に出力される。
【0025】
コントローラ32は、MPU(Micro Processing Unit)と、ROMおよびRAMを有している。ROMには、制御プログラムやMPUが実行するプログラムが書き込まれている。RAMは、MPUによるプログラムの実行に必要なワークエリアを提供し得るようになっている。コントローラ32は、ROMに記憶されている制御プログラムに従い前述の各モジュールを制御して、録画や再生などのセット動作を統括する。
【0026】
また、コントローラ32は、ユーザの操作する図示しないリモコンの操作情報を図示しない赤外線受光部を介して受信し、その受信した情報に従って動作を制御する。さらに、コントローラ32は、ネットワーク101に接続されている他の装置(例えば、パーソナルコンピュータ102)との通信を行うネットワークインタフェース(ネットワークI/F)33の動作を制御する。さらにまた、コントローラ32は、ライブラリ管理機能を提供する。
【0027】
コントローラ32は、HDD25またはDVDドライブ26によるデータの記録(ここでは録画を想定している)に用いられ、そのデータの記録(録画)に先立ち予め設定された情報(以下「録画予約情報」という)に基づいて予約録画の実行を制御する。ここで、録画予約情報は、チャンネル番号、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードなどの情報が含まれている。
【0028】
例えば、デジタル放送の場合であれば、録画開始時刻と録画終了時刻にかえてイベントIDを指定するといったように、録画を行うために必要な情報が録画予約情報である。録画モードは、録画に使用するコーデックの種別、ビットレートなどの情報である。また、録画予約情報には、録画予約ごとに一意の値をもつ予約IDが含まれている。なお、録画予約情報には録画に直接必要な情報ではないが、番組のジャンルの情報やタイトル名などの情報も含むようにすることが可能である。
【0029】
また、コントローラ32はこのような録画予約情報を録画予約テーブル106(記録予約情報記憶手段)として格納して保持している。そして、コントローラ32は現在時刻を監視していて、録画予約テーブル106に格納されているいずれかの録画予約情報の録画開始時刻になると録画動作が開始されるように制御し、録画予約情報に基づき、情報記録手段としてのHDD25、DVDドライブ26が録画を行うように制御する。
【0030】
すなわち、コントローラ32は、録画開始時刻になると録画予約情報のチャンネル番号で指定されたチャネルを選局し、録画モードに従ってエンコーダ23を作動させて録画を実行する。さらに、コントローラ32は録画実行中にも現在時刻を監視していて、録画終了時刻になると録画動作を停止し、録画動作によって記録された信号(映像信号および音声信号)を保存する。録画予約テーブル106はHDDレコーダ104の電源をオフにした場合でも消去されないようにHDD25に記憶されている。
【0031】
ネットワークI/F33はネットワーク101に接続されている他の装置(例えばパーソナルコンピュータ102)とメッセージを送受信するために用いられる。コントローラ32は、ネットワークI/F33を介して受信したメッセージを解釈するとともに、他の装置に送信するメッセージを生成し、そのメッセージをネットワークI/F33を介して送信する。
【0032】
(ネットワーク録画予約サービス)
コントローラ32は、ネットワーク101に接続されている他の情報記録装置や記録予約設定装置に対して録画予約情報を公開するとともに、他の情報記録装置や記録予約設定装置から録画予約の設定を行えるようにするネットワーク録画予約サービス機能を実行する。
【0033】
このような機能を実現するため、コントローラ32は、UPnP(Universal Plug And Play)規格を用いてネットワーク101に接続されている他の情報記録装置や記録予約設定装置(例えば、パーソナルコンピュータ102)と通信を行う。ただし、他の同様のプロトコルを用いて上記の機能を実現することもできる。
【0034】
ここで、UPnPについて説明する。UPnPはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に基づく動作が行われるネットワークにおいて、そのネットワークに接続されている装置(情報記録装置、プリンタ、スキャナなど)の発見や操作を面倒な設定を行うことなく実現できるようにすることを目的としている。
【0035】
UPnPでは、ネットワークに接続されている装置に対して何らかの機能を提供する装置が「デバイス」と呼ばれ、その「デバイス」が提供する機能が「サービス」と呼ばれる。また、「デバイス」の提供する「サービス」を利用、制御する側の装置は「コントロールポイント」と呼ばれる。なお、これらの「デバイス」や「コントロールポイント」はプロトコルを規定するための概念的なモデルである。そのため、実際の装置(例えば、HDDレコーダ104)は「デバイス」としての機能と、「コントロールポイント」としての機能を併有することもある。
【0036】
そして、情報記録装置や、情報記録装置が提供する「サービス」を発見するためにはSSDP(Simple Service Discovery Protocol)が用いられる。SSDPを用いることで、「デバイス」は、「デバイス」や「サービス」がネットワーク上に存在することを通知したり、「コントロールポイント」が所望の「デバイス」を探索したりすることができる。SSDPで発見した装置からは、Device Descriptionと呼ばれるXML(Extensible Markup Language)形式で記述されたレスポンスが送信される。そのため、「コントロールポイント」はレスポンスによって、「デバイス」としての情報記録装置の属性情報を取得することができる。
【0037】
Device Descriptionには、装置を一意に識別するための識別子であるUDN(Unique Device Name)、表示などに使用するFriendlyName、提供される「サービス」のリストなどが記述されている。同様に「サービス」についても、Serivce Descriptionと呼ばれるXML形式のデータを取得可能であり、実行できる操作などが記述されている。Service Descriptionに記述されている操作は、SOAP(Simple Object Access Protocol)を用いて呼び出される。
【0038】
サービスの状態が変更されたときには、GENA(Generic Event Notification Architecture)によりコントロールポイントに対してメッセージを送信することで、そのことの通知を行うことができる。
【0039】
ネットワーク録画予約サービスを提供する情報記録装置に対して、他の情報記録装置や記録予約設定装置が実行可能な操作は、録画予約取得要求(SRS:BrowseRecordScheduleアクション)、録画予約設定要求(SRS:CreateRecordScheduleアクション)、録画予約更新要求および録画予約削除要求である(いずれも後述する)。
【0040】
そして、HDDレコーダ104が「デバイス」としてネットワーク録画予約サービスを提供する場合、コントローラ32は、ネットワーク101に接続されている他の情報記録装置や記録予約設定装置から送信(転送)される録画予約情報を受け付けるためにネットワーク録画予約サービスを実行する。ネットワーク録画予約サービスは前述のUPnPの「サービス」であるSRS(ScheduledRecording Service)として実現される。
【0041】
また、コントローラ32はネットワーク録画予約サービスを実行するとともに、他の情報記録装置で作動するネットワーク録画予約サービスに対する「コントロールポイント」としての機能も実行する。この場合、コントローラ32は他の情報記録装置で作動するネットワーク録画予約サービスに対して、録画予約取得要求、録画予約設定要求などを送信する。録画予約設定要求を送信することによって、他の情報記録装置に対して録画予約の設定を行うことができる。この録画予約設定要求には、前述の録画予約情報が含まれている。
【0042】
そして、HDDレコーダ104がネットワーク録画予約サービスを提供する「デバイス」として作動する場合、次のような動作を行う。
【0043】
まず、HDDレコーダ104が他の情報記録装置や記録予約設定装置から録画予約設定要求を受信すると、受信した録画予約設定要求に含まれている録画予約情報を解析して実行可能な録画予約であるかどうかを判定し、実行可能な録画予約であるときはその録画予約情報を作成して図1に示す録画予約テーブル106に追加する。ここで、実行可能な録画予約とは、録画予約情報に指定されているチャネルが受信可能であり、録画モードをサポートしているものである。既に設定されている録画予約と重複する時間が指定されているために録画の実行ができない場合もあり、ここではそうした場合は実行可能な録画予約とはしない。実行可能な録画予約でなかったときはエラー応答を返す。
【0044】
また、HDDレコーダ104が録画予約取得要求を受信したときは、コントローラ32が録画予約テーブル106に格納されている録画予約情報を取得し、取得した録画予約情報を後述するレスポンス150として送信する。
【0045】
さらに、HDDレコーダ104が録画予約更新要求を受信したときは、コントローラ32がその受信した録画予約更新要求に含まれる予約IDと録画予約情報を解析し、録画予約テーブル106のうちの指定された予約IDと予約IDが一致する録画予約情報を受信した録画予約情報によって更新する。指定された予約IDを持つ録画予約情報が録画予約テーブル106に存在しない場合にはエラー応答を返す。
【0046】
さらにまた、HDDレコーダ104が録画予約削除要求を受信したときは、コントローラ32がその受信した録画予約削除要求に含まれる予約IDを解析し、録画予約テーブル106から指定された予約IDを持つ録画予約情報を削除する。指定された予約IDをもつ録画予約情報が録画予約テーブル106に存在しないときはエラーレスポンスを返す。
【0047】
なお、ネットワーク録画予約サービスでは、設定されている録画予約が変更されるとGENAを用いて録画予約情報が変更されたことを通知する録画予約情報更新通知を送信することができる。
【0048】
次に、以上の構成を有するホームネットワーク100の動作内容について説明する。以下の説明では、ユーザがパーソナルコンピュータ102を操作して録画予約情報を入力することにより、HDDレコーダ104に録画予約を設定する場合を想定している。そのため、HDDレコーダ104が「サービス」を提供する「デバイス」として作動し、パーソナルコンピュータ102がそのサービスの提供を受ける「コントロールポイント」として作動する。
【0049】
(パーソナルコンピュータ102の動作手順)
ここで、図4はパーソナルコンピュータ102における録画予約設定処理の動作手順を示すフローチャートである。
【0050】
まず、図4に示すように、パーソナルコンピュータ102は、ネットワーク101に接続されたHDDレコーダ104を含む各装置にSSDPのコマンドを送信する(S1)。S1の実行によって、図5に示すデータ送信t1が行われる。なお、図5はパーソナルコンピュータ102とHDDレコーダ104とにおけるデータの送受信シーケンスを示す図である。
【0051】
続いて、パーソナルコンピュータ102では、S1で送信したSSDPのコマンドのレスポンスを受信するまで(後述するデータ送信r1があるまで)待機する(S2)。パーソナルコンピュータ102では、レスポンスを受信すると、制御ユニット102aが表示制御手段としての動作を行い、受信したレスポンスに基づき、表示手段に後述する装置一覧200を表示させる(S3)。この場合、パーソナルコンピュータ102は受信したレスポンスに基づき、SRSのサービスを提供しているデバイス(図1の場合では、HDDレコーダ104、パーソナルコンピュータ103)を認識して装置一覧200を表示する。
【0052】
次に、パーソナルコンピュータ102では、受信したレスポンスに基づき、発見された装置それぞれに対し、録画予約取得要求を送信する(S4)。S4の実行によって、図5に示すデータ送信t2が行われる。
【0053】
また、パーソナルコンピュータ102では、録画予約取得要求に対する後述するレスポンス150を受信するまで(後述するデータ送信r2があるまで)待機する(S5)。そして、レスポンス150を受信すると、制御ユニット102aが表示制御手段としての動作を行い、装置一覧200に後述する残量表示202a,202b,202c,202dを表示させ(S6)、さらに、受信したレスポンス150に基づき、表示手段に後述する録画予約リスト205を表示させる(S7)。
【0054】
さらに、パーソナルコンピュータ102は、ユーザが記録予約要求入力手段としてのデータ入力手段102bを用いた録画予約を新規に設定するため入力操作(録画予約設定操作)を終了させるまで待機し(S8)、録画予約設定操作が完了すると、送信制御手段としての制御ユニット102aの制御によって録画予約設定要求105を送信する(S9)。
【0055】
なお、録画予約を設定する場合、ユーザはまず、後述する番組表から所望の番組を選択し、図示しない録画予約情報設定画面の各項目(選択した番組のチャネル、録画予約の日時、録画モード、記録先HDDまたはDVD、録画装置などの項目)に所望の情報を入力する。S9の実行によって、図5に示すデータ送信t3が行われる。
【0056】
また、パーソナルコンピュータ102では、送信した録画予約設定要求に対する後述するレスポンス160を受信するまで(後述するデータ送信r3があるまで)待機する(S10)。そして、レスポンス160を受信すると、制御ユニット102aが表示制御手段としての動作を行い、受信したレスポンス160に基づき、表示手段に後述する予約確認画面210または予約確認画面220を表示させる(S11)。
【0057】
次に、パーソナルコンピュータ102では、予約確認画面210、220の表示後、ユーザの行った操作が後述する予約確定操作であったかどうかかを判定し(S12)、予約確定操作であった場合は録画予約がHDDレコーダ104に設定されているためそれ以降の動作を行わずに処理を終了するが、予約確定操作でなかった場合はS13に進む。
【0058】
S13に進むと、パーソナルコンピュータ102は、設定した録画予約の削除確認のメッセージ(図示せず)を表示する。また、続くS14では、削除要求が入力されたか否かを判定する。ここで、削除要求が入力されたときはS15に進み、録画予約削除要求を送信して一連の処理を終了する。S15の実行によって、図5に示すデータ送信t4が行われ、HDDレコーダ104において、録画予約テーブル106から該当する録画予約情報が削除されることになる。
【0059】
そして、以上の処理において、パーソナルコンピュータ102が表示する装置一覧200は例えば図6(a)に示すようになっている。この装置一覧200は、SSDPで発見された各装置を示す明細201a,201b,201c,201dを有している。また、各明細201a,201b,201c,201dは各装置の識別ID(装置A,B,C,D)のほかに、残量表示202a,202b,202c,202dを有している。この残量表示202a,202b,202c,202dは、S5で受信したレスポンス150に含まれている後述する予想残量タグ153を用いて表示している。
【0060】
また、録画予約リスト205は図6(b)に示すように、装置一覧200に表示されている明細201a,201b,201c,201dを参照してユーザが選んだ装置に設定されている録画予約をレスポンス150に基づき表示したものである。なお、図6(b)では、装置Aを選んだ場合を想定している。録画予約リスト205には予想残量204が表示されている。この予想残量204は予想残量タグ153を用いて表示したもので、明細201aの予想残量202aと同じ値になっている。
【0061】
そして、予約確認画面210と予約確認画面220はそれぞれ図7(a)、(b)に示すようにして表示される。図7(a)に示す予約確認画面210は予約番組表示211と、予想残量表示212と、予約確認メッセージ213とを有している。
【0062】
予想残量表示212は後述するレスポンス160に含まれる予想残量タグ162を用いて表示したもので、録画予約リスト205に表示される予想残量204から新規の録画予約設定にしたがう録画を実行するのに必要な記録容量を差し引きした値(設定後予想残量)が表示される。
【0063】
ユーザはこの予約確認画面210によって、HDDレコーダ104に新規に録画予約を設定した時点で、その新規の録画予約設定にしたがう録画を実行した後の残りの記録容量を確認することができる。予約確認画面210は設定後予想残量がプラスの場合(つまり、新規の録画予約を設定しても残量がある場合)に表示されるので、予想残量表示212にはプラスの値が表示される。
【0064】
そして、ユーザが予約確認画面210を確認して、設定した録画予約を確定させるリモコン操作等の操作が上述の予約確定操作である。なお、ユーザが予約確認画面210を確認のうえ、予約確定操作とは別の操作を行ったときは図示しない削除確認メッセージが表示される。それに続いてユーザが削除要求を入力すると、録画予約削除要求が送信される。
【0065】
また、図7(b)に示す予約確認画面220は予約番組表示221と、設定後予想残量表示222と、残量不足通知メッセージ223とを有している。予約確認画面220は設定後予想残量がマイナスの場合に表示されるので、予想残量表示222には数値が表示されない。ユーザはHDDレコーダ104に新規の録画予約を設定したときに、HDDレコーダ104で録画可能な記録容量が不足する場合はそのことを予約確認画面220を参照することによって、録画予約を設定した時点で確認することができる。
【0066】
(HDDレコーダ104の動作)
一方、HDDレコーダ104は、図8に示すフローチャートにしたがって作動する。図8はHDDレコーダ104における録画予約設定処理の動作手順を示すフローチャートである。
【0067】
コントローラ32は、図8に示す動作とは別にネットワーク101を介してSSDPのコマンドを受信したかどうかを判定し、SSDPのコマンドを受信したときはネットワークI/F33によって図5に示すデータ送信r1を実行し、レスポンスを提示する。
【0068】
そして、コントローラ32は、図8に示すフローチャートしたがって動作を開始すると、まず、コントローラ32は録画予約取得要求があったか否かを判定する(S21)。録画予約取得要求があったときはコントローラ32は算出手段としての動作を行い予想残量を算出する。この予想残量はHDD25のうちの記録予約設定手段としてのコントローラ32が作成した録画予約情報にしたがう録画に要する記録容量を差し引きしたものであり、新たに録画を行える記録容量(新規予約可能容量ともいう)を示している。
【0069】
この場合、コントローラ32はHDD25の記録容量全体から、録画予約情報にしたがう録画を実行するのに要する記録容量(必要記録容量ともいう)を差し引いて予想残量を算出する。例えば、HDD25の記録容量が160ギガバイトであり、すでに設定されている録画予約にしたがって録画を実行すると10ギガバイト必要であるというときは、予想残量は150ギガバイトと算出される。
【0070】
なお、実際に録画した番組に動画が多く含まれているときは、必要記録容量は予め算出した場合よりも多くなるし、録画した番組に動画が多く含まれていない場合の必要記録容量は少なくなる。しかしながら、実際に要した記録容量は録画を実行してからでないと明確にならないため、コントローラ32はVBR(Variable Bit Rate)の平均レートにしたがい平均的な値で必要記録容量を算出する。この必要記録容量は実際に録画を実行する前に予め算出されるため、録画が実際に行われる前の容量である予想残量となる。
【0071】
そして、設定されている録画予約に毎日録画(指定されたチャンネルの同じ時間帯の番組を毎日録画する場合)や、毎週録画(毎週の同じ曜日の指定されたチャンネルの同じ時間帯の番組を録画する場合)が含まれている場合がある。
【0072】
これらの毎日録画や毎週録画といった決められたチャンネルの決められた曜日および時間帯の番組を複数回繰り返す録画(本実施の形態において、繰り返し録画という)に関する録画予約が設定されていると、録画予約情報だけでは、トータルで必要とされる必要記録容量を算出できない。
【0073】
そのため、コントローラ32は後述する電子番組ガイド(EPG)で取得可能な特定期間中(例えば8日間)に録画が実行される回数を割り出し、その割り出した回数にしたがい必要記録容量を算出し、予想残量を算出する。
【0074】
次に、コントローラ32は予想残量を算出するとS22に進み、算出した予想残量を含んだレスポンス150をパーソナルコンピュータ102に提示するため、ネットワークI/F33によって図5に示すデータ送信r2を実行する。この場合、ネットワークI/F33が記録予約情報送信手段として動作を行い、レスポンス150として予想残量を送信する。
【0075】
また、コントローラ32は録画予約設定要求を受信したか否かを判定する(S23)。録画予約設定要求を受信したときはS24に進む。コントローラ32はS24では、受信した録画予約設定要求にしたがい新規の録画予約を設定した上で、その録画に必要な記録容量を差し引く形で設定後予想残量を算出する。
【0076】
続く、S25では、S24で算出した設定後予想残量を含んだレスポンス160をパーソナルコンピュータ102に提示するため、ネットワークI/F33によって図5に示すデータ送信r3を実行する。この場合、ネットワークI/F33が記録予約情報送信手段として動作を行い、レスポンス160として設定後予想残量を送信する。
【0077】
さらに、コントローラ32は録画予約削除要求を受信したか否かを判定する(S26)。録画予約削除要求を受信したときはS27に進むが、受信しなければS27を実行せずに処理を終了する。S27では、受信した録画予約削除要求にしたがい、録画予約情報を削除する。
【0078】
そして、HDDレコーダ104が送信するレスポンス150は、図9に示すようになっている。このレスポンス150は、図9(a)に示すように、XML形式で記述されている。
【0079】
レスポンス150は<item>から</item>までの録画予約情報タグ151,152と、<新規予約可能残量>から</新規予約可能残量>までの予想残量タグ153とを含んで生成され、SRS:BrowseRecordScheduleアクションに対するレスポンスに予想残量タグ153を追加して生成されている。この予想残量タグ153にS22で送信される予想残量の値(図9(a)では、“XXX Gbyte”)が含まれている。
【0080】
また、レスポンス160は図9(b)に示すようにXML形式で記述されている。このレスポンス160はSRS:CreateRecordScheduleアクションに対するレスポンスに予想残量タグ162を追加して生成され、<srs>から</srs>までの予約リストタグ161の中に<新規予約可能残量>から</新規予約可能残量>までの予想残量タグ162が含まれている。この予想残量タグ162にS24で算出した予想残量の値(図9(b)では、“XXX Gbyte”)が含まれている。
【0081】
次に電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)について説明する。パーソナルコンピュータ102やHDDレコーダ104は番組情報データベースをもち、指定された範囲のチャネル、時間帯に放送される番組について番組表を表示する。番組情報データベースに保存される番組表データは、アナログ放送の場合には放送波に重畳されたADAMS(Tv−Asahi Data And Multimedia Service)−EPG(Electronic Program Guide)などで配信されるデータ、デジタル放送の場合には放送波に重畳されているSI(Service Information)情報から取得することができるデータである。
【0082】
また、インターネット接続されている場合には番組表データを公開しているサーバーから取得することも可能である。番組情報データベースは電源OFFした場合でも消去されないようHDDに保存されている。番組情報データベースに格納されるデータは、定められた間隔で更新される。
【0083】
以上のように、ホームネットワーク100では、パーソナルコンピュータ102からHDDレコーダ104に録画予約設定要求を送信して録画予約設定を行ったときに、HDDレコーダ104が受信した録画予約設定要求に基づき、録画予約設定要求に対するレスポンス提示の一環として予想残量を算出し、算出した予想残量を録画予約情報とともにレスポンスに含めて送信している。
【0084】
また、HDDレコーダ104がパーソナルコンピュータ102から録画予約取得要求を受信したときも、HDDレコーダ104が受信した録画予約設定要求に基づき、録画予約取得要求に対するレスポンス提示の一環として予想残量を算出し、算出した予想残量を録画予約情報とともにレスポンスに含めて送信している。
【0085】
そのため、パーソナルコンピュータ102では、録画予約を設定する前の残量とともに、録画予約を設定した時点の残量がリアルタイムに表示される。したがって、ユーザがパーソナルコンピュータ102で録画予約を設定する時点のHDDレコーダ104におけるHDD25の残量が明らかになり、ユーザはHDD25の残量を把握した上で録画予約を設定することができる。よって、ユーザは録画予約を行おうとした時点で録画を確実に行えるかどうかが明確になるから、容量不足で録画が行えなくなるような事態を排除することができる。
【0086】
また、毎日録画や毎週録画といった繰り返し録画に関する録画予約が設定されているときは、特定期間中に行われる録画を考慮して予想残量が算出されるので、予想残量がより正確に算出され、繰り返し録画に関する録画予約が設定されていても録画を確実に行えるかどうかが明確になる。
【0087】
さらに、録画予約を新たに設定したところ、その録画予約の設定で容量不足になるときは予約確認画面220が表示されるので、ユーザは録画予約の設定で容量不足になるときはそのことも確認できる。
【0088】
また、その場合、予約確定操作が行われないときは削除確認のメッセージが表示され、続いてユーザが削除要求を入力することによって、設定した録画予約を削除することもできる。ただし、容量不足の場合でも予約確定操作を行えば設定した録画予約を実行することもできる。このように、ホームネットワーク100はユーザの利便性を高めたものとなっている。
【0089】
なお、HDDレコーダ104は、情報を記録する手段として、HDDを内蔵するがDVDドライブを内蔵しない装置でもよい。また、HDDレコーダ104の代わりにDVDドライブを内蔵するがHDDを内蔵しないDVDレコーダを用いてもよい。
【0090】
また、HDDレコーダ104に予約情報を送信する装置は、キーボード、マウスといった録画予約情報の入力手段を有すればよく、必ずしもHDDレコーダ104のように情報記録手段を有していなくてもよい。
【0091】
上記の実施の形態では、予約録画を行う場合を例にとって説明しているが、本発明は音声情報の記録を予約する場合(予約録音)についても適用することができる。
【0092】
以上の説明は、本発明の実施の形態についての説明であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明の実施の形態に係るHDDレコーダを備えたホームネットワークの構成を示すブロック図である。
【図2】パーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るHDDレコーダの内部構成を示すブロック図である。
【図4】パーソナルコンピュータにおける録画予約設定処理の動作手順を示すフローチャートである。
【図5】パーソナルコンピュータとHDDレコーダとにおけるデータの送受信シーケンスを示す図である。
【図6】パーソナルコンピュータに表示される画面レイアウトの一例を示す図で(a)は装置一覧、(b)は録画予約リストを示す図である。
【図7】パーソナルコンピュータに表示される画面レイアウトの一例を示す図で(a)は予約確認画面を示し、(b)は別の予約確認画面を示す図である。
【図8】HDDレコーダにおける録画予約設定処理の動作手順を示すフローチャーである。
【図9】HDDレコーダが送信するレスポンスの一例を示す図で(a)は録画予約取得要求に対するレスポンスを示し、(b)は録画予約設定要求に対するレスポンスを示す図である。
【符号の説明】
【0094】
25…HDD、32…コントローラ、33…ネットワークI/F
100…ホームネットワーク、101…ネットワーク、102,103…パーソナルコンピュータ、104…HDDレコーダ、150,160…レスポンス、
153,162…予想残量タグ、200…装置一覧、205…録画予約リスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して外部装置と通信する通信手段と、
前記通信手段が前記外部装置から受信した記録予約設定要求に基づき、記録予約情報を作成する記録予約設定手段と、
前記記録予約設定手段が作成した前記記録予約情報に基づき、映像データまたは音声データを記録する情報記録手段と、
前記情報記録手段の記録可能な残容量を算出する算出手段と、
前記通信手段で受信した、前記記録予約設定手段が作成した前記記録予約情報を取得するための記録予約情報取得要求に対する応答として、前記算出手段により算出された前記残容量を前記記録予約情報と共に前記外部装置に送信する記録予約情報送信手段とを有することを特徴とする情報記録装置。
【請求項2】
ネットワークを介して外部装置と通信する通信手段と、
前記通信手段が前記外部装置から受信した記録予約設定要求に基づき、記録予約情報を作成する記録予約設定手段と、
前記記録予約設定手段が作成した前記記録予約情報に基づき、映像データまたは音声データを記録する情報記録手段と、
前記情報記録手段の記録可能な残容量を算出する算出手段と、
前記通信手段で受信した、前記記録予約設定要求に対する応答として、前記記録予約設定手段が作成した前記記録予約情報と共に前記算出手段により算出された前記残容量を前記外部装置に送信する記録予約情報送信手段とを有することを特徴とする情報記録装置。
【請求項3】
前記算出手段は、前記記録予約設定手段が作成した前記記録予約情報にしたがう前記映像データまたは音声データの記録に要する記録容量を差し引いて前記残容量を算出することを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
【請求項4】
前記算出手段は、前記記録予約設定手段が作成した前記記録予約情報にしたがう前記映像データまたは音声データの記録に要する記録容量と、前記記録予約設定要求にしたがう前記映像データまたは音声データの記録に要する記録容量とを差し引いて前記残容量を算出することを特徴とする請求項2記載の情報記録装置。
【請求項5】
前記算出手段は、VBRの平均レートに基づいて、前記残容量を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の情報記録装置。
【請求項6】
前記算出手段は、前記記録予約設定手段によって、繰り返し予約に関する前記記録予約情報が設定されていたときは特定期間中に実行される記録予約の回数にしたがい前記残容量を算出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の情報記録装置。
【請求項7】
前記算出手段は、EPGから取得可能な日数中に実行される記録予約の回数にしたがい前記残容量を算出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の情報記録装置。
【請求項8】
ネットワークに接続されている情報記録装置と通信する通信手段と、
前記情報記録装置に映像データまたは音声データの記録予約を要求する記録予約要求を入力する記録予約要求入力手段と、
前記情報記録装置に対し、前記通信手段によって前記記録予約要求を送信させる送信制御手段と、
前記通信手段によって送信した前記記録予約要求に対応する前記情報記録装置からの応答を用いて前記情報記録装置の残容量を前記情報記録装置に設定されている記録予約とともに表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする記録予約設定装置。
【請求項9】
前記表示制御手段は、前記情報記録装置で設定されている記録予約の取得要求に対する前記情報記録装置からの応答を用いて前記情報記録装置の残容量を前記情報記録装置の一覧とともに表示させることを特徴とする請求項8記載の記録予約設定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−288895(P2008−288895A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−132034(P2007−132034)
【出願日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】