説明

所在表示システム、および、その方法

【課題】 本発明の課題は、利用者の所在位置を、簡単に、容易に、確認できるシステムを提供することである。
【解決手段】 利用者データ送信要求を、ICカード100に送信して、利用者識別情報191と通知住所情報193とを受信して、これと場所名称情報391を含む所在データ591を作成して、これを、前記通知住所情報193を持つ所在把握サーバ装置500に送信する入場門装置300と、入場門装置300から、利用者データ送信要求を受け付けて、利用者識別情報191と通知住所情報193とを、返信するICカード100と、入場門装置300から、所在データ591を受信して、これを所在表示端末装置700に送信する所在把握サーバ装置500と、所在把握サーバ装置500から、所在データ591を受信して、これを表示する所在表示端末装置700と、から構成されることを特徴とする所在表示システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者の現在位置を表示するシステム、および、その方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ICカードを用いて、利用者が所定の管理領域に存在することを把握している。
【0003】
たとえば、特許文献1では、建物の各部屋に設けられたゲートにて、ICタグを検知して、ICタグを携帯する利用者の現在位置をデータベースに登録して、このデータベースに利用者の所在場所を問い合わせて確認する技術が開示されている。(従来技術1)
【特許文献1】特開2005−64725号公報(4〜5、9〜10ページ、図1、7〜9)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来技術1では、所定エリアごとに、建物のゲートを管理するので、異なるエリアの建物(=たとえば、社内出張で訪問した遠隔地の建物)での所在を確認できないという欠点があった。また、所在場所は、データベースに問い合わせなければならず、問い合わせ作業の負荷がかかるという問題点があった。
【0005】
本発明はこのような従来技術を考慮してなされたものであって、本発明の課題は、利用者の所在位置を、簡単に、容易に、確認できるシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。すなわち、請求項1の発明は、接触型、または、非接触型ICカードと、ネットワーク接続された入場門装置と第1の所在把握サーバ装置と所在表示端末装置と第2の所在把握サーバ装置と、から構成される所在表示システムであって、前記入場門装置は、場所名称情報を記憶する記憶手段と、利用者データ送信要求を、ICカードに、送信する利用者データ送信要求手段と、ICカードから、利用者識別情報と通知住所情報とを受信する利用者データ受信手段と、前記受信した利用者識別情報と通知住所情報とを用いて、前記場所名称情報を含む所在データを作成する所在データ作成手段と、前記作成された所在データを、第1の所在把握サーバ装置に、送信する所在データ送信手段と、を備える入場門装置であって、前記ICカードは、通知住所情報と利用者識別情報とを、記憶する記憶手段と、入場門装置から、利用者データ送信要求を受け付けて、前記利用者識別情報と通知住所情報とを、返信する利用者データ返信手段と、を備えるICカードであって、前記第1の所在把握サーバ装置は、入場門装置から、所在データを受信する所在データ受信手段と、前記受信した所在データを、所在表示装置に、送信する所在データ送信手段と、前記受信した所在データに含まれる通知住所情報を用いて、前記作成した所在データを、前記通知住所情報を持つ第2の所在把握サーバ装置に、転送する所在データ転送手段と、を備えるサーバ装置であって、所在表示端末装置は、第1の所在把握サーバ装置から、所在データを、受信する所在データ受信手段と、前記受信した所在データを、表示する所在データ表示手段と、を備える端末装置であって、前記第2の所在把握サーバ装置は、前記第1の所在把握サーバ装置から、所在データを、受信する所在データ受信手段と、前記受信した所在データを、所在表示装置に送信する所在データ送信手段と、を備えるサーバ装置である、ことを特徴とする所在表示システムである。
【0007】
このように、ICカードが入場した場所の名称を、最寄りの所在表示端末装置と、送信先の所在表示端末装置とに、表示することができる。
【0008】
請求項2の発明は、接触型、または、非接触型ICカードと、ネットワーク接続された入場門装置と所在把握サーバ装置と所在表示端末装置と、から構成される所在表示システムであって、前記入場門装置は、場所名称情報を記憶する記憶手段と、利用者データ送信要求を、ICカードに、送信する利用者データ送信要求手段と、ICカードから、利用者識別情報と通知住所情報とを受信する利用者データ受信手段と、前記受信した利用者識別情報と通知住所情報とを用いて、前記場所名称情報を含む所在データを作成する所在データ作成手段と、前記作成された所在データに含まれる通知住所情報を用いて、前記作成した所在データを、前記通知住所情報を持つ所在把握サーバ装置に、送信する所在データ送信手段と、を備える入場門装置であって、前記ICカードは、通知住所情報と利用者識別情報とを、記憶する記憶手段と、入場門装置から、利用者データ送信要求を受け付けて、前記利用者識別情報と通知住所情報とを、返信する利用者データ返信手段と、を備えるICカードであって、前記所在把握サーバ装置は、入場門装置から、所在データを受信する所在データ受信手段と、前記受信した所在データを、所在表示装置に、送信する所在データ送信手段と、を備えるサーバ装置であって、前記所在表示端末装置は、所在把握サーバ装置から、所在データを、受信する所在データ受信手段と、前記受信した所在データを、表示する所在データ表示手段と、を備える端末装置である、ことを特徴とする所在表示システムである。
【0009】
請求項3の発明は、通知住所情報と利用者識別情報とを記憶するICカードと、場所名称情報と、を用いる所在表示方法であって、前記ICカードから、利用者識別情報と通知住所情報とを受信して、これらと前記場所名称情報とを含む所在データを作成する所在データ作成ステップと、前記作成された所在データを、表示する所在データ表示ステップと、前記作成された所在データに含まれる通知住所情報に、前記作成した所在データを、転送する所在データ転送ステップと、前記転送された所在データを、表示する転送された所在データ表示ステップと、を含んだ手順でなされることを特徴とする所在表示方法である。
【0010】
請求項4の発明は、通知住所情報と利用者識別情報とを記憶するICカードと、場所名称情報と、を用いる所在表示方法であって、前記ICカードから、利用者識別情報と通知住所情報とを受信して、これらと前記場所名称情報とを含む所在データを作成する所在データ作成ステップと、前記作成された所在データに含まれる通知住所情報に、前記作成した所在データを、送信する所在データ送信ステップと、前記送信された所在データを、表示する転送された所在データ表示ステップと、を含んだ手順でなされることを特徴とする所在表示方法である。
【0011】
請求項5の発明は、コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1、または、請求項2に記載の所在表示システムとして動作させるコンピュータプログラムである。
【0012】
請求項6の発明は、請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0013】
本願発明によれば、異なるエリアの建物(=たとえば、社内出張で訪問した遠隔地の建物)にいる利用者の所在を、確認することが可能となる。また、利用者の所在場所の情報を問い合わせる作業を不要とすることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
(実施例)
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
【0015】
図1は、所在表示システム1の概要を説明する図である。所在表示システム1は、接触型、または、非接触型ICカード100と、ネットワーク接続された入場門装置300と第1の所在把握サーバ装置500と所在表示端末装置700と第2の所在把握サーバ装置500と、から構成される。
【0016】
入場門装置300は、安全保護管理領域900への入場を管理する。
【0017】
入場門装置300は、ICカード読取装置を備える。入場門装置300は、その入場門装置300が設置されている場所を示す場所名称情報391を記憶している。また、入場門装置300は、第1の所在把握サーバ装置500のアドレスを記憶しており、ICカード100から利用者識別情報191と通知住所情報193を受信した場合に、場所名称情報を付加した所在データ591を作成し、第1の所在把握サーバ装置500に送信する。ICカード100は、利用者が保持するICカードであり、通知住所情報193(たとえば、第2の所在把握サーバ装置500のURL)と、利用者識別情報191(たとえば、利用者ID番号)とを、記憶する。第1の所在把握サーバ装置500は、入場門装置300から送信されてくる所在データ591を記憶する。また、第1の所在把握サーバ装置500は、第1の所在表示端末装置700のアドレスを記憶しており、受信した所在データ591を第1の所在表示端末装置700に送信する。
【0018】
なお、所在データ591は、利用者識別情報191と、通知住所情報193と、場所名称情報391とを含む情報である。
【0019】
図2は、所在表示システム1の処理の流れを説明する図である。
【0020】
利用者が、ICカード100を保持した状態で、入場門装置300の付近を通過し、入場門装置300がICカード100の接近を検知すると、入場門装置300は、利用者データ送信要求を、ICカード100に送信する(図2(1))。
【0021】
ICカード100は、入場門装置300から利用者データ送信要求を受け付けて、利用者識別情報191と通知住所情報193とを入場門装置300に返信する(同(2))。
【0022】
入場門装置300は、ICカード100から受信した利用者識別情報191と通知住所情報193とを用いて、場所名称情報391を含む所在データ591を作成して、第1の所在把握サーバ装置500に送信する(同(3))。
【0023】
第1の所在把握サーバ装置500は、所在データ591を受信する(同(4))。
【0024】
第1の所在把握サーバ装置500は、受信した所在データ591を、第1の所在表示端末装置700に送信する(同(5))。第1の所在表示端末装置700は、第1の所在把握サーバ装置500から、所在データ591を受信して表示する(同(6))。
【0025】
第1の所在把握サーバ装置500は、受信した所在データ591に含まれる通知住所情報193を用いて、受信した所在データ591を、通知住所情報193を持つ第2の所在把握サーバ装置500に転送する(同(7))。
【0026】
第2の所在把握サーバ装置500は、第1の所在把握サーバ装置500から、所在データ591を受信する(同(8))。第2の所在把握サーバ装置500は、受信した所在データ591を、第2の所在表示端末装置700に送信する(同(9))。
【0027】
第2の所在表示端末装置700は、所在データ591を受信して表示する(同(10))。
【0028】
このように、ICカードの利用者が、異なる安全保護管理領域900に入場した場合に、通知住所情報193を用いることで、所定の安全保護管理領域901の所在把握サーバ装置(第2の所在把握サーバ装置500)および所在表示端末装置(第2の所在表示端末装置700)に、所在データ591を送信することが可能となる。
【0029】
たとえば、ICカードの利用者が、出張して、遠隔地にある安全保護管理領域900に到着すると、出張元に、自動的に連絡が入るという利点がある。
【0030】
所属先(出張元)の行き先表示板に、自動的に表示することが可能となる。出張元では、出張先に問い合わせる必要が無いという効果が得られる。
【0031】
なお、第1の所在把握サーバ装置500は、所在データ591を、通知住所情報193に従って、直接に第2の所在表示端末装置700に送信してもよい。
【0032】
このとき、所在データ591を、加工(たとえば、場所名称情報391の詳細部分を削除加工)して転送してもよい。
【0033】
図3は、所在表示システム1の詳細な構成図である。所在表示システム1は、接触型、または、非接触型ICカード100と、ネットワーク接続された入場門装置300と第1の所在把握サーバ装置500と第1の所在表示端末装置700と第2の所在把握サーバ装置500と、から構成される。
【0034】
入場門装置300は、利用者データ送信要求手段310と、利用者データ受信手段320と、所在データ作成手段330と、所在データ送信手段340と、記憶手段390を備える。記憶手段390は、場所名称情報391を記憶している。
【0035】
利用者データ送信要求手段310は、利用者データ送信要求を、ICカード100に送信する。利用者データ受信手段320は、ICカード100から、利用者識別情報191と通知住所情報193とを受信する。
【0036】
所在データ作成手段330は、受信した利用者識別情報191と通知住所情報193とを用いて、場所名称情報391を含む所在データ591を作成する。
【0037】
所在データ送信手段340は、作成された所在データ591を、設定された第1の所在把握サーバ装置500のアドレスに従って、第1の所在把握サーバ装置500に送信する。
【0038】
ICカード100は、利用者データ返信手段110と、記憶手段190とを備える。記憶手段190は、通知住所情報193と利用者識別情報191とを記憶している。
【0039】
利用者データ返信手段110は、入場門装置300から、利用者データ送信要求を受け付けて、利用者識別情報191と通知住所情報193とを返信する。
【0040】
第1の所在把握サーバ装置500は、所在データ受信手段540と、所在データ送信手段550と、所在データ転送手段570とを備える。第2の所在把握サーバ装置500も、基本的には、第1の所在把握サーバ装置500と同様の構成となっている。
【0041】
所在データ受信手段540は、入場門装置300から、所在データ591を受信する。所在データ送信手段550は、設定された第1の所在表示端末装置700のアドレスに従って、受信した所在データ591を、第1の所在表示端末装置700に送信する。
【0042】
所在データ転送手段570は、受信した所在データ591に含まれる通知住所情報193を用いて、受信した所在データ591を、通知住所情報193を持つ第2の所在把握サーバ装置500に転送する。
【0043】
第1の所在表示端末装置700は、所在データ受信手段750と、所在データ表示手段760とを備える。第2の所在表示端末装置700も、基本的には、第1の所在表示端末装置700と同様の構成となっている。
【0044】
所在データ受信手段750は、所在把握サーバ装置500から、所在データ591を受信する。所在データ表示手段760は、受信した所在データ591を表示する。
【0045】
利用者データ返信手段110と、利用者データ送信要求手段310と、利用者データ受信手段320と、所在データ作成手段330と、所在データ送信手段340と、所在データ受信手段540と、所在データ送信手段550と、所在データ転送手段570と、所在データ受信手段750と、所在データ表示手段760とは、コンピュータプログラムにより実現される。
【0046】
通知住所情報193と、利用者識別情報191と、場所名称情報391とは、コンピュータプログラムが可読なデータである。記憶手段190と、記憶手段390とは、メモリである。
【0047】
図4は、所在データ591の構造を説明する図である。所在データ591の項目は、利用者識別情報591aと、場所名称情報591bと、入場日時情報591cと、通知住所情報591dと、から構成される。
【0048】
利用者識別情報591aは、ユニークな文字列である。場所名称情報591bは、たとえば、建物や部屋の名称である。入場日時591cは、年月日と、時刻である。通知住所情報591dは、URLである。
【0049】
(変形例)
次に、入場門装置300が所在データ591を、直接に所望の所在把握サーバ装置に送信する変形例を説明する。
【0050】
図5は、所在表示システム2の詳細な構成図である。接触型、または、非接触型ICカード100と、ネットワーク接続された入場門装置300と所在把握サーバ装置500と所在表示端末装置700と、から構成される。
【0051】
入場門装置300は、利用者データ送信要求手段310と、利用者データ受信手段320と、所在データ作成手段330と、所在データ通知手段370と、を備える。
【0052】
所在データ通知手段370は、受信した所在データ591に含まれる通知住所情報193(たとえば、URL)を用いて、受信した所在データ591を、通知住所情報193を持つ所在把握サーバ装置500に送信する。
【0053】
利用者データ送信要求手段310と、利用者データ受信手段320と、所在データ作成手段330の機能は、図3の入場門装置300の手段の機能と同じである。
【0054】
所在把握サーバ装置500は、所在データ受信手段540と、所在データ送信手段550と、を備える。
【0055】
所在データ受信手段540と、所在データ送信手段550の機能は、図3の所在把握サーバ装置500の手段の機能と同じである。
【0056】
所在データ通知手段370は、コンピュータプログラムにより実現される。その他の手段は、図3の手段の実現方法と同じである。
【0057】
変形例によれば、ICカードの利用者が、異なる安全保護管理領域900に入場した場合に、所定の安全保護管理領域901の所在把握サーバ装置(第2の所在把握サーバ装置500)および所在表示端末装置(第2の所在表示端末装置700)に、直接所在データ591を送信することが可能となる。
【0058】
たとえば、ICカードの利用者が、出張して、遠隔地にある安全保護管理領域900に到着すると、出張元にのみ、自動的に連絡が入ることになる。
【0059】
以上詳しく説明したように、本願発明によれば、異なるエリアの建物(=たとえば、社内出張で訪問した遠隔地の建物)にいる利用者の所在を、確認することができた。また、利用者の所在場所の情報を問い合わせる作業が不要となった。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】所在表示システム1の全体構成図である。
【図2】所在表示システム1の処理の流れを説明する図である。
【図3】所在表示システム1の詳細な構成図である。
【図4】所在データ591の形式を説明する図である。
【図5】(変形例)所在表示システム2の詳細な構成図である。
【符号の説明】
【0061】
1 所在表示システム
100 ICカード
110 利用者データ返信手段
190 記憶手段
191 利用者識別情報
193 通知住所情報
300 入場門装置
310 利用者データ送信要求手段
320 利用者データ受信手段
330 所在データ作成手段
340 所在データ送信手段
370 所在データ通知手段
390 記憶手段
391 場所名称情報
500 所在把握サーバ装置
540 所在データ受信手段
550 所在データ送信手段
570 所在データ転送手段
591 所在データ
591a 利用者識別情報
591b 場所名称情報
591c 入場日時情報
591d 通知住所情報
700 所在表示端末装置
750 所在データ受信手段
760 所在データ表示手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接触型、または、非接触型ICカードと、ネットワーク接続された入場門装置と第1の所在把握サーバ装置と所在表示端末装置と第2の所在把握サーバ装置と、から構成される所在表示システムであって、
前記入場門装置は、
場所名称情報を記憶する記憶手段と、
利用者データ送信要求を、ICカードに、送信する利用者データ送信要求手段と、
ICカードから、利用者識別情報と通知住所情報とを受信する利用者データ受信手段と、
前記受信した利用者識別情報と通知住所情報とを用いて、前記場所名称情報を含む所在データを作成する所在データ作成手段と、
前記作成された所在データを、第1の所在把握サーバ装置に、送信する所在データ送信手段と、
を備える入場門装置であって、
前記ICカードは、
通知住所情報と利用者識別情報とを、記憶する記憶手段と、
入場門装置から、利用者データ送信要求を受け付けて、前記利用者識別情報と通知住所情報とを、返信する利用者データ返信手段と、
を備えるICカードであって、
前記第1の所在把握サーバ装置は、
入場門装置から、所在データを受信する所在データ受信手段と、
前記受信した所在データを、所在表示装置に、送信する所在データ送信手段と、
前記受信した所在データに含まれる通知住所情報を用いて、前記受信した所在データを、
前記通知住所情報を持つ第2の所在把握サーバ装置に、転送する所在データ転送手段と、
を備えるサーバ装置であって、
所在表示端末装置は、
第1の所在把握サーバ装置から、所在データを、受信する所在データ受信手段と、
前記受信した所在データを、表示する所在データ表示手段と、
を備える端末装置であって、
前記第2の所在把握サーバ装置は、
前記第1の所在把握サーバ装置から、所在データを、受信する所在データ受信手段と、
前記受信した所在データを、所在表示装置に送信する所在データ送信手段と、
を備えるサーバ装置である、
ことを特徴とする所在表示システム。
【請求項2】
接触型、または、非接触型ICカードと、ネットワーク接続された入場門装置と所在把握サーバ装置と所在表示端末装置と、から構成される所在表示システムであって、
前記入場門装置は、
場所名称情報を記憶する記憶手段と、
利用者データ送信要求を、ICカードに、送信する利用者データ送信要求手段と、
ICカードから、利用者識別情報と通知住所情報とを受信する利用者データ受信手段と、
前記受信した利用者識別情報と通知住所情報とを用いて、前記場所名称情報を含む所在データを作成する所在データ作成手段と、
前記作成された所在データに含まれる通知住所情報を用いて、前記作成した所在データを、前記通知住所情報を持つ所在把握サーバ装置に、送信する所在データ送信手段と、
を備える入場門装置であって、
前記ICカードは、
通知住所情報と利用者識別情報とを、記憶する記憶手段と、
入場門装置から、利用者データ送信要求を受け付けて、前記利用者識別情報と通知住所情報とを、返信する利用者データ返信手段と、
を備えるICカードであって、
前記所在把握サーバ装置は、
入場門装置から、所在データを受信する所在データ受信手段と、
前記受信した所在データを、所在表示装置に、送信する所在データ送信手段と、
を備えるサーバ装置であって、
前記所在表示端末装置は、
所在把握サーバ装置から、所在データを、受信する所在データ受信手段と、
前記受信した所在データを、表示する所在データ表示手段と、
を備える端末装置である、
ことを特徴とする所在表示システム。
【請求項3】
通知住所情報と利用者識別情報とを記憶するICカードと、場所名称情報と、を用いる所在表示方法であって、
前記ICカードから、利用者識別情報と通知住所情報とを受信して、これらと前記場所名称情報とを含む所在データを作成する所在データ作成ステップと、
前記作成された所在データを、表示する所在データ表示ステップと、
前記作成された所在データに含まれる通知住所情報に、前記作成した所在データを、転送する所在データ転送ステップと、
前記転送された所在データを、表示する転送された所在データ表示ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする所在表示方法。
【請求項4】
通知住所情報と利用者識別情報とを記憶するICカードと、場所名称情報と、を用いる所在表示方法であって、
前記ICカードから、利用者識別情報と通知住所情報とを受信して、これらと前記場所名称情報とを含む所在データを作成する所在データ作成ステップと、
前記作成された所在データに含まれる通知住所情報に、前記作成した所在データを、送信する所在データ送信ステップと、
前記送信された所在データを、表示する転送された所在データ表示ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする所在表示方法。
【請求項5】
コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1、または、請求項2に記載の所在表示システムとして動作させるコンピュータプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−102918(P2008−102918A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−246196(P2007−246196)
【出願日】平成19年9月21日(2007.9.21)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】