所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための方法、システム、およびプログラム
【課題】 所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための方法、プログラムおよびシステムが提供される。
【解決手段】 方法は、表示装置に表示された入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受けるステップと、テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、所定のソフトウェアの1以上の実行オプションを表示装置にユーザ選択可能なように表示するステップと、選択された1以上の実行オプションのうちの少なくとも1つがが含まれることを示すようにテキスト文字列を変換して表示装置に表示するステップを含む。表示される1以上の実行オプションは、テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なるものとすることができる。
【解決手段】 方法は、表示装置に表示された入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受けるステップと、テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、所定のソフトウェアの1以上の実行オプションを表示装置にユーザ選択可能なように表示するステップと、選択された1以上の実行オプションのうちの少なくとも1つがが含まれることを示すようにテキスト文字列を変換して表示装置に表示するステップを含む。表示される1以上の実行オプションは、テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なるものとすることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、ユーザ・インターフェースに関する。より詳細には、本発明は、所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための方法、システム、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年のインターネットの普及により、ユーザが自分のクライアント・システムを操作し、インターネットのようなネットワークを介してサーバにアクセスして、多種多様なサービスの提供を受けることが日常的に行われている。例えば、そのようなサービスは、インターネット検索サービスを含む。そのようなサービスの提供においては、ユーザがサーバから受信した入力フォームであるウェブページに1以上の実行パラメータを入力して送信する。サーバは受信したパラメータを用いて実行し、ユーザにサービスを提供する。
【0003】
図7に、実行パラメータを入力するための入力フォームを含むブラウザ・ウインドウの一例を示す。図7に示すウェブページ720は、インターネット検索サービスの入力インターフェースを提供する。インターネット検索サービスを利用しようとするユーザは、検索エンジンに対する入力パラメータとして1以上の検索語をスペースで区切って入力フィールド725に入力し、”Search”のラベルが付された実行ボタン730を押すことによって検索語を検索サーバに送信する。検索サーバは、受信した検索語を用いて検索処理を実行し、検索処理の結果をウェブページの形式でユーザに返信する。
【0004】
業界の各社も、上記に関連する背景技術を開発している。例えば、そのような背景技術として、以下の特許文献、非特許文献が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開2002/41185号公報
【特許文献2】米国特許出願2007/0174350号公報
【特許文献3】米国特許出願2007/0100809号公報
【特許文献4】米国特許出願2008/0228468号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】“Apache Lucene - Query Parser Syntax”, Peter Carlson, The Apache SoftwareFoundation, [インターネット]、2009年9月10日検索、URL: http://lucene.apache.org/java/2_3_2/queryparsersyntax.pdf
【非特許文献2】“Googlesearch basics: More search help”, Google Inc., , [インターネット]、2009年9月10日検索、URL:http://www.google.com/support/websearch/bin/answer.py?hl=en&answer=136861
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
現在の技術では、入力フィールドに入力したパラメータには、実行オプションをテキスト表現として付することができる。例えば、オープンソースソフトウェアの検索エンジンである”Apache Lucene”では、入力したパラメータに対して図8に示す文法(シンタックス)に従って検索オプションを指定することができる(非特許文献1を参照)。
【0008】
しかし、かかる指定を行おうとするユーザはオプションの指定を記憶するか、あるいはマニュアルを参照しながらパラメータを入力する必要があり、ユーザに不便となっていた。また、オプション指定の文法はツールごとに異なることもあり(例えば、GoogleTMの検索エンジンの文法について、非特許文献2参照)、例えば、複数種類のツールを使用するユーザにこれらを記憶することが不便となる場合があった。
【0009】
したがって、本発明の課題の1つは、所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための改善された方法、システム、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための方法が提供される。方法は、表示装置に表示された入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受けるステップと、テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、所定のソフトウェアの1以上の実行オプションをユーザ選択可能なように表示装置に表示するステップと、選択された1以上の実行オプションの少なくとも1つが含まれることを示すようにテキスト文字列を変換して表示するステップを含む。表示される1以上の実行オプションは、テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なるものとすることができる。
【0011】
好ましくは、変換されたテキスト文字列に含まれる1以上のパラメータおよび実行オプションが所定のソフトウェアを実行するサーバに送信される。
【0012】
好ましくは、方法は、選択されたテキスト文字列の選択範囲に対応する選択タイプを判定するステップをさらに含み、実行オプションを表示するステップが、選択タイプに合致する所定のソフトウェアの1以上の実行オプションを特定するステップを含む。
【0013】
好ましくは、テキスト文字列が複数の入力パラメータを含む場合にそれぞれの入力パラメータが、例えば、スペース(空白文字)のような区切り文字(デリミタ)で区切られ、選択されたテキスト文字列の一部に包含および/または隣接する区切り文字を考慮して選択タイプが判定される。
【0014】
好ましくは、選択されたテキスト文字列の一部に包含される区切り文字に基づいて、選択されたテキスト文字列の一部に関連するパラメータの数を計算するステップを含む。好ましくは、選択されたテキスト文字列の一部が区切り文字が隣接するかどうかに応じて、選択タイプを決定するステップを含む。
【0015】
以上、方法として本発明の概要を説明したが、本発明は、システム、ソフトウェア製品、ソフトウェア、プログラムなどとしても把握することもできる。ソフトウェア製品は、例えば、前述のソフトウェアを格納した記憶媒体を含め、あるいはソフトウェアを伝送する媒体を含めることができる。
【0016】
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの構成要素のコンビネーションまたはサブコンビネーションもまた、発明となり得ることに留意すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態おけるデータ処理システムの一例を示した図である。
【図2】本発明の実施形態おけるクライアント・システムを実現するのに好適な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
【図3】本発明の実施形態におけるクライアント・システムの機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施形態におけるデータ処理システムの動作の全体を表現するフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態におけるデータ処理システムの動作(選択タイプの特定)を表現するフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態におけるデータ処理システムの動作(メニューの提示)を表現するフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態のデータ処理システムのブラウザ・ウインドウの一例である。
【図8】本発明の実施形態におけるパラメータ入力のシンタックス(文法)の一例である。
【図9】本発明の実施形態における選択タイプテーブルの一例である。
【図10】本発明の実施形態におけるメニュー・テーブルの一例である。
【図11】本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”substring”と特定された場合)の一例である。
【図12】本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”singleterm”と特定された場合)の一例である。
【図13】本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”multipleterms (2 terms)”と特定された場合)の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
また、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、実施の形態の記載内容に限定して解釈されるべきものではない。また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須とは限らないことに留意されたい。実施の形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
【0020】
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。本発明の実施形態のデータ処理システム150では、ユーザは、クライアント・システム100のブラウザに表示された入力フォームに含まれる入力フィールドに検索条件をテキスト文字列として入力する。テキスト文字列は、実行パラメータである1以上の検索語が含まれ、また、図8に示す文法に従って検索オプションを含めることができる。
【0021】
本発明の実施形態では、検索条件を入力する場合に、ユーザは検索語を含むテキスト文字列を入力フィールドに入力し、そのテキスト文字列の一部を選択する。次いで、クライアント・システム100はテキスト文字列の選択のタイプ(本発明の実施形態では、”substring”(単語中の部分文字列)、”single term” (単一の単語)、”multipleterms (2 terms)” (複数の単語、含まれる単語は2単語)または”multipleterms (3 terms)” (複数の単語、含まれる単語は3単語以上)のいずれか)を判定する。
【0022】
次に、ユーザに選択させるために、検索オプションのメニューがユーザに提示される。本発明の実施形態では、判定された選択のタイプに応じて異なるメニューが提示されるので、ユーザは効果的に検索オプションを選択することができる。そして、選択された検索オプションが付与されるように、テキスト文字列が変換される。
【0023】
上述の流れで入力されたテキスト文字列である検索条件は、ネットワーク110を介してウェブ・サーバ120に送信され、検索サービス処理の結果がウェブページの形式でクライアント・システム100に返送される。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態によるデータ処理システム150の一例を示す。本発明の実施の形態によるデータ処理システム150は、クライアント・システム100、ネットワーク110、ウェブ・サーバ120を含む。
【0025】
本発明の実施形態のクライアント・システム100は、ウェブ・ブラウザ・プログラムを用いてウェブ・サーバ120から検索サービスの提供を受けるものとする。また、本発明の実施形態のウェブ・サーバ120は、クライアント・システム100からネットワーク110を介して受信したサービス・リクエストに応じて、サービス処理を実行し、処理結果をクライアント・システム100に返送する。
【0026】
本発明の実施の形態によるデータ処理システム150においては、クライアント・システム100およびウェブ・サーバ120は、ネットワーク110を介して、相互に通信をすることができる。一例として、ネットワーク110は、よく知られたインターネットとして実現することができ、当業者によく知られた通信プロトコルであるTCP/IPを用いてシステム間を接続する。
【0027】
図2は、本発明の実施の形態によるクライアント・システム100を実現するのに好適な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。情報処理装置は、バス2に接続されたCPU(中央処理装置)1とメインメモリ4を含んでいる。ハードディスク装置13、30、およびCD−ROM装置26、29、フレキシブル・ディスク装置20、MO装置28、DVD装置31のようなリムーバブル・ストレージ(記録メディアを交換可能な外部記憶システム)がフロッピーディスクコントローラ19、IDEコントローラ25、SCSIコントローラ27などを経由してバス2へ接続されている。
【0028】
フレキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD−ROMのような記憶メディアが、リムーバブル・ストレージに挿入される。これらの記憶メディアやハードディスク装置13、30、ROM14には、オペレーティング・システムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・プログラムのコードを記録することができる。メインメモリ4にロードされることによってコンピュータ・プログラムは実行される。コンピュータ・プログラムは圧縮し、また複数に分割して複数の媒体に記録することもできる。
【0029】
情報処理装置は、キーボード/マウス・コントローラ5を経由して、キーボード6やマウス7のような入力デバイスからの入力を受ける。情報処理装置は、視覚データをユーザに提示するための表示装置11にDAC/LCDC10を経由して接続される。
【0030】
情報処理装置は、ネットワーク・アダプタ18(イーサネット(R)・カードやトークンリング・カード)等を介してネットワークに接続し、他のコンピュータ等と通信を行うことが可能である。図示はされていないが、パラレルポートを介してプリンタと接続することや、シリアルポートを介してモデムを接続することも可能である。
【0031】
以上の説明により、本発明の実施の形態によるクライアント・システム100を実現するのに好適な情報処理装置は、通常のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレームなどの情報処理装置、または、これらの組み合わせによって実現されることが容易に理解されるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、そのすべての構成要素が本発明の必須構成要素となるわけではない。
【0032】
本発明の実施の形態において使用される情報処理装置の各ハードウェア構成要素を、複数のマシンを組み合わせ、それらに機能を配分し実施する等の種々の変更は当業者によって容易に想定され得ることは勿論である。それらの変更は、当然に本発明の思想に包含される概念である。
【0033】
本発明の実施の形態のオーサリング・システムは、マイクロソフト・コーポレーションが提供するWindows(R)オペレーティング・システム、アップル・コンピュータ・インコーポレイテッドが提供するMacOS(R)、X Window Systemを備えるUNIX(R)系システム(たとえば、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションが提供するAIX(R))のような、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)マルチウインドウ環境をサポートするオペレーティング・システムを採用する。
【0034】
以上から、本発明の実施の形態において使用されるクライアント・システムは、特定のマルチウインドウ・オペレーティング・システム環境に限定されるものではないことを理解することができる。
【0035】
図3は、本発明の実施形態のクライアント・システム100の機能ブロック図である。なお、図3の機能ブロック図に示す各要素は、図2に例示したハードウェア構成を有する情報処理装置において、ハードディスク装置13などに格納されたオペレーティング・システムやアプリケーション・ソフトウェアなどのコンピュータ・プログラムをメインメモリ4にロードした上でCPU1に読み込ませ、ハードウェア資源とソフトウェアを協働させることによって実現することができる。
【0036】
本発明の実施形態のクライアント・システム100は、入出力装置310、ウェブ・ブラウザ320、パラメータ入力支援プログラム330を備える。本発明の実施形態では、ウェブ・ブラウザ320は、あらかじめクライアント・システム100にインストールされたウェブ・ブラウザ・プログラムにより実現されるものとする。また、入力支援プログラム330は、パラメータ入力フィールドを含むウェブページとともにクライアント・システム100にダウンロードされたJavaScriptプログラムにより実現されるものとする。
【0037】
入出力装置310は、オペレーティング・システムのデスクトップ画面上にブラウザ・ウインドウを表示し、ユーザに提示する機能を備える。また、入出力装置310は、ユーザから端末操作や入力フォームへのパラメータの入力を受ける機能も備える。さらに、入出力装置310は、ネットワーク110を介してウェブ・サーバ120とデータを送受信する機能も備える。
【0038】
本発明の実施形態のウェブ・ブラウザ320は、ネットワーク110を介してウェブ・サーバ120等にアクセスし、パラメータ入力フォームや検索結果のウェブページを入手し、ユーザに提示する機能を提供する。マイクロソフト・コーポレーションの提供するインターネット・エクスプローラ(商標)またはモジラ・コーポレーションの提供するファイアフォックス(商標)などをブラウザとして採用することができる。
【0039】
本発明の実施形態の入力支援プログラム330は、ウェブ・ブラウザ320が受信したパラメータ入力フォームにユーザがパラメータを入力することを支援する。本発明の実施形態の入力支援プログラム330は、パラメータ検出部332、選択タイプ判定部334、メニュー提示部336およびテキスト文字列変換部338を含む。
【0040】
本発明の実施形態のパラメータ検出部332は、入力フォームであるウェブページに入力されたパラメータである1以上の検索語を検出する。本発明の実施形態では、複数の検索語が入力される場合、区切り文字である「スペース文字」で区切って検索語が入力されるものとする。また、パラメータ検出部332は、入力された検索語を含むテキスト文字列においてユーザが選択した部分がどの範囲であるかを検出することができる。
【0041】
本発明の実施形態の選択タイプ判定部334は、検索語を含むテキスト文字列のどの部分が選択されたかの選択範囲に応じて選択タイプを判定する。本発明の実施形態では、選択タイプは”substring”、”singleterm”、”multipleterms (2 terms)”、 ”multiple terms (3+terms)”または”N/A”(選択タイプ不明)のいずれかと判定される。この判定の詳細な内容は、図5のフローチャート500を用いて後述される。
【0042】
本発明の実施形態のメニュー提示部336は、選択タイプ判定部334によって判定された選択タイプに応じて、ウェブ・サーバ120により提供される検索サービスの実行パラメータの実行オプションをメニュー形式で提示する機能を提供する。本発明の実施形態では、提示されるメニューは選択のタイプに応じて変化することに留意されたい。クライアント・システム100のユーザは、このメニューを用いて所望の実行オプションを選択し、選択された実行オプションはテキスト文字列変換部338に通知される。このメニュー提示の詳細な内容は、図6のフローチャート600を用いて後述される。
【0043】
本発明の実施形態のテキスト文字列変換部338は、メニュー提示部336から通知された選択された実行オプションを付加するように、入力フィールド725に入力された1以上の検索語を含むテキスト文字列を変換する。このテキスト文字列の変換の詳細な内容は、図11〜13の例などを用いて後述される。
【0044】
図4は、本発明の実施形態におけるデータ処理システムの動作の全体を表現するフローチャート400である。処理はステップ405でスタートし、ステップ410でクライアント・システム100は、ネットワーク110を介して検索サービスを提供するウェブ・サーバ120にアクセスする。このアクセスは、ウェブ・ブラウザ320においてウェブ・サーバ120に対応するURL(Uniform Resource Locator)を指定することによって実行される。
【0045】
次に、ステップ415において、クライアント・システム100は、ステップ410のアクセスに応答してサーバが返送した入力フォームであるウェブページを受信する。
【0046】
図7は、本発明の実施形態のデータ処理システムのブラウザ・ウインドウの一例である。ステップ415においてウェブページを受信した場合、このようなブラウザ・ウインドウ700が表示されることに留意されたい。ブラウザ・ウインドウ700は、ツールバー705、アドレス(URL)入力領域710、メニューバー715およびページ表示領域720を含む。
【0047】
ツールバー705は、ファイル操作、表示の制御などの様々な機能をボタンアイコンとして提供する。アドレス(URL)入力領域710は、クライアント・システム100のユーザにアクセスするウェブ・サーバのURLを指定する機能を提供する。メニューバー715は、ユーザに、ファイル操作、表示の制御などの様々な機能をメニューの形式で提供する。ウェブ・サーバへのアクセス、ウェブページ間の遷移その他の各種の設定や操作は、これらのツールバー705、アドレス(URL)入力領域710、メニューバー715などを通じて行われるが、これらは既によく知られたものであるのでここではこれ以上の詳細は説明されない。
【0048】
ページ表示領域720は、ウェブ・サーバ120等からクライアント・システム100が受信したウェブページを表示するための領域である。図7に示されたウェブページの例では、表示されているウェブページは、通常のコンテンツのほか、ユーザがインターネット検索サービスを利用するための検索条件となるテキスト文字列を入力するための入力フィールド725、および”Search”のラベルが付された検索実行ボタン730を含む。本発明の実施形態のクライアント・システム100は、入力フィールド725にユーザが検索語を入力することをサポートするための機構を有するが、その詳細は後述される。
【0049】
図4のフローチャート400に戻り、処理はステップ420へ進む。ステップ420では、入力フィールド725に1以上のパラメータすなわち検索語のユーザ入力を受け付ける。次に、ステップ425において、テキスト文字列の一部の選択をユーザから受ける。テキスト文字列の一部の選択は、マウス、キーボードなどを用いることによって行われ、一般的に選択された部分は反転して表示されることとなる(図11〜13を参照)。
【0050】
さらに処理はステップ430に進み、テキスト文字列の部分選択が終了したかどうかが判定される。この判定については、例えば、テキスト文字列の一部が選択されてから所定の時間経過したこと、あるいは、マウスの右クリックなどの所定のアクションが実行されたこと、などによって終了したと判定され得るが、これらに限定されない。ステップ430で選択が終了していないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ425へ戻ってテキスト文字列の一部の選択が続けられる。
【0051】
ステップ430で選択が終了したと判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ435へ進み、選択タイプの判定が行われる。本発明の実施形態では、選択タイプは”substring”、”singleterm”、”multipleterms (2 terms)”、 ”multiple terms (3+terms)”または”N/A”のいずれかと判定される。この判定の詳細な手法は、図5のフローチャート500を用いて後述される。
【0052】
次にステップ440において選択タイプが特定されたかどうかが判定される。ステップ440で選択タイプが特定されなかった、すなわち、選択タイプが”N/A”とされた場合、処理はNOの矢印からステップ420に戻り、テキスト文字列の入力が受け付けられることとなる。
【0053】
ステップ440で選択タイプが特定された、すなわち、選択タイプが”substring”、”single term”、”multiple terms(2 terms)”または ”multiple terms (3+ terms)”のいずれかと特定された場合、処理はYESの矢印からステップ445に進む。
【0054】
ステップ445では、ステップ435で特定された選択タイプに応じて、ウェブ・サーバ120により提供されるサービスの実行パラメータの実行オプションをメニュー形式で提示する。また、ステップ445では、クライアント・システム100のユーザに提示されたメニューに含まれる実行オプションのセットのうちの所望の実行オプションのユーザ選択を受ける。このステップ440のメニュー提示の詳細な内容は、図6のフローチャート600を用いて後述される。
【0055】
次に処理はステップ450に進み、ステップ445で選択された実行オプションが有効となるように、テキスト文字列が変換される。このテキスト文字列の変換の詳細な内容は、図11〜13の例などを用いて後述される。
【0056】
さらに処理はステップ455に進み、実行ボタン730が押されたかどうかが判定される。ステップ455で押されていないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ420に戻り、テキスト文字列の入力が続けられる。ステップ455において実行ボタン730が押され所望の検索条件をあらわすテキスト文字列の入力が終了したと判定された場合、処理はYESの矢印を介してステップ460に進み入力された検索語、検索オプションを含むテキスト文字列がウェブ・サーバ120に送信された後、処理はステップ465で終了する。
【0057】
次に、図5のフローチャート500を使用して、図4のステップ435における選択タイプの判定処理をより詳細に説明する。処理は、ステップ505でスタートし、ステップ510で区切り文字(本発明の実施形態では、空白文字(スペース)であるものとする)を考慮して、テキスト文字列の選択範囲と重なりを有する検索語の数を計算する。次いで、ステップ515において、ステップ510で計算された検索語の数が複数(2以上)であるかどうかが判定される。
【0058】
ステップ515で検索語の数が複数(2以上)であると判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ520に進み、選択範囲が区切り文字に囲まれているかどうかが判定される。ステップ520で選択範囲が区切り文字に囲まれていると判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ525に進み、選択範囲に3以上の単語が含まれるかどうかが判定される。
【0059】
ステップ525で3以上の単語が含まれると判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ530に進み、選択タイプが”multipleterms (3+ terms)”と特定され、次いで処理はステップ560に進み終了する(その結果、ステップ440へ進むこととなる)。また、ステップ525で3以上の単語が含まれないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ535に進み、選択タイプが”multipleterms (2 terms)”と特定され、次いで処理はステップ560に進み終了する。
【0060】
ステップ520で選択範囲が区切り文字に囲まれていないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ540に進み選択タイプが”N/A”と判定され、次いで処理はステップ560に進み終了する。
【0061】
ステップ515で検索語の数が複数(2以上)でないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ545に進み、選択範囲が区切り文字に囲まれているかどうかが判定される。ステップ545で選択範囲が区切り文字に囲まれていると判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ550に進み選択タイプが”singleterm” と特定され、次いで処理はステップ550に進み終了する。
【0062】
ステップ545で選択範囲が区切り文字に囲まれていないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ555に進み、選択タイプが”substring”と特定され、次いで処理はステップ560に進み終了する。
【0063】
次に、図6のフローチャート600を使用して、図4のステップ445における選択メニューの提示処理をより詳細に説明する。処理は、ステップ605でスタートし、ステップ610でステップ435において特定された選択タイプに合致するメニューIDをメニュー提示部336に含まれる選択タイプテーブル900から取得する。図9は、本発明の実施形態における選択タイプテーブル900の一例である。選択タイプテーブル900は、選択タイプ910とメニューID920を関連付けたテーブルである。
【0064】
図6のフローチャート600に戻り、本発明の実施の形態のステップ610では、メニュー提示部336は、選択タイプテーブル900から、選択タイプに応じてメニュー項目IDを取得する。本発明の実施形態では、選択タイプが”substring”の場合にメニュー項目IDの ”1”, “2”を取得し、選択タイプが”single term”の場合はメニュー項目IDの ”4”, “5”, “8”, “9”, “10”を取得する。選択タイプが”multiple terms (2 terms)”の場合はメニュー項目IDの ”3”, “4”, “6”, “7”, “8”, “9”, “10”, “11”, “12”,“13を取得し、選択タイプが”multipleterms (3+ terms)”の場合はメニュー項目IDの ”3”, “4”, “7”, “8”,“9”, “10”, “11”, “12”, “13を取得する。
【0065】
処理はステップ615に進み、ステップ610で取得されたメニューIDに対応するラベルをメニュー・テーブル1000から取得して選択可能メニューを形成し、ユーザに提示する。図10は、本発明の実施形態におけるメニュー・テーブル1000の一例である。メニューID1010とメニュー・ラベル1020およびサブメニューID1030を関連付けたテーブルである。
【0066】
次いで、処理はステップ620に進み、ステップ615で形成され提示されたメニューに含まれるメニュー項目に対するユーザの選択を受ける。処理はステップ625に進み、ステップ620で選択されたメニュー項目にサブメニューが存在するかどうかが判定される。ステップ620では、メニュー・テーブル1000において選択されたメニューIDに対応するサブメニューIDが存在する場合に、そのメニューIDに対応するメニュー項目にサブメニュー存在すると判定される。
【0067】
ステップ625で、ステップ620で選択されたメニュー項目にサブメニューが存在しないと判定された場合、処理はNOの矢印からステップ645へ進み、選択されたメニューIDに対応するテキスト文字列変換内容を特定する。この特定は、図8に示す内容をテーブル化したテーブルを検索することによって実施される。
【0068】
ステップ625で、ステップ620で選択されたメニュー項目にサブメニューが存在すると判定された場合、処理はYESの矢印からステップ630へ進み、メニュー・テーブル1000からサブメニューIDを取得する。処理はステップ635に進み、ステップ630で取得されたサブメニューIDに対応するラベルをメニュー・テーブル1000から取得して選択可能メニューを形成し、ユーザに提示する。次いで、処理はステップ640に進み、ステップ635で形成され提示されたサブメニューに含まれるメニュー項目に対するユーザの選択を受ける。
【0069】
次いで処理はステップ625に戻り、サブメニューが存在しないと判定するまで繰り返される。ステップ645でメニュー・テーブル1000において選択されたメニューIDに対応するテキスト文字列変換内容を特定したあと、処理はステップ650に進み終了する(ステップ455へ進む)。
【0070】
図11は、本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”substring”と特定される場合)の一例である。具体的には、図11は、”test”という検索語の一部の1文字(”s”)が選択された状態でメニューが表示された場合である。これらの図は、点線の矢印の元のメニュー項目が選択された場合に、矢印の先にあるような文字列に変換されることを示していることに留意されたい。
【0071】
図12は、本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”singleterm”と特定される場合)の一例である。具体的には、図12は、”jakartaapache lucene”の3つの検索語のうち、”apache”の1語のみが選択された場合である。
【0072】
図13は、本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”multipleterms (2 terms)” と特定される場合)の一例である。具体的には、図13は、”jakartaapache lucene”の3つの検索語のうち、”apache”および”Lucene“の2つの語が選択された場合である。
【0073】
図12、図13の場合も、点線の矢印の元のメニュー項目が選択された場合に、矢印の先にあるような文字列に変換されることを示している。さらに、これに加えて、矢印の先がメニュー形式として示されている場合は、そのようなサブメニューが表示されることに留意されたい。また、本発明の実施形態において、選択タイプが”multipleterms (3 terms)” と特定される場合、図13に示す遷移図のうち”RangeSearch”に関連する個所のみを省かれたものとなる。
【0074】
以上、本発明の実施形態によれば、入力フィールドへのパラメータである検索語の入力を支援するための方法、システム、およびプログラムを提供することが実現される。従って、コンピュータを操作して入力フィールドへのパラメータを入力するユーザの生産性を高めることができることが容易に理解できる。
【0075】
また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現可能である。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる実行において、所定のプログラムを有するデータ処理システムにおける実行が典型的な例として挙げられる。かかる場合、該所定プログラムが該データ処理システムにロードされ実行されることにより、該プログラムは、データ処理システムを制御し、本発明にかかる処理を実行させる。このプログラムは、任意の言語・コード・表記によって表現可能な命令群から構成される。そのような命令群は、システムが特定の機能を直接、または1.他の言語・コード・表記への変換、2.他の媒体への複製、のいずれか一方もしくは双方が行われた後に、実行することを可能にするものである。
【0076】
もちろん、本発明は、そのようなプログラム自体のみならず、プログラムを記録した媒体もその範囲に含むものである。本発明の機能を実行するためのプログラムは、フレキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD、ハードディスク装置、ROM、MRAM、RAM等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することができる。かかるプログラムは、記録媒体への格納のために、通信回線で接続する他のデータ処理システムからダウンロードしたり、他の記録媒体から複製したりすることができる。また、かかるプログラムは、圧縮し、または複数に分割して、単一または複数の記録媒体に格納することもできる。また、様々な形態で、本発明を実施するプログラム製品を提供することも勿論可能であることにも留意されたい。
【0077】
上記の実施の形態に、種々の変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。例えば、本発明の実施形態では、入力フィールドを単純なテキストフィールドを用いて実装することを示したが、入力フィールドをリッチテキストフィールドとして実装し、図8に示す”Human-understandableexpression”の形式に従って選択された実行オプションが含まれることを示すようにテキスト文字列を変換してもよい。この場合、図8の”Syntax”の形式に従う実行オプション付の実行パラメータは、リッチテキストフィールドに内部的に隠して保持され、実行ボタンが押されたことに応じてウェブ・サーバに送信されることとなる。
【0078】
また、図8に示した文法に従う検索エンジンを例としてその実施形態を示したが、図8以外の文法を採用する検索エンジンにも適用可能である。また、検索エンジン以外の実行パラメータを必要とするいかなるソフトウェアに対しても本発明は適用可能である。また、本発明の実施形態では、クライアント・システム100からネットワーク110を通じてウェブ・サーバ120に実行パラメータを送信する場合を想定して説明を行ったが、単一の、すなわち、スタンドアロンのコンピュータ内で実行されるプログラムに対して実行パラメータを与える場合にも適用することができる。そのような変更または改良を加えた形態も当然に本発明の技術的範囲に含まれる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、ユーザ・インターフェースに関する。より詳細には、本発明は、所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための方法、システム、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年のインターネットの普及により、ユーザが自分のクライアント・システムを操作し、インターネットのようなネットワークを介してサーバにアクセスして、多種多様なサービスの提供を受けることが日常的に行われている。例えば、そのようなサービスは、インターネット検索サービスを含む。そのようなサービスの提供においては、ユーザがサーバから受信した入力フォームであるウェブページに1以上の実行パラメータを入力して送信する。サーバは受信したパラメータを用いて実行し、ユーザにサービスを提供する。
【0003】
図7に、実行パラメータを入力するための入力フォームを含むブラウザ・ウインドウの一例を示す。図7に示すウェブページ720は、インターネット検索サービスの入力インターフェースを提供する。インターネット検索サービスを利用しようとするユーザは、検索エンジンに対する入力パラメータとして1以上の検索語をスペースで区切って入力フィールド725に入力し、”Search”のラベルが付された実行ボタン730を押すことによって検索語を検索サーバに送信する。検索サーバは、受信した検索語を用いて検索処理を実行し、検索処理の結果をウェブページの形式でユーザに返信する。
【0004】
業界の各社も、上記に関連する背景技術を開発している。例えば、そのような背景技術として、以下の特許文献、非特許文献が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開2002/41185号公報
【特許文献2】米国特許出願2007/0174350号公報
【特許文献3】米国特許出願2007/0100809号公報
【特許文献4】米国特許出願2008/0228468号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】“Apache Lucene - Query Parser Syntax”, Peter Carlson, The Apache SoftwareFoundation, [インターネット]、2009年9月10日検索、URL: http://lucene.apache.org/java/2_3_2/queryparsersyntax.pdf
【非特許文献2】“Googlesearch basics: More search help”, Google Inc., , [インターネット]、2009年9月10日検索、URL:http://www.google.com/support/websearch/bin/answer.py?hl=en&answer=136861
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
現在の技術では、入力フィールドに入力したパラメータには、実行オプションをテキスト表現として付することができる。例えば、オープンソースソフトウェアの検索エンジンである”Apache Lucene”では、入力したパラメータに対して図8に示す文法(シンタックス)に従って検索オプションを指定することができる(非特許文献1を参照)。
【0008】
しかし、かかる指定を行おうとするユーザはオプションの指定を記憶するか、あるいはマニュアルを参照しながらパラメータを入力する必要があり、ユーザに不便となっていた。また、オプション指定の文法はツールごとに異なることもあり(例えば、GoogleTMの検索エンジンの文法について、非特許文献2参照)、例えば、複数種類のツールを使用するユーザにこれらを記憶することが不便となる場合があった。
【0009】
したがって、本発明の課題の1つは、所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための改善された方法、システム、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための方法が提供される。方法は、表示装置に表示された入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受けるステップと、テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、所定のソフトウェアの1以上の実行オプションをユーザ選択可能なように表示装置に表示するステップと、選択された1以上の実行オプションの少なくとも1つが含まれることを示すようにテキスト文字列を変換して表示するステップを含む。表示される1以上の実行オプションは、テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なるものとすることができる。
【0011】
好ましくは、変換されたテキスト文字列に含まれる1以上のパラメータおよび実行オプションが所定のソフトウェアを実行するサーバに送信される。
【0012】
好ましくは、方法は、選択されたテキスト文字列の選択範囲に対応する選択タイプを判定するステップをさらに含み、実行オプションを表示するステップが、選択タイプに合致する所定のソフトウェアの1以上の実行オプションを特定するステップを含む。
【0013】
好ましくは、テキスト文字列が複数の入力パラメータを含む場合にそれぞれの入力パラメータが、例えば、スペース(空白文字)のような区切り文字(デリミタ)で区切られ、選択されたテキスト文字列の一部に包含および/または隣接する区切り文字を考慮して選択タイプが判定される。
【0014】
好ましくは、選択されたテキスト文字列の一部に包含される区切り文字に基づいて、選択されたテキスト文字列の一部に関連するパラメータの数を計算するステップを含む。好ましくは、選択されたテキスト文字列の一部が区切り文字が隣接するかどうかに応じて、選択タイプを決定するステップを含む。
【0015】
以上、方法として本発明の概要を説明したが、本発明は、システム、ソフトウェア製品、ソフトウェア、プログラムなどとしても把握することもできる。ソフトウェア製品は、例えば、前述のソフトウェアを格納した記憶媒体を含め、あるいはソフトウェアを伝送する媒体を含めることができる。
【0016】
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの構成要素のコンビネーションまたはサブコンビネーションもまた、発明となり得ることに留意すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態おけるデータ処理システムの一例を示した図である。
【図2】本発明の実施形態おけるクライアント・システムを実現するのに好適な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
【図3】本発明の実施形態におけるクライアント・システムの機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施形態におけるデータ処理システムの動作の全体を表現するフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態におけるデータ処理システムの動作(選択タイプの特定)を表現するフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態におけるデータ処理システムの動作(メニューの提示)を表現するフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態のデータ処理システムのブラウザ・ウインドウの一例である。
【図8】本発明の実施形態におけるパラメータ入力のシンタックス(文法)の一例である。
【図9】本発明の実施形態における選択タイプテーブルの一例である。
【図10】本発明の実施形態におけるメニュー・テーブルの一例である。
【図11】本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”substring”と特定された場合)の一例である。
【図12】本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”singleterm”と特定された場合)の一例である。
【図13】本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”multipleterms (2 terms)”と特定された場合)の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
また、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、実施の形態の記載内容に限定して解釈されるべきものではない。また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須とは限らないことに留意されたい。実施の形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
【0020】
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。本発明の実施形態のデータ処理システム150では、ユーザは、クライアント・システム100のブラウザに表示された入力フォームに含まれる入力フィールドに検索条件をテキスト文字列として入力する。テキスト文字列は、実行パラメータである1以上の検索語が含まれ、また、図8に示す文法に従って検索オプションを含めることができる。
【0021】
本発明の実施形態では、検索条件を入力する場合に、ユーザは検索語を含むテキスト文字列を入力フィールドに入力し、そのテキスト文字列の一部を選択する。次いで、クライアント・システム100はテキスト文字列の選択のタイプ(本発明の実施形態では、”substring”(単語中の部分文字列)、”single term” (単一の単語)、”multipleterms (2 terms)” (複数の単語、含まれる単語は2単語)または”multipleterms (3 terms)” (複数の単語、含まれる単語は3単語以上)のいずれか)を判定する。
【0022】
次に、ユーザに選択させるために、検索オプションのメニューがユーザに提示される。本発明の実施形態では、判定された選択のタイプに応じて異なるメニューが提示されるので、ユーザは効果的に検索オプションを選択することができる。そして、選択された検索オプションが付与されるように、テキスト文字列が変換される。
【0023】
上述の流れで入力されたテキスト文字列である検索条件は、ネットワーク110を介してウェブ・サーバ120に送信され、検索サービス処理の結果がウェブページの形式でクライアント・システム100に返送される。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態によるデータ処理システム150の一例を示す。本発明の実施の形態によるデータ処理システム150は、クライアント・システム100、ネットワーク110、ウェブ・サーバ120を含む。
【0025】
本発明の実施形態のクライアント・システム100は、ウェブ・ブラウザ・プログラムを用いてウェブ・サーバ120から検索サービスの提供を受けるものとする。また、本発明の実施形態のウェブ・サーバ120は、クライアント・システム100からネットワーク110を介して受信したサービス・リクエストに応じて、サービス処理を実行し、処理結果をクライアント・システム100に返送する。
【0026】
本発明の実施の形態によるデータ処理システム150においては、クライアント・システム100およびウェブ・サーバ120は、ネットワーク110を介して、相互に通信をすることができる。一例として、ネットワーク110は、よく知られたインターネットとして実現することができ、当業者によく知られた通信プロトコルであるTCP/IPを用いてシステム間を接続する。
【0027】
図2は、本発明の実施の形態によるクライアント・システム100を実現するのに好適な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。情報処理装置は、バス2に接続されたCPU(中央処理装置)1とメインメモリ4を含んでいる。ハードディスク装置13、30、およびCD−ROM装置26、29、フレキシブル・ディスク装置20、MO装置28、DVD装置31のようなリムーバブル・ストレージ(記録メディアを交換可能な外部記憶システム)がフロッピーディスクコントローラ19、IDEコントローラ25、SCSIコントローラ27などを経由してバス2へ接続されている。
【0028】
フレキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD−ROMのような記憶メディアが、リムーバブル・ストレージに挿入される。これらの記憶メディアやハードディスク装置13、30、ROM14には、オペレーティング・システムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・プログラムのコードを記録することができる。メインメモリ4にロードされることによってコンピュータ・プログラムは実行される。コンピュータ・プログラムは圧縮し、また複数に分割して複数の媒体に記録することもできる。
【0029】
情報処理装置は、キーボード/マウス・コントローラ5を経由して、キーボード6やマウス7のような入力デバイスからの入力を受ける。情報処理装置は、視覚データをユーザに提示するための表示装置11にDAC/LCDC10を経由して接続される。
【0030】
情報処理装置は、ネットワーク・アダプタ18(イーサネット(R)・カードやトークンリング・カード)等を介してネットワークに接続し、他のコンピュータ等と通信を行うことが可能である。図示はされていないが、パラレルポートを介してプリンタと接続することや、シリアルポートを介してモデムを接続することも可能である。
【0031】
以上の説明により、本発明の実施の形態によるクライアント・システム100を実現するのに好適な情報処理装置は、通常のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレームなどの情報処理装置、または、これらの組み合わせによって実現されることが容易に理解されるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、そのすべての構成要素が本発明の必須構成要素となるわけではない。
【0032】
本発明の実施の形態において使用される情報処理装置の各ハードウェア構成要素を、複数のマシンを組み合わせ、それらに機能を配分し実施する等の種々の変更は当業者によって容易に想定され得ることは勿論である。それらの変更は、当然に本発明の思想に包含される概念である。
【0033】
本発明の実施の形態のオーサリング・システムは、マイクロソフト・コーポレーションが提供するWindows(R)オペレーティング・システム、アップル・コンピュータ・インコーポレイテッドが提供するMacOS(R)、X Window Systemを備えるUNIX(R)系システム(たとえば、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションが提供するAIX(R))のような、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)マルチウインドウ環境をサポートするオペレーティング・システムを採用する。
【0034】
以上から、本発明の実施の形態において使用されるクライアント・システムは、特定のマルチウインドウ・オペレーティング・システム環境に限定されるものではないことを理解することができる。
【0035】
図3は、本発明の実施形態のクライアント・システム100の機能ブロック図である。なお、図3の機能ブロック図に示す各要素は、図2に例示したハードウェア構成を有する情報処理装置において、ハードディスク装置13などに格納されたオペレーティング・システムやアプリケーション・ソフトウェアなどのコンピュータ・プログラムをメインメモリ4にロードした上でCPU1に読み込ませ、ハードウェア資源とソフトウェアを協働させることによって実現することができる。
【0036】
本発明の実施形態のクライアント・システム100は、入出力装置310、ウェブ・ブラウザ320、パラメータ入力支援プログラム330を備える。本発明の実施形態では、ウェブ・ブラウザ320は、あらかじめクライアント・システム100にインストールされたウェブ・ブラウザ・プログラムにより実現されるものとする。また、入力支援プログラム330は、パラメータ入力フィールドを含むウェブページとともにクライアント・システム100にダウンロードされたJavaScriptプログラムにより実現されるものとする。
【0037】
入出力装置310は、オペレーティング・システムのデスクトップ画面上にブラウザ・ウインドウを表示し、ユーザに提示する機能を備える。また、入出力装置310は、ユーザから端末操作や入力フォームへのパラメータの入力を受ける機能も備える。さらに、入出力装置310は、ネットワーク110を介してウェブ・サーバ120とデータを送受信する機能も備える。
【0038】
本発明の実施形態のウェブ・ブラウザ320は、ネットワーク110を介してウェブ・サーバ120等にアクセスし、パラメータ入力フォームや検索結果のウェブページを入手し、ユーザに提示する機能を提供する。マイクロソフト・コーポレーションの提供するインターネット・エクスプローラ(商標)またはモジラ・コーポレーションの提供するファイアフォックス(商標)などをブラウザとして採用することができる。
【0039】
本発明の実施形態の入力支援プログラム330は、ウェブ・ブラウザ320が受信したパラメータ入力フォームにユーザがパラメータを入力することを支援する。本発明の実施形態の入力支援プログラム330は、パラメータ検出部332、選択タイプ判定部334、メニュー提示部336およびテキスト文字列変換部338を含む。
【0040】
本発明の実施形態のパラメータ検出部332は、入力フォームであるウェブページに入力されたパラメータである1以上の検索語を検出する。本発明の実施形態では、複数の検索語が入力される場合、区切り文字である「スペース文字」で区切って検索語が入力されるものとする。また、パラメータ検出部332は、入力された検索語を含むテキスト文字列においてユーザが選択した部分がどの範囲であるかを検出することができる。
【0041】
本発明の実施形態の選択タイプ判定部334は、検索語を含むテキスト文字列のどの部分が選択されたかの選択範囲に応じて選択タイプを判定する。本発明の実施形態では、選択タイプは”substring”、”singleterm”、”multipleterms (2 terms)”、 ”multiple terms (3+terms)”または”N/A”(選択タイプ不明)のいずれかと判定される。この判定の詳細な内容は、図5のフローチャート500を用いて後述される。
【0042】
本発明の実施形態のメニュー提示部336は、選択タイプ判定部334によって判定された選択タイプに応じて、ウェブ・サーバ120により提供される検索サービスの実行パラメータの実行オプションをメニュー形式で提示する機能を提供する。本発明の実施形態では、提示されるメニューは選択のタイプに応じて変化することに留意されたい。クライアント・システム100のユーザは、このメニューを用いて所望の実行オプションを選択し、選択された実行オプションはテキスト文字列変換部338に通知される。このメニュー提示の詳細な内容は、図6のフローチャート600を用いて後述される。
【0043】
本発明の実施形態のテキスト文字列変換部338は、メニュー提示部336から通知された選択された実行オプションを付加するように、入力フィールド725に入力された1以上の検索語を含むテキスト文字列を変換する。このテキスト文字列の変換の詳細な内容は、図11〜13の例などを用いて後述される。
【0044】
図4は、本発明の実施形態におけるデータ処理システムの動作の全体を表現するフローチャート400である。処理はステップ405でスタートし、ステップ410でクライアント・システム100は、ネットワーク110を介して検索サービスを提供するウェブ・サーバ120にアクセスする。このアクセスは、ウェブ・ブラウザ320においてウェブ・サーバ120に対応するURL(Uniform Resource Locator)を指定することによって実行される。
【0045】
次に、ステップ415において、クライアント・システム100は、ステップ410のアクセスに応答してサーバが返送した入力フォームであるウェブページを受信する。
【0046】
図7は、本発明の実施形態のデータ処理システムのブラウザ・ウインドウの一例である。ステップ415においてウェブページを受信した場合、このようなブラウザ・ウインドウ700が表示されることに留意されたい。ブラウザ・ウインドウ700は、ツールバー705、アドレス(URL)入力領域710、メニューバー715およびページ表示領域720を含む。
【0047】
ツールバー705は、ファイル操作、表示の制御などの様々な機能をボタンアイコンとして提供する。アドレス(URL)入力領域710は、クライアント・システム100のユーザにアクセスするウェブ・サーバのURLを指定する機能を提供する。メニューバー715は、ユーザに、ファイル操作、表示の制御などの様々な機能をメニューの形式で提供する。ウェブ・サーバへのアクセス、ウェブページ間の遷移その他の各種の設定や操作は、これらのツールバー705、アドレス(URL)入力領域710、メニューバー715などを通じて行われるが、これらは既によく知られたものであるのでここではこれ以上の詳細は説明されない。
【0048】
ページ表示領域720は、ウェブ・サーバ120等からクライアント・システム100が受信したウェブページを表示するための領域である。図7に示されたウェブページの例では、表示されているウェブページは、通常のコンテンツのほか、ユーザがインターネット検索サービスを利用するための検索条件となるテキスト文字列を入力するための入力フィールド725、および”Search”のラベルが付された検索実行ボタン730を含む。本発明の実施形態のクライアント・システム100は、入力フィールド725にユーザが検索語を入力することをサポートするための機構を有するが、その詳細は後述される。
【0049】
図4のフローチャート400に戻り、処理はステップ420へ進む。ステップ420では、入力フィールド725に1以上のパラメータすなわち検索語のユーザ入力を受け付ける。次に、ステップ425において、テキスト文字列の一部の選択をユーザから受ける。テキスト文字列の一部の選択は、マウス、キーボードなどを用いることによって行われ、一般的に選択された部分は反転して表示されることとなる(図11〜13を参照)。
【0050】
さらに処理はステップ430に進み、テキスト文字列の部分選択が終了したかどうかが判定される。この判定については、例えば、テキスト文字列の一部が選択されてから所定の時間経過したこと、あるいは、マウスの右クリックなどの所定のアクションが実行されたこと、などによって終了したと判定され得るが、これらに限定されない。ステップ430で選択が終了していないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ425へ戻ってテキスト文字列の一部の選択が続けられる。
【0051】
ステップ430で選択が終了したと判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ435へ進み、選択タイプの判定が行われる。本発明の実施形態では、選択タイプは”substring”、”singleterm”、”multipleterms (2 terms)”、 ”multiple terms (3+terms)”または”N/A”のいずれかと判定される。この判定の詳細な手法は、図5のフローチャート500を用いて後述される。
【0052】
次にステップ440において選択タイプが特定されたかどうかが判定される。ステップ440で選択タイプが特定されなかった、すなわち、選択タイプが”N/A”とされた場合、処理はNOの矢印からステップ420に戻り、テキスト文字列の入力が受け付けられることとなる。
【0053】
ステップ440で選択タイプが特定された、すなわち、選択タイプが”substring”、”single term”、”multiple terms(2 terms)”または ”multiple terms (3+ terms)”のいずれかと特定された場合、処理はYESの矢印からステップ445に進む。
【0054】
ステップ445では、ステップ435で特定された選択タイプに応じて、ウェブ・サーバ120により提供されるサービスの実行パラメータの実行オプションをメニュー形式で提示する。また、ステップ445では、クライアント・システム100のユーザに提示されたメニューに含まれる実行オプションのセットのうちの所望の実行オプションのユーザ選択を受ける。このステップ440のメニュー提示の詳細な内容は、図6のフローチャート600を用いて後述される。
【0055】
次に処理はステップ450に進み、ステップ445で選択された実行オプションが有効となるように、テキスト文字列が変換される。このテキスト文字列の変換の詳細な内容は、図11〜13の例などを用いて後述される。
【0056】
さらに処理はステップ455に進み、実行ボタン730が押されたかどうかが判定される。ステップ455で押されていないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ420に戻り、テキスト文字列の入力が続けられる。ステップ455において実行ボタン730が押され所望の検索条件をあらわすテキスト文字列の入力が終了したと判定された場合、処理はYESの矢印を介してステップ460に進み入力された検索語、検索オプションを含むテキスト文字列がウェブ・サーバ120に送信された後、処理はステップ465で終了する。
【0057】
次に、図5のフローチャート500を使用して、図4のステップ435における選択タイプの判定処理をより詳細に説明する。処理は、ステップ505でスタートし、ステップ510で区切り文字(本発明の実施形態では、空白文字(スペース)であるものとする)を考慮して、テキスト文字列の選択範囲と重なりを有する検索語の数を計算する。次いで、ステップ515において、ステップ510で計算された検索語の数が複数(2以上)であるかどうかが判定される。
【0058】
ステップ515で検索語の数が複数(2以上)であると判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ520に進み、選択範囲が区切り文字に囲まれているかどうかが判定される。ステップ520で選択範囲が区切り文字に囲まれていると判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ525に進み、選択範囲に3以上の単語が含まれるかどうかが判定される。
【0059】
ステップ525で3以上の単語が含まれると判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ530に進み、選択タイプが”multipleterms (3+ terms)”と特定され、次いで処理はステップ560に進み終了する(その結果、ステップ440へ進むこととなる)。また、ステップ525で3以上の単語が含まれないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ535に進み、選択タイプが”multipleterms (2 terms)”と特定され、次いで処理はステップ560に進み終了する。
【0060】
ステップ520で選択範囲が区切り文字に囲まれていないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ540に進み選択タイプが”N/A”と判定され、次いで処理はステップ560に進み終了する。
【0061】
ステップ515で検索語の数が複数(2以上)でないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ545に進み、選択範囲が区切り文字に囲まれているかどうかが判定される。ステップ545で選択範囲が区切り文字に囲まれていると判定された場合、処理はYESの矢印を通じてステップ550に進み選択タイプが”singleterm” と特定され、次いで処理はステップ550に進み終了する。
【0062】
ステップ545で選択範囲が区切り文字に囲まれていないと判定された場合、処理はNOの矢印を通じてステップ555に進み、選択タイプが”substring”と特定され、次いで処理はステップ560に進み終了する。
【0063】
次に、図6のフローチャート600を使用して、図4のステップ445における選択メニューの提示処理をより詳細に説明する。処理は、ステップ605でスタートし、ステップ610でステップ435において特定された選択タイプに合致するメニューIDをメニュー提示部336に含まれる選択タイプテーブル900から取得する。図9は、本発明の実施形態における選択タイプテーブル900の一例である。選択タイプテーブル900は、選択タイプ910とメニューID920を関連付けたテーブルである。
【0064】
図6のフローチャート600に戻り、本発明の実施の形態のステップ610では、メニュー提示部336は、選択タイプテーブル900から、選択タイプに応じてメニュー項目IDを取得する。本発明の実施形態では、選択タイプが”substring”の場合にメニュー項目IDの ”1”, “2”を取得し、選択タイプが”single term”の場合はメニュー項目IDの ”4”, “5”, “8”, “9”, “10”を取得する。選択タイプが”multiple terms (2 terms)”の場合はメニュー項目IDの ”3”, “4”, “6”, “7”, “8”, “9”, “10”, “11”, “12”,“13を取得し、選択タイプが”multipleterms (3+ terms)”の場合はメニュー項目IDの ”3”, “4”, “7”, “8”,“9”, “10”, “11”, “12”, “13を取得する。
【0065】
処理はステップ615に進み、ステップ610で取得されたメニューIDに対応するラベルをメニュー・テーブル1000から取得して選択可能メニューを形成し、ユーザに提示する。図10は、本発明の実施形態におけるメニュー・テーブル1000の一例である。メニューID1010とメニュー・ラベル1020およびサブメニューID1030を関連付けたテーブルである。
【0066】
次いで、処理はステップ620に進み、ステップ615で形成され提示されたメニューに含まれるメニュー項目に対するユーザの選択を受ける。処理はステップ625に進み、ステップ620で選択されたメニュー項目にサブメニューが存在するかどうかが判定される。ステップ620では、メニュー・テーブル1000において選択されたメニューIDに対応するサブメニューIDが存在する場合に、そのメニューIDに対応するメニュー項目にサブメニュー存在すると判定される。
【0067】
ステップ625で、ステップ620で選択されたメニュー項目にサブメニューが存在しないと判定された場合、処理はNOの矢印からステップ645へ進み、選択されたメニューIDに対応するテキスト文字列変換内容を特定する。この特定は、図8に示す内容をテーブル化したテーブルを検索することによって実施される。
【0068】
ステップ625で、ステップ620で選択されたメニュー項目にサブメニューが存在すると判定された場合、処理はYESの矢印からステップ630へ進み、メニュー・テーブル1000からサブメニューIDを取得する。処理はステップ635に進み、ステップ630で取得されたサブメニューIDに対応するラベルをメニュー・テーブル1000から取得して選択可能メニューを形成し、ユーザに提示する。次いで、処理はステップ640に進み、ステップ635で形成され提示されたサブメニューに含まれるメニュー項目に対するユーザの選択を受ける。
【0069】
次いで処理はステップ625に戻り、サブメニューが存在しないと判定するまで繰り返される。ステップ645でメニュー・テーブル1000において選択されたメニューIDに対応するテキスト文字列変換内容を特定したあと、処理はステップ650に進み終了する(ステップ455へ進む)。
【0070】
図11は、本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”substring”と特定される場合)の一例である。具体的には、図11は、”test”という検索語の一部の1文字(”s”)が選択された状態でメニューが表示された場合である。これらの図は、点線の矢印の元のメニュー項目が選択された場合に、矢印の先にあるような文字列に変換されることを示していることに留意されたい。
【0071】
図12は、本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”singleterm”と特定される場合)の一例である。具体的には、図12は、”jakartaapache lucene”の3つの検索語のうち、”apache”の1語のみが選択された場合である。
【0072】
図13は、本発明の実施形態のデータ処理システムのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(選択タイプが”multipleterms (2 terms)” と特定される場合)の一例である。具体的には、図13は、”jakartaapache lucene”の3つの検索語のうち、”apache”および”Lucene“の2つの語が選択された場合である。
【0073】
図12、図13の場合も、点線の矢印の元のメニュー項目が選択された場合に、矢印の先にあるような文字列に変換されることを示している。さらに、これに加えて、矢印の先がメニュー形式として示されている場合は、そのようなサブメニューが表示されることに留意されたい。また、本発明の実施形態において、選択タイプが”multipleterms (3 terms)” と特定される場合、図13に示す遷移図のうち”RangeSearch”に関連する個所のみを省かれたものとなる。
【0074】
以上、本発明の実施形態によれば、入力フィールドへのパラメータである検索語の入力を支援するための方法、システム、およびプログラムを提供することが実現される。従って、コンピュータを操作して入力フィールドへのパラメータを入力するユーザの生産性を高めることができることが容易に理解できる。
【0075】
また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現可能である。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる実行において、所定のプログラムを有するデータ処理システムにおける実行が典型的な例として挙げられる。かかる場合、該所定プログラムが該データ処理システムにロードされ実行されることにより、該プログラムは、データ処理システムを制御し、本発明にかかる処理を実行させる。このプログラムは、任意の言語・コード・表記によって表現可能な命令群から構成される。そのような命令群は、システムが特定の機能を直接、または1.他の言語・コード・表記への変換、2.他の媒体への複製、のいずれか一方もしくは双方が行われた後に、実行することを可能にするものである。
【0076】
もちろん、本発明は、そのようなプログラム自体のみならず、プログラムを記録した媒体もその範囲に含むものである。本発明の機能を実行するためのプログラムは、フレキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD、ハードディスク装置、ROM、MRAM、RAM等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することができる。かかるプログラムは、記録媒体への格納のために、通信回線で接続する他のデータ処理システムからダウンロードしたり、他の記録媒体から複製したりすることができる。また、かかるプログラムは、圧縮し、または複数に分割して、単一または複数の記録媒体に格納することもできる。また、様々な形態で、本発明を実施するプログラム製品を提供することも勿論可能であることにも留意されたい。
【0077】
上記の実施の形態に、種々の変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。例えば、本発明の実施形態では、入力フィールドを単純なテキストフィールドを用いて実装することを示したが、入力フィールドをリッチテキストフィールドとして実装し、図8に示す”Human-understandableexpression”の形式に従って選択された実行オプションが含まれることを示すようにテキスト文字列を変換してもよい。この場合、図8の”Syntax”の形式に従う実行オプション付の実行パラメータは、リッチテキストフィールドに内部的に隠して保持され、実行ボタンが押されたことに応じてウェブ・サーバに送信されることとなる。
【0078】
また、図8に示した文法に従う検索エンジンを例としてその実施形態を示したが、図8以外の文法を採用する検索エンジンにも適用可能である。また、検索エンジン以外の実行パラメータを必要とするいかなるソフトウェアに対しても本発明は適用可能である。また、本発明の実施形態では、クライアント・システム100からネットワーク110を通じてウェブ・サーバ120に実行パラメータを送信する場合を想定して説明を行ったが、単一の、すなわち、スタンドアロンのコンピュータ内で実行されるプログラムに対して実行パラメータを与える場合にも適用することができる。そのような変更または改良を加えた形態も当然に本発明の技術的範囲に含まれる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための方法であって、
表示装置に表示された入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受けるステップと、
前記テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、前記所定のソフトウェアの1以上の実行オプションをユーザが選択可能なように表示装置に表示するステップであって、表示される前記1以上の実行オプションが前記テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なる、ステップと、
選択された前記1以上の実行オプションのうちの少なくとも1つが含まれることを示すように前記テキスト文字列を変換して表示装置に表示するステップと、を含む、方法。
【請求項2】
前記テキスト文字列の一部の選択範囲に対応する選択タイプを判定するステップをさらに含み、
前記実行オプションを表示するステップが、前記選択タイプに合致する前記所定のソフトウェアの実行オプションのセットを特定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記変換されたテキスト文字列に含まれる1以上のパラメータおよび実行オプションを、前記所定のソフトウェアを実行するサーバに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記テキスト文字列が複数の入力パラメータを含む場合にそれぞれの入力パラメータが区切り文字で区切られる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記区切り文字が、スペース(空白文字)である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記選択されたテキスト文字列の一部に包含および/または隣接する区切り文字を考慮して前記選択タイプが判定される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記選択されたテキスト文字列の一部に包含される区切り文字に基づいて、前記選択されたテキスト文字列の一部に関連するパラメータの数を計算するステップを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記選択されたテキスト文字列の一部が区切り文字が隣接するかどうかに応じて、前記選択タイプを決定するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記選択タイプに合致する項目IDをオプション項目テーブルから取得するステップと、
取得された前記項目IDに対応する実行オプションを前記インターフェースに提示するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記インターフェースで選択された項目が、サブ項目を伴う場合に、サブ項目の項目IDをテーブルから取得するステップと、
取得された前記サブ項目の項目IDに対応する項目を提示するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
選択可能な実行オプションがメニュー形式で表示装置に表示される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
選択可能な前記1以上の実行オプションのラベルが表示装置に表示される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記選択タイプが、「複数のパラメータ」、「単一のパラメータ」、「パラメータの一部」のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記所定のソフトウェアが検索エンジンであり、前記テキスト文字列が検索条件を表現し、前記実行オプションが前記検索エンジンに対する検索オプションである、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記検索オプションが、検索フィールド指定、ワイルドカード、あいまい検索、近似検索、範囲検索、検索語ブースト、ブーリアン演算子、グルーピング、フィールド・グルーピングのいずれかを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するためのプログラムであって、前記プログラムはコンピュータに、
表示装置に表示された入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受けるステップ、
前記テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、前記所定のソフトウェアの1以上の実行オプションをユーザが選択可能なように表示装置に表示するステップであって、表示される前記1以上の実行オプションが前記テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なる、ステップ、
選択された前記1以上の実行オプションのうちの少なくとも1つが含まれることを示すように前記テキスト文字列を変換して表示装置に表示するステップ、
を実行させる、プログラム。
【請求項17】
所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するためのシステムであって、
入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受ける手段と、
前記テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、前記所定のソフトウェアの1以上の実行オプションをユーザが選択可能なように表示する手段であって、表示される前記1以上の実行オプションが前記テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なる、手段と、
選択された前記1以上の実行オプションのうちの少なくとも1つが含まれることを示すように前記テキスト文字列を変換して表示する手段と、
を備える、システム。
【請求項1】
所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するための方法であって、
表示装置に表示された入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受けるステップと、
前記テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、前記所定のソフトウェアの1以上の実行オプションをユーザが選択可能なように表示装置に表示するステップであって、表示される前記1以上の実行オプションが前記テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なる、ステップと、
選択された前記1以上の実行オプションのうちの少なくとも1つが含まれることを示すように前記テキスト文字列を変換して表示装置に表示するステップと、を含む、方法。
【請求項2】
前記テキスト文字列の一部の選択範囲に対応する選択タイプを判定するステップをさらに含み、
前記実行オプションを表示するステップが、前記選択タイプに合致する前記所定のソフトウェアの実行オプションのセットを特定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記変換されたテキスト文字列に含まれる1以上のパラメータおよび実行オプションを、前記所定のソフトウェアを実行するサーバに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記テキスト文字列が複数の入力パラメータを含む場合にそれぞれの入力パラメータが区切り文字で区切られる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記区切り文字が、スペース(空白文字)である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記選択されたテキスト文字列の一部に包含および/または隣接する区切り文字を考慮して前記選択タイプが判定される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記選択されたテキスト文字列の一部に包含される区切り文字に基づいて、前記選択されたテキスト文字列の一部に関連するパラメータの数を計算するステップを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記選択されたテキスト文字列の一部が区切り文字が隣接するかどうかに応じて、前記選択タイプを決定するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記選択タイプに合致する項目IDをオプション項目テーブルから取得するステップと、
取得された前記項目IDに対応する実行オプションを前記インターフェースに提示するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記インターフェースで選択された項目が、サブ項目を伴う場合に、サブ項目の項目IDをテーブルから取得するステップと、
取得された前記サブ項目の項目IDに対応する項目を提示するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
選択可能な実行オプションがメニュー形式で表示装置に表示される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
選択可能な前記1以上の実行オプションのラベルが表示装置に表示される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記選択タイプが、「複数のパラメータ」、「単一のパラメータ」、「パラメータの一部」のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記所定のソフトウェアが検索エンジンであり、前記テキスト文字列が検索条件を表現し、前記実行オプションが前記検索エンジンに対する検索オプションである、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記検索オプションが、検索フィールド指定、ワイルドカード、あいまい検索、近似検索、範囲検索、検索語ブースト、ブーリアン演算子、グルーピング、フィールド・グルーピングのいずれかを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するためのプログラムであって、前記プログラムはコンピュータに、
表示装置に表示された入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受けるステップ、
前記テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、前記所定のソフトウェアの1以上の実行オプションをユーザが選択可能なように表示装置に表示するステップであって、表示される前記1以上の実行オプションが前記テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なる、ステップ、
選択された前記1以上の実行オプションのうちの少なくとも1つが含まれることを示すように前記テキスト文字列を変換して表示装置に表示するステップ、
を実行させる、プログラム。
【請求項17】
所定のソフトウェアの実行パラメータを入力フィールドへ入力することを支援するためのシステムであって、
入力フィールドへの1以上の実行パラメータを含むテキスト文字列の入力を受ける手段と、
前記テキスト文字列の一部がユーザに選択されたことに応じて、前記所定のソフトウェアの1以上の実行オプションをユーザが選択可能なように表示する手段であって、表示される前記1以上の実行オプションが前記テキスト文字列の一部の選択のタイプに応じて異なる、手段と、
選択された前記1以上の実行オプションのうちの少なくとも1つが含まれることを示すように前記テキスト文字列を変換して表示する手段と、
を備える、システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2011−76426(P2011−76426A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−227925(P2009−227925)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】
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