説明

手術台アクセサリプラットフォーム

手術台(40、140、240、340、400)と併用する保持装置(56、256、356)は、縦軸を有する第一の放射線透過性梁(58、258、464)と縦軸を有する第二の放射線透過性梁(59、259、466)とを有する。第一の梁(58、258、464)および第二の梁(59、259、466)は、それぞれデッキ(52、252、352)に連結され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、手術台用の放射線透過性のプラットフォームに関する。さらに具体的には、本開示は、脊髄または脳神経の手術時の撮像手段を改善するために、台上に位置付けられた患者の胴を保持する目的で手術台に取り付けられる放射線透過性の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
整形外科手術に使用される一般的な手術台は、カート基部に取り付けられた2本の伸縮コラムと長方形の放射線透過性の管状保持フレームで構成される。複数のアクセサリは、患者を保持するためにパッドを入れた箇所を設けるよう手術台フレームに取り付けて利用することができる。
【0003】
一般外科用のその他の手術台は、金属アクセサリレール及び一般に金属製の枠組みを有している。金属製の枠組みは、複数の金属成分の干渉により手術中の患者のX線撮像を制限する。
【0004】
代表的な整形外科用手術台上で利用できるように改善されたX線撮像を提供するために、一般の手術台に使用される延長部分および放射線透過性の付属品が開発されてきた。多様な製造元が、取り付け用アクセサリの多数の異なる寸法や標準を大幅に増加させてきた。そのため、病院では複数の外科手術用プラットフォーム間で標準アクセサリを使用する機能が低下している。しかしながら、数多くの手術台製造元は、レールの各サイズおよび各幅を標準化してきた。
【0005】
特に脊髄外科手術に関しては、最も一般的な2つのタイプの腰椎外科処置は、腰椎椎体間固定術(trans-vertebral fusions)及び顕微鏡下椎間板切除術(inter-body micro-diskectomies)である。腰椎推体間固定術では、両方の腰椎が互いに固定されるが、これは患者の脊柱の位置が自然な「彎曲」状態にあるときに最適に実施される。顕微鏡下での椎間板切除術では、苦痛を軽減させるために椎間板のごく一部分が除去されるので、背中の椎間関節を伸ばして広げるように患者をある程度胎児姿勢または屈曲姿勢にすることが有益となる。
【0006】
<関連する出願への相互参照>
本出願は、米国特許法第119条(e)項に基づき、2007年8月24日に出願された米国仮特許出願第60/957,882号及び2008年6月25日に出願された米国特許出願第61/075,381号の利益を主張するもので、全て参照により本願明細書に援用される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願は、添付の請求項に詳説した特徴および/または単独または任意の組み合わせにより特許性のある対象を備える以下の特徴のうち、一つ以上を開示する。
【0008】
本開示の一態様において、手術台と併用する片持ち梁状保持部には、縦軸を有する第一の放射線透過性梁および縦軸を有する第二の放射線透過性梁が含まれる。第一の梁および第二の梁はそれぞれデッキに連結され、片持ち梁状構造によりそこから外側に伸長する。第二の梁の縦軸は、一般に第一の梁の縦軸に対して平行に向けられている。第一および第二の梁は、連携して患者保持用アクセサリを保持するよう構成されている。また片持ち梁状保持部には、患者保持用アクセサリによって支えられる実質的に全ての荷重が各梁を通ってデッキに直接伝達されるように、片持ち梁状保持部を手術台のデッキに連結する手段が含まれる。
【0009】
幾つかの実施形態において、片持ち梁状保持部をデッキに連結する手段は、それぞれ第一および第二の放射線透過性梁に連結された第一および第二のレシーバーを備えている。第一および第二のレシーバーは、手術台の第一および第二の円材とそれぞれ噛み合うように構成され、デッキから片持ち梁状部分を保持する。
【0010】
他の実施形態において、片持ち梁状保持部をデッキに連結する手段は、第一の梁に連結された第一の連結器および第二の梁に連結された第二の連結器を備える。第一および第二の連結器は、手術台のデッキの一部分と噛み合うように構成され、これにより片持ち梁状保持部をデッキに固定する。第一および第二の連結器は、連結器をデッキに固定するために、クランプ機構の圧力を調節するよう構成された手動アクチュエータを有するクランプ機構をそれぞれ備えている。幾つかの実施形態において、クランプ機構は、第一のグリップおよび第一のグリップと相対的に移動可能な第二のグリップを備え、第二のグリップには、デッキのアクセサリレール上で連結器を位置決めするためのテーパー付き表面が含まれる。
【0011】
本開示の別の態様において、患者支持装置は調節可能な柱脚およびデッキを備え、該デッキは柱脚に固定された主要部分および片持ち梁状部分を含むよう形成されている。片持ち梁状部分には、第一の放射線透過性の梁が片持ち梁状構造の主要部分から外側に伸長するように、縦軸を有しかつ主要部分に固定された第一の放射線透過性梁が含まれる。また、片持ち梁状部分には、第二の放射線透過性梁が片持ち梁状構造の主要部分から外側に伸長するように、縦軸を有しかつ主要部分に固定された第二の放射線透過性梁も含まれる。第二の梁の縦軸は、一般に第一の梁の縦軸に対して平行に向けられている。第一および第二の梁は、患者保持用アクセサリによって支えられる実質的に全ての荷重が梁を通って主要部分に直接伝達されるように、連動して患者保持用アクセサリを保持するように構成されている。
【0012】
幾つかの実施形態において、各梁は横方向に間隔をおいて配置され、各梁間に空間が形成される。デッキの片持ち梁状部分は、デッキの主要部分から十分な距離を伸長し、脊髄外科患者の上半身を保持する。幾つかの実施形態において、片持ち梁状部分は、各梁の間を主要部分から遠位に伸びる横材を有するように形成される。主要部分の上面、第一の梁、第二の梁および横梁は、実質的にすべて同一平面上とすることができる。
【0013】
幾つかの実施形態において、デッキは炭素繊維複合材料で構成される。幾つかの実施形態において、それぞれの梁は炭素繊維複合材料から成る。患者支持装置は、腹臥位の患者を保持するよう構成された患者保持用アクセサリをさらに備えることもでき、患者保持用アクセサリは第一および第二のレール上に保持され、かつ各レールの縦軸に沿って移動可能である。例えば、患者保持用アクセサリは頭部保持具でもよい。幾つかの実施形態において、患者保持用アクセサリは各レールに固定するように構成される。デッキの片持ち梁状部分は主要部分から外側に伸長でき、片持ち梁状部分と患者支持装置を支持する床との間の隙間を形成して、片持ち梁状部分上に保持された患者に対して360度の撮像を行うことができる。
【0014】
また本開示の別の一態様において、患者支持装置は、調節可能な柱脚、柱脚に保持されたデッキ、およびデッキに連結された片持ち梁状保持部を備える。片持ち梁状保持部には、縦軸を持つ第一の放射線透過性梁および縦軸を持つ第二の放射線透過性梁が含まれる。第一および第二の梁はデッキに連結され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する。第二の梁の縦軸は、一般に第一の梁の縦軸に対して平行に向けられる。第一および第二の梁は、患者保持用アクセサリにより支えられる実質的に全ての荷重が各梁を通って直接デッキに伝達されるように、連携して患者保持用アクセサリを保持するように構成される。
【0015】
幾つかの実施形態において、患者支持装置は、デッキから伸長し、デッキと相対的に調節可能な第一および第二の円材をさらに備え、第一および第二の放射線透過性梁は、第一および第二の円材にそれぞれ連結される。片持ち梁状部分は、第一および第二の放射線透過性梁にそれぞれ連結された第一および第二のレシーバーを有することができる。第一および第二のレシーバーは、第一および第二の円材とそれぞれ噛み合うように構成され、デッキからの片持ち梁状部分を保持できる。各レシーバーは、各レシーバーが各円材に固定されるように、片持ち梁状部分がデッキに連結される場合に、各円材の一部分を受容する大きさの内部空間を備えるように形成できる。各円材はデッキに対して枢動可能にできる。
【0016】
幾つかの実施形態において、デッキには柱脚上に保持された主要部分、および主要部分に対して枢動可能な調節可能部分が含まれる。片持ち梁状保持部は、デッキの調節可能部分に連結できる。片持ち梁状保持部には、第一の梁に連結された第一の連結器と、第二の梁に連結された第二の連結器とを有することができる。第一および第二の連結器は、片持ち梁状保持部をデッキに固定するために、デッキの調節可能部分の一部に噛み合うように構成できる。
【0017】
第一および第二の連結器は、連結器をデッキの調節可能な部分に固定するために、クランプ機構の圧力を調節するよう構成された手動アクチュエータを有するクランプ機構をそれぞれ備えることができる。調節可能デッキはアクセサリレールを有することができ、また第一および第二の連結器のクランプ機構は、片持ち梁状保持部をアクセサリレールに固定することができる。
【0018】
幾つかの実施形態において、クランプ機構は第一のグリップおよび第一のグリップと相対的に移動可能な第二のグリップを備え、第二のグリップは、デッキの調節可能部分のアクセサリレール上に連結器を位置決めするためのテーパー付き表面を有する。第一および第二の連結器は、デッキおよび片持ち梁状保持部が水平位置にある場合、第一および第二の梁のそれぞれの上部表面がデッキの一部分の上部表面の下に垂直に位置するように、片持ち梁状保持部を位置付けるよう構成できる。
【0019】
本開示のさらにまた別の態様において、アクセサリプラットフォームは放射線透過性デッキ部分を有する手術台と併用される。プラットフォームは、間隔をおいた一般に平行な複数の放射線透過性支持梁と、支持梁を相互接続する複数のクランプ機構を備え、クランプ機構はプラットフォームを手術台のデッキ部分に固定するよう構成される。
【0020】
幾つかの実施形態において、支持梁は長軸方向の長さをそれぞれ有し、またクランプ機構は連携して各梁の長軸方向の長さを手術台のデッキの長軸方向の長さに揃えるように構成される。幾つかの実施形態において、プラットフォームには各梁上に保持された患者保持用アクセサリが含まれる。プラットフォームは、患者の一部分が手術台のデッキの上部表面上で垂直方向に間隔が空くように、プラットフォームが腹臥位の患者を保持するよう構成される。
【0021】
幾つかの実施形態において、支持梁はセグメント化され、ヒンジで接続されてセグメントが互いに関節を形成するようになっている。セグメント化された各支持梁は移動可能であり、各セグメント相互に移動させることもできる。
【0022】
幾つかの実施形態において、クランプ機構には、第一の梁に固定された第一のグリップと、第二の梁に固定されたブロックと、第一のグリップおよびブロックを接続し、一般に第一および第二の梁に対して直角である横梁と、ブロックに連結された第二のグリップとが含まれる。第二のグリップは、第一のグリップと第二のグリップとの間の距離を変化させるようブロックに対して移動可能であり、プラットフォームを手術台のデッキに固定させることができる。クランプ機構には、第二のグリップをブロックに対して移動させるためのアクチュエータを有することができる。アクチュエータには、ねじ付ロッドおよび球状部分を有することができ、ねじ付ロッドはブロック内に受容され、ねじ付ロッドの回転によって球状部分が第二のグリップに作用し、第一のグリップと第二のグリップとの間の距離を変化させる。
【0023】
上記に列挙した特徴および請求項に列挙した特徴を含む、単独または他の任意の特徴と組み合わせた追加的な特徴は、特許性のある主題を備えることができ、現時点で理解される発明を実行する最良の形態を例示する実施形態の以下の詳細な説明を考察することにより、当業者にとって明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】放射線透過性デッキおよびデッキに固定された手術台アクセサリプラットフォームを有する手術台の斜視図である。
【図2】二つの患者保持用アクセサリを示す図1と同様の手術台アクセサリプラットフォームの斜視図である。
【図3】図1の手術台アクセサリプラットフォームの斜視図である。
【図4】図1の手術台アクセサリプラットフォームの端面図である。
【図5】図1の手術台の一部を線5−5に沿って切った断面図である。
【図6】図1の手術台アクセサリプラットフォームのクランプアクチュエータの斜視図である。
【図7】図1の手術台アクセサリプラットフォームの一部分の組立分解図である。
【図8】デッキ内に形成されたアクセサリレールを有する放射線透過性デッキを備える手術台の別の実施形態の斜視図である。
【図9】図8の手術台の側面図である。
【図10】図8の手術台の患者保持用アクセサリを取り除いた斜視図である。
【図11】手術台のデッキの一部分に結合された片持ち梁状保持部を有し、該片持ち梁状保持部が手術台のデッキに対して移動可能な手術台の斜視図である。
【図12】図11の手術台の患者保持用アクセサリを取り除いた分解斜視図である。
【図13】手術台の調節可能なデッキ部分に連結された片持ち梁状保持部を有する手術台のさらなるの実施形態の斜視図であり、手術台は調節可能なデッキ部分で第一の位置にある。
【図14】調節可能なデッキ部分が第二の位置にある図13と同様の図である。
【図15】手術台と、手術台の固定デッキ部分に連結可能な片持ち梁状保持部とのさらなる別の実施形態の斜視図である。
【図16】図13〜15の片持ち梁状保持部の底面図である。
【図17】図16の片持ち梁状保持部の連結器の側面図であり、片持ち梁状保持部の各部を破線で示している。
【図18】図13〜15の片持ち梁状保持部の連結器の端面図であり、片持ち梁状保持部の各部および手術台を破線で示している。
【発明を実施するための形態】
【0025】
手術台40として例示的に具体化された患者支持装置40には、図1に示すように、柱脚44および放射線透過性デッキ52が含まれる。以下に説明するとおり、放射線透過性デッキ52は取り外すことができ、また、従来の手術台デッキと取り替えることができる。手術台40は、Trumpf Medical Systems社(サウスカロライナ州チャールストン)から入手可能であるJupiter(登録商法)テーブルとして知られているタイプと類似しており、これには炭素繊維製の天板が含まれる。手術台40は、柱脚44を支える基部42をさらに含む。柱脚44が下部分46と、下部分46に対して移動可能な上部分48とを含むことで、デッキ52を様々な任意の位置に位置付ける。
【0026】
手術台40は、デッキ52の片持ち梁状部分54がデッキ52の主要部分50から伸びるように構成され、片持ち梁状部分54は片持ち梁状部分54の真下から直接支持されていない。デッキ52の片持ち梁状の構成により、放射線機器などの撮像機器の利用が可能になり、例えばデッキ52の片持ち梁状部分54への接近が妨げられることはない。これにより外科医は、処置中に撮像に十分に接近できる状態で、手術台40上に保持された患者に対する処置を実施できる。各種のパッド、クッション、またはマットレスをデッキ52上に置くことができる。デッキ52上の患者の位置決めは、各種クッションまたはパッドの配置によって行われることが多い。
【0027】
図1の例示的な実施形態において、手術台40は、手術台アクセサリプラットフォーム56がデッキ52に取り付けられた状態で示されている。プラットフォーム56は、特に脊髄外科用に手術台40上での患者の位置決めを改善できるように構成されている。プラットフォーム56は、図1に示すように、2つの横方向の梁58及び59と、横方向の梁58に連結され、梁58を保持するように構成された2つのブラケット60とを備えている。ブラケット60は、2つの横梁62及び63に連結され、横梁62及び横梁63は、図1に示すように、プラットフォーム56を手術台40に連結するために2つのクランプ64に連結される。
【0028】
図2に示すように、2つのアクセサリ66、66がプラットフォーム56に保持される。アクセサリ66は、例示的に、2006年4月11日に出願された米国特許出願第11/402,327号「BODY SUPPORT APPARATUS FOR SPINAL SURGERY」に開示されている身体支持組立品である。多数の他のアクセサリのうち任意のアクセサリをプラットフォーム56上で保持できることが理解されるべきである。アクセサリ66は、それぞれ梁58および59の長軸方向の長さに沿って移動可能であり、アクセサリ66のそれぞれの位置を変化させることができる。
【0029】
例示的な実施形態において、横梁62、ブラケット60、およびクランプ64は連携して、プラットフォーム56を放射線透過性手術台40の外側端部68および69に固定できるようにする幅調節可能クランプ機構70を画定する。幾つかの実施形態においては、マジックテープ式のファスナーシステム(不図示)を採用して、手術台アクセサリプラットフォーム56を放射線透過性手術台40に固定することができる。
【0030】
幅調節可能クランプ機構70は、クランプ64上のアクチュエータ72によって起動して、グリップ74を図4の矢印76の方向に移動させる。アクチュエータ72には、グリップ74の凹部80内に受容される球状部分78が含まれる(図7が適例)。アクチュエータ72のハンドル82は、球状部分78から延在し、ユーザーが握るための形状となっている。ねじ付シャフト84がアクチュエータ72に対して枢動可能になることによって、アクチュエータ72をハンドル82がクランプ64のブロック86と係合する位置に移動できるように、ねじ付シャフト84はピン86によりアクチュエータ72に連結され、これによりアクチュエータ72をハンドル82が撮像機器または介護者に接触する可能性を低減させる位置に保つ。球状部分78は、ハンドルをブロック86に対して位置付けできるように、ねじ付シャフト84が経路88内を自由に移動できるような大きさの経路88を含むよう形成される。
【0031】
ねじ付シャフト84は、連結器92のねじ穴94に嵌入する。ねじ付シャフト84は、ねじ付シャフト84の回動の中心となる軸90を有し、これによりグリップ74とブラケット60のブロック98内に形成されたグリップ96との間の距離を短くまたは長くして、ねじ付シャフト84がグリップ74を締めたり緩めたりする。グリップ74とグリップ96との間の距離は、符号100により特定される。クランプ64を締めることによって、グリップ74およびグリップ96がそれぞれデッキ52の端部68および端部69に噛み合うように、グリップ74とグリップ96の間の距離が短くなる。グリップ74および96によって十分な圧力がかかると、プラットフォーム56はデッキ52に固定される。
【0032】
横梁62は、ファスナー104、106および108を通じて連結器92、92とブロック86、98との両方に連結している管状部材102を備える。例示的な実施形態において、管状部材102は押出アルミニウム管である。幾つかの実施形態においては、他の適した材料を代用できる。カバー110は、管状部材102の上側112に取り付けられる。ブロック86およびブロック98の両方の中にある各ファスナー106は、横方向の梁58および59と噛み合う。
【0033】
例示的な実施形態において、梁58および59は実質的に放射線透過性であり、内側におよそ14インチハーフ(36.83cm)の間隔を空けて配列されている。他の実施形態においては、異なる内側間隔を採用できる。幾つかの実施形態においては、クランプ64を省いて、プラットフォーム56を手術台40に機械的に連結することができる。幾つかの実施形態においては、梁58および59はセグメント化および/またはヒンジ接続して、梁58および59の各セグメントが梁58および59の他のセグメントに対して関節を形成させることができる。梁58および59をセグメント化する際には、プラットフォーム56は梁58のセグメントが従動または固定されるように境界面またはリンクを持つことができる。セグメントは、遠隔操作で従動させることができる。プラットフォーム56がデッキ52に固定されているか、または取外し可能な形で連結されているかは、本開示の範囲内である。
【0034】
図8〜10に示す別の実施形態において、手術台140には主要部分150および主要部分150から延びた片持ち梁状部分154を有するデッキ152が含まれる。デッキ152は柱脚44上に保持され、これがさらに手術台140の基部42上に保持される。手術台140は手術台40と類似しており、手術台40のデッキ52が省かれ、代わりにデッキ152がある。デッキ152の主要部分150は、デッキ52の主要部分50と類似するものである。ただし、片持ち梁状部分154には2つの横方向の梁158および159があり、梁159は主要部分150に固定されて延びている。横方向の梁158および159は一般に平行であり、空間160が梁158と梁159との間に形成されるように間隔をおいて配置されている。横方向の梁158および159は、横方向の梁158および159上に支持される患者の荷重を保持するのに十分な強度を持つ放射線透過性の炭素繊維材料を備えている。図8に示すように、横方向の梁上には1つ以上のアクセサリ66が取り付け可能である。アクセサリ66により、患者は手術台140上で腹臥位となることができ、脊髄外科手術中に患者の腹部が空間160へと下方向に広がることができる。
【0035】
梁158および159は、手術台140上で保持される患者の荷重のかなりの部分を保持し、またアクセサリ66および他の同様のアクセサリにかかる患者の全荷重は梁158および159により支えられ、デッキ152の主要部分150に伝達されることに注意すべきである。この片持ち梁状の配置により、撮像装置のアクセスの領域162が提供され、患者は脊髄または他の神経外科手術行為時に姿勢を変える必要なく、撮像してもらうことができる。従って、医師は移植片などの修復材料の適切な配置や、外科的処置の終始において患者の脊髄構造の適切なアラインメントのチェックができる。例示的な実施形態において、片持ち梁状部分154はさらに、主要部分150から遠位にある梁158および159のそれぞれに連結された横梁164を含んでいる。横梁164は、当技術において公知の様々な頭部保持具など、他のアクセサリ用の取付け箇所を設ける。例示的な実施形態において、頭部保持具166は、患者をアクセサリ66、66上に腹臥位にさせることができるように梁158および159上で支えられ、患者の頭が頭部保持具166内に収まるようになっている。
【0036】
図11〜12に示す手術台240のさらに別の実施形態において、片持ち梁状保持部256は、従来式の手術台上に位置する一対の円材200および202に取り付けられる。円材200および202は、片持ち梁状保持部256が手術台240のデッキ252に対して移動できるように、軸204の周りを枢動可能である。片持ち梁状保持部256は、図11で示したように軸204の周りを移動可能である。片持ち梁状保持部256は、手術台140の片持ち梁状部分154と同様の方法で、レシーバー262および260から延在する2つの梁258および259を含む梁組立品264に連結された2つのレシーバー262および260を含んでいる。片持ち梁状保持部256は、標準の手術台を、患者を腹臥位にして撮像手段を提供する脊髄外科手術台用に適合させるのに有用である。幾つかの場合においては、梁258および259は例示的な実施形態で表示されたものよりも長くなり、片持ち梁状保持部256の長さが長くなることを理解すべきである。片持ち梁状保持部256は、片持ち梁状保持部256上で保持される患者の一部分の撮像アクセスを可能にさせるように構成され、構造の周囲360度の撮像アクセスを提供できる。
【0037】
円材200および202は、手術台240の残りの上部表面210の下に配置できることも理解すべきである。さらに、円材200および202が雄部材として表示され、またレシーバー260および262が雌部材として示され、円材200、202およびレシーバー260、262の雌雄は、幾つかの実施形態においては逆にすることができる。
【0038】
図11の例示的な実施形態において、頭部保持具206は、調節可能構造208上に保持される。調節可能構造208は、2007年10月1日出願された米国特許出願第11/865,337号「MODULAR SYSTEM FOR PATIENT POSITIONING DURING MEDICAL PROCEDURES」に開示されたタイプのものであり、当該開示内容を参照し本明細書に組み込む。
【0039】
次に図13を参照すると、手術台340のさらに別の実施形態が、調節可能デッキ部分354とデッキ部分354から保持された片持ち梁状保持部356とを含むデッキ352と共に示されている。手術台340は、図13において調節可能デッキ部分354と共に示されており、調節可能デッキ部分354は水平よりも低い位置にある。この位置において、患者が手術台340上で腹臥位になっている場合、患者の背部はアーチ型になり、脊柱が外科的処置のためにより適切な位置に置かれるようになる。図13および図14に示すとおり、片持ち梁状保持部356は患者支持構造を保持するように構成される。例示的な実施形態において、頭部保持具206は調節可能構造208上に取り付けられる。多数の異なる患者支持構造のうちいずれかを片持ち梁状保持部356に取付けできることが理解されるべきである。
【0040】
片持ち梁状保持部356には、片持ち梁状保持部356を調節可能デッキ部分354に固定するよう構成された2つの連結器358および359が含まれる。調節可能デッキ部分354は、デッキ352の長手方向の長さと交差する軸360を中心にデッキ352の残りの部分に対して枢動可能である。調節可能デッキ部分356は、図13に示す下がった位置と、図14に示す上がった位置との間で、デッキ352に対して移動可能である。連結器358、359は、それぞれ片持ち梁状保持部356を調節可能デッキ部分354上に位置する2つのアクセサリレール362、363に固定する。
【0041】
片持ち梁状保持部356は、図15において、手術台440のさらに別の実施形態と共に示されており、デッキ452の側面の一部分に沿って延在する一対のアクセサリレール462、463を有するデッキ452を備える従来式の手術台である。連結器358、359は、片持ち梁状保持部356をアクセサリレール462、463にそれぞれ固定するように構成されている。片持ち梁状保持部356には、一対の細長い梁464および466と、梁464および466の間に連結器358および359と一直線になって伸びている一対の横梁468、470とが含まれる。梁464および466は放射線透過性であり、両梁の間に空間472を設けるように横方向に間隔をおいて配置される。
【0042】
次に図16および図17を参照するが、連結器358は、梁464の低い表面478を通過するファスナー474によって梁464に固定され、連結器358のロッド484の平坦な表面482に作用する(図18が適例)。ファスナー474が平坦な表面482から外れている場合、連結器358はレール464から取り外しできる。連結器358および359は類似したものであること、また連結器359は梁466の表面480を通して作用するファスナー476によってレール466に固定されることに注意すべきである。ロッド484および486は本体488から伸長し、またレール464および466の内側に収容されたブロック490内に受容される。ロッド484および486は、それぞれの横方向の梁468および470の1つにある連結器492にそれぞれ受容される。従って、連結器358および359は、ロッド484および486を通って、梁464および466内にそれぞれ収容されたブロック490と、横梁468、470のそれぞれに収容された連結器492、492、492、492とを、片持ち梁状保持部356がまとめて連結されるように連結する。
【0043】
連結器358および359を梁464および466に取り付ける方法は、レシーバー260および262を梁358および359に取り付ける方法と同じである。
【0044】
連結器358および359のそれぞれは、連結器358に関連して図18に示すようにクランプ機構500を含む。クランプ機構500には、本体488内に形成された下部分510が含まれる。上部分508は、上部分508と下部分510との間に形成される空間514を減少させるように下部分510に対して移動可能であることによって、図18に破線で示されたアクセサリレール462などのアクセサリレールを掴むことができる。一対のシャフト504、504は、上部分508の移動を案内するために上部分508と下部分510との間に位置付けされる。シャフト504のそれぞれは、上部分508を下部分510から遠ざけるバネ506を保持している。手動アクチュエータ502には、下部分510に受容されるねじ付シャフト(不図示)が含まれる。アクチュエータ502の移動により、上部分508が下部分510に対して移動し、上部グリップ512と下部グリップ516との間の間隔を変更する。上部グリップ512のテーパー付き表面518により、クランプ機構500内でのアクセサリレール462の位置決めが容易になる。
【0045】
ある特定の例示的な実施形態について上記に詳細に説明してきたが、下記の請求項で説明および画定される本開示内容の範囲および趣旨の中で、複数のバリエーションおよび変形が存在する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
調節可能な柱脚と、
柱脚に固定された主要部分および片持ち梁状部分を有するように形成されたデッキとを備え、前記片持ち梁状部分は、(i)前記主要部分に固定され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する、縦軸を有する第一の放射線透過性梁と、(ii)前記主要部分に固定され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する、縦軸を有する第二の放射線透過性梁とを有し、前記第二の梁の縦軸は、一般に前記第一の梁の縦軸に対して平行に配向され、前記第一および第二の梁は、患者保持用アクセサリによって支えられる実質的に全ての荷重が前記各梁を通って前記主要部分に直接伝達されるように、連携して患者保持用アクセサリを保持するよう構成されている、患者支持装置。
【請求項2】
前記各梁が横方向に間隔をおいて配置され、各梁間に空間を形成する、請求項1に記載の患者支持装置。
【請求項3】
前記デッキの前記片持ち梁状部分が、前記デッキの前記主要部分から十分な距離を伸長し、脊髄外科患者の上半身を保持する、請求項1に記載の患者支持装置。
【請求項4】
前記片持ち梁状部分が各梁の間を前記主要部分から遠位に伸びる横材を含むように形成される、請求項1に記載の患者支持装置。
【請求項5】
前記主要部分の各上面、前記第一の梁、前記第二の梁および前記横梁がすべて実質的に同一平面上にある、請求項4に記載の患者支持装置。
【請求項6】
前記デッキが炭素繊維複合材料から構成される、請求項1に記載の患者支持装置。
【請求項7】
それぞれの梁が炭素繊維複合材料から成る、請求項6に記載の患者支持装置。
【請求項8】
前記患者支持装置が、腹臥位の患者を保持するよう構成された患者保持用アクセサリをさらに備え、前記患者保持用アクセサリは第一および第二のレール上に保持され、各レールの縦軸に沿って移動可能である、請求項1に記載の患者支持装置。
【請求項9】
前記患者保持用アクセサリが頭部保持具である、請求項8に記載の患者支持装置。
【請求項10】
前記患者保持用アクセサリが、各レールに固定されるように構成される、請求項8に記載の患者支持装置。
【請求項11】
前記デッキの前記片持ち梁状部分が、前記主要部分から外側に向かって伸び、前記片持ち梁状部分と前記患者支持装置を支持する床との間の隙間を形成して、前記片持ち梁状部分上に保持された患者に対して360度の撮像手段を提供する、請求項10に記載の患者支持装置。
【請求項12】
調節可能な柱脚と、
前記柱脚に保持されたデッキと、
前記デッキに連結された片持ち梁状保持部とを備え、前記片持ち梁状保持部は、(i)前記デッキに連結され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する、縦軸を有する第一の放射線透過性梁と、(ii)前記デッキに連結され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する、縦軸を有する第二の放射線透過性梁とを有し、前記第二の梁の縦軸は一般に前記第一の梁の縦軸に対して平行に配向され、前記第一および第二の梁は、患者保持用アクセサリによって支えられる実質的に全ての荷重が前記各梁を通って前記デッキに直接伝達されるように、連携して患者保持用アクセサリを保持するよう構成されている、患者支持装置。
【請求項13】
前記患者支持装置は、前記デッキから伸長し、前記デッキと相対的に調節可能な第一および第二の円材をさらに備え、前記第一および前記第二の放射線透過性の梁は、前記第一および前記第二の円材にそれぞれ連結される、請求項12に記載の患者支持装置。
【請求項14】
前記片持ち梁状部分は、前記第一および前記第二の放射線透過性の梁にそれぞれ連結された第一および第二のレシーバーを含み、前記第一および前記第二のレシーバーは、前記第一および前記第二の円材とそれぞれ噛み合い、前記デッキからの前記片持ち梁状部分を保持するように構成される、請求項13に記載の患者支持装置。
【請求項15】
前記各レシーバーは、前記レシーバーが前記各円材に固定されるように前記片持ち梁状部分が前記デッキに連結される場合に、前記各円材の一部分を受容するための大きさの内部空間を有するように形成される、請求項14に記載の患者支持装置。
【請求項16】
前記各円材は、前記デッキに対して枢動可能である、請求項13に記載の患者支持装置。
【請求項17】
前記デッキは、前記柱脚上に保持された主要部分と前記主要部分に対して枢動可能な調節可能部分とを有し、前記片持ち梁状保持部は前記デッキの前記調節可能部分に連結される、請求項12に記載の患者支持装置。
【請求項18】
前記片持ち梁状保持部は、前記第一の梁に連結された第一の連結器と前記第二の梁に連結された第二の連結器とを有し、前記第一および前記第二の連結器は、前記片持ち梁状保持部を前記デッキに固定するように前記デッキの調節可能部分のうちの一部分と噛み合うよう構成されている、請求項17に記載の患者支持装置。
【請求項19】
前記第一および前記第二の連結器は、前記連結器を前記デッキの調節可能部分に固定するためにクランプ機構の圧力を調節するよう構成された手動アクチュエータを含むクランプ機構をそれぞれ備えている、請求項18に記載の患者支持装置。
【請求項20】
前記調節可能なデッキはアクセサリレールを有し、前記第一および前記第二の連結器の各クランプ機構は、前記片持ち梁状保持部を前記アクセサリレールに固定する、請求項19に記載の患者支持装置。
【請求項21】
クランプ機構は、第一のグリップと前記第一のグリップと相対的に移動可能な第二のグリップとを備え、前記第二のグリップは、前記デッキの調節可能部分の前記アクセサリレール上の前記連結器を位置決めするためのテーパー付き表面を有している、請求項20に記載の患者支持装置。
【請求項22】
前記片持ち梁状保持部は、前記第一の梁に連結された第一の連結器と前記第二の梁に連結された第二の連結器とを有し、前記第一および前記第二の連結器は前記デッキの一部分と噛み合い、前記片持ち梁状保持部を前記デッキに固定するように構成されている、請求項12に記載の患者支持装置。
【請求項23】
デッキはアクセサリレールを有し、前記第一および前記第二の連結器は、前記片持ち梁状保持部を前記アクセサリレールに固定するための各クランプ機構を有する、請求項22に記載の患者支持装置。
【請求項24】
クランプ機構は、第一のグリップと前記第一のグリップと相対的に移動可能な第二のグリップとを備え、前記第二のグリップは、前記デッキの調節可能部分の前記アクセサリレール上の前記連結器を位置決めするためのテーパー付き表面を有している、請求項23に記載の患者支持装置。
【請求項25】
前記第一および前記第二の連結器は、前記デッキおよび前記片持ち梁状保持部が水平位置にある場合に、前記第一および前記第二の梁のそれぞれの上部表面が前記デッキの一部分の上部表面の下に垂直に位置するように前記片持ち梁状保持部を位置決めするよう構成されている、請求項24に記載の患者支持装置。
【請求項26】
放射線透過性デッキ部分を有する手術台と併用するアクセサリプラットフォームであり、前記プラットフォームは、
間隔をおいた複数の一般に平行な放射線透過性の支持梁と、
前記各支持梁を相互接続し、前記プラットフォームを前記手術台のデッキ部分に固定するように構成された複数のクランプ機構と
を備えるアクセサリプラットフォーム。
【請求項27】
前記各支持梁はそれぞれ長軸方向の長さを有し、前記クランプ機構は、連携して前記各梁の長軸方向の長さを前記手術台のデッキの長軸方向の長さに揃えるように構成される、請求項26に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項28】
前記プラットフォームは、前記各梁上に保持された患者保持用アクセサリを有する、請求項27に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項29】
患者の一部分が前記手術台のデッキの上部表面上で垂直方向に間隔が空くように、各梁は腹臥位の患者を保持する、請求項28に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項30】
前記各支持梁はセグメント化され、ヒンジで接続されて各セグメントが互いに関節を形成するようになっている、請求項29に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項31】
前記各支持梁はセグメント化され、ヒンジで接続されて各セグメントが互いに関節を形成するようになり、また各セグメント相互に移動させることができる、請求項30に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項32】
前記クランプ機構は、第一の梁に固定された第一のグリップと、第二の梁に固定されたブロックと、前記第一のグリップおよび前記ブロックを接続する横梁とを有し、前記横梁は一般に前記第一および前記第二の梁に直交し、前記第二のグリップは前記ブロックに連結され、前記第一のグリップと前記第二のグリップとの間の距離を変化させるよう前記ブロックに対して移動可能であり、これにより前記プラットフォームを前記手術台のデッキに固定させる、請求項31に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項33】
前記クランプ機構は、前記第二のグリップを前記ブロックに対して移動させるためのアクチュエータを有する、請求項32に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項34】
前記アクチュエータはねじ付ロッドおよび球状部分を有し、前記ねじ付ロッドは前記ブロック内に受容され、前記ねじ付ロッドの回転によって前記球状部分が前記第二のグリップに作用して、前記第一のグリップと前記第二のグリップの間の距離を変化させる、請求項33に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項35】
前記クランプ機構は、第一の梁に固定された第一のグリップと、第二の梁に固定されたブロックと、前記第一のグリップおよび前記ブロックを接続する横梁とを有し、前記横梁は一般に前記第一および前記第二の梁に直交し、前記第二のグリップは前記ブロックに連結され、前記第一のグリップと前記第二のグリップとの間の距離を変化させるよう前記ブロックに対して移動可能であり、これにより前記プラットフォームを前記手術台のデッキに固定させる、請求項26に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項36】
前記クランプ機構は、前記第二のグリップを前記ブロックに対して移動させるためのアクチュエータを有する、請求項35に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項37】
前記アクチュエータはねじ付ロッドおよび球状部分を有し、前記ねじ付ロッドは前記ブロック内に受容され、前記ねじ付ロッドの回転によって前記球状部分が前記第二のグリップに作用して、前記第一のグリップと前記第二のグリップの間の距離を変化させる、請求項36に記載のアクセサリプラットフォーム。
【請求項38】
柱脚と、
前記柱脚に保持されたデッキと、
(i)前記デッキに固定され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する、縦軸を有する第一の放射線透過性梁と、(ii)前記デッキに固定され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する、縦軸を有する第二の放射線透過性梁とを有し、前記第二の梁の縦軸は一般に前記第一の梁の縦軸に対して平行に配向され、前記第一および前記第二の梁は連携して患者保持用アクセサリを保持するよう構成される片持ち梁状保持部と、
前記患者保持用アクセサリによって支えられる実質的に全ての荷重が各梁を通って前記デッキに直接伝達されるように、前記片持ち梁状保持部を前記デッキに連結する手段と
を備える患者支持装置。
【請求項39】
前記片持ち梁状保持部を前記デッキに連結する手段は、前記デッキ、および前記第一および前記第二の放射線透過性梁にそれぞれ連結された第一および第二のレシーバーから伸びる第一および第二の円材を備え、前記第一および前記第二のレシーバーは、前記デッキからの前記片持ち梁状部分を保持するために前記第一および前記第二の円材とそれぞれ噛み合うように構成される、請求項38に記載の患者支持装置。
【請求項40】
前記各円材は、前記片持ち梁状保持部を各梁の長軸方向の長さと一般に直交している軸を中心に前記デッキに対して移動させるように前記デッキに対して調節可能である、請求項39に記載の患者支持装置。
【請求項41】
前記片持ち梁状保持部を前記デッキに連結する手段は、前記第一の梁に連結された第一の連結器と前記第二の梁に連結された第二の連結器とを備え、前記第一および前記第二の連結器は、前記デッキの一部分と噛み合い、前記片持ち梁状保持部を前記デッキに固定するように構成され、前記第一および前記第二の連結器は、前記連結器を前記デッキに固定するためにクランプ機構の圧力を調節するよう構成された手動アクチュエータを有するクランプ機構をそれぞれ備える、請求項38に記載の患者支持装置。
【請求項42】
前記デッキはアクセサリレールを有し、前記クランプ機構は前記アクセサリレールと噛み合うように構成されている、請求項41に記載の患者支持装置。
【請求項43】
クランプ機構は第一のグリップと、前記第一のグリップと相対的に移動可能な第二のグリップとを備え、前記第二のグリップは前記デッキの前記アクセサリレール上に前記連結器を位置決めするためのテーパー付き表面を有する、請求項42に記載の患者支持装置。
【請求項44】
手術台と併用する片持ち梁状保持部であって、前記片持ち梁状保持部は、
デッキに固定され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する、縦軸を有する第一の放射線透過性梁と、
前記デッキに固定され、片持ち梁状構造内でそこから外側に伸長する、縦軸を有する第二の放射線透過性梁であって、前記第二の梁の縦軸は一般に前記第一の梁の縦軸に対して平行に配向され、前記第一および前記第二の梁は連携して患者保持用アクセサリを保持するよう構成されることと、
前記患者保持用アクセサリによって支えられる実質的に全ての荷重が各梁を通って前記デッキに直接伝達されるように、前記片持ち梁状保持部を手術台のデッキに連結する手段と
を含む、片持ち梁状保持部。
【請求項44】
前記デッキに前記片持ち梁状保持部を連結する手段は、前記第一および前記第二の放射線透過性の梁にそれぞれ連結された第一および第二のレシーバーを備え、前記第一および第二のレシーバーは、前記デッキからの前記片持ち梁状部分を保持するために、それぞれ前記手術台の第一および第二の円材と噛み合うように構成される、請求項43に記載の患者支持装置。
【請求項45】
前記デッキに前記片持ち梁状保持部を連結する手段は、前記第一の梁に連結された第一の連結器と前記第二の梁に連結された第二の連結器とを備え、前記第一および前記第二の連結器は、前記片持ち梁状保持部を前記デッキに固定するために前記手術台のデッキの一部分と噛み合うように構成され、前記第一および前記第二の連結器は、クランプ機構の圧力を調節して前記連結器を前記デッキに固定するよう構成された手動アクチュエータを有するクランプ機構をそれぞれ備える、請求項43に記載の患者支持装置。
【請求項46】
クランプ機構は、第一のグリップと、前記第一のグリップと相対的に移動可能な第二のグリップとを備え、前記第二のグリップは前記デッキのアクセサリレール上に前記連結器を位置決めするためのテーパー付き表面を有する、請求項45に記載の患者支持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2010−536535(P2010−536535A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−523059(P2010−523059)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【国際出願番号】PCT/US2008/074028
【国際公開番号】WO2009/029524
【国際公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(510051141)アレン メディカル システムズ インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】ALLEN MEDICAL SYSTEMS, INC.
【住所又は居所原語表記】1069 State Road 46 East,Batesville,IN 47006 (US).
【Fターム(参考)】