説明

打撃貫入試験装置

【課題】本発明は、ロッドを打撃して地中に貫入し、そのポイントの地層構造や地盤強度を調査する打撃貫入試験装置を提供する。
【解決手段】 本発明の打撃貫入試験装置1は、ハンマ94に打撃力を付与するハンマユニット90と、このハンマユニット90のハンマ94を昇降自在に案内するハンマ昇降チェーンユニット80と、このハンマ昇降チェーンユニット80の駆動源であるハンマ昇降モータ51を有するハンマ昇降モータユニット50と、このハンマ昇降モータ51の駆動を前記ハンマ昇降チェーンユニット80に伝達する伝達ユニット60とから構成される打撃貫入試験装置1において、これらユニットは、それぞれを分離可能であり、これらを別個にして搬送可能であることを特徴とする打撃貫入試験装置。また、前記伝達ユニット60は、この内部に設けられた主動軸76を回転操作するだけで、ハンマ昇降モータユニット50に取付けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロッドを打撃して地中に貫入し、そのポイントの地層構造や地盤強度を調査する打撃貫入試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、各種土木作業現場においては、作業を安全かつ効率的に進める上で、工事施行前にその現場の地盤の調査が行われる。この地盤調査は、各深度における各種の土質の判定を行い、その土質の種類によって、地盤の硬軟や締まり具合を知る、いわゆる貫入試験によって行われ、この貫入試験を行うにあたっては各種の打撃貫入試験装置が用いられている。また、この打撃貫入試験装置は、様々な土木作業現場に搬送されて使用されるため、作業者にとって搬送が容易な打撃貫入試験装置を創成することが課題となっている。
【0003】
上記課題に鑑みて創成された打撃貫入試験装置として、特開平2−266246に示す打撃貫入試験装置がある。この打撃貫入試験装置は、移動可能な台車に立設されたフレームと、このフレームに沿って昇降するハンマと、このハンマにワイヤを取り付け、このワイヤを巻き上げることで前記ハンマを昇降させる昇降駆動源と、前記ハンマの下方に配置され、ハンマの打撃で地中に貫入するロッドとから構成されている。このように、台車を有する打撃貫入試験装置では、作業者はこれを地面に置いて移動することができるので、作業者の負担を低減することができる。
【0004】
【特許文献1】特開平2−266246
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記打撃貫入試験装置では、これを搬送車の荷台に載置して他の作業現場に搬送する場合、多数の作業者がこの打撃貫入試験装置を持ち上げて荷台に載置しなければならないので、この積卸し作業は作業者にとって多大な負担となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ハンマを落下させて地中に貫入する貫入ロッドに打撃力を付与するハンマユニットと、このハンマユニットのハンマを昇降自在に案内するハンマ昇降チェーンユニットと、このハンマ昇降チェーンユニットの駆動源であるハンマ昇降モータユニットと、このハンマ昇降モータの駆動を前記ハンマ昇降チェーンユニットに伝達する伝達ユニットとから構成される打撃貫入試験装置において、これらハンマユニット、ハンマ昇降チェーンユニット、ハンマ昇降モータユニットおよび伝達ユニットは、それぞれを分離可能であり、これらを別個にして搬送可能であることを特徴とする。
【0007】
また、前記ハンマ昇降モータユニットは、その上面にガイドレールを有し、このガイドレールは、前記ハンマ昇降チェーンユニットを当該ハンマ昇降モータユニットの上面に載置する際、前記ハンマ昇降チェーンユニットを案内し、位置決め可能に構成されることを特徴とする。
【0008】
さらに、前記伝達ユニットは、前記ハンマ昇降モータの出力軸と係合して一体に回転可能な主動軸と、この主動軸と一体に回転可能かつ前記ハンマ昇降チェーンユニットに前記主動軸の回転を伝達する従動軸を有し、前記主動軸または従動軸は、ハンマ昇降モータの出力軸またはチェーンユニットに係合させる際に、外部から手動で回転操作可能に構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の打撃貫入試験装置は、ハンマユニット、ハンマ昇降チェーンユニット、ハンマ昇降モータユニットおよび伝達ユニットを容易に分離することができるので、これらを別個にして搬送可能である。また、これらを組み立てる際、前記ハンマ昇降モータユニットの上面にハンマ昇降チェーンユニットを載置する場合、前記ハンマ昇降モータユニットの上面にはガイドレールが取付けられている。そのため、このガイドレールに沿って前記ハンマ昇降チェーンユニットを載置するだけで、毎回の組み立てにおいて、正確な位置にハンマ昇降チェーンユニットを載置することができる。
【0010】
さらに、ハンマ昇降モータユニットおよびハンマ昇降チェーンユニットに前記伝達ユニットを取付ける場合、この伝達ユニットは、前記ハンマ昇降モータの出力軸に回転可能に取付けられている主動軸と、この主動軸に従動し、かつ前記ハンマ昇降チェーンユニットに回転を伝達する従動軸とから構成されており、外部からこれら主動軸および従動軸のどちらか一方を回転操作可能に構成されている。そのため、これら主動軸または従動軸の一端は、前記ハンマ昇降モータの出力軸またはハンマ昇降チェーンユニットと係合可能な位相に回転するので、作業者は、外部から回転操作するだけで伝達ユニットを取付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1ないし図5において、1は打撃貫入試験装置であり、ベースユニット10に打撃ユニット20を搭載して構成されている。前記ベースユニット10は、特開2004−263417号公報によって開示された構造が利用されている。すなわちベースユニット10は、図2および図3に示すように、スタンド18に立設された第1支柱11を有し、この第1支柱11には、昇降台12が昇降自在に案内されている。この昇降台12には、前記第1支柱11の背面側に位置してスプロケット(図示せず)が回転可能に設けられており、このスプロケットは、第1支柱11の背面に鉛直方向に直線的に延びて取り付けられたチェーン部材11aに噛合している。また、このスプロケットはクラッチ機構(図示せず)を介してユニット昇降モータ16に連結されており、このユニット昇降モータ16の駆動を受けて回転できるように構成されている。
【0012】
前記打撃ユニット20は、図1に示すように、エレベータユニット30と、ハンマユニット90とから構成される。
【0013】
前記エレベータユニット30は、図2および図3に示すように、前記ベースユニット10の前記昇降台12上に着脱可能に連結固定されるテーブル31に載置されている。また、このエレベータユニット30は、ハンマ昇降モータユニット50と、このハンマ昇降モータユニット50の上部に載置されるハンマ昇降チェーンユニット80と、このハンマ昇降チェーンユニット80に前記ハンマ昇降モータユニット50による駆動を伝達する伝達ユニット60とから構成されている。
【0014】
前記ハンマ昇降モータユニット50は、前記テーブル31に載置されるハンマ昇降モータ51を有している。このハンマ昇降モータ51の出力軸51aの先端はトルクス形状を成しており、これが詳細を後述する伝達ユニット60のトルクスカップリング68の内側係合穴68aと係合するように構成されている。また、前記テーブル31には、前記ハンマ昇降モータを隔てて、2枚の取付板52、53が前記テーブル31の上面に対して垂直に立設されており、この取付板53の側面には前記ハンマ昇降モータ51が固定されている。さらに、これら2枚の取付板52、53の上面には前記テーブル31に平行するように天板54が取り付けられており、この天板54には前記ハンマ昇降チェーンユニット80が載置される。これら取付板52、53および天板54によって形成された開口面には側壁板55が取付けられており、この側壁板55は、前記ハンマ昇降モータ51の出力軸51aの先端が突出可能に構成されている。
【0015】
この天板54の上面には、これに対して平行に延びるガイドレール56、57が取付けられている。これらガイドレール56、57は、詳細を後述するハンマ昇降チェーンユニット80の第2支柱81の底面81aが挿入可能な間隔をおいて平行に配置されており、後記第2支柱81の底面81aがこれらガイドレール56、57に沿ってガイドレール56、57および天板54の上面を摺動するように構成されている。つまり、これらガイドレール56、57は、作業者が前記ハンマ昇降チェーンユニット80を天板54の上面に載置する際、その載置を補助するためのものであり、前記ハンマ昇降チェーンユニット80が載置される位置を決定するように構成されている。
【0016】
前記伝達ユニット60は,図6および図9に示すように、ユニットカバー61を有しており、このユニットカバー61の内部には前記ハンマ昇降モータユニット50の側壁板55に連設する内側サイドプレート62と、この内側サイドプレート62と所定の間隔をおいて平行する外側サイドプレート63とが取付けられている。これら内側サイドプレート62および外側サイドプレート63の上下には、図9上,水平方向に内側サイドプレート孔62a、62bおよび外側サイドプレート孔63a、63bが穿設されている。また、前記ユニットカバー61において前記外側サイドプレート63が取付けられた面の上部には、ユニットカバー孔61aが穿設されており、一方下部には切欠き部61bが形成されている。このユニットカバー孔61aは前記外側サイドプレート孔63aと連通し、一方前記切り欠き部61bは前記外側サイドプレート孔63bと連通するようになっている。さらに、この外側サイドプレート63には前記切欠き部61bを介して取手64が取付けられており、この取手64は,作業者がこれを握り、前記伝達ユニット60をハンマ昇降モータユニット50から着脱するためのものである。
【0017】
また、前記内側サイドプレート孔62a、62bには輪形状のベアリング機構65a、66aを有するベアリングホルダ65、66が取付けられており、前記内側サイドプレート孔62a、62bとベアリング機構65a、66aは連通するようになっている。これらベアリングホルダ65、66の背面にはトルクス形状の内側係合穴67a,68aを有するトルクスカップリング67、68が前記ベアリング機構65a、66aと一体に回転可能に取付けられている。また、前記トルクスカップリング67は前記ユニットカバー61の内部の上方に配置されており、一方前記トルクスカップリング68は前記ユニットカバー61の内部の下方に配置されている。これらトルクスカップリング67、68の背後にはスプロケット69、70がトルクスカップリング67、68と一体となって回転可能に取付けられており、これらスプロケット69、70には無端循環部材の一例として、環状の無端チェーン71が巻き掛けられ、噛合している。
【0018】
また、前記内側サイドプレート62および前記外側サイドプレートにはチェーンガイド71a、71bが取付けられており、これらチェーンガイド71a、71bは、無端チェーン71の撓みを防止して、所定の移動路を案内するものである。さらに、前記トルクスカップリング67の内側係合穴67aは、詳細を後述するハンマ昇降チェーンユニット80の軸84の先端が係合するように構成されており、一方前記トルクスカップリング68の内側係合穴68aは、前記ハンマ昇降モータ51の出力軸51aが係合するように構成されている。これらの構成によって、前記ハンマ昇降モータ51の駆動は、詳細を後述するハンマ昇降チェーンユニット80に伝達される。
【0019】
また、前記トルクスカップリング67、68の背面には、断面凸形状のスプロケット軸72、73が前記トルクスカップリング67、68と一体に回転可能に取付けられており、これらスプロケット軸72、73の先端は、前記外側サイドプレート63に対向するように位置している。さらに、このスプロケット軸72,73の先端は、六角形状の外側係合穴72a、73aを有しており、これらは回転手段である六角レンチ(図示せず)と係合可能に構成されている。
【0020】
前記伝達ユニットの外側サイドプレート孔63a、63bにはベアリング74、75が嵌入されている。また、これらベアリング74、75は前記スプロケット軸72、73の先端が一体となって回転可能に挿入され、下方のスプロケット軸73の外側係合穴73aは、前記ユニットカバー61の外部から前記六角レンチが係合可能に構成されている。つまり、これらの構成から成る伝達ユニット60は、作業者がこの伝達ユニット60の内部の下方に配置されたカップリング68の内側係合穴68aに前記ハンマ上昇モータ51のトルクス軸51aを係合させる場合、前記六角レンチを前記スプロケット軸73の外側係合穴73aに係合させた状態で六角レンチTを回転させる。この回転によって、前記トルクスカップリング68の内側係合穴68aは、前記ハンマ上昇モータ51の出力軸51aと係合可能な位置に回転し、この出力軸51aと係合する。なお、これらトルクスカップリング67、スプロケット69およびスプロケット軸72は一体となって同一軸線上を回転するように構成されており、また前記トルクスカップリング68、スプロケット70、およびスプロケット軸73は同一軸線上を回転するように構成されている。さらに、特許請求の範囲に記述した主動軸76および従動軸77において、前記主動軸76は、前記トルクスカップリング68とスプロケット70とスプロケット軸73から構成され、一方前記従動軸77は、トルクスカップリング67とスプロケット69とスプロケット軸72とから構成される。なお、前記主動軸76および従動軸77は、前記無端チェーン71が巻き掛けられるように構成された一様な部材から形成され、この部材の一端には前記ハンマ昇降モータ51の出力軸51および前記ハンマ昇降チェーンユニット80の軸84にに係合する係合穴68a、67aが形成され、一方当該部材の多端には外側係合穴73a、72aが形成される構成であってもよい。また、この外側係合穴73a,72aに代えて、ソケット状の係合部を構成し、この係合部に係合可能な道具によって前記主動軸76および従動軸77が回転させられてもよい。
【0021】
前記ハンマ昇降チェーンユニット80は、前記ハンマ昇降モータ51の天板54に立設された第2支柱81を有しており、この第2支柱81の底面81aが前記ハンマ昇降モータユニット50の天板54の上面に取付けられたガイドレール56、57に案内され、前記ハンマ昇降モータユニット50の天板54の上面に載置される。また、前記第2支柱81は長手方向中央部分が空洞に構成されており、この空洞部81bの上下にはそれぞれスプロケット82、83を有している。この空洞部81bの上側に配置されるスプロケット83は、第2支柱81に回転自在に軸支されており、一方下側のスプロケット83は、空洞部81bの下側に取付けられた軸84に回転可能に取付けられている。これらスプロケット82、83には、無端循環移動部材の一例として、環状の無端チェーン85が巻き掛けられ噛合している。また、前記軸84の一端はトルクス形状を成しており、この一端が前記空洞部81の内部から外部に向かって突出するように配置されている。この突出した軸84の先端が伝達ユニット60のトルクスカップリング67の内側係合穴67aに係合するように構成されている。これにより、無端チェーン85はハンマ昇降モータ51の駆動を受けて循環送りされる構成となっている。この無端チェーン85の所定位置には、当該無端チェーン85の両端方向に突出して係止部材86が一体に固定されている。
【0022】
前記第2支柱81には、詳細を後述するハンマ94の爪98の上方移動路上に位置して解除部材87、87が取り付けられている。これら解除部材87、87は、無端チェーン85の循環送り動作に伴って移動する係止部材86が通過可能な間隔をおいて、所定の高さに設けられる。また、図1および図2上、前記第2支柱81の背面側にはチェーンユニット取手88、88が取付けられており、作業者はこれらチェーンユニット取手88、88を握り、前記ハンマ昇降チェーンユニット80をハンマ昇降モータユニット50の天板54の上面に載置するようになっている。
【0023】
前記ハンマユニット90は、前記テーブル31上の第2支柱81の前方に位置して取り付けられている。このハンマユニット90は、テーブル31の開口部31aから装置下方に挿通して支持された中空軸状のロッドシリンダ91を備え、このロッドシリンダ91には、軸状の貫入ロッド2が挿入されて案内されている。このロッドシリンダ91は、軸線方向にスライド自在に設けられており、このロッドシリンダ91の上部にはノッキングヘッド42が取付けられている。このノッキングヘッド42は、貫入ロッド2の上端部を一体的に覆う形状を成し、後記するハンマ94による貫入ロッド2が直接打撃されるのを防止し、貫入ロッド2の破損を防止するためのものである。
【0024】
また、ハンマユニット90は、前記ロッドシリンダ91を挟んで前記第2支柱81と平行に延びて立設された一対のガイドレール93、93を有する。このガイドレール93,93には、前記ノッキングヘッド92の上方に位置してハンマ94が昇降自在に案内されている。このハンマ94は、前記ガイドレール93に沿って昇降自在に設けた枠体45と、この枠体45に着脱可能に固定された第1ブロックの一例であるロアブロック96と、このロアブロック96上方に配置された第2ブロックの一例であるアッパブロック97と、このアッパブロック97に回動自在に配置された爪98と、前記ロアブロック96の下面に固定された打撃ブロック(図示せず)と、前記ロアブロック96とアッパブロック97とを連結する2つの緩衝機構100、100とを備えて成る。この緩衝機構100は、前記アッパブロックおよびロアブロック96に衝撃力が作用すると、当該緩衝機構の内部に備えられた圧縮ばね(図示せず)が圧縮されて、当該衝撃力が緩和されるようになっている。
【0025】
このような構成から成る打撃貫入試験装置1においては、図1ないし図3に示すように、ベースユニット10、ハンマ昇降モータユニット50、伝達ユニット60、ハンマ昇降チェーンユニット80およびハンマユニット90を別個にできるように構成されている。そのため、打撃貫入試験装置1を搬送する場合、これらを別個にして搬送することができるので、大勢の作業者で打撃貫入試験装置1を持ち上げ搬送する必要がなくなる。また、このように別個にされたハンマ昇降チェーンユニット80をハンマ昇降モータユニットの天板54の上面に載置する際、この天板54には前記ハンマ昇降チェーンユニット80の底面81aを案内するガイドレール56、57が取付けられているので、毎回の組立においても、ハンマ昇降チェーンユニット80を容易に正確な位置に載置することができる。さらに、伝達ユニット60をハンマ昇降モータユニット50に取付ける場合、伝達ユニット60の回転機構76のトルクスカップリング68に形成された内側係合穴68aに、前記ハンマ昇降モータユニット50のハンマ昇降モータ51の出力軸51に係合させる。このとき、伝達ユニット60の回転機構76におけるスプロケット軸73の外側係合穴73aに六角レンチ(図示せず)を係合させ、これを回転させるだけで、トルクスカップリング68の内側係合穴68aは回転する。そのため、前記ハンマ昇降モータユニット50のハンマ昇降モータ51を、一旦駆動させ、このハンマ昇降モータ51出力軸を51aをトルクスカップリング68の内側係合穴68aに係合可能な回転角度にせずとも、前記トルクスカップリング68の内側係合穴68aをハンマ昇降モータ51の出力軸51aに係合させることができ、容易に伝達ユニット60をハンマ昇降モータ50に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る打撃貫入試験装置の正面側要部拡大分解斜視図であり、ハンマユニットおよび伝達ユニットの取付け状態を示す図である。
【図2】本発明に係る打撃貫入試験装置の正面側要部拡大分解斜視図であり、ハンマ昇降チェンユニットの取付け状態を示す図である。
【図3】図2における一部を切欠いた背面側要部拡大分解斜視図である。
【図4】本発明に係る打撃貫入試験装置の正面側斜視図である。
【図5】本発明に係る打撃貫入試験装置の背面側斜視図である。
【図6】伝達ユニットの構成を示す正面側拡大斜視図である。
【図7】伝達ユニットの構成を示す背面側拡大斜視図である。
【図8】図7のA−A線拡大断面図である。
【図9】図7のB−B線拡大断面図である。
【符号の説明】
【0027】
1 打撃貫入試験装置
10 ベースユニット
11 第1支柱
11a チェーン部材
12 昇降台
16 ユニット昇降モータ
18 スタンド
20 打撃ユニット
30 エレベータユニット
31 テーブル
31a 開口部
50 ハンマ昇降モータユニット
51 ハンマ昇降モータ
51a 出力軸
52、53 取付板
54 天板
55 側壁板
56、57 ガイドレール
60 伝達ユニット
61 ユニットカバー
61a ユニットカバー孔
61b 切欠き部
62 内側サイドプレート
62a、62b 内側サイドプレート孔
63 外側サイドプレート
63a、63b 外側サイドプレート孔
64 取手
65、66ベアリングホルダ
65a、66a ベアリング機構
67、68 トルクスカップリング
67a、68a 内側係合穴
69、70 スプロケット
71 無端チェーン
71a、71b チェーンガイド
72、73 スプロケット軸
72a、73a 外側係合穴
74、75 ベアリング
76 主動軸
77 従動軸
80 ハンマ昇降チェーンユニット
81 第2支柱
81a 底面
81b 空洞部
82、83 スプロケット
84 軸
85 無端チェーン
86 係止部材
87 解除部材
88 チェーンユニット取手
90 ハンマユニット
91 ロッドシリンダ
92 ノッキングヘッド
93 ガイドレール
94 ハンマ
95 枠体
96 ロアブロック
97 アッパブロック
98 爪
100 緩衝機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンマを落下させて地中に貫入する貫入ロッドに打撃力を付与するハンマユニットと、このハンマユニットのハンマを昇降自在に案内するハンマ昇降チェーンユニットと、このハンマ昇降チェーンユニットの駆動源であるハンマ昇降モータを有するハンマ昇降モータユニットと、このハンマ昇降モータの駆動を前記ハンマ昇降チェーンユニットに伝達する伝達ユニットとから構成される打撃貫入試験装置において、
これらハンマユニット、ハンマ昇降チェーンユニット、ハンマ昇降モータユニットおよび伝達ユニットは、それぞれを分離可能であり、これらを別個にして搬送可能であることを特徴とする打撃貫入試験装置。
【請求項2】
前記ハンマ昇降モータユニットは、その上面にガイドレールを有し、このガイドレールは、前記ハンマ昇降チェーンユニットを当該ハンマ昇降モータユニットの上面に載置する際、前記ハンマ昇降チェーンユニットを案内し、位置決め可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の打撃貫入試験装置。
【請求項3】
前記伝達ユニットは、前記ハンマ昇降モータの出力軸と係合して一体に回転可能な主動軸と、この主動軸と一体に回転可能かつ前記ハンマ昇降チェーンユニットに前記主動軸の回転を伝達する従動軸を有し、前記主動軸または従動軸は、ハンマ昇降モータの出力軸またはチェーンユニットに係合させる際に、外部から手動で回転操作可能に構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の打撃貫入試験装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−275535(P2008−275535A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−121539(P2007−121539)
【出願日】平成19年5月2日(2007.5.2)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.トルクス
【出願人】(000227467)日東精工株式会社 (263)
【Fターム(参考)】