説明

投写管装置

【課題】 新たな部品を追加することなく画面上下のピンクッション歪を補正する。
【解決手段】 水平コイルが発生する水平偏向磁界の、水平コイルの中心軸(Z軸)と直角な断面における磁束密度の偏向方向に沿った変化曲線を表す多項近似式の2次の係数H2が、前記中心軸に沿ってパネル側から電子銃側に向かって、正、負、正、負の順に変化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に画質性能を改善した投写管装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に投写型のプロジェクションテレビにおいては、解像度重視のためその投写管装置が備える偏向装置の偏向磁界はほぼ斉一磁界となるように構成されている。そのため、表示画面上において幾何学的な原因によって、図1に示すような上下ピンクッション歪み1a及び左右ピンクッション歪み1bからなるピンクッション歪み1が残留する。このピンクッション歪み1の補正はプロジェクションテレビセットの補正回路により行なわれている。この場合、特に画面上下のピンクッション歪み1aを補正するために必要な電力は、プロジェクションテレビセットの全消費電力の10%以上を占めることが知られており、省エネに関する要求が高まっている近年においては何らかの対策が必要となっている。
【0003】
この問題を解決するための技術が特許文献1に開示されている。
【0004】
図2は特許文献1に開示された偏向装置の側面図である。この偏向装置2は水平コイル3と垂直コイル4とコア5とを備え、更に偏向装置2のスクリーン面側開口部付近6の左右に水平補正コイル7を、上下に垂直補正コイル8をそれぞれ具備している。水平補正コイル7及び垂直補正コイル8は何れも略U字状である補助コア7a及び補助コア8aにそれぞれ巻回されている。水平補正コイル7は水平コイル3に直列に接続され、垂直補正コイル8は垂直コイル4に直列に接続される。
【0005】
この偏向装置2の作用を図3を用いて説明する。
【0006】
垂直コイル3に偏向電流が流れると、スクリーン面側開口部付近6に具備された垂直補正コイル8にも電流が流れるため、補正磁界9が発生する。画面上下付近に偏向される電子ビーム10は、補正磁界9によりZ軸から離れる方向(画面中央から外側に向かう方向)にローレンツ力11を受け、画面上下のピンクッション歪み1aが補正される。
【0007】
水平補正コイル7の作用は、上記の垂直補正コイル8についての説明を水平方向に置き換えればよいので説明を省略する。
【特許文献1】特開2003−123669号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1のピンクッション歪みの補正方法は、偏向装置2とは別に水平補正コイル7及び垂直補正コイル8が必要であるので部品点数が増大し、コスト増を招く。また、これらを組み立てるための新たな製造工数も必要である。従って、トータルとして偏向装置2のコストを増大させるという課題がある。
【0009】
本発明は、補正コイル等の別部品を追加することなく画面上下のピンクッション歪を補正できる偏向装置を備えた投写管装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の投写管装置は、ガラス製のパネル、及び前記パネルの後部に接続されたガラス製のファンネルとを有する投写管装置本体と、前記投写管装置本体の後部に内蔵された電子銃と、水平コイル、及び前記水平コイルの外側に設けられた垂直コイルを少なくとも有し、前記投写管装置本体の外周面上に搭載された偏向装置とを備える。
【0011】
そして、前記水平コイルが発生する水平偏向磁界の、前記水平コイルの中心軸(前記投写管装置本体の管軸)と直角な断面における磁束密度の偏向方向に沿った変化曲線を表す多項近似式の2次の係数H2が、前記中心軸に沿って前記パネル側から前記電子銃側に向かって、正、負、正、負の順に変化することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、偏向装置のコストを増大させずに画面上下のピンクッション歪を補正できるので、安価で画質の良好な投写管装置を提供することができる。しかも、上下のピンクッション歪を補正するための電力増大も抑制できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0014】
まず、本発明の一実施形態に係る投写管装置について、図4を参照しながら説明する。
【0015】
図4に示すように、投写管装置19は、ほぼ矩形状の画面表示部20を備えたガラス製のパネル21と、このパネル21に連接された漏斗状のガラス製ファンネル22と、このファンネル22に連接された円筒状のガラス製のネック部23とからなる真空外囲器(投写管装置本体)を有する。ネック部23側からファンネル22側にかけての外周面上には偏向装置12が装着されている。偏向装置12は、水平偏向磁界を発する水平コイルと、水平コイルよりも外側に配置され、垂直偏向磁界を発する垂直コイルと、フェライトコアとを少なくとも備える。ファンネル22は、ネック部23との連接部から偏向装置12が装着される位置までの径小部、いわゆるヨーク部24を有する。ネック部23内には電子ビーム25を射出する電子銃26が配設されている。電子銃26から出射された電子ビーム25は、ヨーク部24において偏向装置12が発生する水平偏向磁界及び垂直偏向磁界により水平方向及び垂直方向に偏向され、画面表示部20を水平方向及び垂直方向に走査して、スクリーン面27に画像を表示する。
【0016】
以下の説明の便宜のために、投写管装置19の管軸をZ軸、画面表示部20の長辺方向軸(水平軸)をX軸、短辺方向軸(垂直軸)をY軸とする。
【0017】
図5に本実施形態に係る偏向装置12が発生する水平偏向磁界の、水平コイルの中心軸(即ちZ軸)と直角な断面(X−Y断面)における磁束密度の偏向方向(即ちX軸方向)に沿った変化曲線(以下、「磁束密度の偏向方向変化曲線」)を表す多項近似式の2次の係数H2のZ軸に沿った変化曲線を示す。図5において、電子銃の主レンズが形成される位置がZ軸上の原点(Z=0)であり、パネル側は紙面右側である。
【0018】
まずこの係数H2の変化曲線の意味を説明する。図6(A)は水平コイル28のコイル中心軸(Z軸)と直角なX−Y面での断面図、図6(B)はこの水平コイル28が発する水平偏向磁界の磁束密度Byの偏向方向(即ちX軸方向)に沿った変化曲線(磁束密度Byの偏向方向変化曲線)29を示す。図6(A)のように水平コイル28のX軸付近での巻線量が、Y軸付近での巻線量に対して多い場合(図では巻線量を厚みで表示している)、この水平コイル28が発する水平偏向磁界の磁束密度の偏向方向(即ちX軸方向)に沿った変化は、図6(B)に示されているように、X=0で最小値をとるようなピンクッション型の曲線29になることが知られている。この曲線29の曲率を調べるために、曲線29を4次までの多項式で近似し、その2次の係数及び4次の係数がコイルの中心軸(Z軸)に沿ってどのように変化するかを勘案しながら最適磁界分布を求めることが一般的になされている。本発明はこのうち2次の係数H2に着目している。図5はX−Y断面での2次係数H2をZ軸に沿って連続的に調べ、2次係数H2がZ軸に沿ってどのように変化しているかを図示したものである。
【0019】
図5に示す変化曲線において、2次係数H2が正の値をとるとき水平偏向磁界は図6(B)に示すようなピンクッション型であり、負の値をとるとき水平偏向磁界はバレル型であることを意味している。本実施形態では、2次係数H2の正負の符号はZ軸に沿って変化しており、具体的にはパネル側から電子銃側に向かって、正、負、正、負の順に変化している。2次係数H2がパネル側から電子銃側に向かって正、負、正、負の値をとるZ軸方向における各領域を、図5に示すように、順に第1正領域P1、第1負領域N1、第2正領域P2、第2負領域N2とする。そして、2次係数H2の最小値をH2a、第1正領域P1内での2次係数H2の最大値をH2b、第2正領域P2内での2次係数H2の最大値をH2cとする。本実施形態では、最小値H2aは、第1正領域P1と第2正領域P2との間の第1負領域N1内に存在する。また、H2b>H2cである。
【0020】
画面上下のピンクッション歪みを低減し、かつ電子ビーム形状の劣化を防ぐためには、水平偏向磁界を、パネル側から電子銃側に向かって、強ピンクッション型、強バレル型、弱ピンクッション型にする必要がある。図5に示す2次係数H2の変化曲線はこれを実現している。
【0021】
画面上下のピンクッション歪み及び電子ビーム形状と、水平偏向磁界の磁束密度の偏向方向変化曲線との関係を以下に説明する。
【0022】
まず画面上下のピンクッション歪みについて説明する。図7は画面のピンクッション歪みを示している。上下のピンクッション歪み1a及び左右のピンクッション歪み1bを効率よく補正するには、対角方向周辺へのビーム偏向量Ldを、X軸方向周辺及びY軸方向周辺へのビーム偏向量Lx,Lyに対して相対的に小さくすればよいから、水平コイル28については図6(A)に示したようにX軸付近の巻線量を増やせばよい。画面のピンクッション歪みの補正はパネル側での磁界分布調整が効果的であるので、可能な限りパネル寄りの位置にて水平偏向磁界を強いピンクッション型にすればよい。
【0023】
次に電子ビーム形状の劣化について説明する。図8はX軸上の電子ビームがピンクッション型の水平偏向磁界によって形状変化するしくみを示している。上述したように、画面上下のピンクッション歪みを低減するために、本発明ではパネル側において水平偏向磁界を強いピンクッション型にする。水平偏向磁界がピンクッション型であるため、変形前の電子ビーム30において、Y軸から最も遠いところに存在する電子31が受けるローレンツ力32は、Y軸に最も近いところに存在する電子33が受けるローレンツ力34よりも大きい。また、ピンクッション型水平偏向磁界の磁力線39の向きに起因してX軸から最も遠いところに存在する電子35,37はそれぞれX軸に斜交する向きのローレンツ力36,38を受ける。これらの結果、変形前の略円形の電子ビーム30は点線40のように偏向方向(X軸方向)に延伸されるように歪む。
【0024】
電子ビームの歪みに対しては、Z軸において中間部及び電子銃側での磁界分布の影響が大きい。従って、図8に示した電子ビーム形状の歪みを低減するためには、中間部及び電子銃側において水平偏向磁界を強いバレル型にすればよい。しかし、中間部及び電子銃側のうち特に電子銃側において水平偏向磁界のバレル型磁界を強めすぎるとX軸上の電子ビームは略三角形に歪む。次に、この理由を説明する。
【0025】
図9はX軸上の電子ビームがバレル型の水平偏向磁界によって形状変化するしくみを示している。特に電子銃側では電子ビーム30の偏向量が小さく、電子ビーム30はほぼZ軸上に存在する。そのため図9に示したそれぞれの箇所の電子41〜48はバレル型水平偏向磁界の磁力線49によってローレンツ力51〜58を受ける。したがってこれらのローレンツ力51〜58を受けながら偏向された電子ビームは点線59のような略三角形に歪む。電子ビームのこの略三角形の歪みは偏向量が小さい電子銃側での磁界の影響が大きいことから、略三角形の歪みの発生を防止するためには、この部分での水平偏向磁界を略斉一にすればよい。
【0026】
ただし、実際には図8に示した電子ビーム形状の歪みを低減するために中間部では水平偏向磁界を強いバレル型にする必要があり、このバレル型磁界によって発生する略三角形の歪みを低減するために電子銃側では水平偏向磁界を弱いピンクッション型にする必要がある。
【0027】
以上のような理由から、画面上下のピンクッション歪みを低減し、かつ電子ビーム形状の劣化を防ぐためには、水平偏向磁界を、パネル側から電子銃側に向かって、強ピンクッション型、強バレル型、弱ピンクッション型にする必要があるので、2次係数H2の変化曲線を図5に示すように設定している。2次係数H2の変化曲線をこのように設定するためには、例えば水平偏向磁界を発する水平コイルの巻線を適切に配置することにより実現できる。従って、本発明によれば、画面上下のピンクッション歪みを低減するために、従来のような新たな部品の追加を必要とせず、また、消費電力の増大を招くこともない。
【0028】
更に、本発明者らは、水平偏向磁界のピンクッション型又はバレル型の程度を表す2次係数H2と、画面上下のピンクッション歪み及び電子ビーム形状の歪みとの関係を調べた結果、画面上下のピンクッション歪みを低減し、かつ電子ビーム形状の劣化を防ぐための最も好ましい条件は、
D=(|H2a|−|H2b|)/|H2a|
E=(|H2a|−|H2c|)/|H2a|
で定義される係数D及び係数Eが、
0.35≦D≦0.75 ・・・(1)
0.50≦E≦0.90 ・・・(2)
を満たすことであることを見出した。
【0029】
まず、式(1)について図10を用いて説明する。図10は係数Dと画面上下のピンクッション歪み量(点線)及びX軸上の電子ビーム形状の歪み量F(実線)との関係を示した図である。ここで、電子ビーム形状の歪み量Fは、
F=電子ビームのY軸方向の長さ/電子ビームのX軸方向の長さ
で定義される。係数Dが0.35≦D≦0.75を満たすとき、画面上下のピンクッション歪みの絶対値は1%以下になり、また、電子ビーム形状の歪みも小さく、画質特性上問題ない。係数Dが上記範囲を外れると、画面上下のピンクッション歪みが大きくなり、また、電子ビーム形状の歪みも大きくなるため、画質が劣化する。本発明に係る一実施例ではD=0.56に設定した。
【0030】
次に、式(2)について図11を用いて説明する。図11は係数EとX軸上の電子ビーム形状の歪み量Fとの関係を示した図である。歪み量Fの定義は図10と同じである。係数Eが0.50≦E≦0.90を満たすとき、電子ビーム形状の歪み量Fは0.7〜1.3と小さく、画質特性上問題ない。係数EがE<0.5のとき電子ビームが偏向方向(X軸方向)に大きく歪み、E>0.90のとき電子ビームが略三角形状に歪み、何れも画質が大幅に劣化する。本発明に係る一実施例ではE=0.78に設定した。
【0031】
E>0.90のとき電子ビームが略三角形状に歪むことを図12を用いて詳説する。図12(A)は略三角形に歪んだX軸上の電子ビーム59の歪み量(略三角形歪み量)Gの定義を説明する図である。略三角形の電子ビーム59の外周縁とX軸とが交差して得られる2点をa,bとする。また、電子ビーム59の外周縁とY軸に平行な直線とが交差して得られる2点であって、両点間の距離が最大となるように決定される2点をc,dとする。線分abと線分cdとは点eにて直交するものとする。線分beの長さをLbe、線分aeの長さをLaeとしたとき(但し、Lbe≦Lae)、略三角形歪み量GをG=Lbe/Laeと定義する。図12(B)は係数Eと略三角形歪み量Gとの関係を示す図である。E>0.90になると、略三角形歪み量Gは著しく小さくなる。すなわち電子ビームは略三角形状に歪み、画質が劣化する。
【0032】
上記の実施例の水平コイルを用いて偏向装置を試作し、対角サイズが7インチの投写管に装着して実験したところ、画面上下のピンクッション歪みをほぼ0にすることができ、このとき電子ビーム形状の歪みもほぼ0になることを確認した。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の利用分野は特に制限はなく、スクリーンに画像を投写する投写管装置に広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】従来の偏向装置を備えた投写管装置の画面上のピンクッション歪みを示した図
【図2】従来の偏向装置の側面図
【図3】従来の偏向装置の作用を説明する模式図
【図4】本発明の一実施形態に係る投写管装置の側面図
【図5】本発明の一実施形態に係る偏向装置が発生する水平磁界の係数H2の曲線
【図6】(A)は本発明の一実施形態に係る偏向装置の水平コイルのX−Y面での断面図、(B)はこの水平コイルが発する水平偏向磁界の磁束密度の変化曲線
【図7】画面のピンクッション歪みを示した正面図
【図8】X軸上の電子ビームの形状に対するピンクッション型水平偏向磁界の影響を示す図
【図9】X軸上の電子ビームの形状に対するバレル型水平偏向磁界の影響を示す図
【図10】係数Dと画面上下のピンクッション歪み量及び電子ビーム形状の歪み量との関係を示す図
【図11】係数Eと電子ビーム形状の歪み量との関係を示す図
【図12】(A)は電子ビームの略三角形歪み量Gの定義を説明する図、(B)は係数Eと電子ビームの略三角形歪み量Gとの関係を示す図
【符号の説明】
【0035】
1 画像のピンクッション歪み
1a 画面上下のピンクッション歪み
1b 画面左右のピンクッション歪み
2 従来の偏向装置
3 従来の水平コイル
4 従来の垂直コイル
5 従来のコア
6 スクリーン面側開口部付近
7 水平補正コイル
8 垂直補正コイル
9 補正磁界
10 電子ビーム
11 ローレンツ力
12 本発明の偏向装置
19 本発明の投写管装置
20 画面表示部
21 パネル
22 ファンネル
23 ネック部
24 ヨーク部
25 電子ビーム
26 電子銃
27 スクリーン面
28 水平コイル
29 水平偏向磁界の磁束密度の偏向方向に沿った変化曲線
30 電子ビーム
31、33、35、37 電子
32、34、36、38 ローレンツ力
39 磁力線
40 偏向方向に歪んだ電子ビーム
41〜48 電子
49 磁力線
51〜58 ローレンツ力
59 略三角形に歪んだ電子ビーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス製のパネル、及び前記パネルの後部に接続されたガラス製のファンネルとを有する投写管装置本体と、
前記投写管装置本体の後部に内蔵された電子銃と、
水平コイル、及び前記水平コイルの外側に設けられた垂直コイルを少なくとも有し、前記投写管装置本体の外周面上に搭載された偏向装置と
を備え、
前記水平コイルが発生する水平偏向磁界の、前記水平コイルの中心軸と直角な断面における磁束密度の偏向方向に沿った変化曲線を表す多項近似式の2次の係数H2が、前記中心軸に沿って前記パネル側から前記電子銃側に向かって、正、負、正、負の順に変化することを特徴とする投写管装置。
【請求項2】
前記係数H2が前記パネル側から前記電子銃側に向かって正、負、正、負の値をとる前記中心軸方向における各領域を、順に第1正領域、第1負領域、第2正領域、第2負領域とし、前記係数H2の最小値をH2a、前記第1正領域内での前記係数H2の最大値をH2b、前記第2正領域内での前記係数H2の最大値をH2cとしたとき、
D=(|H2a|−|H2b|)/|H2a|
E=(|H2a|−|H2c|)/|H2a|
で定義される係数D及び係数Eが、
0.35≦D≦0.75 ・・・(1)
0.50≦E≦0.90 ・・・(2)
を満足する請求項1に記載の投写管装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−12596(P2006−12596A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−187957(P2004−187957)
【出願日】平成16年6月25日(2004.6.25)
【出願人】(503217783)松下東芝映像ディスプレイ株式会社 (176)
【Fターム(参考)】