説明

抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物、該組成物を含有する食品及び飲料、ならびに該組成物の製造方法

【課題】長期間使用した場合にも副作用その他の問題点が少なく、血液中の血糖値や尿酸値を顕著に低下させる等、抗糖尿病及び/又は抗痛風活性を有する組成物、該組成物を含有する抗糖尿病及び/又は抗痛風機能を有する食品及び飲料、ならびに該組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】マタタビ科植物の茎及び/又は根茎から、水性溶媒を使用して抽出した抽出物を有効成分として抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物を構成する。この抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物は、食品や飲料に配合することにより抗糖尿病及び/又は抗痛風機能を有する食品及び飲料することもできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マタタビ科植物抽出物を有効成分として含有する、抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物、該組成物を含有する食品及び飲料、ならびに該組成物の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、糖尿病又は糖尿病に関連する疾病に対する治療、或いは予防用薬剤としては種々のものが提案されており、例えばカルボニル試薬であるアミノグアニジンが注目されているが、合成物質であり長期の使用に対して、副作用等の難点がある。
【0003】
一方、長期使用に対して副作用その他の難点の少ない天然素材由来の薬剤としては、例えばトベラ科植物からの水溶性抽出物(特許文献1参照)、食物繊維を含有するカカオ抽出物(特許文献2参照)、バナバ葉抽出物(特許文献3参照)、及びワイルドライス、黒米、赤米等の抽出物(特許文献4参照)等が提案されているが、糖尿病等の特効薬として実用化可能なものは得られていない。
【特許文献1】特公平6−99318号公報
【特許文献2】特許第3533181号公報
【特許文献3】特許第3507115号公報
【特許文献4】特許第3334016号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は、長期間使用した場合にも副作用その他の問題点が少なく、血液中の血糖値や尿酸値を顕著に低下させる等、抗糖尿病及び/又は抗痛風活性を有する組成物、該組成物を含有する抗糖尿病及び/又は抗痛風機能を有する食品及び飲料、ならびに該組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は、古くから食用、飲料、或いは薬草として用いられてきたマタタビ科植物の抽出物が抗糖尿病及び/又は抗痛風活性を有することを発見し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は次の1〜9の構成を採用するものである。
1.マタタビ科植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物。
2.マタタビ科植物抽出物がアクチニジアコロミクタマキシム(Actinidia kolomikta maxim)であることを特徴とする1に記載の抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物。
3.マタタビ科植物抽出物がマタタビ科植物の茎及び/又は根茎の抽出物であることを特徴とする1又は2に記載の抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物。
4.マタタビ科植物抽出物が水性溶媒抽出物であることを特徴とする1〜3のいずれかに記載の抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物。
5.1〜4のいずれかに記載された抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物を含有することを特徴とする抗糖尿病及び/又は抗痛風機能を有する食品。
6.1〜4のいずれかに記載された抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物を含有することを特徴とする抗糖尿病及び/又は抗痛風機能を有する飲料。
7.マタタビ科植物の茎及び/又は根茎を水性溶媒で抽出することを特徴とする抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物の製造方法。
8.マタタビ科植物がアクチニジアコロミクタマキシムであることを特徴とする7に記載の組成物の製造方法。
9.密閉容器中でマタタビ科植物の茎及び/又は根茎を水性溶媒とともに蒸煮することを特徴とする7又は8に記載の組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明の組成物は、被投与者の血液中の血糖値、尿酸値、糖化ヘモグロビン(HbA1c)等を低下させる等、糖尿病或いは痛風の治療薬、予防薬として顕著な効果を奏する。また、長期間使用した場合にも、肝機能障害等の副作用を生じるおそれの少ないものである。
本発明の組成物は、担体とともに製剤化することによって医薬品として、或いは食品及び飲料中に配合することによって、抗糖尿病及び/又は抗痛風機能を有する食品或いは飲料として、手軽に経口摂取することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明では、マタタビ科植物から抽出した抽出物を有効成分として抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物を構成する。
好ましい、マタタビ科植物としては、例えばアクチニジアコロミクタマキシムが挙げられる。アクチニジアコロミクタマキシムは、タイ、ラオス及びベトナムの山岳地帯に分布する植物であり、古くから食用、飲料、或いは薬草として用いられてきたものであるが、抗糖尿病或いは抗痛風活性があることはこれまで知られていなかった。
アクチニジアコロミクタマキシムは、その分布する地域により薬理活性に差異があり、特に好ましいものとしては、ラオスのホアパン県サムヌア町、サバンナチート県ドンヘン町、ヴィエンチアン県ポーンホーン町;タイのナコーンパナム県ナコーンパナム町;ベトナムのドンハー等の山岳地帯に自生するものが挙げられる。
【0008】
本発明では、アクチニジアコロミクタマキシムのようなマタタビ科植物の葉、茎、根茎等を水性溶媒により抽出することにより、目的とする抗糖尿病、抗痛風活性を有する組成物を製造する。
水性溶媒としては、水、好ましくは純水又は脱イオン水、或いは水とメチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール等のアルコール類や、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、酢酸エチル等の水溶性溶媒との混合物を使用することができる。これらの水溶性溶媒は、2種以上を組合わせて使用してもよい。水と水溶性溶媒の混合物を使用する場合には、混合物中に水を10〜90容量%程度、特に30〜70容量%程度含有するものを使用することが好ましい。
【0009】
以下、アクチニジアコロミクタマキシムを原料として、本発明の組成物を製造する工程の1例について説明する。
(1)原料植物の茎、根茎を中心直径が5〜50mm程度の大きさに粗粉砕する。粗粉砕した原料の大きさは、その中心直径の平均値が30mm程度となるように調整することが好ましい。
(2)粗粉砕した原料に対して、重量比で10〜20倍量程度の水性溶媒を使用し、密閉容器中で原料を水性溶媒に直接浸漬し、90〜100℃程度の温度で50〜60分間程度蒸煮する。その際に、密閉容器の液相部の上部には、容積比で液相部の1〜2倍程度の気相部を設けることが好ましい。また、気相部の天蓋部は、液相部の湿度よりも20〜30℃程度低温に保持して、蒸気を冷却、凝縮させて液相部に還流させることが好ましい。
(3)抽出液から必要により水性溶媒を溜去濃縮して、液状又は固形状の濃縮物を得る。
【0010】
本発明で抽出物を濃縮物として使用する場合、濃度を調整した後そのまま用いてもよい。また、抽出物は、脱色、不要物除去のため活性炭処理、HP20等の樹脂処理、低温放置、濾過等の処理を施してから用いてもよい。
さらに当該抽出物を適当な分離手段、例えばゲル濾過法やシリカゲルカラムクロマト法、又は逆相若しくは順相の高速液体クロマト法により活性の高い画分を分画して用いることもできる。好ましい分画物としては、マイクロフイルタ又は限外濾過膜等を使用し、分子量200万〜400万以下とした分画物が挙げられる。本発明において、マタタビ科植物抽出物にはこのような分画物も含まれるものとする。得られた抽出物はそのまま、あるいは濃縮物または固形物(例えば粉末)として用いることができる。また、使用目的に応じて他の成分を混合してもよい。
【0011】
この抽出物中には、通常、乾燥原料植物100g当り、アンスラキノン、フラボイド、ベータ−d−グルカンが各1〜10mg程度、サポニンが0.01〜0.5mg程度、亜鉛が0.02〜1.0mg程度含まれているが、他の重金属については、含まれていない。
【0012】
(医薬組成物)
本発明において、マタタビ科植物抽出物を抗糖尿病及び/又は抗痛風活性を有する医薬組成物(予防薬或いは治療薬)とする場合には、その形態に制限はなく、抽出液原液、抽出原液を水等で希釈した水溶液等の溶液、または粉末、錠剤等の形態であってもよい。錠剤等に成型する場合には、従来知られている医薬上許容される担体、倍散剤、崩壊剤、滑沢剤等を用いることができる。いずれの薬剤形態も、製薬分野における当業技術に基づき、当業者が適宜作成することができる。マタタビ科植物抽出物は、抽出液、または抽出物を水等で希釈または溶解した液状物として、または、粉末等の固形物として組成物に添加しもよい。
組成物の投与経路は、様々な経路が可能であるが、経口投与することが、投与も簡単であり、好ましい。組成物中におけるマタタビ科植物抽出物の含有量は、乾燥固形分として、0.2〜3.0重量%程度含まれることが好ましい。ただし、活性の高い分画物を用いる場合にはその活性に応じた量を用いることができる。また、下記に示す一日あたりの投与量と投与回数との関係により適宜決定することができる。
【0013】
本発明の組成物を治療用組成物として用いる場合、成人について一日あたり、マタタビ科植物抽出物(乾燥固形分)に換算して0.01〜0.5g/kg(体重)程度投与することが好ましい。
予防用組成物として用いる場合、成人について一日あたり、マタタビ科植物抽出物(乾燥固形分)に換算して0.005〜0.3g/kg(体重)程度投与することが好ましい。
【0014】
(機能性食品又は機能性飲料)
本発明においては、マタタビ科植物抽出物を抗糖尿病及び/又は抗痛風活性を有する機能性食品又は機能性飲料の有効成分として使用することができる。
機能性食品又は飲料の形態としては、単独に摂取するいわゆるサプリメント用飲食品(すなわち溶液、懸濁液、粉末、顆粒、錠剤、油状物等の加工飲食品)、あるいは味噌、ジャム、ドレッシング、等通常の食品、その他いずれの形態であってもよい。機能性飲食品の種類については特に限定されず、様々な飲食品として用いられる。具体的には、エキス錠、飴、菓子、健康茶などが挙げられ、特に、お茶等の飲料や味噌汁等、温かい状態で飲む飲食品が好ましい。
【0015】
また、本発明では、マタタビ科植物抽出物を、機能性食品又は飲料用の添加剤として使用することもできる。機能性飲食品の添加剤としては、溶液、粉末、錠剤、油状物いずれの形態であってもよい。添加される飲食品の種類については特に限定されず、上記機能性飲食品について挙げられた飲食品が挙げられる。
マタタビ科植物の使用量は、成人について一日あたり、マタタビ科植物抽出物(乾燥固形分)に換算して0.001〜0.05g/kg(体重)程度であることが好ましいが、用いる飲食品の種類によって適宜決定することができる。
【実施例】
【0016】
つぎに、実施例により本発明をさらに説明するが、以下の具体例は本発明を限定するものではない。
(実施例1)
ラオス産のアクチニジアコロミクタマキシムの茎、根茎を中心直径の平均値が約30mmとなるように裁断した。裁断物500g(乾燥重量)を密閉可能な円筒形容器に収容し、重量比で裁断物の20倍量の純水に浸漬後、常圧で95〜97℃で約1時間蒸煮した。この際容器は密閉し、容器頂部(蓋部)の温度を70〜80℃に保持し、容器内で発生した水蒸気を冷却、凝縮させて容器内の液相部に還流させた。
得られた抽出物から水を溜去し、2倍に濃縮して溶液状の濃縮物5,000gを得た。
【0017】
(実施例2)
実施例1と同様に処理した裁断物500g(乾燥重量)を、容積比で純水:エチルアルコールが1:1の水性混合溶媒10Lに浸漬後、実施例1と同様の容器中で、常圧で80〜90℃の温度で、容器頂部の温度を40〜60℃に保持して約1時間蒸煮した。
得られた抽出物を、10〜20Torrの減圧下、50〜60℃でエチルアルコールを回収して、アルコール含有量が5容量%以下の濃縮物を得た。この濃縮物を0.2μmのマイクロフイルターで処理して、分子量400万以下とした液状の分画物4,000gを得た。
【0018】
(実施例3)
ラオス産のアクチニジアコロミクタマキシムの茎、根茎を中心直径の平均値が約30mmとなるように裁断した。裁断物50g(乾燥重量)を密閉可能な円筒形圧力容器に収容し、重量比で裁断物の20倍量の脱イオン水に浸漬後、圧力1.2〜2.0kg/cmG (105〜120℃)で1時間蒸煮した。容器頂部の温度を80〜95℃に保持し、容器内で発生した水蒸気を冷却、凝縮させて容器内の液相部に還流させた。得られた抽出物から水を溜去し、ペースト状の濃縮物約50gを得た。
【0019】
(実施例4)
実施例3において、脱イオン水に代えて容積比で脱イオン水:エチルアルコールが1:1の水性混合溶媒を使用し、蒸煮温度を80〜90℃、容器頂部の温度を60〜75℃に保持した以外は、実施例1と同様に処理して抽出物を得た。
得られた抽出物を、10〜20Torrの減圧下、50〜60℃でエチルアルコールを回収して、アルコール含有量が5容量%以下の濃縮物を得た。この濃縮物を限外濾過膜で処理して、分子量200万以下とした液状の分画物を得た。
【0020】
(実施例5)
2型糖尿病患者7名及び同境界型患者2名を被験者とし、実施例1で得られた溶液状濃縮物を使用して、以下のようにして本発明組成物の抗糖尿病活性を試験した。
実施例1で得られた濃縮物30gを毎日お茶として、1日当り1L程度に希釈、又はそのまま3箇月間飲用させ、1箇月、2箇月及び3箇月経過時に、空腹時に採血して血液中の血糖値、及びHbA1c値を測定した。測定結果を被験者の年令、性別とともに表1に記載した。
【0021】
【表1】

【0022】
2型糖尿病は、食べ過ぎ、運動不足、肥満、体質等を原因とする典型的な生活習慣病で、我が国では糖尿病患者の95%が2型であると言われている。空腹時の血糖値(mg/dL)が109以下が正常型、126以上が糖尿病型であると判定される。一方、境界型患者は、血糖値が正常者と糖尿病患者のどちらにも入らない者で、いわゆる糖尿病予備軍と言われている者である。表1の被験者中、B、Fが境界型患者である。他は全て2型糖尿病患者であって、降血糖剤の投与等何らかの治療を受けており、上記試験中も治療は継続された。
[糖化ヘモグロビン(HbA1c)]
ヘモグロビンは血中で結合し(糖化)、血中のグルコースが多いほど多くのヘモグロビンが糖化する。いったん糖化すると、赤血球の寿命(約120日)が終るまで糖化したままの状態である。この糖化ヘモグロビン(%表示)を検査することで、血糖コントロールの長期的な状態を知ることができる。糖化ヘモグロビンは、過去3〜4箇月間の血糖値の増減の重みつき平均値を示している。その約半数が、過去1箇月以内に形成されたものを表し、残り半数が過去2〜3箇月の糖化ヘモグロビンを示す。
糖化ヘモグロビンは、4.3〜5.8(%)が正常値であるとされており、血糖コントロールがうまくいっているかどうかの判断に使われ、通常1箇月毎に測定する。
【0023】
表1によれば、本発明の組成物の摂取により、全体として血糖値、HbA1cともに有意な低下がみられ、本発明の組成物が優れた抗糖尿病活性を有することが判明した。
組成物の飲用を開始して1〜2週間で全被験者について、便がややゆるむ傾向がみられたが、2週間経過後は回復した。また、2型糖尿病患者では、飲用後1週間で糖尿病患者に特有の手、足の浮腫(むくみ)がなくなり、手、足が軽くなったとする例がみられた。
【0024】
(組成物の急性毒性等について)
上記で使用したアクチニジアコロミクタマキシムは、タイ、ベトナム、ラオスの山岳地帯に居住する住民が、数百年間にわたって水とともに煮沸し、お茶のように飲用しているものであり、毒性について特段の問題はないものと考えられる。
上記被験者のうち、A、B、Cの3名については、本発明の組成物の摂取が肝機能に与える影響を調査するために、組成物の摂取量を、1日当り乾燥原料の重量で15g相当分とし、飲用開始1箇月後に採血し、肝機能の代表的指標であるALP、γ−GTP、GOTを測定した結果を表2に示した。各指標の基準範囲は、ALPが100〜340IU/L、γ−GTPが4〜70IU/L、GOTが11〜35IU/Lであり、3名全員が全て基準範囲内にあることから、肝機能への悪影響はないものと考えられる。
【0025】
【表2】

【0026】
(実施例6)
2型糖尿病患者3名(表3のK、M、N)及び同境界型患者1名(表3のL)を被験者とし、実施例2で得られた分画物30gを、温湯で薄めて、お茶として2箇月間飲用させた。1箇月及び2箇月経過後に、空腹時に採血して血液中の血糖値、HbA1c値及び尿酸値を測定した結果を表3に記載した。
【0027】
【表3】

【0028】
表3によれば、全被験者について、血糖値、HbA1c値、尿酸値の全てについての有意の低下が認められた。
そして、尿酸値については、2月後に全員が基準範囲(2.1〜7.0mg/L)内に低下し、本発明の組成物が抗糖尿病活性とともに、優れた抗痛風活性を有することが判明した。
【0029】
(実施例7)
実施例1で得られた溶液状の濃縮物1000mLを凍結乾燥して粉末5gを得た。
この粉末4gに乳糖4.5g、コーンスターチ6.0g、ステアリン酸マグネシウム0.5g、甘味料少々を混合し、打錠することによって1錠が0.5gの錠剤を作製した。
【0030】
(実施例8)
実施例7で得られた錠剤1個を水1000mLに溶解することによって、抗糖尿病及び抗痛風機能を有する飲料を製造した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マタタビ科植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物。
【請求項2】
マタタビ科植物抽出物がアクチニジアコロミクタマキシムであることを特徴とする請求項1に記載の抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物。
【請求項3】
マタタビ科植物抽出物がマタタビ科植物の茎及び/又は根茎の抽出物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物。
【請求項4】
マタタビ科植物抽出物が水性溶媒抽出物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載された抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物を含有することを特徴とする抗糖尿病及び/又は抗痛風機能を有する食品。
【請求項6】
請求項1〜4のいずれかに記載された抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物を含有することを特徴とする抗糖尿病及び/又は抗痛風機能を有する飲料。
【請求項7】
マタタビ科植物の茎及び/又は根茎を水性溶媒で抽出することを特徴とする抗糖尿病及び/又は抗痛風活性組成物の製造方法。
【請求項8】
マタタビ科植物がアクチニジアコロミクタマキシムであることを特徴とする請求項7に記載の組成物の製造方法。
【請求項9】
密閉容器中でマタタビ科植物の茎及び/又は根茎を水性溶媒とともに蒸煮することを特徴とする請求項7又は8に記載の組成物の製造方法。

【公開番号】特開2007−15932(P2007−15932A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−195679(P2005−195679)
【出願日】平成17年7月5日(2005.7.5)
【出願人】(505112152)有限会社筑波バイオテック研究所 (6)
【Fターム(参考)】