説明

抗EPHB2抗体とその使用方法

本発明は、抗EphB2抗体、イムノコンジュゲート、及び含有してなる組成物とこれら抗体及びイムノコンジュゲートの使用方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) 配列KSSQSLLNSGNQENYLA (配列番号1)を含むHVR-L1;
(b) 配列GASTRES (配列番号2)を含むHVR-L2;
(c) 配列QNDHSYPFT (配列番号3)を含むHVR-L3;
(d) 配列SYWMH (配列番号4)を含むHVR-H1;
(e) 配列FINPSTGYTDYNQKFKD (配列番号5)を含むHVR-H2;及び
(f) 配列RLKLLRYAMDY (配列番号6)を含むHVR-H3、
からなる群から選択される少なくとも1、2、3、4、5及び/又は6の高頻度可変領域(HVR)配列を含有し、ヒトEphB2に特異的に結合する抗EphB2抗体。
【請求項2】
KSSQSLLNSGNQENYLA (配列番号1)、GASTRES (配列番号2)、及びQNDHSYPFT (配列番号3)からなる群から選択されるHVR配列の少なくとも1、少なくとも2、又は3つすべてを含む軽鎖を含有してなる、請求項1に記載の抗EphB2抗体。
【請求項3】
SYWMH (配列番号4)、FINPSTGYTDYNQKFKD (配列番号5)、及びRLKLLRYAMDY (配列番号6)からなる群から選択されるHVR配列の少なくとも1、少なくとも2、又は3つすべてを含む重鎖を含有してなる、請求項1又は2に記載の抗EphB2抗体。
【請求項4】
(a) SYWMH (配列番号4)、FINPSTGYTDYNQKFKD (配列番号5)、及びRLKLLRYAMDY (配列番号6)からなる群から選択されるHVR配列の少なくとも1、少なくとも2、又は3つすべてを含む重鎖;と
(b) KSSQSLLNSGNQENYLA (配列番号1)、GASTRES (配列番号2)、及びQNDHSYPFT (配列番号3)からなる群から選択されるCDR配列の少なくとも1、少なくとも2、又は3つすべてを含む軽鎖
を含有してなる、請求項1に記載の抗EphB2抗体。
【請求項5】
配列:DIVMTQSPSSLSVSAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQENYLAWYQQKPGQPPKLLIYGASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDHSYPFTFGAGTKVEIKR (配列番号7)を有する軽鎖可変ドメインを含有してなる、請求項1に記載の抗EphB2抗体。
【請求項6】
配列:QVQLQQSGAELAKPGASVKMSCKASGYTFTSYWMHWVKQRPGQGLEWIGFINPSTGYTDYNQKFKDKATLTVKSSNTAYMQLSRLTSEDSAVYYCTRRLKLLRYAMDYWGQGTTLTVSA (配列番号8)を有する重鎖可変ドメインを含有してなる、請求項1又は5に記載の抗EphB2抗体。
【請求項7】
米国のTissue Type Culture(ATCC)番号PTA-6606を有するハイブリドーマ細胞株により産生される抗体のHVR-L1、HVR-L2、HVR-L3、HVR-H1、HVR-H2、及びHVR-H3からなる群から選択される配列を含む少なくとも1の高頻度可変配列を含有し、ヒトEphB2に特異的に結合する単離された抗体。
【請求項8】
米国のTissue Type Culture(ATCC)番号PTA-6606を有するハイブリドーマ細胞株により産生される抗体の重鎖及び/又は軽鎖の可変ドメインを含有し、ヒトEphB2に特異的に結合する単離された抗体。
【請求項9】
米国のTissue Type Culture(ATCC)番号PTA-6606を有するハイブリドーマ細胞株により産生される抗体と同じヒトEphB2上のエピトープに結合する単離された抗体。
【請求項10】
ヒトEphB2への結合について、米国のTissue Type Culture(ATCC)番号PTA-6606を有するハイブリドーマ細胞株により産生される抗体と競合する単離された抗体。
【請求項11】
米国のTissue Type Culture(ATCC)番号PTA-6606を有するハイブリドーマ細胞株の抗体コード化配列によってコードされる単離された抗体。
【請求項12】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項1ないし11の何れか一に記載の抗体。
【請求項13】
前記抗体が、キメラ抗体、ヒト化抗体、親和性成熟抗体、ヒト抗体、及び二重特異性抗体からなる群から選択されるものである、請求項1ないし12の何れか一に記載の抗体。
【請求項14】
前記抗体が抗体断片である、請求項1ないし12の何れか一に記載の抗体。
【請求項15】
前記抗体が成長阻害剤とコンジュゲートしている、請求項1ないし14の何れか一に記載の抗体。
【請求項16】
前記抗体が細胞障害性剤とコンジュゲートしている、請求項1ないし14の何れか一に記載の抗体。
【請求項17】
前記細胞障害性剤が、毒素、抗生物質、放射性同位体及び核溶解性酵素からなる群から選択される、請求項16に記載の抗体。
【請求項18】
前記抗体が、メイタンシノイド、アウリスタチン、ドラスタチン及びカリケアマイシンからなる群から選択される薬剤とコンジュゲートしている、請求項1ないし14の何れか一に記載の抗体。
【請求項19】
前記薬剤が、DM1、DM3、DM4、MMAE及びMMAFからなる群から選択される、請求項18に記載の抗体。
【請求項20】
請求項1ないし14の何れか一に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項21】
請求項20に記載のポリヌクレオチドを含んでなるベクター。
【請求項22】
前記ベクターが発現ベクターである、請求項21に記載のベクター。
【請求項23】
請求項21又は22に記載のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項24】
前記宿主細胞が原核細胞である、請求項23に記載の宿主細胞。
【請求項25】
前記宿主細胞が真核細胞である、請求項23に記載の宿主細胞。
【請求項26】
前記宿主細胞が哺乳動物細胞である、請求項25に記載の宿主細胞。
【請求項27】
(a) 好適な宿主細胞内で請求項22に記載のベクターを発現する、そして(b) 抗EphB2抗体を回収することを含む、抗EphB2抗体の作製方法。
【請求項28】
(a) 好適な宿主細胞内で請求項22に記載のベクターを発現する、そして(b) 抗EphB2抗体を回収することを含む、抗EphB2イムノコンジュゲートの作製方法。
【請求項29】
前記宿主細胞が原核細胞である、請求項27又は28に記載の方法。
【請求項30】
前記宿主細胞が真核細胞である、請求項27又は28に記載の方法。
【請求項31】
請求項1ないし19の何れか一に記載の抗EphB2抗体の有効量を、治療が必要な被検体に投与することを含む、EphB2の発現の増加又は活性の増加に関連する腫瘍、癌又は細胞増殖性疾患を治療又は予防するための方法。
【請求項32】
前記癌が、小細胞肺癌、神経芽細胞腫、メラノーマ、乳癌、胃癌、結腸直腸癌及び肝細胞癌からなる群から選択される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記癌が結腸直腸癌である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
請求項15ないし19の何れか一に記載の抗EphB2抗体の有効量を、治療が必要な被検体に投与することを含む、癌又は腫瘍細胞を死滅させる方法。
【請求項35】
前記の癌又は腫瘍細胞が大腸癌細胞又は胃癌細胞である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
生体試料においてEphB2-抗EphB2抗体複合体を検出することを含む、EphB2の検出方法。
【請求項37】
EphB2発現の増加と関連する疾患を有する又は有すると思われる患者の生体試料においてEphB2-抗EphB2抗体複合体を検出することを含む、EphB2発現の増加と関連する疾患を診断するための方法。
【請求項38】
前記疾患が、腫瘍、癌及び/又は細胞増殖性疾患である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記抗EphB2抗体が検出可能に標識される、請求項36ないし38の何れか一に記載の方法。
【請求項40】
請求項1ないし19の何れか一に記載の抗EphB2抗体を含有する組成物。
【請求項41】
請求項20ないし22の何れか一に記載のポリヌクレオチドを含有してなる組成物。
【請求項42】
さらに担体を含有してなる、請求項40又は41に記載の組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2008−537673(P2008−537673A)
【公表日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−553371(P2007−553371)
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/003502
【国際公開番号】WO2006/083936
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(507202770)ジェネンテック・インコーポレーテッド (24)
【Fターム(参考)】