説明

指示体検出装置および検出センサ

【課題】指示体が指示入力面に接触した位置、及び指示体が指示入力面を押圧する状態における押圧力に応じた検出出力を得ることができる指示体検出装置を提供する。
【解決手段】検出センサは、第1の方向に配置された第1の複数の導体と、第1の方向と交叉する第2の方向に配置された第2の複数の導体と、第1の複数の導体と第2の複数の導体との間に配置された所定の抵抗特性を有する感圧材とを有する。指示体が検出センサの近傍位置の場合及び指示体が検出センサに接触した際の印加圧力が所定の圧力よりも小さい場合には第1の複数の導体と第2の複数の導体との間の静電容量の変化に応じた信号が、また、指示体が検出センサに対して所定の圧力を超えた圧力を印加した場合には感圧材における第1の複数の導体と第2の複数の導体との間の抵抗特性の変化に応じた信号が、信号検出回路に供給されることで、指示体による指示位置及び圧力を検知する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の方向に配置された第1の複数の導体と、前記第1の方向に対して交叉する第2の方向に配置された第2の複数の導体と、前記第1の複数の導体と前記第2の複数の導体との間に配置された所定の抵抗特性を有する感圧材とを有する検出センサと、
前記第1の複数の導体に所定の信号を供給するための信号供給回路と、
前記第2の複数の導体から信号検出を行うための信号検出回路と、
を備え、
前記検出センサは、指示体が前記検出センサの近傍に位置する場合及び指示体が前記検出センサに接触した際に印加される圧力が所定の圧力よりも小さい場合には前記第1の複数の導体と前記第2の複数の導体との間の静電容量の変化に応じた信号を前記信号検出回路に供給し、前記指示体が前記検出センサに対して前記所定の圧力を超えた圧力を印加した場合には前記指示体からの前記圧力の前記感圧材への印加による前記第1の複数の導体と前記第2の複数の導体との間の抵抗特性の変化に応じた信号を前記信号検出回路に供給することで、
前記指示体による指示位置及び圧力を検知可能とした指示体検出装置。
【請求項2】
請求項1に記載の指示体検出装置において、
前記抵抗特性は、前記感圧材と前記第1の複数の導体または前記第2の複数の導体との間の係合状態に依存して変化する、
ことを特徴とする指示体検出装置。
指示体検出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の指示体検出装置において、
前記感圧材は、少なくとも第1及び第2の部材を有し、前記指示体からの前記圧力に対応して前記第1または第2の部材が前記第1の複数の導体または前記第2の複数の導体と係合する、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項4】
請求項2に記載の指示体検出装置において、
前記感圧材は、少なくとも第1及び第2の部材を有し、
前記指示体からの前記圧力に対応して前記第1の部材と第2の部材とが係合する、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項5】
請求項1に記載の指示体検出装置において、
前記感圧材は、複数の導電粒子を含み、前記指示体からの前記圧力の印加に応じて前記複数の導電粒子が結合することで前記第1の複数の導体と前記第2の複数の導体との間の抵抗特性が変化する、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項6】
請求項1に記載の指示体検出装置において、
前記第1の複数の導体と、前記第2の複数の導体の各々は、略平板状の基材の一方の面に配置されるとともに、前記感圧材は、少なくとも前記第1の複数の導体と前記第2の複数の導体の交点領域に設けられており、前記指示体からの前記圧力が印加されていない場合には前記第1の複数の導体と、前記第2の複数の導体の間を絶縁するための絶縁材として配置されている、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項7】
請求項1〜請求項5のいずれかに記載の指示体検出装置において、
前記感圧材は、少なくとも前記第1の複数の導体または前記第2の複数の導体のいずれか一方に沿って形成される、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項8】
請求項1〜請求項7のいずれかに記載の指示体検出装置において、
前記検出センサは、透過性を有する略平板状の基材と、透過性を有する前記感圧材とを有しており、
前記第1の方向に配置された複数の導体、前記第2の方向に配置された複数の導体及び前記感圧材は、前記基材に設けられ、
前記第1の方向に配置された複数の導体と、前記第2の方向に配置された複数の導体によって二次元的あるいは三次元的に形成された開口領域に光学特性を均質化するための透過性を有する部材を配置した、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項9】
請求項8に記載の指示体検出装置において、
前記光学特性を均質化するための透過性を有する部材を前記感圧材と同一の材料で構成した、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項10】
請求項1〜請求項8のいずれかに記載の指示体検出装置において、
前記信号供給回路から前記第1の複数の導体に供給される前記所定の信号は電圧信号として供給され、前記第2の複数の導体からは電流変化として信号を検出し、前記信号検出回路は、前記電流変化を電圧に変換する電流/電圧変換回路を備える
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項11】
請求項10に記載の指示体検出装置において、
前記電流/電圧変換回路は、前記第1の複数の導体及び前記第2の複数の導体との間の静電容量の変化に応じた信号を得る第1の検出モードと、前記信号検出回路が前記検出センサに前記所定の圧力を超える圧力が印加されることで前記第1の複数の導体及び前記第2の複数の導体との間の抵抗特性の変化に応じた信号を得る第2の検出モードと、を備えた、
ことを特徴とする指示体検出装置。
指示体検出装置。
【請求項12】
請求項1に記載の指示体検出装置において、
請求項10または11に記載の指示体検出装置において、
前記電流/電圧変換回路は、前記検出センサと前記信号検出回路との間に抵抗と、コンデンサと、前記抵抗と前記コンデンサとを選択的に切り替える切替回路とから構成され、
前記切替回路は、前記第1の検出モードのときは、前記検出センサと前記コンデンサとを接続し、前記第2の検出モードのときは前記検出センサと前記抵抗とを接続する、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項13】
請求項1〜請求項12のいずれかに記載の指示体検出装置において、
前記信号供給回路から前記第1の複数の導体のそれぞれに供給される前記信号は、弁別可能な信号である、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項14】
請求項13に記載の指示体検出装置において、
前記信号供給回路から前記第1の複数の導体に供給される前記複数の符号は、互いに直交関係を有する符号である、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項15】
請求項13に記載の指示体検出装置において、
前記信号供給回路から前記第1の複数の導体に供給される前記符号はアダマール符号であり、
前記入力された前記複数の符号をアダマール行列としたときに、前記アダマール行列において全て「1」となるn番目のチップを前記信号検出回路における信号の補正を行うためのキャリブレーション信号として用いる、
ことを特徴とする指示体検出装置。
【請求項16】
外部から供給された所定の信号に応じて指示体による指示位置及び圧力に応じた信号を得るための検出センサであって、
第1の方向に配置され、前記外部からの前記所定の信号が供給される第1の複数の導体と、
前記第1の方向に対して交叉する第2の方向に配置された第2の複数の導体と、
前記第1の複数の導体と前記第2の複数の導体との間に配置され、所定の抵抗特性を有する感圧材と、
を備え、
前記指示体が前記検出センサの近傍に位置する場合及び指示体が前記検出センサに接触した際に印加される圧力が所定の圧力よりも小さい場合には静電容量の変化に応じた信号を前記第2の複数の導体から出力し、前記指示体が前記所定の圧力を超えた圧力を前記検出センサに対し印加した場合には抵抗特性の変化に応じた信号を前記第2の複数の導体から出力する、
ことを特徴とする検出センサ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【公開番号】特開2011−209785(P2011−209785A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−74112(P2010−74112)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000139403)株式会社ワコム (118)
【Fターム(参考)】