説明

振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造

【課題】転圧輪の表面に対するブレードのばたつきやブレードの磨耗促進の抑制などを図れる振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造を提供する。
【解決手段】後部車体5のフレーム7に防振ゴム8を介してタイヤTおよびこのタイヤTを振動させる振動機構が取り付けられた振動タイヤローラにおいて、ブレード12と、ブレード12をタイヤTの表面に押し付けるように付勢する引張コイルばね23とを有したスクレーパ装置11を、防振ゴム8よりもばね下質量側の部材、例えばタイヤTの外側面外方に配置されたタイヤ支持ブラケット9に取り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動タイヤローラ等の振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
転圧ローラの転圧輪の表面に付着したアスファルト合材や泥などを掻き落とすスクレーパ装置として、転圧輪の表面に押し付けたブレードにより掻き落とす方式が従来から多用され、その従来例が特許文献1、2に記載されている。特許文献1、2にはブレードを車体に支持させた技術が記載されている。
【0003】
【特許文献1】実開平6−8408号公報
【特許文献2】特開平10−86798号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
転圧ローラのうち、振動ローラは転圧輪を振動させながら路面を締め固めるので路面を高密度に締め固めることができる。この振動ローラでは、転圧輪に内蔵された振動機構の発する振動が車体側に大きく伝わらないように、車体と転圧輪との間に防振ゴムが設けられている。この防振ゴムの介在により車体側にはさほど振動が伝達されず、防振ゴムよりもばね下質量側の転圧輪周りのみが所定の振幅値で振動して路面を締め固める。
【0005】
このように、車体に対して転圧輪周りが大きく振動する振動ローラに、特許文献1、2に記載されるようにブレードが車体側に支持された構造のスクレーパ装置を適用すると、ブレードの表面に対してブレードがばたついてブレードの押し付け力が変動し、その結果、押し付け力が大きくなったときに生じるブレードの磨耗の促進、転圧輪の表面へのブレードの巻き込み事象などが生じやすくなる。
【0006】
本発明はこのような課題を解決するために創作されたものであり、転圧輪の表面に対するブレードのばたつきやブレードの磨耗促進の抑制などを図れる振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明は、車体のフレームに防振部材を介して転圧輪およびこの転圧輪を振動させる振動機構が取り付けられた振動ローラにおいて、ブレードと、このブレードを前記転圧輪の表面に押し付けるように付勢する付勢手段とを有したスクレーパ装置を、前記防振部材よりもばね下質量側の部材に取り付けたことを特徴とする。
【0008】
このスクレーパ装置の取付構造によれば、スクレーパ装置は転圧輪と一緒に振動するため、スクレーパ装置と転圧輪との相対位置は一定となる。したがって、転圧輪の表面に対するブレードのばたつきがなくなり、転圧輪の表面に対するブレードの位置および押し付け力が一定に保たれ、押し付け力が大きくなったときに生じるブレードの磨耗の促進、回転している転圧輪の表面がばたついているブレードの接触部を巻き込んでしまうブレードの巻き込み事象などが抑制される。
【0009】
また、本発明は、前記振動ローラは、前記転圧輪として車幅方向に並設されたタイヤを備えた振動タイヤローラであることを特徴とする。
【0010】
タイヤは弾性力に富むのでブレードの押し付け力によりタイヤの表面は若干へこむこととなるが、特に振動タイヤローラにおいて、タイヤがばね下質量側、ブレードがばね上質量側と別々に配置されてタイヤが振動すると、鉄輪の振動ローラと比較して振動振幅が大きいこともあり、ブレードがタイヤに対して相対的に踊るような振動を伴い、タイヤの表面とブレードとが互いに振動研磨している状態になることが判明した。また、鉄輪の表面とブレードとの摩擦力よりもゴムで形成されているタイヤの表面とブレードとの摩擦力の方が大きいので、前記したブレードの巻き込み事象も起きやすい。
これに対し、振動タイヤローラに本発明を適用すれば、タイヤの表面に対するブレードのばたつきがなくなり、タイヤの表面に対するブレードの位置および押し付け力が一定に保たれ、ブレードの磨耗の促進、タイヤの表面へのブレードの巻き込み事象が抑制される。
【0011】
また、本発明は、前記スクレーパ装置は、前記付勢手段により前記タイヤの表面に押し付けられている前記ブレードの押し付け方向への移動を規制するストッパを、前記防振部材よりもばね下質量側の部材に備えることを特徴とする。
【0012】
ブレードを振動するタイヤと同じばね下質量側に配置しても両者は相互に完全に固定されているわけではないため、タイヤに対するブレードの相対的振動は低減はされるものの依然として存在する。また、前記したようにゴムで形成されたタイヤは摩擦力が大きい。
これに対し、タイヤの表面に押し付けられているブレードの押し付け方向への移動を規制するストッパを設けることにより、前記相対的振動によるタイヤへのブレードの過度の押し付け移動をさらに抑制でき、ブレードの引っかかりや巻き込み事象を一層抑制できる。
【0013】
また、本発明は、両端のタイヤの外側面外方にはそれぞれ前記防振部材にばね下質量側で連結するタイヤ支持ブラケットが配置され、前記スクレーパ装置を前記両タイヤ支持ブラケット間にかけて取り付けたことを特徴とする。
【0014】
このスクレーパ装置の取付構造によれば、タイヤの外側面外方に位置するタイヤ支持ブラケットを取付部として利用するため、簡易で組み付け性に優れた取付構造となる。
【0015】
また、本発明は、前記ブレードは、前記転圧輪の表面から離せるように回転可能に構成され、その回転軸が、前記転圧輪の表面に液剤を散布するための散水パイプからなることを特徴とする。
【0016】
このスクレーパ装置の取付構造によれば、散水パイプに本来の散水機能とブレードの回転軸の機能とを兼ねさせることができ、部品点数の低減および組み付けの簡略化を図ることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、振動ローラのスクレーパ装置において、転圧輪の表面に対するブレードのばたつきが防止されて、転圧輪の表面に対するブレードの位置および押し付け力が一定に保たれ、押し付け力が大きくなったときに生じるブレードの磨耗の促進、転圧輪の表面へのブレードの巻き込み事象などが抑制される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1は本発明を適用した振動ローラの側面図、図2は同振動ローラの背面図、図3は後輪側の転圧輪周りの側面図、図4は本発明に係るスクレーパ装置の拡大側面図である。図1に示した振動ローラ1は、転圧輪2を備えた前部車体4と、転圧輪3を備えた後部車体5とが連結部6によってアーティキュレート式に接続されている。本実施形態の振動ローラ1は、図2に示すように、後輪の転圧輪3として車幅方向に並設された複数のタイヤTを備えるとともに、この複数のタイヤTを振動させる振動機構(図示せず)を搭載した、いわゆる振動タイヤローラである。以下では、後輪の転圧輪3を対象として本発明について説明するが、前輪の転圧輪2に対しても本発明は適用可能である。なお、前記振動機構は例えば特開平9−31912号公報、特開2003−184022号公報に記載されたものなど公知のものでよく、本発明の趣旨から外れるためその詳細な説明は省略する。
【0019】
図2に示すように、後部車体5の両側面にはそれぞれフレーム7が略鉛直状に垂下固定され、フレーム7の内面側には、図1や図3に示すように車軸を挟み車両前後方向に離間して位置する一対の防振部材(防振ゴム8)を介してタイヤ支持ブラケット9が取り付けられている。このタイヤ支持ブラケット9は勿論、タイヤTを軸装支持するためのブラケットであり、具体的には前記振動機構を介してタイヤTを支持している。防振ゴム8は、前記振動機構から車体側への振動の伝達を低減する機能を担う部材であって、略円柱形状を呈しており、各側面の部位にてフレーム7とタイヤ支持ブラケット9とに対しボルト10により取り付けられる。フレーム7側と振動する転圧輪3とは防振ゴム8により接続されているが、この弾性体からなる防振ゴム8を挟んで、フレーム7側がばね上質量側であり、振動する転圧輪3側が特許請求の範囲に記載のばね下質量側である。
【0020】
タイヤ支持ブラケット9は、図3に示すように側面視して、上縁中央部が若干山形状に形成されるとともに下縁中央部にはタイヤTの車軸周りを露出させるための切り欠きが形成された横長の略矩形状を呈した板部材からなり、その前端周りおよび後端周りにおいて前記した防振ゴム8を介してフレーム7に取り付けられる。タイヤTを安定に支持するためには防振ゴム8同士の離間距離、つまりタイヤ支持ブラケット9の前後方向長さを所定以上確保する必要があり、一方、タイヤTの内径は小さいことからタイヤ支持ブラケット9をタイヤTの内部に位置させることは難しく、したがってタイヤ支持ブラケット9はタイヤTの外側面外方に位置している。
【0021】
本発明は、ブレード12と、このブレード12をタイヤTの表面に押し付けるように付勢する付勢手段13とを有して構成されるスクレーパ装置11を、フレーム7に対して防振ゴム8よりも転圧輪3側のばね下質量側の部材に取り付けたことを主な特徴とする。本実施形態では、スクレーパ装置11を両タイヤ支持ブラケット9間にかけて取り付けている。
【0022】
各タイヤ支持ブラケット9の後端周りの内面側には、スクレーパ装置11を取り付けるための支持側板14が取り付けられている。各支持側板14は上方に延設し、その上部後端周りは図3から判るように側面視してタイヤTの後斜め上方に位置しており、この両支持側板14の上部後端同士にわたって、ブレード12を車幅方向の軸回りに回転させるための回転軸が掛け渡されている。この回転軸を本実施形態では散水パイプ15としている。図5は支持側板14に対する散水パイプ15の端部周りの取り付け構造を示す図であり、支持側板14には筒部材16が固設され、この筒部材16に散水パイプ15の端部が回転可能に支承される。
【0023】
散水パイプ15には、各タイヤTの表面に向けて液剤を霧状に散布する散布ノズル17が複数取り付けられている。符号18は散水パイプ15に液剤を供給するホースである。液剤は、タイヤTの表面へのアスファルト合材の付着を防止するために散布されるものであって、単なる水、又は、鉱油からなるアスファルト付着防止剤、乳化剤を用いて鉱油と水を混合させたアスファルト付着防止剤などからなり、作業条件、環境条件等により適宜選択される。
【0024】
散水パイプ15には、そのほぼ全長にわたりブレード取付板19が取り付けられている。ブレード取付板19は側断面視L字形状を呈した長尺の部材であって、その一辺側が溶接等により散水パイプ15に固設され、他辺側には各タイヤTに対応した複数のブレード12がボルト21により着脱自在に取り付けられている。また、ブレード取付板19の前記他辺側にはハンドル22が固設されている。
【0025】
ブレード12は、例えばタイヤTの表面に接する縁部がタイヤTの曲面に合わせて湾曲状に形成された板状部材からなり、合成樹脂材やゴム材などで成形される。しかし、本発明ではブレード12の材質は特に限定されるものではなく、鉄板などの金属板や、繊維体を接着剤で固めて硬質に成形したものなどであってもよい。
【0026】
ブレード取付板19の前記他辺側の両端はそれぞれ支持側板14よりも車幅方向外方に延設しており、このブレード取付板19の端部と支持側板14側との間に前記付勢手段13としての引張コイルばね23が張架されている。具体的には、支持側板14の外面側に設けたブラケット24に対してボルト25を車両前後方向に位置調節可能に螺合させており、そのボルト頭に固設した取付板26のばね取付部(固定側ばね取付部26a)とブレード取付板19の端部のばね取付部(可動側ばね取付部19a)との間に引張コイルばね23を張架している。これにより、ブラケット24に対するボルト25のねじ込み位置を変えることで引張コイルばね23の付勢力、つまりタイヤTに対するブレード12の押し付け力が調節される。
【0027】
また、引張コイルばね23の付勢力によってタイヤTに押し付けられているブレード12の押し付け方向への移動(図4における中心軸X周りの時計回り方向の移動)を規制する目的で、ブラケット24にはブレード取付板19の端部に当接するストッパ20が設けられている。ストッパ20は、フレーム7に対し防振ゴム8よりも転圧輪3側のばね下質量側のブラケット24に対して車両前後方向に位置調節可能に螺合するボルトからなり、そのボルト頭がブレード取付板19の端部に当接する。ストッパ20は、ブレード12の適宜な押し付け力を確保して、ブレード12が柔らかいタイヤTの表面に食い込まないようにブレード12の位置を保持する。
【0028】
以上の構成からなるスクレーパ装置11の動作を説明する。転圧施工時には、スクレーパ装置11は図4に実線で示す位置にあり、引張コイルばね23は、固定側ばね取付部26aと、ブレード12の回転軸、すなわち散水パイプ15の中心軸Xと結ぶ線を境として、可動側ばね取付部19aが一方側(図4では下方側)に位置していることにより、ブレード12をタイヤTの表面に押し付けるように付勢している。散水ノズル17においてはタイヤTの表面に臨むように位置している。これにより、ブレード12がタイヤTの表面に付着したアスファルト合材や泥などを掻き落とすとともに、散水ノズル17からはタイヤTの表面に向けて液剤が散布される。
【0029】
そして、車両の回送時など非施工時には、図4に仮想線で示すように、ハンドル22を把持してブレード取付板19を上方に回転させると、固定側ばね取付部26aと散水パイプ15の中心軸Xと結ぶ線を境として、可動側ばね取付部19aが他方側(図4では上方側)に変位した時点で、引張コイルばね23の付勢力はブレード12をタイヤTの表面から遠ざける方向に付勢する力に切り換わり、ハンドル22などを図示しないストッパなどに突き当てることでブレード12が図4の仮想線の位置に保持される。
【0030】
以上のように、振動タイヤローラ(振動ローラR)において、スクレーパ装置11をフレーム7に対して防振ゴム8よりもばね下質量側の部材に取り付ければ、スクレーパ装置11はタイヤTと一緒に振動するため、スクレーパ装置11とタイヤTとの相対位置は一定となる。したがって、タイヤTの表面に対するブレード12のばたつきがなくなり、タイヤTの表面に対するブレード12の位置および押し付け力が一定に保たれ、押し付け力が大きくなったときに生じるブレード12およびタイヤTの磨耗の促進、タイヤTの表面へのブレード12の巻き込み事象などが抑制される。
【0031】
また、タイヤTの表面に押し付けられているブレード12の押し付け方向への移動を規制するストッパ20を備える構成とすれば、タイヤTへのブレード12の過度の押し付けを抑制でき、ブレード12の引っかかりや巻き込み事象を一層抑制できる。
【0032】
さらに、両端のタイヤTの外側面外方にはそれぞれ防振ゴム8にばね下質量側で連結するタイヤ支持ブラケット9が配置された振動タイヤローラにおいて、スクレーパ装置11を両タイヤ支持ブラケット9間にかけて取り付ける構成とすれば、タイヤTの外側面外方に位置するタイヤ支持ブラケット9を取付部として利用するため、簡易で組み付け性に優れたスクレーパ装置11の取付構造となる。特に支持側板14を介在させてスクレーパ装置11をタイヤ支持ブラケット9間にかけ渡す構成とすれば、既成形状のタイヤ支持ブラケット9にも容易に適用できる。
【0033】
また、ブレード12はタイヤTの表面から離せるように回転可能に構成され、その回転軸として、タイヤTの表面に液剤を散布するための散水パイプ15から構成すれば、散水パイプ15に本来の散水機能とブレード12の回転軸の機能とを兼ねさせることができ、部品点数の低減および組み付けの簡略化を図ることができる。
【0034】
以上、本発明に係るスクレーパ装置の取付構造について好適な実施形態を説明したが、各構成手段は図面に記載した内容に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明を適用した振動ローラの側面図である。
【図2】本発明を適用した振動ローラの背面図である。
【図3】後輪側の転圧輪周りの側面図である。
【図4】本発明に係るスクレーパ装置の拡大側面図である。
【図5】支持側板に対する散水パイプの端部周りの取り付け構造図である。
【符号の説明】
【0036】
1 振動ローラ
3 転圧輪
5 後部車体(車体)
7 フレーム
8 防振ゴム(防振部材)
9 タイヤ支持ブラケット
11 スクレーパ装置
12 ブレード
13 付勢手段
14 支持側板
15 散水パイプ
19 ブレード取付板
19a 可動側ばね取付部
20 ストッパ(ボルト)
23 引張コイルばね
26a 固定側ばね取付部
T タイヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体のフレームに防振部材を介して転圧輪およびこの転圧輪を振動させる振動機構が取り付けられた振動ローラにおいて、
ブレードと、このブレードを前記転圧輪の表面に押し付けるように付勢する付勢手段とを有したスクレーパ装置を、前記防振部材よりもばね下質量側の部材に取り付けたことを特徴とする振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造。
【請求項2】
前記振動ローラは、前記転圧輪として車幅方向に並設されたタイヤを備えた振動タイヤローラであることを特徴とする請求項1に記載の振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造。
【請求項3】
前記スクレーパ装置は、前記付勢手段により前記タイヤの表面に押し付けられている前記ブレードの押し付け方向への移動を規制するストッパを、前記防振部材よりもばね下質量側の部材に備えることを特徴とする請求項2に記載の振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造。
【請求項4】
両端のタイヤの外側面外方にはそれぞれ前記防振部材にばね下質量側で連結するタイヤ支持ブラケットが配置され、
前記スクレーパ装置を前記両タイヤ支持ブラケット間にかけて取り付けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造。
【請求項5】
前記ブレードは、前記転圧輪の表面から離せるように回転可能に構成され、
その回転軸が、前記転圧輪の表面に液剤を散布するための散水パイプからなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の振動ローラにおけるスクレーパ装置の取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−149784(P2010−149784A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−332301(P2008−332301)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(000182384)酒井重工業株式会社 (29)
【Fターム(参考)】