説明

挿入補助剤塗布装置

【課題】挿入補助剤のニップル内への流れ込みを確実に阻止しながらも、容易にニップルの表面に挿入補助剤を塗布可能な新規な挿入補助剤塗布装置を提供する。
【解決手段】液状の挿入補助剤1が供給される供給口2と挿入補助剤が塗布されるニップ3が挿入可能な挿入口4とを備えたケーシング5と、供給口側と挿入口側に移動するようにケーシング内で摺動自在に支持され、その移動途中で供給口側と前記挿入口側とを連通する経路14を開く可動体6と、ケーシング内に設けられ、挿入口側に向かって可動体を付勢する付勢部材7と、挿入口側に位置するケーシングの内部に設けられ、この挿入口内に挿入されたニップルの表面3Bに接触することで挿入補助剤をニップルの表面に塗布する塗布部材8と、可動体の挿入口側端部6Eに設けられ、挿入口4よりもケーシング5の外側に突出して、ニップルの開口3Aに進入すると共に、開口3Aを塞ぐ閉塞部材9を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車に設けられるニップルなどの表面に挿入補助剤を塗布する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の各部には、ホース類を接続するためのニップルが複数形成されている。これらニップルには、ホース類を挿入する際の装着性を考慮して、挿入補助剤を塗布している。挿入補助剤は、ホース類をニップルに挿入する際の抵抗が軽減できればよいので、一般にホワイトガソリンやアルコール系の揮発性のある液体を用いている。
【0003】
このような挿入補助剤を塗布するには、ホースやニップルにスプレーや刷毛などで塗布する手法、挿入補助剤を貯めた容器内にホースを浸す手法、あるいは挿入補助剤を含浸させたスポンジなどにホースを押し付ける手法などがある。
【0004】
しかしながら、挿入補助剤に種類によっては、作業者に付着すると、肌にダメージを与えてしまうものや、多量に塗布し過ぎてしまった場合にホースやニップル内に流れてしまう不具合がある。
【0005】
そこで特許文献1では、一方が塞がれ他方が開口したケーシングの内部に、挿入補助剤を含浸させたスポンジ部材などを配置して、開口からニップルを挿入することでニップルの外周に挿入補助剤を塗布する構成が提案されている。
【0006】
【特許文献1】特公平5−27468号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1で提案されている構造においては、ニップルをケーシングの開口に挿入してその表面に挿入補助剤を塗布しているが、スポンジ部材の配置がニップルの開口と対面する領域まで及んでいるので、ニップルの挿入量によってはニップルの開口がスポンジ部材に押し付けられてニップル内に挿入補助剤が流れてしまうおそれがある。
本発明は、挿入補助剤のニップル内への流れ込みを確実に阻止しながらも、容易にニップルの表面に挿入補助剤を塗布可能な新規な挿入補助剤塗布装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、液状の挿入補助剤が供給される供給口と挿入補助剤が塗布されるニップルが挿入可能な挿入口とを備えたケーシングと、供給口側と挿入口側に移動するようにケーシング内で摺動自在に支持され、その移動途中で供給口側と挿入口側とを連通する経路を開く可動体と、ケーシング内に設けられ、挿入口側に向かって可動体を付勢する付勢部材と、挿入口側に位置するケーシングの内部に設けられ、この挿入口内に挿入されたニップルの表面に接触することで挿入補助剤をニップルの表面に塗布する塗布部材と、可動体の挿入口側端部に設けられ、挿入口よりもケーシングの外側に突出してニップルの開口に進入すると共に、その開口を塞ぐ閉塞部材を有することを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明では、請求項1記載の挿入補助剤塗布装置において、閉塞部材を可動体に対して着脱可能としたことを特徴としている。
請求項3の発明では、請求項1または2記載の挿入補助剤塗布装置において、供給口側に、挿入補助剤が収納された容器を連結するようにしたことを特徴としている。
請求項4の発明では、請求項1または2記載の挿入補助剤塗布装置において、挿入補助剤が収納された容器と、この容器と供給口を繋ぐ搬送路と、この搬送路を介して容器内の挿入補助剤を供給口に搬送するアクチュエータを有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ニップルの開口を塞ぐ閉塞部材が、ニップルを挿入するケーシングの挿入口から突出して設けられているので、スムーズにニップルの開口に進入させることができると共に、塗布部材で挿入補助剤が塗布される前に、ニップルの開口を塞ぐことができる。閉塞部材が付勢部材によって挿入口側に向かって付勢された可動体の挿入口側端部に設けられているので、閉塞部材でニップルの開口を閉じた状態でケーシングをニップルに向かって押し込むと、可動体が供給口側に移動して経路が開かれ、挿入補助剤が経路を通って挿入口側の塗布部材に供給され、これと同時に塗布部材がニップルの表面に接触した状態で移動する。このため、挿入補助剤が塗布部材に供給される前にニップルの開口が閉塞部材で塞がれた状態で、挿入補助剤がニップルに塗布されるので、ニップル内への挿入補助剤の流れ込みを確実に阻止しながら挿入補助剤の塗布を容易に行えるとともに、塗布部材に対する過度な挿入補助剤を抑制することができる。
【0011】
本発明によれば、閉塞部材を可動体に対して着脱可能としたので、様々な形状や大きさのニップルに対応させた閉塞部材と交換することで、ニップル内への流れ込みを確実に阻止しながらも、1つの挿入補助剤塗布装置で容易に様々なニップルに挿入補助剤を塗布することができる。
【0012】
本発明によれば、ケーシングの供給口側に、挿入補助剤が収納された容器を連結するので、挿入補助剤が作業者の肌に触れることが極めて少なくなると共に、挿入補助剤をケーシング内に供給するための配管などが不要となり、作業者が塗布作業をする際の取り回しがよくなる。
【0013】
本発明によれば、挿入補助剤が収納された容器と、この容器と供給口を繋ぐ搬送路と、この搬送路を介して容器内の挿入補助剤を供給口に搬送するアクチュエータを有するので、ケーシングの傾きに関係なく、確実に挿入補助剤をケーシング内に供給することができ、より確実にニップルに挿入補助剤を塗布することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態にかかる挿入補助剤塗布装置を示す。この挿入補助剤塗布装置は、液状の挿入補助剤1が収納された容器10と、容器10から挿入補助剤1が供給される供給口2と挿入補助剤1が塗布されるニップル3が挿入可能な挿入口4を備えたケーシング5と、供給口2側と挿入口4側に移動するようにケーシング5内で摺動自在に支持された可動体となるロッド6と、ケーシング5内に設けられ、挿入口4側に向かってロッド6を付勢する付勢部材となる圧縮バネ7と、挿入口1側に位置するケーシングの内部に設けられ、挿入口4内に挿入されたニップル3の表面に接触することで挿入補助剤1をニップル3の表面に塗布する塗布部材となるスポンジ部材8とロッド6の挿入口側端部6Eに設けられ、挿入口4よりもケーシング5の外側に突出してニップル3の開口3Aを塞ぐ閉塞部材9を備えている。
【0015】
挿入補助剤1は、揮発性のある液体であり、例えばイロプロピルアルコール(IPA)、ホワイトガソリン、ダニフαクリーナーなどが挙げられる。本形態におけるニップルとは、自動車のラジエータ、ブレーキ系、パワーステアリング、燃料系に設けられるニップルである。
【0016】
ケーシング5は、樹脂製の筒状部材であって、その一方の開口を供給口2とし、他方の開口を挿入口4としている。挿入口4の大きさは、ニップル3を挿入できる大きさとされている。ケーシング5内部の中央部5aは、供給口2および挿入口4よりも小径とされていて、ケーシング内容に挿入される円柱状のロッド6の外周面をケーシング5の軸線方向に摺動自在に支持している。ケーシング5は、中央部5Aを境にして供給口側と挿入口側とに空間5B,5Cが形成される。
【0017】
ケーシング5の供給口2には、容器10のソケット20を接続するとともに、図2に示すように、圧縮バネ7の一端7Aの受け部11Aが形成された継手11がねじ込まれて装着されている。この継手11の中心部には、継手11をケーシング5の長手方向に貫通して空間5Bと外部とを連通する補助剤導入孔12が形成されている。継手11には、補助剤導入孔12と直交する方向にねじ孔11Bが形成されていて、このねじ孔11Bには、補助剤導入孔12を通る挿入補助剤1の流量を調整する調整ねじ13に螺合されている。
【0018】
ロッド6は、その中央部に軸船方向に延びる孔6Aが形成されていて、この孔6A内に圧縮バネ7を挿入している。ロッド6は、ケーシングの中央部5Aに支持される大径部6Bと、それよりも小径で空間5C内に位置する小径部6Cとを備えている。空間5B内に位置する大径部6Bの端部には、ロッド6の抜け止めとなるテーパー部6Dが形成されている。ロッド6は、その初期状態においては圧縮バネ7の作用により挿入口4側に向かって付勢されていて、この時、大径部6Bは中央部5Aに位置している。ロッド6は、挿入口4側から供給口2側に移動して、図3に示すように小径部6Cが中央部5Aに位置すると、中央部5Aと小径部6Cとの間に空間5B、5Cを繋ぐ経路14を形成する。つまり、ロッド6は、供給口2側に向かって移動する途中で供給口2側と挿入口4側とを連通する経路14を開くように機能し、挿入口4側に向かって移動すると、経路14を閉じるように機能する。ロッド6の挿入側端部6Eには小径部6Cも大径のフランジ部6Fが形成されている。このフランジ部6Eは、ニップル3の開口端部が当接する大きさとされている。
【0019】
図1,図2に示すように、スポンジ部材8はリング状をなし、ケーシングの空間5C内に、外径方向に窪んで環状に形成された装着部15に嵌め込まれている。材質がスポンジ部材のため、変形して弾性的に装着されている。スポンジ部材8の中央の穴8Aの直径は、ニップル3の外径よりも幾分小さくされていて、ニップル3が挿入されてときに、その表面3B(外周面)に当接、好ましくは圧接されるように設定されている。スポンジ部材8には、容器10から供給口2を介して空間5Bに供給された挿入補助剤1が経路14を介して供給されて含浸される。使い始めの際、挿入補助剤1のスポンジ部材8への含浸量は殆どないので、予め挿入口4側からスポンジ部材8に挿入補助剤1を供給するか、挿入補助剤1が含浸されたスポンジ部材8をして装着部15に装着する。作業者の肌への影響を考えると、挿入補助剤1が含浸されていないスポンジ部材8を装着部15に装着した後に、スポイトなどでスポンジ部材8に挿入補助剤1を供給するのが好ましい。
【0020】
閉塞部材9は、ニップル3の開口3A内に進入して同開口3A塞ぐ大きさとされている。本形態では、開口3Aへ進入性を考慮して、閉塞部材9を円錐形状とした。閉塞部材9の形状としては、円錐形状に限定されるものではなく、たとえば円錐形状の傾斜面に複数の段差部を形成した形状であってもよいし、球体、半球体としてもよい。あるいは円柱形状として、開口3A内に挿入して閉塞するのではなく、端面で外側から閉塞(閉じる)ようにしてもよい。ただ、ニップル3は、比較的狭い空間に配置されることが多く、目視できない場合もあるので、位置出し性を考慮すると、図示のような傾斜面を有する外見形状方が、ニップル3の開口3Aに入れ易く、挿入口4へ確実に案内できるので好ましいといえる。
【0021】
閉塞部材9は、ロッド6に装着されてケーシング5に組みつけられている初期の状態では、少なくてもスポンジ部材8よりも、ケーシング5の外側に配置される。好ましくは、スポンジ部材8の孔8Aにニップル3が挿入される前に、開口3Aを閉塞するように配置するのが望ましい。
【0022】
このような構成の挿入補助剤塗布装置においては、図1に示すように、ケーシング5の挿入口4から塗布部材となるスポンジ部材8を空間5C内に押し入れて装着部15に嵌め込む。次に、閉塞部材9を装着したロッド6をケーシング5の供給口2側からケーシングの中央部5Aに挿通させ、圧縮ばね7をロッド6の孔6A内に入れて継手11を供給口2にねじ込んで装着する。次に継手11にソケット20を介して開封した容器10のノズル部10Aを挿入する。容器10が上方に来るように配置することで、挿入補助剤1は、供給口2を介してケーシング内(空間5B内)に流れ込む。この状態でロッド6を供給口2側に押し込むことで、経路14が開かれ空間5B内の挿入補助剤1が空間5Cへと移動してスポンジ部材8に供給される。このため、スポンジ部材8に対して過度な挿入補助剤1の供給を抑制することができる。ニップル3への塗布前に、このような含浸動作をすることで、最初から良好にニップル3へ挿入補助剤1を塗布することができる。
【0023】
実際の塗布動作は、図2に示すように、挿入口4から突出している閉塞部材9をニップル3の開口3A内に挿入してケーシング5全体をニップル3に向かって押し込む。すると、図3に示すように、ロッド6が圧縮ばね7のバネ力に抗して供給口2へ向かって移動し、経路14が開かれ、挿入補助剤1が経路14を通ってスポンジ部材8に供給される。これと平行してニップル3がスポンジ部材8の孔8A内を挿入され、ロッド6の移動に伴い、スポンジ部材8がニップル3の表面3Bに圧接した状態で移動することで、ニップル3の表面3Bに挿入補助剤1が塗付される。ケーシング5を手前に引くと、ロッド6が圧縮ばね7のバネ力によって挿入口側に押し戻れ、ニップル3がスポンジ部材8を通過して外れる。すなわち、ニップル3の表面3Bには、ロッド6が一往復することで挿入補助剤1が塗付されることになる。
【0024】
このような挿入補助剤1の塗付に際し、ニップル3の開口3Aを塞ぐ閉塞部材9がニップル3を挿入するケーシング5の挿入口4から突出して設けられているので、塗布部材となるスポンジ部材8で挿入補助剤1が塗布される前に、ニップル3の開口3Aを塞ぐことができる。また、閉塞部材9が圧縮ばね7によって挿入口4側に向かって付勢されたロッド6の挿入口側端部6Eに設けられているので、閉塞部材9でニップル3の開口3Aを閉じた状態でケーシング5をニップル3に向かって押し込むと、ロッド6が供給口2側に移動してスポンジ部材8がニップル3の表面3Bに接触した状態で移動する。このため、挿入補助剤1がスポンジ部材8に供給される前にニップル3の開口3Aが閉塞部材9で塞がれた状態で、挿入補助剤1がニップル3に塗布されるので、ニップル内への挿入補助剤の流れ込みを確実に阻止しながら挿入補助剤の塗布を容易に行えるとともに、作業者の肌の付着も防止することができる。
【0025】
本形態では、ケーシング3の供給口2側に、挿入補助剤1が収納された容器10を連結するので、挿入補助剤1が作業者の肌に触れることが極めて少なくなる。また、挿入補助剤1をケーシング5内に供給するための配管などが不要となり、作業者が塗布作業をする際の取り回しがよくなる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態にかかる挿入補助剤塗布装置は、挿入補助剤1が収納された容器30とケーシング5の供給口2とを搬送路となる配管32で繋ぎ、容器30の挿入補助剤1をアクチュエータとなるポンプ33で配管32を介して供給口2に搬送するようにしたものである。第1の実施形態とは、供給口2への挿入補助剤1の供給手法が異なる以外は同一構成であるので、詳細な説明は省略する。
【0026】
このような構成の挿入補助剤塗布装置によると、容器30内の挿入補助剤1が、ポンプ33が駆動することで、ケーシング5の供給口2へ配管32を介して供給されるので、ケーシング5の傾きに関係なく、確実に挿入補助剤1をケーシング5内に供給することができ、より確実にニップル3に挿入補助剤1を塗布することができる。
【0027】
上記各形態では、閉塞部材9をロッド6の挿入口側端部6Eに装着したが、図5に示すように、閉塞部材9をロッド6に対して着脱可能としてもよい。たとえば、ロッド6の挿入口側端部6Eにねじ孔40を形成し、閉塞部材9の底部9Bや、閉塞部材9と異なる大きさの閉塞部材90の底部90Bに、ねじ孔40に螺合するねじ軸41を設けることで、ロッド6に対して閉塞部材9や閉塞部材90を着脱自在にすることができる。このような構成とすることで、ニップル3やこれと異なる大きさのニップル33内への挿入補助剤1の流れ込みを確実に阻止しながらも、1つの挿入補助剤塗布装置で容易に様々なニップル3,33の表面3B,33Bに挿入補助剤1を塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に第1の実施形態かかる挿入補助剤塗布装置の構成を示す図である。
【図2】本発明にかかる挿入補助剤塗布装置の主要部の構成とニップルとの当接初期状態を示す拡大断面図である。
【図3】本発明にかかる挿入補助剤塗布装置による挿入補助剤の塗付状態を示す拡大断面図である。
【図4】本発明に第2の実施形態かかる挿入補助剤塗布装置の構成を示す図である。
【図5】閉塞部材と可動体との着脱構成の一形態を示す拡大図である。
【符号の説明】
【0029】
1 液状の挿入補助剤
2 供給口
3 ニップル
3A ニップルの開口
3B ニップルの表面
4 挿入口
5 ケーシング
6 可動体
6E 挿入口側端部
7 付勢部材
9 閉塞部材
14 経路
10,30 容器
32 搬送路
33 アクチュエータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状の挿入補助剤が供給される供給口と前記挿入補助剤が塗布されるニップルが挿入可能な挿入口とを備えたケーシングと、
前記供給口側と前記挿入口側に移動するように前記ケーシング内で摺動自在に支持され、その移動途中で前記供給口側と前記挿入口側とを連通する経路を開く可動体と、
前記ケーシング内に設けられ、前記挿入口側に向かって前記可動体を付勢する付勢部材と、
前記挿入口側に位置する前記ケーシングの内部に設けられ、この挿入口内に挿入されたニップルの表面に接触することで前記挿入補助剤を前記ニップルの表面に塗布する塗布部材と、
前記可動体の挿入口側端部に設けられ、前記挿入口よりもケーシングの外側に突出して前記ニップルの開口に進入すると共に、前記開口を塞ぐ閉塞部材を有することを特徴とする挿入補助剤塗布装置。
【請求項2】
請求項1記載の挿入補助剤塗布装置において、
前記閉塞部材は、前記可動体に対して着脱可能とされていることを特徴とする挿入補助剤塗布装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の挿入補助剤塗布装置において、
前記供給口側には、前記挿入補助剤が収納された容器が連結されることを特徴とする挿入補助剤塗布装置。
【請求項4】
請求項1または2記載の挿入補助剤塗布装置において、
前記挿入補助剤が収納された容器と、前記容器と前記供給口を繋ぐ搬送路と、前記容器内の挿入補助剤を、前記搬送路を介して前記供給口に搬送するアクチュエータとを有することを特徴とする挿入補助剤塗布装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−246433(P2008−246433A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−93565(P2007−93565)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】