接続ヘッダー
【課題】 樹脂製のヘッダーのジョイント管と循環管との接続部において、ジョイント管の損傷を防止できる接続ヘッダーのジョイント管補強具を提供すること。
【解決手段】 樹脂製ヘッダー1のジョイント管3,4,5,6と循環管11との該接続部を覆う保持部15と該保持部15が接続部を保持した状態を維持する固定部16とからなるジョイント管補強具12を備え、該ジョイント管補強具12には該接続部を覆って固定した時にヘッダー本体2またはヘッダー本体2に一体に形成される補強用板金部19と当接する当接部21、あるいはヘッダー本体2または該補強用板金部19を挟着する挟着部37を形成した。
【解決手段】 樹脂製ヘッダー1のジョイント管3,4,5,6と循環管11との該接続部を覆う保持部15と該保持部15が接続部を保持した状態を維持する固定部16とからなるジョイント管補強具12を備え、該ジョイント管補強具12には該接続部を覆って固定した時にヘッダー本体2またはヘッダー本体2に一体に形成される補強用板金部19と当接する当接部21、あるいはヘッダー本体2または該補強用板金部19を挟着する挟着部37を形成した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷暖房装置の温度を調節する媒体を循環させる管に接続して使用する、接続ヘッダーに関する。
【背景技術】
【0002】
冷暖房装置の、例えばフローリングの床面等に使用する温水式床暖房装置においては、図10に示すように、フローリング床面の下に設置する床暖房用のパネル44内に、温水等の温度を調節するための媒体(水、温水、蒸気、油、不凍液等。以下流体とする)を流して循環させるための管を一本または複数本並べて蛇行させて設けた物がある。この床暖房装置では、パネル内の循環管45への流体の出入口として接続ヘッダー50が配置され、接続ヘッダー50には該循環管45の両端が接続されている。また、接続ヘッダー50は、往路と復路、2本の外部循環管42、43によって熱源機41と接続している。
【0003】
図10、図11に示すように、熱源機41から供給される、温められた流体は外部循環管(往路)42を通過して、床暖房パネル44内の循環管45の出入口となる接続ヘッダー50を経由し、循環管入口46より該循環管45内に流入、各図に示す矢印方向へと流れる。該循環管45内を通過する際に流体から熱が床暖房用のパネル44へと伝わり、熱は該パネル44からフローリング床に伝わって床暖房の役割を果たす。放熱しながらパネル44内の循環管45を通過した流体は循環管45の出口47より接続ヘッダー50へ戻り、外部循環管(復路)43を通って熱源機41へと戻り、熱源機41内にて再度暖められて外部循環管(往路)42へと流入する。以上のサイクルによって、この床暖房システムは成り立っている。
【0004】
しかしながら、上記のように循環管45を、流体が同方向へ流れるよう略平行に並べて設けた床暖房パネル44は、循環管45の入口46付近では暖かいが、流体が循環管45を通過していくうちに放熱が進み、循環管45の出口47に近づくに従って流体が放熱できる熱量が小さくなり、冷めてしまうため、パネル44全体で見ると循環管45入口付近半面が温まるが、循環管45の出口47付近の残り半面が温まらない状態となり、温度差(暖房むら)が生じてしまうという欠点があった。
【0005】
上記の欠点を解消するために、パネル内の循環管の配設方法を工夫したものが存在する。図8に示す床暖房パネル44は、外部循環管(往路)42から供給された流体を接続ヘッダー50にて左右2方向へ分岐させて2本の循環管45a、45bへ振り分け、これら2本の循環管45を左右対称に配設して、隣り合う循環管45内部を通過する流体の進行方向が逆向きになるようにし、放熱による温度差が生じないように構成されている。
【0006】
また、床暖房パネル44内に循環管45を配設するその他の方法として、図9に示すようなものが挙げられる。循環管45を、床暖房パネル44の右半分と左半分に接続ヘッダー50にて分岐して配設、循環管45内部を通過する流体は、床暖房パネル44の左右それぞれ半分を通過したところで接続ヘッダー50に戻り、外部循環管(復路)43を経由して熱源機41へと戻される。このため、流体を床暖房パネル44全体に渡って配設した循環管45内を通過させて、流体が冷えてから熱源機41へと戻る従来品(図10の例)と比べて、循環管45の1本あたりの長さは短縮されており、流体が放熱し終えて冷える前に熱源機41へと戻るため、床暖房パネル44の温度差が生じないように構成されている。
【0007】
上記のような配管を行う際には、供給された内部の流体を振り分けるため、配管を左右に分岐させる接続ヘッダーが必要である。このような接続ヘッダーには、詳細は省略するが以下のようなものが存在する。
【0008】
【特許文献1】特許第3487984号
【特許文献2】特開平9−269135号
【特許文献3】特開平9−269134号これらの接続ヘッダーは外部循環管(往路)に、接続ヘッダーの往管接続口によって接続しており、往管接続口から続く流路が複数に分岐していて、流路内部の流体を振り分け、それぞれの流路はパネル内の循環管の入口側端部に繋がっている。
【0009】
循環管のもう一方の端部、つまり出口側端部は接続ヘッダー内の戻り側流路へそれぞれ繋がっている。戻り側流路はヘッダー内にて合流して1本になり、戻り管接続口から外部循環管(復路)に接続している。該ヘッダー内の流路は、流体の往路と復路それぞれの管が上下に重なった状態で交差している。
【0010】
上記、特許第3487984号、特開平9−269135号にて開示される各接続ヘッダーは金属を切削して形成、またはドリル等でヘッダー内の流体の流路を穿孔して製作されるものである。これら金属加工は製作に時間がかかる上、コストも高くついてしまう。
【0011】
さらに、これらの接続ヘッダーに各循環管や外部循環管を接続するためのジョイント管を接着するにはロウ付け等の接着剤を使用した加工が必要で、各ジョイントを一つ一つ接着するのに手間とコストがかかる。
【0012】
その上、接着部分の密封性には不安があった。接着部分に不良があった場合は流体が外に漏れ出てしまい、漏水等の事故を引き起こす可能性がある。漏水を防ぐためには良品かどうかの検査を厳密に行う必要があり、品質検査にはかなりの時間とコストがかかる。
【0013】
また、金属製の接続ヘッダーは(本発明の樹脂製ヘッダーと比較して)重く、材料代も高価であるという難点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
そこで、金属製に代えて樹脂製ヘッダーを検討したところ、竹の子と称されるジョイント管の強度が問題になることがわかった。従来の金属製の形状に合わせて、ジョイント部管の外形を設定する場合、ジョイント管の強度が不足するため、ジョイント管の付け根が破損する可能性があることがわかった。
【0015】
また、ジョイント管と循環管(樹脂チューブ)との接続部において、ホースバンドでジョイント管と循環管とを固定しているが、施工手順がホースバンドに循環管を通してからジョイント管に循環管を挿入するため、ホースバンドを通し忘れると樹脂配管が外せないので床暖マットが使えなくなったり、カッターで無理やり外そうとするとジョイント管に傷を付ける事があった。
【0016】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決することを課題とするものであり、樹脂製のヘッダーのジョイント管と循環管との接続部において、ジョイント管の損傷を防止できる接続ヘッダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、この目的を達成するため次のような構成を採用している。
【0018】
つまり、本発明の接続ヘッダーは、樹脂製ヘッダーのジョイント管と循環管との該接続部を覆う保持部と該保持部が接続部を保持した状態を維持する固定部とからなるジョイント管補強具を備え、該ジョイント管補強具には該接続部を覆って固定した時にヘッダー本体またはヘッダー本体に一体に形成される補強用板金部と当接する当接部、あるいはヘッダー本体または該補強用板金部を挟着する挟着部を形成したしたことを特徴とする。
【0019】
また、前記ジョイント管補強具は、少なくとも2本の接続部を連結して押さえるように形成することが望ましい。
【0020】
また、前記ジョイント管補強具に爪を設け、ヘッダー補強用の板金に前記爪が引っ掛かかり、かつ爪がヘッダー本体に当接するようにフックを設けることが望ましい。
【発明の効果】
【0021】
この構成によれば、樹脂製のヘッダーのジョイント管と循環管との接続部において、ジョイント管を変形しようとする荷重を、ヘッダー本体またはヘッダー本体に一体に形成されるヘッダー補強用板金部と補教具の当接面が着接し、あるいはヘッダー本体または該補強用板金部を着接面が挟着して受けることにより、ジョイント管の損傷を防止できる接続ヘッダーのジョイント管補強具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
次に、本発明の実施の形態(以下、「実施例」という)について、図面に基づいて詳しく説明する。
【実施例1】
【0023】
図1は本発明実施例に係る接続ヘッダー1の使用時の状態を表す斜視図であり、図2は同正面図であり、図3は図1のA−A断面図であり、図4は図2のB−B断面図であり、図53は図1の分解斜視図であり、図6は図3の要部拡大図であり、図7本発明の別の実施例を示す縦断面図であり。
【0024】
図1から5に示したように、本発明実施例に係る接続ヘッダー1は、ヘッダー本体2とヘッダー本体2の一側面から突出する(竹の子と称される)ジョイント管3,4,5,6を備えている。接続ヘッダー1は、往路と復路、2本の外部循環管(図示せず)をジョイント管3,4に接続することによって熱源機(図示せず)と接続するようにしている。外部循環用の往管接続ジョイント管3,戻り接続ジョイント管4が突出する一側面と隣接する面には、配給用の樹脂配管(循環管)11と接続されるジョイント管5,6が4本ずつ突設されている。
【0025】
ヘッダー本体2は、ベース7と、ジョイント部品8a,8b,9a,9b,10a,10bを組み合わせて(係合、嵌合、溶着、接着等により)、扁平な直方体形状をなしている。図1〜5にて示すジョイント部品8aとジョイント部品8b、ジョイント部品9aとジョイント部品9b、ジョイント部品10aとジョイント部品10bは全く同じものであるが、ベース7との接続の際に向きを変えて使っているので説明上、ジョイント部品8a、ジョイント部品8b、ジョイント部品9a、ジョイント部品9b、ジョイント部品10a、ジョイント部品10bと表した。
【0026】
ヘッダー本体2は、図4に示したように、内部に流体の通路(流体がジョイント管3からジョイント管5へ抜ける通路やジョイント管5から配給された流体がジョイント管6からジョイント管5へ抜けて戻る通路)を形成している。つまり、ヘッダー本体2内で、ジョイント管3とジョイント管5,5,5,5が繋がっており、ジョイント管4とジョイント管6,6,6,6が繋がっている。ジョイント管3からジョイント管5へ繋がる通路とジョイント管4からジョイント管6へ繋がる通路は図3に示したように交差する部分を狭く形成して(隔壁で隔てられていて)通路を交差させることにより流体が合流することがないように形成している。
【0027】
各ジョイント管3,4,5,6と各樹脂配管11との接続部は、一対のジョイント管補強具12により、覆われる。ジョイント管補強具12は、金属等の剛性のある材料からなり、前記接続部を覆う半円筒状の保持部15と、該保持部15が接続部を保持した状態を維持する固定部16とからなる。固定部16はネジ17締め付け用貫通孔18をあけており、一対のジョイント管補強具12,12を円筒形状になるようにして接続部を覆った後、ネジ17で締め付けることにより、各ジョイント管3,4,5,6と各樹脂配管11との接続部を覆って保持することができるように形成している。
【0028】
また、ジョイント管補強具12は、2つの保持部15を固定部16により連結する形状にされている。少なくとも2つ以上の保持部15を固定部16により連結するように形成することが望ましい。2つの接続部を覆って連結することにより、それだけでジョイント管は、2倍の強度を備えることになるからである。
【0029】
一方ヘッダー本体2は、ベース7,ジョイント部品8a等を組み合わせて扁平な直方体形状に形成した後、補強用に薄板状の板金19,19を上下から挟むように取り付けて使用することができる。該板金は、ベース7,ジョイント部品8a、8b,9a,9bの上面(平面)、下面(底面)全体を覆う形状に形成されていて、嵌合、係合、溶着、接着等の公知の手段によりヘッダー本体に固定される。この板金19、19の外周部にフック20を形成しておく。
【0030】
ジョイント管補強具12の固定部16には、板金19のフック20に係合する爪21を形成しておく。この爪21は板金19のフック20に係合した時にヘッダー本体2の一側面に当接するように形成している。この爪21を板金19のフック20に係合して固定した後は、樹脂配管に曲げるような力がかかった時、その荷重を爪21がヘッダー本体2の一側面に当接することにより受けるように形成される。つまり、この爪21がヘッダー本体2またはヘッダー本体2に一体に形成される補強用板金部19と当接する当接部になる。
【0031】
次に、本発明の接続ヘッダーの使用方法を説明する。まず、ヘッダー本体2を、ベース7,ジョイント部品8a等を組み合わせて扁平な直方体形状に形成した後、薄板状の補強用板金19,19を上下から挟むように取り付けて組立ておく。上記のように組み立てた本発明の接続ヘッダーを床暖房等に機器に使用する場合には、各ジョイント管3,4,5,6を任意の樹脂配管11と接続する。例えば、熱源機等の外部機器から流体を供給する外部循環用の樹脂配管11とジョイント管3を接続する。供給された流体を床暖房等のパネル内に循環させる樹脂配管11の片方の端(往路)をジョイント管5に接続し、もう一方の端(復路)をジョイント管6に接続する。そして、流体を排出して熱源機等に戻すための外部循環管(復路)である樹脂配管11の端をジョイント管4に接続する。この床暖房パネル内の循環方法は、床暖房パネル内の温度差が生じないように図8や図9に示した循環方法と同様であることが望ましい。
【0032】
その後、2つのジョイント管補強具12を保持部15,15が円筒状になるように位置を合わせて2本の接続部を同時に覆う。この時、図3や図3の要部拡大図である図6に示したように爪21を板金のフック20に係合させておく。それから、固定部16をネジ17で締めて固定する。
【0033】
こうしておくことで、樹脂配管11に曲げるような力がかかった時、その荷重を爪21がヘッダー本体2の一側面に当接することにより受けるため、ジョイント管の変形、特に付け根部にかかる力を軽減してジョイント管の破損を防ぐことができる。
【0034】
ジョイント管と循環管(樹脂配管)との接続部において、従来のホースバンドでジョイント管と循環管(樹脂配管)とを固定するものと異なり、施工手順がジョイント管と循環管(樹脂配管)とを接続してからジョイント管補強具を取り付けるので、ホースバンドを通し忘れて樹脂配管が外せないことにより床暖マットが使えなくなったり、カッターで無理やり外そうとしてジョイント管に傷を付けるような心配がない。
【0035】
上記実施例において、ジョイント管補強具12は、爪21を補強用板金19のフック20に係合するように形成したが、爪21に代えて図7に示すようにヘッダー本体32または該補強用板金部19を挟着する着接面を形成した構成としても良い。以下、その例について説明する。
【0036】
その第2実施例の接続ヘッダー31は、ジョイント管補強具33が第一実施例と同様に保持部35と固定部36とを備えているが、固定部36には上記実施例の爪21に代えて鉤形の挟着部37が設けられている。挟着部37の端38が内方に折れ曲がっていてヘッダー本体32に形成した位置決め用の孔39に嵌るように形成されており、2つのジョイント管補強具33を位置合わせしてネジ17で固定した時に、少なくとも第一の挟着面43あるいは、前記端38の先端44によりヘッダー本体32を挟着できる形状に形成している。
【0037】
従って、この第二実施例の接続ヘッダー31を使用する場合には、前記第一実施例と同様に組み立てたヘッダー本体32と樹脂配管を接続した後、2つの保持部35が円筒状になるように位置を合わせて2本の接続部を同時に覆うとともに、挟着部37がヘッダー本体32を挟着するように、ネジ17を締めてこのジョイント管補強具33を固定することにより、樹脂配管11に曲げるような力がかかった時、その荷重を挟着部37(少なくとも挟着面43または先端44)がヘッダー本体32を上下から挟着することにより受けるため、ジョイント管の変形、特に付け根部にかかる力を軽減してジョイント管の破損を防ぐことができる。
【0038】
上記本発明各実施例において、ヘッダー本体2,32はベース7と、ジョイント部品8a,8b,9a,9b,10a,10bを組み合わせて形成した形態を説明したが、ヘッダー本体の形態はこれに限定されるわけではなく、例えば、特許文献として記載した特許第3487984号、特開平9−269134号、特開平9−269135号公報等に記載されている形態等、熱源機から供給された温水等の流体を床暖房等のパネルに供給する通路と、該パネルから戻ってきた流体を熱源機に戻すための通路が形成してあれば、特にその形態は限定されるわけではない。
【0039】
上記本発明各実施例において、ヘッダ−本体2,32に補強用板金19を取り付けているが、補強用板金19は必要に応じて取り付ければ良く、補強の必要がない場合にはなくても良い。
【0040】
なお、上記本発明各実施例において、ジョイント管補強具を金属製としたが、金属に限らず、セラミック等のように、樹脂よりも剛性のある材料であれば良い。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明実施例に係る接続ヘッダー1の斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図1の分解斜視図である。
【図6】図3の要部拡大図である。
【図7】本発明の別の実施例を示す縦断面図である。
【図8】本発明実施例に係る接続ヘッダーを装備した床暖房用パネル使用の暖房システムを示す説明図である。
【図9】本発明実施例に係る接続ヘッダーを装備した床暖房用パネル使用の暖房システムを示す他の例の説明図である。
【図10】従来の接続ヘッダーを装備した床暖房用パネル使用の暖房システムを示す説明図である。
【図11】従来の接続ヘッダーを示す説明図である。
【符号の説明】
【0042】
1 接続ヘッダー
2 ヘッダー本体
3 往管接続ジョイント管
4 戻り管接続ジョイント管
5 ジョイント管
6 ジョイント管
7 ベース
8 ジョイント部品
9 ジョイント部品
10 樹脂配管
12 ジョイント管補強具
15 保持部
16 固定部
19 板金
20 フック
21 爪
31 接続ヘッダー
32 ヘッダー本体
33 ジョイント管補強具
35 保持部
36 固定部
37 挟着部
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷暖房装置の温度を調節する媒体を循環させる管に接続して使用する、接続ヘッダーに関する。
【背景技術】
【0002】
冷暖房装置の、例えばフローリングの床面等に使用する温水式床暖房装置においては、図10に示すように、フローリング床面の下に設置する床暖房用のパネル44内に、温水等の温度を調節するための媒体(水、温水、蒸気、油、不凍液等。以下流体とする)を流して循環させるための管を一本または複数本並べて蛇行させて設けた物がある。この床暖房装置では、パネル内の循環管45への流体の出入口として接続ヘッダー50が配置され、接続ヘッダー50には該循環管45の両端が接続されている。また、接続ヘッダー50は、往路と復路、2本の外部循環管42、43によって熱源機41と接続している。
【0003】
図10、図11に示すように、熱源機41から供給される、温められた流体は外部循環管(往路)42を通過して、床暖房パネル44内の循環管45の出入口となる接続ヘッダー50を経由し、循環管入口46より該循環管45内に流入、各図に示す矢印方向へと流れる。該循環管45内を通過する際に流体から熱が床暖房用のパネル44へと伝わり、熱は該パネル44からフローリング床に伝わって床暖房の役割を果たす。放熱しながらパネル44内の循環管45を通過した流体は循環管45の出口47より接続ヘッダー50へ戻り、外部循環管(復路)43を通って熱源機41へと戻り、熱源機41内にて再度暖められて外部循環管(往路)42へと流入する。以上のサイクルによって、この床暖房システムは成り立っている。
【0004】
しかしながら、上記のように循環管45を、流体が同方向へ流れるよう略平行に並べて設けた床暖房パネル44は、循環管45の入口46付近では暖かいが、流体が循環管45を通過していくうちに放熱が進み、循環管45の出口47に近づくに従って流体が放熱できる熱量が小さくなり、冷めてしまうため、パネル44全体で見ると循環管45入口付近半面が温まるが、循環管45の出口47付近の残り半面が温まらない状態となり、温度差(暖房むら)が生じてしまうという欠点があった。
【0005】
上記の欠点を解消するために、パネル内の循環管の配設方法を工夫したものが存在する。図8に示す床暖房パネル44は、外部循環管(往路)42から供給された流体を接続ヘッダー50にて左右2方向へ分岐させて2本の循環管45a、45bへ振り分け、これら2本の循環管45を左右対称に配設して、隣り合う循環管45内部を通過する流体の進行方向が逆向きになるようにし、放熱による温度差が生じないように構成されている。
【0006】
また、床暖房パネル44内に循環管45を配設するその他の方法として、図9に示すようなものが挙げられる。循環管45を、床暖房パネル44の右半分と左半分に接続ヘッダー50にて分岐して配設、循環管45内部を通過する流体は、床暖房パネル44の左右それぞれ半分を通過したところで接続ヘッダー50に戻り、外部循環管(復路)43を経由して熱源機41へと戻される。このため、流体を床暖房パネル44全体に渡って配設した循環管45内を通過させて、流体が冷えてから熱源機41へと戻る従来品(図10の例)と比べて、循環管45の1本あたりの長さは短縮されており、流体が放熱し終えて冷える前に熱源機41へと戻るため、床暖房パネル44の温度差が生じないように構成されている。
【0007】
上記のような配管を行う際には、供給された内部の流体を振り分けるため、配管を左右に分岐させる接続ヘッダーが必要である。このような接続ヘッダーには、詳細は省略するが以下のようなものが存在する。
【0008】
【特許文献1】特許第3487984号
【特許文献2】特開平9−269135号
【特許文献3】特開平9−269134号これらの接続ヘッダーは外部循環管(往路)に、接続ヘッダーの往管接続口によって接続しており、往管接続口から続く流路が複数に分岐していて、流路内部の流体を振り分け、それぞれの流路はパネル内の循環管の入口側端部に繋がっている。
【0009】
循環管のもう一方の端部、つまり出口側端部は接続ヘッダー内の戻り側流路へそれぞれ繋がっている。戻り側流路はヘッダー内にて合流して1本になり、戻り管接続口から外部循環管(復路)に接続している。該ヘッダー内の流路は、流体の往路と復路それぞれの管が上下に重なった状態で交差している。
【0010】
上記、特許第3487984号、特開平9−269135号にて開示される各接続ヘッダーは金属を切削して形成、またはドリル等でヘッダー内の流体の流路を穿孔して製作されるものである。これら金属加工は製作に時間がかかる上、コストも高くついてしまう。
【0011】
さらに、これらの接続ヘッダーに各循環管や外部循環管を接続するためのジョイント管を接着するにはロウ付け等の接着剤を使用した加工が必要で、各ジョイントを一つ一つ接着するのに手間とコストがかかる。
【0012】
その上、接着部分の密封性には不安があった。接着部分に不良があった場合は流体が外に漏れ出てしまい、漏水等の事故を引き起こす可能性がある。漏水を防ぐためには良品かどうかの検査を厳密に行う必要があり、品質検査にはかなりの時間とコストがかかる。
【0013】
また、金属製の接続ヘッダーは(本発明の樹脂製ヘッダーと比較して)重く、材料代も高価であるという難点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
そこで、金属製に代えて樹脂製ヘッダーを検討したところ、竹の子と称されるジョイント管の強度が問題になることがわかった。従来の金属製の形状に合わせて、ジョイント部管の外形を設定する場合、ジョイント管の強度が不足するため、ジョイント管の付け根が破損する可能性があることがわかった。
【0015】
また、ジョイント管と循環管(樹脂チューブ)との接続部において、ホースバンドでジョイント管と循環管とを固定しているが、施工手順がホースバンドに循環管を通してからジョイント管に循環管を挿入するため、ホースバンドを通し忘れると樹脂配管が外せないので床暖マットが使えなくなったり、カッターで無理やり外そうとするとジョイント管に傷を付ける事があった。
【0016】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決することを課題とするものであり、樹脂製のヘッダーのジョイント管と循環管との接続部において、ジョイント管の損傷を防止できる接続ヘッダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、この目的を達成するため次のような構成を採用している。
【0018】
つまり、本発明の接続ヘッダーは、樹脂製ヘッダーのジョイント管と循環管との該接続部を覆う保持部と該保持部が接続部を保持した状態を維持する固定部とからなるジョイント管補強具を備え、該ジョイント管補強具には該接続部を覆って固定した時にヘッダー本体またはヘッダー本体に一体に形成される補強用板金部と当接する当接部、あるいはヘッダー本体または該補強用板金部を挟着する挟着部を形成したしたことを特徴とする。
【0019】
また、前記ジョイント管補強具は、少なくとも2本の接続部を連結して押さえるように形成することが望ましい。
【0020】
また、前記ジョイント管補強具に爪を設け、ヘッダー補強用の板金に前記爪が引っ掛かかり、かつ爪がヘッダー本体に当接するようにフックを設けることが望ましい。
【発明の効果】
【0021】
この構成によれば、樹脂製のヘッダーのジョイント管と循環管との接続部において、ジョイント管を変形しようとする荷重を、ヘッダー本体またはヘッダー本体に一体に形成されるヘッダー補強用板金部と補教具の当接面が着接し、あるいはヘッダー本体または該補強用板金部を着接面が挟着して受けることにより、ジョイント管の損傷を防止できる接続ヘッダーのジョイント管補強具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
次に、本発明の実施の形態(以下、「実施例」という)について、図面に基づいて詳しく説明する。
【実施例1】
【0023】
図1は本発明実施例に係る接続ヘッダー1の使用時の状態を表す斜視図であり、図2は同正面図であり、図3は図1のA−A断面図であり、図4は図2のB−B断面図であり、図53は図1の分解斜視図であり、図6は図3の要部拡大図であり、図7本発明の別の実施例を示す縦断面図であり。
【0024】
図1から5に示したように、本発明実施例に係る接続ヘッダー1は、ヘッダー本体2とヘッダー本体2の一側面から突出する(竹の子と称される)ジョイント管3,4,5,6を備えている。接続ヘッダー1は、往路と復路、2本の外部循環管(図示せず)をジョイント管3,4に接続することによって熱源機(図示せず)と接続するようにしている。外部循環用の往管接続ジョイント管3,戻り接続ジョイント管4が突出する一側面と隣接する面には、配給用の樹脂配管(循環管)11と接続されるジョイント管5,6が4本ずつ突設されている。
【0025】
ヘッダー本体2は、ベース7と、ジョイント部品8a,8b,9a,9b,10a,10bを組み合わせて(係合、嵌合、溶着、接着等により)、扁平な直方体形状をなしている。図1〜5にて示すジョイント部品8aとジョイント部品8b、ジョイント部品9aとジョイント部品9b、ジョイント部品10aとジョイント部品10bは全く同じものであるが、ベース7との接続の際に向きを変えて使っているので説明上、ジョイント部品8a、ジョイント部品8b、ジョイント部品9a、ジョイント部品9b、ジョイント部品10a、ジョイント部品10bと表した。
【0026】
ヘッダー本体2は、図4に示したように、内部に流体の通路(流体がジョイント管3からジョイント管5へ抜ける通路やジョイント管5から配給された流体がジョイント管6からジョイント管5へ抜けて戻る通路)を形成している。つまり、ヘッダー本体2内で、ジョイント管3とジョイント管5,5,5,5が繋がっており、ジョイント管4とジョイント管6,6,6,6が繋がっている。ジョイント管3からジョイント管5へ繋がる通路とジョイント管4からジョイント管6へ繋がる通路は図3に示したように交差する部分を狭く形成して(隔壁で隔てられていて)通路を交差させることにより流体が合流することがないように形成している。
【0027】
各ジョイント管3,4,5,6と各樹脂配管11との接続部は、一対のジョイント管補強具12により、覆われる。ジョイント管補強具12は、金属等の剛性のある材料からなり、前記接続部を覆う半円筒状の保持部15と、該保持部15が接続部を保持した状態を維持する固定部16とからなる。固定部16はネジ17締め付け用貫通孔18をあけており、一対のジョイント管補強具12,12を円筒形状になるようにして接続部を覆った後、ネジ17で締め付けることにより、各ジョイント管3,4,5,6と各樹脂配管11との接続部を覆って保持することができるように形成している。
【0028】
また、ジョイント管補強具12は、2つの保持部15を固定部16により連結する形状にされている。少なくとも2つ以上の保持部15を固定部16により連結するように形成することが望ましい。2つの接続部を覆って連結することにより、それだけでジョイント管は、2倍の強度を備えることになるからである。
【0029】
一方ヘッダー本体2は、ベース7,ジョイント部品8a等を組み合わせて扁平な直方体形状に形成した後、補強用に薄板状の板金19,19を上下から挟むように取り付けて使用することができる。該板金は、ベース7,ジョイント部品8a、8b,9a,9bの上面(平面)、下面(底面)全体を覆う形状に形成されていて、嵌合、係合、溶着、接着等の公知の手段によりヘッダー本体に固定される。この板金19、19の外周部にフック20を形成しておく。
【0030】
ジョイント管補強具12の固定部16には、板金19のフック20に係合する爪21を形成しておく。この爪21は板金19のフック20に係合した時にヘッダー本体2の一側面に当接するように形成している。この爪21を板金19のフック20に係合して固定した後は、樹脂配管に曲げるような力がかかった時、その荷重を爪21がヘッダー本体2の一側面に当接することにより受けるように形成される。つまり、この爪21がヘッダー本体2またはヘッダー本体2に一体に形成される補強用板金部19と当接する当接部になる。
【0031】
次に、本発明の接続ヘッダーの使用方法を説明する。まず、ヘッダー本体2を、ベース7,ジョイント部品8a等を組み合わせて扁平な直方体形状に形成した後、薄板状の補強用板金19,19を上下から挟むように取り付けて組立ておく。上記のように組み立てた本発明の接続ヘッダーを床暖房等に機器に使用する場合には、各ジョイント管3,4,5,6を任意の樹脂配管11と接続する。例えば、熱源機等の外部機器から流体を供給する外部循環用の樹脂配管11とジョイント管3を接続する。供給された流体を床暖房等のパネル内に循環させる樹脂配管11の片方の端(往路)をジョイント管5に接続し、もう一方の端(復路)をジョイント管6に接続する。そして、流体を排出して熱源機等に戻すための外部循環管(復路)である樹脂配管11の端をジョイント管4に接続する。この床暖房パネル内の循環方法は、床暖房パネル内の温度差が生じないように図8や図9に示した循環方法と同様であることが望ましい。
【0032】
その後、2つのジョイント管補強具12を保持部15,15が円筒状になるように位置を合わせて2本の接続部を同時に覆う。この時、図3や図3の要部拡大図である図6に示したように爪21を板金のフック20に係合させておく。それから、固定部16をネジ17で締めて固定する。
【0033】
こうしておくことで、樹脂配管11に曲げるような力がかかった時、その荷重を爪21がヘッダー本体2の一側面に当接することにより受けるため、ジョイント管の変形、特に付け根部にかかる力を軽減してジョイント管の破損を防ぐことができる。
【0034】
ジョイント管と循環管(樹脂配管)との接続部において、従来のホースバンドでジョイント管と循環管(樹脂配管)とを固定するものと異なり、施工手順がジョイント管と循環管(樹脂配管)とを接続してからジョイント管補強具を取り付けるので、ホースバンドを通し忘れて樹脂配管が外せないことにより床暖マットが使えなくなったり、カッターで無理やり外そうとしてジョイント管に傷を付けるような心配がない。
【0035】
上記実施例において、ジョイント管補強具12は、爪21を補強用板金19のフック20に係合するように形成したが、爪21に代えて図7に示すようにヘッダー本体32または該補強用板金部19を挟着する着接面を形成した構成としても良い。以下、その例について説明する。
【0036】
その第2実施例の接続ヘッダー31は、ジョイント管補強具33が第一実施例と同様に保持部35と固定部36とを備えているが、固定部36には上記実施例の爪21に代えて鉤形の挟着部37が設けられている。挟着部37の端38が内方に折れ曲がっていてヘッダー本体32に形成した位置決め用の孔39に嵌るように形成されており、2つのジョイント管補強具33を位置合わせしてネジ17で固定した時に、少なくとも第一の挟着面43あるいは、前記端38の先端44によりヘッダー本体32を挟着できる形状に形成している。
【0037】
従って、この第二実施例の接続ヘッダー31を使用する場合には、前記第一実施例と同様に組み立てたヘッダー本体32と樹脂配管を接続した後、2つの保持部35が円筒状になるように位置を合わせて2本の接続部を同時に覆うとともに、挟着部37がヘッダー本体32を挟着するように、ネジ17を締めてこのジョイント管補強具33を固定することにより、樹脂配管11に曲げるような力がかかった時、その荷重を挟着部37(少なくとも挟着面43または先端44)がヘッダー本体32を上下から挟着することにより受けるため、ジョイント管の変形、特に付け根部にかかる力を軽減してジョイント管の破損を防ぐことができる。
【0038】
上記本発明各実施例において、ヘッダー本体2,32はベース7と、ジョイント部品8a,8b,9a,9b,10a,10bを組み合わせて形成した形態を説明したが、ヘッダー本体の形態はこれに限定されるわけではなく、例えば、特許文献として記載した特許第3487984号、特開平9−269134号、特開平9−269135号公報等に記載されている形態等、熱源機から供給された温水等の流体を床暖房等のパネルに供給する通路と、該パネルから戻ってきた流体を熱源機に戻すための通路が形成してあれば、特にその形態は限定されるわけではない。
【0039】
上記本発明各実施例において、ヘッダ−本体2,32に補強用板金19を取り付けているが、補強用板金19は必要に応じて取り付ければ良く、補強の必要がない場合にはなくても良い。
【0040】
なお、上記本発明各実施例において、ジョイント管補強具を金属製としたが、金属に限らず、セラミック等のように、樹脂よりも剛性のある材料であれば良い。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明実施例に係る接続ヘッダー1の斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図1の分解斜視図である。
【図6】図3の要部拡大図である。
【図7】本発明の別の実施例を示す縦断面図である。
【図8】本発明実施例に係る接続ヘッダーを装備した床暖房用パネル使用の暖房システムを示す説明図である。
【図9】本発明実施例に係る接続ヘッダーを装備した床暖房用パネル使用の暖房システムを示す他の例の説明図である。
【図10】従来の接続ヘッダーを装備した床暖房用パネル使用の暖房システムを示す説明図である。
【図11】従来の接続ヘッダーを示す説明図である。
【符号の説明】
【0042】
1 接続ヘッダー
2 ヘッダー本体
3 往管接続ジョイント管
4 戻り管接続ジョイント管
5 ジョイント管
6 ジョイント管
7 ベース
8 ジョイント部品
9 ジョイント部品
10 樹脂配管
12 ジョイント管補強具
15 保持部
16 固定部
19 板金
20 フック
21 爪
31 接続ヘッダー
32 ヘッダー本体
33 ジョイント管補強具
35 保持部
36 固定部
37 挟着部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂製ヘッダーのジョイント管と循環管との該接続部を覆う保持部と該保持部が接続部を保持した状態を維持する固定部とからなるジョイント管補強具を備え、該ジョイント管補強具には該接続部を覆って固定した時にヘッダー本体またはヘッダー本体に一体に形成される補強用板金部と当接する当接部、あるいはヘッダー本体または該補強用板金部を挟着する挟着部を形成したことを特徴とする接続ヘッダー。
【請求項2】
前記ジョイント管補強具は、少なくとも2本の接続部を連結して押さえるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の接続ヘッダー。
【請求項3】
前記ジョイント管補強具に爪を設け、ヘッダー補強用の板金に前記爪が引っ掛かかり、かつ爪がヘッダー本体に当接するようにフックを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の接続ヘッダー。
【請求項1】
樹脂製ヘッダーのジョイント管と循環管との該接続部を覆う保持部と該保持部が接続部を保持した状態を維持する固定部とからなるジョイント管補強具を備え、該ジョイント管補強具には該接続部を覆って固定した時にヘッダー本体またはヘッダー本体に一体に形成される補強用板金部と当接する当接部、あるいはヘッダー本体または該補強用板金部を挟着する挟着部を形成したことを特徴とする接続ヘッダー。
【請求項2】
前記ジョイント管補強具は、少なくとも2本の接続部を連結して押さえるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の接続ヘッダー。
【請求項3】
前記ジョイント管補強具に爪を設け、ヘッダー補強用の板金に前記爪が引っ掛かかり、かつ爪がヘッダー本体に当接するようにフックを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の接続ヘッダー。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2007−57154(P2007−57154A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−242419(P2005−242419)
【出願日】平成17年8月24日(2005.8.24)
【出願人】(000226507)株式会社ニックス (96)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月24日(2005.8.24)
【出願人】(000226507)株式会社ニックス (96)
【Fターム(参考)】
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