説明

揮散装置

【課題】低コスト化を図ることができる揮散装置を提供する。
【解決手段】薬剤揮散用の揮散体71の内嵌部72を、容器体11の口部32の内周面55に沿って配設し、その内側の挿通穴81に、薬剤噴霧用のポンプ134を挿入する。これにより、ポンプ134の外周面171と口部32の内周面55との間に前記内嵌部72を配設し、ポンプ134の外周面171と口部32の内周面55間に形成される間隙を、前記内嵌部72で閉塞する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、芳香剤等の薬剤を揮散する機能を備えた揮散装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、芳香剤を揮散する際には、揮散装置が用いられている。
【0003】
この揮散装置の容器としては、薬剤を噴霧する機能と揮散する機能とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
この容器においては、容器本体の口部に閉止蓋が螺着されており、該閉止蓋の中央部には、凸部が形成されている。該凸部には、前記容器本体内の薬剤を吸い上げる為のポンプが挿入された状態で固定されており、該ポンプの上端部に設けられた噴霧ノズルを押し下げることによって、前記薬剤を噴霧できるように構成されている。
【0005】
また、前記凸部の外周に形成された段差部には、リング状の発散部が配設されており、該発散部には、吸い上げ部が接続されている。この吸い上げ部は、前記閉止蓋の偏芯位置に設けられた小穴に挿入されており、その下端部は、前記容器本体の底部に達するように構成されている。
【0006】
これにより、前記容器本体内の前記薬剤を前記発散部に吸い上げ、当該発散部から揮散できるように構成されている。
【特許文献1】特開平9−308840号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような従来の揮散装置にあっては、前記容器本体の口部を閉鎖する閉止蓋に挿通穴が設けられており、この挿通穴に、前記ポンプの吸い上げパイプが挿通されている。
【0008】
このため、前記挿通穴に前記吸い上げパイプが隙間無く内嵌するように、両者の成型精度を高めなければならなかった。
【0009】
また、前記閉止蓋には、前記挿通穴の他に前記吸い上げ部を挿入する為の小穴を偏芯位置に設けなければならず、構造の複雑化を招いていた。
【0010】
これらは、低コスト化の阻害要因となっていた。
【0011】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、低コスト化を図ることができる揮散装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の揮散装置にあっては、容器体内の薬剤をポンプで吸い上げて噴出する噴出機能と、前記薬剤を揮散体で吸い上げて揮散する揮散機能とを備えた揮散装置において、前記揮散体を前記容器体の口部から内部へ挿入し、前記口部の内側に位置する前記揮散体の内嵌部を前記口部の内周面に沿って配設して当該内嵌部の内側に挿通穴を形成する一方、前記ポンプを前記挿通穴から内部へ挿入し、当該ポンプの外周面と前記口部の内周面との間に前記揮散体の前記内嵌部を配置した。
【0013】
すなわち、前記容器体の口部には、前記揮散体の内嵌部が当該口部の内周面に沿って配設されており、その内側に形成された挿通穴に前記ポンプが挿入されている。
【0014】
これにより、当該ポンプの外周面と前記口部の内周面との間には、前記揮散体の前記内嵌部が配設され、前記ポンプの外周面と前記口部の内周面との間に形成された間隙は、前記揮散体の前記内嵌部で閉塞される。
【0015】
また、請求項2の揮散装置においては、前記揮散体を前記容器体にセットした状態で前記内嵌部を前記口部より外側へ突出させた。
【0016】
すなわち、前記揮散体を前記容器体にセットした状態において、前記揮散体の前記内嵌部が前記口部より外側へ突出されており、前記内嵌部は、外部との接触面積が高められる。
【0017】
さらに、請求項3の揮散装置では、前記揮散体を、前記口部に内嵌する前記内嵌部と、該内嵌部の下縁より延出した延出部とで構成する一方、前記口部に前記内嵌部を内嵌した状態で該内嵌部の下縁に当接するストッパを前記容器体に設けた。
【0018】
すなわち、前記揮散体を前記容器体にセットして、該容器体の口部に前記揮散体の内嵌部を内嵌した状態では、前記容器体に設けられたストッパが前記内嵌部の下縁に当接する。
【0019】
これにより、前記揮散体は、この状態において下方へ移動が規制される。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように本発明の請求項1の揮散装置にあっては、前記容器体に前記揮散体と前記ポンプとをセットした状態において、該ポンプの外周面と前記容器体の口部の内周面との間に形成される間隙を前記揮散体の内嵌部で閉塞することができる。
【0021】
このため、容器体の口部を閉鎖する閉止蓋の挿通穴にポンプを挿通する構造上、該ポンプとの間に隙間ができないように、該ポンプ及び前記挿通穴を精度良く形成しなければならなかった従来と比較して、前記ポンプの外形寸法や前記口部の内径寸法に成型誤差が生じた場合であっても、これを前記内嵌部で吸収し、隙間を埋めることができる。
【0022】
また、前記容器体内から薬剤を吸い上げる前記揮散体の挿通穴を、前記口部の他に別途開設しなければならなかった従来と比較して、構造の簡素化を図ることができる。
【0023】
これらによって、製造コストを抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
【0024】
また、請求項2の揮散装置においては、前記揮散体を前記容器体にセットした状態で、前記揮散体の前記内嵌部が前記口部より外側へ突出するため、前記内嵌部と外部との接触面積を高めることができる。
【0025】
これにより、前記揮散体で吸い上げた薬剤の揮散面積を増大することができる。
【0026】
さらに、請求項3の揮散装置では、前記揮散体を前記容器体にセットして該容器体の口部に前記揮散体の内嵌部を内嵌した状態において、前記容器体に設けられたストッパを前記内嵌部の下縁に当接することができる。
【0027】
これにより、このセット状態において前記揮散体の下方へ移動を規制することができ、揮散体の不用意な脱落を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる揮散装置1を示す図であり、該揮散装置1は、消臭剤、芳香剤、防虫剤、殺虫剤等の液状の薬剤2を噴出する機能と、揮散する機能とを備えている。
【0029】
この揮散装置1は、容器体11と、該容器体11の上部に取り付けられたスプレー構成部12とによって構成されている。
【0030】
前記容器体11は、直方体形状に形成されており、当該容器体11の内部には前記薬剤2が収容されている。前記容器体11の周面21上部には、係止溝22が全周に渡って凹設されており、天面23の中央部には、上方へ突出した円筒部24が一体形成されている。該円筒部24には、前記容器体11の内部と外部とを連通する開口部25が上方へ向けて開口しており、当該円筒部24の外周部には、販売時に閉鎖キャップを螺着する為の雄ねじ26が形成されている。
【0031】
前記円筒部24には、内キャップ31が内嵌された状態で装着されており、該内キャップ31と前記容器体11の前記円筒部24とによって口部32が形成されている。
【0032】
前記内キャップ31は、図2にも示すように、円筒状の筒部41と、該筒部41の上縁より側方へ延出した鍔部42とによって構成されており、前記筒部41を前記円筒部24に内嵌した状態で、前記鍔部42が前記円筒部24の上端に当接して、その挿入量を規制できるように構成されている。
【0033】
前記筒部41は、前記鍔部42側の基部51と、該基部51より縮径した先端側の縮径部52とからなり、前記基部51の外面53には、一対の外凸条54,54が平行して周方向に延設されている。また、前記基部51の内周面55には、一対の内凸条56,56が平行して周方向に延設されている。
【0034】
前記縮径部52の内周面55には、縦長の押圧部61が内側へ向けて突設されている。この押圧部61は、上方から下方へ向かうに従って、その突出量が大きくなるように構成されており、当該押圧部61は、その下端面62が内周面55に対して起立するように構成されている。そして、前記縮径部52の下縁部には、当該内キャップ31の中心部へ向けて延出したストッパ63が複数箇所に一体形成されている(一カ所のみ図示)。
【0035】
この内キャップ31が前記円筒部24に装着されてなる前記口部32には、図1に示したように、前記薬剤2を吸い上げて揮散する揮散体71が挿入されている。該揮散体71は、前記口部32に挿入したセット状態において、該口部32の内側に位置する内嵌部72と、該内嵌部72の下縁73より前記容器体11の底面74へ向けて延出した延出部75とで構成されている。
【0036】
前記内嵌部72は、前記口部32の前記内周面55に沿って配置されており、該内周面55に沿った円筒状に形成されている。これにより、当該内嵌部72の内側には、挿通穴81が形成されている。
【0037】
前記揮散体71は、フェルトや不織布や濾紙等の吸水性素材で構成されており、厚み方向へ弾性変形する弾力性を有している。
【0038】
図3は、前記揮散体71を展開した状態を示す図であり、当該揮散体71は、板状に形成された前記吸水性素材が鉤状に切断されて形成されている。この展開状態において、前記内嵌部72は横長形状に形成されており、当該内嵌部72の外面91には、上下に延在する複数のスリット92,・・・が等間隔をおいて並設されている。前記内嵌部72は、前記各スリット92,・・・によって複数のブロック93,・・・に分割されており、各ブロック93,・・・は、当該内嵌部72の内面94側(図4参照)で連設されている。
【0039】
これにより、図4に示すように、長方形状に形成された前記内嵌部72を丸めることによって、円筒状に形成できるように構成されており、この状態で、図1に示したように、前記口部32の内周面55に沿って配設できるように構成されている。
【0040】
また、この内嵌部72を前記口部32にセットした状態では、前記内キャップ31に設けられた前記押圧部61が当該内嵌部72の外面91に食い込むように構成されており、該内嵌部72に食い込んだ前記押圧部61の前記下端面62によって当該内嵌部72の上動を防止できるように構成されている。
【0041】
このとき、前記内嵌部72の前記下縁73が前記内キャップ31の前記ストッパ63に当接することで、当該内嵌部72の下方への移動が規制されるように構成されており、この規制状態において、前記内嵌部72の上端部が前記口部32より外側上方へ突出するように、当該内嵌部72の高さ寸法が設定されている。
【0042】
前記内嵌部72を構成する図3中左端のブロック93からは、その下縁73の一部より前記延出部75が下方へ向けて延出しており、当該ブロック93の下縁73は、前記ストッパ63に支持される支持部101を構成している。これにより、前記延出部75の下方へのズレ落ちを防止するとともに、該延出部75側面の延長上に前記スリット92が位置しないように構成することで、該スリット92を境とした前記延出部75の不用意な切断を防止できるように構成されている。
【0043】
そして、前記口部32より突出した前記内嵌部72の上端には、図1に示したように、補助用の揮散板111が載置されており、該揮散板111も前記揮散体71と同様に、フェルトや不織布や濾紙等の吸水性素材で構成されている。
【0044】
これにより、前記容器体11の前記薬剤2を、前記延出部75で前記内嵌部72まで吸い上げて前記口部32より突出した当該内嵌部72の部位から揮散するとともに、該内嵌部72の薬剤2を前記揮散板111に吸い上げることによって当該揮散板11からも揮散できるように構成されている。
【0045】
前記スプレー構成部12は、図1に示したように、直方体形状に形成されており、該スプレー構成部12は、前記容器体11の上部に嵌着される嵌合部121を備えている。
【0046】
該嵌合部121は、下方へ開口した矩形容器状に形成されており、前記容器体11の上部に外嵌する下縁部には、前記容器体11の周面21に形成された前記係止溝22に係止される係止部122が各面に突設されている。この嵌合部121の側面には、複数の揮散口123,・・・が開設されており、前記揮散体71及び前記揮散板111から揮散した前記薬剤2を外部へ放出できるように構成されている。
【0047】
前記嵌合部121の上部には、縮径した小径部131が形成されており、該小径部131の天面132には、円筒状のポンプ保持部133が一体形成されている。該ポンプ保持部133の内側には、前記容器体11内の薬剤2を吸い上げるポンプ134が固定されており、該ポンプ134の下端部は、前記天面132より下方へ向けて延出している。
【0048】
このポンプ134の下端部には、下方へ向かうに従って縮径したテーパ部141が形成されており、該テーパ部141の下端からは、前記薬剤2を吸い上げる為のパイプ142が前記容器体11の前記底面74へ向けて延出している。
【0049】
前記ポンプ保持部133には、中間部材151を介してノズル152が上下動自在に支持されており、該ノズル152の基端部は、前記ポンプ134に接続されている。このノズル152は、矩形容器状の操作キャップ153の天面154に固定されており、該操作キャップ153の下端部は、前記嵌合部121の前記小径部131に上下動自在に外嵌している。
【0050】
これにより、前記操作キャップ153を押し下げた際には、該操作キャップ153と共に前記ノズル152が下動して前記ポンプ134を作動させ、前記パイプ142より吸い上げた前記薬剤2を前記ノズル152先端の噴霧口161から噴霧できるように構成されている。
【0051】
このスプレー構成部12より下方へ延出した前記ポンプ134の下端部は、前記口部32に内嵌した前記揮散体71の前記内嵌部72内側の前記挿通穴81から前記容器体11内部へ挿入されており、当該ポンプ134の外周面171と前記口部32の前記内周面55との間には、前記揮散体71の前記内嵌部72が挟持された状態で配設されている。
【0052】
この状態において、前記内嵌部72が厚み方向に弾性変形することによって、前記内嵌部72の内面94が前記ポンプ134の外周面171に密着するとともに、前記内嵌部72の外面91が前記口部32の内周面55に密着するように前記内嵌部72の厚み寸法が設定されており、前記ポンプ134の外周面171と前記口部32の内周面55との間に形成された間隙は、前記揮散体71の前記内嵌部72で閉塞されるように構成されている。
【0053】
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記容器体11の口部32には、前記揮散体71の内嵌部72が当該口部32の内周面55に沿って配設されており、その内側に形成された挿通穴81に前記ポンプ134が挿入されている。
【0054】
これにより、当該ポンプ134の外周面171と前記口部32の内周面55との間には、前記揮散体71の前記内嵌部72が配設されており、前記ポンプ134の外周面171と前記口部32の内周面55との間に形成された間隙を前記内嵌部72で閉塞することで、薬剤2の液漏れを防止することができる。
【0055】
このため、容器体の口部を閉鎖する閉止蓋の挿通穴にポンプを挿通する構造上、該ポンプの外周部に隙間ができないように、該ポンプ及び前記挿通穴を精度良く形成しなければならなかった従来と比較して、前記ポンプ134の外形寸法や前記口部32の内径寸法に成型誤差が生じた場合であっても、これを前記内嵌部72で吸収し、形成された隙間を埋めることができる。
【0056】
また、前記容器体から薬剤を吸い上げる前記揮散体の挿通穴を、前記口部の他に別途開設しなければならなかった従来と比較して、構造の簡素化を図ることができる。
【0057】
これらによって、製造コストを抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
【0058】
また、前記揮散体71を前記容器体11にセットした状態において、前記揮散体71の前記内嵌部72が前記口部32より外側へ突出するため、前記内嵌部72と外部との接触面積を高めることができる。
【0059】
これにより、前記揮散体71で吸い上げた薬剤2の揮散面積を増大することができ、前記薬剤2の揮散効率を高めることができる。
【0060】
さらに、前記揮散体71を前記容器体11にセットして、該容器体11の前記口部32に前記揮散体71の前記内嵌部72を内嵌した状態において、前記容器体11の前記内キャップ31に設けられた前記ストッパ63を、前記内嵌部72の下縁73に当接することができる。
【0061】
これにより、このセット状態において、前記揮散体71の下方へ移動を規制することができ、当該揮散体71の不用意な脱落を防止することができる。
【0062】
なお、本実施の形態にあっては、板状に形成された内嵌部72を円筒状に丸めて使用する揮散体71を用いた場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無い。
【0063】
例えば図5の(a)に示すように、延出部75の先端に円筒状の内嵌部72が設けられた揮散体71を利用しても良い。
【0064】
また、図5の(b)に示すように、前述した前記内嵌部72と前記延出部75とが一体形成され、上端から下端まで連続する円筒状に形成された揮散体71を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の一実施の形態を示す一部断面図である。
【図2】同実施の形態の内キャップを示す一部断面図である。
【図3】同実施の形態の揮散体を展開した状態を示す側面図である。
【図4】同実施の形態の揮散体を示す斜視図である。
【図5】同実施の形態で用いることができる他の揮散体を示す図で、(a)は、その一例を示す斜視図であり、(b)は、他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0066】
1 揮散装置
2 薬剤
11 容器体
32 口部
55 内周面
63 ストッパ
71 揮散体
72 内嵌部
73 下縁
75 延出部
81 挿通穴
134 ポンプ
152 ノズル
171 外周面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器体内の薬剤をポンプで吸い上げて噴出する噴出機能と、前記薬剤を揮散体で吸い上げて揮散する揮散機能とを備えた揮散装置において、
前記揮散体を前記容器体の口部から内部へ挿入し、前記口部の内側に位置する前記揮散体の内嵌部を前記口部の内周面に沿って配設して当該内嵌部の内側に挿通穴を形成する一方、
前記ポンプを前記挿通穴から内部へ挿入し、当該ポンプの外周面と前記口部の内周面との間に前記揮散体の前記内嵌部を配置したことを特徴とする揮散装置。
【請求項2】
前記揮散体を前記容器体にセットした状態で前記内嵌部を前記口部より外側へ突出させたことを特徴とする請求項1記載の揮散装置。
【請求項3】
前記揮散体を、前記口部に内嵌する前記内嵌部と、該内嵌部の下縁より延出した延出部とで構成する一方、
前記口部に前記内嵌部を内嵌した状態で該内嵌部の下縁に当接するストッパを前記容器体に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の揮散装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−136511(P2008−136511A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−322706(P2006−322706)
【出願日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(000102544)エステー株式会社 (127)
【Fターム(参考)】