説明

携帯端末の遠隔操作方法、携帯端末及びプログラム

【課題】信頼できる相手から遠隔操作のみを許容できるようにした携帯端末の遠隔操作方法を提供する。
【解決手段】第1携帯端末122とのテレビ電話中に、所定の遠隔操作要求が行われると、第2携帯端末112は、第1携帯端末122に対して自装置のメニュー画面の送信を開始する(メニュー画面共有化)。第1携帯端末122で該メニュー画面に基づいた操作内容が行われ第2携帯端末112側に送信されると、第2携帯端末112は、第1携帯端末122より操作内容とともに送信される認証情報を用いて認証処理を実行し、認証に成功した場合にのみ、操作内容を受け付け、カーソル移動、次画面展開等の処理を実行する(操作内容反映)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの携帯端末の一方の携帯端末から他方の携帯端末を遠隔操作する携帯端末の遠隔操作方法、該方法の実施に用いる携帯端末及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話端末等の携帯端末は年々多機能化が進んでおり、また、そのユーザ層は広がっている。このため、高機能の携帯端末を所有しているにも拘らず、細かい設定変更等をやったことが無く、必要が生じた場合に周囲の詳しい人にお願いしているというユーザも増えてきている。
【0003】
特許文献1には、情報処理装置と、イメージ入出力装置とをネットワーク接続した構成において、イメージ入出力装置のメニュー画面を、情報処理装置側に表示するとともに、当該メニュー画面に対して行われた操作内容を制御情報として送信し、イメージ入出力装置を操作できるようにすることが提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開平08−329005号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の技術を携帯端末に適用すれば、例えば、遠隔地から知人の携帯端末の設定変更や細かい操作を代行してもらうことが可能となりそうであるが、携帯端末には重要な情報も入っており、如何なる者の携帯端末に、どの程度の期間、どのような操作権限を与えるのかが問題となる。
【0006】
ここで例えば、遠隔操作の開始時に、既存の相手認証技術を用いた認証を行うことも考えられる。しかしながら、一度遠隔操作を依頼した他の端末から、その後も遠隔操作可能となってしまうような事態を防ぐためには、遠隔操作用パスワードをその都度発行・配送し、かつ、遠隔操作終了後速やかに無効化する等の複雑なパスワード管理が必要となってしまう。そして、上記細かい設定変更等すら難しいと感じるユーザにとっては、上記パスワード等の設定もまた難しいという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記した各事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、遠隔操作を受ける側の負担が少なく、しかも、信頼できる相手からの遠隔操作のみ許容できるようにした携帯端末の遠隔操作方法、該遠隔操作方法を実施するための携帯端末及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の視点によれば、第1の携帯端末が、ネットワークを介して接続された第2の携帯端末を遠隔操作する携帯端末の遠隔操作方法であって、前記第2の携帯端末が、自装置の操作画面を前記第1の携帯端末に対して送信するステップと、前記第1の携帯端末が、前記第2の携帯端末の操作画面に対する操作内容とともに、前記第2の携帯端末に対し、認証情報を送信するステップと、前記認証情報を用いた認証処理が成功した場合に、前記第2の携帯端末が、前記第1の携帯端末からの操作内容を受け付け、動作するステップと、を含むこと、を特徴とする携帯端末の遠隔操作方法が提供される。
【0009】
本発明の第2の視点によれば、ネットワークを介して接続された他の携帯端末(第1の携帯端末)に対して、自装置(第2の携帯端末)の操作画面を送信する操作画面送信手段と、前記自装置(第2の携帯端末)の操作画面を送信した前記他の携帯端末(第1の携帯端末)から受け付けた操作内容に従って動作する遠隔操作実行手段と、を備える携帯端末(第2の携帯端末)であって、前記他の携帯端末(第1の携帯端末)からの前記操作内容とともに送信される認証情報を用いた認証処理が成功した場合に、前記他の携帯端末(第1の携帯端末)からの操作内容を受け付ける認証手段を備えたこと、を特徴とする携帯端末(第2の携帯端末)及びそのプログラムが提供される。
【0010】
本発明の第3の視点によれば、上記した携帯端末(第2の携帯端末)から該携帯端末の操作画面を受信し表示する操作画面表示手段と、該操作画面に基づいたユーザ操作内容を、前記他の携帯端末に送信する遠隔操作手段と、を備える携帯端末(第1の携帯端末)であって、上記した携帯端末(第2の携帯端末)に対し、前記ユーザ操作内容とともに認証情報を送信する認証情報送信手段を備えて、該携帯端末(第2の携帯端末)に、前記ユーザ操作内容を受け付けさせること、を特徴とする携帯端末(第1の携帯端末)及びそのプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、遠隔操作を受ける側の携帯端末ユーザは、自装置の操作画面を送信する操作を行うだけでよく、正当と判断された相手からの操作内容をその都度確認した上で受け付けることが可能となる。その理由は、まず、遠隔操作を受ける側から端末を指定して操作画面を送信することとし、該操作画面に対する操作内容とともに送信される認証情報により、該操作内容の受け付け可否をその都度判断するよう構成したことにある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
続いて、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の基本構成及び動作概要を説明するための図である。図1を参照すると、ユーザ1が操作する第1携帯端末122と、ユーザ2が操作する第2携帯端末112と、が示されている。
【0013】
第1携帯端末122及び第2携帯端末112は、それぞれポインティングデバイスや番号ボタン等で構成されたキー入力部123、113と、メニュー表示領域124、114とテレビ電話画像表示領域125、115に分割して使用可能な表示部を備えて構成されている。
【0014】
図2は、上記第1携帯端末122及び第2携帯端末112として使用可能な携帯電話端末の構成を表したブロック図である。図2を参照すると、他の携帯端末との各種無線通信のための無線部10と、テレビ電話における顔画像を入力するための画像入力部11と、液晶表示装置等により構成され、上記メニュー表示領域124、114及びテレビ電話画像表示領域125、115を提供する表示部12と、メモリー部14に格納されたプログラムにより動作し、顔認証処理や後記する遠隔操作の実現のためのメニュー画面共有化、操作内容反映等の各種通信処理を実行する制御部(認証手段、認証情報送信手段、操作画面送信手段、遠隔操作実行手段、操作画面表示手段及び遠隔操作手段として機能する)13と、上記キー入力部123、113を含む操作部15とを備えた構成が示されている。
【0015】
続いて、本発明の第1の実施形態の動作について、図1のユーザ2がユーザ1に待ち受け画面の壁紙の設定操作(変更)を依頼する例を挙げて詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る上記第1、第2携帯端末122、112の動作を表したフローチャートである。
【0016】
図3を参照すると、まず、ユーザ2がその第2携帯端末112を用いて、ユーザ1の第1携帯端末122に対して、テレビ電話をかけ、テレビ電話通話中状態にする(ステップS001)。
【0017】
ユーザ2は、上記テレビ電話通話中状態で、その第2携帯端末112の動作モードを、第1携帯端末122からの遠隔操作の受け付けを開始する遠隔操作モードに設定する(ステップS002)。
【0018】
前記遠隔操作モードの設定が行われると、第2携帯端末112は、表示部の領域を、第1携帯端末122に対して送信した自装置(第2携帯端末112)のメニュー画面(操作画面)を表示するメニュー表示領域114と、第1携帯端末122のユーザ1の顔画像を表示するテレビ電話画像表示領域115とに分割する。第1携帯端末122も同様に、表示部の領域を、第2携帯端末112から受信したメニュー画面(操作画面)を表示するメニュー表示領域124と、第2携帯端末112のユーザ2の顔画像を表示するテレビ電話画像表示領域125とに分割する(ステップS003)。
【0019】
続いて、第2携帯端末112から、自装置(第2携帯端末112)のメニュー画面(操作画面)の送信が行われ、第1携帯端末122及び第2携帯端末112のメニュー表示領域124、114に、前記送信されたメニュー画面(操作画面)の表示が開示される(ステップS004;図1の「メニュー画面共有化」参照)。
【0020】
第1携帯端末122は、メニュー表示領域124に、第2携帯端末112のメニュー画面(操作画面)を表示し、ユーザ1に参照させるとともに、ユーザ2から依頼された操作(壁紙設定)を実行するためのキー操作の入力を受け付ける(ステップS005)。ユーザ1よりキー操作内容が入力されると、第1携帯端末122は、当該キー操作内容を対応する端末制御情報に変換し、第2携帯端末112に対して送信する。
【0021】
ステップS005で、第1携帯端末122より送信された内容(端末制御情報)又は第2携帯端末122にて入力された内容が遠隔操作の終了を指示する場合は(ステップS006のNO)、遠隔操作モード終了となるが(ステップS008)、それ以外は、遠隔操作モード継続となり、予め第2携帯端末112に登録されたユーザ1の顔画像と、第1携帯端末122より送信してきたテレビ電話画像(顔画像)を用いた顔認証処理が実行される(ステップS007)。
【0022】
ステップS007で、ユーザ1の顔画像の認証に成功した場合は(ステップS009のYES)、第2携帯端末112は、第1携帯端末122のキー操作内容(端末制御情報)に応じた動作と、これに応じたカーソル移動や次画面展開等の画面反映を実行する(ステップS010;図1の「操作内容反映」参照)。
【0023】
一方、ユーザ1の顔画像の認証に失敗した場合は(ステップS009のNO)、ステップS005に戻り、再度、キー操作の受け付けと、顔画像による認証となる。
【0024】
第2携帯端末112から第1携帯端末122の遠隔操作を行う場合も同様であり、まず、遠隔操作を受ける側の携帯端末からメニュー画面(操作画面)の送信が行われ、当該メニュー画面(操作画面)に対するキー入力内容とともに送信される顔画像の認証に成功している場合に限り、遠隔操作を行う側の携帯端末からの遠隔操作内容が正当なものとして受け付けられる。一方、メニュー画面(操作画面)が送信されない場合は、キー入力内容が送信されることはないし、メニュー画面(操作画面)とともに送信される顔画像の認証ができない場合は、キー操作内容は受け付けられないことになる。
【0025】
また本実施形態では、遠隔操作を実行する相手から、その都度送信される顔画像によってその正当性が保証された逐次の遠隔操作内容とともに、テレビ電話によるインストラクションを受けることが可能となっている。上記特徴は、遠隔操作を受ける者本人が遠隔操作内容を学習し、一度代行してもらった設定変更や細かい操作を、次回以降自分できるようにする上でも有用である。
【0026】
以上、本発明を実施するための好適な形態を説明したが、遠隔操作を受ける側の携帯端末から操作画面の送信を行い、該操作画面に対する操作内容とともに送信される認証情報を用いて認証処理を行い、該認証処理が成功した場合に限り当該操作内容を受け付けるという本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種の変形を加えることが可能であることはいうまでもない。例えば、上記した実施形態では、テレビ電話の相手の顔画像を用いて相手認証を行うものとして説明したが、上記顔画像に加えて、相手の音声特徴等を認証情報として用いることも可能である。
【0027】
また、認証情報として相手の音声特徴のみを用いることも可能であり、このことは、テレビ画像を用いない音声のみによる通話中でも同様の遠隔操作モードを実現することができることを意味する。また、上記相手の顔画像や音声特徴以外の生体情報等のその他認証情報を用いることも可能である。
【0028】
また、上記した実施形態では、メニュー表示領域124、114とテレビ電話画像表示領域125、115を上下に分割して、テレビ電話画像と遠隔操作対象の携帯端末のメニュー画面(操作画面)の双方を一画面に表示するものとして説明したが、適用される携帯端末の表示装置の仕様に従って、左右に分割する構成や、メニュー画面(操作画面)の片隅にテレビ電話画像を表示する構成を採ることができる。
【0029】
また、本発明は、図4、図5に示すように、3台以上の携帯端末によるマルチコールにおいても適用可能である。図4は、メニュー画面が共有化された携帯端末のうちの複数の携帯端末122、132からの連携乃至連続した遠隔操作を1の携帯端末112が受け付け動作する例である。この変形実施形態は、例えば、ユーザ1がユーザ2の携帯端末112の遠隔操作の中で、ユーザ3に協力を仰ぎ、ユーザ3が遠隔操作を引き継ぐといった用法や、ユーザ1のお勧めの音楽コンテンツの再生の後で、ユーザ3のお勧めの音楽コンテンツの再生を行うといった用法を可能とする。
【0030】
図5は、メニュー画面が共有化された端末間で、一の携帯端末112からの遠隔操作を複数の携帯端末122、132で受け付け、動作する例である。この変形実施形態は、例えば、ユーザ1が、携帯端末122、132の設定を一括設定したり、同時に音楽コンテンツを再生させる、家族中の子供や高齢者が所持する各携帯端末の位置情報報告機能を有効化するといった一括操作を可能とする。
【0031】
また、上記した実施形態では、第1、第2携帯端末がそれぞれ同等の機能を有するものとして説明したが、遠隔操作される側の携帯端末は、遠隔操作画面の送信機能と、該遠隔操作画面に対する操作内容とともに送信される認証情報による認証機能と、該認証結果に応じて遠隔操作を受け付ける機能と、を備えていればよい。また、遠隔操作を行う側の携帯端末は、遠隔操作内容とともに認証情報を送信し、認証処理を受ける機能を備えていればよいこととなる。
【0032】
また、上記遠隔操作される側/遠隔操作を行う側の端末機能の双方を、一定のメーカ端末やキャリア端末同士にのみ搭載することとすれば、家族同士や友人等で、同じメーカ端末、キャリア端末を利用することを誘発することができる。本発明は、特に、今まで電子機器類の操作に通じた者に、その操作や設定を依頼することが多かったようなユーザに有効であり、上記効果は別としても、当該電子機器類の操作に通じた者と常に同一機種の携帯端末を購入する強い動機を与えるものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1の実施形態の基本構成及び動作概要を説明するための図である。
【図2】図1の携帯端末の詳細構成を表したブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作の流れを説明するための図である。
【図4】本発明の変形実施形態の構成及び動作概要を説明するための図である。
【図5】本発明の別の変形実施形態の構成及び動作概要を説明するための図である。
【符号の説明】
【0034】
10 無線部
11 画像入力部
12 表示部
13 制御部
14 メモリー部
15 操作部
112 第2携帯端末
122 第1携帯端末
113、123、133 キー入力部
114、124、134 メニュー表示領域
115、125、135 テレビ電話画像表示領域
132 第3携帯端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の携帯端末が、ネットワークを介して接続された第2の携帯端末を遠隔操作する携帯端末の遠隔操作方法であって、
前記第2の携帯端末が、自装置の操作画面を前記第1の携帯端末に対して送信するステップと、
前記第1の携帯端末が、前記第2の携帯端末の操作画面に対する操作内容とともに、前記第2の携帯端末に対し、認証情報を送信するステップと、
前記認証情報を用いた認証処理が成功した場合に、前記第2の携帯端末が、前記第1の携帯端末からの操作内容を受け付け、動作するステップと、を含むこと、を特徴とする携帯端末の遠隔操作方法。
【請求項2】
前記認証情報として、テレビ電話中のユーザの顔画像又は/及び電話中のユーザの音声を用いること、
を特徴とする請求項1に記載の携帯端末の遠隔操作方法。
【請求項3】
前記認証情報として、少なくともテレビ電話中のユーザの顔画像を用い、
前記第1、第2の携帯端末は、前記テレビ電話画像と、前記第2の携帯端末の操作画面との双方を、一画面に表示すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末の遠隔操作方法。
【請求項4】
ネットワークを介して接続された他の携帯端末(第1の携帯端末)に対して、自装置(第2の携帯端末)の操作画面を送信する操作画面送信手段と、前記自装置(第2の携帯端末)の操作画面を送信した前記他の携帯端末(第1の携帯端末)から受け付けた操作内容に従って動作する遠隔操作実行手段と、を備える携帯端末(第2の携帯端末)であって、
前記他の携帯端末(第1の携帯端末)からの前記操作内容とともに送信される認証情報を用いた認証処理が成功した場合に、前記他の携帯端末(第1の携帯端末)からの操作内容を受け付ける認証手段を備えたこと、
を特徴とする携帯端末(第2の携帯端末)。
【請求項5】
前記認証情報として、テレビ電話中のユーザの顔画像又は/及び電話中のユーザの音声を用いること、
を特徴とする請求項4に記載の携帯端末(第2の携帯端末)。
【請求項6】
前記認証情報として、少なくともテレビ電話中のユーザの顔画像を用い、
前記テレビ電話画像と、前記自装置の操作画面との双方を、一画面に表示すること、
を特徴とする請求項4又は5に記載の携帯端末(第2の携帯端末)。
【請求項7】
前記操作画面送信手段は、複数の携帯端末に対して自装置(第2の携帯端末)の操作画面を送信可能であり、
前記認証手段は、前記複数の携帯端末からの操作内容とともに送信される認証情報を用いて前記各操作内容を受け付けるか否かを判断し、
前記遠隔操作実行手段は、前記複数の携帯端末からそれぞれ受け付けた操作内容に従って動作すること、
を特徴とする請求項4乃至6いずれか一に記載の携帯端末(第2の携帯端末)。
【請求項8】
ネットワークを介して接続された他の携帯端末から該携帯端末の操作画面を受信し表示する操作画面表示手段と、該操作画面に基づいたユーザ操作内容を、前記他の携帯端末に送信する遠隔操作手段と、を備える携帯端末(第1の携帯端末)であって、
請求項4乃至7いずれか一に記載の携帯端末(第2の携帯端末)に対し、前記ユーザ操作内容とともに認証情報を送信する認証情報送信手段を備えて、
請求項4乃至7いずれか一に記載の携帯端末(第2の携帯端末)に、前記ユーザ操作内容を受け付けさせること、
を特徴とする携帯端末(第1の携帯端末)。
【請求項9】
前記認証情報として、テレビ電話中のユーザの顔画像又は/及び電話中のユーザの音声を送信すること、
を特徴とする請求項8に記載の携帯端末(第1の携帯端末)。
【請求項10】
前記認証情報として、少なくともテレビ電話中のユーザの顔画像を送信し、
前記テレビ電話画像と、請求項4乃至7いずれか一に記載の携帯端末(第2の携帯端末)の操作画面との双方を、一画面に表示すること、
を特徴とする請求項8又は9に記載の携帯端末(第1の携帯端末)。
【請求項11】
前記遠隔操作手段及び認証情報送信手段は、請求項4乃至7いずれか一に記載の複数の携帯端末(第2の携帯端末)に対し、前記ユーザ操作内容と認証情報を同時に送信可能であること、
を特徴とする請求項8乃至10いずれか一に記載の携帯端末(第1の携帯端末)。
【請求項12】
ネットワークを介して接続された他の携帯端末(第1の携帯端末)に対して、自装置(第2の携帯端末)の操作画面を送信する操作画面送信手段と、前記自装置(第2の携帯端末)の操作画面を送信した前記他の携帯端末(第1の携帯端末)から受け付けた操作内容に従って動作する遠隔操作実行手段と、を備える携帯端末(第2の携帯端末)に実行させるプログラムであって、
前記他の携帯端末(第1の携帯端末)からの前記操作内容とともに送信される認証情報を用いた認証処理と、
前記認証処理にて、前記他の携帯端末(第1の携帯端末)の認証に成功した場合に、前記他の携帯端末(第1の携帯端末)からの操作内容を受け付ける処理と、
を前記携帯端末(第2の携帯端末)に実行させるためのプログラム。
【請求項13】
前記認証情報として、テレビ電話中のユーザの顔画像又は/及び電話中のユーザの音声を用いること、
を特徴とする請求項12に記載のプログラム。
【請求項14】
前記認証情報として、少なくともテレビ電話中のユーザの顔画像を用い、
前記テレビ電話画像と、前記自装置(第2の携帯端末)の操作画面との双方を、一画面に表示させること、
を特徴とする請求項12又は13に記載のプログラム。
【請求項15】
複数の携帯端末に対して前記自装置(第2の携帯端末)の操作画面を送信させるとともに、
前記複数の携帯端末からの操作内容とともに送信される認証情報を用いて前記各操作内容を受け付けるか否かを判断させ、
前記複数の携帯端末からそれぞれ受け付けた操作内容に従って前記携帯端末(第2の携帯端末)を動作させること、
を特徴とする請求項12乃至14いずれか一に記載のプログラム。
【請求項16】
ネットワークを介して接続された他の携帯端末から該携帯端末の操作画面を受信し表示する操作画面表示手段と、該操作画面に基づいたユーザ操作内容を、前記他の携帯端末に送信する遠隔操作手段と、を備える携帯端末(第1の携帯端末)に実行させるプログラムであって、
請求項4乃至7いずれか一に記載の携帯端末(第2の携帯端末)に対し前記ユーザ操作内容とともに認証情報を送信する認証情報送信処理を、前記携帯端末(第1の携帯端末)に実行させるためのプログラム。
【請求項17】
前記認証情報として、テレビ電話中のユーザの顔画像又は/及び電話中のユーザの音声を送信させること、
を特徴とする請求項16に記載のプログラム。
【請求項18】
前記認証情報として、少なくともテレビ電話中のユーザの顔画像を送信させるとともに、
前記テレビ電話画像と、請求項4乃至7いずれか一に記載の携帯端末(第2の携帯端末)の操作画面との双方を、一画面に表示させること、
を特徴とする請求項16又は17に記載のプログラム。
【請求項19】
請求項4乃至7いずれか一に記載の複数の携帯端末(第2の携帯端末)に対し、前記ユーザ操作内容と認証情報を同時に送信させること、
を特徴とする請求項16乃至18いずれか一に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−103828(P2008−103828A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−282639(P2006−282639)
【出願日】平成18年10月17日(2006.10.17)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】