説明

携帯端末装置および筐体防水構造

【課題】上下筐体を備えた携帯端末装置において、端末の厚みの増加を極力抑えつつ信頼性の高い防水性を実現する。
【解決手段】上部筐体20はスライド部材30により下部筐体10に対してスライド可能に連結される。フレキシブル基板40は、下部筐体10内の第1の基板12と上部筐体20内の第2の基板22とを電気的に接続する。下部筐体10および上部筐体20はそれぞれの対向する面に形成された第1および第2の開口43を有し、フレキシブル基板40は第1および第2の開口を介してそれぞれ第1および第2の基板に電気的に接続される。かつ、第1および第2の開口はその周囲に設けた環状のシール部材41を介してフレキシブル基板40で塞がれ、フライド部材30の板状部材30a,30cで固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライド可能に連結された上下筐体を備えた携帯端末装置およびその筐体防水構造に関する。
【背景技術】
【0002】
いわゆるスライド式携帯電話機のように、筐体が上部と下部に分かれており、スライド可能に連結された両筐体間の電気接続状態を確保するためにフレキシブル基板を引き回している構造がみられる。このような構造において防水性を維持するためには各筺体の内部空間の密閉度が問題となる。
【0003】
特許文献1には、円滑なスライド操作性を確保し、かつ、水分や塵埃等の進入を抑制し、防水性および防塵性を向上させる携帯型電子機器が提案されている。これは、上部筐体の開口の縁部に形成された防水リブと、下部筐体の開口の縁部に形成された防水リブとが両開口部への異物の進入を防止することを企図したものである。
【0004】
特許文献2には、スライド式携帯電話機において、上下筐体のスライド面に凹部を設けた上下筐体を接続するフレキシブル基板を凹部に収容するとともに、凹部の端面に設けたスリットにフレキシブル基板を通してその挿入部分をシールする構造を示している(FIG.11参照)。
【0005】
図8にこの種の概略構造を示す。基板120および電池110を収容した下部筐体100と、基板220およびLCD210を収容した上部筐体200とは、いわゆるスライド部材300でそれぞれ矢印160,260の方向にスライド可能に連結されている。下部筐体100は筐体部100a,100bを環状のパッキング(例えばOリング)130を介して重ね合わせて内部空間を形成している。同様に、上部筐体200は筐体部200a,200bを環状のパッキング230を介して重ね合わせて内部空間を形成している。
【0006】
スライド部材300は、下部筐体100の筐体部100aに固定される板状部材300aと、上部筐体200の筐体部200aに固定される板状部材300cと、両板状部材300aと300cとを連結する連結部300bとから構成されている。板状部材300aは連結部300bを介して板状部材300cに対して所定の範囲内で直線状にスライド可能に構成されている。
【0007】
下部筐体100と上部筐体200との間で電気的な接続を行うフレキシブル基板400の一端は下部筐体100内の基板120上のコネクタ140に接続され、その他端は上部筐体200内の基板220上のコネクタ240に接続される。フレキシブル基板400は、コネクタ140から、下部筐体100の筐体部100aに形成された、基板120面に垂直な壁面を貫通した後、スライド部材300に形成された開口を通過して伸び、上部筐体200の筐体部200aに形成された、基板220に垂直な壁面を貫通してコネクタ240に達する。それぞれの垂直な壁面ではパッキング410が貫通部の隙間を埋めている。
【0008】
ユーザの操作を受け付ける操作部については特に図示していないが、典型的には下部筐体にメイン操作部が設けられ、上部筐体にサブ操作部が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2006−157465号公報
【特許文献2】国際公開第2006/095382号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記特許文献1に記載の構造は、上下筐体のスライド時の可動部において防水性を高度に維持しなければならず、大量生産時の個々の部品の精度バラツキを考慮した場合、高い信頼性を得ることが困難である。
【0011】
図8に示した従来の構造は、通常、パッキングに1mm強、パッキングの上下に筺体の肉厚としてそれぞれ1mm程度と、上下筺体の合計で6mm程度の厚みが必要となる。6mm程度の厚みは、部品配置を工夫してある程度を吸収したとしても、薄型化が進む昨今の携帯電話機としてはかなりの障害となり、設計を進める上でかなりの障害となることが予想される。
【0012】
また、フレキシブル基板の途中にゴム状のパッキングをインサート成形する場合、インサート成形はフレキシブル基板を折り重ねた状態で行えないため、この方式では国内向けスライド式携帯電話機に見られるような、ピン数の多い折り重ねたタイプのフレキシブル基板を使うことが困難となる。
【0013】
本発明はこのような背景においてなされたものであり、上下筐体を備えた携帯端末装置において、端末の厚みの増加を極力抑えつつ信頼性の高い防水性を実現することを企図している。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明による携帯端末装置は、第1の基板および電気部品を収容した第1の内部空間を有する下部筐体と、第2の基板および電気部品を収容した第2の内部空間を有する上部筐体と、上部筐体を下部筐体に対してスライド可能に接続するスライド部材と、前記下部筐体内の第1の基板と前記上部筐体内の第2の基板とを電気的に接続するフレキシブル基板とを備える。前記下部筐体および前記上部筐体はそれぞれの対向する面に形成された第1および第2の開口を有し、前記フレキシブル基板は前記第1および第2の開口を介してそれぞれ前記第1および第2の基板に電気的に接続され、かつ、前記第1および第2の開口はその周囲に設けた環状のシール部材を介して前記フレキシブル基板で塞がれる。
【0015】
前記第1および第2の開口は前記下部筐体および前記上部筐体の対向する面に形成され、これらの開口を介してフレキシブル基板と筐体内部の基板との電気的接続が行われる。また、各開口を、その周囲に設けた環状のシール部材を介して前記フレキシブル基板で塞ぐことにより、端末の厚みを増加を極力抑えつつ、開口を封止することができる。
【0016】
より具体的には、前記スライド部材は、前記第1の筐体に固定される第1の板状部材と、前記第2の筐体に固定される第2の板状部材とを有し、前記第1および第2の板状部材と前記下部筐体および上部筐体の対向する面との間で前記フレキシブル基板および前記シール部材を押圧挟持する。このような既存の部材としてのスライド部材を利用することにより、端末の厚みの増加を防止するとともに、開口の封止をより確実にすることができる。
【0017】
本発明の筐体防水構造は、筐体の一面に形成された開口の周囲に環状のシール部材を配置し、このシール部材を介して前記開口をフレキシブル基板で塞ぐとともに、板状部材により前記フレキシブル基板を前記筐体の一面に押圧固定するものである。
【0018】
本発明の他の構成および作用効果は以下に詳述する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、端末の厚みの増加を極力抑えつつ信頼性の高い防水性を備えた携帯端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施の形態に係るスライド式の携帯電話端末の外観構成を示した図である。
【図2】図1の携帯電話端末の第1の構成例を示した概略図である。
【図3】図2の筐体部の開口の封止のための具体的な構成を一部切り欠き分解斜視図で示した図である。
【図4】図1の携帯電話端末の第2の構成例を示した概略図である。
【図5】図4に示した構成例におけるスライド部材の分解斜視図である。
【図6】図1の携帯電話端末の第2の構成例を示した概略図である。
【図7】図6に示したフレキシブル基板の外観構成を示した図である。
【図8】従来のスライド式携帯電話機の概略構成を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係るスライド式の携帯電話端末装置の外観構成を示している。本明細書では端末装置を単に端末ともいう。
【0023】
図1(a)は上下筐体の閉鎖状態を示し、図1(b)は上下筐体の開放状態を示している。この携帯電話端末は、下部筐体10に対して上部筐体20が直線状にスライド可能に連結されている。上部筐体20には表示部(表示デバイス)としてのLCD21およびサブ操作部25が配置されている。下部筐体10には閉鎖時には上部筐体20に隠され、開放時に露出する位置にテンキーを含む主操作部17が配置されている。また、図示しないがスピーカやマイクも上下筐体の所定の位置に配置される。
【0024】
図2は、図1の携帯電話端末の第1の構成例を示した概略図である。この図は、閉鎖状態の上下筐体の長手方向に沿った、表示画面に垂直な面で切断した断面図である。図2は細部を明確に示すために、実際の端末の縮尺とは一致していない。
【0025】
下部筐体10は、電気部品を搭載した基板12および電池11を収容した第1の内部空間を有する。同様に、上部筐体20は、他の電気部品を搭載した基板22およびLCD21を収容した第2の内部空間を有する。上下筐体は、いわゆるスライド部材(スライドユニット)30で互いに直線状に(矢印16,26の方向に)スライド可能に連結されている。下部筐体10は筐体部10a,10bを環状のパッキング(例えばOリング)13を介して重ね合わせて内部空間を形成している。同様に、上部筐体20は筐体部20a,20bを環状のパッキング23を介して重ね合わせて内部空間を形成している。
【0026】
スライド部材30は、下部筐体10の筐体部10aに固定される板状部材30a(第1の板状部材)と、上部筐体20の筐体部20aに固定される板状部材30c(第2の板状部材)と、両板状部材30aと30cとを連結する連結部30bとから構成されている。板状部材30aは連結部30bを介して板状部材30cに対して所定の範囲内で直線状にスライド可能に構成されている。このようなスライド部材30の構造自体は既知であるので、ここでは詳述しない。
【0027】
フレキシブル基板40は、下部筐体10と上部筐体20との間で電気的な接続を行う、導線を内包した可撓性部材で構成されている。フレキシブル基板40の一端は下部筐体10内の基板12上のコネクタ14に接続され、その他端は上部筐体20内の基板22上のコネクタ24に接続される。
【0028】
下部筐体10および上部筐体20はそれぞれの対向する面に形成された、内部空間に通じる第1および第2の開口43を有する。フレキシブル基板40は前記第1および第2の開口43を介してそれぞれ第1の基板12および第2の基板22に電気的に接続される。かつ、第1および第2の開口43をその周囲に設けた環状のガスケット41(本発明のシール部材としての薄板状のパッキング)を介してフレキシブル基板40で塞いでいる。任意の固定手段により、第1の板状部材30aおよび第2の板状部材30cと、それぞれ下部筐体10および上部筐体20の対向する面との間でフレキシブル基板40およびガスケット41を押圧挟持している。固定手段としては例えばネジ止め、ボルト・ナット、バネ力を利用したもの、等が考えられる。
【0029】
ユーザの操作を受け付ける操作部については特に図示していないが、典型的には下部筐体10にメイン操作部が設けられ、上部筐体20にサブ操作部が設けられる。
【0030】
図3に、図2の筐体部10bの開口43の封止のための具体的な構成を一部切り欠き分解斜視図で示す。これは本発明の筐体防水構造の要部を示している。筐体部10bの板状の面に形成された開口43は、フレキシブル基板40の端子部40aを筐体内部のコネクタ14に接続するためのものである。開口43の周囲を取り囲むように配置した環状のガスケット41を介して、フレキシブル基板40の一面で開口43を防ぐように、スライド部材30の板状部材30aでガスケット41およびフレキシブル基板40を筐体部10bに押圧固定する。この例では、板状部材30aに設けたネジ孔31を通して、筐体部10b上の対応するネジ溝15にネジをねじ込むことにより押圧固定を行う。但し、固定の方法はネジに限るものではない。スライド部材30と上下筐体部とを連結する手段は元々備わっているものを利用することができる。
【0031】
このように、スライド部材30を利用して、下部筐体および上部筐体の間を電気的に接続するフレキシブル基板40でガスケット41を介して上下筐体の開口43を塞ぐ形態で、開口を水密状態に封止することができる。
【0032】
図4は図1の携帯電話端末の第2の構成例を示した概略図である。この図は、図2と同様の断面図である。図2に示したと同様の要素には同じ参照番号を付して重複した説明は省略する。
【0033】
この第2の構成例では、スライド部材30は、下部筐体10に固定される第1の板状部材30aと、上部筐体20に固定される第2の板状部材30cとを有し、第2の板状部材30cが上部筐体20の筐体面を兼ねている。板状部材30cには開口43が設けられ、フレキシブル基板40がこの開口43を介して基板22のコネクタ24と電気的に接続される。また、この構成例ではシール部材として防水性接着シート46を用いている。第3の板状部材48が板状部材30cの開口45に対向して、フレキシブル基板40の端部を防水性接着シート46を介して板状部材30cに押圧固定する。この固定手段としては、特に限定するものではないが、上記のようなネジ止めを利用することができる。
【0034】
なお、スライド部材の板状部材が上部筐体の筐体面を兼ねる例を示したが、下部筐体の筐体面を兼ねる構成であってもよい。あるいは、上部筐体と下部筐体の両方についてスライド部材の板状部材が筐体面を兼ねる構成としてもよい。また、いずれの構成例においても、シール部材はガスケットであっても防水性接着シートであってもよい。
【0035】
図5は、図4に示した構成例におけるスライド部材30の分解斜視図を示している。板状部材48は図示省略してある。
【0036】
図6は、図1の携帯電話端末の第2の構成例を示した概略図である。図2,図4に示したものと同様の要素には同じ参照番号を付して重複した説明は省略する。
【0037】
この構成では、下部筐体10に二つの開口43a,43bを設けている。フレキシブル基板44は、その一端の接点部を開口43aに臨ませ、他端の接点部を開口43bに臨ませている。フレキシブル基板44は二重に折り畳まれて、そのほぼ中央部に設けた接点部を上部筐体20の開口43に臨ませている。この例では、下部筐体10の開口43a,43bでは防水性接着シート46を用い、上部筐体20の開口43ではガスケット41を用いている。上述したように、シール部材としてはガスケット41および防水性接着シート46のいずれでもよく、また、これら以外の部材であってもよい。
【0038】
また、フレキシブル基板44はスライド部材30を迂回して上下筐体間に伸びている。本構成例においても上述の構成例においても、下部筐体10と上部筐体20の間に伸びる際に、フレキシブル基板44がスライド部材の開口を通過するかスライド部材を迂回するかは任意である。
【0039】
図7は、図6に示したフレキシブル基板44の外観構成を示している。フレキシブル基板44の一端43aと他端44bにはコネクタと接続される接点が形成されている。また、フレキシブル基板44の中央部43cには、一端43aと他端44bの接点と電気的に導通した接点が形成されている。
【0040】
本実施の形態では、フレキシブル基板に関連した防水構造として、基本的には以下のような構成とした。
(1)上部筐体と下部筐体の対向する筐体面に開口を設け、この開口からコネクタを露出させてフレキシブル基板との電気的な接続に供する。
(2)開口の周囲に環状のシール部材を配置して、フレキシブル基板でシール部材を介して開口を覆う。
(3)スライド部材の板状部材材と開口周囲の筐体面とで、シール部材とともにフレキシブル基板を押圧挟持する。
【0041】
このような構成により、シール部材の密着性を確保する適切な保持圧力を維持するとともに、シール部材の剥がれや脱落、コネクタの抜け等を防止する効果を得る。
【0042】
また、この構造では、防水部が可動部ではないため、可動構造に比べて防水の信頼性が高い。また防水構造が、ほぼコネクタの高さ以内に収まっており、防水構造を設けた場合の厚み方向のロスがほとんど無い。さらに、スライドユニットがコネクタ抜け防止構造やガスケット圧着構造を兼ねており、構造が簡略なままさらに信頼性を高めている。その為、この構造を用いることで、スライド式携帯端末において、薄型構造を維持したまま信頼性の高い防水構造を得ることができる。
【0043】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。例えば携帯電話端末についてのみ説明したが、本発明は上下筐体を備えた任意の携帯型の装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0044】
10…下部筐体、10a,10b…筐体部、11…電池、12…基板、14…コネクタ、15…ネジ溝、16,26…矢印、17…主操作部、20…上部筐体、20a,20b…筐体部、22…基板、23…パッキング、24…コネクタ、25…サブ操作部、30…スライド部材、30a…板状部材、30b…連結部、30c…板状部材、31…ネジ孔、40…フレキシブル基板、40a…端子部、41…ガスケット、43…開口、43a,43b…開口、43c…中央部、44…フレキシブル基板、44a…一端、44b…他端、45…開口、46…防水性接着シート、47…開口、48…板状部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の基板および電気部品を収容した第1の内部空間を有する下部筐体と、
第2の基板および電気部品を収容した第2の内部空間を有する上部筐体と、
前記上部筐体を前記下部筐体に対してスライド可能に接続するスライド部材と、
前記下部筐体内の第1の基板と前記上部筐体内の第2の基板とを電気的に接続するフレキシブル基板とを備え、
前記下部筐体および前記上部筐体はそれぞれの対向する面に形成された第1および第2の開口を有し、前記フレキシブル基板は前記第1および第2の開口を介してそれぞれ前記第1および第2の基板に電気的に接続され、かつ、前記第1および第2の開口はその周囲に設けた環状のシール部材を介して前記フレキシブル基板で塞がれる
携帯端末装置。
【請求項2】
前記スライド部材は、前記第1の筐体に固定される第1の板状部材と、前記第2の筐体に固定される第2の板状部材とを有し、前記第1および第2の板状部材と前記下部筐体および上部筐体の対向する面との間で前記フレキシブル基板および前記シール部材を押圧挟持する請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記スライド部材は、前記第1の筐体に固定される第1の板状部材と、前記第2の筐体に固定される第2の板状部材とを有し、前記第1および第2の板状部材の少なくとも一方は前記上部筐体または前記下部筐体の筐体面を兼ね、当該板状部材に前記開口を設け、この開口に対して前記シール部材および前記フレキシブル基板を押圧する第3の板状部材を設けた請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記第1の筐体および第2の筐体の少なくとも一方は複数の開口を有し、前記フレキシブル基板はその異なる箇所で当該複数の開口に対して電気的に接続される請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記フレキシブル基板の一端および他端が前記複数の開口を介していずれも前記第1および第2の基板の一方に接続され、前記フレキシブル基板の中央部が前記第1および第2の基板の他方に接続される請求項4に記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記第1の基板と前記第2の基板との間を連結する前記フレキシブル基板は、前記スライド部材に設けられた開口を通過するか、または、前記スライド部材を迂回する請求項1〜5のいずれかに記載の携帯端末装置。
【請求項7】
筐体の一面に形成された開口の周囲に環状のシール部材を配置し、このシール部材を介して前記開口をフレキシブル基板で塞ぐとともに、板状部材により前記フレキシブル基板を前記筐体の一面に押圧固定する筐体防水構造。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−71876(P2011−71876A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−222665(P2009−222665)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(501431073)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 (810)
【Fターム(参考)】