説明

携帯端末装置及び表示方法

【課題】削除される文字を容易に認識することができる利便性の高い携帯端末装置及び表示方法を提供する。
【解決手段】携帯端末装置1は、ユーザに操作されるキー操作部16と、キー操作部16の操作によって入力された文字列を表示する表示部14とを備える。この携帯端末装置1は、文字の操作位置を示すカーソルCを表示し、カーソルCの表示位置と表示部14に表示される文字列との位置関係に応じてカーソルCの形状を変化させ、或いは色を変化させてカーソルCの表示を変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置及び表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、文字入力はキーボードを備える据え置き型のパーソナルコンピュータやワードプロセッサで行われるのが一般的であった。しかしながら、近年においては、携帯電話機、携帯ゲーム機器、携帯音楽プレーヤー等の携帯端末装置が多機能化しており、携帯端末装置での文字入力も一般化している。例えば、電子メール機能を備える携帯電話機においては、ユーザが携帯電話機に設けられたテンキー等を操作することにより電子メールの本文の入力が行われている。
【0003】
以下の特許文献1には、キーボードを備えるワードプロセッサを用いて文書の入力又は編集を行う場合において、ユーザによって文字サイズが変更されたときには、文書の入力位置を示すカーソルのサイズを変更して表示することで、文書入力を容易にする技術が開示されている。
【特許文献1】特開平5−12273号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、パーソナルコンピュータ等が備えるキーボードには、デリート(Delete)キーとバックスペース(Back Space)キーとが設けられているのが一般的である。ここで、カーソル(キャレット)が縦棒状の形状であって文字と文字との間に表示される場合には、デリートキーはカーソルの次の文字を削除するために用いられ、バックスペースキーはカーソルの前の文字を削除するために用いられる。
【0005】
尚、文字入力方向が左側から右側に向かう方向である場合には、上記の「カーソルの前の文字」はカーソルの左側に表示されている文字であり、上記の「カーソルの次の文字」はカーソルの右側に表示されている文字である。また、文字入力方向が上側から下側に向かう方向である場合には、上記の「カーソルの前の文字」はカーソルの上側に表示されている文字であり、上記の「カーソルの次の文字」はカーソルの下側に表示されている文字である。このように、キーボードを用いて文字入力を行う場合には、ユーザはカーソルの前の文字と次の文字を削除する場合とでデリートキーとカーソルキーとを使い分けることができる。
【0006】
しかしながら、携帯電話機に代表される携帯端末装置では、キーの数が制約されるため、バックスペースキーとデリートキーとが1つのキーで共用されるものが殆どである。このため、そのキーを用いて文字を削除しようとした場合に、カーソルの前の文字が削除されるのか又はカーソル次の文字が削除されるのかが直感的に分かり難かった。よって、ユーザがある文字を削除しようとしたときに、意図しない文字が削除されてしまって文字の再入力等が必要になり、利便性が高いとは言い難い状況であった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、削除される文字を容易に認識することができる利便性の高い携帯端末装置及び表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の携帯端末装置は、ユーザに操作されるキー操作部と、前記キー操作部の操作によって入力された文字列を表示する表示部とを備える携帯端末装置において、文字の操作位置を示すカーソルを表示し、当該カーソルの表示位置と前記表示部に表示される文字列との位置関係に応じて前記カーソルの表示を変更する表示制御部を備えることを特徴としている。
また、本発明の携帯端末装置は、前記キー操作部が、前記カーソルの一方側に表示される文字の削除と他方側に表示される文字の削除とが共用される削除キーを備えることを特徴としている。
また、本発明の携帯端末装置は、前記表示制御部が、前記カーソルの表示位置と前記表示部に表示される文字列との位置関係に応じて前記カーソルの形状を変更することを特徴としている。
また、本発明の携帯端末装置は、前記表示制御部が、前記カーソルの表示位置と前記表示部に表示される文字列との位置関係に応じて前記カーソルの色を変更することを特徴としている。
また、本発明の携帯端末装置は、前記表示制御部が、前記表示部に表示された文字列の末尾に前記カーソルが表示されている場合には、前記カーソルの一方側に表示される文字の削除が可能である旨を示す第1部分を前記カーソルに付加した表示を行うことを特徴としている。
また、本発明の携帯端末装置は、前記表示制御部が、前記表示部に表示された文字列中に前記カーソルが表示されている場合には、前記カーソルの他方側に表示される文字の削除が可能である旨を示す第2部分を前記カーソルに付加した表示を行うことを特徴としている。
更に、本発明の携帯端末装置は、前記表示制御部が、前記キー操作部の操作による文字入力が可能な場合には、文字入力が可能である旨を示す第3部分を前記カーソルに付加した表示を行うことを特徴としている。
本発明の表示方法は、表示装置に表示される文字の操作位置を示すカーソルの表示方法であって、前記表示装置に表示される文字列と前記カーソルの表示位置との位置関係に応じて前記カーソルの表示を変更することを特徴としている。
また、本発明の表示方法は、前記表示装置に表示される文字列と前記カーソルの表示位置との位置関係に応じて前記カーソルの形状を変更することを特徴としている。
更に、本発明の表示方法は、前記表示装置に表示される文字列と前記カーソルの表示位置との位置関係に応じて前記カーソルの色を変更することを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、カーソルの表示位置と表示部に表示される文字列との位置関係に応じてカーソルの表示を変更しているため、ユーザは削除される文字を容易に認識することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による携帯端末装置及び表示方法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による携帯端末装置1の外観を示す斜視図である。尚、本実施形態では、携帯端末装置1が携帯電話機である場合を例に挙げて説明する。図1に示す通り、本実施形態の携帯端末装置1は、第一筐体11、第一筐体11の厚さ方向に重ね合わせ可能な第二筐体12、及び第一筐体11と第二筐体12とを相互に折り畳み自在に連結するヒンジ部13を備えている。ヒンジ部13は、第一筐体11の基端部11aと第二筐体12の基端部12aとを連結するように配されている。
【0011】
第二筐体12の内部には、各種情報を表示する表示領域14aを有するLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)又はEL(Electro Luminescence:有機EL)ディスプレイ等からなる表示部14及び通話用のスピーカ15が設けられている。表示部14の表示領域14aは、第一筐体11と第二筐体12とを相互に重ね合わせた状態において第一筐体11に対向する第二筐体12の表面12c側に露出している。スピーカ15は、基端部12aとは反対側に位置する第二筐体12の先端部12bに配されており、第二筐体12の表面12cから第二筐体12の内部空間に貫通する開口部12dを介して外方に露出している。
【0012】
第一筐体11の内部には、テンキー16a、通話キー16b、終話キー16c、多方向キー16d、及びソフトキー16e〜16g等の各種の押下操作可能な複数の操作キーを備えるキー操作部16及び通話用のマイクロフォン17が設けられている。尚、テンキー16aの1つのキーとして、入力文字の削除を行うクリアキー18(削除キー)が設けられている。このクリアキー18は、文字の操作位置を示すカーソルC(図3参照)の一方側に表示される文字の削除、或いは他方側に表示される文字の削除を行うときに使用されるキーである。キー操作部16は、第一筐体11と第二筐体12とを相互に重ね合わせた状態において第二筐体12に対向する第一筐体11の表面11cから外方に露出している。
【0013】
マイクロフォン17は、基端部11aとは反対側に位置する第一筐体11の先端部11bに配されており、第一筐体11の表面11cから第一筐体11の内部空間に貫通する開口部11dを介して外方に露出している。尚、第一筐体11の内部には、キースイッチ、シールドケース、回路基板(何れも不図示)、及びバッテリー23(図2参照)等が重ねて配されている。また、第一筐体11内部の先端部11b側には、無線通信用のアンテナ21(図2参照)が収容されている。
【0014】
図2は、本発明の一実施形態による携帯端末装置1の要部構成を示すブロック図である。図2に示す通り、携帯端末装置1は、図1を用いて説明したスピーカ15、マイクロフォン17、キー操作部16、及び表示部14に加えて、アンテナ21、無線通信部22、バッテリー23、電源制御部24、メモリ25、及びこれらを統括的に制御する制御部26等を備えている。
【0015】
ここで、無線通信部22は、アンテナ21を介して基地局(図示省略)との間で無線信号の送受信を行うことで、他の携帯電話機等との間の通話や、電子メールの送受信やホームページの閲覧等を実現するものである。電源制御部24は、バッテリー23の充電及び放電を制御するものである。メモリ25は、文字、記号、画像等の各種情報や携帯端末装置1の各種機能を実現するプログラムを記憶するものである。尚、メモリ25内には、ユーザがキー操作部16を操作して文字等の入力を行う場合の文字列バッファBが設けられる。
【0016】
制御部26は、表示制御部31及びバッファ監視部32を備える。表示制御部31は、表示部14の表示領域14aに表示させる画像(写真、文字情報等)の表示制御を行う。また、ユーザがキー操作部16を操作して文字の入力、編集等(以下、これらを総称する場合には「文字の操作」という)を行う場合に、その文字の入力位置、編集位置(操作位置)を示すカーソル(キャレット)の表示を変更する表示制御を行う。尚、カーソルの表示制御の詳細については後述する。バッファ監視部32は、メモリ25内に設けられた文字列バッファBの空き領域及び文字列バッファBに格納されている文字列の文字数を監視する。
【0017】
図3は、本発明の一実施形態による携帯端末装置1の文字入力画面が表示された状態を示す正面図である。図3に示す通り、ユーザが文字の入力を行う場合、或いは既に入力されている文字の編集を行う場合には、表示部14の表示領域14aに文字入力欄Rが表示される。図3に示す例では、文字入力方向が左側から右側に向かう方向であって、14文字からなる文字列「あいうえおかきくけこさしすせ」が文字入力欄Rに入力されている例を図示している。この文字入力欄Rには文字の操作位置を示すカーソルCも表示される。このカーソルCは、図2に示す表示制御部31の制御によって、文字入力欄Rに表示されている文字列との位置関係に応じて形状が変化する。
【0018】
図4は、本発明の一実施形態による携帯端末装置1の表示部14に表示されるカーソルCの拡大図である。図4に示す通り、カーソルCは縦棒状の縦バー部C0を基本形状とし、文字と文字との間に表示される。尚、図4において、符号P1を付した矩形領域はカーソルCの左側に表示される文字(「カーソルの前の文字」)の表示領域を示しており、符号P2を付した矩形領域はカーソルCの右側に表示される文字(「カーソルの次の文字」)の表示領域を示している。
【0019】
文字列バッファBに空き領域がある場合(文字入力が可能な場合)には、上記の縦バー部C0に加えて、文字入力が可能である旨を示し、縦バー部C0の上端部から文字入力方向に延びる上端横バー部C13(第3部分)が表示される。かかる表示は、表示制御部31がバッファ監視部32の監視結果に基づいて行う。この上端横バー部C13が表示されることにより、ユーザは、文字入力が可能であることを直感的に理解することができる。尚、文字列バッファBの空き領域が無い場合には、上端横バー部C13の表示はなされない。
【0020】
文字入力欄Rに表示された文字列の末尾にカーソルCが表示されている場合には、上記の縦バー部C0に加えて、カーソルの前の文字(表示領域P1に表示されている文字)の削除が可能である旨を示し、縦バー部C0の下端部から文字入力方向とは逆方向に延びる下端横バー部C11(第1部分)が表示される。これに対し、文字入力欄Rに表示された文字列中(文字列の途中)にカーソルCが表示されている場合には、上記の縦バー部C0に加えて、カーソルの次の文字(表示領域P2に表示されている文字)の削除が可能である旨を示し、縦バー部C0の下端部から文字入力方向に延びる下端横バー部C12(第2部分)が表示される。
【0021】
下端横バー部C11,C12の表示は、表示制御部31が、カーソルCの表示位置の監視結果と、バッファ監視部32による文字列バッファBに格納されている文字列の文字数の監視結果とに基づいて行う。下端横バー部C11が表示された場合には、ユーザはクリアキー18(図1,図3参照)を押下すればカーソルCの前の文字(表示領域P1に表示されている文字)を削除することができ、下端横バー部C12が表示された場合には、クリアキー18を押下すればカーソルCの次の文字(表示領域P2に表示されている文字)を削除することができることを直感的に理解することができる。尚、文字が入力されていない場合には、下端横バー部C11,C12の表示はなされない。
【0022】
次に、本実施形態の携帯端末装置1を用いた文字入力の具体例について説明する。図5は、文字入力時の文字入力欄Rの表示例を示す図である。まず、ユーザが携帯端末装置1のキー操作部16を操作して文字入力指示を行うと、表示部14の表示領域14aに、図5(a)に示す文字入力欄Rが表示される。ここでは、文字入力がなされていないため、表示制御部31は、バッファ監視部32の監視結果に基づいて、図5(a)に示す通り、縦バー部C0と上端横バー部C13とからなるカーソルCを表示する。カーソルCに上端横バー部C13が表示されているため、ユーザは、文字入力が可能であることを直感的に理解することができる。
【0023】
次に、ユーザがテンキー16aを操作して3文字からなる文字列「あいう」を入力したとする。すると、文字入力欄Rの表示は、図5(b)に示す通り、入力された文字列「あいう」と、その文字列の末尾にカーソルCが表示される。ここでは、文字列バッファBに空き領域があり、且つカーソルCが文字列「あいう」の末尾に表示されているため、表示制御部31は、縦バー部C0、上端横バー部C13、及び下端横バー部C11からなるカーソルCを表示する。カーソルCに上端横バー部C13が表示されているため、ユーザは、文字入力が可能であり、且つカーソルCの前の文字が削除可能であることを直感的に理解することができる。ここで、仮にユーザがクリアキー18を1回押下したとすると、カーソルC0の前の文字である文字「う」が削除される。
【0024】
また、文字入力欄Rに図5(b)に示す通りの表示がなされている場合に、ユーザが多方向キー16dを操作して、カーソルCを文字「い」と文字「う」との間に移動させたとすると、カーソルCの形状が図5(c)に示す通りの形状に変化する。ここでは、文字列バッファBに空き領域があり、且つカーソルCが文字列「あいう」の途中に表示されているため、表示制御部31は、縦バー部C0、上端横バー部C13、及び下端横バー部C12からなるカーソルCを表示する。
【0025】
カーソルCに上端横バー部C13が表示されているため、ユーザは、文字入力が可能であり、且つカーソルCの次の文字が削除可能であることを直感的に理解することができる。ここで、仮にユーザがクリアキー18を1回押下したとすると、カーソルC0の次の文字である文字「う」が削除されることになる。尚、カーソルC0の次の文字である文字「う」を削除すると、カーソルCは文字列「あい」の末尾に位置することになるため、再び図5(b)に示す縦バー部C0、上端横バー部C13、及び下端横バー部C11からなるカーソルCに変化する。
【0026】
次に、ユーザが文字入力を行って文字列バッファBの空きが無くなったとする。すると、表示制御部31は、図5(d)に示す通り、縦バー部C0及び下端横バー部C11からなるカーソルCを表示する。即ち、表示制御部31は、文字列バッファBに空き領域が無いため上端横バー部C13の表示は行わず、カーソルCが入力された文字列の末尾に表示されているため下端横バー部C11を表示する。かかる表示により、ユーザは、文字入力が不可能であり、且つカーソルCの前の文字が削除可能であることを直感的に理解することができる。ここで、仮にユーザがクリアキー18を1回押下したとすると、カーソルC0の前の文字である文字「ん」が削除される。
【0027】
また、文字入力欄Rに図5(d)に示す通りの表示がなされている場合に、ユーザが多方向キー16dを操作して、カーソルCを文字「を」と文字「ん」との間に移動させたとすると、カーソルCの形状が図5(e)に示す通りの形状に変化する。ここでは、文字列バッファBに空き領域が無く、且つカーソルCが文字列の途中に表示されているため、表示制御部31は、縦バー部C0及び下端横バー部C12からなるカーソルCを表示する。この表示により、ユーザは、ユーザは、文字入力は不可能であるが、クリアキー18を押下すれば、カーソルCの次の文字である文字「ん」が削除可能であることを直感的に理解することができる。
【0028】
以上説明した通り、本発明の一実施形態による携帯端末装置及び表示方法によれば、カーソルCの表示位置と文字入力欄Rに表示される文字列との位置関係に応じて下端横バー部C11,C12を表示してカーソルCの表示を変更しているため、ユーザは削除される文字を容易に認識することができる。つまり、下端横バー部C11が表示されている場合にクリアキー18を押下するとカーソルCの前の文字が削除され、下端横バー部C12が表示されている場合にクリアキー18を押下するとカーソルCの次の文字が削除されるのを直感的に認識することができるため、意図しない文字が削除されるといった不具合を防止することができユーザの利便性を向上させることができる。
【0029】
以上、本発明の一実施形態による携帯端末装置及び表示方法について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、縦バー部C0の上端に上端横バー部C13を表示し、下端に下端横バー部C11,C12を表示することでカーソルCの形状を変更していたが、形状の変更方法は上記実施形態に制限されることはない。例えば、上端横バー部C13及び下端横バー部C12に変えて文字入力方向を指し示す矢印を縦バー部C0の上端及び下端にそれぞれ表示し、下端横バー部C11に変えて文字入力とは逆の方向を指し示す矢印を縦バー部C0の下端に表示しても良い。
【0030】
また、上記実施形態では、カーソルの形状を変更する場合について説明したが、カーソルの色を変更するようにしても良い。更には、カーソルの形状の変更とともにカーソルの色の変更を行うようにしても良い。例えば、上記の実施形態において、下端横バー部C11を水色表示し下端横バー部C12を赤色表示するといった具合である。
【0031】
また、上記実施形態では、文字入力方向が左側から右側に向かう方向である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、文字入力方向が上側から下側に向かう方向である場合にも適用が可能である。更に、上記実施形態では、携帯端末装置1が携帯電話機である場合を例に挙げて説明したが、本発明は携帯ゲーム機器、携帯音楽プレーヤー等の携帯端末装置一般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態による携帯端末装置1の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による携帯端末装置1の要部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による携帯端末装置1の文字入力画面が表示された状態を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態による携帯端末装置1の表示部14に表示されるカーソルCの拡大図である。
【図5】文字入力時の文字入力欄Rの表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
1 携帯端末装置
14 表示部
16 キー操作部
18 クリアキー
31 表示制御部
C11,C12 下端横バー部
C13 上端横バー部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに操作されるキー操作部と、前記キー操作部の操作によって入力された文字列を表示する表示部とを備える携帯端末装置において、
文字の操作位置を示すカーソルを表示し、当該カーソルの表示位置と前記表示部に表示される文字列との位置関係に応じて前記カーソルの表示を変更する表示制御部を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記キー操作部は、前記カーソルの一方側に表示される文字の削除と他方側に表示される文字の削除とが共用される削除キーを備えることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記カーソルの表示位置と前記表示部に表示される文字列との位置関係に応じて前記カーソルの形状を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記カーソルの表示位置と前記表示部に表示される文字列との位置関係に応じて前記カーソルの色を変更することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記表示部に表示された文字列の末尾に前記カーソルが表示されている場合には、前記カーソルの一方側に表示される文字の削除が可能である旨を示す第1部分を前記カーソルに付加した表示を行うことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記表示部に表示された文字列中に前記カーソルが表示されている場合には、前記カーソルの他方側に表示される文字の削除が可能である旨を示す第2部分を前記カーソルに付加した表示を行うことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の携帯端末装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記キー操作部の操作による文字入力が可能な場合には、文字入力が可能である旨を示す第3部分を前記カーソルに付加した表示を行うことを特徴とする請求項3から請求項6の何れか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項8】
表示装置に表示される文字の操作位置を示すカーソルの表示方法であって、
前記表示装置に表示される文字列と前記カーソルの表示位置との位置関係に応じて前記カーソルの表示を変更することを特徴とする表示方法。
【請求項9】
前記表示装置に表示される文字列と前記カーソルの表示位置との位置関係に応じて前記カーソルの形状を変更することを特徴とする請求項8記載の表示方法。
【請求項10】
前記表示装置に表示される文字列と前記カーソルの表示位置との位置関係に応じて前記カーソルの色を変更することを特徴とする請求項8又は請求項9記載の表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−245177(P2008−245177A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−86157(P2007−86157)
【出願日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】