説明

携帯電話着脱取付具

【課題】
従来携帯電話は、男性ではポケットに入れておいて、使用時には、該ポケットから取り出すことが行なわれている。ところが従来ポケットに入れておく場合は、携帯が呼び出し音が聞こえなかったり、又音が鳴ってから、取り出すまでに意外と時間がかかり、間に合わないケースが少なくなかった。また、女性の場合は、ポケットがない為に、バッグや手提げ等に収納してある事が多いので、これ又、呼び出し音が聞き取り取り難かったり、取り出し時間が掛かるという問題点があった。
【解決手段】
携帯電話を着脱自在に収納するものにおいて、胴部と固着部を備えており、該胴部には、半分に二つ折りにされる携帯電話が、挟み込むように取り付けられるもので。前記固着部には、携帯電話の脱落を防止するため固着部の中央部に膨出部を備えている携帯電話着脱取付具である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯を簡単に着脱自在に取り付け又は取外せる携帯電話用の着脱取付具に関し、迅速に着脱ができるものに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯電話は、社会生活において今や必須の道具となり、その利用は各層にわたっており、学生からサラリーマン、家庭の主婦等何千万台が普及しており、持っていない方が少ないともいわれている。そして、その名に示す如く、常時身に着けておき、運搬されるものとなっている。
【0003】
しかしながら、携帯電話の呼び出し音が聞こえにくいポケットやハンドバッグに納められているのが現状である。その構造も、単にバッグや袋状のものであり、呼び出し音がなった後で直ちに取り出すには時間を要している。
【特許文献1】特開2004−89663号公報
【特許文献2】実公開平5−35737号公報
【特許文献2】登録実用新案3024167号
【特許文献2】登録実用新案3008435号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の携帯電話は、男性ではポケットに入れておいて、使用時には、該ポケットから取り出すことが行なわれている。ところが従来ポケットに入れておく場合は、携帯が呼び出し音が聞こえなかったり、又音が鳴ってから、取り出すまでに意外と時間がかかり、間に合わないケースが少なくなかった。また、女性の場合は、ポケットがない為に、バッグや手提げ等に収納してある事が多いので、これ又、呼び出し音が聞き取り取り難かったり、取り出し時間が掛かるという問題点があった。
【0005】
又女性の場合は、バッグ等がない場合、持ち歩きに対し、身に付けるところがないので、呼び出し不能のケースも多々ある。特に女性の場合は、ポケットがない衣服が多いので携帯電話の持ち運びには、困ることが多いのが実情である。
【0006】
本発明は、上記の問題点を改善して、構造簡単であって、携帯電話の呼び出し音も聞き漏らすことなく、簡単に身に付けられ且つ迅速に着脱自在に取り付けられる携帯電話着脱取付具を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために本発明では、携帯電話を着脱自在に収納するものにおいて、胴部と固着部を備えており、該胴部には、半分に二つ折りにされる携帯電話が、挟み込むように取り付けられる携帯電話着脱取付具を提供する。
【0008】
前記固着部には、携帯電話の脱落を防止するため固着部の中央部に膨出部を備え、これによって携帯電話の脱落を防止する機能をも備えた着脱取付具を提供するものである。
【0009】
前記固着部には、該固着部とバンドやバッグ等への引っ掛け部を繋ぐ連結部を備え、これによって、バンドやバッグ等へ容易に固定することが可能な携帯電話着脱取付具を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、上記のように、構造簡単であって、簡単に身に付けられ且つ迅速に着脱自在に取り付けられ、且つ携帯電話の呼び出し音も聞き漏らすことがなく、その取り出しも容易である携帯電話着脱具を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は、携帯電話を取り付ける携帯電話着脱取付具に関し、簡易な構造により持ち運びも取り付け取外しも簡単な、特に呼び出し音がなった後ですぐに取り出せる構成により実現した。
【実施例1】
【0012】
本発明の実施の形態を実施例に基づき、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例の一つである。
【0013】
図1で示されものは、携帯電話を取り付ける状況図である。
携帯電話(9)は、2つ折の場合が示されており、折畳む状態でV字状のまま携帯電話着脱具(1)へ差し込むようにして取り付けるものである。
携帯電話着脱具(1)自体は、バンド(8)に取り付けられて利用できるようになっている。このように携帯電話着脱具(1)が折畳む性質をそのまま利用して、簡単に取り付けるものである。
【0014】
更に、詳細に説明すると、図2に示すように、携帯電話着脱具(1)は、大略胴部(10)と固着部(20)を備えており、該胴部(10)には、携帯電話(9)は、二つ折りにされて、挟み込むように取り付けられる。従って、簡単に取り付けられるのが理解されるであろう。図2の(2)に示すように、その側面から分かるように、固定されるのが理解されるであろう。
【0015】
胴部(10)の上側には、その端部側に、固着具(20)があって、携帯電話(9)が挿入される両側に、該固着部(20)が設けられている。この例では、固着部(20)から延出する連結部が設けられている。
該連結部は、胴部(10)及び引っ掛け部を備え、両者は複数の鎖状からなる部材(70)の結合体(7)によって繋がっている。
【0016】
その端部は、胴部(10)に開口された孔(201)に結ばれており、複数の鎖状の部材(70)の結合体(7)の他の端部には、ズボンのバンド(8)に引っ掛けられる引っ掛け部である略断面U字状の係り部(71)がある。係り部(71)の端部(710)は、掛かり易いように、フレア状に広がっており、そして、次第に狭まり、バンド(8)の部分で円弧状にカーブしてバンド(8)を挟み込む形状となっている。
【0017】
このため係り部(71)が引っ掛かるものであればバンドに限らず種々のものに採用することが出来る。
【実施例2】
【0018】
図3に示すものは、他の実施例であって、胴部(10)に横断的な固着部(20)が示されている。該固着部(20)は、図に示すように、胴部(20)を横方向に横断しており、その端部で適宜な固定手段(3)、例えば、パチンと留まるホック状のようなもの、によって固定されている。
【0019】
この構造によって、胴部(10)はしっかりと固定される。胴部(10)の上方には、脱防止部(20)の端部側に、バンドやかばんへの取り付けを行う為の、孔(202)が設けられる。該孔(202)は、ずぼんのバンド(8)に直接通すこともできるものである。
この場合、孔(202)の部分は、胴部(10)より突出した位置に置かれ、孔(202)へ入るバンドを邪魔しないようにすることができる。その為に、孔(202)の部分は、平行な中央部(200)より高い位置に設けられるのは、バンド(8)を挿通させるときに、平行であると通すことができないからである。
【0020】
又その孔(202)の上方の図1に示すような係り部(71)の端部(710)を設けることで、バッグやずぼんのバンドの双方にも取り付けることが可能となる。
【0021】
更に、図3の(2)に示すように、胴部(10)の中央部(200)に膨出部(203)を設ける。このことで、携帯電話(9)を胴部(10)へ挿入するときに、携帯電話(9)がこの膨出部(203)内へ入り、携帯電話(9)の脱落を防止する為固定することができる。
即ち、固着部(20)は、胴部(10)へ取り付けることで、バンド等へ取り付けることができると共に、携帯電話(9)を固定する機能の2つの機能を奏することとなるので、別段固着の為の固定部を設ける必要はない。
【0022】
この携帯電話着脱具(1)を取り付けることは、ずぼんのバンドやハンドバックの取って部分に、特に、ずぼんの場合、人の脇方向へ取り付けるのが利便ではあり、係り部(71)の端部(710)をバンドに掛けて図4の(2)に示すように、簡単に取り付けられるのが理解された。バッグには、適宜な結合手段が当業者によって採用することが出来、図1の(b)に示すように、一端がイヤリングのように開放できるような輪を広げてバッグの取って部分に簡単に取付けることが可能である。バンドに類したものには、この他、取り付けられるのは勿論である。
【0023】
又、図1の(c)に示すように、凹凸による又はホック等の嵌め込み式の結合部も採用できるのは勿論である。
【0024】
更には、図2に示す実施例では、ずぼんやバンドへの適用例であったが、鎖状の部材を長くしておけば首にかけることも実施可能である。又カラー等の紐によっても掛けることは可能である。
【0025】
又、携帯電話が上着のポケットはバッグに中に入っていないので、呼び出し音を確実に聞くことが出来、又携帯電話を取り出すときも又しまうときも簡単に差し込むように行なうことが可能となる。特に、呼び出し音がなった後での取り出しは速く行える。又ヤングのファッションとしても優れており、実用は勿論のこと現代的なセンスのある携帯電話着脱具(1)がえられた。
【0026】
以上、実施例によって本発明が理解しえたものと考えられるが、上記の実施例に限定されず、本発明の技術思想に基づいて当業者によって種々の変形例が考えられるのは当然である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施例の一つである携帯電話着脱具の概略図を示す。
【図2】本発明の他の実施例の携帯電話着脱具を示す。
【図3】本発明の他の実施例の携帯電話着脱具を示す。
【図4】本発明の実施例の携帯電話着脱具の使用状況を示す
【符号の説明】
【0028】
1 携帯電話着脱具
10 胴部
20 固着部
200 中央部
202 穴
7 結合体
70 鎖状部材
71 係り部
8 バンド
9 携帯電話

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話を着脱自在に収納するものにおいて、胴部と固着部を備えており、該胴部には、半分に二つ折りにされる携帯電話が、挟み込むように取り付けられることを特徴とする携帯電話着脱取付具
【請求項2】
前記固着部には、携帯電話の脱落を防止するため固着部の中央部に膨出部を備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話着脱取付具
【請求項3】
前記固着部には、該固着部とバンドやバッグ等への引っ掛け部を繋ぐ連結部を備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話着脱取付具

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−291337(P2009−291337A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−146363(P2008−146363)
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(398041731)清水ネーム株式会社 (1)
【Fターム(参考)】