説明

搾出ノズルおよびレバー付容器

【課題】本発明は、容器の姿勢によらずに内部の液体をノズルから噴出させることができ、かつ、構造が単純で安価に製造できる液体搾出ノズルおよびレバー付容器を提供する。
【解決手段】液体搾出ノズルおよびレバー付容器は、狭窄部がゴム弾性を有したノズルと、ノズルを間接的に摘むレバーとを備える。ノズルは、貯留部と台部と弁とを有する。貯留部は、狭窄部の中に設けられ、レバーによってノズルが摘まれ扁平された場合に本体の内部との連通が遮断される。弁は、被操作状態で貯留部の内圧が一定の圧力を超えた場合に開かれて貯留部内の液体を噴出させる。ノズルの狭窄部は、被操作状態で貯留部の内圧が一定の圧力に至るまでレバーで摘まれることによって、膨張する。弁が解放するとゴム弾性によって狭窄部が収縮するので、貯留部内の液体が噴出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部の液体を滴下させるのではなくゴム弾性による収縮力で噴出させるノズルおよびそのノズルを搾るレバーを備える容器に関する。
【背景技術】
【0002】
薬液を滴下させる方式の点眼容器は、特許文献1〜5に開示されている。これらの点眼容器は、ノズルが下に向くように逆さまにされて用いられる。利用者が容器を押圧すると、薬液はノズルから流出し滴下される。したがって、利用者は、点眼するために滴下される薬液を仰ぎ見ることとなる。
【0003】
特許文献1〜5に示された点眼容器では、真上を見た状態でうまく眼球に薬液を滴下させるために、慣れが必要である。体が硬いなどの理由から上を向くことが困難な場合、薬液をうまく滴下できない。また、上を向くと反射的に口が開いてしまうため、点眼しているときの姿を他人に見られると恥ずかしい。そこで、上を向くことなく目に薬液を供給するための目薬容器が特許文献6〜8に開示されている。
【特許文献1】登録実用新案明細書第13045号
【特許文献2】大正13年実用新案出願公告第3803号公報
【特許文献3】特開昭62−120895号公報
【特許文献4】実公平5−34663号
【特許文献5】特開2005−335773号公報
【特許文献6】特開平6−292703号公報
【特許文献7】特開2002−191671号公報
【特許文献8】特開2004−148052号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献6に記載されたスプレー式点眼器は、薬液を噴出させるために指でボタンを押圧する際に手が動いてしまい、目にうまく噴霧することができない場合がある。特許文献7および特許文献8に記載された目薬容器は、ノズルが常に開口しているので、容器を瞬時に指で押圧しないと、薬液を噴出する内圧が不足し、ノズルから薬液が垂れる。
【0005】
また、特許文献6および特許文献8に記載された目薬容器は、いずれも複雑な機構を要しており、衛生面から使い捨てにされる容器として不経済である。
【0006】
そこで、本発明は、容器の姿勢によらずに内部の液体をノズルから噴出させることができるとともに、構造が単純で安価に製造できる液体搾出ノズルおよびレバー付容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る液体搾出ノズルおよびレバー付容器は、開口部を有して液体を内部に溜める本体と、開口部に装着されて先端側の狭窄部にゴム弾性を有したノズルと、狭窄部を間接的に摘むために狭窄部に隣接して配置されるレバーと、ノズルを覆って取り外し可能に装着される蓋とを備える。
【0008】
ノズルは、貯留部と台部と弁とを有する。貯留部は、狭窄部の中に設けられ、レバーによって狭窄部が摘まれていない自由状態で本体の内部と連通しており、レバーによって狭窄部が摘まれ扁平された被操作状態で本体の内部との連通が遮断される。台部は、開口部に嵌合し、開口部から貯留部へ通じる液体供給路を有する。弁は、被操作状態で貯留部の内圧が一定の圧力を超えた場合に開かれて貯留部内の液体を噴出させる。ノズルの狭窄部は、被操作状態で貯留部の内圧が一定の圧力に至るまでレバーで摘まれることによって、膨張する。
【0009】
レバーは、操作されることによって、第1姿勢を経た後、第2姿勢へ変位する。第1姿勢においてレバーは、狭窄部を扁平して貯留部を本体から遮断する。第2姿勢においてレバーは、貯留部と本体とを遮断した状態を維持しつつ、貯留部を弁に向かって絞り上げるように狭窄部を扁平させる。
【0010】
上記構成を備える液体搾出ノズルおよびレバー付容器において、レバーは、本体側に固定された基部と、基部から延びる起立部と、ノズルの先端側でノズルから離れる方向へ折り返された操作部と、操作部から狭窄部に向かって起立部を回り込んで延び狭窄部に対面する当接部と、を有するとよい。この場合、レバーは、狭窄部を挟んで対称の位置に一対に設けられるとよい。
【0011】
また、上記構成を備える液体搾出ノズルおよびレバー付容器において、ノズルは、レバーによって狭窄部が扁平された場合に液体供給路と貯留部との間を閉塞する凸部を有するとよい。
【0012】
また、上記構成を備える液体搾出ノズルおよびレバー付容器において、弁は、貯留部の内圧が一定の圧力以下で気密に密閉されており一定の圧力を超えた場合に拡開されて貯留部内の液体を噴出させるピンホールであるとよい。
【0013】
弁の他の具体的な形状は、ピンホールである以外に、液体が通る噴出方向に沿って幅を有しており貯留部の内圧が一定圧力以下で気密に密着し一定圧力を超えると開放されるスリットまたはこのスリットが十字に交差されたものであってもよい。
【0014】
また、蓋は、装着された状態でレバーが第2姿勢に変位することを阻止する係止部を有していてもよい。
【0015】
本願において「噴出」とは、液体がノズルの先端から飛沫となって飛翔することを意味する。このときの飛沫は、液体が自重によって滴下される一滴の液量よりも少量の液滴である。
【発明の効果】
【0016】
上記構造を備える本発明に係る液体搾出ノズルおよびレバー付容器によれば、重力に逆らって本体内部の液体をノズルから噴出させることができる。この場合、液体は飛沫となってノズルから打ち出される。
【0017】
本発明に係る液体搾出ノズルおよびレバー付容器を目薬容器として使用する場合、利用者は、上を仰ぎ見ることなく、正面または下を向いた姿勢でも薬液を目に供給することができる。この容器は、重力に影響されることなく内容液をノズルから噴出させることができる。したがって、上を向くことが困難な者でも容易に目薬をさすことができるだけでなく、無重力空間においても目薬容器として利用できる。
【0018】
また、本発明の液体搾出ノズルおよびレバー付容器は、構造が単純であり安価に製造できるため、衛生上使い捨てにされる目薬容器として適している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明に係る第1の実施形態の液体搾出ノズルおよびレバー付容器1について、目薬容器として利用される場合を例に、図1から図7を参照して説明する。図1に示す容器1は、本体2とノズル3とレバー4と蓋5とを備える。本体2は、開口部21を有し、内部に薬液である液体Lを溜める。本体2は、内部の液体Lによって劣化しないとともに内容物の液体Lに溶出してこの液体Lの純度を損なわない材質、例えば、ガラス、ポリプロピレンなどの合成樹脂、アルミニウムなどの合金で形成されることが望ましい。
【0020】
図2に示すように、ノズル3は、開口部21に装着され、先端側の狭窄部32にゴム弾性を有している。ノズル3は、本体2の中に液体Lを入れた後、開口部21から容易に脱落しない方法で固定されている。この実施形態では、ノズル3は、本体2の開口部21に圧入されて嵌合している。圧入したのち接着してもよいし、本体2とノズル3とが合成樹脂どうしであれば、レーザーや超音波によって互いに融着させてもよい。
【0021】
レバー4は、狭窄部32を間接的に摘めるようにノズル3の狭窄部32に隣接している。蓋5は、図1に示すように、ノズル3を覆う形状を有し、取り外し可能に装着されている。蓋5は、この容器1を携行する際に容易に脱落せずノズル3を保護できればよい。したがって、蓋5は、本体2やノズル3あるいはレバー4に外嵌する形状であってもよい。
【0022】
ノズル3は、図2に示すように、台部31と狭窄部32とで構成され、貯留部33と液体供給路34と弁35と凸部36とが形成されている。台部31は、開口部21に嵌合し、開口部21から貯留部33へ通じる液体供給路34を有する。本体2と反対側の台部31には、狭窄部32が嵌着されている。狭窄部32は、繰り返し扁平された場合にも復元性に優れた部材、シリコーンゴムやウレタンエラストマなどによって形成されている。狭窄部32は、台部31から取れないように嵌着されるか、段差を設けて嵌合される。狭窄部32は、台部31に対して嵌着されるだけでなく、液密となるように、接着剤で固定されるかレーザーや超音波で融着されるとよい。また、台部31を硬い材質、狭窄部32を柔らかい材質で、一体に射出整形してもよい。
【0023】
液体供給路34の開口部21側には、本体2の底に達する長さの導管37が装着されている。液体供給路34は、貯留部に入った液体Lをその液体Lの表面張力によって、そのまま貯留部33に残留させる程度に貯留部33よりも細く形成される。また、台部31は、本体2内部の圧力を大気圧にするための連通孔38を有している。連通孔38は、気体を通し液体Lを通さない半透膜で覆われることも好ましい。
【0024】
貯留部33は、狭窄部32の中に形成されている。貯留部33は、自由状態で本体2の内部と連通しており、被操作状態で本体2の内部との連通が遮断される。自由状態とは、レバー4によって狭窄部32が摘まれていない状態である。被操作状態とは、レバー4によって狭窄部32が摘まれ扁平された状態である。
【0025】
弁35は、ピンホールであって、台部31と反対側の狭窄部32の先端に設けられている。弁35は、貯留部33の内圧が一定の圧力以下で気密に窄まって密閉されている。狭窄部32が被操作状態となり貯留部33の内圧が一定の圧力を超えた場合、弁35は弾性変形によって拡開され、貯留部33内の液体Lを噴出させる。
【0026】
狭窄部32は、被操作状態で貯留部33の内圧が開弁される一定の圧力に達するまでレバーで摘まれ扁平すると、レバー4に接していない部分が膨張する。凸部36が閉塞された後にレバー4で加えられた押圧力は、狭窄部32が膨張されたことで生じるゴム弾性の収縮力として蓄えられる。貯留部33の内圧が上昇し弁35が開放されると、引き伸ばされていた狭窄部32は、ゴム弾性によって収縮する。この結果、貯留部33内の液体Lは、弁35を通って勢いよく噴出される。
【0027】
凸部36は、貯留部33と液体供給路34との間に形成されている。この凸部36は、図5および図6に示すように、狭窄部32がレバー4によって摘まれて扁平させられた場合に、貯留部33と液体供給路34との間を閉塞し、流れを遮断する。凸部36が設けられていることによって、小さな力でも貯留部33と液体供給路34との間を閉塞することができる。
【0028】
レバー4は、図1〜図3に示すように、ノズル3を挟んで対称となる位置に一対に配置されている。レバー4は、基部41と起立部42と操作部43と当接部44とで構成されている。本実施形態において基部41は、ノズル3の台部31を囲う環状に一続きに形成されている。基部41は、内側に雌螺子45を有し、本体2の開口部21の外周に形成された雄螺子22に螺合されることによって本体2に固定されている。
【0029】
起立部42は、狭窄部32と平行に弁35に向かって延びている。操作部43は、ノズル3の先端側で起立部42とつながっており、狭窄部32から離れる方向へ折り返されている。操作部43の表面には、滑り止めの凸条が多数形成されている。当接部44は、操作部43の両側縁から狭窄部32に向かって起立部42を回り込んで延び、狭窄部32に対面している。当接部44は、起立部42および操作部43と別体に製造され、図4に示すように、接着または融着される。なお、レバー4は、金型を工夫することで、一体に射出整形することも可能である。
【0030】
当接部44は、貯留部33の弁側より手前の部分から凸部36までの範囲にわたって設けられている。図2に示すように、当接部44の凸部36側のほうは、弁側の部分よりも操作部43から離れている。これにより、レバー4を操作した場合、凸部36側の当接部44が先に狭窄部32に接触する。
【0031】
上述の構造を有したレバー4は、利用者によって指で狭窄部32を間接的に摘むように操作される。レバー4は、操作されることによって、図5に示す第1姿勢P1を経た後、図6に示す第2姿勢P2へ変位する。第1姿勢P1においてレバー4は、狭窄部32を扁平して貯留部33を本体2から遮断する。第2姿勢P2においてレバー4は、貯留部33と本体2とを遮断した状態を維持しつつ、貯留部33を弁35に向かって絞り上げるように狭窄部32を扁平させる。
【0032】
つまり、レバー4は操作されると、起立部42と操作部43との連結部を中心に、操作部43および当接部44が狭窄部に向かって回動し、第1姿勢P1となる。凸部36があたっているので、さらにレバー4に力が加えられると、基部41側を固定端とした梁のように、レバー4の起立部42は撓む。そして、当接部44が貯留部33を弁35に向かって絞り上げるように狭窄部32を扁平し、レバー4は第2姿勢P2となる。
【0033】
第1姿勢P1から第2姿勢P2へレバー4が変位する間、貯留部33の内圧が一定の圧力を超えるまで弁35は閉じられている。そのためレバー4によって狭窄部32に加えられた変形力は、レバー4に接していない狭窄部32が膨張することで生じる収縮力として狭窄部32に蓄えられる。
【0034】
貯留部33の内圧が弁35を開放させる一定の圧力を超えると、図6に示すように弁35が開き、膨張した狭窄部32のゴム弾性によって蓄積されていた収縮力によって、貯留部33内の液体Lが勢いよく噴出する。液体Lは、勢いよく噴出するので、液体Lが自重で滴下される一滴よりも少量の飛沫となってノズル3の先端から飛翔する。
【0035】
貯留部33内の圧力が一定圧力よりも低下すると、弁35は弾性力によって閉鎖される。貯留部33に入っていた液体Lが噴出されると、狭窄部32をレバー4で摘んだ第2姿勢P2のままでも、自然と弁35は閉じられる。手を緩めてレバー4が戻り、狭窄部32が自由状態に復元されると、導管37を通して本体2に入っている液体Lが貯留部33に吸い上げられる。
【0036】
蓋5は、切欠き部51とフック52とを有している。切欠き部51は、レバー4に対応して2か所、レバー4と嵌合するように設けられている。フック52は、2つの切欠き部51の間に設けられており、レバー4の基部41に設けられた凹部46と係合する。レバー4の基部41を押圧するように蓋5を扁平させると、フック52が凹部46から解除される。また、図2に示すように蓋5は、レバー4が第2姿勢P2にならないように起立部42の先端側を支持する係止部53を内側に備えている。
【0037】
以上のように構成された容器1は、重力に影響されることなく液体Lをノズル先端から噴出させることができる。したがって、この容器を使用すれば、利用者は、図7に示すように正面を向いた状態、さらには下を向いた状態でも、薬液を眼にさすことができる。目薬をさすのに上を向く必要がないので、上を向くことが困難な人も容易に目薬をさすことができる。また、愛玩動物に目薬をさすことも容易である。さらに、宇宙空間など無重力環境であっても、目薬をさすことができる。
【0038】
貯留部33に入っている液体Lは、狭窄部32のゴム弾性力による収縮力で液体Lを噴出される。したがって、貯留部33の容積が液体Lが自重で滴下される一滴よりも少ない微量であっても、液体Lを飛沫化して噴出させることができる。勢いよく液体Lが噴出されるので、ノズル3の先端から液体Lが垂れることを防止できる。
【0039】
なお、本発明の容器を試作してみたところ、ノズル3から噴出された液体Lは、ノズル3から約15cm以上直線的に飛翔することが確認された。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明の液体搾出ノズルおよびレバー付容器歯、目薬容器、香水用容器、液体調味料容器のほか、内部に貯留する液体が滴下される1滴よりも少ない微小量の液体を噴出させたり、重力に抗って微小量の液体を噴出させたりする容器として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の液体搾出ノズルおよびレバー付容器を示す斜視図。
【図2】図1に示した液体搾出ノズルおよびレバー付容器の断面図。
【図3】図1に示した液体搾出ノズルおよびレバー付容器をノズル先端側から見た平面図。
【図4】図1に示した液体搾出ノズルおよびレバー付容器のレバーの分解斜視図。
【図5】図1に示した液体搾出ノズルおよびレバー付容器のレバーを第1姿勢まで操作した状態を示す断面図。
【図6】図5に示した液体搾出ノズルおよびレバー付容器のレバーを第2姿勢まで操作した状態を示す断面図。
【図7】図1に示した液体搾出ノズルおよびレバー付容器を目薬容器として利用する状態で容器を断面にして示す図。
【符号の説明】
【0042】
1…(液体搾出ノズルおよびレバー付)容器、2…本体、3…ノズル、4…レバー、5…蓋、21…開口部、31…台部、32…狭窄部、33…貯留部、34…液体供給路、35…弁、36…凸部、37…導管、41…基部、42…起立部、43…操作部、44…当接部、L…液体、P1…第1姿勢、P2…第2姿勢。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有して液体を内部に溜める本体と、前記開口部に装着されて先端側の狭窄部にゴム弾性を有したノズルと、前記狭窄部を間接的に摘むために前記狭窄部に隣接して配置されるレバーと、前記ノズルを覆って取り外し可能に装着される蓋とを備え、
前記ノズルは、
前記狭窄部の中に設けられて前記レバーによって前記狭窄部が摘まれていない自由状態で前記本体の内部と連通しており前記レバーによって前記狭窄部が摘まれ扁平された被操作状態で前記本体の内部との連通が遮断される貯留部と、
前記開口部に嵌合して前記開口部から前記貯留部へ通じる液体供給路を有する台部と、
前記被操作状態で前記貯留部の内圧が一定の圧力を超えた場合に開かれて前記貯留部内の液体を噴出させる弁と、
を有し、前記被操作状態で前記貯留部の内圧が前記一定の圧力に至るまで前記レバーで摘まれることによって前記狭窄部が膨張し、
前記レバーは、
操作されることによって、前記狭窄部を扁平して前記貯留部を前記本体から遮断する第1姿勢を経た後、前記貯留部を前記弁に向かって絞り上げるように前記狭窄部を扁平させる第2姿勢へ変位する
ことを特徴とする液体搾出ノズルおよびレバー付容器。
【請求項2】
請求項1に記載された液体搾出ノズルおよびレバー付容器において、
前記レバーは、
前記本体側で固定された基部と、
前記基部から延びる起立部と、
前記ノズルの先端側で前記狭窄部から離れる方向へ折り返された操作部と、
前記操作部から前記狭窄部に向かって前記起立部を回り込んで延び前記狭窄部に対面する当接部と、を有することを特徴とする。
【請求項3】
請求項1に記載された液体搾出ノズルおよびレバー付容器において、
前記ノズルは、前記レバーによって前記狭窄部が扁平された場合に前記液体供給路と前記貯留部との間を閉塞する凸部を有することを特徴とする。
【請求項4】
請求項1に記載された液体搾出ノズルおよびレバー付容器において、
前記弁は、前記貯留部の内圧が一定の圧力以下で気密に密閉されており前記一定の圧力を超えた場合に拡開されて前記貯留部内の液体を噴出させるピンホールであることを特徴とする。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−18333(P2010−18333A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−182441(P2008−182441)
【出願日】平成20年7月14日(2008.7.14)
【出願人】(306028423)
【Fターム(参考)】