説明

撮像装置、撮像装置の設定方法及びプログラム

【課題】QRコード等を用いて、無線LANや撮影条件の設定を簡易に行うことが可能な撮像装置、撮像装置の設定方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】この撮像装置は、少なくとも無線LANの設定、或いは撮影条件の設定等に係る所定の設定情報に係るQRコードを生成し表示デバイス11に表示し、他の撮像装置により表示されたQRコードを撮像素子14により撮像し、該撮像されたQRコードをデコードして所定の設定情報を読み出し該設定情報に基づく設定を行う主制御部1と、設定情報を所定の記憶領域8a,8bに記憶する記憶部8とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置等に係り、特に例えば無線LAN(Local Area Network)や撮影条件等の設定を簡易に行うための技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置は、多機能化が進められており、これら各種機能を実現するためには様々な設定が必要となる。
【0003】
一例として、デジタルカメラ等の撮像装置の中には、無線LAN機能が搭載され、該無線LAN機能により、撮像された画像データをインターネット等のネットワークを介してプロバイダ等のサーバにアップロードすることができる機種もある。
【0004】
この無線LAN機能を実現するためには、SSID(Service Set Identifier)や認証方式、暗号化方式等を予め設定しておかなければならず、それはユーザにとって煩雑なものである。このような問題に鑑みて、例えば、特許文献1,2では、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)で無線LANの設定を行い、設定情報を有線経由で無線機器に送信して設定させる技術が開示されている。即ち、より詳細には、特許文献1では、電子カメラとパソコンをケーブルによって有線接続し、電子カメラにおいて、パソコンから無線LANの設定に関するネットワーク情報を取得し、該情報に基づいて、パソコンのプロファイルを作成して記憶し、該プロファイルに基づいて、無線LAN無線通信を行う電子カメラに関する技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献3では、既に無線LANのネットワーク設定がなされている機器から同じネットワーク設定を他の機種に設定させる方法が開示されている。より詳細には、特許文献3では、機器同士を接続した有線ケーブルを介した画像などのデータ通信を検出した場合に、予め送信された無線通信パラメータを使用するかの判別を行うことで、使用者が意図しない場合でも通信パラメータの設定が行われてしまう不具合を少なくする通信機器に関する技術が開示されている。
【0006】
さらに、特許文献4では、QRコードリーダとしてのデジタルカメラを備え、該デジタルカメラで撮影されたQRコードを復号化して、無線LAN設定のための構成情報を再生し、該構成情報に基づいて設定を行う携帯電話に関する技術が開示されている。
【0007】
一方、撮影された画像の出来が良好な場合、ユーザにより同じような画像を撮影することが嘱望されることがあるが、その為には、撮影時のカメラ設定と同じ情報(焦点距離やシャッタスピード、レンズF値、ISO感度、測光モード、光源等)を設定する必要がある。このような設定を容易にする為の技術について、以下の提案がなされている。
【0008】
即ち、特許文献5では、撮影した画像と、その画像を撮影した設定値をバーコードにエンコードしてオリジナル画像との合成画像を作成し、プリントアウトした印刷物のバーコードを撮影することで同じ設定での撮影が可能となる撮像装置に関する技術が開示されている。特許文献6では、カメラのメーカ側が用意したサンプル画像とその設定をバーコード化したカードを撮影することにより、設定を可能とする技術が開示されている。
【0009】
【特許文献1】特開2007−20037号公報
【特許文献2】特開2007−81890号公報
【特許文献3】特開2007−86991号公報
【特許文献4】特開2006−157815号公報
【特許文献5】特開2004−193645号公報
【特許文献6】特開2004−228784号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1,2の技術では、有線ケーブルを必要とし、しかもパソコンを立ち上げて設定するといった具合に手間がかかり煩雑である。同様に、特許文献3の技術でも、有線ケーブルが必要となり、有線ケーブルを持ち合わせてない場合には設定できない。更に、特許文献4では、設定を入力する、つまり撮影する側の技術だけの開示であって、設定情報をQRコードにて出力する側の技術については開示されていない。
【0011】
一方、撮影条件の設定に係る特許文献5,6について、特許文献5の技術では、「合成画像」にしてしまうとファイルサイズが大きくなり、印刷時に余計な情報まで印刷されてしまう。そして、特許文献6の技術では、撮影条件の設定の為に常にカードを携帯しなければならず、しかもサンプルカードの条件内でしか設定ができない。
【0012】
そこで、本発明は、無線LANや撮影条件の設定を簡易に行うことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の第1の観点による撮像装置は、被写体像を撮像する撮像手段と、少なくとも所定の設定情報に係る画像を表示する表示手段と、上記所定の設定情報をエンコードして上記画像を生成し上記表示手段に表示する第1の機能と、他の撮像装置により表示された画像を上記撮像手段により撮像し、該撮像された画像をデコードして上記所定の設定情報を読み出し、該設定情報に基づく設定を行う第2の機能と、を有する制御手段と、上記設定情報を所定の記憶領域に記憶する記憶手段とを備える。
【0014】
従って、設定情報が画像化され、他装置により生成された設定情報に係る画像がデコードされて該設定情報が復号され、該設定情報により自装置の設定が行われる。
【0015】
この第1の観点において、上記所定の設定情報とは、通信設定に係る情報、或いは撮影条件の設定に係る情報であってもよい。また、この第1の観点において、上記制御手段により、上記所定の設定情報をエンコードして生成される上記画像とは2次元バーコードに係る画像であってもよい。また、この第1の観点において、上記所定の設定情報とは、撮影条件の設定に係る情報であり、上記制御手段は、上記撮影条件の設定に係る情報をデコードして画像を生成するに際して、上記記憶手段に記憶された画像データに基づくサムネイル表示を上記表示手段にて行い、所望とする撮影条件の設定に係る情報を該サムネイル表示された画像を選択することで特定するように促すようにしてもよい。
【0016】
本発明の第2の観点に係る撮像装置の設定方法は、第1の撮像装置と第2の撮像装置とにより所定の設定情報に基づく設定を行う撮像装置の設定方法であり、上記第1の撮像装置が第1の制御手段により所定の設定情報をエンコードして画像を生成し表示手段に表示するステップと、上記第2の撮像装置が第2の制御手段により上記第1の撮像装置の上記表示手段に表示された画像を撮像手段により撮像し、該撮像された画像をデコードして上記所定の設定情報を読み出し、該設定情報に基づく設定を行うステップとを有する。
【0017】
従って、第1の撮像装置により設定情報が画像化され、第2の撮像装置により該画像がデコードされて該設定情報が復号され、該設定情報により自装置の設定が行われる。
【0018】
この第2の観点において、上記第2の撮像装置において、上記第2の制御手段は、上記所定の設定情報に係る上記画像を撮像するに際して、マクロモードに切り替えるよう制御するようにしてもよい。或いは、この第2の観点において、上記第2の撮像装置において、上記第2の制御手段は、上記所定の設定情報に基づく設定を行うに際して、該設定を実現する機能を備えていない場合には、上記表示手段に所定の警告表示をなすか、或いは該設定に最も近い設定となるように制御するようにしてもよい。
【0019】
本発明の第3の観点によるプログラムは、コンピュータが、所定の設定情報をエンコードして画像を生成し表示手段に表示する第1の機能と、他の撮像装置により表示された画像を撮像手段により撮像し、該撮像された画像をデコードして上記所定の設定情報を読み出し、該設定情報に基づく設定を行う第2の機能とを有する制御手段として機能する。
【0020】
従って、プログラムに基づくソフトウェア処理により、設定情報が画像化され、他装置により生成された設定情報に係る画像がデコードされて該設定情報が復号され、該設定情報により自装置の設定が行われる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、無線LANや撮影条件の設定を簡易に行うことが可能な撮像装置、撮像装置の設定方法及びプログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に実施の形態と称する)について詳細に説明する。
【0023】
本発明の実施の形態に係る撮像装置は、以下を特徴の一つとする。
【0024】
即ち、撮像装置は、無線LANの設定情報や撮影条件等の情報をエンコードして画像データとして出力しQRコード等の画像として表示する機能と、他の撮像装置により表示された該画像を撮像してデコードし無線LANの設定情報や撮影条件等の情報を読み出して自らの設定とする機能とを備える。以下、第1,2の各実施の形態を詳述する。
(第1の実施の形態)
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示し説明する。
【0025】
なお、この撮像装置としては、例えばデジタルカメラ等への適用が可能である。
【0026】
この図1に示されるように、撮像装置100は、全体の制御を司る制御手段としての主制御部1を備えている。この主制御部1は、メモリスティック等の記録メディア2、操作キーやスイッチ等の操作入力部3、電源制御部4、通信部5、オーディオ制御部6、映像出力部7、記憶手段としての記憶部8、メモリ17と接続されている。
【0027】
音声の入出力の制御を司るオーディオ制御部6は、音声入力を受け付けるマイクロフォン9及び音声出力を行うスピーカ10と更に接続されている。映像出力部7は、表示手段としての表示デバイス11と接続されている。
【0028】
撮影光学系12からの入射光の光軸上には撮像手段としての撮像素子14が配設されており、該撮像素子14の出力は映像信号処理部15を介して、主制御部1に接続されている。この撮影光学系12は、被写体光を撮像素子に集光するためのフォーカスレンズ、該フォーカスレンズを駆動してフォーカス合わせやズーミングを行うための駆動機構、開閉操作により被写体光を所定時間だけ撮像素子に入射させるシャッタ機構等を概念上含んでいる。このフォーカスレンズを駆動制御するレンズ制御部13は、主制御部1に接続されている。撮像素子14は、CCD(Charge Coupled Device)イメージャやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージャ等で構成されている。より詳細には、撮像素子14では、CCDやCMOS等の各画素が2次元に配列されており、被写体からの入射光を各画素で受光して映像信号に変換するよう構成されている。
【0029】
そして、通信部5は、少なくとも無線LANインターフェース(以下、I/Fと略記する)5a、USB(Universal Serial Bus ) I/F5bを更に備えている。このUSB I/F5bには、外部装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略記する)101が接続され得る。また、オーディオ制御部6、映像出力部7は、不図示の外部端子を介して外部機器102としてのテレビジョンシステム等に接続され得る。
【0030】
このような構成において、操作入力部3に概念上含まれるパワースイッチがオンされると、電源制御部4より主制御部1に電源供給がなされ、更に各部に電源が供給される。主制御部1は、メモリ17に格納された制御プログラム16を読み出し実行する。
【0031】
主制御部1は、この制御プログラム16を実行することで、詳細な後述するが、QRコード生成・解読部16aとして機能する。
【0032】
そして、操作入力部3に概念上含まれるレリーズ釦などが操作され、撮影指示がなされると、主制御部1の制御の下、撮影動作に移行する。
【0033】
即ち、撮影光学系12を介して入射した被写体光は撮像素子14の受光面にて受光され光電変換され、撮像信号が出力される。この撮像信号は、映像信号処理部15にて、ディジタルの画像信号に変換された後、各種の信号処理が施され、主制御部1に送られる。詳細には、映像信号処理部15は、例えば、ディジタルの画像信号に変換した後、該画像信号に対して、欠陥画素補正等の前処理を施し、オートホワイトバランス調整、コントラスト調整等の所定の画質補正を行うことになる。こうして、主制御部1は、送られてきた画像信号を記録メディア2等に記録し、又は映像出力部7を介して外部機器102或いは表示デバイス11にて表示することになる。
【0034】
この撮影時に、併せて音声収録を行うことを操作入力部3の操作により指示された場合には、マイクロフォン9より入力された音声信号がオーディオ制御部6にてディジタル音声信号に変換された後、主制御部1に送られる。システム制御部6は、該ディジタル音声信号を画像信号と対応付けて記録メディア2に記録する。このディジタル音声信号を出力する際には、主制御部1が該信号を読み出し、オーディオ制御部6にて音声信号に変換した後、スピーカ10或いは外部機器102より出力する。
【0035】
このように、撮像装置100は、主制御部1の処理によって、通信設定としての無線LANの設定に係る情報(以下、無線LAN設定情報という)や撮影条件の設定に係る情報(以下、撮影設定情報という)を特定の画像にエンコードし、表示デバイス11に表示することが可能である。この無線LAN設定情報は記憶部8の無線LAN設定領域8bに格納され、撮影設定情報は撮影設定領域8aに格納される。
【0036】
そして、特定の画像として、この実施の形態では、二次元バーコードを採用する。二次元コードとしてのQRコードは、文字として数字は3文字を10bitで表現し7089文字を格納可能であり、英数字は2文字を11bitで表現し4296文字を格納可能であり、8bitのバイトデータは2953文字を格納可能であり、漢字データは1文字を13bitで表現し1817文字が格納可能である。この実施の形態では、二次元バーコードとして、特に一例としてQRコードを採用する。
【0037】
尚、制御手段としての主制御部1は、メモリ17に格納されている制御プログラム16を読み出し、実行することで、所定の設定情報をエンコードしてQRコードを生成し表示デバイス11に表示する第1の機能と、他の撮像装置により表示された画像を撮像素子14により撮像し、該撮像された画像をデコードして所定の設定情報を読み出し該設定情報に基づく設定を行う第2の機能とを実現するためのQRコード生成・解読部16aとして機能することになる。
【0038】
ここで、表示デバイス11の画面に表示されるメニューの一例は、図2(a)乃至(e)に示される通りである。
【0039】
先ず、図2(a)に示したのは、設定メニュー画面210であり、画質選択211、光源212、無線LAN設定213、撮影設定読取214の中から所望とする項目を選択することができる。図2(b)に示したのは、無線LAN設定画面220であり、設定選択221、設定新規追加222、設定画像出力223、無線LAN設定読取224の複数の項目の中から所望とする項目を選択することができる。
【0040】
図2(c)に示したのは、再生メニュー画面230であり、消去231、スライドショー232、プロパティ表示233、撮影設定画像出力234の中から所望とする項目を選択することができる。図2(d)に示したのは、設定一覧画面260であり、アクセスポイントA261、B262、C263、D264の中から所望とする設定対象を選択することができる。そして、図2(e)に示したのは、2次元バーコードとしてのQRコードの表示例である。画面240にはQRコード241が表示される。
【0041】
これら画面相互の遷移について更に言及すると、設定メニュー画面210において、無線LAN設定213の項目が選択されると、無線LAN設定画面220が表示され、該無線LAN設定画面220において設定選択221の項目が選択されると、設定一覧画面260が表示され、設定を所望とするアクセスポイントを選択できるようになる。無線LAN設定画面220において設定画像出力223の項目が選択され、或いは再生メニュー画面230において撮影設定画像出力234の項目が選択された場合には、QRコード241を含む画面240が表示されることになる。
【0042】
次に図3には撮影設定情報をQRコード化する際のデータフォーマットを示し説明する。即ち、この図3に示されるように、撮影設定情報は、ヘッダ部300、メーカ部301、モデル名302、焦点距離303、シャッタスピード304、レンズF値305、ISO感度306、光源307、フラッシュ308、露光プログラム309の各情報で構成されている。これら情報が、主制御部1のQRコード生成・解読部16aによりQRコード化され、表示デバイス11にQRコードとして表示される。
【0043】
なお、エンコードするデータは、上記301乃至309に限定されるものではなく、一般的なカメラ設定に使用される値であってもよい。ヘッダ部300については、QRコードが撮影設定であることを示す固定値を入れる。この図3の例では、0xFF88 0xFFCCを入れているが、サイズ、値共に限定されるものではない。
【0044】
以下、図4、図5のフローチャートを参照して、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置による、任意の画像の撮影設定情報をQRコード化して出力し、他機でそのQRコードを撮影することにより撮影設定を可能にする方法を説明する。
【0045】
先ず、図4のフローチャートを参照して、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置による、任意の画像の撮影時の設定に係る撮影設定情報をQRコード化して出力する処理手順を詳細に説明する。以下では、QRコードを出力する側の撮像装置100を「第一の撮像装置」と定義して、説明を進めることにする。
【0046】
第一の撮像装置が再生モードにあるときにおいて、撮影設定情報を取得する画像が表示デバイス11に表示されている際に操作入力部3に概念上含まれるメニューキーが押下されると、主制御部1は、再生メニュー230を表示デバイス11に表示する。この再生メニュー230より撮影設定画像出力234の項目が選択されると、主制御部1は表示中の画像ファイルに記録されているExifデータを読み込む(ステップS1)。
【0047】
ここで、Exifとは“Exchangeable Image File Format”の略称であり、撮影した画像の撮影日時やサムネイル画像、そのときの撮像装置の設定値を画像データのヘッダ部に記載する規格であり、国内のデジタルカメラやカメラ付き携帯カメラ等の撮像装置において略100%対応されている。尚、図5には、本実施の形態で使用するExifデータの指定タグ番号におけるデータ内容とその値を示している。
【0048】
この実施の形態では、QRコード化されるデータ値はExifデータ値をそのまま利用するものとし、先に説明した図3では、第一の撮像装置のメーカ301は“PHONY”、モデル名302は“MODEL-DSC-1000X”、焦点距離303は“33mm”、シャッタスピード304は“1/125秒”、レンズF値305は“5.2”、ISO感度306は“100”、光源307は“ストロボ発光あり”、フラッシュ308は“昼光”、露光プログラム309は“ポートレートモード”、を示す値を例として記載している。
【0049】
主制御部1は、こうして読み込んだExifデータから、先に図3に示したデータフォーマットに従ったデータ配列に変換し、ヘッダ部300のデータを付加し、QRコード241として画像処理し(ステップS2)、生成したQRコード241を表示デバイス11に表示し(ステップS3)、こうして一連の処理を終了する。
【0050】
尚、撮影設定情報を取得する画像を表示デバイス11に表示するにあたり、画像をサムネイル表示し、所望とする画像を選択し易いようにしてもよい。
【0051】
次に、図6のフローチャートを参照して、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置による、第1の撮像装置で生成され表示されたQRコードを、第2の撮像装置により撮影することで、撮影設定情報を取得し、設定する処理手順を詳細に説明する。
【0052】
以下では、QRコードを撮影し、撮影設定情報を取得し設定する側の撮像装置100を「第二の撮像装置」と定義して、説明を進めることにする。
【0053】
第二の撮像装置が撮影モードにあるときにおいて、操作入力部3に概念上含まれるメニューキーが押下されると、主制御部1は、設定メニュー画面210を表示デバイス11に表示する。この状態で撮影設定読取214の項目が選択されると、主制御部1は、QRコード撮影モードに遷移する。このときに主制御部1は、第二の撮像装置内部にて設定されている撮影モードを退避しておく(ステップS11)。その後、主制御部1は、第二の撮像装置内部の撮影モードを近接用のマクロモードにする(ステップS12)。
【0054】
この状態下で、主制御部1は、第一の撮像装置の表示デバイス11に表示されたQRコード241を撮影するまで待機する(ステップS13)。撮影された場合には、主制御部1は、画像データがQRコードであるか否かを判断する(ステップS14)。
【0055】
このステップS14にて、QRコードであると認識できない場合、主制御部1は、表示デバイス11にエラーメッセージを表示し(ステップS19)、先に退避した撮影モードに設定し直して(ステップS20)、一連の処理を終了することになる。
【0056】
一方、ステップS14において、QRコードを認識できた場合は(ステップS14をYesに分岐)、主制御部1は、該QRコードをデコードする(ステップS15)。
【0057】
続いて、このデコードした情報がフォーマットに従った情報であるか、つまり、この例では、ヘッダ部300の値が撮影設定情報であることを示す0xFF88 0xFFCCであるか否かを判断する(ステップS16)。そして、ヘッダ部300の値が0xFF88 0xFFCCではない場合は、フォーマットに従っていないと判別して、主制御部1は、表示デバイス11にエラーメッセージを表示し(ステップS19)、先に退避した撮影モードに設定し直して終了する(ステップS20)、一連の処理を終了することになる。
【0058】
ステップS16において、デコードした情報がフォーマットに従っていると判断した場合は、主制御部1は、焦点距離303、シャッタスピード304、レンズF値305、ISO感度306、光源307、フラッシュ308、露光プログラム309を自機種の設定として記憶部8の撮影設定領域8aに書き込む(ステップS17)。その後、設定完了のメッセージを表示デバイス11に表示し(ステップS18)、先に退避した撮影モードに設定し直し(ステップS20)、一連の処理を終了する。
【0059】
尚、ステップS12において、撮影モードをマクロモードに変更するにあたり、発光禁止モードに合わせて設定し、或いは強制発光モードに設定されている場合に、該強制発光を禁止するように、合わせて設定してもよいことは勿論である。これは、QRコードを読み取るにあたり、フラッシュの発光は好ましくないからである。
【0060】
また、撮影設定情報の設定に係る上記一連の処理を実施するに際して、ユーザに対してアナウンスをスピーカ10からの音声出力等により実施してもよい。
【0061】
ここで、第一の撮像装置と第二の撮像装置とで機種やメーカが異なった場合に、撮影設定が困難なケースが考えられる。例えば第一の撮像装置のISO感度対応範囲が3200なのに対し、第二の撮像装置ではISO感度が1600までしか対応していない場合などが考えられるが、この場合は第二の撮像装置がこの設定のQRコードをデコードした際にはISO3200に一番近い値であるISO1600に補正して記憶部8の撮影設定領域8aに書き込んでも良いし、「設定できませんでした」などといったエラーメッセージを表示デバイス11に表示させても良い。つまり、設定範囲外の値がバーコードに記録されていたとしても、近似値を使って設定しても良いし、エラーメッセージを表示して設定不可としても良いことは勿論である。これによれば、スペックが不一致の場合においても撮影設定情報の設定を行うことが可能となる。
【0062】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、被写体像を撮像する撮像素子14と、少なくとも撮影設定情報に係る画像を表示する表示デバイス11と、撮影設定情報をエンコードして画像を生成し表示デバイス11に表示し、或いは他の撮像装置により表示された画像を撮像素子14により撮像し、該撮像された画像をデコードして撮影設定情報を読み出し、該撮影設定情報に基づく設定を行うQRコード生成・解読部16aを備えた主制御部1と、この撮影設定情報を記憶領域8aに記憶する記憶部8とを備えた撮像装置、該撮像装置の設定方法及びプログラムが提供される。
【0063】
従って、第1の実施の形態によれば、QRコード生成・解読部16aにより、撮影条件の設定をQRコードにより簡易且つ迅速に行うことが可能となる。
【0064】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0065】
この第2の実施の形態に係る撮像装置では、無線LAN設定情報をQRコード化して出力し、或いは他機が出力したQRコードを読み取り、デコードして無線LAN設定情報を復号して自己に該情報を設定することを可能とするものである。尚、第2の実施の形態に係る撮像装置の基本構成は、第1の実施の形態(図1)と同様であるので、ここでは重複した説明は省略し、同一構成は同一符号をもって説明する。
【0066】
図7には、無線LAN設定情報のデータフォーマットを示し説明する。
【0067】
即ち、無線LAN設定情報は、ヘッダ部500、接続先プロバイダ501、ユーザID502、パスワード503、接続先のSSID(Service Set Identifier)504、チャンネル情報505、認証方式506、暗号方式507、暗号キー508、接続方式509の各情報からなる。認証方式506としては、撮像装置のMACアドレス認証の情報やIEEE802.1X認証等の情報が記憶される。暗号方式507としてはWEPや共通鍵を利用したAES、WPA(Wi-Fi Protected Access)等の情報が記憶される。暗号キー508としては、暗号方式で採用する暗号キーが記憶される。例えば、暗号方式としてWEPを採用する場合には、64bitから128bitのWEPキー(暗号鍵)が記憶される。暗号方式としてWPAを採用する場合には、所定の登録項目も記憶される。接続方式509としてはIEEE802.11/11b/11a/11gなどの情報が記憶される。
【0068】
なお、ここでQRコード化されるデータは、これらに限定されるものではなく、一般的な無線LAN設定に関するものを採用できるものとする。
【0069】
また、ユーザIDとパスワードを除いたものを無線LAN設定情報と定義し、ユーザIDとパスワードを除いた無線LAN設定情報により仮設定を行い、ユーザIDとパスワードの入力を受けて設定完了とするようにしてもよい。
【0070】
以下、図8、図9のフローチャートを参照して、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置による、無線LAN設定情報をQRコード化して出力し、他機でそのQRコードを撮影することにより無線LAN設定情報の設定を可能にする方法を説明する。
【0071】
尚、以下の説明では、第一の撮像装置は無線LANの設定済みではあるが、第二の撮像装置は無線LANの設定は済んでいない状態であるものとする。
【0072】
先ず、図8のフローチャートを参照して、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置による、無線LAN設定情報をQRコード化して出力する処理手順を詳細に説明する。
【0073】
第一の撮像装置にて操作入力部3に概念上含まれるメニューキーが押下されると、主制御部1は、設定メニュー画面210を表示デバイス11に表示する。この設定メニュー画面210において無線LAN設定213が選択されると、主制御部1は、無線LAN設定画面220を表示デバイス11に表示する。さらに、この画面220において、設定画像出力223が選択されると、主制御部1は、記憶部8の無線LAN設定領域8bに保存してある無線LAN設定領域8bの情報に基づいて設定一覧画面260を表示デバイス11に表示する。この設定一覧画面260から第二の撮像装置で設定したい無線LANの設定(この例では“アクセスポイントA”の設定261)が選択されると、主制御部1は、接続先プロバイダ501、ユーザID502、パスワード503、接続先のSSID504、チャンネル情報505、認証方式506、暗号方式507、暗号キー508、接続方式509を読み込む(ステップS30)。そして、これらにヘッダ部500を付加した無線LAN設定情報をエンコードし、QRコード241に画像化して(ステップS31)、表示デバイス11に表示し(ステップS32)、一連の処理を終了する。
【0074】
次に、図9のフローチャートを参照して、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置による、第1の撮像装置で生成され表示されたQRコードを、第2の撮像装置により撮影することで、無線LAN設定情報を取得し、設定する処理手順を詳細に説明する。
【0075】
第二の撮像装置において、設定メニュー画面210にて無線LAN設定213が選択されると、主制御部1は無線LAN設定画面220を表示デバイス11に表示する。この画面220において、無線LAN設定読取224が選択されると、主制御部1は、QRコードの撮影モードに遷移するように制御することになる。
【0076】
第二の撮像装置が撮影モード時に、操作入力部3に概念上含まれるメニューキーが押下されると、主制御部1は、設定メニュー画面210を表示デバイス11に表示する。この状態下で、撮影設定読取214の項目が選択されると、主制御部1は、QRコード撮影モードに遷移するよう制御する。このときに第二の撮像装置内部にて設定されている撮影モードを退避しておく(ステップS41)。その後、主制御部1は、第二の撮像装置内部の撮影モードを近接用のマクロモードにする(ステップS42)。
【0077】
この状態下で、主制御部1は、第一の撮像装置の表示デバイス11に表示されたQRコード241を撮影するまで待機する(ステップS43)。そして、撮影された場合には、画像データがQRコードであるか否かを判断し(ステップS44)、QRコードであると認識できない場合には表示デバイス11にエラーメッセージを表示させ(ステップS49)、先に退避した撮影モードに設定し直して(ステップS50)、処理を終了する。
【0078】
一方、ステップS44において、QRコードを認識できた場合は(ステップS44をYesに分岐)、主制御部1は、該QRコードをデコードする(ステップS45)。
【0079】
続いて、主制御部1は、デコードした情報がフォーマットに従った情報であるか、つまりヘッダ部500が存在するか否かを判断する(ステップS46)。ここで、ヘッダ部500が存在しない場合は、フォーマットに従っていないと判別して、表示デバイス11にエラーメッセージを表示させ(ステップS49)、先に退避した撮影モードに設定し直して終了する(ステップS50)。一方、ステップS46において、デコードした情報がフォーマットに従っていると判断した場合、主制御部1は、接続先プロバイダ、ユーザID、パスワード、接続先のSSID、チャンネル情報、認証方式、暗号方式、暗号キー、接続方式、を自機種の無線LAN設定として記憶部8の無線LAN設定領域8bに書き込む(ステップS47)。こうして、主制御部1は、設定完了のメッセージを表示デバイス11に表示し(ステップS48)、先に退避した撮影モードに設定し直し(ステップS50)、こうして一連の処理を終了する。
【0080】
尚、ステップS42において、撮影モードをマクロモードに変更するにあたり、発光禁止モードに合わせて設定し、或いは強制発光モードに設定されている場合に、該強制発光を禁止するように、合わせて設定してもよいことは勿論である。これは、QRコードを読み取るにあたり、フラッシュの発光は好ましくないからである。
【0081】
また、撮影設定情報の設定に係る上記一連の処理を実施するに際して、ユーザに対してアナウンスをスピーカ10からの音声出力等により実施してもよい。
【0082】
ここで、第一の撮像装置と第二の撮像装置とで機種やメーカが異なった場合に、無線LAN設定が困難なケースが考えられる。例えば第一の撮像装置の対応可能な暗号方式と第二の撮像装置の対応可能な暗号方式とが対応していない場合などが考えられるが、この場合は、同レベルの暗号方式に対応可能であれば該方式に設定し、或いはエラーメッセージを表示デバイス11に表示させても良い。これによれば、スペックが不一致の場合においても撮影設定情報の設定を行うことが可能となる。
【0083】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、被写体像を撮像する撮像素子14と、少なくとも無線LAN設定情報に係るQRコードを表示する表示デバイス11と、無線LAN設定情報をエンコードしてQRコードを生成し表示デバイス11に表示し、或いは他の撮像装置により表示されたQRコードを撮像素子14により撮像し、該撮像された画像をデコードして無線LAN設定情報を読み出し、該無線LAN設定情報に基づく設定を行うQRコード生成・解読部16aを備えた主制御部1と、この無線LAN設定情報を記憶領域8bに記憶する記憶部8とを備えた撮像装置、該撮像装置の設定方法及びプログラムが提供される。
【0084】
従って、第2の実施の形態によれば、QRコード生成・解読部16aにより、無線LANの設定をQRコードにより簡易且つ迅速に行うことが可能となる。
【0085】
以上詳述したように、本発明の第1及び第2の実施の形態によれば、設定の際にデータ転送の為に特別にデバイス(例えば有線ケーブル)を使用する必要が無いので、設定の煩雑さが低減され、外出先でも簡易に設定可能となる。また、QRコード等の2次元バーコードを読み取るだけで、自動的に設定がなされるので、設定作業において一項目一項目を手入力する必要が無く入力負担が軽減される。また、設定用のバーコードは生成後、表示するだけで保存などはしないので、データ容量的にも有利である。
【0086】
また、第1の実施の形態によれば、サンプル画像などに限定されずに、気に入った画像が撮影されたときのカメラ設定を簡易且つ迅速に設定することができる。そのとき、オリジナル画像の撮影時の設定情報をいちいち確認する必要が無い。
【0087】
そして、第2の実施の形態によれば、他機種での無線LAN等のネットワーク設定情報を確認しながら手入力することなく、撮影するだけで自動的に設定することができるのでユーザの設定負担が大幅に軽減されることになる。
【0088】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
【0089】
例えば、QRコードを出力する第一の機器はデジタルカメラ等の撮像装置に限定されるものではなく、ビデオカメラ、PDA、カメラ付き携帯電話の他に撮像手段の無いパソコン、プリンタ等を採用してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成図。
【図2】(a)乃至(e)は表示デバイスの画面に表示されるメニュー例を示す図。
【図3】撮影設定情報をQRコード化する際のデータフォーマットを示す図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置による、撮影設定情報をQRコード化して出力する処理手順を詳細に説明するフローチャート。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置で使用するExifデータの指定タグ番号におけるデータ内容とその値を示す図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置による、第1の撮像装置で生成され表示されたQRコードを、第2の撮像装置により撮影することで、撮影設定情報を取得し、設定する処理手順を詳細に説明するフローチャート。
【図7】無線LAN設定情報のデータフォーマットを示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置による、無線LAN設定情報をQRコード化して出力する処理手順を詳細に説明するフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置による、第1の撮像装置で生成され表示されたQRコードを、第2の撮像装置により撮影することで、無線LAN設定情報を取得し、設定する処理手順を詳細に説明するフローチャート。
【符号の説明】
【0091】
1…主制御部、2…記録メディア、3…操作入力部、4…電源制御部、5…通信部、5a…無線LAN I/F、5b…USB I/F、6…オーディオ制御部、7…映像出力部、8…記憶部、9…マイクロフォン、10…スピーカ、11…表示デバイス、12…撮影光学系、13…レンズ制御部、14…撮像素子、15…映像信号処理部、16…制御プログラム、17…メモリ、100…撮像装置、101…パソコン、102…外部機器、104…ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体像を撮像する撮像手段と、
少なくとも所定の設定情報に係る画像を表示する表示手段と、
上記所定の設定情報をエンコードして上記画像を生成し上記表示手段に表示する第1の機能と、他の撮像装置により表示された画像を上記撮像手段により撮像し、該撮像された画像をデコードして上記所定の設定情報を読み出し、該設定情報に基づく設定を行う第2の機能と、を有する制御手段と、
上記設定情報を所定の記憶領域に記憶する記憶手段とを備えた
ことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
上記所定の設定情報とは、通信設定に係る情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
上記所定の設定情報とは、撮影条件の設定に係る情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
上記制御手段により、上記所定の設定情報をエンコードして生成される上記画像とは2次元バーコードに係る画像である
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
上記所定の設定情報とは、撮影条件の設定に係る情報であり、
上記制御手段は、上記撮影条件の設定に係る情報をデコードして画像を生成するに際して、上記記憶手段に記憶された画像データに基づくサムネイル表示を上記表示手段にて行い、所望とする撮影条件の設定に係る情報を該サムネイル表示された画像を選択することで特定するように促す
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
第1の撮像装置と第2の撮像装置とにより所定の設定情報に基づく設定を行う撮像装置の設定方法において、
上記第1の撮像装置が、第1の制御手段により所定の設定情報をエンコードして画像を生成し表示手段に表示するステップと、
上記第2の撮像装置は、第2の制御手段により上記第1の撮像装置の上記表示手段に表示された画像を撮像手段により撮像し、該撮像された画像をデコードして上記所定の設定情報を読み出し、該設定情報に基づく設定を行うステップとを有する
ことを特徴とする撮像装置の設定方法。
【請求項7】
上記第2の撮像装置において、上記第2の制御手段は、上記所定の設定情報に係る上記画像を撮像するに際して、マクロモードに切り替えるよう制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の設定方法。
【請求項8】
上記第2の撮像装置において、上記第2の制御手段は、上記所定の設定情報に基づく設定を行うに際して、該設定を実現する機能を備えていない場合には、上記表示手段に所定の警告表示をなすか、或いは該設定に最も近い設定となるように制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の設定方法。
【請求項9】
コンピュータが、
所定の設定情報をエンコードして画像を生成し表示手段に表示する第1の機能と、他の撮像装置により表示された画像を撮像手段により撮像し、該撮像された画像をデコードして上記所定の設定情報を読み出し、該設定情報に基づく設定を行う第2の機能とを有する制御手段として機能する
ことを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−141472(P2009−141472A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−313369(P2007−313369)
【出願日】平成19年12月4日(2007.12.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】