撮像装置、撮影確認方法、及びプログラム
【課題】デジタルカメラ等で連続撮影等を行う場合の撮影枚数や撮影画像の種類等を聴覚的に確認可能にしたり、画像再生時に画像の種類や枚数等を聴覚又は視覚で確認可能にする、撮像装置、撮影確認方法、再生時の画像確認方法、及びプログラムの提供。
【解決手段】音響メモリに撮影枚数や画像グループの種類に対応付けた音データ131等を格納しておき、撮影時や再生時に撮影枚数或いは再生枚数や、画像グループの種類等に対応する音データを音響メモリから取り出して報知音として出力させる。例えば、音データ131を用いると、5枚の連続撮影された場合、1枚目では「ド」、2枚目では「レ」、・・・、5枚目では「ソ」が出力されるので、全体を通して「ド、レ、ミ、ファ、ソ」とユーザに報知され、ユーザは5枚撮影されたことを確認できる。
【解決手段】音響メモリに撮影枚数や画像グループの種類に対応付けた音データ131等を格納しておき、撮影時や再生時に撮影枚数或いは再生枚数や、画像グループの種類等に対応する音データを音響メモリから取り出して報知音として出力させる。例えば、音データ131を用いると、5枚の連続撮影された場合、1枚目では「ド」、2枚目では「レ」、・・・、5枚目では「ソ」が出力されるので、全体を通して「ド、レ、ミ、ファ、ソ」とユーザに報知され、ユーザは5枚撮影されたことを確認できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置で撮影を行う場合の撮影枚数や撮影画像の種類等や、画像再生時に画像の種類や枚数等を聴覚又は視覚で確認可能にする、撮像装置、撮影確認方法、再生時の画像確認方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、シャッター機構に機械的駆動部を有しないカメラでは、シャッターキーを操作した際にシャッター音が生じないので、撮影者は撮影が行われたか否かを確認することができず、不安を感じることになる。
【0003】
そこで、撮影者がシャッターキーを押したとき、音声を出力するようにして被写体像を記録媒体に記憶したかどうかを確認できるようにしたデジタルカメラが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、シャッター操作に関する情報の他、例えばフィルムの残り枚数とか被写体距離等の各種カメラ情報を音声で出力するようにしたカメラが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、電子スチルカメラの記録媒体に記録された撮影枚数を検出する検出手段と、該検出手段からの出力により撮影可能な残りの枚数に応じて複数の種類の音を選択的に発生させる手段とを設け、これによって撮影途中で不意に撮影不能に陥ることのないように撮影枚数の警告情報を音声で選択的に出力する電子スチルカメラの撮影枚数警報装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
また、メモリに複数のシャッター音を格納しておき、撮影した画像データの撮影モードを確認できるように撮影時に撮影モードに対応付けたシャッター音を出力するデジタルカメラが提案されている(例えば、特許文献4)。
【0007】
また、オートフォーカス時には合焦音を出力するようにして合焦状態か否かを確認できるようにした合焦音発生方法及び装置が提案されている(例えば、特許文献5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2003−179795号公報
【特許文献2】特開平1−183638号公報
【特許文献3】特開昭62−98873号公報
【特許文献4】特開2001−69389号公報
【特許文献5】特開2002−277727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、1回のシャッターで複数の画像を連続して撮影する連続撮影の場合は、シャッター半押し操作等の撮影準備開始時に何枚撮影するかの音声を出力したり、シャッター全押し操作等の撮影指示時にその旨を報知したり、撮影時に確実に設定枚数分撮影して記録しているという確認音声を出力したり、連続撮影画像の再生時に、撮影画像の種類やシーンや、再生枚数や何枚目の画像か等を音声や表示で確認できれば便利であるが、上記特許文献1〜特許文献3に記載の技術では、撮影者はシャッター全押し操作時に音声出力を行うので被写体像を記録媒体に記憶したかどうかを確認できるが、連続撮影で何枚撮影するかや、1回のシャッターで何枚撮影したかや、再生時に何枚又は何枚目の連続画像を再生するかを知ることはできないという課題がある。
【0010】
また、上記特許文献4に記載の技術では、撮影モードを音声で確認することはできるが、特許文献1〜特許文献3の技術と同様に連続画像の撮影枚数等を確認できないという課題があり、更に、撮影モードは確認できても画像の種類やシーンを確認できないといった課題がある。
【0011】
また、上記特許文献5に記載の技術は合焦音で合焦状態か否かを確認できるようにしたものであり、連続画像の撮影枚数等の確認や画像の撮影モードや画像が同一グループか否かの確認ができない。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、デジタルカメラ等の撮像装置で連続撮影等を行う場合の撮影枚数や撮影画像の種類や撮影シーン等を聴覚的に確認可能にしたり、画像再生時に再生画像の枚数や画像の種類や撮影シーン等を聴覚又は視覚で確認可能にする、撮像装置、撮影確認方法、再生時の画像確認方法、及びプログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
また、請求項1に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、撮影画像の種類に対応付けられて格納されている音データを格納した音響メモリと、撮影時に撮影画像の種類を判定する種類判定手段と、種類判定手段によって判定された撮影画像の種類に対応する音データを音響メモリから取り出す音データ取得手段と、取り出した音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
これにより、再生画像の種類に対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物の関心をカメラに集中させることができると共にユーザは聴覚により画像の種類を確認することができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、再生画像枚数に対応付けられた音データを格納した音響メモリと、記録画像の再生時に再生画像の種類を判定する種類判定手段と、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントする再生枚数カウント手段と、再生枚数カウント手段によってカウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出す音データ取得手段と、音データ取得手段によって取得された音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
これにより、現在再生している画像が連続撮影画像であることを聴覚で確認できるので分かりやすく安心感を持つことができる。また、連続撮影された再生画像の場合、画像が類似している場合があっても現在何枚目を再生表示しているかがわかるので、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0015】
また、請求項3に記載の発明では、音響メモリは更に再生画像の種類に対応付けられた音データを格納し、再生画像の種類が連続撮影画像以外の撮影の場合に、種類判定手段によって判定された種類に対応する音データを音響メモリから取り出す第2の音データ取得手段を備え、音響出力手段は第2の音データ取得手段によって取り出された音データを復調して外部に出力することを特徴とする請求項5記載の撮像装置を提供する。これにより、再生画像の種類に応じて報知音が出力されるので、保存記録メモリに連続撮影画像とその他の画像が混在していてもユーザは再生画像の種類を確認できる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、記録画像の再生時に再生画像の種類を判定する種類判定手段と、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントする再生枚数カウント手段と、再生枚数カウント手段によってカウントされた再生画像枚数を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。これにより、連続撮影画像が1枚再生されるたびに枚数が表示されるのでユーザは何枚目の連続撮影画像が再生されたかといったことや合計枚数を確実に確認できる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、同一グループに対応付けられた音データを格納した音響メモリと、記録画像の再生時に再生画像が同一グループに属するか否かを判定するグループ判定手段と、グループ判定手段によって判定されたグループに対応する音データを音響メモリから取り出す音データ取得手段と、音データ取得手段によって取得された音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。これにより、再生画像が同一グループの画像の場合にはそのグループに対応付けられた報知音が出力されるのでユーザは再生画像のグループを確認できる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影確認方法において、撮影時に、画像の種類を調べ、撮影画像の種類に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影画像の種類を確認可能とする、ことを特徴とする撮影確認方法を提供する。
これにより、画像の種類に対応付けられた音データを取り出して報知音として出力させることができるので、画像の種類に対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物の関心をカメラに集中することができると共にユーザは聴覚により画像の種類を確認することができる。
【0019】
また、請求項7に記載の発明では、撮影画像の種類には、予め登録してある複数のシーンから選択されたシーンに最適な撮影条件を設定して撮影するシーン選択モードによって撮影されたシーンを含むことを特徴とする請求項12記載の撮影確認方法を提供する。これにより、画像が1枚撮影されるたびに音響メモリから選択されたシーンに対応付けられた音データを取り出して報知音として出力させることができるので、選択された各シーンに対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物の関心をカメラに集中することができると共にユーザは聴覚によりシーンを確認することができる。また、シーンを間違えていた場合に記録前に間違いが分かるのでシーンの設定をやり直すことができる。
【0020】
また、請求項8に記載の発明では、更に、撮影準備指示時に、撮影準備指示のあったことを報知する撮影準備指示音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影準備指示のあったことを確認可能とする、ことを特徴とする請求項12又は13記載の撮影確認方法を提供する。
これにより、シーンの撮影前に、選択されたシーンに最も適した撮影準備指示音(例えば、シャッター半押し音やセルフタイマ音)を出力できるので、人物撮影の場合に撮影前に被写体人物の注意をカメラに向けさせることができ、露出や自動合焦時に被写体人物が大きく動くようなことを防止できる。
【0021】
また、請求項9に記載の発明では、更に、撮影指示時に、撮影指示のあったことを報知する撮影指示音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影指示のあったことを確認可能とする、ことを特徴とする請求項13又は14記載の撮影確認方法を提供する。
これにより、撮影時に、選択されたシーンに最も適したシャッター全押し音を出力するので、ユーザ、被写体人物の双方は撮影がされたことを確認でき、安心感を持つことができる。
【0022】
また、請求項10に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影確認方法において、連続画像の再生時に、再生画像枚数をカウントし、再生画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の画像再生枚数を確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法を提供する。
これにより、現在再生している画像が連続撮影画像であることを聴覚で確認できるので分かりやすく安心感を持つことができる。また、連続撮影された再生画像の場合、画像が類似している場合があっても現在何枚目を再生表示しているかがわかるので、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0023】
また、請求項11に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、連続画像の再生時に、画像再生枚数をカウントして画像再生枚数のカウント値を表示し、現在の画像再生枚数を確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法を提供する。
これにより、連続撮影画像の場合、画像が類似している場合があっても現在再生している画像が何枚目の連続撮影画像であることが分るので、再生時に、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0024】
また、請求項12に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、記録画像の再生時に、連続撮影モードかそれ以外の撮影モードかを調べ、連続撮影の場合には、撮影枚数をカウントし、撮影画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の画像撮影枚数を確認可能とし、連続撮影以外の撮影モードの場合には撮影画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力するか無音とすることにより、連続撮影画像とその他の画像とを弁別可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法を提供する。これにより、再生画像の種類に応じて報知音が出力されるので、保存記録メモリに連続撮影画像とその他の画像が混在していてもユーザは再生画像の種類を確認できる。
【0025】
また、請求項13に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、記録画像の再生時に、再生画像が同一グループに属するか否かを判定し、同一グループに属する場合は、当該グループに対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の再生画像が同一グループの画像であることを確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法を提供する。これにより、再生画像が同一グループの画像の場合にはそのグループに対応付けられた報知音が出力されるのでユーザは再生画像のグループを確認できる。
【0026】
また、請求項14に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において実行可能なプログラムであって、撮影時に撮影画像の種類を判定するプログラムステップと判定された撮影画像の種類に対応する音データをメモリから取り出すプログラムステップと、前記取り出した音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、撮影時に撮影画像の種類に対応する音データを音響メモリから取り出し、取り出した音データを復調させて外部に音響出力させることができるので、被写体人物の関心をカメラに集中させることができると共にユーザは聴覚により画像の種類を確認することができる。
【0027】
また、請求項15に記載の発明では、撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、画像の再生時に再生画像の種類を判定するプログラムステップと、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントするプログラムステップと、カウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、画像処理装置での再生時にカウントされた連続撮影画像の再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出し、その音データを復調させ外部に音響出力させることができるので、現在再生している画像が連続撮影画像であることを聴覚で確認できるので分かりやすく安心感を持つことができる。
【0028】
また、請求項16に記載の発明では、撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、画像の再生時に再生画像の種類を判定するプログラムステップと、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントするプログラムステップと、カウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、カウントされた再生画像枚数を表示させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントし、1枚再生されるたびにカウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出し、その音データを復調させ外部に音響出力させると共に撮影枚数を表示させることができるので、ユーザは何枚目の連続撮影画像が再生されたかといったことを聴覚及び視覚で確実に確認できる。
【0029】
また、請求項17に記載の発明では、撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、画像の再生時に再生画像が同一グループに属するか否かを判定するプログラムステップと、グループ判定手段によって判定されたグループに対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、再生画像が同一グループの画像の場合には、そのグループに対応付けられた報知音を出力することができるので、ユーザは再生画像のグループを聴覚で確認できる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、撮影時に撮影枚数や画像の種類や撮影シーン等を聴覚的に確認したり、画像再生時に再生枚数や画像の種類や撮影シーン等を聴覚又は視覚で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の撮影確認方法/再生画像確認方法を適用可能なデジタルカメラの一実施例の外観を示す図である。
【図2】図1に示したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。
【図3】連続撮影時や画像再生時に出力される枚数確認用の報知音の例を示す図である。
【図4】本発明の撮影確認方法を適用可能なデジタルカメラの連続撮影時の動作例を示すフローチャートである。
【図5】ベストショットモードによる撮影時に出力されるシーン確認用の報知音の一実施例を示す図である。
【図6】ベストショットモードによる撮影時に出力されるシーン確認用の報知音の一実施例を示す図である。
【図7】ベストショットモード時のデジタルカメラの動作例を例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の再生画像確認方法を適用可能なデジタルカメラの画像再生時の動作例を示すフローチャートである。
【図9】画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。
【図10】画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。
【図11】連続撮影画像を再生する際に表示される撮影枚数の表示例を示す。
【図12】連続撮影画像を再生する際の撮影枚数表示動作例を示すフローチャートである。
【図13】連続画像撮影時の撮影枚数表示動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
(実施形態1)
以下の説明ではデジタルカメラを撮像装置の例として説明するが撮像装置という用語はデジタルカメラに限定されない。
図1は、本発明の撮影確認方法/再生画像確認方法を適用可能なデジタルカメラの一実施例の外観を示す図であり、デジタルカメラ100は正面側(図1(a))に撮像レンズ111、光学ファインダ112、及び測光センサ113を有している。
【0033】
デジタルカメラ100の背面(図1(b))には、液晶モニタ画面41、光学ファインダ112、モードの切り替えを行うモードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、メニューキー34、カーソルキー35等のスイッチ及びキーが設けられている。
【0034】
また、上面(図1(c))には、ズームレバー33、シャッターキー36、ストロボ設定キー37、及び電源スイッチ91が設けられ、側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルを接続する場合に用いるUSB端子接続部95が設けられている。なお、正面等に赤外線通信やブルートゥース等の近接通信用の光送受口や無線通信用アンテナ、GPS受信アンテナを設けるようにしてもよい。
【0035】
図1(d)はモードダイアル31の詳細図であり、モードダイアル31の上面には、符号31−1〜31−6、・・・に示すような、ユーザがモードを判別しやすいアイコンや文字が印刷又は形押等により表示されており、ユーザがモードダイアルを廻してモード選択位置31−0に所望のアイコン等を合わせるとモードが切り替えられる。なお、図示の例では符号31−1は再生モードを意味し、符号31−2〜31−6は撮影モードを意味し、符号31−2は通常撮影モード、符号31−3はベストショットモード(シーン選択モード)、符号31−4はカップリングモード、符号31−5は夜景モード、符号31−6はムービー(動画)撮影モードを意味する。
【0036】
ユーザがモードダイアル31を廻して、通常撮影モードにして、シャッターキー36を半押しして露出/自動合焦を行わせた後、シャッターキー36を押しつづけると、デジタルカメラ100は音響出力部16(図2)から撮影枚数等や撮影パターン等の画像撮影情報を、単音節や、複合音節や、音声メッセージや、メロディ等の報知音を出力してユーザに報知し、確認可能とする。また、再生モード時にデジタルカメラ100は、画像再生の際、撮影モードや再生画像の枚数、再生画像の種類、撮影シーン、同一グループに属していることの確認音等を上述したような報知音でユーザに報知したり、撮影枚数を液晶モニタ画面41に表示して、確認可能とする。
【0037】
図2は、図1に示したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。図2で、デジタルカメラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部13、DRAM14、音響メモリ15、音響出力部16、インターフェイス17、制御部20、操作部30、表示部40、フラッシュメモリ50、及び電源90を有している。
【0038】
光学系11は、撮像レンズ111、測光センサ113、ズーム機構114、自動合焦機構115、自動絞り機構116、及び自動露出機構117等を含み、撮像レンズ111を介して集光された被写体像の光束を後段の撮像素子(CCD)上に結像させる。
【0039】
信号変換部12は、A/D変換器等の信号変換回路等を含み、また、前段の光学系11を介して結像した画像をCCDによって電気信号に変換し、その電気信号をデジタルデータに変換して一定の周期で出力する。
【0040】
信号処理部13は、通常撮像モード時には信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb、Crデータ(以下、画像データ)をDRAM14に転送し、一時的に記憶させる。また、スルー画像を表示するために、取込んだ画像データを間引いて表示部40に送る。また、シャッター操作がされるとその時点の画像データを表示部40に送って静止画表示させる。
【0041】
また、信号処理部13は、記録保存の際にDRAM14に書込まれている画像データを読み出して圧縮処理を施し、再生時にフラッシュメモリ(保存メモリ)50に保存記録されていた圧縮画像データに伸張処理を施して画像データを再生する圧縮伸張部を備えている。また、圧縮画像データを高速で伸張する高速伸張部を備えるように構成してもよい。
【0042】
DRAM14は作業用メモリとして用いられ、撮像された画像を一時的に記憶する画像バッファ領域や画像データの圧縮/伸張時や画像合成時の作業用領域等が確保されている。
【0043】
音響メモリ15はフラッシュメモリのようなブロック単位で消去/書き換え可能なメモリからなり、予め、単音節、単語、音声メッセージ、メロディ等の音データ(デジタルデータ)が撮影枚数や画像パターン等に対応付けられて格納されている。また、音データの追加や更新(書き換え)ができる。なお、音響メモリ15を設けず、フラッシュメモリ50の一部領域を音響メモリとして用いるようにしてもよい。
【0044】
音響出力部16は音信号変換部、アンプ、及びスピーカ等から構成され、音響メモリ15から取り出され、渡された音データ(デジタルデータ)を音響信号変換部でアナログデータに変換し、アンプで増幅してスピーカから外部に音、単語、メッセージ、メロディ等の報知音として出力する。
【0045】
インターフェイス17は、USB端子接続部95を介してパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とのデータの授受を行う。
【0046】
制御部20はCPU、RAM、プログラム格納用ROMおよびタイマ等の計時機構を有したマイクロプロセッサ構成を有しており、CPUは、上述の各回路および図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用ROMに格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行うと共に、操作部30からの状態信号に対応してプログラム格納用ROMに格納されている各モードに対応の動作プログラムや処理プログラムを取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御を行う。
【0047】
操作部30はモードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、ズームレバー33、メニューキー34、カーソルキー35、シャッターキー36、及びストロボ設定キー37等のボタンやスイッチを構成部分としており、これらのキーやボタン或いはスイッチが操作されると状態信号等が制御部20に送出される。
【0048】
表示部40はビデオエンコーダ、VRAM(図示せず)および液晶モニタ画面(LCD)41等から構成されており、制御部20の表示制御により、撮像時のスルー画像、及び再生時の再生画像、処理選択時の選択用メニュー(或いはアイコン)の表示等を表示したりする。
【0049】
フラッシュメモリ50は画像データ(圧縮画像データ)を記録する。また、管理ファイルや、画像の撮影モードや撮影日時や画像識別情報を含む画像情報を記録することができる。また、フラッシュメモリ50に加え、メモリカードのように着脱可能な記憶媒体を用いるようにしてもよい。
【0050】
測光センサ113はデジタルカメラ100の周辺光量を計測して制御部20に計測値を送る。ズーム機構114はユーザによるズームレバー33のスライド操作に基づいて焦点距離を望遠又は広角側に変化させる。自動合焦機構115は、制御部20の制御下でいわゆるAF(オートフォーカス)による自動合焦のためのレンズの移動等を行う。自動絞り機構116は測光センサ113によって計測された周辺光量を基に制御部20の制御下で決定される絞り値に従って絞りを行う。自動露出機構117は測光センサ113によって計測された周辺光量を基に制御部20の制御下で決定される露出値(CCDに取り入れる光量)に従ってシャッタースピードを決定する。
【0051】
図3は、連続撮影時や画像再生時に出力される枚数確認用の報知音の例を示す図であり、音響メモリ15に単語を音データ131として撮影枚数と対応付けて格納した例である。これにより、画像が1枚撮影されるたびに音響メモリ15から撮影枚数に対応付けられた音データ131を取り出して音響出力部16に渡し、報知音として出力させることができる。
【0052】
図3では、例えば、5枚の画像が連続撮影されると1枚目では「ド」、2枚目では「レ」、・・・、5枚目では「ソ」が出力されるので、全体を通して「ドレミファソ」とユーザに報知され、ユーザは5枚撮影されたということを聴覚により確認できる。
【0053】
なお、図3の例では1音節又は1語を撮影枚数に対応させる例を示したが、これらの例に限定されない。例えば、1枚目に「ド」、2枚目に「レレ」、3枚目に「ミミミ」、4枚目に「ファファファファ」、5枚目に「ソソソソソ」といったように対応付けてもよい。
【0054】
図4は、連続撮影時のデジタルカメラ100の動作例を示すフローチャートであり、ステップS5〜ステップS8は報知音による撮影確認動作プログラムに基づく制御部の制御による動作に相当する。
【0055】
連続撮影モードへの切り替えがなされると、制御部20は、光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13を制御して取り込んだ被写体像の画像データをDRAM14に送り、静止画像バッファ領域に一時記憶させると共に取り込んだ画像データをスルー画像用に間引き処理して表示部40へ送り、スルー画像を表示させる(ステップS1)。
【0056】
制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザがシャッターキー36を半押しした場合にはステップS3に進み、そうでない場合はステップS1に戻る(ステップS2)。
【0057】
上記ステップS2でシャッターキー36が半押しされた場合は、制御部20は自動露出機構117や自動合焦機構115に制御信号を送って、露出/自動合焦を行わせてステップS4に進む(ステップS3)。
【0058】
制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザがシャッターキー36を全押しした場合にはステップS5に進み、そうでない場合はステップS3に戻る(ステップS4)。
【0059】
上記ステップS4でシャッターキー36が全押しされた場合は、制御部20は枚数カウンタをゼロクリアしてから(ステップS5)、枚数カウンタに1を加え(ステップS6)、音響メモリ15に格納されている音データのうち枚数カウンタの値に対応する音データを取り出して音響出力部16に送り(ステップS7)、音データを復調させて報知音として外部に出力させる(ステップS8)。
【0060】
制御部20は連続撮影処理、例えば、ステップS1の前段の連続撮影モード選択時に設定された時間間隔(又は所定の時間間隔)で1フレーム分の画像データをDRAM14に取り込み、圧縮処理してフラッシュメモリ50に記録すると共に画像の種類(この例では連続撮影モードによる連続撮影画像)を含む画像情報を当該圧縮画像データに対応付けて記録するといったような処理を光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13等を制御して行わせ(ステップS9)、シャッターキー36が開放されたか撮影枚数が所定の撮影可能枚数Mと等しい場合は連続撮影処理を終了する。また、シャッターキー36の開放もなく撮影枚数が所定の撮影可能枚数でない場合はステップS6に戻る(ステップS10)。
【0061】
なお、上記ステップS9の連続撮影処理動作は図4ではステップS8が終わった後に行うように示してあるが、ステップS5〜S8の報知音による撮影枚数の報知動作と並行して行うことが望ましい。
【0062】
上記図4のフローチャートのステップS5〜S8に示した動作により、連続撮影で1枚撮影されるたびに、枚数に対応した報知音が出力されるのでユーザは連続撮影で何枚目が撮影されているかを、被写体から目を離すことなく確認できる。
【0063】
また、上記報知音は予め音響メモリ15に各種報知音のパターンを登録しておき、ユーザが予め選択メニュー画面等で「報知音選択画面」を選択して、報知音のパターンを選択可能に構成してもよい。また、「報知音設定画面」で所望の報知音を音響メモリ15に設定可能に構成してもよい。更に、外部からインターフェイス17を介して音データを取り込んで音響メモリ15の内容を更新可能に更新することもできる。
【0064】
また、連続撮影モードの撮影枚数や撮影状態(ISO感度連写、ホワイトバランス連写等)を設定可能な設定画面を設け、上記図4のフローチャートのステップS2とS3(又は、S3とS4)の間に、どのような連続撮影状態か報知するステップを設け、シャッターキー36の半押し時にどのような連続撮影状態かを報知するようにしてもよい(例えば、「ISO感度連写です」とか、「ホワイトバランス連写です」といったガイド音の報知)。また、上記図4のフローチャートのステップS2とS3(又は、S3とS4)の間に設定された撮影枚数を報知するステップを設け、シャッターキー36の半押し時に何枚連続撮影するかを報知するようにしてもよい。例えば、5枚連続撮影する場合は、シャッターキー36が半押しされると、シャッターキー36の全押し後に、1枚撮影されるたびにステップS8で、「ド」、「レ」、「ミ」、・・・と報知するようにしてもよい。このようにすれば、撮影される側もその情報がわかり撮影時の表情等を作りやすくなるし、姿勢等も改めやすい。
【0065】
<変形例>
上記説明では連続撮影の際に撮影枚数を報知音で報知する例について述べたが、本発明の適用範囲は連続撮影に限定されない。例えば、AEB撮影(オートブランケット撮影ともいう)の場合に適用することができる。ここで、AEBはAutomatic Exposure Brancketing(多段露出)の略であり、1回の撮影で露出値を変化させた複数枚の画像を撮影する機能をいう。つまり、AEB撮影では、1回のシャッター操作で複数枚の画像を撮影するが、その複数枚をシャッタースピードや露出や、ズーム等を少しずつ変えながら撮影し、最適な画像を得ることができる。
【0066】
従って、図4のフローチャートのステップS8を「AEB撮影処理」とすることにより、本発明の枚数確認方法、つまり、ステップS5〜S8の動作(報知音による撮影確認動作プログラムに基づく制御部20の制御による動作)をそのままAEB撮影の場合にも適用することができる。
【0067】
例えば、AEB撮影において、1回の撮影で露出値を0.5EVずつ変化させた3枚の画像を撮影するように設定したとき、最初の撮影に「ド」、次の撮影に「ミ」、最後の撮影に「ソ」を対応付けて、報知音として出力することができる。これにより、ユーザはAEB撮影で何枚目を撮影しているかを、被写体から目を離すことなく確認できる。
【0068】
(実施形態2)
上記各実施例では報知音により撮影枚数の確認を行う例について述べたが、本発明の適用範囲は撮影枚数の確認に限定されない。例えば、シーン選択モード(以下、ベストショットモードと記す)のように選択されたシーンに応じた報知音を撮影時に出力することにより撮影内容をユーザに確認できるようにすることもできる。ここで、ベストショットは、予め登録してあるさまざまなシーンを選んで撮影する撮影モードを意味し、複数のシーンの中から撮影したいシーンを選ぶと、自動的にそのシーンに最適な設定(例えば、人物を撮影する場合は色強調を肌色に設定し、望遠側にすると背景が綺麗にぼやけるといった、シーンに適した設定)を自動的に行う機能をいう。
【0069】
図5、図6は、ベストショットモードによる撮影時に出力されるシーン確認用の報知音の一実施例を示す図であり、図5(a)は、音響メモリ15にシーンを連想させる音やメロディを音データとしてシーンと対応付けて格納した例である。図5(b)は、音響メモリ15にシーンの説明としての語句とシーンを連想させる音やメロディを音データとしてシーンと対応付けて格納した例である。
【0070】
これにより、画像が1枚撮影されるたびに音響メモリ15から選択されたシーンに対応付けられた音データを取り出して音響出力部16に渡し、報知音として出力させることができる。
【0071】
例えば、図5(a)に示したような音データ構成で、子供を撮るシーンが選択された場合にはベストショットモードでシャッターキー36が半押しされると、シーン欄151の子供を撮るシーンに対応する「楽しい子供の曲」音データが報知音データ格納欄152から取り出されて音響出力部16に渡され、「楽しい子供の曲」が出力されるので、カメラの前の子供は曲を聴いてカメラに集中することとなり、ややもすると動きやすい子供の写真もブレなく撮ることができる。また、花火を撮るシーンが選択された場合にはベストショットモードでシャッターキー36が半押しされると、シーン欄151の花火を撮るシーンに対応する花火の音に模した「太鼓の音」音データが報知音データ格納欄152から取り出されて音響出力部16に渡され、花火の音に模した「太鼓の音」が出力されるので、カメラの前の子供は音を聴いてカメラに集中することとなる。同様に、ベストショットの各シーンに対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物又はユーザの関心をカメラに集中することができる。
【0072】
また、図6(a)はベストショットモードでシャッター操作時に出力するシャッター音やハーフシャッター音をシーンに対応付けて音響メモリ15に格納した例であり、図6(b)はベストショットモードでセルフタイマ設定時に出力するセルフタイマ音をシーンに対応付けて音響メモリ15に格納した例である。
【0073】
これにより、ベストショットモードで選択されたシーンによる撮影を行う際に、どのようなシーンで撮影するかといったシーンの説明とシーンを連想させる音やメロディ等からなる音データを音響メモリ15から取り出して音響出力部16に渡し、出力させることができる。
【0074】
例えば、図5(b)に示したような音データ構成で、森や緑を撮るシーンが選択された場合にはベストショットモードでシャッターキー36が半押しされると、シーン欄151の森や緑を撮るシーンに対応する「シーンの説明」音データが音データ格納欄152から取り出されて音響出力部16に渡され、「森や緑を撮ります」というメッセージが出力され、ついで、「メロディ等の」音データが音データ格納欄153から取り出されて音響出力部16に渡され、「カッコウの鳴き声」が出力されるので、ユーザは関心をカメラに集中することができる。同様に、ベストショットの各シーンに対応付けられたシーンの説明用メッセージ及び選択されたシーンを連想させるメロディや音等を出力して被写体人物又はユーザの関心をカメラに集中させることができる。
【0075】
図7は、ベストショットモード時のデジタルカメラ100の動作例を示すフローチャートであり、ステップT5〜ステップT15の動作は報知音によるシーン撮影確認動作プログラムに基づく制御部20の制御による動作に相当する。
【0076】
図7(a)で、ユーザがモードダイアル31を回してベストショットモードへの切り替えを行うと、制御部20はベストショット選択画面を表示部40に表示してユーザにシーンの選択を促すのでユーザが所望のシーンを選択し(ステップT1)、確定ボタン(実施例では、図1のSETボタン351)を押すと、選択されたシーンが設定される(ステップT2)。
【0077】
次に、制御部20は、光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13を制御して取り込んだ被写体像の画像データをDRAM14に送り、静止画像バッファ領域に一時記憶させると共に取り込んだ画像データをスルー画像用に間引き処理して表示部40へ送り、スルー画像を表示させる(ステップT3)。
【0078】
制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザがシャッターキー36を半押しした場合にはステップT5に進み、そうでない場合はステップT3に戻る(ステップT4)。
【0079】
上記ステップT4でシャッターキー36が半押しされた場合は、制御部20は音響メモリ15から選択されたシーン161に対応付けられたハーフシャッター音データ163(図6(a))参照)を取り出して音響出力部16に渡し(ステップT5)、音響出力部16に選択されたシーンに最も適したシャッター半押し音を出力させる(ステップT6)。
【0080】
また、セルフタイマが設定されているか否かを調べ、設定されている場合はステップT8に進み、そうでない場合はステップT10に進む(ステップT7)。
【0081】
セルフタイマが設定されている場合は、制御部20は、音響メモリ15から選択されたシーン165に対応付けられたセルフタイマ音データ166(図6(b))参照)を取り出して音響出力部16に渡し(ステップT8)、音響出力部16に選択されたシーン165に最も適したセルフタイマ音を出力させると共にセルフタイマをスタートさせる。(ステップT9)。
【0082】
制御部20は自動露出機構117や自動合焦機構115に制御信号を送って、選択されたシーンに最も適した露出/自動合焦を行わせてステップT11に進む(ステップT10)。
【0083】
制御部20は操作部30からの状態信号及びセルフタイマの経過時間を調べ、ユーザがシャッターキー36を全押しした場合、又はセルフタイマの設定時間が到来した場合にはステップT12に進み、そうでない場合はステップT7に戻る(ステップT11)。
【0084】
上記ステップT11でシャッターキー36が全押しされた場合又はセルフタイマの設定時間が到来した場合は、制御部20は音響メモリ15から選択されたシーンに対応付けられたシャッター音データ(図6(a))参照)を取り出して音響出力部16に渡し(ステップT12)、音響出力部16に選択されたシーンに最も適したシャッター全押し音を出力させる(ステップT13)。
【0085】
更に、制御部20は音響メモリ15に格納されている音データ(図5参照)のうち選択されたシーンに対応付けられている音データを取り出して音響出力部16に送り(ステップT14)、音響出力部16に報知音を生成させて外部に出力させる(ステップT15)。
【0086】
制御部20は、ユーザがシャッターキー36を全押しした時点、又はセルフタイマの設定時間が到来した時点の1フレーム分の画像データ(ベストショットによる画像データ)をDRAM14に取り込む処理を光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13等を制御して行わせ、表示部40にDRAM14の画像データを送って静止画表示させ(ステップT16)、DRAM14に取り込んだ画像データを圧縮処理してフラッシュメモリ50に記録すると共に画像の種類(この例ではベストショットモードによる撮影画像)を含む画像情報を当該圧縮画像データに対応付けて記録する、といったような処理を信号処理部13等を制御して行わせてベストショットモードによる撮影を終了する(ステップT17)。
【0087】
なお、上記ステップT16、T17のベストショットモード時の静止画像表示動作及び画像記録処理動作は、図7ではステップT15が終わった後に行うように示してあるが、ステップT14、T15の報知音によるシーンの報知動作と並行して行うことが望ましい。
【0088】
上記図7(a)のフローチャートに基づく動作により、画像が1枚撮影されるたびに音響メモリ15から選択されたシーンに対応付けられた音データを取り出して音響出力部16に渡し、報知音として出力させることができるので、ベストショットの各シーンに対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物の関心をカメラに集中することができると共にユーザは聴覚によりシーンを確認することができる。また、シーンを間違えていた場合に記録前に間違いが分かるのでシーンの設定をやり直すことができる。
【0089】
また、シャッターキー36の半押し時に、選択されたシーンに最も適したシャッター半押し音を出力するので、人物撮影の場合に被写体人物の注意をカメラに向けさせることができ、露出や自動合焦時に被写体人物が大きく動くようなことを防止できる。また、セルフタイマ設定時に選択されたシーンに最も適したセルフタイマ音を出力できるので、楽しい雰囲気を醸し出して被写体人物の注意をカメラに集中させることができ、自動シャッター前に被写体人物が動くようなことを防止できる。
【0090】
更に、シャッターキー36の全押し時に、選択されたシーンに最も適したシャッター全押し音を出力するので、ユーザ、被写体人物の双方は撮影がされたことを確認でき、安心感を持つことができる。
【0091】
なお、上記シャッターキー36の半押し音の出力動作ステップ(ステップT5、T6)及びシャッターキー36の全押し音の出力動作ステップ(ステップT12、T13)は必須ではない。つまり、これらのステップは省略してもよい。
【0092】
また、上記シャッターキー36の半押し音の出力動作ステップ(ステップT5、T6)の次に、図7(b)に示すようなシーン説明メッセージ出力ステップ(ステップT6−2、T6−3)を付加するようにしてもよい。
【0093】
つまり、図7(a)のステップT6で、シャッターキー36の半押し音が出力された後、図7(b)に示すように、音響メモリ15から選択されたシーンに対応付けられたシーンの説明音データ(図5(b))参照)を取り出して音響出力部16に渡し(ステップT6−2)、音響出力部16に選択されたシーンの説明メッセージを出力させる(ステップT6−3)。
【0094】
なお、シャッターキー36の半押し音の出力動作ステップ(ステップT5、T6)を省略した場合はシーン説明メッセージ出力ステップ(ステップT6−2、T6−3)をシャッターキー36の半押し時のステップ(ステップS4)の次に付加するようにする。
【0095】
なお、図6の音響メモリ15に格納される音データの例、及び図7のフローチャートではシャッター全押し音やシャッター半押し音、及びセルフタイマ音を例としたが、機械的ではなく電気的に動作して音が出ないその他のキー操作音等も音響メモリ15に各シーンと音データを対応付けて格納しておくことにより、各種操作の報知音として出力することができる。
【0096】
(実施形態3)
上記実施形態1及び実施形態2では撮影時に報知音を出力して撮影確認を可能とする例について述べたが、本発明の適用範囲は撮影枚数の確認に限定されず、画像再生時の再生画像確認、例えば、連続撮影された画像を再生する際の撮影枚数確認、ベストショットモード再生画像の撮影シーンの確認、再生画像が属する画像グループの確認、再生画像が属しているフォルダの確認等にも適用できる。以下、本発明に基く画像再生時の再生画像確認方法等について説明する。以下の説明では図1及び図2で示したデジタルカメラ100を用いて説明する。なお、フラッシュメモリ50には画像の種類情報を含む画像情報が各画像に対応付けられて記録されているものとする。また、本実施例でいう「画像の種類情報」とは撮影モード、撮影日時、・・・・フォルダ名等、同一グループに属するか否かを判定可能な情報を意味する。
【0097】
図8は、画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、図1のデジタルカメラ100で撮影した連続撮影画像を再生する際の動作例を示し、ステップU4〜ステップU7の動作は報知音による再生時の画像確認動作プログラムに基づく制御部の制御による動作に相当する。
【0098】
図8で、デジタルカメラ100の電源スイッチ91がオン操作された後に、モードダイアル31を廻して再生モードを選択すると、制御部20は枚数カウンタをゼロクリアし(ステップU1)、フラッシュメモリ50から指定された画像の圧縮画像データ及びこの画像に対応付けられているフラッシュメモリ50に格納されている画像情報を取り出し、取り出した圧縮画像データに圧縮画像の伸張処理を施し(ステップU2)、画像データを表示部40に送って再生画像を表示させる(ステップU3)。
【0099】
制御部20は、取り出した画像情報に含まれている画像の種類(つまり、再生画像の種類)を調べ、再生対象画像が連続撮影画像の場合はステップU5に進み、そうでない場合は他の種類の画像の確認処理に進む(ステップU4)。
【0100】
再生対象画像が連続撮影画像の場合は、制御部20は枚数カウンタに1を加え(ステップU5)、音響メモリ15に格納されている音データのうち枚数カウンタの値に対応する音データを取り出して音響出力部16に送り(ステップU6)、音データを復調させて再生画像枚数報知音として外部に出力させる(ステップU7)。
【0101】
次に、制御部20は、操作部30からの信号を調べ、ユーザが次の画像の再生指示操作(例えば、カーソルキー35の「>」の押し下げ(連続押し下げを含む))を行ったか否かを調べ、再生指示操作があった場合にはステップU2に戻る。また、終了指示操作があった場合には画像再生処理を終了する(ステップU8)。
【0102】
上記図8のフローチャートの構成により、音響メモリ15に図3に示したように撮影枚数に対応付けた音データを格納しておくことにより連続撮影画像の枚数を報知させることができる。これにより、現在再生している画像が連続撮影画像であることを聴覚で確認できるので分かりやすく安心感を持つことができる。また、連続撮影画像の再生の場合、画像が類似している場合があっても現在何枚目を再生表示しているかがわかるので、再生時に、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0103】
<変形例1>
上記説明では画像再生の際に再生枚数を報知音で確認可能とする例について述べたが、本発明の適用範囲は再生画像が連続撮影によって撮影された画像に限定されない。例えば、前述したAEB撮影(オートブランケット撮影)の場合に適用することができる。
【0104】
つまり、図8のフローチャートのステップU4を「再生対象画像がAEB撮影画像か否かの判定動作」とすることにより、本発明の再生画像確認方法、つまり、ステップU4〜ステップU7の動作(報知音による再生時の画像確認動作プログラムに基づく制御部の制御による動作)をそのままAEB撮影画像の再生時にも適用することができる。
【0105】
例えば、AEB撮影において、1回の撮影で露出値を0.5EVずつ変化させた3枚の画像を撮影した画像について、最初の再生画像に「1回目」、次の撮影に「2回目」、最後の撮影に「最後です」を対応付けて、報知音として出力することができる。これにより、ユーザはAEB撮影画像の何枚目が再生されているかを知ることができ、最も露出状態のよい画像が何枚目の画像かを確認できる。 これにより、どの画像を保存しどの画像を消去するかの操作が行い易くなる。
【0106】
<変形例2>
フラッシュメモリ50には各種の撮影モードで撮影された画像データが混在している場合、例えば、一連の連続撮影画像データと他の撮影モードで撮影された静止画像データが混在しているような場合がある。このような場合には、一連の連続画像、その他の画像、他の一連の連続画像、・・・、といったようにフラッシュメモリ50に画像データが記憶されている。
【0107】
ここで、ユーザが画像の早送り操作をする(例えば、カーソルキー35の「>」を押し続ける)と再生画像が早送りされるようにデジタルカメラ100が構成されているものとして、再生画像を早送りしていくと、1枚ずつ撮った画像は無音か或いは「ピッ」、「ピッ」といったような報知音を出し、連続撮影画像はグループ毎に「1枚」、「2枚」、・・・といったように画像枚数を音声出力したり、或いは、グループ毎に「ドドドド」、「レレレレレレ・・・・」といったような再生報知音を出力するようにする。
【0108】
図9は、画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、デジタルカメラ100で撮影した撮影画像を再生する際の動作例を示す。
【0109】
ここで、図9(a)は連続撮影画像以外の画像を再生した場合は無音とする例であり、図8のフローチャートに図9(a)に示すような「枚数カウンタをゼロクリアする」ステップU10を追加するように構成し、図8のフローチャートのステップU4の画像の種類判定で再生画像が連続撮影画像でなかった場合には、ステップU9に進んで枚数カウンタをゼロクリアしてから図8のステップU8に進むようにする。
【0110】
これにより、例えば、1枚ずつ撮った画像が3枚、5枚の連続撮影画像、7枚の連続撮影画像、1枚の画像、4枚の連続撮影画像、・・・といったようにフラッシュメモリ50に記録されているとすると、早送り再生時に、無音、無音、無音、「ドドドドド」、「レレレレレレレ」、無音、「ミミミミ」、・・・といったように再生報知音が出力される。
【0111】
また、図9(b)は連続撮影画像以外の画像を再生した場合には連続撮影画像の再生報知音とは異なる音を出力するようにした例であり、図8のフローチャートに図9(b)に示すような「枚数カウンタをゼロクリアする」ステップU9と「連続撮影画像以外の画像を意味する音データを音響メモリ15から取り出す」ステップU9を追加するように構成し、図8のフローチャートのステップU4の画像の種類判定で再生画像が連続撮影画像でなかった場合には、ステップU9に進んで枚数カウンタをゼロクリアし、ステップU10で連続撮影画像以外の画像を意味する音データを音響メモリ15から取り出してから図8のステップU7(報知音の出力)に進むようにする。
【0112】
これにより、例えば、1枚ずつ撮った画像が3枚、5枚の連続撮影画像、7枚の連続撮影画像、1枚の画像、4枚の連続撮影画像、・・・といったようにフラッシュメモリ50に記録されているとすると、再生時には、「ピッ」、「ピッ」、「ピッ」、「ドドドドド」、「レレレレレレレ」、「ピッ」、「ミミミミ」、・・・といった再生報知音を出力するようにすることができる。
【0113】
<変形例3>
上記実施例2、変形例1、及び変形例2の説明では、画像再生の際に再生枚数を報知音で確認可能とする例について述べたが、本発明の適用範囲は再生枚数の報知に限定されない。例えば、再生画像がベストショットモードの撮影画像である場合はシーンを連想させるメロディ等を出力したり、再生画像が同じグループの画像には同一グループ(同じ撮影日の画像、同じフォルダの画像等)であることを認識しやすい音を出力するようにしてもよい。
【0114】
図10は、画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、デジタルカメラ100で撮影した撮影画像を再生する際の動作例を示す。
【0115】
つまり、図8のフローチャートのステップU4の画像の種類判定で再生画像が連続撮影画像でなかった場合に、図10に示すような、「再生画像がベストショットモードで撮影された画像か否かを調べる」ステップU20と、「ベストショットのシーンに対応する音データをメモリから取り出す」ステップU21と、「再生画像が同一グループか否かを調べる」ステップU22と、「そのグループに対応する音データをメモリから取り出す」ステップU23を追加するように構成し、ベストショットされた画像についてはシーンを連想させるメロディ等を出力させ、同一グループの画像、つまり、画像の種類情報(撮影モードや、撮影日時や、・・・・、フォルダ等)が同じ画像が再生される場合には同じ報知音を出力するようにする。
【0116】
具体的には、図8のフローチャートのステップU4の画像の種類判定で再生画像が連続撮影画像でなかった場合には、制御部20は画像の種類情報を調べ、再生画像の撮影モードがベストショットモードの場合にはステップU21に進み、そうでない場合にはステップU22に進む(ステップU20)。
【0117】
ベストショットモードで撮影された画像の場合には、シーンを調べ、図5に示すようなシーンに対応する音データ(図5の例ではメロディデータ)を音響メモリ15から取り出し、図8のステップU7(報知音の出力)に進む(ステップU21)。
【0118】
また、ベストショットモードで撮影された画像でない場合は、再生画像が同一グループ(例えば、撮影日時が同じ画像)に属するか否かを調べ、同一グループの場合はステップU23に進み、そうでない場合は図8のステップU8に進む(ステップU22)。
【0119】
上記図10のフローチャートの構成により、再生画像がベストショットモードで撮影された画像の場 合にはシーンに対応付けられた報知音が出力されるのでユーザは再生画像がベストモードで撮影されたあるシーンの画像であることを確認できる。
【0120】
また、再生画像が同じ撮影日に撮影された画像の場合には撮影日に対応付けられた報知音が出力されるのでユーザは再生画像が同じ撮影日の画像であることを確認できる。また、上記ステップU22における同一グループかの判定は撮影日が同じ画像だけに限定されない。例えば、フォルダが同じ画像についても画像データが記録されているフォルダを調べて同一フォルダの画像についてフォルダに対応付けられた報知音が出力することができるのでユーザは再生画像が同じフォルダの画像であることを確認できる。
【0121】
なお、同一グループの判断基準を再生モード開始時にグループカテゴリ(例えば、撮影日時、フォルダ、撮影モード、・・・)を表示した選択画面を表示してユーザが選択できるように構成することが望ましい。また、この際、グループカテゴリに対応付けて報知音を表示したり、グループカテゴリを選択すると、対応する報知音例を出力するようにしてもよい。
【0122】
<実施形態4>
上記実施形態3では連続撮影された画像を再生する際の撮影枚数確認を報知音により可能とする例について述べたが、連続撮影の場合、再生画像が似ている場合が多いので、連続撮影画像の再生時に、報知音の出力に加えて、現在表示されている再生画像が連続撮影された画像の何枚目の画像かを表示するようにしてもよい。また、報知音なしに、現在表示されている再生画像が連続撮影された画像の何枚目の画像かを表示するようにしてもよい。
図11は、デジタルカメラ100で撮影した連続撮影画像を再生する際に表示される撮影枚数の表示例を示す。なお、図11(a)は単に何枚目かを表示した例を示し、図11(b)は撮影枚数中何枚目かを表示した例である。また、図12は、画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、図1のデジタルカメラ100で撮影した連続撮影画像を再生する際の動作例を示す。
【0123】
図12(a)で、再生モードを選択すると、制御部20は枚数カウンタをゼロクリアし(ステップV1)、フラッシュメモリ50から指定された画像の圧縮画像データ及びこの画像に対応付けられてフラッシュメモリ50に格納されている画像情報を取り出し、取り出した圧縮画像データに圧縮画像の伸張処理を施し(ステップV2)、画像データを表示部40に送って再生画像を表示させる(ステップV3)。
【0124】
制御部20は、取り出した画像情報に含まれている画像の種類(つまり、再生画像の種類)を調べ、再生対象画像が連続撮影画像の場合はステップV5に進み、そうでない場合は他の種類の画像の確認処理に進む(ステップV4)。
【0125】
再生対象画像が連続撮影画像の場合は、制御部20は枚数カウンタに1を加え(ステップV5)、音響メモリ15に格納されている音データのうち枚数カウンタの値に対応する音データを取り出して音響出力部16に送り(ステップV6)、音データを復調させて再生画像枚数報知音として外部に出力させ(ステップV7)、枚数カウンタの値を表示部40に送って連続撮影(=連写)された再生画像の再生枚数として表示させる(ステップV8)。
【0126】
次に、制御部20は、操作部30からの信号を調べ、ユーザが次の画像の再生指示操作を行ったか否かを調べ、再生指示操作があった場合にはステップV2に戻る。また、終了指示操作があった場合には画像再生処理を終了する(ステップV9)。
【0127】
上記図12(a)に示したフローチャートの構成により、連続撮影された画像の枚数を表示させることができる(図11(a)参照)。これにより、連続撮影画像の場合、画像が類似している場合があっても現在再生している画像が何枚目の連続撮影画像であるかがわかるので、再生時に、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0128】
なお、上記図12(a)に示したフローチャートのステップV6、V7を省略して、報知音なしにし、現在表示されている再生画像が連続撮影された画像の何枚目の画像かを表示するようにしてもよい。
【0129】
また、図12(a)のフローチャートのステップV8とV9の間に、図12(b)に示すように一連の連続撮影画像の合計枚数(=連写合計枚数)を取得するステップV5−2を設け、更に、ステップV6を枚数カウンタの値及び連写合計枚数を表示部40に送って再生画像の再生枚数/合計枚数を表示させるようにしてもよい。なお、一連の連続撮影画像の合計枚数は管理ファイル或いは画像情報に合計枚数を記憶させておくようにすることによりステップV5−2で取得することができる。
【0130】
上記図12(b)に示したフローチャートの構成により、連続撮影された画像の枚数と合計枚数を表示させることができる(図11(b)参照)。これにより、連続撮影の場合、画像が類似していても現在再生している画像が何枚中の何番目の連続撮影画像であるかがわかるので、再生時に、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などにより便利である。
【0131】
<変形例>
再生時でなく、連続撮影中に撮影報知音と共に枚数を表示するようにしてもよい。
図13は、連続画像撮影時の撮影枚数表示動作例を示すフローチャートであり、図1のデジタルカメラ100で連続撮影画像を撮影する際の動作例を示す。
図4のフローチャートのステップS8とステップS9の間に、図13に示すようにステップS8−2を設け、枚数カウンタの値を表示部40に送って連続撮影(=連写)された枚数として表示させるようにしてもよい。なお、枚数表示のステップは図4のフローチャートのステップS6とステップS7、或いはステップS7とステップS8の間に設けてもよい。
【0132】
上記図13に示したフローチャートの構成により、連続撮影された画像(AEB撮影によって撮影された画像を含む)の枚数と合計枚数を表示させることができる(図11(b)参照)。なお、この場合、電源オフまで枚数を表示するようにしてもよい。
【0133】
(外部装置での再生の場合)
本実施形態の説明ではデジタルカメラ100等の撮像装置で画像を再生する場合を例としたが、デジタルカメラ100のような撮像装置からケーブルや近距離無線通信による接続又はクレードルを介して撮像装置からパソコン等の外部画像処理装置に画像データを転送するような場合にも、上記図12(a)、(b)のフローチャートに示した動作プログラムと同様の構成のプログラムをパソコン200のプログラム格納メモリに格納しておき、デジタルカメラからケーブルや近距離無線通信による接続により画像データを受信した場合、又はクレードルを介してパソコンから画像データが転送されたとき、当該プログラムを起動することにより、パソコン等の画像処理装置による画像の再生時に、連続撮影画像の撮影枚数を報知音として出力すると共に、表示することができる(報知音の出力を省略可能な点についても同様である)。
【0134】
以上、本発明の幾つかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。例えば電子カメラや撮像装置という用語は、携帯電話の他、撮像部を有する情報機器などにも適用でき、更に、静止画カメラに限らず動画カメラにも適用し得るものである。また、携帯電話という用語にはCDMA、GSMをはじめとする各種方式の携帯電話、PHS、電話機能を内蔵したPDA、カメラ機能を内蔵した携帯電話などを含む。
【符号の説明】
【0135】
15 音響メモリ(メモリ)
16 音響出力部(音響出力手段)
20 制御部(撮影枚数カウント手段、再生枚数カウント手段、種類判定手段、グループ判定手段、音データ取得手段、第2の音データ取得手段)
50 フラッシュメモリ(保存メモリ)
100 デジタルカメラ(撮像装置)
131、152、153 音データ
162 シャッター全押し音(音データ)
163 ハーフシャッター音(音データ)
166 セルフタイマ音(音データ)
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置で撮影を行う場合の撮影枚数や撮影画像の種類等や、画像再生時に画像の種類や枚数等を聴覚又は視覚で確認可能にする、撮像装置、撮影確認方法、再生時の画像確認方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、シャッター機構に機械的駆動部を有しないカメラでは、シャッターキーを操作した際にシャッター音が生じないので、撮影者は撮影が行われたか否かを確認することができず、不安を感じることになる。
【0003】
そこで、撮影者がシャッターキーを押したとき、音声を出力するようにして被写体像を記録媒体に記憶したかどうかを確認できるようにしたデジタルカメラが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、シャッター操作に関する情報の他、例えばフィルムの残り枚数とか被写体距離等の各種カメラ情報を音声で出力するようにしたカメラが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、電子スチルカメラの記録媒体に記録された撮影枚数を検出する検出手段と、該検出手段からの出力により撮影可能な残りの枚数に応じて複数の種類の音を選択的に発生させる手段とを設け、これによって撮影途中で不意に撮影不能に陥ることのないように撮影枚数の警告情報を音声で選択的に出力する電子スチルカメラの撮影枚数警報装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
また、メモリに複数のシャッター音を格納しておき、撮影した画像データの撮影モードを確認できるように撮影時に撮影モードに対応付けたシャッター音を出力するデジタルカメラが提案されている(例えば、特許文献4)。
【0007】
また、オートフォーカス時には合焦音を出力するようにして合焦状態か否かを確認できるようにした合焦音発生方法及び装置が提案されている(例えば、特許文献5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2003−179795号公報
【特許文献2】特開平1−183638号公報
【特許文献3】特開昭62−98873号公報
【特許文献4】特開2001−69389号公報
【特許文献5】特開2002−277727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、1回のシャッターで複数の画像を連続して撮影する連続撮影の場合は、シャッター半押し操作等の撮影準備開始時に何枚撮影するかの音声を出力したり、シャッター全押し操作等の撮影指示時にその旨を報知したり、撮影時に確実に設定枚数分撮影して記録しているという確認音声を出力したり、連続撮影画像の再生時に、撮影画像の種類やシーンや、再生枚数や何枚目の画像か等を音声や表示で確認できれば便利であるが、上記特許文献1〜特許文献3に記載の技術では、撮影者はシャッター全押し操作時に音声出力を行うので被写体像を記録媒体に記憶したかどうかを確認できるが、連続撮影で何枚撮影するかや、1回のシャッターで何枚撮影したかや、再生時に何枚又は何枚目の連続画像を再生するかを知ることはできないという課題がある。
【0010】
また、上記特許文献4に記載の技術では、撮影モードを音声で確認することはできるが、特許文献1〜特許文献3の技術と同様に連続画像の撮影枚数等を確認できないという課題があり、更に、撮影モードは確認できても画像の種類やシーンを確認できないといった課題がある。
【0011】
また、上記特許文献5に記載の技術は合焦音で合焦状態か否かを確認できるようにしたものであり、連続画像の撮影枚数等の確認や画像の撮影モードや画像が同一グループか否かの確認ができない。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、デジタルカメラ等の撮像装置で連続撮影等を行う場合の撮影枚数や撮影画像の種類や撮影シーン等を聴覚的に確認可能にしたり、画像再生時に再生画像の枚数や画像の種類や撮影シーン等を聴覚又は視覚で確認可能にする、撮像装置、撮影確認方法、再生時の画像確認方法、及びプログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
また、請求項1に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、撮影画像の種類に対応付けられて格納されている音データを格納した音響メモリと、撮影時に撮影画像の種類を判定する種類判定手段と、種類判定手段によって判定された撮影画像の種類に対応する音データを音響メモリから取り出す音データ取得手段と、取り出した音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
これにより、再生画像の種類に対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物の関心をカメラに集中させることができると共にユーザは聴覚により画像の種類を確認することができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、再生画像枚数に対応付けられた音データを格納した音響メモリと、記録画像の再生時に再生画像の種類を判定する種類判定手段と、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントする再生枚数カウント手段と、再生枚数カウント手段によってカウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出す音データ取得手段と、音データ取得手段によって取得された音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
これにより、現在再生している画像が連続撮影画像であることを聴覚で確認できるので分かりやすく安心感を持つことができる。また、連続撮影された再生画像の場合、画像が類似している場合があっても現在何枚目を再生表示しているかがわかるので、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0015】
また、請求項3に記載の発明では、音響メモリは更に再生画像の種類に対応付けられた音データを格納し、再生画像の種類が連続撮影画像以外の撮影の場合に、種類判定手段によって判定された種類に対応する音データを音響メモリから取り出す第2の音データ取得手段を備え、音響出力手段は第2の音データ取得手段によって取り出された音データを復調して外部に出力することを特徴とする請求項5記載の撮像装置を提供する。これにより、再生画像の種類に応じて報知音が出力されるので、保存記録メモリに連続撮影画像とその他の画像が混在していてもユーザは再生画像の種類を確認できる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、記録画像の再生時に再生画像の種類を判定する種類判定手段と、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントする再生枚数カウント手段と、再生枚数カウント手段によってカウントされた再生画像枚数を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。これにより、連続撮影画像が1枚再生されるたびに枚数が表示されるのでユーザは何枚目の連続撮影画像が再生されたかといったことや合計枚数を確実に確認できる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、同一グループに対応付けられた音データを格納した音響メモリと、記録画像の再生時に再生画像が同一グループに属するか否かを判定するグループ判定手段と、グループ判定手段によって判定されたグループに対応する音データを音響メモリから取り出す音データ取得手段と、音データ取得手段によって取得された音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。これにより、再生画像が同一グループの画像の場合にはそのグループに対応付けられた報知音が出力されるのでユーザは再生画像のグループを確認できる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影確認方法において、撮影時に、画像の種類を調べ、撮影画像の種類に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影画像の種類を確認可能とする、ことを特徴とする撮影確認方法を提供する。
これにより、画像の種類に対応付けられた音データを取り出して報知音として出力させることができるので、画像の種類に対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物の関心をカメラに集中することができると共にユーザは聴覚により画像の種類を確認することができる。
【0019】
また、請求項7に記載の発明では、撮影画像の種類には、予め登録してある複数のシーンから選択されたシーンに最適な撮影条件を設定して撮影するシーン選択モードによって撮影されたシーンを含むことを特徴とする請求項12記載の撮影確認方法を提供する。これにより、画像が1枚撮影されるたびに音響メモリから選択されたシーンに対応付けられた音データを取り出して報知音として出力させることができるので、選択された各シーンに対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物の関心をカメラに集中することができると共にユーザは聴覚によりシーンを確認することができる。また、シーンを間違えていた場合に記録前に間違いが分かるのでシーンの設定をやり直すことができる。
【0020】
また、請求項8に記載の発明では、更に、撮影準備指示時に、撮影準備指示のあったことを報知する撮影準備指示音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影準備指示のあったことを確認可能とする、ことを特徴とする請求項12又は13記載の撮影確認方法を提供する。
これにより、シーンの撮影前に、選択されたシーンに最も適した撮影準備指示音(例えば、シャッター半押し音やセルフタイマ音)を出力できるので、人物撮影の場合に撮影前に被写体人物の注意をカメラに向けさせることができ、露出や自動合焦時に被写体人物が大きく動くようなことを防止できる。
【0021】
また、請求項9に記載の発明では、更に、撮影指示時に、撮影指示のあったことを報知する撮影指示音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影指示のあったことを確認可能とする、ことを特徴とする請求項13又は14記載の撮影確認方法を提供する。
これにより、撮影時に、選択されたシーンに最も適したシャッター全押し音を出力するので、ユーザ、被写体人物の双方は撮影がされたことを確認でき、安心感を持つことができる。
【0022】
また、請求項10に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影確認方法において、連続画像の再生時に、再生画像枚数をカウントし、再生画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の画像再生枚数を確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法を提供する。
これにより、現在再生している画像が連続撮影画像であることを聴覚で確認できるので分かりやすく安心感を持つことができる。また、連続撮影された再生画像の場合、画像が類似している場合があっても現在何枚目を再生表示しているかがわかるので、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0023】
また、請求項11に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、連続画像の再生時に、画像再生枚数をカウントして画像再生枚数のカウント値を表示し、現在の画像再生枚数を確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法を提供する。
これにより、連続撮影画像の場合、画像が類似している場合があっても現在再生している画像が何枚目の連続撮影画像であることが分るので、再生時に、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0024】
また、請求項12に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、記録画像の再生時に、連続撮影モードかそれ以外の撮影モードかを調べ、連続撮影の場合には、撮影枚数をカウントし、撮影画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の画像撮影枚数を確認可能とし、連続撮影以外の撮影モードの場合には撮影画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力するか無音とすることにより、連続撮影画像とその他の画像とを弁別可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法を提供する。これにより、再生画像の種類に応じて報知音が出力されるので、保存記録メモリに連続撮影画像とその他の画像が混在していてもユーザは再生画像の種類を確認できる。
【0025】
また、請求項13に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、記録画像の再生時に、再生画像が同一グループに属するか否かを判定し、同一グループに属する場合は、当該グループに対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の再生画像が同一グループの画像であることを確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法を提供する。これにより、再生画像が同一グループの画像の場合にはそのグループに対応付けられた報知音が出力されるのでユーザは再生画像のグループを確認できる。
【0026】
また、請求項14に記載の発明では、被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において実行可能なプログラムであって、撮影時に撮影画像の種類を判定するプログラムステップと判定された撮影画像の種類に対応する音データをメモリから取り出すプログラムステップと、前記取り出した音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、撮影時に撮影画像の種類に対応する音データを音響メモリから取り出し、取り出した音データを復調させて外部に音響出力させることができるので、被写体人物の関心をカメラに集中させることができると共にユーザは聴覚により画像の種類を確認することができる。
【0027】
また、請求項15に記載の発明では、撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、画像の再生時に再生画像の種類を判定するプログラムステップと、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントするプログラムステップと、カウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、画像処理装置での再生時にカウントされた連続撮影画像の再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出し、その音データを復調させ外部に音響出力させることができるので、現在再生している画像が連続撮影画像であることを聴覚で確認できるので分かりやすく安心感を持つことができる。
【0028】
また、請求項16に記載の発明では、撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、画像の再生時に再生画像の種類を判定するプログラムステップと、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントするプログラムステップと、カウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、カウントされた再生画像枚数を表示させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントし、1枚再生されるたびにカウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出し、その音データを復調させ外部に音響出力させると共に撮影枚数を表示させることができるので、ユーザは何枚目の連続撮影画像が再生されたかといったことを聴覚及び視覚で確実に確認できる。
【0029】
また、請求項17に記載の発明では、撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、画像の再生時に再生画像が同一グループに属するか否かを判定するプログラムステップと、グループ判定手段によって判定されたグループに対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、再生画像が同一グループの画像の場合には、そのグループに対応付けられた報知音を出力することができるので、ユーザは再生画像のグループを聴覚で確認できる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、撮影時に撮影枚数や画像の種類や撮影シーン等を聴覚的に確認したり、画像再生時に再生枚数や画像の種類や撮影シーン等を聴覚又は視覚で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の撮影確認方法/再生画像確認方法を適用可能なデジタルカメラの一実施例の外観を示す図である。
【図2】図1に示したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。
【図3】連続撮影時や画像再生時に出力される枚数確認用の報知音の例を示す図である。
【図4】本発明の撮影確認方法を適用可能なデジタルカメラの連続撮影時の動作例を示すフローチャートである。
【図5】ベストショットモードによる撮影時に出力されるシーン確認用の報知音の一実施例を示す図である。
【図6】ベストショットモードによる撮影時に出力されるシーン確認用の報知音の一実施例を示す図である。
【図7】ベストショットモード時のデジタルカメラの動作例を例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の再生画像確認方法を適用可能なデジタルカメラの画像再生時の動作例を示すフローチャートである。
【図9】画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。
【図10】画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。
【図11】連続撮影画像を再生する際に表示される撮影枚数の表示例を示す。
【図12】連続撮影画像を再生する際の撮影枚数表示動作例を示すフローチャートである。
【図13】連続画像撮影時の撮影枚数表示動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
(実施形態1)
以下の説明ではデジタルカメラを撮像装置の例として説明するが撮像装置という用語はデジタルカメラに限定されない。
図1は、本発明の撮影確認方法/再生画像確認方法を適用可能なデジタルカメラの一実施例の外観を示す図であり、デジタルカメラ100は正面側(図1(a))に撮像レンズ111、光学ファインダ112、及び測光センサ113を有している。
【0033】
デジタルカメラ100の背面(図1(b))には、液晶モニタ画面41、光学ファインダ112、モードの切り替えを行うモードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、メニューキー34、カーソルキー35等のスイッチ及びキーが設けられている。
【0034】
また、上面(図1(c))には、ズームレバー33、シャッターキー36、ストロボ設定キー37、及び電源スイッチ91が設けられ、側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルを接続する場合に用いるUSB端子接続部95が設けられている。なお、正面等に赤外線通信やブルートゥース等の近接通信用の光送受口や無線通信用アンテナ、GPS受信アンテナを設けるようにしてもよい。
【0035】
図1(d)はモードダイアル31の詳細図であり、モードダイアル31の上面には、符号31−1〜31−6、・・・に示すような、ユーザがモードを判別しやすいアイコンや文字が印刷又は形押等により表示されており、ユーザがモードダイアルを廻してモード選択位置31−0に所望のアイコン等を合わせるとモードが切り替えられる。なお、図示の例では符号31−1は再生モードを意味し、符号31−2〜31−6は撮影モードを意味し、符号31−2は通常撮影モード、符号31−3はベストショットモード(シーン選択モード)、符号31−4はカップリングモード、符号31−5は夜景モード、符号31−6はムービー(動画)撮影モードを意味する。
【0036】
ユーザがモードダイアル31を廻して、通常撮影モードにして、シャッターキー36を半押しして露出/自動合焦を行わせた後、シャッターキー36を押しつづけると、デジタルカメラ100は音響出力部16(図2)から撮影枚数等や撮影パターン等の画像撮影情報を、単音節や、複合音節や、音声メッセージや、メロディ等の報知音を出力してユーザに報知し、確認可能とする。また、再生モード時にデジタルカメラ100は、画像再生の際、撮影モードや再生画像の枚数、再生画像の種類、撮影シーン、同一グループに属していることの確認音等を上述したような報知音でユーザに報知したり、撮影枚数を液晶モニタ画面41に表示して、確認可能とする。
【0037】
図2は、図1に示したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。図2で、デジタルカメラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部13、DRAM14、音響メモリ15、音響出力部16、インターフェイス17、制御部20、操作部30、表示部40、フラッシュメモリ50、及び電源90を有している。
【0038】
光学系11は、撮像レンズ111、測光センサ113、ズーム機構114、自動合焦機構115、自動絞り機構116、及び自動露出機構117等を含み、撮像レンズ111を介して集光された被写体像の光束を後段の撮像素子(CCD)上に結像させる。
【0039】
信号変換部12は、A/D変換器等の信号変換回路等を含み、また、前段の光学系11を介して結像した画像をCCDによって電気信号に変換し、その電気信号をデジタルデータに変換して一定の周期で出力する。
【0040】
信号処理部13は、通常撮像モード時には信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb、Crデータ(以下、画像データ)をDRAM14に転送し、一時的に記憶させる。また、スルー画像を表示するために、取込んだ画像データを間引いて表示部40に送る。また、シャッター操作がされるとその時点の画像データを表示部40に送って静止画表示させる。
【0041】
また、信号処理部13は、記録保存の際にDRAM14に書込まれている画像データを読み出して圧縮処理を施し、再生時にフラッシュメモリ(保存メモリ)50に保存記録されていた圧縮画像データに伸張処理を施して画像データを再生する圧縮伸張部を備えている。また、圧縮画像データを高速で伸張する高速伸張部を備えるように構成してもよい。
【0042】
DRAM14は作業用メモリとして用いられ、撮像された画像を一時的に記憶する画像バッファ領域や画像データの圧縮/伸張時や画像合成時の作業用領域等が確保されている。
【0043】
音響メモリ15はフラッシュメモリのようなブロック単位で消去/書き換え可能なメモリからなり、予め、単音節、単語、音声メッセージ、メロディ等の音データ(デジタルデータ)が撮影枚数や画像パターン等に対応付けられて格納されている。また、音データの追加や更新(書き換え)ができる。なお、音響メモリ15を設けず、フラッシュメモリ50の一部領域を音響メモリとして用いるようにしてもよい。
【0044】
音響出力部16は音信号変換部、アンプ、及びスピーカ等から構成され、音響メモリ15から取り出され、渡された音データ(デジタルデータ)を音響信号変換部でアナログデータに変換し、アンプで増幅してスピーカから外部に音、単語、メッセージ、メロディ等の報知音として出力する。
【0045】
インターフェイス17は、USB端子接続部95を介してパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とのデータの授受を行う。
【0046】
制御部20はCPU、RAM、プログラム格納用ROMおよびタイマ等の計時機構を有したマイクロプロセッサ構成を有しており、CPUは、上述の各回路および図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用ROMに格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行うと共に、操作部30からの状態信号に対応してプログラム格納用ROMに格納されている各モードに対応の動作プログラムや処理プログラムを取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御を行う。
【0047】
操作部30はモードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、ズームレバー33、メニューキー34、カーソルキー35、シャッターキー36、及びストロボ設定キー37等のボタンやスイッチを構成部分としており、これらのキーやボタン或いはスイッチが操作されると状態信号等が制御部20に送出される。
【0048】
表示部40はビデオエンコーダ、VRAM(図示せず)および液晶モニタ画面(LCD)41等から構成されており、制御部20の表示制御により、撮像時のスルー画像、及び再生時の再生画像、処理選択時の選択用メニュー(或いはアイコン)の表示等を表示したりする。
【0049】
フラッシュメモリ50は画像データ(圧縮画像データ)を記録する。また、管理ファイルや、画像の撮影モードや撮影日時や画像識別情報を含む画像情報を記録することができる。また、フラッシュメモリ50に加え、メモリカードのように着脱可能な記憶媒体を用いるようにしてもよい。
【0050】
測光センサ113はデジタルカメラ100の周辺光量を計測して制御部20に計測値を送る。ズーム機構114はユーザによるズームレバー33のスライド操作に基づいて焦点距離を望遠又は広角側に変化させる。自動合焦機構115は、制御部20の制御下でいわゆるAF(オートフォーカス)による自動合焦のためのレンズの移動等を行う。自動絞り機構116は測光センサ113によって計測された周辺光量を基に制御部20の制御下で決定される絞り値に従って絞りを行う。自動露出機構117は測光センサ113によって計測された周辺光量を基に制御部20の制御下で決定される露出値(CCDに取り入れる光量)に従ってシャッタースピードを決定する。
【0051】
図3は、連続撮影時や画像再生時に出力される枚数確認用の報知音の例を示す図であり、音響メモリ15に単語を音データ131として撮影枚数と対応付けて格納した例である。これにより、画像が1枚撮影されるたびに音響メモリ15から撮影枚数に対応付けられた音データ131を取り出して音響出力部16に渡し、報知音として出力させることができる。
【0052】
図3では、例えば、5枚の画像が連続撮影されると1枚目では「ド」、2枚目では「レ」、・・・、5枚目では「ソ」が出力されるので、全体を通して「ドレミファソ」とユーザに報知され、ユーザは5枚撮影されたということを聴覚により確認できる。
【0053】
なお、図3の例では1音節又は1語を撮影枚数に対応させる例を示したが、これらの例に限定されない。例えば、1枚目に「ド」、2枚目に「レレ」、3枚目に「ミミミ」、4枚目に「ファファファファ」、5枚目に「ソソソソソ」といったように対応付けてもよい。
【0054】
図4は、連続撮影時のデジタルカメラ100の動作例を示すフローチャートであり、ステップS5〜ステップS8は報知音による撮影確認動作プログラムに基づく制御部の制御による動作に相当する。
【0055】
連続撮影モードへの切り替えがなされると、制御部20は、光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13を制御して取り込んだ被写体像の画像データをDRAM14に送り、静止画像バッファ領域に一時記憶させると共に取り込んだ画像データをスルー画像用に間引き処理して表示部40へ送り、スルー画像を表示させる(ステップS1)。
【0056】
制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザがシャッターキー36を半押しした場合にはステップS3に進み、そうでない場合はステップS1に戻る(ステップS2)。
【0057】
上記ステップS2でシャッターキー36が半押しされた場合は、制御部20は自動露出機構117や自動合焦機構115に制御信号を送って、露出/自動合焦を行わせてステップS4に進む(ステップS3)。
【0058】
制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザがシャッターキー36を全押しした場合にはステップS5に進み、そうでない場合はステップS3に戻る(ステップS4)。
【0059】
上記ステップS4でシャッターキー36が全押しされた場合は、制御部20は枚数カウンタをゼロクリアしてから(ステップS5)、枚数カウンタに1を加え(ステップS6)、音響メモリ15に格納されている音データのうち枚数カウンタの値に対応する音データを取り出して音響出力部16に送り(ステップS7)、音データを復調させて報知音として外部に出力させる(ステップS8)。
【0060】
制御部20は連続撮影処理、例えば、ステップS1の前段の連続撮影モード選択時に設定された時間間隔(又は所定の時間間隔)で1フレーム分の画像データをDRAM14に取り込み、圧縮処理してフラッシュメモリ50に記録すると共に画像の種類(この例では連続撮影モードによる連続撮影画像)を含む画像情報を当該圧縮画像データに対応付けて記録するといったような処理を光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13等を制御して行わせ(ステップS9)、シャッターキー36が開放されたか撮影枚数が所定の撮影可能枚数Mと等しい場合は連続撮影処理を終了する。また、シャッターキー36の開放もなく撮影枚数が所定の撮影可能枚数でない場合はステップS6に戻る(ステップS10)。
【0061】
なお、上記ステップS9の連続撮影処理動作は図4ではステップS8が終わった後に行うように示してあるが、ステップS5〜S8の報知音による撮影枚数の報知動作と並行して行うことが望ましい。
【0062】
上記図4のフローチャートのステップS5〜S8に示した動作により、連続撮影で1枚撮影されるたびに、枚数に対応した報知音が出力されるのでユーザは連続撮影で何枚目が撮影されているかを、被写体から目を離すことなく確認できる。
【0063】
また、上記報知音は予め音響メモリ15に各種報知音のパターンを登録しておき、ユーザが予め選択メニュー画面等で「報知音選択画面」を選択して、報知音のパターンを選択可能に構成してもよい。また、「報知音設定画面」で所望の報知音を音響メモリ15に設定可能に構成してもよい。更に、外部からインターフェイス17を介して音データを取り込んで音響メモリ15の内容を更新可能に更新することもできる。
【0064】
また、連続撮影モードの撮影枚数や撮影状態(ISO感度連写、ホワイトバランス連写等)を設定可能な設定画面を設け、上記図4のフローチャートのステップS2とS3(又は、S3とS4)の間に、どのような連続撮影状態か報知するステップを設け、シャッターキー36の半押し時にどのような連続撮影状態かを報知するようにしてもよい(例えば、「ISO感度連写です」とか、「ホワイトバランス連写です」といったガイド音の報知)。また、上記図4のフローチャートのステップS2とS3(又は、S3とS4)の間に設定された撮影枚数を報知するステップを設け、シャッターキー36の半押し時に何枚連続撮影するかを報知するようにしてもよい。例えば、5枚連続撮影する場合は、シャッターキー36が半押しされると、シャッターキー36の全押し後に、1枚撮影されるたびにステップS8で、「ド」、「レ」、「ミ」、・・・と報知するようにしてもよい。このようにすれば、撮影される側もその情報がわかり撮影時の表情等を作りやすくなるし、姿勢等も改めやすい。
【0065】
<変形例>
上記説明では連続撮影の際に撮影枚数を報知音で報知する例について述べたが、本発明の適用範囲は連続撮影に限定されない。例えば、AEB撮影(オートブランケット撮影ともいう)の場合に適用することができる。ここで、AEBはAutomatic Exposure Brancketing(多段露出)の略であり、1回の撮影で露出値を変化させた複数枚の画像を撮影する機能をいう。つまり、AEB撮影では、1回のシャッター操作で複数枚の画像を撮影するが、その複数枚をシャッタースピードや露出や、ズーム等を少しずつ変えながら撮影し、最適な画像を得ることができる。
【0066】
従って、図4のフローチャートのステップS8を「AEB撮影処理」とすることにより、本発明の枚数確認方法、つまり、ステップS5〜S8の動作(報知音による撮影確認動作プログラムに基づく制御部20の制御による動作)をそのままAEB撮影の場合にも適用することができる。
【0067】
例えば、AEB撮影において、1回の撮影で露出値を0.5EVずつ変化させた3枚の画像を撮影するように設定したとき、最初の撮影に「ド」、次の撮影に「ミ」、最後の撮影に「ソ」を対応付けて、報知音として出力することができる。これにより、ユーザはAEB撮影で何枚目を撮影しているかを、被写体から目を離すことなく確認できる。
【0068】
(実施形態2)
上記各実施例では報知音により撮影枚数の確認を行う例について述べたが、本発明の適用範囲は撮影枚数の確認に限定されない。例えば、シーン選択モード(以下、ベストショットモードと記す)のように選択されたシーンに応じた報知音を撮影時に出力することにより撮影内容をユーザに確認できるようにすることもできる。ここで、ベストショットは、予め登録してあるさまざまなシーンを選んで撮影する撮影モードを意味し、複数のシーンの中から撮影したいシーンを選ぶと、自動的にそのシーンに最適な設定(例えば、人物を撮影する場合は色強調を肌色に設定し、望遠側にすると背景が綺麗にぼやけるといった、シーンに適した設定)を自動的に行う機能をいう。
【0069】
図5、図6は、ベストショットモードによる撮影時に出力されるシーン確認用の報知音の一実施例を示す図であり、図5(a)は、音響メモリ15にシーンを連想させる音やメロディを音データとしてシーンと対応付けて格納した例である。図5(b)は、音響メモリ15にシーンの説明としての語句とシーンを連想させる音やメロディを音データとしてシーンと対応付けて格納した例である。
【0070】
これにより、画像が1枚撮影されるたびに音響メモリ15から選択されたシーンに対応付けられた音データを取り出して音響出力部16に渡し、報知音として出力させることができる。
【0071】
例えば、図5(a)に示したような音データ構成で、子供を撮るシーンが選択された場合にはベストショットモードでシャッターキー36が半押しされると、シーン欄151の子供を撮るシーンに対応する「楽しい子供の曲」音データが報知音データ格納欄152から取り出されて音響出力部16に渡され、「楽しい子供の曲」が出力されるので、カメラの前の子供は曲を聴いてカメラに集中することとなり、ややもすると動きやすい子供の写真もブレなく撮ることができる。また、花火を撮るシーンが選択された場合にはベストショットモードでシャッターキー36が半押しされると、シーン欄151の花火を撮るシーンに対応する花火の音に模した「太鼓の音」音データが報知音データ格納欄152から取り出されて音響出力部16に渡され、花火の音に模した「太鼓の音」が出力されるので、カメラの前の子供は音を聴いてカメラに集中することとなる。同様に、ベストショットの各シーンに対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物又はユーザの関心をカメラに集中することができる。
【0072】
また、図6(a)はベストショットモードでシャッター操作時に出力するシャッター音やハーフシャッター音をシーンに対応付けて音響メモリ15に格納した例であり、図6(b)はベストショットモードでセルフタイマ設定時に出力するセルフタイマ音をシーンに対応付けて音響メモリ15に格納した例である。
【0073】
これにより、ベストショットモードで選択されたシーンによる撮影を行う際に、どのようなシーンで撮影するかといったシーンの説明とシーンを連想させる音やメロディ等からなる音データを音響メモリ15から取り出して音響出力部16に渡し、出力させることができる。
【0074】
例えば、図5(b)に示したような音データ構成で、森や緑を撮るシーンが選択された場合にはベストショットモードでシャッターキー36が半押しされると、シーン欄151の森や緑を撮るシーンに対応する「シーンの説明」音データが音データ格納欄152から取り出されて音響出力部16に渡され、「森や緑を撮ります」というメッセージが出力され、ついで、「メロディ等の」音データが音データ格納欄153から取り出されて音響出力部16に渡され、「カッコウの鳴き声」が出力されるので、ユーザは関心をカメラに集中することができる。同様に、ベストショットの各シーンに対応付けられたシーンの説明用メッセージ及び選択されたシーンを連想させるメロディや音等を出力して被写体人物又はユーザの関心をカメラに集中させることができる。
【0075】
図7は、ベストショットモード時のデジタルカメラ100の動作例を示すフローチャートであり、ステップT5〜ステップT15の動作は報知音によるシーン撮影確認動作プログラムに基づく制御部20の制御による動作に相当する。
【0076】
図7(a)で、ユーザがモードダイアル31を回してベストショットモードへの切り替えを行うと、制御部20はベストショット選択画面を表示部40に表示してユーザにシーンの選択を促すのでユーザが所望のシーンを選択し(ステップT1)、確定ボタン(実施例では、図1のSETボタン351)を押すと、選択されたシーンが設定される(ステップT2)。
【0077】
次に、制御部20は、光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13を制御して取り込んだ被写体像の画像データをDRAM14に送り、静止画像バッファ領域に一時記憶させると共に取り込んだ画像データをスルー画像用に間引き処理して表示部40へ送り、スルー画像を表示させる(ステップT3)。
【0078】
制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザがシャッターキー36を半押しした場合にはステップT5に進み、そうでない場合はステップT3に戻る(ステップT4)。
【0079】
上記ステップT4でシャッターキー36が半押しされた場合は、制御部20は音響メモリ15から選択されたシーン161に対応付けられたハーフシャッター音データ163(図6(a))参照)を取り出して音響出力部16に渡し(ステップT5)、音響出力部16に選択されたシーンに最も適したシャッター半押し音を出力させる(ステップT6)。
【0080】
また、セルフタイマが設定されているか否かを調べ、設定されている場合はステップT8に進み、そうでない場合はステップT10に進む(ステップT7)。
【0081】
セルフタイマが設定されている場合は、制御部20は、音響メモリ15から選択されたシーン165に対応付けられたセルフタイマ音データ166(図6(b))参照)を取り出して音響出力部16に渡し(ステップT8)、音響出力部16に選択されたシーン165に最も適したセルフタイマ音を出力させると共にセルフタイマをスタートさせる。(ステップT9)。
【0082】
制御部20は自動露出機構117や自動合焦機構115に制御信号を送って、選択されたシーンに最も適した露出/自動合焦を行わせてステップT11に進む(ステップT10)。
【0083】
制御部20は操作部30からの状態信号及びセルフタイマの経過時間を調べ、ユーザがシャッターキー36を全押しした場合、又はセルフタイマの設定時間が到来した場合にはステップT12に進み、そうでない場合はステップT7に戻る(ステップT11)。
【0084】
上記ステップT11でシャッターキー36が全押しされた場合又はセルフタイマの設定時間が到来した場合は、制御部20は音響メモリ15から選択されたシーンに対応付けられたシャッター音データ(図6(a))参照)を取り出して音響出力部16に渡し(ステップT12)、音響出力部16に選択されたシーンに最も適したシャッター全押し音を出力させる(ステップT13)。
【0085】
更に、制御部20は音響メモリ15に格納されている音データ(図5参照)のうち選択されたシーンに対応付けられている音データを取り出して音響出力部16に送り(ステップT14)、音響出力部16に報知音を生成させて外部に出力させる(ステップT15)。
【0086】
制御部20は、ユーザがシャッターキー36を全押しした時点、又はセルフタイマの設定時間が到来した時点の1フレーム分の画像データ(ベストショットによる画像データ)をDRAM14に取り込む処理を光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13等を制御して行わせ、表示部40にDRAM14の画像データを送って静止画表示させ(ステップT16)、DRAM14に取り込んだ画像データを圧縮処理してフラッシュメモリ50に記録すると共に画像の種類(この例ではベストショットモードによる撮影画像)を含む画像情報を当該圧縮画像データに対応付けて記録する、といったような処理を信号処理部13等を制御して行わせてベストショットモードによる撮影を終了する(ステップT17)。
【0087】
なお、上記ステップT16、T17のベストショットモード時の静止画像表示動作及び画像記録処理動作は、図7ではステップT15が終わった後に行うように示してあるが、ステップT14、T15の報知音によるシーンの報知動作と並行して行うことが望ましい。
【0088】
上記図7(a)のフローチャートに基づく動作により、画像が1枚撮影されるたびに音響メモリ15から選択されたシーンに対応付けられた音データを取り出して音響出力部16に渡し、報知音として出力させることができるので、ベストショットの各シーンに対応付けられたメロディや音或いは文言等を出力して、被写体人物の関心をカメラに集中することができると共にユーザは聴覚によりシーンを確認することができる。また、シーンを間違えていた場合に記録前に間違いが分かるのでシーンの設定をやり直すことができる。
【0089】
また、シャッターキー36の半押し時に、選択されたシーンに最も適したシャッター半押し音を出力するので、人物撮影の場合に被写体人物の注意をカメラに向けさせることができ、露出や自動合焦時に被写体人物が大きく動くようなことを防止できる。また、セルフタイマ設定時に選択されたシーンに最も適したセルフタイマ音を出力できるので、楽しい雰囲気を醸し出して被写体人物の注意をカメラに集中させることができ、自動シャッター前に被写体人物が動くようなことを防止できる。
【0090】
更に、シャッターキー36の全押し時に、選択されたシーンに最も適したシャッター全押し音を出力するので、ユーザ、被写体人物の双方は撮影がされたことを確認でき、安心感を持つことができる。
【0091】
なお、上記シャッターキー36の半押し音の出力動作ステップ(ステップT5、T6)及びシャッターキー36の全押し音の出力動作ステップ(ステップT12、T13)は必須ではない。つまり、これらのステップは省略してもよい。
【0092】
また、上記シャッターキー36の半押し音の出力動作ステップ(ステップT5、T6)の次に、図7(b)に示すようなシーン説明メッセージ出力ステップ(ステップT6−2、T6−3)を付加するようにしてもよい。
【0093】
つまり、図7(a)のステップT6で、シャッターキー36の半押し音が出力された後、図7(b)に示すように、音響メモリ15から選択されたシーンに対応付けられたシーンの説明音データ(図5(b))参照)を取り出して音響出力部16に渡し(ステップT6−2)、音響出力部16に選択されたシーンの説明メッセージを出力させる(ステップT6−3)。
【0094】
なお、シャッターキー36の半押し音の出力動作ステップ(ステップT5、T6)を省略した場合はシーン説明メッセージ出力ステップ(ステップT6−2、T6−3)をシャッターキー36の半押し時のステップ(ステップS4)の次に付加するようにする。
【0095】
なお、図6の音響メモリ15に格納される音データの例、及び図7のフローチャートではシャッター全押し音やシャッター半押し音、及びセルフタイマ音を例としたが、機械的ではなく電気的に動作して音が出ないその他のキー操作音等も音響メモリ15に各シーンと音データを対応付けて格納しておくことにより、各種操作の報知音として出力することができる。
【0096】
(実施形態3)
上記実施形態1及び実施形態2では撮影時に報知音を出力して撮影確認を可能とする例について述べたが、本発明の適用範囲は撮影枚数の確認に限定されず、画像再生時の再生画像確認、例えば、連続撮影された画像を再生する際の撮影枚数確認、ベストショットモード再生画像の撮影シーンの確認、再生画像が属する画像グループの確認、再生画像が属しているフォルダの確認等にも適用できる。以下、本発明に基く画像再生時の再生画像確認方法等について説明する。以下の説明では図1及び図2で示したデジタルカメラ100を用いて説明する。なお、フラッシュメモリ50には画像の種類情報を含む画像情報が各画像に対応付けられて記録されているものとする。また、本実施例でいう「画像の種類情報」とは撮影モード、撮影日時、・・・・フォルダ名等、同一グループに属するか否かを判定可能な情報を意味する。
【0097】
図8は、画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、図1のデジタルカメラ100で撮影した連続撮影画像を再生する際の動作例を示し、ステップU4〜ステップU7の動作は報知音による再生時の画像確認動作プログラムに基づく制御部の制御による動作に相当する。
【0098】
図8で、デジタルカメラ100の電源スイッチ91がオン操作された後に、モードダイアル31を廻して再生モードを選択すると、制御部20は枚数カウンタをゼロクリアし(ステップU1)、フラッシュメモリ50から指定された画像の圧縮画像データ及びこの画像に対応付けられているフラッシュメモリ50に格納されている画像情報を取り出し、取り出した圧縮画像データに圧縮画像の伸張処理を施し(ステップU2)、画像データを表示部40に送って再生画像を表示させる(ステップU3)。
【0099】
制御部20は、取り出した画像情報に含まれている画像の種類(つまり、再生画像の種類)を調べ、再生対象画像が連続撮影画像の場合はステップU5に進み、そうでない場合は他の種類の画像の確認処理に進む(ステップU4)。
【0100】
再生対象画像が連続撮影画像の場合は、制御部20は枚数カウンタに1を加え(ステップU5)、音響メモリ15に格納されている音データのうち枚数カウンタの値に対応する音データを取り出して音響出力部16に送り(ステップU6)、音データを復調させて再生画像枚数報知音として外部に出力させる(ステップU7)。
【0101】
次に、制御部20は、操作部30からの信号を調べ、ユーザが次の画像の再生指示操作(例えば、カーソルキー35の「>」の押し下げ(連続押し下げを含む))を行ったか否かを調べ、再生指示操作があった場合にはステップU2に戻る。また、終了指示操作があった場合には画像再生処理を終了する(ステップU8)。
【0102】
上記図8のフローチャートの構成により、音響メモリ15に図3に示したように撮影枚数に対応付けた音データを格納しておくことにより連続撮影画像の枚数を報知させることができる。これにより、現在再生している画像が連続撮影画像であることを聴覚で確認できるので分かりやすく安心感を持つことができる。また、連続撮影画像の再生の場合、画像が類似している場合があっても現在何枚目を再生表示しているかがわかるので、再生時に、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0103】
<変形例1>
上記説明では画像再生の際に再生枚数を報知音で確認可能とする例について述べたが、本発明の適用範囲は再生画像が連続撮影によって撮影された画像に限定されない。例えば、前述したAEB撮影(オートブランケット撮影)の場合に適用することができる。
【0104】
つまり、図8のフローチャートのステップU4を「再生対象画像がAEB撮影画像か否かの判定動作」とすることにより、本発明の再生画像確認方法、つまり、ステップU4〜ステップU7の動作(報知音による再生時の画像確認動作プログラムに基づく制御部の制御による動作)をそのままAEB撮影画像の再生時にも適用することができる。
【0105】
例えば、AEB撮影において、1回の撮影で露出値を0.5EVずつ変化させた3枚の画像を撮影した画像について、最初の再生画像に「1回目」、次の撮影に「2回目」、最後の撮影に「最後です」を対応付けて、報知音として出力することができる。これにより、ユーザはAEB撮影画像の何枚目が再生されているかを知ることができ、最も露出状態のよい画像が何枚目の画像かを確認できる。 これにより、どの画像を保存しどの画像を消去するかの操作が行い易くなる。
【0106】
<変形例2>
フラッシュメモリ50には各種の撮影モードで撮影された画像データが混在している場合、例えば、一連の連続撮影画像データと他の撮影モードで撮影された静止画像データが混在しているような場合がある。このような場合には、一連の連続画像、その他の画像、他の一連の連続画像、・・・、といったようにフラッシュメモリ50に画像データが記憶されている。
【0107】
ここで、ユーザが画像の早送り操作をする(例えば、カーソルキー35の「>」を押し続ける)と再生画像が早送りされるようにデジタルカメラ100が構成されているものとして、再生画像を早送りしていくと、1枚ずつ撮った画像は無音か或いは「ピッ」、「ピッ」といったような報知音を出し、連続撮影画像はグループ毎に「1枚」、「2枚」、・・・といったように画像枚数を音声出力したり、或いは、グループ毎に「ドドドド」、「レレレレレレ・・・・」といったような再生報知音を出力するようにする。
【0108】
図9は、画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、デジタルカメラ100で撮影した撮影画像を再生する際の動作例を示す。
【0109】
ここで、図9(a)は連続撮影画像以外の画像を再生した場合は無音とする例であり、図8のフローチャートに図9(a)に示すような「枚数カウンタをゼロクリアする」ステップU10を追加するように構成し、図8のフローチャートのステップU4の画像の種類判定で再生画像が連続撮影画像でなかった場合には、ステップU9に進んで枚数カウンタをゼロクリアしてから図8のステップU8に進むようにする。
【0110】
これにより、例えば、1枚ずつ撮った画像が3枚、5枚の連続撮影画像、7枚の連続撮影画像、1枚の画像、4枚の連続撮影画像、・・・といったようにフラッシュメモリ50に記録されているとすると、早送り再生時に、無音、無音、無音、「ドドドドド」、「レレレレレレレ」、無音、「ミミミミ」、・・・といったように再生報知音が出力される。
【0111】
また、図9(b)は連続撮影画像以外の画像を再生した場合には連続撮影画像の再生報知音とは異なる音を出力するようにした例であり、図8のフローチャートに図9(b)に示すような「枚数カウンタをゼロクリアする」ステップU9と「連続撮影画像以外の画像を意味する音データを音響メモリ15から取り出す」ステップU9を追加するように構成し、図8のフローチャートのステップU4の画像の種類判定で再生画像が連続撮影画像でなかった場合には、ステップU9に進んで枚数カウンタをゼロクリアし、ステップU10で連続撮影画像以外の画像を意味する音データを音響メモリ15から取り出してから図8のステップU7(報知音の出力)に進むようにする。
【0112】
これにより、例えば、1枚ずつ撮った画像が3枚、5枚の連続撮影画像、7枚の連続撮影画像、1枚の画像、4枚の連続撮影画像、・・・といったようにフラッシュメモリ50に記録されているとすると、再生時には、「ピッ」、「ピッ」、「ピッ」、「ドドドドド」、「レレレレレレレ」、「ピッ」、「ミミミミ」、・・・といった再生報知音を出力するようにすることができる。
【0113】
<変形例3>
上記実施例2、変形例1、及び変形例2の説明では、画像再生の際に再生枚数を報知音で確認可能とする例について述べたが、本発明の適用範囲は再生枚数の報知に限定されない。例えば、再生画像がベストショットモードの撮影画像である場合はシーンを連想させるメロディ等を出力したり、再生画像が同じグループの画像には同一グループ(同じ撮影日の画像、同じフォルダの画像等)であることを認識しやすい音を出力するようにしてもよい。
【0114】
図10は、画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、デジタルカメラ100で撮影した撮影画像を再生する際の動作例を示す。
【0115】
つまり、図8のフローチャートのステップU4の画像の種類判定で再生画像が連続撮影画像でなかった場合に、図10に示すような、「再生画像がベストショットモードで撮影された画像か否かを調べる」ステップU20と、「ベストショットのシーンに対応する音データをメモリから取り出す」ステップU21と、「再生画像が同一グループか否かを調べる」ステップU22と、「そのグループに対応する音データをメモリから取り出す」ステップU23を追加するように構成し、ベストショットされた画像についてはシーンを連想させるメロディ等を出力させ、同一グループの画像、つまり、画像の種類情報(撮影モードや、撮影日時や、・・・・、フォルダ等)が同じ画像が再生される場合には同じ報知音を出力するようにする。
【0116】
具体的には、図8のフローチャートのステップU4の画像の種類判定で再生画像が連続撮影画像でなかった場合には、制御部20は画像の種類情報を調べ、再生画像の撮影モードがベストショットモードの場合にはステップU21に進み、そうでない場合にはステップU22に進む(ステップU20)。
【0117】
ベストショットモードで撮影された画像の場合には、シーンを調べ、図5に示すようなシーンに対応する音データ(図5の例ではメロディデータ)を音響メモリ15から取り出し、図8のステップU7(報知音の出力)に進む(ステップU21)。
【0118】
また、ベストショットモードで撮影された画像でない場合は、再生画像が同一グループ(例えば、撮影日時が同じ画像)に属するか否かを調べ、同一グループの場合はステップU23に進み、そうでない場合は図8のステップU8に進む(ステップU22)。
【0119】
上記図10のフローチャートの構成により、再生画像がベストショットモードで撮影された画像の場 合にはシーンに対応付けられた報知音が出力されるのでユーザは再生画像がベストモードで撮影されたあるシーンの画像であることを確認できる。
【0120】
また、再生画像が同じ撮影日に撮影された画像の場合には撮影日に対応付けられた報知音が出力されるのでユーザは再生画像が同じ撮影日の画像であることを確認できる。また、上記ステップU22における同一グループかの判定は撮影日が同じ画像だけに限定されない。例えば、フォルダが同じ画像についても画像データが記録されているフォルダを調べて同一フォルダの画像についてフォルダに対応付けられた報知音が出力することができるのでユーザは再生画像が同じフォルダの画像であることを確認できる。
【0121】
なお、同一グループの判断基準を再生モード開始時にグループカテゴリ(例えば、撮影日時、フォルダ、撮影モード、・・・)を表示した選択画面を表示してユーザが選択できるように構成することが望ましい。また、この際、グループカテゴリに対応付けて報知音を表示したり、グループカテゴリを選択すると、対応する報知音例を出力するようにしてもよい。
【0122】
<実施形態4>
上記実施形態3では連続撮影された画像を再生する際の撮影枚数確認を報知音により可能とする例について述べたが、連続撮影の場合、再生画像が似ている場合が多いので、連続撮影画像の再生時に、報知音の出力に加えて、現在表示されている再生画像が連続撮影された画像の何枚目の画像かを表示するようにしてもよい。また、報知音なしに、現在表示されている再生画像が連続撮影された画像の何枚目の画像かを表示するようにしてもよい。
図11は、デジタルカメラ100で撮影した連続撮影画像を再生する際に表示される撮影枚数の表示例を示す。なお、図11(a)は単に何枚目かを表示した例を示し、図11(b)は撮影枚数中何枚目かを表示した例である。また、図12は、画像再生時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、図1のデジタルカメラ100で撮影した連続撮影画像を再生する際の動作例を示す。
【0123】
図12(a)で、再生モードを選択すると、制御部20は枚数カウンタをゼロクリアし(ステップV1)、フラッシュメモリ50から指定された画像の圧縮画像データ及びこの画像に対応付けられてフラッシュメモリ50に格納されている画像情報を取り出し、取り出した圧縮画像データに圧縮画像の伸張処理を施し(ステップV2)、画像データを表示部40に送って再生画像を表示させる(ステップV3)。
【0124】
制御部20は、取り出した画像情報に含まれている画像の種類(つまり、再生画像の種類)を調べ、再生対象画像が連続撮影画像の場合はステップV5に進み、そうでない場合は他の種類の画像の確認処理に進む(ステップV4)。
【0125】
再生対象画像が連続撮影画像の場合は、制御部20は枚数カウンタに1を加え(ステップV5)、音響メモリ15に格納されている音データのうち枚数カウンタの値に対応する音データを取り出して音響出力部16に送り(ステップV6)、音データを復調させて再生画像枚数報知音として外部に出力させ(ステップV7)、枚数カウンタの値を表示部40に送って連続撮影(=連写)された再生画像の再生枚数として表示させる(ステップV8)。
【0126】
次に、制御部20は、操作部30からの信号を調べ、ユーザが次の画像の再生指示操作を行ったか否かを調べ、再生指示操作があった場合にはステップV2に戻る。また、終了指示操作があった場合には画像再生処理を終了する(ステップV9)。
【0127】
上記図12(a)に示したフローチャートの構成により、連続撮影された画像の枚数を表示させることができる(図11(a)参照)。これにより、連続撮影画像の場合、画像が類似している場合があっても現在再生している画像が何枚目の連続撮影画像であるかがわかるので、再生時に、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などに便利である。
【0128】
なお、上記図12(a)に示したフローチャートのステップV6、V7を省略して、報知音なしにし、現在表示されている再生画像が連続撮影された画像の何枚目の画像かを表示するようにしてもよい。
【0129】
また、図12(a)のフローチャートのステップV8とV9の間に、図12(b)に示すように一連の連続撮影画像の合計枚数(=連写合計枚数)を取得するステップV5−2を設け、更に、ステップV6を枚数カウンタの値及び連写合計枚数を表示部40に送って再生画像の再生枚数/合計枚数を表示させるようにしてもよい。なお、一連の連続撮影画像の合計枚数は管理ファイル或いは画像情報に合計枚数を記憶させておくようにすることによりステップV5−2で取得することができる。
【0130】
上記図12(b)に示したフローチャートの構成により、連続撮影された画像の枚数と合計枚数を表示させることができる(図11(b)参照)。これにより、連続撮影の場合、画像が類似していても現在再生している画像が何枚中の何番目の連続撮影画像であるかがわかるので、再生時に、同じ開始タイミングで撮影した一連の連続撮影のうちどの画像を残してどの画像を消去するかを決める際などにより便利である。
【0131】
<変形例>
再生時でなく、連続撮影中に撮影報知音と共に枚数を表示するようにしてもよい。
図13は、連続画像撮影時の撮影枚数表示動作例を示すフローチャートであり、図1のデジタルカメラ100で連続撮影画像を撮影する際の動作例を示す。
図4のフローチャートのステップS8とステップS9の間に、図13に示すようにステップS8−2を設け、枚数カウンタの値を表示部40に送って連続撮影(=連写)された枚数として表示させるようにしてもよい。なお、枚数表示のステップは図4のフローチャートのステップS6とステップS7、或いはステップS7とステップS8の間に設けてもよい。
【0132】
上記図13に示したフローチャートの構成により、連続撮影された画像(AEB撮影によって撮影された画像を含む)の枚数と合計枚数を表示させることができる(図11(b)参照)。なお、この場合、電源オフまで枚数を表示するようにしてもよい。
【0133】
(外部装置での再生の場合)
本実施形態の説明ではデジタルカメラ100等の撮像装置で画像を再生する場合を例としたが、デジタルカメラ100のような撮像装置からケーブルや近距離無線通信による接続又はクレードルを介して撮像装置からパソコン等の外部画像処理装置に画像データを転送するような場合にも、上記図12(a)、(b)のフローチャートに示した動作プログラムと同様の構成のプログラムをパソコン200のプログラム格納メモリに格納しておき、デジタルカメラからケーブルや近距離無線通信による接続により画像データを受信した場合、又はクレードルを介してパソコンから画像データが転送されたとき、当該プログラムを起動することにより、パソコン等の画像処理装置による画像の再生時に、連続撮影画像の撮影枚数を報知音として出力すると共に、表示することができる(報知音の出力を省略可能な点についても同様である)。
【0134】
以上、本発明の幾つかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。例えば電子カメラや撮像装置という用語は、携帯電話の他、撮像部を有する情報機器などにも適用でき、更に、静止画カメラに限らず動画カメラにも適用し得るものである。また、携帯電話という用語にはCDMA、GSMをはじめとする各種方式の携帯電話、PHS、電話機能を内蔵したPDA、カメラ機能を内蔵した携帯電話などを含む。
【符号の説明】
【0135】
15 音響メモリ(メモリ)
16 音響出力部(音響出力手段)
20 制御部(撮影枚数カウント手段、再生枚数カウント手段、種類判定手段、グループ判定手段、音データ取得手段、第2の音データ取得手段)
50 フラッシュメモリ(保存メモリ)
100 デジタルカメラ(撮像装置)
131、152、153 音データ
162 シャッター全押し音(音データ)
163 ハーフシャッター音(音データ)
166 セルフタイマ音(音データ)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、
撮影画像の種類に対応付けられて格納されている音データを格納した音響メモリと、
撮影時に撮影画像の種類を判定する種類判定手段と、
前記種類判定手段によって判定された撮影画像の種類に対応する音データを前記音響メモリから取り出す音データ取得手段と、前記取り出した音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、
再生画像枚数に対応付けられた音データを格納した音響メモリと、
記録画像の再生時に再生画像の種類を判定する種類判定手段と、
再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントする再生枚数カウント手段と、
前記再生枚数カウント手段によってカウントされた再生画像枚数に対応する音データを前記音響メモリから取り出す音データ取得手段と、
前記音データ取得手段によって取得された音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項3】
前記音響メモリは更に再生画像の種類に対応付けられた音データを格納し、
再生画像の種類が連続撮影画像以外の撮影の場合に、種類判定手段によって判定された種類に対応する音データを前記音響メモリから取り出す第2の音データ取得手段を備え、前記音響出力手段は前記第2の音データ取得手段によって取り出された音データを復調して外部に出力することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
【請求項4】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、
記録画像の再生時に再生画像の種類を判定する種類判定手段と、
再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントする再生枚数カウント手段と、
前記再生枚数カウント手段によってカウントされた再生画像枚数を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項5】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、
同一グループに対応付けられた音データを格納した音響メモリと、
記録画像の再生時に再生画像が同一グループに属するか否かを判定するグループ判定手段と、
前記グループ判定手段によって判定されたグループに対応する音データを前記音響メモリから取り出す音データ取得手段と、
前記音データ取得手段によって取得された音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項6】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影確認方法において、
撮影時に、画像の種類を調べ、撮影画像の種類に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影画像の種類を確認可能とする、ことを特徴とする撮影確認方法。
【請求項7】
前記撮影画像の種類には、予め登録してある複数のシーンから選択されたシーンに最適な撮影条件を設定して撮影するシーン選択モードによって撮影されたシーンを含むことを特徴とする請求項6記載の撮影確認方法。
【請求項8】
更に、撮影準備指示時に、撮影準備指示のあったことを報知する撮影準備指示音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影準備指示のあったことを確認可能とする、ことを特徴とする請求項6又は7記載の撮影確認方法。
【請求項9】
更に、撮影指示時に、撮影指示のあったことを報知する撮影指示音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影指示のあったことを確認可能とする、ことを特徴とする請求項7又は8記載の撮影確認方法。
【請求項10】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影確認方法において、
連続画像の再生時に、再生画像枚数をカウントし、再生画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の画像再生枚数を確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法。
【請求項11】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、
連続画像の再生時に、画像再生枚数をカウントして画像再生枚数のカウント値を表示し、現在の画像再生枚数を確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法。
【請求項12】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、
記録画像の再生時に、連続撮影モードかそれ以外の撮影モードかを調べ、連続撮影の場合には、撮影枚数をカウントし、撮影画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の画像撮影枚数を確認可能とし、連続撮影以外の撮影モードの場合には撮影画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力するか無音とすることにより、連続撮影画像とその他の画像とを弁別可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法。
【請求項13】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、
記録画像の再生時に、再生画像が同一グループに属するか否かを判定し、同一グループに属する場合は、当該グループに対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の再生画像が同一グループの画像であることを確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法。
【請求項14】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において実行可能なプログラムであって、
撮影時に撮影画像の種類を判定するプログラムステップと、前記判定された撮影画像の種類に対応する音データをメモリから取り出すプログラムステップと、前記取り出した音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項15】
撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は前記撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、
画像の再生時に再生画像の種類を判定するプログラムステップと、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントするプログラムステップと、前記カウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、前記取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項16】
撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は前記撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、
画像の再生時に再生画像の種類を判定するプログラムステップと、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントするプログラムステップと、前記カウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、前記取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、
前記カウントされた再生画像枚数を表示させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項17】
撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は前記撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、
画像の再生時に再生画像が同一グループに属するか否かを判定するプログラムステップと、前記グループ判定手段によって判定されたグループに対応する音データを前記音響メモリから取り出すプログラムステップと、前記取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項1】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、
撮影画像の種類に対応付けられて格納されている音データを格納した音響メモリと、
撮影時に撮影画像の種類を判定する種類判定手段と、
前記種類判定手段によって判定された撮影画像の種類に対応する音データを前記音響メモリから取り出す音データ取得手段と、前記取り出した音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、
再生画像枚数に対応付けられた音データを格納した音響メモリと、
記録画像の再生時に再生画像の種類を判定する種類判定手段と、
再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントする再生枚数カウント手段と、
前記再生枚数カウント手段によってカウントされた再生画像枚数に対応する音データを前記音響メモリから取り出す音データ取得手段と、
前記音データ取得手段によって取得された音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項3】
前記音響メモリは更に再生画像の種類に対応付けられた音データを格納し、
再生画像の種類が連続撮影画像以外の撮影の場合に、種類判定手段によって判定された種類に対応する音データを前記音響メモリから取り出す第2の音データ取得手段を備え、前記音響出力手段は前記第2の音データ取得手段によって取り出された音データを復調して外部に出力することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
【請求項4】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、
記録画像の再生時に再生画像の種類を判定する種類判定手段と、
再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントする再生枚数カウント手段と、
前記再生枚数カウント手段によってカウントされた再生画像枚数を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項5】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において、
同一グループに対応付けられた音データを格納した音響メモリと、
記録画像の再生時に再生画像が同一グループに属するか否かを判定するグループ判定手段と、
前記グループ判定手段によって判定されたグループに対応する音データを前記音響メモリから取り出す音データ取得手段と、
前記音データ取得手段によって取得された音データを復調して外部に出力する音響出力手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項6】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影確認方法において、
撮影時に、画像の種類を調べ、撮影画像の種類に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影画像の種類を確認可能とする、ことを特徴とする撮影確認方法。
【請求項7】
前記撮影画像の種類には、予め登録してある複数のシーンから選択されたシーンに最適な撮影条件を設定して撮影するシーン選択モードによって撮影されたシーンを含むことを特徴とする請求項6記載の撮影確認方法。
【請求項8】
更に、撮影準備指示時に、撮影準備指示のあったことを報知する撮影準備指示音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影準備指示のあったことを確認可能とする、ことを特徴とする請求項6又は7記載の撮影確認方法。
【請求項9】
更に、撮影指示時に、撮影指示のあったことを報知する撮影指示音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、撮影指示のあったことを確認可能とする、ことを特徴とする請求項7又は8記載の撮影確認方法。
【請求項10】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影確認方法において、
連続画像の再生時に、再生画像枚数をカウントし、再生画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の画像再生枚数を確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法。
【請求項11】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、
連続画像の再生時に、画像再生枚数をカウントして画像再生枚数のカウント値を表示し、現在の画像再生枚数を確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法。
【請求項12】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、
記録画像の再生時に、連続撮影モードかそれ以外の撮影モードかを調べ、連続撮影の場合には、撮影枚数をカウントし、撮影画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の画像撮影枚数を確認可能とし、連続撮影以外の撮影モードの場合には撮影画像枚数に対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力するか無音とすることにより、連続撮影画像とその他の画像とを弁別可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法。
【請求項13】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の再生時の画像確認方法において、
記録画像の再生時に、再生画像が同一グループに属するか否かを判定し、同一グループに属する場合は、当該グループに対応付けられて格納されている音データをメモリから取り出し、取り出した音データを復調して外部に出力し、現在の再生画像が同一グループの画像であることを確認可能とする、ことを特徴とする再生時の画像確認方法。
【請求項14】
被写体を撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において実行可能なプログラムであって、
撮影時に撮影画像の種類を判定するプログラムステップと、前記判定された撮影画像の種類に対応する音データをメモリから取り出すプログラムステップと、前記取り出した音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項15】
撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は前記撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、
画像の再生時に再生画像の種類を判定するプログラムステップと、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントするプログラムステップと、前記カウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、前記取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項16】
撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は前記撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、
画像の再生時に再生画像の種類を判定するプログラムステップと、再生画像の種類が連続撮影画像の場合に、再生画像枚数をカウントするプログラムステップと、前記カウントされた再生画像枚数に対応する音データを音響メモリから取り出すプログラムステップと、前記取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、
前記カウントされた再生画像枚数を表示させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項17】
撮影画像の画像データを保存メモリに記録した撮像装置と接続された画像処理装置又は前記撮像装置から画像データ転送された画像処理装置において実行可能なプログラムであって、
画像の再生時に再生画像が同一グループに属するか否かを判定するプログラムステップと、前記グループ判定手段によって判定されたグループに対応する音データを前記音響メモリから取り出すプログラムステップと、前記取得された音データを復調させて外部に音響出力させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2011−259447(P2011−259447A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−145305(P2011−145305)
【出願日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【分割の表示】特願2008−162755(P2008−162755)の分割
【原出願日】平成15年9月25日(2003.9.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【分割の表示】特願2008−162755(P2008−162755)の分割
【原出願日】平成15年9月25日(2003.9.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
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