説明

撮像装置

【課題】
アイレベル撮影とローアングル撮影の両方に対応できる撮像装置で、操作ミスを少なくする。
【解決手段】
表示部角度検知手段38は、撮像装置本体に対して回転可能な表示部の回転角度を検知する。指掛け検知手段40は、本体底面の指掛け部に指が掛けられているか否かを検知する。姿勢検知手段42は、撮像装置本体の姿勢を検知する。操作部制御装置44には、トリガーキー16b,18bの出力、及びズームキー16a,18aの出力が供給される。操作部制御装置44は、検知手段38,40,42の検知結果の組合せで、アイレベル撮影把持状態かローアングル撮影把持状態化かを決定する。操作部制御装置44は、その決定に従い、ズームキー18aとトリガーキー18bの操作対と、ズームキー16aとトリガーキー16bの操作対の一方を有効にし、他方を無効にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の把持形態に対応する撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カムコーダの小型化が進み、カード型撮像装置や円筒形状型の撮像装置など、様々な形状をした小型撮像装置が商品化されている。
【0003】
撮像装置の小型化軽量化、オートフォーカス技術や手ぶれ補正技術の向上により、撮影アングル、例えば、ハイアングル撮影やローアングル撮影を適宜に選択することが容易になってきている。撮影アングルに応じて、撮像装置本体の把持形態が異なる。
【0004】
特許文献1には、複数の把持形態に対応する撮像装置が記載されている。即ち、カメラ部の側面にVTR部を回動自在に取り付けるとともに、VTR部にグリップ手段を設ける。カメラ部のVTR部とは反対側の側面に表示装置をその前端を支点として前後左右方向に回動自在に取り付ける。そして、VTR部の底面に、撮影時に操作する操作手段を設ける。ハイアングル撮影時にグリップを回転させることで、底面に配置された操作部が撮影者側に向き、操作しやすくなる。
【0005】
また、従来の撮像装置には、表示部の周囲に操作部を配置し、撮像装置本体を片方の手で保持しつつ、別の手で表示部の周囲の操作部を操作するようにしたものも知られている。
【特許文献1】特開2004−325534号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載される従来例では、グリップをカメラ部に対して回動自在とするために、回転ヒンジ機構を必要とする。更には、その回転ヒンジ機構内に電気通信ケーブルを配置する必要があり、製造コストが増大する。また、小型化も難しくなり、対応可能な撮影アングルが、回転ヒンジ機構の回転範囲により限定される。
【0007】
表示部の周囲に操作部を配置する従来例では、結局、撮影に両手を使用することになり、操作性が良くない。
【0008】
2番目の操作手段を撮像装置の底部に設けると、例えば、アイレベルで把持しているとき、及び、三脚に装着する際に、誤って操作してしまうことがある。
【0009】
本発明は、複数の把持形態に容易に対応でき、且つ、容易な撮影操作を実現する撮像装置を提示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、2つの操作手段と、把持形態を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に従い、前記2つの操作手段のうちの、前記把持形態に応じた操作手段を有効にし、残る操作手段を無効にする操作部制御手段とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、前記複数の操作手段の内の、前記把持形態に応じた操作手段を有効化し、残る操作手段を無効化するので、誤操作を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【実施例1】
【0013】
図1は、本発明の一実施例である撮像装置の正面下方向から見た外観斜視図を示す。図2は、背面左側から見た外観斜視図を示す。
【0014】
撮像装置本体10の正面に撮像レンズ12が配置されている。表示部14が、撮像装置本体10の側面に2軸ヒンジを介して取り付けられている。表示部14は、図1に示すように、撮像装置本体10の側面に開いて、背後の撮影者に表示画面を向けることができ、更には、その位置から撮影画面を正面に向けた位置まで書いてさせることができる。表示部14は、撮影スタンバイ中及び録画中の撮影画像、並びに、再生画像を表示できる。
【0015】
図3は、本実施例のアイレベルの把持形態を示し、図4は、本実施例のウエストレベルの把持形態を示す。本実施例の撮像装置は、二通りの把持形態で撮影可能である。具体的には、撮影者の目の前に撮像装置を配置するアイレベルでの撮影になる把持形態(図3)と、ローアングル撮影のために、より低い、腰に近いレベルで把持する把持形態(図4)である。図4に示す把持形態では、一般に、撮影者の親指を天面側に置き、残りの指でグリップ部を包み込むように底面まで握りこむ把持形態になる。前者の撮影をアイレベル撮影と呼び、その把持形態をアイレベル把持形態と呼ぶ。前者の撮影をローアングル撮影と呼び、その把持形態をローアングル撮影把持形態と呼ぶ。本実施例では、それぞれの把持形態に対して、撮影開始終了操作の操作部とズーム操作の操作部を、操作しやすい位置に装備している。
【0016】
本実施例は、ズーム操作のための2つのズームキー16a,18aと、撮影開始終了操作のための2つのトリガーキー16b,18bを具備する。ローアングル撮影把持の際の操作用に、撮像装置本体10の底面の前側にズームキー16a(図1)を配置し、撮像装置本体10の上面の前側にトリガーキー16b(図2)を配置してある。撮像装置本体10の底面で、ズームキー16aよりも後側には、ローアングル撮影把持の時に指を掛けることができる凹形状の指掛け部20を形成してある。指掛け部20は、凸形状でも構わない。
【0017】
また、ローアングル撮影把持の際の操作用に、撮像装置本体10の上面にズームキー18a(図2)が配置され、撮像装置本体10の背面に、影開始終了操作のためのトリガーキー18b(図2)が配置されている。撮像装置本体10の背面にはさらに、撮像装置の電源をオン/オフする電源スイッチ22が配置されている。電源スイッチ22は、どちらの把持形態でも共通に使用される。
【0018】
図5は、本実施例の機能ブロック図を示す。撮像素子30は、撮像レンズ12による光学像を電気画像信号に変換する。信号処理回路32は、撮像素子30からの画像信号を所定形式の映像データに変換する。CPU34は、信号処理回路32からの映像データを記録部36に供給し、記録媒体に記録させる。記録媒体は、例えば、光ディスク、ハードディスク、又は半導体メモリ等である。CPU34はまた、信号処理回路32からの映像データを表示部14にも供給し、画像として表示させる。表示部14は、撮影中の被写体をモニタする映像モニタとして機能する。
【0019】
再生モードでは、記録部36は記録映像データを記録媒体から再生して再生映像データをCPU34に供給する。CPU34は、記録部36からの再生映像データを表示部14に供給し、画像として表示させる。このとき、表示部14は、再生映像を表示する映像モニタとして機能する。
【0020】
本実施例の撮像装置はさらに、表示部角度検知手段38、指掛け検知手段40及び姿勢検知手段42を具備する。表示部角度検知手段38は、表示部14の2軸の角度を検知する。指掛け検知手段40は指掛け部20に配置され、指掛け部に指が掛けられているか否かを検知する。姿勢検知手段42は、撮像装置本体の姿勢(水平か否か又は水平からの傾き)を検知する。
【0021】
表示部角度検知手段38、指掛け検知手段40及び姿勢検知手段42の検知結果は、操作部制御装置44に供給される。操作部制御装置44にはさらに、トリガーキー16b,18bの出力、及びズームキー16a,18aの出力が供給される。操作部制御装置44は、これらからの信号を適宜にCPU34に供給する。
【0022】
表示部角度検知手段38、指掛け検知手段40及び姿勢検知手段42の検知結果の組合せで、撮像装置本体10がアイレベル撮影把持の状態にあるのか、ローアングル撮影把持の状態にあるかを決定できる。操作部制御装置44は、その決定に従い、ズームキー18aとトリガーキー18bの操作対を有効にするのか、ズームキー16aとトリガーキー16bの操作対を有効にするのかを決定する。操作部制御装置44は、有効にした操作対をCPU34に通知し、CPU34は表示部14の画面上に表示する。
【0023】
電源スイッチ22をオンにすると、操作部制御装置44は、検知手段38,40,42の検知出力により、ローアングル撮影把持状態かアイレベル撮影把持形態かを検知する。そして、操作部制御装置44は、その検知結果に従い、ズームキー18aとトリガーキー18bの操作対と、ズームキー16aとトリガーキー16bの操作対の一方を有効にし、他方を無効にする。これにより、どちらの把持形態でも、片手だけでトリガー操作とズーム操作を行うことが出来、把持形態に対応しない操作対の誤操作を防止できる。
【0024】
図6及び図7を参照して、表示部角度検知手段38の検知出力に応じた操作部制御装置44の操作部制御を説明する。図6は、本実施例の撮像装置を撮影者が様々なアングルで把持している状態を示す。図6(a)は、アイレベルよりも高い位置で水平に本体10を把持している状態を示す。表示部14の表示画面は、撮像レンズ12の光軸に対してほぼ45°の、下向きになっている。
【0025】
図6(b)は、撮影者がアイレベルで本体10を把持している状態を示す。このとき、表示部14の表示画面は、撮像レンズ12のレンズ光軸に対して、垂直になっている。
【0026】
図6(c)は、アイレベルから若干、下側で、本体10を水平に向けて把持している状態を示す。このとき、表示部14の表示画面は、撮像レンズ12の光軸に対してほぼ45°の、上向きになっている。
【0027】
図6(a),(b),(c)に示す把持位置は何れも、撮影者の肘や手首に負荷のかからない撮影範囲であり、ズーム操作及びトリガー操作のためには、何れもアイレベル撮影把持形態と評価し得る。表示部14は、少なくとも、撮像レンズ12のレンズ光軸に対して上下方向にほぼ45°までの範囲で回転できればよい。
【0028】
図6(d)は、図6(c)よりも更に低い、ほぼ腰のレベル又は更に低いレベル(いわゆる、ウエストレベル)で本体10を把持している状態を示す。表示部14の表示画面は、撮像レンズ12のレンズ光軸に対して、上向きにほぼ60度、回転している。これは、いわゆるローアングル撮影であり、撮像レンズ12のレンズ光軸を上向きにすることもある。
【0029】
図6から分かるように、アイレベル(アイレベル把持撮影形態)かウエストレベル(ローアングル把持撮影形態)かは、表示部14の回転角度により判定できる。また、アイレベル把持撮影形態かローアングル把持撮影形態かの切替え位置に相当する表示部14の回転位置にクリックを持たせることで、撮影者にも撮影形態の切替えを認識させることができる。
【0030】
図7は、表示部角度検知手段38の検知出力による操作部制御のフローチャートを示す。電源スイッチ22がオンになると、図7に示すフローがスタートし、ローアングル撮影検知を有効にする(S1)。そして、表示部角度検知手段38の検知出力により(S2)、表示部14の回転角度が設定回転角度以上か否かを判定する(S3)。表示部14の回転角度が設定回転角度以上の場合(S3)、ローアングル用操作手段(16a,16b)を有効にし、アイレベル用操作手段(18a,18b)を無効にする(S4)。他方、表示部14の回転角度が設定回転角度未満の場合(S3)、アイレベル用操作手段(18a,18b)を有効にし、ローアングル用操作手段(16a,16b)を無効にする(S5)。
【0031】
指掛け検知手段40は、図8及び図9に示すように、指掛け部20の指掛け部蓋20aに装備される。図8は、撮影者が指掛け部20に指を掛けていない状態の断面図を示す。図9は、撮影者がその指を指掛け部20に掛けることにより指掛け蓋20aが移動した後の断面図を示す。
【0032】
図10は、指掛け検知手段40の検知出力による操作部制御のフローチャートを示す。電源スイッチ22がオンになると、図10に示すフローがスタートし、ローアングル撮影検知を有効にする(S11)。そして、指掛け検知手段40の検知出力を取り込む(S12)。指掛け検知手段40の検知出力がオンの場合には(S13)、ローアングル用操作手段(16a,16b)を有効にし、アイレベル用操作手段(18a,18b)を無効にする(S14)。他方、指掛け検知手段40の検知出力(S102)がオフの場合には(S13)、アイレベル用操作手段(18a,18b)を有効にし、ローアングル用操作手段(16a,16b)を無効にする(S15)。
【実施例2】
【0033】
表示部角度検知手段38及び姿勢検知手段42の検知出力による操作部制御動作を説明する。図11は、撮影方向(撮像レンズ12のレンズ光軸)が下向きの場合で、撮影保持形態の違いを示す。
【0034】
図11(a)は、撮像装置本体10をアイレベルより高い位置に掲げ、45°下向きで撮影する場合を示す。このとき、表示部14の画面は、撮像レンズ12のレンズ光軸とほぼ平行になり、撮影者は、表示部14の画面を若干、見上げるように観察することになる。
【0035】
図11(b)は、図11(a)より低い、目の高さで45°下向きで撮影する場合を示す。このとき、表示部14の画面は、撮像レンズ12のレンズ光軸に対してほぼ45°回転した位置にあり、水平線に対してほぼ垂直になっている。撮影者は、表示部14の画面を正面に見ることになる。
【0036】
図11(c)は、図11(b)より低い位置に本体10を置き、45°下向きで撮影する場合を示す。このとき、本体10は、撮影者の目と被写体との間に位置し、表示部14の画面は、撮像レンズ12のレンズ光軸に対してほぼ垂直になっている。撮影者は、やや下向きで、表示部14の画面を正面に見ることになる。
【0037】
図11(a),(b),(c)の何れも、ズーム操作及びトリガー操作としては、アイレベル撮影把持形態と評価しうる。
【0038】
図11(d)は、図11(c)よりも低い位置、例えば、腰の位置に撮像装置本体10を保持し、45°下向きで撮影する場合を示す。これは、ローアングル撮影保持状態である。表示部14の画面を、撮像レンズ12のレンズ光軸に対してほぼ上向きに、例えば、水平線に対して30°程度になるように、回転した位置にする。
【0039】
本実施例では、姿勢検知手段42により、撮像レンズ12のレンズ光軸の水平面に対する傾きを検知し、表示部角度検知手段38により、本体10(又は、レンズ光軸)に対する表示部14の傾きを検知する。両検知結果を併用して、ローアングル把持かアイレベル把持かを判断する。
【0040】
図12は、検知手段38,709の検知出力に応じた操作部制御のフローチャートを示す。
【0041】
電源がオンになると、操作部制御装置44は、姿勢検知手段42の出力を取り込む(S21)。姿勢検知手段42は、撮像装置本体10が、水平から傾いている角度を検出する。撮像装置本体10が水平よりも下向きになっていない場合(S22)、操作部制御装置44は、表示部角度検知手段38の出力を参照する(S23)。表示部角度検知手段38の検知角度が予め設定された角度以上の場合(S24)、ローアングル用操作手段(16a,16b)を有効にし、アイレベル用操作手段(18a,18b)を無効にする(S24)。他方、表示部角度検知手段38の検知角度が予め設定された角度未満の場合(S25)、アイレベル用操作手段(18a,18b)を有効にし、ローアングル用操作手段(16a,16b)を無効にする(S26)。
【0042】
水平位置より撮像装置本体10が水平より下向きになっている場合(S118a)、次のように制御する。即ち、この場合、操作部制御装置44は、表示部角度検知手段38の出力を参照し(S27)、姿勢検知手段42により検知された本体10の傾きも考慮して、水平に対する表示部14の傾きを計算する(S28)。水平に対する表示部14の傾きが設定値以上の場合(S29)、ローアングル用操作手段(16a,16b)を有効にし、アイレベル用操作手段(18a,18b)を無効にする(S30)。他方、水平に対する表示部14の傾きが設定値未満の場合(S29)、アイレベル用操作手段(18a,18b)を有効にし、ローアングル用操作手段(16a,16b)を無効にする(S31)。
【0043】
図13は、本実施例のズームキー16aの周辺のリブ構造を示す。ズームキー16aは、撮像装置本体10の底面に配置されているので、底面から部分的でも突出すると、床や机などに撮像装置本体10を置いたときに操作されてしまう。これを防ぐために、図13に示すように、ズームキー16aを囲むように、若干の高さを持つ操作キー保護リブ50が配置されている。但し、操作キー保護リブ50は、一部が切り欠かれており、その切り欠き部分から指を通すことによって、ズームキー16aを操作できる。
【0044】
図14は、本実施例のズームキー16aの周辺のリブ構造の別例を示す。図14では、ズームキー16aの一側に保護リブ52を配置し、他側に、互いに分離したリブ54,56を配置する。保護リブ52,54,56の高さは同じである。一側のリブ54,1402を他側の保護リブ52とは別の形状とすることで、撮影者は、ズームキー16a自体を目視しなくても、どちらがワイドでどちらがテレかを識別できる。
【0045】
ズームキー16a,18aの状態を表示部14の画面上確認する方法を説明する。ズームキー18aを有効にしているときには、図15に示すように、表示部14の画面上の左上にズームキー18aの操作状態を模式的に示すズームバー60を表示する。他方、ズームキー16aを有効にしているときには、図16に示すように、表示部14の画面上の右下にズームキー18aの操作状態を模式的に示すズームバー62を表示する。図15及び図16に示すように、ズームバー60,62の表示形状を異ならせることでも、どちらのズームキー16a,18aが有効になっているかを撮影者に知らせることができる。
【0046】
図17は、ズームバー60,62の表示を制御する動作のフローチャートを示す。
【0047】
撮像装置の電源がオンになると、表示部14が表示を開始する(S41)。上述のように、ローアングル撮影把持形態かどうかを検出する(S42)。ローアングル撮影でない場合には(S43)、ズームバー60(図15)を表示し(S44)、ローアングル撮影の場合には(S43)には、ズームバー62(図16)を表示する(S45)。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施例の外観斜視図である。
【図2】本実施例の別の方向から見た概観斜視図である。
【図3】アイレベル撮影把持形態の説明図である。
【図4】ローアングル撮影把持形態の説明図である。
【図5】本実施例の機能ブロック図である。
【図6】本実施例の把持形態と表示部の回転角度の関係の説明図である。
【図7】本実施例の操作部制御のフローチャートである。
【図8】指掛け検知スイッチ40の配置の説明図である。
【図9】指を掛けた状態の指掛け検知スイッチ40の説明図である。
【図10】操作制御の別のフローチャートである。
【図11】下向き撮影の場合の、把持形態と表示部の回転角度の関係の説明図である。
【図12】図11に示すような撮影に対応する、操作制御の別のフローチャートである。
【図13】トリガーキー16aの保護リブ構造を示す図である。
【図14】トリガーキー16aの別の保護リブ構造を示す図である。
【図15】ズームキー18aに対応するズームバーの表示例である。
【図16】ズームキー18bを対応するズームバーの表示例である。
【図17】ズームバー表示の制御フローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
10:撮像装置本体
12:撮像レンズ
14:表示部
16a:ズームキー
16b:トリガーキー
18a:ズームキー
18b:トリガーキー
20‥‥指掛け部
22‥‥電源スイッチ
20a:指掛け部蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの操作手段と、
把持形態を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に従い、前記2つの操作手段のうちの、前記把持形態に応じた操作手段を有効にし、残る操作手段を無効にする操作部制御手段
とを具備することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記検知手段は、表示部の回転角度を検知する手段を含む請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記検知手段は、撮像装置本体の底面に配置される指掛け部での指掛けを検知する手段を含む請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記検知手段は、撮像装置本体の姿勢を検知する手段を含む請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記2つの操作手段の一つが撮像装置本体の底面にリブで囲まれて配置され、前記リブの一部が切り欠かれていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記リブが、前記操作手段の一側に配置されたものと、他側に配置されたものとで形状が異なることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記操作部制御手段で有効にされた操作手段を、表示の形状または位置で示す画像を表示部に表示することを特徴とする請求項1乃至6に記載の撮像装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate


【公開番号】特開2009−130779(P2009−130779A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−305569(P2007−305569)
【出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】