説明

撮像装置

【課題】撮像装置による熱を放熱させる場合、外観を損ねることなく装置内部の放熱を行う撮像装置を提供する。
【解決手段】装置本体と、駆動状態で発熱する発熱部32と、前記装置本体に設けられ、外部装置を着脱可能な着脱部10と、前記発熱部の熱を前記装置本体の外に排出する際に機能する第1開口部14と、を有し、前記第1開口部が前記着脱部に形成されている。前記第1開口部には、照明装置が装着され、前記照明装置の空気吸入口を通して放熱を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放熱構造を有する撮像装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年デジタルカメラ等の撮像装置においては、撮像素子の高画素化及び動画像データの高フレームレート化等によって撮像素子や画像処理回路での発熱が問題となっており、特に撮像素子が高温になると熱ノイズが発生して撮像した画像の画質が悪化する。そのため従来、装置自体の小型化を維持しつつ放熱処理を行うためにファンを備えたバッテリーパックを装置本体に取り付け、ファンを回転させることによって装置内部の放熱を行う撮像装置が存在する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−71516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の撮像装置においては、バッテリーパックのファンによって撮像装置内部の放熱を行うために、装置の上面に装置内部に外気を吸入するための吸入口を設け、装置の下面に装置内部の空気をバッテリーパック側に流入させるための排気口を設けており、外観を損ねてしまうという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、外観を損ねることが無く装置内部の放熱を行う撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下のような解決手段により上記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施の形態に対応する符号を付して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0007】
本発明の撮像装置は、装置本体と、駆動状態で発熱する発熱部(32)と、前記装置本体に設けられ、外部装置を着脱可能な着脱部(10)と、前記発熱部の熱を前記装置本体の外に排出する際に機能する第1開口部(14)と、を有し、前記第1開口部が前記着脱部に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の撮像装置によれば、外観を損ねることなく装置内部の放熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置の外観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置の縦断面図である。
【図4】実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置の横断面図である。
【図5】実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置の正面側から見た内部構成を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラについて説明する。図1は実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置の外観を示す斜視図である。図1に示すように、電子カメラ2の前面には被写体からの光を後述する撮像素子32(図2参照)に導く交換式の撮影レンズ4が装着されている。電子カメラ2の上面には静止画像あるいは動画像の撮影時に合焦や撮影開始の指示操作を行うレリーズボタン8、外部装置としての照明装置20を着脱可能に取り付ける着脱部10、着脱部10に装着された照明装置20と電気的に接続するためのカメラコネクタ端子12及び第1開口部14が設けられている。
【0011】
ここで着脱部10は、一対の係止部10aを備える凹型嵌合部を有し、照明装置20の装置着脱部24に備えられた凸型嵌合部24aを摺動させて嵌合することで照明装置20を電子カメラ2に安定して装着させる。また凹型嵌合部の係止部10aの間には第1開口部14が設けられており、カメラコネクタ端子12は第1開口部14の電子カメラ2の前面側に設けられている。
【0012】
電子カメラ2のレリーズボタン8が配置されている側は電子カメラ2のグリップとなっており、カメラ操作を行う使用者はグリップを保持しながら電子カメラ2の操作を行う。電子カメラ2のグリップの反対の側面の下部には第2開口部16が形成されている。従って第2開口部16が吸入口として機能する場合には第2開口部16から電子カメラ2の内部に吸入された空気は電子カメラ2の内部を通過して排出口として機能する第1開口部14から排出される。
【0013】
一方、第1開口部14が吸入口として機能する場合には、第1開口部14から吸入された空気は電子カメラ2の内部を通過して排出口として機能する第2開口部16から排出される。なお、着脱部10に照明装置20が装着されていない状態では着脱部10を保護する専用カバーが着脱部10に取り付けられるため、第1開口部14は専用カバーによって覆われて隠れた状態となる。
【0014】
照明装置20は、前面に照明光を照射する発光窓22を有し、下部に装置着脱部24を有している。装置着脱部24はその前端部に照明コネクタ端子26を備えている。照明装置20は、装置着脱部24の凸型嵌合部24aが着脱部10の凹型嵌合部に嵌合された際に照明コネクタ端子26がカメラコネクタ端子12に接続され、電子カメラ2との間で信号及び電源の授受が可能となる。また、装置着脱部24には照明装置20の内部に空気を吸入する後述の吸入口64(図3参照)が設けられている。
【0015】
図2は実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置のシステム構成を示すブロック図である。ここでは電子カメラ2に照明装置20が接続されているものとして説明する。図2に示すように電子カメラ2はカメラ制御部30を有する。カメラ制御部30には、レリーズボタン8、モード切替SW9、カメラコネクタ端子12、撮像素子32、画像処理部34、画像表示部36、温度センサ38が接続され、更にメモリーカード40が不図示のカードスロットを介して接続されている。カメラ制御部30は、不図示の不揮発性メモリに格納された制御プログラムに従って各部を制御しカメラ機能による撮像処理等を実行する他、照明光を照射させる照明点灯指示の制御信号や後述の放熱機構であるファン48を駆動させる制御信号等を照明装置駆動回路部44に対して出力し、照明装置20を制御する照明装置制御処理を実行する。
【0016】
レリーズボタン8はレリーズSW8a、8bを備え、レリーズボタン8が半押しされるとレリーズSW8aがオンとなり合焦動作が開始され、レリーズボタン8が全押しされるとレリーズSW8aに加えレリーズSW8bもオンとなり撮影動作が開始される。モード切替SW9は、静止画撮影モード、動画撮影モードの切り替えを行う。撮像素子30は、CCDまたはCMOS等により構成され、撮影レンズ4を介した被写体光を撮像しカメラ制御部30に対して撮像信号を出力する。画像処理部34は、撮像素子32から出力された撮像信号に対してホワイトバランス調整や解像度調整等の画像処理を施した静止画像、動画像及びスルー画像の画像データを生成する。
【0017】
画像表示部36は、電子カメラ2の筐体背面に設けられた背面液晶パネルにより構成され、スルー画像、静止画像及び動画像の表示を行う。温度センサ38は撮像素子32に近接して配置され、撮像素子32の温度を測定してカメラ制御部30に対して出力する。メモリーカード40は画像処理部34によって生成された静止画像及び動画像の画像データ等を記憶する。
【0018】
照明装置20は照明装置駆動回路部44を備え、照明装置駆動回路部44には照明コネクタ端子26、LEDランプ46、当該装置内の空気を排出するためのファン48が接続されている。照明装置駆動回路部44は、照明コネクタ端子26を介して接続される電子カメラ2との間で信号及び電源の授受を行い、カメラ制御部30からの制御信号に従ってLEDランプ46を発光させ発光窓22から照明光を照射する他、ファン48を駆動させる。
【0019】
図3は実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置の縦断面図である。図3に示すように撮像素子32は、撮影レンズ4を構成するレンズ4aの光軸上において固定基板50に固定される。これによりレンズ4aを介した被写体光は、撮像素子32の受光面32aに結像する。固定基板50は撮像素子32の駆動時に撮像素子32から生じる熱を効率的に放熱させるために金属材料によって構成される。また撮像素子32と電子カメラ2の内部フレームとの間には防塵部材52が設けられている。更に第1開口部14には外部からのホコリやゴミ等の異物の侵入を防ぐフィルタ54が取り付けられている。
【0020】
照明装置20は、図3に示すようにLEDランプ46を実装する実装基板60を固定する固定板62、空気を吸入する吸入口64、吸入口64から吸入された空気が通過する通気路65、通気路65内の空気を排出する排出口66を備えている。固定板62は、金属板によって形成され、実装基板60が固定されている位置の下部が水平方向に折り曲げられ、通気路65に面して放熱部62aを形成している。従って通気路65を通過する空気の流路内に固定板62の放熱部62aが位置することとなりLEDランプ46によって発生した熱は、実装基板60を介して固定板62に伝達され放熱される。
【0021】
吸入口64は、図1で示した照明装置20の装置着脱部24に設けられており、照明装置20が電子カメラ2に装着されたときに電子カメラ2の第1開口部14に連通する。そのため電子カメラ2の第2開口部16を通って電子カメラ2の内部に吸入された空気は、第1開口部14から排出され吸入口64を通って照明装置20内部の通気路65に流入し、排出口66から排出される。
【0022】
図4は実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置の横断面図、図5は実施の形態に係る電子カメラ及び照明装置の正面側から見た内部構造を説明する図である。図4に示すように電子カメラ2のグリップ側の内部には電池70と、画像処理部34等を含むカメラ制御部30とが配置されている。図4及び図5に示すようにグリップの反対側に形成されている第2開口部16には、外部からのホコリやゴミ等の異物の侵入を防止するフィルタ72が取り付けられている。また図5に示すように第2開口部16は撮像素子32よりも低い位置に形成されている。
【0023】
次にこの実施の形態に係る電子カメラの放熱について説明する。電子カメラ2のカメラ制御部30は、撮像素子32において撮像処理を行っている間、温度センサ38によって測定された撮像素子32の温度を逐次取得する。即ち撮像素子32は駆動状態において発熱することから、カメラ制御部30は撮像素子32の温度の監視を継続的に行う。
【0024】
そしてカメラ制御部30は、温度センサ38により測定された撮像素子32の温度が所定温度(例えば、撮像された画像の画質が低下する温度)以上であるとき、装置内部の放熱を促すメッセージを含む警告画面を画像表示部36に表示する。放熱を促すメッセージは、例えば“着脱部10の専用カバーを外して第1開口部14を開放して下さい。”や、“ファン48を備える照明装置20を着脱部10に装着させて下さい。”等である。
【0025】
使用者が着脱部10の専用カバーを外して第1開口部14を開放した場合、第1開口部14が撮像素子32の周辺で温められ上昇する空気を排出させる排出口として機能し、第2開口部16が空気を吸入する吸入口として機能する。これによって第2開口部16から電子カメラ2内に吸入され、撮像素子32の近傍を通過して第1開口部14から排出される空気の流路が形成される。これによって撮像素子32を含む電子カメラ2内部の放熱を行うことができる。
【0026】
使用者が着脱部10に照明装置20を装着した場合、カメラ制御部30はカメラコネクタ端子12の照明コネクタ端子26への接続を認識することによって照明装置20の装着を認識する。またカメラ制御部30は、照明装置20との通信により照明装置20がファン48を備えているか否かを認識する。カメラ制御部30は照明装置20がファン48を備えている場合には、測定した撮像素子32の温度が所定温度以上であれば、ファン48を駆動させる制御信号を照明装置駆動回路部44に出力する。
【0027】
照明装置駆動回路部44が制御信号に従ってファン48を駆動させると、照明装置20内の空気が排出口66から排出されると共に、電子カメラ2内の空気が照明装置20側へと流入する。そして電子カメラ2の第2開口部16から空気が吸入され、その空気が撮像素子32の周辺を通過して第1開口部14を介して照明装置20内部に流入する。照明装置20内においては、吸入口64から吸入された空気は通気路65の放熱部62aが位置する箇所を通過して排出口66を通って排出される。従ってLEDランプ46によって発生する熱は実装基板60を介して固定板62に伝達され放熱部62aから放熱される。
【0028】
本実施の形態に係る電子カメラ2によれば、第1開口部14と第2開口部16とを設け、特に第1開口部14を着脱部10に設けているため、着脱部10に専用カバーを装着したときに第1開口部14を隠すことができ、また照明装置20を着脱部10に装着したときには照明装置20により第1開口部14が隠れるため、装置の外観を損ねることがない。
【0029】
また、着脱部10に、ファン48を備えた照明装置20を装着した場合には、ファン48の駆動によって照明装置20内の空気と電子カメラ2内の空気を強制的に排出し、電子カメラ2の第2開口部16から吸入される外気の吸入量を増加させるため高い効率で電子カメラ2内を放熱することができ、更に照明装置20内の放熱を行うことができる。
【0030】
また、着脱部10に照明装置20を装着しない場合であっても、第1開口部14を開放することで、撮像素子32の周りで温められた電子カメラ2内の空気が上昇して第1開口部14から排出され、外気が第2開口部16から吸入され撮像素子32の近傍を通過して上方の第1開口部14から排出される空気の流れができるため、電子カメラ2内を放熱することができる。
【0031】
さらに電子カメラ2の上面にカメラコネクタ端子12を設けたことにより、係止部10aの間に照明装置20と電気的に接続するコネクタ面を設ける必要がないことから、係止部10aの間のスペースを第1開口部14を設けるスペースとして有効利用することができる。
【0032】
また、第2開口部16を電子カメラ2のグリップの反対側の側面に形成したことによって、電子カメラ2を保持する使用者の手により第2開口部16が塞がれ電子カメラ2内の放熱が妨げられるのを防止できる。
【0033】
なお、上述の実施の形態においては、撮像素子32が所定温度以上となったとき、電子カメラ2に装着した照明装置20のファン48を駆動させたが、撮像素子32の温度が所定温度未満のときにファン48を駆動させてもよい。例えば使用者が不図示の操作部を操作することによって照明装置20による照明光の照射開始の指示を行った場合に、カメラ制御部30はLEDランプを発光させる制御信号に加え、ファン48を駆動させる制御信号を照明装置駆動回路部44に出力する。これによって照明装置20のLEDランプ46が発光したことによって発生する熱を即座に放熱することができる。
【0034】
また、上述の実施の形態において、モード切替SW9の押下によって静止画撮影モードが設定された場合、カメラ制御部30はスルー画像の撮影中、及び静止画像の撮影中はファン48を最大の動力によって駆動させ続ける制御信号を照明装置駆動回路部44に出力するようにしてもよい。これによって撮像素子32の駆動によって発生する熱を放熱し、撮像素子32の温度の上昇を防止することができる。
【0035】
また、上述の実施の形態において、モード切替SW9の押下によって動画撮影モードが設定された場合、カメラ制御部30は、スルー画像の撮影中は上記と同様にファン48を最大の動力によって駆動させ続け、レリーズボタン8が全押しされ動画像の撮影を開始したときに、静止画像またはスルー画像の撮影中と比較して、相対的に低い略一定の動力でファン48を駆動させ続ける制御信号を照明装置駆動回路部44に出力する。このようにすることにより動画像の撮影中に不図示のマイクを介して取得した音声にファン48の駆動音が含まれるのを防ぐと共に、撮像素子32の駆動によって発生する熱を放熱し、動画撮影中における撮像素子32の温度の上昇を防止することができる。
【0036】
また、動画撮影モードにおいてスルー画像の撮影中にファン48を最大の動力によって駆動させることにより、動画像の撮影前に撮像素子32の温度が上昇してしまうのを防止することができる。
【0037】
なお、上述した実施の形態においては、電子カメラ2に照明装置20を装着させた場合を例に説明したが、これに限らず吸入口、通気路、排出口及びファンを備えた電子ビューファインダを装着しても、電子カメラ2内を放熱することができる。
【0038】
なお、上述した実施の形態においては、着脱部10を電子カメラ2の上部に設けているが、これに限らず電子カメラ2の側面や前面等に設けてもよく、着脱部10を設けた箇所に合わせて第1開口部14を設ければ、装置の外観を損ねることがなく、更に電子カメラ2内を放熱することができる。
【0039】
また、上述した実施の形態においては、電子カメラ2のグリップ側と反対側の側面に第2開口部16を設けているが、グリップ側の側面に新たに第3開口部を設けてもよい。これにより第3開口部からも外気を吸入するので、電子カメラ2内部への空気の流入量が増加して電子カメラ2内の放熱の効率が向上し、グリップ側の内部に配置されたカメラ制御部30の発熱による温度の上昇を防止することができる。
【0040】
さらに、上述した実施の形態において、カメラ制御部30が、照明装置20との通信により照明装置20がファン48を備えていないことを認識したとき、画像表示部36に“電子カメラ2内の温度の上昇に注意して下さい”等のメッセージによって使用者に対して電子カメラ2内の温度の上昇に対する注意を促す警告を行うようにしてもよい。
【0041】
また、上述した実施の形態において、動画像の撮影中に電子カメラ2に異常が発生した場合等、温度センサ38により測定している撮像素子32の温度が過度に上昇した場合には、カメラ制御部30は、動画像の撮影を中止し、ファン48を最大の動力によって駆動させ続ける制御信号を照明装置駆動回路部44に出力して電子カメラ2内の放熱を行うようにしてもよい。
【0042】
また、上述した実施の形態における温度センサ38は、撮像素子32の温度を直接測定するようにしてもよく、また撮像素子32が固定されている固定基板50の温度を測定するようにしてもよい。
【0043】
また、温度センサ38は、撮像素子32の温度を測定するものとしたが、撮像素子32の代わりにカメラ制御部30の温度を測定するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0044】
2…電子カメラ、10…着脱部、14…第1開口部、16…第2開口部、20…照明装置、32…撮像素子、48…ファン、64…吸入口、65…通気路、66…排出口。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体と、
駆動状態で発熱する発熱部と、
前記装置本体に設けられ、外部装置を着脱可能な着脱部と、
前記発熱部の熱を前記装置本体の外に排出する際に機能する第1開口部と、を有し、
前記第1開口部が前記着脱部に形成されていることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
請求項1に記載の撮像装置において、
前記装置本体上において、前記第1開口部とは異なる位置に設けられた第2開口部を備え、
前記発熱部は、前記第1、第2開口部のうちの一方の開口部から前記装置本体内部に吸入され、前記第1、第2開口部のうちの他方から排出される空気の流路内に配置されていることを特徴とする撮像装置。
【請求項3】
請求項2に記載の撮像装置において、
前記第1、第2開口部において、前記装置本体内部に空気を吸入するために機能する開口部は、前記装置本体内から外部に空気を排出するために機能する開口部よりも下方に設けられていることを特徴とする撮像装置。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記装置本体内部の所定部位の温度を測定する温度センサと、
前記温度センサによって測定した温度が所定温度以上のとき、放熱を促す警告を発する警告部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項5】
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記着脱部は、前記外部装置を装着した際に、前記外部装置と電気的に接続するコネクタ端子を備え、
前記着脱部において、前記第1開口部は、前記コネクタ端子とは異なる位置に設けられていることを特徴とする撮像装置。
【請求項6】
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記外部装置として放熱機構を備えた外部装置が、前記装着部に装着されたか否かを検出する検出部と、
前記検出部により、前記放熱機構を備えた外部装置の装着が検出された場合には、前記装置本体が所定の条件を満たすと、前記外部装置に対して前記放熱機構を動作せしめる制御信号を出力する制御信号出力部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項7】
請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記所定の条件は、動画像の撮影中であること、または照明部を有する前記外部装置に対して当該照明部を点灯させる点灯指示の出力中であること、を含むことを特徴とする撮像装置。
【請求項8】
請求項7に記載の撮像装置において、
前記制御信号出力部は、前記動画像の撮影中は、前記放熱機構を略一定の動力で駆動させ続ける制御信号を出力することを特徴とする。
【請求項9】
請求項8に記載の撮像装置において、
前記制御信号出力部は前記放熱機構を、前記撮像装置が前記動画像の撮影中である場合には、前記撮像装置が静止画像またはスルー画像の撮影中である場合と比較して、相対的に低い動力で駆動させる制御信号を出力することを特徴とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−169988(P2012−169988A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−30905(P2011−30905)
【出願日】平成23年2月16日(2011.2.16)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】