説明

撮像装置

【課題】駆動部材に連動させて、発光ユニットを使用状態と収納状態との間で移動させる状態と、駆動部材に連動することなく、手動操作によって発光ユニットを使用状態と収納状態との間で移動させる状態とを切り換える。
【解決手段】駆動環に連動して移動するスライダに対し、係合状態と係合解除状態とを切換えできる発光ユニット連動切換レバーを備える。発光ユニット連動切換レバーには使用者が操作可能な操作部3dが形成され、カバー部材1001には発光ユニット1が使用状態となるときには操作部3dを覆い、発光ユニット1が収納状態となるときには操作部3dを露出させる突起1001aが形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用状態と収納状態との間で移動する発光ユニットを有する撮像装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の撮像装置において、発光ユニットは電源オフ時などの撮像不能状態では収納状態となり、電源オン時などの撮像可能状態では、撮像装置本体から突出した使用状態となる。
【0003】
特許文献1には、レンズ鏡筒の沈胴位置からの繰り出し動作、および沈胴位置への繰り込み動作に連動し、発光ユニットを使用状態と収納状態との間で移動させる撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平07−199295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の撮像装置では、撮像可能状態となるレンズ鏡筒が繰り出した状態では発光ユニットは常に突出した使用状態となり、撮像不能状態となるレンズ鏡筒が沈胴状態では常に収納状態となる。
【0006】
これは、電源オンと同時に発光ユニットが突出した使用状態とすることで、撮影の機会を逃さないという利点はある。しかし、電源オンと同時に発光ユニットを突出させてしまうため、被写体にストロボの発光を予期させてしまう。
【0007】
また、発光ユニットの使用状態と収納状態との間の移動を、レンズ鏡筒の沈胴位置と繰り出し位置との移動に連動させると、撮像可能状態では発光ユニットが常に突出してしまい、撮像装置のホールディングを妨げてしまうという課題があった。
【0008】
本発明の目的は、レンズ鏡筒に連動させて、発光ユニットを使用状態と収納状態との間で移動させる状態と、レンズ鏡筒に連動することなく、手動操作によって発光ユニットを使用状態と収納状態との間で移動させる状態とを切り換えることができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、使用状態と収納状態との間で移動可能な発光ユニットと、駆動源によって駆動される駆動部材と、前記駆動部材に連動して移動することで前記発光ユニットと係合して、前記発光ユニットを前記収納状態から前記使用状態に移動させる移動部材と、前記移動部材と前記発光ユニットとが係合する係合状態と、前記移動部材と前記発光ユニットとの係合が解除される係合解除状態とを切り換える切換部材とを有し、前記切換部材には、使用者によって操作可能な操作部が形成され、前記操作部は前記発光ユニットが前記収納状態となるときに、前記使用者が操作可能な状態となることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、駆動部材に連動させて、発光ユニットを使用状態と収納状態との間で移動させる状態と、駆動部材に連動することなく、手動操作によって発光ユニットを使用状態と収納状態との間で移動させる状態とを切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例であるデジタルカメラの外観斜視図である。
【図2】レンズ鏡筒ユニットLの分解斜視図である。
【図3】レンズ鏡筒ユニットLを説明する図である。
【図4】発光ユニット1の分解斜視図である。
【図5】発光ユニット1を説明する図である。
【図6】発光ユニット1が使用状態と収納状態との間で移動する動作を説明する図である。
【図7】駆動環30に形成される3つのカム形状を説明する図である。
【図8】発光ユニット1の動作を説明する図である。
【図9】発光ユニット1が手動操作される際の動作を説明する図である。
【図10】デジタルカメラの背面斜図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施例について、図1〜図10を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明を実施した撮像装置としてのデジタルカメラを説明するものであって、本実施例のデジタルカメラの6つの状態を説明する図である。本実施例のデジタルカメラは、図1に示すように、電源ボタン4および発光ユニット連動切換レバー3を備えている。
【0014】
電源ボタン4は、デジタルカメラを撮像不能状態から撮像可能状態に切り換えるとともに、デジタルカメラを撮像可能状態から撮像不能状態に切り換える。
【0015】
デジタルカメラが撮像不能状態から撮像可能状態に切り換えると、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動する。デジタルカメラが撮像可能状態から撮像不能状態に切り換えると、レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態から沈胴状態に移動する。
【0016】
発光ユニット連動切換レバー3は、レンズ鏡筒ユニットLの動作に連動して発光ユニット1のアップダウン動作を行うかどうかを切り換える。
【0017】
発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられるときには、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動する動作に連動して、発光ユニット1は収納状態から使用状態に移動する。そして、レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態から沈胴状態に移動する動作に連動して、発光ユニット1は使用状態から収納状態に移動する。
【0018】
発光ユニット連動切換レバー3が連動オフに切り換えられるときには、発光ユニット1はレンズ鏡筒ユニットLの動作に連動に連動しない。すなわち、発光ユニット1が収納状態であれば、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動しても、繰り出し状態から沈胴状態に移動しても、発光ユニット1は収納状態のままとなる。同様に、発光ユニット1が使用状態であれば、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動しても、繰り出し状態から沈胴状態に移動しても、発光ユニット1は使用状態のままとなる。
【0019】
発光ユニット連動切換レバー3を連動オンに切り換えたときの動作を図1(a)〜(d)を用いて説明する。
【0020】
発光ユニット連動切換レバー3を図1(a)の矢印G方向に移動することで、発光ユニット連動切換レバー3は連動オンに切り換えられる。一方、発光ユニット連動切換レバー3を図1(e)の矢印H方向に移動することで、発光ユニット連動切換レバー3は連動オフに切り換えられる。
【0021】
図1(a)は、撮像不能状態の一例である電源オフ状態または休止状態を示している。この状態ではレンズ鏡筒ユニットLは沈胴状態となり、発光ユニット1は収納状態となる。
【0022】
図1(b)は、撮像可能状態の一例であり、電源ボタン4を操作することで、図1(a)に示す状態から電源オンにした状態を示している。電源ボタン4が操作されることで、デジタルカメラが撮像不能状態から撮像可能状態に切り換えられ、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動する。発光ユニット連動切換レバー3は連動オンとなっているので、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動する動作に連動して、発光ユニット1は収納状態から使用状態に移動する。したがって、この状態ではレンズ鏡筒ユニットLは繰り出し状態となり、発光ユニット1は使用状態となる。
【0023】
図1(c)は、図1(b)に示す状態から、発光ユニット1を手動操作によって使用状態から収納状態に移動させた状態を示している。この状態ではレンズ鏡筒ユニットLは繰り出し状態となり、発光ユニット1は収納状態となる。図1(d)は、図1(a)に示す状態から、発光ユニット1を手動操作によって収納状態から使用状態に移動させた状態を示している。この状態ではレンズ鏡筒ユニットLは沈胴状態となり、発光ユニット1は使用状態となる。
【0024】
図1(c)および(d)に示すように、発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられていても、レンズ鏡筒ユニットLの状態にかかわらず、発光ユニット1を手動操作によって使用状態と収納状態との間で移動することができる。
【0025】
本実施例のデジタルカメラは図1(b)の状態から手動操作によって、図1(c)の状態とすることができる。図1(c)の状態で電源をオフしたときに、発光ユニット1は収納状態のまま、図1(a)の状態となる。本実施例のデジタルカメラは図1(a)の状態から手動操作により図1(d)の状態にすることができる。
【0026】
発光ユニット連動切換レバー3を連動オフに切り換えたときの動作を図1(e)および(f)を用いて説明する。
【0027】
図1(e)は、図1(a)に示す状態から、発光ユニット連動切換レバー3を図1(e)の矢印H方向に移動することで、発光ユニット連動切換レバー3は連動オフに切り換えられる。図1(e)に図示する状態ではレンズ鏡筒ユニットLは沈胴状態となり、発光ユニット1は収納状態となる。図1(f)は、電源ボタン4を操作することで、図1(e)に示す状態から電源オンにした状態を示している。電源ボタン4が操作されることで、デジタルカメラが撮像不能状態から撮像可能状態に切り換えられ、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動する。発光ユニット連動切換レバー3は連動オフとなっているので、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動しても、発光ユニット1は収納状態のままとなる。
【0028】
本実施例のデジタルカメラは、発光ユニット連動切換レバー3が連動オフに切り換えられていても、レンズ鏡筒ユニットLの状態にかかわらず、発光ユニット1を手動操作によって使用状態と収納状態との間で移動することができる。すなわち、図1(e)および(f)に図示する状態でも、発光ユニット1を手動操作によって使用状態と収納状態との間で移動することができる。
【0029】
本実施例のデジタルカメラは、発光ユニット連動切換レバー3が連動オン・連動オフのどちらに切り換えられていても、手動操作によって発光ユニット1を使用状態と収納状態との間で移動することができる。
【0030】
図2はデジタルカメラのレンズ鏡筒ユニットLの分解斜視図である。
【0031】
レンズ鏡筒ユニットLは、1群レンズ、2群レンズおよび不図示の3群レンズから構成される。1群レンズは1群レンズホルダ10に保持され、2群レンズは2群レンズホルダ11に保持される。直進案内板12には、1群レンズホルダ10を光軸方向へ移動可能に支持する1群案内棒13が形成されている。1群案内棒13は、1群レンズホルダ10の内面に形成された光軸方向へ延びる不図示の溝に係合している。同様に、直進案内板12には、2群レンズホルダ11を光軸方向へ移動可能に支持する2群案内棒15が一体的に形成されている。2群案内棒15は2群レンズホルダ11の外周部に設けられた2群直進穴14に係合し、2群レンズホルダ11を光軸方向へ移動可能に支持する。
【0032】
したがって、直進案内板12に形成される1群案内棒13および2群案内棒15によって、1群レンズホルダ10および2群レンズホルダ11は光軸方向へ移動を案内される。また、直進案内板12のフランジ部の外縁部には複数の突起16が形成されている。突起16が固定カム環17の内面に設けられた光軸方向へ伸びる複数の溝18にそれぞれ係合することにより、直進案内板12は光軸方向へ移動可能に支持される。
【0033】
移動カム環19の外周面には、外周面を3等分するようにカムフォロワー20が形成される。カムフォロワー20は固定カム環17の内面に形成された同形状の3本のカム21にそれぞれカム係合する。これによって、移動カム環19の回転に伴いカムフォロワー20はカム21をトレースし、移動カム環19は回転しながら光軸方向に移動する。
【0034】
さらに、移動カム環19の内周面後端部に設けられた係合溝22に、直進案内板12のフック23が係合することによって、直進案内板12は移動カム環19に対して回転可能に係合する。これにより、移動カム環19の光軸方向への移動にともない、直進案内板12もともに光軸方向へ移動する。
【0035】
1群レンズホルダ10の外周面部には、外周面を3等分するように1群カムフォロワー24が形成される。1群カムフォロワー24は移動カム環19の内周面に設けられた同形状の3本の1群カム25にそれぞれカム係合する。これによって、移動カム環19の回転に伴って1群カムフォロワー24は1群カム25をトレースする。また、1群レンズホルダ10は光軸方向へ移動するよう案内されているので、1群レンズホルダ10は移動カム環19の回転に伴って1群カム25の光軸方向への変位量に合わせて移動する。
【0036】
2群レンズホルダ11の外周面部には、外周面を3等分するように2群カムフォロワー26が形成される。2群カムフォロワー26は、移動カム環19の内周面に設けられた同形状の3本の2群カム27にそれぞれカム係合する。これによって、移動カム環19の回転に伴って2群カムフォロワー26は2群カム27をトレースする。また、2群レンズホルダ11は光軸方向へ移動するよう案内されているので、2群レンズホルダ11は移動カム環19の回転に伴って2群カム27の光軸方向への変位量に合わせて移動する。
【0037】
移動カム環19の外周面には、外周面を3等分するように駆動ピン28が形成される。駆動ピン28は固定カム環17の内周面から外周面に貫通するカム穴29を貫通して固定カム環17の外周面から突出する。カム21とカム穴29は同形状であり、移動カム環19の固定カム環17に対する回転繰り出し移動に対して、駆動ピン28はカム穴29をトレースしてカム環17から突出した状態を維持する。
【0038】
駆動部材としての駆動環30は固定カム環17の外周面に嵌合して回転自在に支持される。駆動環30の内周面には、光軸方向へ伸びる溝31が3等分にするように配置され、溝31に駆動ピン28がそれぞれ係合する。これにより、駆動環30の回転が溝31と駆動ピン28を介して移動カム環19へと伝達される。
【0039】
このように、1群レンズホルダ10、2群レンズホルダ11、直進案内板12、固定カム環17、移動カム環19および駆動環30は一体となり、それぞれが連携して動作する。そしてこの一体となった部品は鏡筒ベース32へと組み込まれる。さらに、撮像素子を保持する撮像素子ホルダ33が鏡筒ベース32とともに固定カム環17のフランジ部分を挟み込むように固定される。
【0040】
レンズ鏡筒ユニットLの駆動源44は電力を動力へと変換する電磁モーターである。駆動源44の動力はギア列45を介して駆動環30の外周面に形成された駆動環ギア46へと伝達される。これにより、駆動源44への通電によって駆動環30を回転させることができる。
【0041】
鏡筒ベース32は駆動源44およびギア列45を保持するとともに、移動部材としてのスライダ37を光軸方向に移動可能に保持する。スライダ37は鏡筒ベース32に保持されたスライダシャフト38に案内されることで、鏡筒ベース32上において、光軸方向へ移動可能となっている。スライダ37には、スライダ37の内部に進退可能なフォロワーとしてのストロボフォロワー39が形成され、ストロボフォロワー39は圧縮ばね40によってスライダ37から突出する方向に付勢されている。
【0042】
駆動環30の外周面には、ストロボフォロワー39と係合可能な第1のストロボカム30a、第2のストロボカム30bおよび第3のストロボカム30cが形成されている。ストロボフォロワー39が第1のストロボカム30aと係合する場合には、駆動環30が回転することによって、スライダ37は鏡筒ベース32上で光軸方向に移動する。
【0043】
図3は、レンズ鏡筒ユニットLを説明する図である。図3(a)はレンズ鏡筒ユニットLの外観斜視図である。図3(a)の状態ではレンズ鏡筒ユニットLは沈胴状態となっている。図3(b)は図3(a)の状態におけるレンズ鏡筒ユニットLの外観正面図である。図3(c)はレンズ鏡筒ユニットLの図3(b)におけるA−A断面図である。
【0044】
図3(a)に示すように、スライダ37にはU字部37aが形成され、発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられているときに、後述する発光ユニット連動切換レバー3に形成される突起3cを挟み込む。図3(c)に示すように、スライダ37には、スライダ37をスライダシャフト38に支持した状態で、駆動環30の外周面に対して略垂直となる穴部が形成され、この穴部にストロボフォロワー39および圧縮ばね40が挿入されている。図3(c)の状態では、ストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aと係合している。
【0045】
図4(a)はデジタルカメラの発光ユニット1の分解斜視図である。
【0046】
キセノン管401は、リード線402によって、フレキシブル配線基板403と電気的に接続される。フレキシブル配線基板403は発光制御を行うストロボ基板404と電気的に接続されている。反射笠405はキセノン管401からの光を集光させる。キセノン管ゴム406はキセノン管401の端子部の絶縁を行うとともに、キセノン管401を反射笠405側へ付勢する。プリズムパネル407はキセノン管401と反射笠405からの光を所望の範囲に照射する。
【0047】
発光ユニット1は以下のように構成される。プリズムパネル407と反射笠405で、両端にキセノン管ゴム406を差し込んだキセノン管401を挟み込み、ストロボホルダー408に差し込む。柔らかなキセノン管ゴム406がストロボホルダー408に圧入されながら組み込まれることでプリズムパネル407、反射笠405、両端にキセノン管ゴム406を差し込んだキセノン管401がストロボホルダー408に固定される。キセノン管401の両極にリード線402を半田付けした後、発光ユニット連動切換レバー3をストロボカバー2の切り欠き2aに差し込む。発光ユニット連動切換レバー3をストロボカバー2の切り欠き2aに差し込んだ状態で、ストロボカバー2をストロボホルダー408に蓋をするようにかぶせ、ビスによって固定する。これが発光ユニット1となる。
【0048】
ストロボベース301と発光ユニット1のストロボカバー2とレバー3に、ストロボシャフト302を差し通す。これにより、発光ユニット1は、ストロボシャフト302によってストロボベース301に対して回動可能に支持される。ストロボホルダー408には、トグルばね409の一端を引っ掛ける軸410が圧入されている。トグルばね409の他端はストロボベース301に備える軸301aに引っ掛けられる。トグルばね409は、ストロボシャフト302を回動中心に発光ユニット1を使用状態および収納状態に付勢する付勢部材として機能する。
【0049】
発光ユニット連動切換レバー3には、穴3a、突起3b、突起3cおよび操作部3dが形成される。発光ユニット連動切換レバー3の穴3aをストロボシャフト302に嵌合させ、発光ユニット連動切換レバー3の突起3bをストロボホルダー408に形成される溝408bに係合させる。このとき、発光ユニット連動切換レバー3の操作部3dがストロボカバー2の切り欠き2aから露出する。デジタルカメラの使用者は切り欠き2aから露出した操作部3dを操作することができる。これによって、発光ユニット連動切換レバー3は、発光ユニット1と一体となって回転するとともに、使用者はストロボカバー2の切り欠き2aの範囲でストロボシャフト302の軸方向に移動させて切り換え動作を行うことができる。
【0050】
フレキシブル配線基板403、ストロボ基板404およびストロボコンデンサー412は取り付け部材411に取り付けられる。ストロボベース301もビスによって取り付け部材411に取り付けられる。
【0051】
フレキシブル配線基板403には、レバー式検知スイッチ403aが実装され、発光ユニット1が使用状態であるのか、収納位置であるのかを検知する。レバー式検知スイッチ403aは取り付け部材411に備える穴411aからレバー部分が突出するように配置される。したがって、発光ユニット1が収納状態となるときには、ストロボホルダー408の突起408aが検知スイッチ403aのレバー部分を押し込む。一方、発光ユニット1が使用状態となるときには、突起408aは検知スイッチ403aのレバー部分に接触しない。検知スイッチ403aによって発光ユニット1が使用状態であると検知するときのみ、デジタルカメラは発光ユニット1を発光させる制御を行う。
【0052】
図4(b)および(c)は発光ユニット連動切換レバー3の切り換え動作を説明する図である。
【0053】
図4(b)は発光ユニット連動切換レバー3を図中の矢印G方向に移動させた状態を図示している。このとき、発光ユニット連動切換レバー3は連動オンに切り換えられる。図4(c)は発光ユニット連動切換レバー3を図中の矢印H方向に移動させた状態を図示している。このとき、発光ユニット連動切換レバー3は連動オフに切り換えられる。
【0054】
図5はデジタルカメラの発光ユニット1を説明する図である。図5は、発光ユニット連動切換レバー3は連動オンの位置にある状態を図示している。図5では、鏡筒ベース32、取り付け部材411などを省略している。上述したように、駆動環30が回転すると、ストロボフォロワー39が第1のストロボカム30aをトレースして、スライダ37は光軸方向に移動する。そして、発光ユニット1は、ストロボベース301に対して回動可能に支持される。
【0055】
発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられるとき、発光ユニット連動切換レバー3に形成される突起3cは、スライダ37に形成されるU字部37aに位置する。一方、発光ユニット連動切換レバー3が連動オフに切り換えられるとき、発光ユニット連動切換レバー3に形成される突起3cは、スライダ37に形成されるU字部37aから退避する。
【0056】
したがって、発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられるとき、スライダ37と発光ユニット1とが係合する係合状態となる。一方、発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられるとき、スライダ37と発光ユニット1との係合が解除される係合解除状態となる。発光ユニット連動切換レバー3は係合状態と係合解除状態とを切り換える切換部材として機能する。
【0057】
レンズ鏡筒ユニットLの沈胴状態から繰り出し状態への移動および繰り出し状態から沈胴状態への移動によって、スライダ37は光軸方向に移動する。このとき、発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられ、突起3cがスライダ37に形成されるU字部37aに位置していると、スライダ37が光軸方向に移動することで、U字部37aの壁37a1または壁37a2が突起3cを押し込む。したがって、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動する動作に連動して、発光ユニット1は収納状態から使用状態に移動する。そして、レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態から沈胴状態に移動する動作に連動して、発光ユニット1は使用状態から収納状態に移動する。
【0058】
発光ユニット連動切換レバー3が連動オフに切り換えられ、突起3cがU字部37aから退避していると、スライダ37が光軸方向に移動しても、スライダ37に形成されるU字部37aの壁37a1または壁37a2が突起3cを押し込むことはない。したがって、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態に移動しても、繰り出し状態から沈胴状態に移動しても、発光ユニット1はレンズ鏡筒ユニットLの移動に連動しない。発光ユニット連動切換レバー3が連動オフに切り換えられるときには、発光ユニット1は手動操作によってのみ収納状態と使用状態との間を移動する。
【0059】
以下に、鏡筒ユニットLと発光ユニット1との連動動作を示す。
【0060】
図6は発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられ、発光ユニット1が使用状態と収納状態との間で移動する動作を説明する図である。発光ユニット連動切換レバー3が連動オンに切り換えられているので、発光ユニット連動切換レバー3に形成される突起3cはU字部37aに位置している。
【0061】
図6(a)は発光ユニット1を収納した収納状態を示している。図6(a)に示すように、この状態では、突起3cはU字部37aのいずれの壁とも当接していないが、発光ユニット1はトグルばね409によって、収納状態となる方向に付勢されているので、発光ユニット1は収納状態を保持できる。
【0062】
図6(b)は図6(a)の状態からスライダ37が矢印Q方向に移動した状態を示している。この状態で、U字部37aの壁37a2が突起3cと当接し、トグルばね409の付勢力に抗して、発光ユニット1を使用状態へ移動させる。
【0063】
図6(b)の状態からスライダ37がトグルばね409の付勢力の方向が反転する地点まで発光ユニット1を移動させると、トグルばね409の付勢方向が反転して、発光ユニット1は使用状態の方向に付勢される。図6(c)は発光ユニット1が使用状態となった様子を示している。このとき、突起3cはU字部37aのいずれの壁とも当接していないが、発光ユニット1はトグルばね409によって、使用状態となる方向に付勢されているので、発光ユニット1は使用状態を保持できる。
【0064】
このように、スライダ37を光軸方向に移動させることによって、発光ユニット1は収納状態から使用状態へ移動する。発光ユニット1を使用状態から収納状態へ移動する場合には、図6(c)の状態からスライダ37を図中の左方向に移動させればよい。
【0065】
なお、発光ユニット連動切換レバー3が連動オフに切り換えられるときには、発光ユニット連動切換レバー3に形成される突起3cはU字部37aから退避するので、図6(a)〜(c)にて説明したスライダ37と突起3cとの連動関係が成立しない。
【0066】
図7は駆動環30に形成される3つのカム形状を説明する図である。
【0067】
図7(a)は、駆動環30の正面図および側面図である。図7(b)は、図7(a)のB−B断面図である。図7(c)は、駆動環30を展開し、第1のストロボカム30a、第2のストロボカム30bおよび第3のストロボカム30cが形成される部分を拡大した図である。
【0068】
図8は発光ユニット1の動作を説明する図である。
【0069】
図8(a)は、本実施例のデジタルカメラが図1(a)の状態となるときの発光ユニット1の状態を示している。図8(b)は、本実施例のデジタルカメラが図1(b)の状態となるときの発光ユニット1の状態を示している。図8(c)は、本実施例のデジタルカメラが図1(c)の状態となるときの発光ユニット1の状態を示している。図8(d)は、本実施例のデジタルカメラが図1(d)の状態となるときの発光ユニット1の状態を示している。
【0070】
図7(a)〜(c)に示すように、駆動環30には第1のカムとしての第1のストロボカム30a、第2のカムとしての第2のストロボカム30bおよび第3のカムとしての第3のストロボカム30cが形成されている。第1のストロボカム30aは、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態となるときに、発光ユニット1を収納状態から使用状態にするカムである。また、第1のストロボカム30aは、レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態から沈胴状態となるときに、発光ユニット1を使用状態から収納状態にするカムである。したがって、発光ユニット1が図8(a)に示す状態と図8(b)に示す状態との間で変化するとき、スライダ37のストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aをトレースする。
【0071】
第2のストロボカム30bは、レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態で、発光ユニット1が収納状態となったときに、発光ユニット1が収納状態のまま、レンズ鏡筒ユニットLを繰り出し状態から沈胴状態にするカムである。また、第2のストロボカム30bは、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態から繰り出し状態となるときに、発光ユニット1を押さえ込んで収納状態のまま、レンズ鏡筒ユニットLを沈胴状態から繰り出し状態にするカムである。したがって、発光ユニット1が図8(c)に示す状態と図8(a)に示す状態との間で変化するとき、スライダ37のストロボフォロワー39は第2のストロボカム30bをトレースする。
【0072】
第3のストロボカム30cは、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態で、発光ユニット1が使用状態となったときに、発光ユニット1が使用状態のまま、レンズ鏡筒ユニットLを沈胴状態から繰り出し状態にするカムである。また、第3のストロボカム30cは、レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態から沈胴状態となるときに、発光ユニット1を押さえ込んで使用状態のまま、レンズ鏡筒ユニットLを繰り出し状態から沈胴状態にするカムである。したがって、発光ユニット1が図8(b)に示す状態と図8(d)に示す状態との間で変化するとき、スライダ37のストロボフォロワー39は第3のストロボカム30cをトレースする。
【0073】
図7(c)において、図8(a)に示すレンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態となり、発光ユニット1が収納状態となるとき、スライダ37のストロボフォロワー39はポジション30a1に位置する。図8(b)に示すレンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態としてのワイド状態となり、発光ユニット1が使用状態となるとき、スライダ37のストロボフォロワー39はポジション30a2に位置する。レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態としてのテレ状態となり、発光ユニット1が使用状態となるとき、スライダ37のストロボフォロワー39はポジション30a3に位置する。第1のストロボカム30aは、ポジション30a1とポジション30a2との間で発光ユニット1を収納状態と使用状態との間で移動させ、ポジション30a2とポジション30a3との間ではカムリフトがほぼ0となるように設定される。
【0074】
図8(b)に示すように、スライダ37のストロボフォロワー39がポジション30a2に位置するときに、発光ユニット1を手動操作によって収納状態とすると、図8(c)に示す状態になる。このとき、ストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aとの係合を解除して、ポジション30b2にて第2のストロボカム30bと係合する。同様に、ストロボフォロワー39がポジション30a3に位置するときに、発光ユニット1を手動操作によって収納状態とすると、ストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aとの係合を解除する。そして、ストロボフォロワー39はポジション30b3にて第2のストロボカム30bと係合する。
【0075】
図9は発光ユニット1が手動操作される際の動作を説明する図である。図9(a)は、スライダ37のストロボフォロワー39がポジション30a2に位置する状態を示している。この状態で発光ユニット1を手動操作によって収納されると、図9(b)に示すように、スライダ37に矢印F1方向の力が作用し、ストロボフォロワー39が圧縮ばね40の付勢力に抗して、矢印P方向に移動する。すなわち、ストロボフォロワー39はスライダ37の内部に退避する。
【0076】
これによって、ストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aとの係合を解除して、スライダ37は矢印F1方向に移動する。そして、図9(c)に示す状態となるときに、ストロボフォロワー39が圧縮ばね40の付勢力によって、第2のストロボカム30bに挿入される。このとき、ストロボフォロワー39が第2のストロボカム30bに挿入される際に、ストロボフォロワー39の先端が第2のストロボカム30bの斜面をすべることとなるので、矢印F1方向の力がスライダ37に作用する。そして、図9(d)に示すように、第2のストロボカム30bと係合する。このように、ストロボフォロワー39は、駆動環30の外周面に対して略垂直となるスライダ37の穴部に進退するので、ストレスなくカムとの係合と係合の解除を行うことができる。
【0077】
ストロボフォロワー39が第2のストロボカム30bと係合するときに、レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態から沈胴状態となると、ストロボフォロワー39は図7(c)に示す第2のストロボカム30bの右端までトレースする。そして、ストロボフォロワー39は第2のストロボカム30bとの係合を解除して、図7(c)の矢印B1方向に進み、第1のストロボカム30aと係合して、ポジション30a1に位置する。
【0078】
ストロボフォロワー39がポジション30a1に位置するとき、発光ユニット1を押さえ込んで収納状態のまま、レンズ鏡筒ユニットLを沈胴状態からワイド状態にする。このとき、ストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aとの係合を解除して、図7(c)の矢印B2方向に進む。そして、ストロボフォロワー39は第2のストロボカム30bと係合して、ポジション30b2に位置する。
【0079】
図8(a)に示すように、ストロボフォロワー39がポジション30a1に位置するとき、発光ユニット1を手動操作によって使用状態とすると、図8(d)に示す状態になる。このとき、ストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aとの係合を解除して、ポジション30c1にて第3のストロボカム30cと係合する。ストロボフォロワー39がポジション30c1に位置するとき、レンズ鏡筒ユニットLを沈胴状態からワイド状態にすると、ストロボフォロワー39は第3のストロボカム30cとの係合を解除して、矢印C1方向に進む。そして、ストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aと係合して、ポジション30a2に位置する。
【0080】
ストロボフォロワー39がポジション30a2に位置するとき、発光ユニット1を押さえ込んで使用状態のまま、レンズ鏡筒ユニットLをワイド状態から沈胴状態にする。このとき、ストロボフォロワー39は第1のストロボカム30aとの係合を解除して、図7(c)の矢印C2方向に進む。そして、ストロボフォロワー39は第3のストロボカム30cと係合して、ポジション30c1に位置する。
【0081】
本実施例では、第1のストロボカム30aと第2のストロボカム30bとの間、第1のストロボカム30aと第3のストロボカム30cとの間はそれぞれ連結されていない。例えば、第1のストロボカム30aと第2のストロボカム30bとの間を連結すると、ストロボフォロワー39がポジション30a1に位置する状態からポジション30a2に位置する状態にする際に、ポジション30b2に位置する状態となってしまう。すなわち、第1のストロボカム30aをトレースせず、第2のストロボカム30bをトレースしてしまう。このようなことから、本実施例では、第1のストロボカム30aと第2のストロボカム30bとの間、第1のストロボカム30aと第3のストロボカム30cとの間を分離している。
【0082】
図10は、本実施例のデジタルカメラの背面斜図である。本実施例のデジタルカメラの背面はリアカバー1001で覆われており、リアカバー1001の発光ユニット1に隣接する領域には、突起1001aが形成されている。図10(a)は、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態となり、発光ユニット1が収納状態にあって、発光ユニット連動切換レバー3が連動オンとなる状態を図示している。図10(a)の状態では、発光ユニット連動切換レバー3の操作部3dがストロボカバー2の切り欠き2aから露出する。したがって、発光ユニット連動切換レバー3の操作部3dは使用者が操作可能な状態となり、使用者が操作部3dを矢印H方向に移動することで、連動オンから連動オフへ切り換えることができる。
【0083】
図10(b)は、図10(a)に図示する状態から発光ユニット1を使用状態に移動した状態を示している。発光ユニット1を使用状態に移動すると、図10(b)に図示する状態ように、リアカバー1001の突起1001aが発光ユニット連動切換レバー3の操作部3dおよびストロボカバー2の切り欠き2aを覆う。したがって、発光ユニット連動切換レバー3の操作部3dは使用者が操作不能な状態となり、使用者は発光ユニット連動切換レバー3の切り換え動作を行うことができない。
【0084】
本実施例のデジタルカメラでは、レンズ鏡筒ユニットLの沈胴状態から繰り出し状態へ移動に連動して、スライダ37は図6に図示する矢印Q方向に移動する。レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態となるときに、発光ユニット連動切換レバー3が連動オフから連動オンに切り換えられると、発光ユニット連動切換レバー3に形成される突起3cはスライダ37のU字部37aに入り込むことができない。スライダ37には壁部37bが形成されている。レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態となるときに、発光ユニット連動切換レバー3が連動オフから連動オンに切り換えられると、発光ユニット連動切換レバー3に形成される突起3cがスライダ37に形成される壁部37bに当接する。これによって、レンズ鏡筒ユニットLが繰り出し状態となるときには、発光ユニット連動切換レバー3の連動オフから連動オンへの切り換え動作を実行できないようになっている。
【0085】
したがって、発光ユニット連動切換レバー3の切り換え動作は、レンズ鏡筒ユニットLが沈胴状態であって、発光ユニット1が収納状態となるときにしか実行できないようになっている。
【0086】
本実施例によれば、レンズ鏡筒ユニットに連動させて、発光ユニット1を使用状態と収納状態との間で移動させる状態と、レンズ鏡筒ユニットに連動することなく、手動操作によってのみ発光ユニットを使用状態と収納状態との間で移動させる状態とを切り換えることができる。
【符号の説明】
【0087】
1 発光ユニット
3 レバー
3d 突起
30 駆動環
37 スライダ
37b 壁部
39 ストロボフォロワー
44 駆動源
1001 カバー部材
1001a 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用状態と収納状態との間で移動可能な発光ユニットと、
駆動源によって駆動される駆動部材と、
前記駆動部材に連動して移動することで前記発光ユニットと係合して、前記発光ユニットを前記収納状態から前記使用状態に移動させる移動部材と、
前記移動部材と前記発光ユニットとが係合する係合状態と、前記移動部材と前記発光ユニットとの係合が解除される係合解除状態とを切り換える切換部材とを有し、
前記切換部材には、使用者によって操作可能な操作部が形成され、前記操作部は前記発光ユニットが前記収納状態となるときに、前記使用者が操作可能な状態となることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記操作部は前記発光ユニットが前記使用状態となるときに、前記使用者が操作不能な状態となることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記発光ユニットは軸を中心として回動することで、使用状態と収納状態との間で移動可能であるものであって、
前記切換部材は前記軸に沿って移動することで、前記係合状態と前記係合解除状態とを切り換えることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記駆動部材は、駆動源によって繰り出し状態と沈胴状態との間で駆動されるレンズ鏡筒に連動して駆動されるものであって、
前記駆動部材には、前記レンズ鏡筒が前記繰り出し状態となるとき、前記切換部材による前記移動部材と前記発光ユニットとが前記係合解除状態から前記係合状態への切り換えを実行できないようにする壁部が形成されることを請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−15668(P2013−15668A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148282(P2011−148282)
【出願日】平成23年7月4日(2011.7.4)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】