説明

撮像装置

【課題】カメラ本体とレンズ鏡筒との間で効率的に通信を行い、高いフレームレートでの撮像素子の駆動を可能にする。
【解決手段】ライブビュー処理中(L1)、フレームレートを60fpsとし、フレーム毎にレンズ鏡筒情報(通常定期通信)Nをレンズ鏡筒からカメラ本体へ送信する。レリーズボタンが半押しされると、フレームレートを120fpsとしてCAF処理(C)に移行し、コントラストオートフォーカスを行う。フレーム毎にレンズ鏡筒からカメラ本体へ送信される情報を、CAF処理においてフレーム毎に必要な情報のみに限定したCAF用定期通信Fとして送信する。合焦が完了すると、フレームレートを60fpsに戻し、通所のライブビュー処理(L2)を再度行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像素子を搭載するカメラ本体とレンズ鏡筒との間で通信を行う撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レンズ交換式のカメラでは、レンズマウントに設けられる接点を通じて、カメラ本体の制御部とレンズ鏡筒の制御部との間で通信が行われる。例えばカメラ本体からは交換レンズの駆動を制御する命令や撮影のタイミングを決定する同期信号がレンズ側の制御部へと送られる。一方、レンズ側の制御部からはフォーカスレンズの位置情報などがカメラ本体側の制御部へと送られる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−322922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし近年レンズの高機能化にともなってレンズ鏡筒に搭載されるアクチュエータの数が増大され、カメラ本体にリアルタイムで通知しなければならない鏡筒内の情報も増大している。送信データの増大にともないカメラ本体制御部が通信に割かなければならない時間が増大している。これにより撮像素子の駆動は制限され、高いフレームレートでの駆動は困難となってきている。
【0005】
本発明は、カメラ本体とレンズ鏡筒との間で効率的に通信を行い、高いフレームレートでの撮像素子の駆動を可能にすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の撮像装置は、撮像素子を備えたカメラ本体と、カメラ本体に着脱自在なレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒の情報をカメラ本体へ定期的に送信する鏡筒情報送信手段と、撮像素子を少なくとも第1フレームレートまたはそれよりも高速な第2フレームレートで駆動する撮像素子駆動手段とを備え、鏡筒情報送信手段が、撮像素子が第2フレームレートで駆動されるとき、データ送信量を撮像素子が第1フレームレートで駆動されるときよりも低減することを特徴としている。
【0007】
第2フレームレートは、コントラスト検出方式のオートフォーカス処理に用いられることが好ましい。また、フレーム毎の情報を送信するため送信はフレームを単位として行われる。第2フレームレートでの送信情報には、コントラストオートフォーカスにおけるフレーム毎にフォーカス位置、フォーカスリング回転位置、フォーカス・モータ・ステータスが含まれる。また第1フレームレートでの送信情報には、フォーカス位置、フォーカスリング回転位置の他、例えばフォーカス・モータ・ステータス、AV値、焦点距離、絞りモータステータスが含まれる。
【0008】
本発明のレンズ鏡筒は、撮像素子を備えたカメラ本体に着脱自在なレンズ鏡筒であって、レンズ鏡筒の情報をカメラ本体へ定期的に送信する鏡筒情報送信手段と、カメラ本体において、撮像素子が第1フレームレートまたはそれよりも高速な第2フレームレートの何れで駆動されているかを検知するフレームレート検知手段とを備え、鏡筒情報送信手段が、撮像素子が第2フレームレートで駆動されるとき、データ送信量を撮像素子が第1フレームレートで駆動されるときよりも低減することを特徴としている。
【0009】
本発明のカメラボディは、レンズ鏡筒が着脱自在に装着されるカメラボディであって、撮像素子と、レンズ鏡筒の情報を定期的に受信する鏡筒情報受信手段と、撮像素子を少なくとも第1フレームレート、またはそれよりも高速な第2フレームレートで駆動する撮像素子駆動手段とを備え、撮像素子が前記第2フレームレートで駆動されるときに鏡筒情報受信手段が受信するデータ量が、撮像素子が第1フレームレートで駆動されるときよりも少ないことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、カメラ本体とレンズ鏡筒との間で効率的に通信を行い、高いフレームレートでの撮像素子の駆動を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施形態を適用したレンズ交換式カメラの斜視図である。
【図2】図1に示すカメラからレンズ鏡筒を外した状態におけるカメラ本体の斜視図である。
【図3】レンズ交換式カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】電気接点を通したカメラプロセッサとレンズCPUとの間の通信の電気的な構成を示すブロック図である。
【図5】カメラプロセッサとレンズCPUの間で送受信される定期通信のシーケンスの一例である。
【図6】高速フレームレートで通常定期通信を行うときに発生する問題を説明するための定期通信のシーケンスの一例である。
【図7】ライブビューの状態からCAF処理に移り、合焦の後、再度ライブビューに戻るときの通信シーケンスの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照して説明する。
図1はレンズ交換式カメラの外観を示し、図2はカメラボディからレンズ鏡筒を外した状態を示している。
【0013】
レンズ交換式カメラ10において、レンズ鏡筒11はカメラ本体12に対して着脱自在である。レンズ鏡筒11には、フォーカシングレンズの他、例えばズームレンズが搭載され、フォーカシングレンズの位置を調整するためのフォーカシングリング11F、およびズームレンズの位置を調整するためのズームリング11Zが設けられる。
【0014】
カメラ本体12のレンズマウント13の内側には、複数の電気接点14が円弧状に配置され、レンズマウント13の中央奥には撮像素子ユニット15が配置される。また、カメラ本体12の上面にはレリーズボタン16、電子ダイヤル17、モード切替ダイヤル18等のスイッチ類や、ストロボ19などが配置される。
【0015】
図3はレンズ交換式カメラ10の電気的構成を示すブロック図である。カメラ本体12は、上述した撮像素子ユニット15、ストロボ19、レリーズボタン16などを含むスイッチ群20の他に、カメラプロセッサ21、DRAM22やSDカード23などのメモリ類、モニタ24、カメラ電源25、レンズ電源26、およびバッテリ27等を備える。
【0016】
撮像素子ユニット15は、CMOSなどの撮像素子28と手振れ補正機構29を備え、その駆動はカメラプロセッサ21によって制御される。撮像素子28において撮影された画像は、例えばライブビューとしてモニタ24に表示される。カメラ電源25がオンされると、バッテリ27からカメラ本体12内の各デバイスへ電力が供給され、レンズ電源26がオンされると、装着されたレンズ鏡筒11側の電源へ電力が供給される。なお、図示しないが、図3内の各デバイスは電源ラインやバスなどの信号線を通して従来周知のように相互に接続されている。
【0017】
撮像素子28には、カメラ本体12に装着されたレンズ鏡筒11の撮像光学系を通して光が入射され被写体像が形成され、撮像光学系は例えばズームレンズ群30、シャッタ31、NDフィルタ32、絞り33、フォーカスレンズ群34から構成される。ズームレンズ群30は、ズームリング11Zの回転操作に連動して移動され、その位置はズームセンサ35において検出される。
【0018】
一方、フォーカスレンズ群34は、カメラ本体12のレリーズボタン16の半押しに連動してAFモータ36により駆動されるとともに、フォーカスリング11Fの回転操作にも連動してその位置を調整可能であり、その位置はレンズ位置センサ38によって検出される。なお、フォーカスリング11Fの位置はフォーカス・リング・センサ39によって検知され、フォーカスリング操作時には、これに基づきフォーカスレンズ群34の位置が制御される。
【0019】
また、シャッタ31はシャッタモータ40、NDフィルタ32はNDモータ41、絞り33は絞りモータ42によりそれぞれ駆動され、各モータの駆動はモータドライバ43を通してレンズ鏡筒11内に設けられたレンズCPU44によって制御される。
【0020】
レンズCPU44は、FLASHROM45などの不揮発性メモリに記憶されたプログラムに基づき駆動され、レンズ鏡筒11内の各デバイスにはレンズ鏡筒11内のレンズ電源46から電力が供給される。レンズ鏡筒11内のレンズ電源46は、レンズ鏡筒11がカメラ本体12に装着されると、図2で示される電気接点14の一部を用いた電源ラインを通してカメラ本体12内のレンズ電源26と接続され、カメラ電源25がオンされるとカメラ本体12から電力が供給される。
【0021】
図4は、電気接点14を通したカメラプロセッサ21とレンズCPU44の間の通信の電気的な構成を示すブロック図である。
【0022】
カメラプロセッサ21およびレンズCPU44には、それぞれデジタル信号用接地ポートD_GND、汎用入出力ポートGPIO、割り込みポートINT、シリアルデータ入力ポートSIN、シリアルデータ出力ポートSOUT、クロック信号ポートSCLK、垂直駆動信号ポートLVD等の通信ポートが設けられる。なお、汎用入出力ポートGPIOは割り込みポートINTと、シリアルデータ入力ポートSINはシリアルデータ出力ポートSOUTとクロスして接続されるが、それ以外の端子は同一端子同士が接続される。
【0023】
また、本実施形態において電気接点14は10個の端子から構成され、上記7端子の他、残る3端子は、それぞれ電源端子(5.0V電源端子)、デジタルグランド(検知用)端子DGND(LDET)、およびパワーグランド端子33であり、カメラ本体12側のレンズ電源26およびレンズ鏡筒11側のレンズ電源46間の接続に用いられる。
【0024】
すなわち、カメラプロセッサ21は、検知端子LDETを通して、レンズ電源46のデジタルグランドDGNDの接続を検知し、レンズ鏡筒11の装着を確認する。そしてレンズ電源26を駆動して5.0V電源端子を通してレンズ電源46に電力を供給するとともにレンズ電源46をオン状態としてレンズ鏡筒11内の各デバイスに電力を供給する。
【0025】
図5は、カメラプロセッサ21とレンズCPU44の間で送受信される定期通信のシーケンスの一例である。図4、5を参照して、カメラ本体12とレンズ鏡筒11との間での通信の基本シーケンスについて説明する。
【0026】
カメラプロセッサ21とレンズCPU44間の通信は、カメラプロセッサ21から垂直駆動信号ポートLVDを通して出力される撮像素子28(図3)の垂直駆動信号を単位に行われ、図5のシーケンスは、60fpsのフレームレートで通常のライブビュー画像が撮影される際の定期通信に対応し、図5には1フレーム期間内の通信シーケンスの一部が例示される。
【0027】
通信は、カメラプロセッサ21側とレンズCPU44側から1フレーム期間に亘り複数回交互に行われる。図5では、カメラプロセッサ21側からの送信区間がA、レンズCPU44側からの送信区間がBで示される。また、図5(a)はカメラプロセッサ21の汎用入出力ポートGPIOの出力、図5(b)はカメラプロセッサ21のシリアルデータ出力ポートSOUTの出力を表し、図5(c)はレンズCPU44の汎用入出力ポートGPIOの出力、図5(d)はレンズCPU44のシリアルデータ出力ポートSOUTの出力を表す。また、図5(e)はクロック信号ポートSCLKを通してカメラプロセッサ21からレンズCPU44へと送られるクロック信号である。
【0028】
本実施形態において、汎用入出力ポートGPIOおよび割り込みポートINTは、ハンドシェイクに用いられる。すなわち、データ送信側の汎用入出力ポートGPIOの信号の立ち上がりは通信要求に対応し(例えば図5(a)の区間Aの立ち上がり)、データ受信側の汎用入出力ポートGPIOの信号の立ち上がりは通信許可に対応する(例えば図5(c)の区間Aの立ち上がり)。また、データ受信側の汎用入出力ポートGPIOの信号の立ち下がりは受信完了に対応し(例えば図5(c)の区間Aの立ち下がり)、データ送信側の汎用入出力ポートGPIOの信号の立ち下がりは通信終了に対応する(例えば図5(a)の区間Aの立ち下がり)。
【0029】
一方、データの送受信には、カメラプロセッサ21およびレンズCPU44のそれぞれに設けられたシリアルデータ出力ポートSOUTおよびシリアルデータ入力ポートSINが用いられる。データ送信側は、受信側からの通信許可信号を受信するとシリアルデータ出力ポートSOUTからシリアルデータを送信し、データ受信側のシリアルデータ入力ポートSINにおいて受信される。
【0030】
図5の例では、初めの区間Aでカメラプロセッサ21からレンズCPU44へ定期通信コマンドが送信され、次の区間BではレンズCPU44からカメラプロセッサ21へ受領したコマンドにて要求されたレンズデータが送られる。
【0031】
通常ライブビューに用いられる60fpsのフレームレートでのフレーム期間は、レンズ鏡筒11側の状態を表す各種情報をカメラ本体12側へと送信するのに十分な長さを有する。すなわち、撮像素子28(図3)を60fpsのフレームレートで駆動して例えば通常のライブビューをモニタ24(図3)に表示しているときには、レンズCPU44からは、フォーカス・モータ・ステータス、フォーカス位置、フォーカスリング回転情報、絞りモータステータス、AV値、焦点距離、画像補正データ、温度、動作モードなどのレンズ鏡筒情報が、各フレーム毎にカメラプロセッサ21へ送られる。
【0032】
しかし、例えばレリーズボタン16(図1)が半押しされて、コントラスト方式のオートフォーカス(CAF)が実行されるとき、撮像素子28は高速フレームレートで駆動する必要が発生し、例えば120fpsで駆動される。フレームレートが高くなると、1フレーム期間はそれに反比例して短くなるので、同一のクロックに基づく通信では、通常のフレームレート(例えば60fps)のときのようにレンズ鏡筒11の情報全てを各フレーム期間中にメラ本体12側へと送信することはできない。
【0033】
例えば図6に示されるように、CAFが実行されフレームレートが120fpsになると、例えば時点t1では、通常フレームレートで送信される上述したレンズ鏡筒情報Nが複数のフレームを跨いで送信され、その情報がどのフレームの情報であるかが不明となる。また、例えば時点t2では、本来前のフレームで送られるべき制御コマンドE(例えばフォーカス駆動コマンド、絞り駆動コマンド、ND操作コマンド、初期化コマンド)が次のフレームで送られることになりコマンドが実行されるフレームがずれてしまう。更に例えば時点t3では定期通信が間に合わず、1フレーム分抜けてしまう。
【0034】
以上のことから、本実施形態では、CAF処理が開始され、通常のフレームレートから高速なフレームレートへとフレームレートが相対的に高められると、レンズ鏡筒11からカメラ本体12へと送信されるレンズ鏡筒11の情報をそのフレーム期間内に送信できる量にまで低減する。例えば、送信されるレンズ鏡筒情報をCAF処理に必要な情報、例えばフォーカス・モータ・ステータス、フォーカス位置、フォーカスリング回転情報に制限し、CAF用定期通信として送信する。すなわち、CAF処理中は利用されないAV値、焦点距離、画像補正データ、温度、動作モードのレンズ鏡筒情報が送信されない代わりに、フレームレートを高くしてCAF処理に必要な情報を送信する頻度を高めて、CAF処理の高速化を図っている。
【0035】
図7に、ライブビューの状態(60fps)からレリーズボタンが半押しされて、CAF処理に移り(120fps)、合焦の後、再度ライブビュー(60fps)に戻るときの通信シーケンスを垂直駆動信号VDとともに示す。なお図7において、破線L1、L2で囲まれる区間がライブビューが行われている区間(60fps)であり、破線Cで囲まれる区間がCAF処理が行われている区間(120fps)である。
【0036】
ライブビュー区間L1では、通常のカメラ鏡筒情報(通常定期通信)Nが各フレームにおいてレンズ鏡筒11からカメラ本体12へと出力されている。例えばライブビュー区間L1内のあるタイミングで、レリーズボタン16(図1)が半押されたことがカメラプロセッサ21(図3)で検知されると、次のフレームで絞り制御命令をCAF用の絞り値に変更するコマンドがカメラ本体12からレンズ鏡筒11へと出力される。そしてその次のフレームからCAF用の相対的に高いフレームレート(120fps)での撮像素子28の駆動が開始される。
【0037】
CAF区間Cでは、フレーム毎にレンズ鏡筒11からカメラ本体12へ通常定期通信時の情報よりも少ないCAF用定期通信が行われるとともに、例えば、高速フレームレートの最初のフレームでは、カメラ本体12からレンズ鏡筒11へ、コントラストの山を見つけるためのサーチ命令が出力される。CAF区間Cのある時点で、コントラスト(ピント)の山が見つかると、カメラ本体12からレンズ鏡筒11へピント位置への移動命令が送信され、レンズ鏡筒11においてフォーカスレンズ群34(図3)の移動が終了し合焦されると、次のフレームでカメラ本体12側からライブビュー用の絞り値に変更するように絞り制御命令が出力され、その次のフレームからフレームレートが通常のレート(60fps)へと変更され、ライブビュー区間L2へと移行する。
【0038】
以上のように本実施形態によれば、カメラの操作状態に応じて、カメラ本体とレンズ鏡筒間の情報通信の周期およびそのデータ内容を変化させ、カメラ本体とレンズ鏡筒との間で、フレームレートに合わせ効率的に通信を行い、より高いフレームレートでの撮像素子の駆動が可能になる。
【符号の説明】
【0039】
10 レンズ交換式カメラ
11 レンズ鏡筒
11F フォーカスリング
11Z ズームリング
12 カメラ本体
14 電気接点
16 レリーズボタン
20 スイッチ群
21 カメラプロセッサ
24 モニタ
28 撮像素子
30 ズームレンズ群
34 フォーカスレンズ群
39 フォーカス・リング・センサ
44 レンズCPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像素子を備えたカメラ本体と、
前記カメラ本体に着脱自在なレンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒の情報を前記カメラ本体へ定期的に送信する鏡筒情報送信手段と、
前記撮像素子を少なくとも第1フレームレート、またはそれよりも高速な第2フレームレートで駆動する撮像素子駆動手段とを備え、
前記鏡筒情報送信手段は、前記撮像素子が前記第2フレームレートで駆動されるとき、データ送信量を前記撮像素子が前記第1フレームレートで駆動されるときよりも低減する
ことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記第2フレームレートが、コントラスト検出方式のオートフォーカス処理に用いられることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記送信がフレームを単位として行われることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第2フレームレートでの送信情報に、フォーカス位置、フォーカスリング回転位置、フォーカス・モータ・ステータスが含まれることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第1フレームレートでの送信情報に、フォーカス位置、フォーカスリング回転位置、フォーカス・モータ・ステータス、AV値、焦点距離、絞りモータステータスが含まれることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
撮像素子を備えたカメラ本体に着脱自在なレンズ鏡筒であって、
前記レンズ鏡筒の情報を前記カメラ本体へ定期的に送信する鏡筒情報送信手段と、
前記カメラ本体において、前記撮像素子が第1フレームレートまたはそれよりも高速な第2フレームレートの何れで駆動されているかを検知するフレームレート検知手段とを備え、
前記鏡筒情報送信手段は、前記撮像素子が前記第2フレームレートで駆動されるとき、データ送信量を前記撮像素子が前記第1フレームレートで駆動されるときよりも低減する
ことを特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項7】
レンズ鏡筒が着脱自在に装着されるカメラボディであって、
撮像素子と、
前記レンズ鏡筒の情報を定期的に受信する鏡筒情報受信手段と、
前記撮像素子を少なくとも第1フレームレート、またはそれよりも高速な第2フレームレートで駆動する撮像素子駆動手段とを備え、
前記撮像素子が前記第2フレームレートで駆動されるときに前記鏡筒情報受信手段が受信するデータ量が、前記撮像素子が前記第1フレームレートで駆動されるときよりも少ない
ことを特徴とするカメラボディ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−25107(P2013−25107A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−160093(P2011−160093)
【出願日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(311015207)ペンタックスリコーイメージング株式会社 (81)
【Fターム(参考)】