説明

改変された結核抗原

特に結核の再活性化を予防するための、改変されたRv3616cタンパク質およびそれらの薬剤としての使用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
H37Rv配列の残基134〜183に対応するアミノ酸残基の疎水性が破壊されている、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項2】
薬剤として使用するための、請求項1に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項3】
結核の再活性化を予防するための薬剤として使用するための、請求項1または2のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項4】
結核の再活性化を遅延させるための薬剤として使用するための、請求項1または2のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項5】
潜伏TBを治療するための薬剤として使用するための、請求項1または2のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項6】
潜伏TBを予防するための薬剤として使用するための、請求項1または2のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項7】
TBを治療するための薬剤として使用するための、請求項1または2のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項8】
TBを予防するための薬剤として使用するための、請求項1または2のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項9】
TBを改善するための薬剤として使用するための、請求項1または2のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項10】
H37Rv配列の残基135〜154に対応するアミノ酸残基の疎水性が破壊されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対してN末端側に位置しており、ここで、
(i)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜134の中の少なくとも100アミノ酸の連続した配列であり、かつ
(ii)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも175アミノ酸の連続した配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接連結されているか、または第3ポリペプチドを介して間接的に連結されており、ここで、該第3ポリペプチドは、少なくとも1つのアミノ酸が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項12】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対してN末端側に位置しており、ここで、
(i)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜134の中の少なくとも100アミノ酸の連続した配列であり、かつ
(ii)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも175アミノ酸の連続した配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接連結されているか、または第3ポリペプチドを介して間接的に連結されており、ここで、該第3ポリペプチドは、少なくとも3個の少なくとも連続した部分のアミノ酸が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項13】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜134の中の少なくとも110アミノ酸の連続した配列である、請求項11または12のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項14】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも200アミノ酸の連続した配列である、請求項11〜13のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項15】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも235アミノ酸の連続した配列である、請求項14に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項16】
ペプチド結合が直接的である、請求項11〜15のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項17】
ペプチド結合が間接的である、請求項11〜15のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項18】
前記第3ポリペプチドが、少なくとも4個のアミノ酸の少なくとも連続した部分が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する、請求項17に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項19】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対して該改変されたRv3616cタンパク質のC末端側に位置し、ここで、
(i)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜133に対して少なくとも90%の同一性を有する配列であり、かつ
(ii)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基184〜392に対して少なくとも90%の同一性を有する配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接的または間接的に連結されている、
改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項20】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜133に対して少なくとも95%の同一性を有する、請求項19に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項21】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜134に対して少なくとも90%の同一性を有する、請求項19に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項22】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜134に対して少なくとも95%の同一性を有する、請求項21に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項23】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基184〜392に対して少なくとも95%の同一性を有する、請求項19〜21のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項24】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392に対して少なくとも90%の同一性を有する、請求項19〜21のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項25】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392に対して少なくとも95%の同一性を有する、請求項19〜21のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項26】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392に対して少なくとも99%の同一性を有する、請求項19〜21のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項27】
ペプチド結合が直接的である、請求項19〜26のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項28】
ペプチド結合が間接的である、請求項19〜26のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項29】
前記改変されたRv3616cタンパク質が、完全長の配列番号1に対して少なくとも90%の同一性を有する配列を含まない、請求項19〜26のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項30】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該改変されたRv3616cタンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対して該改変されたRv3616cタンパク質のC末端側に位置し、ここで、
(i)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜133の中の少なくとも100アミノ酸の連続した配列であり、かつ
(ii)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基184〜392の中の少なくとも155アミノ酸の連続した配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接的または間接的に連結されている、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項31】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜133の中の少なくとも110アミノ酸の連続した配列である、請求項30に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項32】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜134の中の少なくとも100アミノ酸の連続した配列である、請求項30に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項33】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜134の中の少なくとも110アミノ酸の連続した配列である、請求項30に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項34】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基184〜392の中の少なくとも180アミノ酸の連続した配列である、請求項30〜33のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項35】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも175アミノ酸の連続した配列である、請求項30〜33のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項36】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも200アミノ酸の連続した配列である、請求項35に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項37】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも235アミノ酸の連続した配列である、請求項36に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項38】
ペプチド結合が直接的である、請求項30〜37のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項39】
ペプチド結合が間接的である、請求項30〜37のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項40】
前記改変されたRv3616cタンパク質が、配列番号1の259アミノ酸を超える連続した配列を含まない、請求項30〜39のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項41】
前記タンパク質が、配列番号1における残基134〜183に対応する領域から少なくとも1つのアミノ酸が欠失しているRv3616c配列を含んでなる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項42】
前記タンパク質が、配列番号1における残基134〜183に対応する領域から少なくとも2個のアミノ酸が欠失しているRv3616c配列を含んでなる、請求項41に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項43】
前記タンパク質が、配列番号1における残基135〜154に対応する領域から少なくとも1つのアミノ酸が欠失しているRv3616c配列を含んでなる、請求項41に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項44】
前記タンパク質が、配列番号1における残基135〜154に対応する領域から少なくとも2個のアミノ酸が欠失しているRv3616c配列を含んでなる、請求項41に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項45】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対してN末端側に位置しており、ここで、
(iii)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜133の中の少なくとも100アミノ酸の連続した配列であり、かつ
(iv)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基184〜392の中の少なくとも155アミノ酸の連続した配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接連結されているか、または第3ポリペプチドを介して間接的に連結されており、該第3ポリペプチドは、少なくとも1つのアミノ酸が欠失している、配列番号1における残基134〜183に対応する、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項46】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対してN末端側に位置しており、ここで、
(i)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜133の中の少なくとも100アミノ酸の連続した配列であり、かつ
(ii)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基184〜392の中の少なくとも155アミノ酸の連続した配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接連結されているか、または第3ポリペプチドを介して間接的に連結されており、該第3ポリペプチドは、少なくとも3個のアミノ酸の少なくとも連続した部分が欠失している、配列番号1における残基134〜183に対応する、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項47】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜133の中の少なくとも110アミノ酸の連続した配列である、請求項45または46のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項48】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基184〜392の中の少なくとも180アミノ酸の連続した配列である、請求項45〜47のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項49】
ペプチド結合が直接的である、請求項45〜48のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項50】
ペプチド結合が間接的である、請求項45〜48のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項51】
前記第3ポリペプチドが、少なくとも4個のアミノ酸の少なくとも連続した部分が欠失している、配列番号1における残基134〜183に対応する、請求項50に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項52】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対してN末端側に位置しており、ここで、
(iii)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜134の中の少なくとも100アミノ酸の連続した配列であり、かつ
(iv)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも175アミノ酸の連続した配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接連結されているか、または第3ポリペプチドを介して間接的に連結されており、ここで、該第3ポリペプチドは、少なくとも1つのアミノ酸が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項53】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対してN末端側に位置しており、ここで、
(iii)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜134の中の少なくとも100アミノ酸の連続した配列であり、かつ
(iv)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも175アミノ酸の連続した配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接連結されているか、または第3ポリペプチドを介して間接的に連結されており、ここで、該第3ポリペプチドは、少なくとも3個のアミノ酸の少なくとも連続した部分が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項54】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜134の中の少なくとも110アミノ酸の連続した配列である、請求項52または53のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項55】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも200アミノ酸の連続した配列である、請求項52〜54のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項56】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392の中の少なくとも235アミノ酸の連続した配列である、請求項55に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項57】
ペプチド結合が直接的である、請求項52〜56のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項58】
ペプチド結合が間接的である、請求項52〜56のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項59】
前記第3ポリペプチドが、少なくとも4個のアミノ酸の少なくとも連続した部分が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する、請求項58に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項60】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対してN末端側に位置しており、ここで、
(i)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜133に対して少なくとも90%の同一性を有する配列であり、かつ
(ii)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基184〜392に対して少なくとも90%の同一性を有する配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接連結されているか、または第3ポリペプチドを介して間接的に連結されており、該第3ポリペプチドは、少なくとも3個のアミノ酸の連続した部分が欠失している、配列番号1における残基134〜183に対応する配列に対して少なくとも90%の同一性を有する、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項61】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜133に対して少なくとも95%の同一性を有する、請求項60に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項62】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜133に対して少なくとも98%の同一性を有する、請求項61に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項63】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基184〜392に対して少なくとも95%の同一性を有する、請求項60〜62のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項64】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基184〜392に対して少なくとも98%の同一性を有する、請求項63に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項65】
ペプチド結合が直接的である、請求項60〜64のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項66】
ペプチド結合が間接的である、請求項60〜64のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項67】
前記第3ポリペプチドが、少なくとも3個のアミノ酸の連続した部分が欠失している、配列番号1における残基134〜183に対応する配列に対して少なくとも95%の同一性を有する配列である、請求項66に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項68】
前記第3ポリペプチドが、少なくとも3個のアミノ酸の連続した部分が欠失している、配列番号1における残基134〜183に対応する配列に対して少なくとも98%の同一性を有する配列である、請求項67または68のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項69】
配列番号1における134〜183に対応する残基から欠失される連続した部分が、少なくとも4個のアミノ酸である、請求項60〜68のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項70】
前記第3ポリペプチドが、48アミノ酸長またはそれ以下である、請求項66〜69のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項71】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質であって、該タンパク質は、第1ポリペプチドおよび第2ポリペプチドを含んでなり、該第1ポリペプチドは、該第2ポリペプチドに対してN末端側に位置しており、ここで、
(i)該第1ポリペプチドは、配列番号1の残基1〜134に対して少なくとも90%の同一性を有する配列であり、かつ
(ii)該第2ポリペプチドは、配列番号1の残基155〜392に対して少なくとも90%の同一性を有する配列であり、
ここで、該第1および第2ポリペプチドは、直接連結されているか、または第3ポリペプチドを介して間接的に連結されており、該第3ポリペプチドは、少なくとも3個のアミノ酸の連続した部分が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する配列に対して少なくとも80%の同一性を有する、改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項72】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜134に対して少なくとも95%の同一性を有する、請求項71に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項73】
前記第1ポリペプチドが、配列番号1の残基1〜134に対して少なくとも98%の同一性を有する、請求項72に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項74】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392に対して少なくとも95%の同一性を有する、請求項71〜73のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項75】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392に対して少なくとも98%の同一性を有する、請求項74に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項76】
前記第2ポリペプチドが、配列番号1の残基155〜392に対して少なくとも99%の同一性を有する、請求項74に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項77】
ペプチド結合が直接的である、請求項71〜76のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項78】
ペプチド結合が間接的である、請求項71〜76のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項79】
前記第3ポリペプチドが、少なくとも3個のアミノ酸の連続した部分が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する配列に対して少なくとも90%の同一性を有する配列である、請求項78に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項80】
前記第3ポリペプチドが、少なくとも3個のアミノ酸の連続した部分が欠失している、配列番号1における残基135〜154に対応する配列に対して少なくとも95%の同一性を有する配列である、請求項78または79のいずれかに記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項81】
配列番号1における134〜183に対応する残基から欠失される連続した部分が、少なくとも4個のアミノ酸である、請求項71〜80のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項82】
配列番号1における134〜183に対応する残基から欠失される連続した部分が、少なくとも5個のアミノ酸である、請求項81に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項83】
前記第3ポリペプチドが、20アミノ酸長またはそれ以下である、請求項78〜82のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項84】
前記タンパク質が、配列番号1における残基134〜183に対応する領域の少なくとも1つのアミノ酸が親水性残基で置換されているRv3616c配列を含んでなる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項85】
前記タンパク質が、配列番号1における残基134〜183に対応する領域の少なくとも3個のアミノ酸の連続した部分が親水性残基で置換されているRv3616c配列を含んでなる、請求項84に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項86】
前記タンパク質が、配列番号1における残基135〜154に対応する領域の少なくとも1つのアミノ酸が親水性残基で置換されているRv3616c配列を含んでなる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項87】
前記タンパク質が、配列番号1における残基135〜154に対応する領域の少なくとも3個のアミノ酸の連続した部分が親水性残基で置換されているRv3616c配列を含んでなる、請求項86に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項88】
前記タンパク質が、配列番号1における133〜184に対応する残基の間の位置に少なくとも1つの親水性アミノ酸残基が付加されているRv3616c配列を含んでなる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項89】
前記タンパク質が、配列番号1における134〜183に対応する残基の間の位置に少なくとも1つの親水性アミノ酸残基が付加されているRv3616c配列を含んでなる、請求項88に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項90】
前記タンパク質が、配列番号1における134〜155に対応する残基の間の位置に少なくとも1つの親水性アミノ酸残基が付加されているRv3616c配列を含んでなる、請求項89に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項91】
前記タンパク質が、配列番号1における135〜154に対応する残基の間の位置に少なくとも1つの親水性アミノ酸残基が付加されているRv3616c配列を含んでなる、請求項90に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項92】
少なくとも2つの親水性アミノ酸残基が、明記された領域内に付加されている、請求項88〜91のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項93】
前記タンパク質が、500アミノ酸残基長より短い、請求項1〜92のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項94】
前記タンパク質が、450アミノ酸残基長より短い、請求項93に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項95】
前記タンパク質が、400アミノ酸残基長より短い、請求項94に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項96】
配列番号161のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項97】
配列番号162のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項98】
配列番号163のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項99】
配列番号164のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項100】
配列番号165のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項101】
配列番号166のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項102】
配列番号167のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項103】
配列番号168のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項104】
配列番号169のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項105】
配列番号179のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項106】
配列番号180のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1〜95のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項107】
前記結核が、Mycobacterium tuberculosis感染に関連する、請求項1〜106のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項108】
前記改変されたRv3616cタンパク質が、配列番号162の配列を含まない、請求項1〜107のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質。
【請求項109】
TBの治療、改善または予防のための方法であって、有効量の請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質を、それを必要とする被験体に投与することを含んでなり、ここで、前記ポリペプチドは、免疫応答を誘導する、方法。
【請求項110】
TBの治療、予防または改善のための薬剤の製造における請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質の使用。
【請求項111】
請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質をコードする核酸配列を含んでなる、ポリヌクレオチド。
【請求項112】
請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質をコードする核酸配列からなる、請求項111に記載のポリヌクレオチド。
【請求項113】
配列番号161〜169、179または180のいずれか1つに記載のポリペプチドをコードする配列を含んでなる、請求項111または112のいずれかに記載のポリヌクレオチド。
【請求項114】
配列番号170〜178のいずれか1つに記載の配列を含んでなる、請求項113に記載のポリヌクレオチド。
【請求項115】
薬剤として使用するための、請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項116】
TBを治療するための薬剤として使用するための、請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項117】
TBを予防するための薬剤として使用するための、請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項118】
TBを改善するための薬剤として使用するための請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項119】
潜伏TBを治療するための薬剤として使用するための、請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項120】
潜伏TBを予防するための薬剤として使用するための、請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項121】
結核の再活性化を予防するための薬剤として使用するための、請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項122】
結核の再活性化を遅延させるための薬剤として使用するための、請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項123】
前記結核が、Mycobacterium tuberculosis感染に関連する、請求項111〜122のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項124】
TBの治療、改善または予防のための方法であって、有効量の請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを、それを必要とする被験体に投与することを含んでなり、ここで、前記ポリペプチドは、免疫応答を誘導する、方法。
【請求項125】
TBの治療、改善または予防のための薬剤の製造における請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドの使用。
【請求項126】
(a)請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質と、
(b)薬学上許容される担体または賦形剤と
を含んでなる、医薬組成物。
【請求項127】
(a)請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドと、
(b)薬学上許容される担体または賦形剤と
を含んでなる、医薬組成物。
【請求項128】
(a)請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質と、
(b)非特異的な免疫応答増強剤と
を含んでなる、免疫原性組成物。
【請求項129】
(a)請求項111〜114のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドと、
(b)非特異的な免疫応答増強剤と
を含んでなる、免疫原性組成物。
【請求項130】
前記非特異的な免疫応答増強剤が、アジュバントである、請求項128または129のいずれかに記載の免疫原性組成物。
【請求項131】
請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質をコードする核酸配列を含んでなる、発現ベクター。
【請求項132】
請求項131の発現ベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項133】
請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質を組換え的に発現する宿主細胞。
【請求項134】
請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質を生成するための方法であって、宿主細胞内で前記ポリペプチドを組換え的に発現させることを含んでなる、方法。
【請求項135】
前記宿主細胞が、E.coliである、請求項134に記載の改変されたRv3616cタンパク質を生成するための方法。
【請求項136】
(a)請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質と、
(b)該改変されたRv3616cタンパク質と、個体由来のサンプル(例えば、全血またはより好適にはPBMC)とを接触させるのに足りる装置と、
(c)該サンプルのT細胞応答を定量する手段と
を含んでなる、診断キット。
【請求項137】
(a)請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質と、
(b)該改変されたRv3616cタンパク質と患者の皮膚細胞とを接触させるのに足りる装置と
を含んでなる、診断キット。
【請求項138】
被験体におけるMycobacterium tuberculosis感染を検出するための方法であって、
(a)該被験体由来のサンプルと請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質とを接触させる工程と、
(b)該生物学的サンプルにおいて、該改変されたRv3616cタンパク質に結合する抗体の存在を検出する工程と
を含んでなる、方法。
【請求項139】
前記改変されたRv3616cタンパク質が、固体支持体上に固定化されている、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
請求項1〜108のいずれか一項に記載の改変されたRv3616cタンパク質と、追加の異種ポリペプチドとを含んでなる、融合タンパク質。
【請求項141】
請求項140に記載の融合タンパク質をコードするポリヌクレオチド。
【請求項142】
ポリペプチドの形態である追加の異種抗原成分を含んでなる、請求項126または127のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項143】
ポリヌクレオチドの形態である追加の異種抗原成分を含んでなる、請求項126または127のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項144】
ポリペプチドの形態である追加の異種抗原成分を含んでなる、請求項128または129のいずれかに記載の免疫原性組成物。
【請求項145】
ポリヌクレオチドの形態である追加の異種抗原成分を含んでなる、請求項128または129のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項146】
化学療法剤と併用して使用するための、請求項1〜108のいずれか一項に記載のポリペプチド。
【請求項147】
化学療法剤と併用して使用するための、請求項111〜123のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公表番号】特表2013−517783(P2013−517783A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−550445(P2012−550445)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際出願番号】PCT/EP2011/051158
【国際公開番号】WO2011/092253
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(305060279)グラクソスミスクライン バイオロジカルズ ソシエテ アノニム (169)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】