説明

改札機、及び、改札方法

【課題】情報量の増大に対応可能であり、しかも、装置全体の低コスト化及び利用者に対する利便性の向上を実現することが可能な改札機及び改札方法を提供することを目的とする。
【解決手段】機体外の所定の読取エリアにおいて改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取るスキャナ6と、投入口から機体内に向けて投入された券媒体から改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取るスキャナ28と、これらのスキャナ6またはスキャナ28により読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行うことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、改札機及び改札方法に係り、特に、改札情報に対応したQRコードなどの二次元コードに基づいて改札処理を行う改札機及び改札方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、改札処理の省力化を目的として、改札機が導入されている。この改札機は、利用者が駅構内や遊戯施設などの施設内に入場する場合や、施設内から出場する場合などに、入場券、プリペイドカード、定期券、乗車券などの磁気式の券媒体を取り込み、券媒体に磁気記録された改札情報に基づいて利用者の通行を許可するか否かの改札処理を行う。取り込んだ券媒体は、必要に応じて返却または回収される。また、改札処理において改札情報に基づき、運賃不足、期限切れ、区間外乗車、あるいは、券媒体からの改札情報の読取エラー及び券媒体への改札情報の書込エラー等の理由から通行を許可しない旨の判定に基づき、改札機は、改札通路を閉鎖して利用者の通行を阻止する。
【0003】
最近では、複数枚の券媒体に対応した改札機も実用化されている。このような改札機は、1人の利用者から投入される複数枚の磁気式の券媒体を受け取り、各券媒体に記憶された改札情報に基づいて、利用者の通行の可否を総合的に判定し、取り込んだ券媒体を必要に応じて返却または回収する。
【0004】
さらに近年では、磁気式の券媒体以外にも無線式の券媒体を取り扱う改札機も実用化されている。このような改札機は、磁気の券媒体による改札処理に加え、無線式の券媒体による改札処理を行う。つまり、このような改札機は、無線式の券媒体と交信し、無線式の券媒体から改札情報に基づいて、利用者の通行の可否を判定する。
【0005】
一方で、改札情報に対応したバーコードを印刷した券媒体を用いて改札処理を行う改札機も提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。これらの改札機によれば、光学的にバーコードを読み取る装置を備えており、利用者によって翳された券媒体からバーコードを読み取って対応する改札情報に基づいて改札処理を行うものである。
【特許文献1】特開平6−150094号公報
【特許文献2】特許平9−069174号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した改札機のうち、無線式の券媒体及び磁気式の券媒体に対応可能な改札機では、異なる2つの方式での改札処理を可能とするために、装置全体のコストの増大を招いている。
【0007】
また、バーコードが印刷された券媒体に対応可能な改札機では、読取装置に翳された券媒体からバーコードを読み取り、改札処理を行うが、その際、改札処理結果に対応して必要な情報を券媒体に書き込むことが不可能である。例えば、改札処理を行った結果、利用者の通過を許可する旨の判定がなされた際、券媒体に入場記録や出場記録を書き込むことができず、不正使用されるおそれがある。また、予約情報に変更があった場合、券媒体への最新の情報(乗車便名や座席番号などの情報)の印刷ができず、改札処理の混乱を招くおそれがあるほか、利用者に対する利便性の低下を招くおそれがある。
【0008】
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、情報量の増大に対応可能であり、しかも、装置全体の低コスト化及び利用者に対する利便性の向上を実現することが可能な改札機及び改札方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の第1の態様による改札機は、
機体外の所定の読取エリアにおいて、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る第1読取手段と、
投入口から機体内に向けて投入された券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた券媒体から改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る第2読取手段と、
前記第1読取手段または前記第2読取手段により読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行う改札手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
この発明の第2の態様による改札機は、
機体外の所定の読取エリアにおいて、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行う改札手段と、
前記改札手段による改札処理結果に対応する所定情報を印刷した券媒体を発券する発券手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明の第3の態様による改札機は、
投入口から投入された券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた券媒体から改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行う改札手段と、
前記改札手段による改札処理結果に対応する所定情報を前記券媒体に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段により所定情報を印刷した前記券媒体を排出口から排出する排出手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明の第4の態様による改札方法は、
機体外の所定の読取エリアにおいて、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取り、
読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行い、
この改札処理結果に対応する所定情報を印刷した券媒体を発券する、
ことを特徴とする。
【0013】
この発明の第5の態様による改札方法は、
投入口から投入された券媒体を受け取り、
受け取った券媒体から改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取り、
読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行い、
この改札処理結果に対応する所定情報を前記券媒体に印刷し、
所定情報を印刷した前記券媒体を排出口から排出する、
ことを特徴とする。
【0014】
この発明の第6の態様による改札方法は、
改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取り、
前記読取手段により読み取られた二次元コードに含まれる識別情報に基づいて対応する最新の予約情報を検索し、
該当する予約情報に基づいて改札処理を行い、
この改札処理結果に対応する所定情報を印刷し、
所定情報を印刷した券媒体を排出口から排出する、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
この発明によれば、情報量の増大に対応可能であり、しかも、装置全体の低コスト化及び利用者に対する利便性の向上を実現することが可能な改札機及び改札方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の一実施の形態に係る改札機、及び、改札方法について図面を参照して説明する。
【0017】
まず、この実施の形態に係る改札システムの概要について説明する。
【0018】
図1に示すように、鉄道会社や航空会社などのセンターサーバは、例えば、Web予約サーバを介して利用者個人のパーソナルコンピュータや携帯電話などの携帯端末機器に接続可能な環境下にあるものとする。また、センターサーバは、例えば、発着地(ここでは各駅)毎に設置された駅予約サーバを介して係員端末に接続可能な環境下にあるものとする。さらに、センターサーバには、利用者個人のID番号を管理するID管理サーバや、発着地(ここでは各駅)毎に設置された監視盤を介して改札機などと接続されている。
【0019】
利用便の予約は、利用者個人の携帯端末機器やパーソナルコンピュータなどからインターネットを経由して行うことが可能である。このとき、例えば、予め登録されていた利用者からのID番号に基づいて予約が可能であるか否かが判断され、予約可能であれば、利用日時や利用便などの予約情報を受け付け、空席状況などと照らし合わせて予約の受け付けが可能であれば、予約を完了する。また、駅や空港等の係員端末からも利用便の予約は可能である。予約された予約情報は、Web予約サーバや駅予約サーバを経由して、センターサーバで管理される。
【0020】
利用者の操作によってなされた予約については、予約を完了した時点で利用者個人の携帯端末機器やパーソナルコンピュータなどに完了した予約情報が送信され、これらを介して内容を確認することが可能である。また、このとき、予約情報に基づき、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードも取得可能である。この二次元コードは、縦及び横の二方向に情報を持つことが可能であり、情報量の増大に対応可能である。
【0021】
利用者は、取得した二次元コードを携帯端末機器に表示させることが可能であり、また、パーソナルコンピュータに接続されているプリンタにより取得した二次元コードを印刷することも可能である。この実施の形態に係る改札機は、後述するように、これらの携帯端末機器に表示された二次元コードやプリンタによって普通紙などに印刷された二次元コードに基づき、改札処理を可能とするものである。
【0022】
また、係員の操作によってなされた予約については、予約を完了した時点で係員端末に完了した予約情報が送信され、これを介して内容を確認することが可能である。また、このとき、予約情報に基づき、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードも取得可能である。
【0023】
係員は、係員端末により取得した二次元コードを専用の券媒体に印刷し、二次元コードを有した券媒体を利用者に発券する。この実施の形態に係る改札機は、後述するように、専用の券媒体に印刷された二次元コードに基づき、改札処理を可能とするものである。
【0024】
次に、この実施の形態に係る改札機により改札処理が可能な媒体について説明をする。すなわち、改札処理可能な媒体としては、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードが印刷された専用の券媒体、二次元コードが印刷された紙類、二次元コードが表示された携帯端末機器などである。この改札情報としては、個人ID、発券番号、予約番号、購入金額、有効期間、有効区間、乗車便名、発着時刻、座席番号などの情報が含まれている。
【0025】
次に、図1に示した改札システムに適用可能な改札機の構成について説明する。図2に示すような改札機は、例えば、2台1組として設置され、2台の改札機の間に利用者が通行可能な改札通路が形成される。
【0026】
すなわち、図2に示すように、改札機は、筐体1を備えている。筐体1は、投入口2、排出口3、表示灯4、表示部5、スキャナ6、スピーカ7、ドア90、複数の通過検知器9などを備えている。
【0027】
投入口2は、筐体1における通行方向上流側に設けられ、施設内への入場時または施設内からの出場時に投入された券媒体を受け取り可能であり、受取手段として機能する。投入口2の近傍には、券媒体の投入を阻止するためのシャッタが設けられている。また、排出口3は、筐体1における通行方向下流側に設けられ、投入口2から受け取った券媒体を必要に応じて排出可能であり、排出手段として機能する。
【0028】
表示灯4は、小児券、無効券、または異常券の投入や、機器の異常など装置の動作状態を報知する。表示部5は、利用者の通行方向に対して筐体1における排出口3の前方に配置され、利用者や係員などに対して種々の案内情報を表示する。
【0029】
スキャナ6は、利用者によって翳された紙類に印刷された二次元コード、あるいは、利用者によって翳された携帯端末機器に表示された二次元コードを光学的に読み取るものであり、読取手段または第1読取手段として機能する。
【0030】
スピーカ7は、利用者や係員などに対して種々の案内情報に対応した音声を出力する。ドア90は、筐体1における改札通路側の側面の両端部に配置され、利用者の通行を制御するために開閉可能に構成されている。このドア90は、利用者の通行を可能とする場合に改札通路を開放し、また、利用者の通行を阻止する場合に改札通路を閉鎖する。複数の通過検知器9は、筐体1の改札通路側における側面部に配置され、利用者の通行を検知するための出力信号を出力する。
【0031】
図3Aに示すように、改札機の内部機構において、投入口2と排出口3との間には、投入口2から投入された券媒体を矢印aで示した順方向に沿って排出口3に向けて搬送するための搬送機構21が配置されている。この搬送機構21は、各種搬送ベルト及び搬送ローラなどで規定される各種搬送路を有している。すなわち、搬送機構21は、投入口2と排出口3との間に規定された主搬送路21A、主搬送路21Aから分岐した分岐搬送路21B及び集札用搬送路21Cを有している。このような構成の搬送機構21は、投入口2から投入された券媒体を受け取る受取手段、必要に応じて券媒体を排出口3から排出する排出手段としての機能も有している。
【0032】
主搬送路21Aには、投入口2から排出口3に沿い、整列部22、表裏判別部23、反転部26、スキャナ28、印刷部31などが順に設けられている。また、分岐搬送路21B上には、発券部27が設けられている。集札用搬送路21C上の先には、集札部41が設けられている。
【0033】
さらに、搬送機構21は、各搬送路の分岐部に振分ゲートを備えている。すなわち、主搬送路21Aと反転部26との分岐部には、振分ゲート40Aが配置されている。主搬送路21Aと集札用搬送路21Cとの分岐部には、振分ゲート40Bが配置されている。
【0034】
整列部22は、投入口2から投入された券媒体を所定の姿勢に整列して搬送方向下流側に向けて送出する。表裏判別部23は、投入された券媒体の表裏を判別するものであり、判別手段として機能する。例えば、券媒体の二次元コードが印刷された面を表面とし、表裏判別部23は、券媒体の二次元コードを検出して券媒体の表裏を判別する。あるいは、例えば、表裏が異なる色の券媒体を用いた場合、色判別センサを備えて構成された表裏判別部23を適用することにより、券媒体の表裏を判別することが可能である。
【0035】
反転部26は、表裏判別部23による判別結果に基づき、表裏判別部23を通過した券媒体の二次元コードを有する面が下を向いている状態の場合(すなわち、スキャナ6と二次元コードとが対向しない状態の場合)、搬送路26aに券媒体をその搬送方向先頭側端部から取り込んだ後に、搬送路26bを介してその搬送方向後方側端部から主搬送路21Aへ放出することにより、券媒体の表裏を反転するものであり、反転手段として機能する。
【0036】
つまり、表裏判別部23を通過した時点で表面を二次元コードを上に向けた状態の券媒体はそのまま反転部26に導かれることなく通過し、裏面を上に向けた状態の券媒体は反転部26に導かれて表裏反転される。したがって、反転部26を通過した全ての券媒体は、その二次元コードとスキャナ6とが対向するような姿勢で搬送されることになる。
【0037】
スキャナ28は、利用者によって投入された券媒体に印刷された二次元コードを光学的に読み取るものであり、読取手段または第2読取手段として機能する。
【0038】
主搬送路21A上に設けられたストッパ29は、スキャナ28により二次元コードを読取可能な所定の読取エリアにおいて、スキャナ28と券媒体の二次元コードとが対向する状態で券媒体の搬送を停止するものであり、搬送制御手段として機能する。すなわち、図3Bにより具体的に示すように、ストッパ29は、スプリング30Aにより付勢されている一方で、ソレノイド30Bに連結されている。通常、ストッパ29は、スプリング30Aによって付勢されており、主搬送路21Aから退避した位置に配置されている。ソレノイド30Bに電流を供給することにより、ストッパ29が駆動され、主搬送路21A上を搬送される券媒体の搬送を停止させる。これにより、スキャナ28による二次元コードの読取精度を安定化且つ向上させることが可能となる。
【0039】
印刷部31は、主搬送路21Aを搬送された券媒体に対して必要に応じてその表面に日時や改札場所名などの所定の情報、また、乗車便名や座席番号などの予約情報、さらには、入場記録や出場記録に対応した二次元コードなどの改札情報を印刷するものであり、印刷手段として機能する。
【0040】
発券部27は、ロール紙T1を所定のサイズに切断し発券する、あるいは、所定のサイズに予めカットされた券媒体T2を繰り出して発券するものであり、発券手段として機能する。
【0041】
投入口2の近傍には、投入口2への券媒体の投入を検知する検知器51が設けられている。排出口3の近傍には、排出口3からの券媒体の抜き取りを検知する検知器52が設けられている。また、各搬送路上には、複数の検知器S、…が配置され、搬送される券媒体の位置、券媒体の有無などを検知する。
【0042】
これら搬送路上の所定位置において券媒体を検知する検知器は、光学センサによって構成されている。例えば、これら検知器は、搬送路を介して互いに対向配置された一対の発光素子と受光素子とによって構成された透過型光学センサであっても良いし、搬送路に向けて光を発光する発光素子と、搬送路上の券媒体からの反射光を受光する受光素子とによって構成された反射型光学センサであっても良い。
【0043】
図4に示すように、改札機は、装置全体の制御を司るCPU200を備えている。このCPU200は、券媒体が有する改札情報に基づいて改札処理を行う改札手段及び改札機を構成する各機構の駆動を制御する制御手段として機能する。
【0044】
このCPU200には、制御プログラムを記憶しているROM201、券媒体から読み取った情報を記憶するとともに制御プログラムのバッファとして情報を記憶するRAM202、運賃情報等を記録している運賃メモリ203、投入された券媒体から二次元コードを読み取るスキャナ28を制御するスキャナ制御回路204と、翳された紙類や携帯端末機器から二次元コードを読み取るスキャナ6を制御するスキャナ制御回路205などが接続されている。このCPU200は、スキャナ6及びスキャナ28を介して読み取った情報を基に通過の可否を判定する改札処理を行う。
【0045】
また、CPU200には、振り分けゲート40A、40Bを制御する振り分け制御回路206、印刷部31を制御する印刷制御回路207、券媒体を保留するためのストッパ29を制御するストッパ制御回路208、反転部26を駆動する反転制御回路209、各種センサからの出力信号を基に券媒体の搬送状況を検知する検知回路210、券媒体を搬送する搬送機構21を駆動するメインモータ60を制御するモータ駆動回路211、券媒体の投入を阻止するシャッタ70を駆動するシャッタ駆動回路212などが接続されている。
【0046】
ここで、モータ駆動回路211は、スキャナ28により二次元コードを読取可能な所定の読取エリアにおいて、スキャナ28と券媒体の二次元コードとが対向する状態で券媒体の搬送速度を減速させるようにメインモータ60の駆動を制御するものであり、搬送制御手段として機能する。
【0047】
すなわち、スキャナ28による二次元コードの読取精度向上などのために、ストッパ29により券媒体の搬送を停止させるのに代えて、検知器S1によりタイミングを取り、メインモータ60の送り量にて読取エリアに対応した所定の位置で券媒体の搬送を停止させたり、または、券媒体を停止させずに搬送速度を減速させたりしても良い。この場合、読取エリアに搬送される券媒体の搬送速度は、他の位置を搬送される券媒体の通常の搬送速度V1(mm/s)よりも低速度V2(mm/s)に設定される(V1>V2)。このような構成であっても、スキャナ28による二次元コードの読取精度を安定化且つ向上させることが可能となる。
【0048】
さらに、CPU200には、発券部27のロール紙T1を駆動するモータ61を制御するモータ駆動回路213、ロール紙T1を所定のサイズに切断するカッター63を駆動するカッター制御回路214、発券部27のスタッカ64から券媒体T2を1枚ずつ繰り出す繰出ローラ及び搬送ローラを駆動するモータ62を制御するモータ駆動回路215、表示部5を制御する表示制御回路220、表示灯4を制御する表示灯駆動制御回路221、音声案内を行うスピーカ7を制御する音声制御回路222、通過検知器9の出力から利用者の通過を検知する検知回路223、ドア90を制御するドア制御回路224、装置の各種設定を変更するための操作盤8を制御する操作盤制御回路225などが接続されている。
【0049】
また、CPU200は、通信制御部230を介してホストコンピュータ(監視盤)100に接続されている。
【0050】
次に、上述した改札機に適用可能な改札処理方法について説明する。
【0051】
すなわち、機体外に設置されたスキャナ6は、機体外に所定の読取エリアを有している。このスキャナ6によれば、紙類に印刷された二次元コードあるいは携帯端末機器に表示された二次元コードを読み取ることが可能であり、改札機のCPU200は、このスキャナ6によって読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行う。このような場合、スキャナ6に翳された紙類や携帯端末機器には、入場記録や出場記録など改札処理の結果に対応した必要な情報を書き込む(あるいは印刷する)ことが不可能である。また、予約情報に変更があった場合、最新の予約情報に基づく情報を印刷することが不可能である。さらに、携帯端末機器を用いて改札処理を行った場合、飛行機や列車に搭乗した際に、電源を「切」にする必要があるため、携帯端末機器の画面に座席番号や乗車便などの情報を表示することができず、機内あるいは車内で予約情報を確認することができない。このため、利用者に対するサービス性の低下を招くだけでなく、係員による検札も実施不可能となる。
【0052】
そこで、このようなスキャナ6を介した改札処理を行った場合、必要に応じて、発券部27及び印刷部31を制御して、便名や座席番号などの他に、入場記録など改札処理の結果に対応した必要な情報を印刷した券媒体を発券する。このとき、改札処理の結果に対応した情報は、二次元コードとして印刷しても良い。
【0053】
また、このようなスキャナ6を介して、予約情報に対応した二次元コードに基づいて改札処理を行う場合、読み取った二次元コードに含まれる識別情報例えば個人IDや予約番号などに基づき、対応する予約情報をセンターサーバに問い合わせる。センターサーバでは、問い合わせの識別情報に基づき該当する予約情報を検索し、対応する予約情報を改札機に返信する。このとき、センターサーバは、予約情報に変更がある場合には最新の予約情報を改札機に返信する。そして、改札機では、取得した最新の予約情報に基づいて改札処理を行う。予約情報に変更がある場合には、変更後の予約情報に基づき、発券部27及び印刷部31を制御して、変更後の便名や座席番号などの情報を含む改札処理の結果に対応した必要な情報を印刷した券媒体を発券する。
【0054】
これにより、利用者に対するサービス性及び利便性を向上することができる。
【0055】
一方で、機体内に設置されたスキャナ28は、機体内の主搬送路21A上に沿って所定の読取エリアを有している。このスキャナ28によれば、券媒体に印刷された二次元コードを読み取ることが可能であり、改札機のCPU200は、このスキャナ28によって読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行う。
【0056】
このような場合、スキャナ28を通過した券媒体には、印刷部31を介して必要に応じて入場記録や出場記録など改札処理の結果に対応した必要な情報を印刷することが可能である。また、予約情報に変更があった場合でも、印刷部31により最新の予約情報に基づく情報を印刷することが可能である。
【0057】
次に、図5A及び図5Bに示したフローチャートに基づき、より具体的な改札処理方法について説明する。
【0058】
すなわち、図5Aに示すように、CPU200は、スキャナ制御回路205を制御して、スキャナ6に二次元コードが記載させた媒体がかざされたか、あるいは、二次元コードが印刷された券媒体が投入口から投入されたか否かを判定する(ST1)。このとき、スキャナ6に翳すことが可能な媒体としては、先に説明した通り、改札情報に対応した二次元コードが印刷された紙類や二次元コードを表示した携帯端末機器などである。図6には、スキャナ6に翳すことが可能な媒体として、二次元コードを表示した携帯電話が図示されている。
【0059】
CPU200は、スキャナ6に媒体が翳されたと判定したのに基づき(ST1、N)、スキャナ制御回路205を制御してスキャナ6により二次元コードの読取処理が行われる。そして、CPU200は、スキャナ6により二次元コードの読取処理を行ったのに基づいて(ST2、Y)、シャッタ70を駆動して投入口2を閉鎖して他の券媒体の投入を禁止する(ST3)とともに、スキャナ制御回路205を制御してスキャナ6による他の媒体の読取処理を禁止する(ST4)。
【0060】
そして、CPU200は、スキャナ6により読み取られた二次元コードに基づいて利用者の改札通路の通過の可否を判定する改札処理を行う(ST5)。CPU200は、改札処理の結果、利用者の通過を許可する判定を行った場合には(ST5、Y)、ドア制御回路224を制御してドア90を駆動し、改札通路を開放する(ST6)とともに、表示制御回路220を制御して表示部5に案内画面を表示する(ST7)。
【0061】
このように、機体外の読取エリアにて媒体から読み取った二次元コードに基づき改札処理を行う場合、CPU200は、機体内から所定の情報が印刷された券媒体を発券するか否かを判断する(ST8)。そして、CPU200は、券媒体を発券すると判断したのに基づき(ST8、Y)、モータ駆動回路213を制御してモータ61を駆動し、ロール紙T1を繰り出した後にカッター制御回路214を制御して所定のサイズに切断した券媒体を発券する(ST9)。あるいは、CPU200は、券媒体を発券する際には、モータ駆動回路215を制御して予め所定のサイズに切断されスタッカ64に堆積されている券媒体を発券する(ST9)。
【0062】
その後、CPU200は、モータ駆動回路211を制御してメインモータ60を駆動し、発券された券媒体を主搬送路21Aに沿って搬送する(ST10)。そして、CPU200は、印刷制御回路207を制御して印刷部31を駆動し、必要な情報を搬送されている券媒体に印字する(ST11)。そして、CPU200は、券媒体をさらに主搬送路21Aに沿って搬送方向下流側に向けて搬送し、排出口3から排出した(ST12)後、メインモータ60の駆動を停止する(ST13)。
【0063】
一方、ステップST5において、CPU200は、改札処理の結果、利用者の通過を許可しないと判定を行った場合には(ST5、N)、ドア制御回路224を制御してドア90を駆動し、改札通路を閉鎖する(ST14)し、表示灯駆動制御回路221を制御して表示灯4を点灯させ(ST15)、音声制御回路222を制御してスピーカ7により音声案内を行い(ST16)、表示制御回路220を制御して表示部5に案内画面を表示する(ST17)。
【0064】
CPU200は、排出口3から券媒体を排出した際、検知回路210を介して検知器52からの出力信号に基づき、発券した券媒体が抜き取られたことを検知し(ST18、Y)、且つ、検知回路223を介して通過検知器9からの出力信号に基づき、利用者が改札通路から装置外に出たことを検知したのに基づいて(ST19、Y)、表示灯4を点灯させていた場合には消灯し(ST20)、スピーカ7により音声案内を行っていた場合には案内を終了し(ST21)、表示部5により案内画面を表示していた場合には案内を終了し(ST22)、ドア90を閉鎖していた場合にはドア90を開放する(ST23)。また、CPU200は、シャッタ70を開放し、投入口2への券媒体の投入を可能とする(ST24)とともに、スキャナ6による読取処理を可能とする(ST25)。
【0065】
なお、CPU200は、ステップST8において、券媒体を発券する必要がないと判断したのに基づき(ST8、N)、ステップST19以下の処理を行う。そして、CPU200は、ステップST25までの処理を終了した後、次客の利用を可能とするためにステップST1に復帰する。
【0066】
これに対して、ステップST1において、CPU200は、検知回路210を介して検知器51からの出力信号に基づき、二次元コードが印刷された券媒体が投入口から投入されたと判定した場合(ST1、Y)、図5Bに示すように、投入された券媒体を受け取った後、シャッタ70を駆動して投入口2を閉鎖して他の券媒体の投入を禁止する(ST26)とともに、スキャナ制御回路205を制御してスキャナ6による他の媒体の読取処理を禁止する(ST27)。
【0067】
そして、CPU200は、モータ駆動回路211を制御してメインモータ60を駆動し、投入された券媒体を主搬送路21Aに沿って搬送する(ST28)。投入された媒体は、整列部22にて所定の姿勢に整位され(ST29)、その後、表裏判別部23にてその表裏が判別される(ST30)。CPU200は、投入された券媒体が表(二次元コードが印刷された面)をスキャナ28と対向可能な姿勢で搬送されていると判定した場合には(ST30、Y)、そのままの姿勢で券媒体を後段に搬送する。
【0068】
これに対して、CPU200は、投入された券媒体が裏をスキャナ28と対向するような姿勢で搬送されていると判定した場合には(ST30、N)、振分制御回路206を制御して振り分け40Aを駆動し反転部26に券媒体を搬送し、その後、反転部26から主搬送路21Aに券媒体を戻すことにより、券媒体の表裏を反転する(ST31)。これにより、スキャナ28の読取エリアに券媒体が搬送される際は、投入した券媒体の向きにかかわらず、常に二次元コードが印刷された面をスキャナ28により読取可能な姿勢になっている。
【0069】
そして、CPU200は、スキャナ制御回路204を制御してスキャナ28により読取エリアに到達した券媒体から二次元コードを読み取る(ST32)。このとき、CPU200は、必要に応じて、ストッパ制御回路208を制御してストッパ29により搬送されている券媒体の搬送を停止させても良いし、モータ駆動回路211を制御してメインモータ60により券媒体の搬送速度を減速させても良い。
【0070】
そして、CPU200は、スキャナ28により読み取られた二次元コードに基づいて利用者の改札通路の通過の可否を判定する改札処理を行う(ST33)。CPU200は、改札処理の結果、利用者の通過を許可する判定を行った場合には(ST33、Y)、ドア制御回路224を制御してドア90を駆動し、改札通路を開放する(ST34)とともに、表示制御回路220を制御して表示部5に案内画面を表示する(ST35)。
【0071】
このように、機体内の読取エリアにて媒体から読み取った二次元コードに基づき改札処理を行う場合、CPU200は、投入された券媒体に所定の情報を印刷する必要があるか否かを判断する(ST36)。そして、CPU200は、券媒体に印刷すると判断したのに基づき(ST36、Y)、印刷制御回路207を制御して印刷部31を駆動し、必要な情報を搬送されている券媒体に印字する(ST37)。なお、CPU200は、券媒体に印刷する必要がないと判断したのに基づいて(ST36、N)、印刷部31を介した印刷処理を施すことなく、券媒体を搬送方向下流側に向けて搬送する。
【0072】
そして、CPU200は、印刷部31を通過した券媒体が排出するつまり利用者に返却する必要がある排出券であるか否かを判断する(ST38)。CPU200は、排出券であると判断したのに基づき(ST38、Y)、券媒体をさらに主搬送路21Aに沿って搬送方向下流側に向けて搬送し、排出口3から排出した(ST39)後、メインモータ60の駆動を停止する(ST40)。
【0073】
一方、CPU200は、排出券ではないと判断したのに基づき(ST38、N)、券媒体をさらに主搬送路21Aに沿って搬送方向下流側に向けて搬送し、振分制御回路206を制御して振り分けゲート40Bを駆動し、券媒体を集札用搬送路21Cに誘導し、集札部41に集札した(ST41)後、メインモータ60の駆動を停止する(ST42)。
【0074】
一方、ステップST33において、CPU200は、改札処理の結果、利用者の通過を許可しないと判定を行った場合には(ST33、N)、ドア制御回路224を制御してドア90を駆動し、改札通路を閉鎖する(ST43)し、表示灯駆動制御回路221を制御して表示灯4を点灯させ(ST44)、音声制御回路222を制御してスピーカ7により音声案内を行い(ST45)、表示制御回路220を制御して表示部5に案内画面を表示する(ST46)。
【0075】
CPU200は、排出口3から券媒体を排出した際、検知回路210を介して検知器52からの出力信号に基づき、券媒体が抜き取られたことを検知し(ST47、Y)、且つ、検知回路223を介して通過検知器9からの出力信号に基づき、利用者が改札通路から装置外に出たことを検知したのに基づいて(ST48、Y)、表示灯4を点灯させていた場合には消灯し(ST20)、スピーカ7により音声案内を行っていた場合には案内を終了し(ST21)、表示部5により案内画面を表示していた場合には案内を終了し(ST22)、ドア90を閉鎖していた場合にはドア90を開放する(ST23)。また、CPU200は、シャッタ70を開放し、投入口2への券媒体の投入を可能とする(ST24)とともに、スキャナ6による読取処理を可能とする(ST25)。
【0076】
そして、CPU200は、ステップST25までの処理を終了した後、次客の利用を可能とするためにステップST1に復帰する。
【0077】
以上説明したように、改札情報に対応した二次元コードを読み取って改札処理を行う改札機であって、機体外に読取エリアを有するスキャナと、機体内に読取エリアを有するスキャナとを備えた改札機においては、従来のような高価な無線通信を可能とするリーダ・ライタや複数の磁気処理装置を搭載した異なる2つの方式で改札処理を可能とする装置構成と比較して、装置全体のコストを削減することが可能となる。
【0078】
また、機体外の読取エリアで二次元コードを読み取った場合、改札処理の結果に応じて、必要な情報を印刷した媒体を発券することにより、利用者の利便性やサービス性を向上することが可能となるとともに、検札等が可能となる。
【0079】
さらに、機体内の読取エリアで二次元コードを読み取った場合、機体内に投入された券媒体に対して、必要に応じて改札処理の結果に応じた必要な情報を券媒体に印刷することが可能となり、予約情報に変更があった場合には、変更後の予約情報に基づいた最新の情報を印刷することが可能となる。
【0080】
例えば、図7に示すように、利用者が所持している券媒体に予め乗車日時や乗車区間、乗車便名、座席番号などの他に、改札情報に対応した二次元コードが印刷されていたとする。このような券媒体を改札機に投入する前に、予約情報の変更を行った場合、この券媒体を改札機に投入した際、二次元コードに含まれる識別情報に基づき、対応する最新の予約情報を検索し、該当する予約情報に基づいて改札処理を行い、投入された券媒体に対して改札処理の結果に対応する所定情報ここでは最新の予約情報に基づき変更後の座席番号を印刷処理を施した後、券媒体を排出することが可能となる。
【0081】
またさらに、機体内の読取エリアで二次元コードを読み取る際には、投入された券媒体の搬送を読取エリアで停止または減速することで、スキャナによる読み取り精度を向上且つ安定化させることが可能となる。
【0082】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】図1は、この発明の一実施の形態に係る改札システムの構成を概略的に示す図である。
【図2】図2は、この発明の一実施の形態に係る改札機の外観を概略的に示す斜視図である。
【図3A】図3Aは、図2に示した改札機に適用可能な内部構造の一例を概略的に示す図である。
【図3B】図3Bは、図3Aに示した改札機におけるストッパの構造を概略的に示す図である。
【図4】図4は、図2に示した改札機の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。
【図5A】図5Aは、図2に示した改札機に適用可能な改札方法を説明するためのフローチャートである。
【図5B】図5Bは、図2に示した改札機に適用可能な改札方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】図6は、携帯端末機器に二次元コードを表示した状態の一例を示す図である。
【図7】図7は、予約情報の変更を行った場合の券媒体の改札処理結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0084】
2…投入口 3…排出口 4…表示灯 5…表示部 6…スキャナ 7…スピーカ 9…通過検知器 21…搬送機構 21A…主搬送路 22…整列部 23…表裏判別部 26…反転部 27…発券部 28…スキャナ 29…ストッパ 31…印刷部 60…メインモータ 63…カッター 64…スタッカ 70…シャッタ 90…ドア
200…CPU 204…スキャナ制御回路 205…スキャナ制御回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体外の所定の読取エリアにおいて、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る第1読取手段と、
投入口から機体内に向けて投入された券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた券媒体から改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る第2読取手段と、
前記第1読取手段または前記第2読取手段により読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行う改札手段と、
を備えたことを特徴とする改札機。
【請求項2】
機体外の所定の読取エリアにおいて、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行う改札手段と、
前記改札手段による改札処理結果に対応する所定情報を印刷した券媒体を発券する発券手段と、
を備えたことを特徴とする改札機。
【請求項3】
投入口から投入された券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた券媒体から改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行う改札手段と、
前記改札手段による改札処理結果に対応する所定情報を前記券媒体に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段により所定情報を印刷した前記券媒体を排出口から排出する排出手段と、
を備えたことを特徴とする改札機。
【請求項4】
さらに、前記読取手段により読取可能な所定の読取エリアにおいて、前記受取手段により受け取られた券媒体の搬送を停止または搬送速度を減速させる搬送制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の改札機。
【請求項5】
さらに、前記受取手段により受け取られた券媒体の表裏を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づき、二次元コードを有する面が前記読取手段と対向するように券媒体の表裏を反転する反転手段と、
を備えたことを特徴とする請求項3に記載の改札機。
【請求項6】
改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた二次元コードに含まれる識別情報に基づき、対応する最新の予約情報に基づいて改札処理を行う改札手段と、
前記改札手段による改札処理結果に対応する所定情報を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段により所定情報を印刷した券媒体を排出口から排出する排出手段と、
を備えたことを特徴とする改札機。
【請求項7】
機体外の所定の読取エリアにおいて、改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取り、
読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行い、
この改札処理結果に対応する所定情報を印刷した券媒体を発券する、
ことを特徴とする改札方法。
【請求項8】
投入口から投入された券媒体を受け取り、
受け取った券媒体から改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取り、
読み取られた二次元コードに基づいて改札処理を行い、
この改札処理結果に対応する所定情報を前記券媒体に印刷し、
所定情報を印刷した前記券媒体を排出口から排出する、
ことを特徴とする改札方法。
【請求項9】
改札処理に必要な改札情報に対応した二次元コードを光学的に読み取り、
前記読取手段により読み取られた二次元コードに含まれる識別情報に基づいて対応する最新の予約情報を検索し、
該当する予約情報に基づいて改札処理を行い、
この改札処理結果に対応する所定情報を印刷し、
所定情報を印刷した券媒体を排出口から排出する、
ことを特徴とする改札方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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