説明

改良されたモバイル通信端末及び方法

ディスプレイを有するモバイル通信端末の運動アプリケーションのユーザーインタフェースを供給するための方法が提示される。本方法は、運動に関連する測定に対するコンテナのユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取るステップ、運動に関連する測定とコンテナの各々を関連付けるための第2の入力を受け取るステップ、及び運動の開始が確定されたとき、ディスプレイ上にコンテナのユーザーレイアウトを表示するステップを有し、各コンテナは関連付けられた運動に関連する測定を示す。更に、モバイル端末内の運動アプリケーションに関連する方法、モバイル端末、システム、及びコンピュータプログラム製品もまた提示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的にはモバイル端末に関連し、特にはモバイル端末の運動(exercise)アプリケーションに関連する。
【背景技術】
【0002】
GSM、UMTS、D−AMPS及びCDMA2000のようなモバイル電気通信システムにおけるモバイル端末、又は携帯(セルラー)電話は、これまで長年使用されてきた。一昔前には、モバイル端末は、他のモバイル端末又は固定電話とのほぼ音声通信だけに対し使用されていた。より最近には、最新の端末の使用は、音声通信のみならず、www/wapブラウジング、ビデオ電話通信、電子メッセージ(例えば、SMS、MMS、email、インスタントメッセージ)、デジタル画像又はビデオ記録、FMラジオ、音楽再生、運動分析、電子ゲーム、カレンダー/スケジュール管理/時間プランナー、ワードプロセッサーなどの様々なその他のサービス及びアプリケーションも含めるよう拡大されてきた。更に、最新の端末は、ブルートゥースなどのローカルな接続能力を持ち、モバイル端末が多様な装置と通信することを可能にした。
【0003】
モバイル端末の1つの比較的新しい使用は、それを運動追跡記録(exercise tracking)装置として使用することである。そして、端末は運動中の時間及び距離を測定及び記録することができる。しかし、ユーザーは、当初目的とした運動を実際に遂行し、実行するための意欲を時として欠いてしまう。
【0004】
運動追跡記録に使用されるモバイル端末のユーザーインタフェース並びに機能性並びに内部及び外部の両相互運用性の改良を提供することが広く望まれる。
【発明の開示】
【0005】
上記を考慮し、本発明の目的は、先に論じた問題を解決する、又は少なくとも低減することである。
【0006】
概して、上記の目的は添付する独立特許請求項により達成される。
【0007】
第1の発明の観点の第1の表現は、ディスプレイを有するモバイル通信端末の運動アプリケーションのユーザーインタフェースを提供するための方法であり、該方法は、運動に関連する測定に対するコンテナ(container)のユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取るステップ、運動に関連する測定とコンテナの各々を関連付けるための第2の入力を受け取るステップ、運動開始が確定されたとき、ディスプレイ上にコンテナのユーザーレイアウトを表示するステップを有し、各コンテナは関連付けられた運動に関連する測定を示す。
【0008】
本方法は、スイッチ表示のユーザー入力が検出されたとき、第2のレイアウトを表示するステップを更に有する。
【0009】
第2のレイアウトはユーザーレイアウトとは異なることができる。
【0010】
運動に関連する測定の各々は、距離、時間、消費カロリー、スピード、歩数、歩行強度、マイル当たりの時間、キロメートル当たりの時間、距離グラフ、スピードグラフ、及び強度グラフを有するグループから選択された測定とできる。
【0011】
本方法は、ユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取る前に、ディスプレイ上に利用可能なユーザーレイアウトのレイアウト選択肢を提示するステップを更に有することができる。
【0012】
第1の発明の観点の第2の表現は、運動アプリケーションのユーザーインタフェースを備えるよう構成されたモバイル通信端末であって、モバイル通信端末は、運動に関連する測定に対するコンテナのユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取るための手段、運動に関連する測定とコンテナの各々を関連付けるための第2の入力を受け取るための手段、運動開始が確定されたとき、ディスプレイ上にコンテナのユーザーレイアウトを表示するための手段を有し、各コンテナは関連付けられた運動に関連する測定を示す。
【0013】
第1の発明の観点の第3の表現は、運動アプリケーションのユーザーインタフェースを備えるよう構成されたモバイル通信端末であって、モバイル通信端末は、ディスプレイ、キーパッド及び制御器を有し、制御器は運動に関連する測定に対するコンテナのユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取るよう構成され、制御器は運動に関連する測定とコンテナの各々を関連付けるための第2の入力を受け取るよう構成され、及び制御器は運動開始が確定されたとき、ディスプレイ上にコンテナのユーザーレイアウトを表示するよう構成され、各コンテナは関連付けられた運動に関連する測定を示す。
【0014】
第1の発明の観点の第4の表現は、モバイル通信端末内で実行されるとき、第1の発明の観点の第1の表現に従い本方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0015】
第2の発明の観点の第1の表現は、外部装置からモバイル通信端末への入力を受け取るための方法であって、外部装置はモバイル通信端末の運動アプリケーションに使用可能であり、本方法は、装置の存在を検出するステップ、装置とモバイル通信端末の間の通信チャネルを設定するステップ、データが装置内で利用可能となるとき、データを運動アプリケーションに利用できるようにするステップを有する。
【0016】
装置は、アクチュエーターを有する装置とすることができ、データは、アクチュエーターが作動する際に生成されるユーザー入力データを有する。
【0017】
装置は、オートバイ上に適合するよう構成することができ、本方法はラップ(lap)における時間を決定するため、運動アプリケーションがユーザー入力データを使用することを更に有する。
【0018】
装置は、動き感度センサーを有する装置とすることができ、データは、動き感度センサーが動きを検出する際に生成される動きデータを有する。
【0019】
装置は、自転車上に適合するよう構成することができ、本方法は、自転車により走行される走路の粗さを決定するため、運動アプリケーションが動きデータを使用することを更に有する。
【0020】
装置は、スケートボードに適合するよう構成することができ、本方法は、スケートボードの乗り手の技術レベルを決定するため、運動アプリケーションが動きデータを使用することを更に有する。
【0021】
装置は、グローバルポジショニングシステム受信機を有する装置とすることができ、データは、グローバルポジショニング受信機を使用して生成される位置データを有する。
【0022】
装置は、自転車上に適合するよう構成することができ、本方法は、スピード及び位置を有するグループから選択された測定を決定するため、運動アプリケーションが位置データを使用することを更に有する。
【0023】
第2の発明の観点の第2の表現は、外部装置から入力を受け取るよう構成されたモバイル通信端末であって、外部装置はモバイル通信端末の運動アプリケーションに使用可能であり、モバイル通信端末は、装置の存在を検出するための手段、装置とモバイル通信端末の間の通信チャネルを設定するための手段、データが装置内で利用可能となるとき、データを運動アプリケーションに利用できるようにするための手段を有する。
【0024】
第2の発明の観点の第3の表現は、外部装置から入力を受け取るよう構成されたモバイル通信端末であって、外部装置はモバイル通信端末の運動アプリケーションに使用可能であり、モバイル通信端末はディスプレイ、キーパッド及び制御器を有し、制御器は装置の存在を検出するよう構成され、制御器は装置とモバイル通信端末の間の通信チャネルを設定するよう構成され、制御器はデータが装置内で利用可能となるとき、データを運動アプリケーションに利用可能とするよう構成される。
【0025】
第2の発明の観点の第4の表現は、運動中に使用されるシステムであって、システムは外部のデータ供給装置を有し、装置は、データを保存するための手段、及びデータを受信装置に送信するための手段を有し、システムは、外部のデータ供給装置から入力を受け取るよう構成されたモバイル通信端末を更に有し、外部装置はモバイル通信端末の運動アプリケーションに使用可能であり、モバイル通信端末は、装置の存在を検出するための手段、装置とモバイル通信端末の間の通信チャネルを設定するための手段、データが装置内で利用可能となるとき、データを運動アプリケーションに利用できるようにするための手段を有する。
【0026】
第2の発明の観点の第5の表現は、モバイル通信端末内で実行されるとき、第2の発明の観点の第1の表現に従い本方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0027】
第3の発明の観点の第1の表現は、モバイル通信端末内の運動スケジュールに計画された運動項目を追加するための方法であって、本方法は、計画された運動項目における計画された開始時間に対するユーザー入力を受信するステップ、計画された運動項目の計画された運動タイプに対するユーザー入力を受信するステップ、計画された運動項目と関連付けられることになる音楽プレイリストを決定するステップ、及び計画された運動項目に関連付けられた運動の開始が確定されたとき、プレイリストを再生するステップを有する。
【0028】
音楽プレイリストを決定するステップは、運動タイプに基づきプレイリストを決定するステップを有することができる。
【0029】
音楽プレイリストを決定するステップは、計画された運動項目に関連付けられた計画された運動の少なくともサブセットである少なくとも1つの運動期間を決定し、少なくとも1つの運動期間の各々は関連付けられた運動期間の強度を持つステップ、少なくとも1つの運動期間の各々において、強度に合致する分当たりのビート(beat)の範囲を決定するステップ、少なくとも1つの運動期間の各々において、少なくとも1つの曲を提示し、曲はモバイル通信端末に利用可能であり、曲は分当たりのビートの範囲に合致する分当たりのビート測定量を有するステップ、及び少なくとも1つの運動期間の各々において、プレイリスト内に含まれていることになる少なくとも1つの曲の1つを選択するためのユーザー入力を受信するステップを有する。
【0030】
音楽プレイリストを決定するステップは、計画された運動項目に関連付けられた計画された運動の少なくともサブセットである少なくとも1つの運動期間を決定し、少なくとも1つの運動期間の各々は関連付けられた運動期間の強度を持つステップ、少なくとも1つの運動期間の各々において、強度に合致する分当たりのビートの範囲を決定するステップ、及び少なくとも1つの運動期間の各々において、モバイル通信端末に利用可能である1つの曲を決定し、曲は分当たりのビートの範囲に合致する分当たりのビート測定量を有し、曲はプレイリスト内に含まれていることになるステップを有する。
【0031】
第3の発明の観点の第2の表現は、モバイル通信端末内の運動スケジュールに計画された運動項目を追加することを可能にするモバイル通信端末であって、計画された運動項目における計画された開始時間に対するユーザー入力を受信するための手段、計画された運動項目の計画された運動タイプに対するユーザー入力を受信するための手段、計画された運動項目と関連付けられることになる音楽プレイリストを決定するための手段、及び計画された運動項目と関連付けられた運動の開始が確定されたとき、プレイリストを再生するための手段を有する。
【0032】
第3の発明の観点の第3の表現は、モバイル通信端末内の運動スケジュールに計画された運動項目を追加することを可能にするモバイル通信端末であって、ディスプレイ、キーパッド及び制御器を有し、制御器は計画された運動項目における計画された開始時間に対するユーザー入力を受信するよう構成され、制御器は計画された運動項目の計画された運動タイプに対するユーザー入力を受信するよう構成され、制御器は計画された運動項目と関連付けられることになる音楽プレイリストを決定するよう構成され、及び制御器は計画された運動項目と関連付けられた運動の開始が確定されたとき、プレイリストを再生するよう構成される。
【0033】
第3の発明の観点の第4の表現は、モバイル通信端末内で実行されるとき、第3の発明の観点の第1の表現に従い本方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0034】
本発明のその他の目的、特徴、及び利点は、以下の詳細な開示、添付の独立請求項、及び図面から明らかとなる。
【0035】
一般的に、請求項内で使用される全ての用語は、ここで明確に別の方法で定義されないなら、その技術分野内のそれらの通常の意味に従い解釈されるべきである。「element、device、component、means、stepなど」に対する全ての言及は、明確に別の方法で記載されないなら、element、device、component、means、stepなどの少なくとも1つの事例に言及するものとして公然と解釈されるべきである。ここで開示される任意の方法のステップは、明確に記載されないなら、開示された正確な順序で実行される必要はない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
本発明は、これより、添付の図面を参考により完全に記載され、本発明の特定の実施例が示される。しかし、この発明は、多くの様々な形式により具体化することができ、ここで説明される実施例に制限されるものとして理解すべきではない。むしろ、これらの実施例は実例の手段として提供され、このため、この開示は詳細及び完全なものとなり、本発明の範囲を当業者に完全に伝達することになる。全体を通して、同類の番号は同類の要素を参照する。
【0037】
図1は、本発明が適用されるセルラー通信システムの例を示す。図1の通信システムにおいて、セルラー音声電話、www/wapブラウジング、セルラービデオ通信、データ通信、ファクシミリ伝送、音楽伝送、静止画伝送、ビデオ伝送、電子メッセージ伝送及び電子取引きなどの様々な電気通信サービスが、本発明によるモバイル端末100と、その他モバイル端末106又は固定電話132などのその他の装置との間で実行される。モバイル端末100の異なる実施例において、及び異なる状況下で、上で参照した電気通信サービスの様々なものが利用可能である、又は利用可能でないことに注意する。本発明は、この観点で、サービスの任意の特定のセットに制限されない。
【0038】
モバイル端末100、106は、基地局104、109を介し、RFリンク102、108を通じて、モバイル通信ネットワーク110に接続される。モバイル通信ネットワーク110は、GSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000、FOMA及びTD−SCDMAなど、商業的に利用可能なモバイル通信標準に従うものとできる。
【0039】
モバイル通信ネットワーク110は、インターネット又はその一部とできる広域ネットワーク120に動作可能なように接続される。インターネットクライアントコンピュータ126のように、インターネットサーバー122は、データ記憶装置124を有し、広域ネットワーク120に接続される。サーバー122は、モバイル端末100にwww/wapコンテンツをサービスすることが可能なwww/wapサーバーをホスト(host)できる。
【0040】
公衆交換電話ネットワーク(PSTN:public switched telephone network)130は、良く知られた方法で、モバイル通信ネットワーク110に接続される。固定電話132を含む様々な電話端末がPSTN130に接続される。
【0041】
モバイル端末100は、ローカルリンク101を介し、1以上のローカル装置103と局所的に通信することもできる。ローカルリンクは、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、ユニバーサルシリアルバス(USB)リンク、無線ユニバーサルシリアルバス(WUSB)リンク、IEEE 802.11ワイヤレスローカルエリアネットワークリンク、RS−232シリアルリンクなど、制限された範囲を伴う任意のタイプのリンクとできる。ローカル装置103は、例えば、ローカルリンク101上でモバイル端末100に測定値を伝達することができる様々なセンサーとできる。
【0042】
モバイル端末100の実施例200は、図2aで詳細に示される。モバイル端末200は、スピーカー又はイヤホン202、マイクロホン205、ディスプレイ203及びキーセット204を有し、キーセットは共通ITU−Tタイプ(文字「0」−「9」、「*」及び「#」を表すアルファベット−数値キーパッド)のキーパッド204a及びソフトキー204b、204cなどの特定のその他キーおよびジョイスティック211又はその他タイプのナビゲーション入力装置を有することができる。
【0043】
図2bにより明確に示されるように、モードスイッチボタン212も備えられる。ボタンは、モバイル端末の動作モードを切り替えるために使用される。この実施例において、初期設定により、ボタンは上部位置にある。ユーザーがモードの切り替えを希望する時、ボタンは下部位置に動かされ、及び解除され、その後、ボタンはバネや同様の機械的手段により初期の上部位置に戻る。当業者が理解するように、モードスイッチボタンの機能は、プッシュボタン又はその他適当なタイプの入力装置と簡単に取り換えることができる。
【0044】
モバイル端末200の内部要素、ソフトウェア及びプロトコル構成は、図3を参照に記述される。モバイル端末は、モバイル端末の全体の動作に対する責任があり、市販のCPU(「中央処理ユニット」)、DSP(「デジタル信号プロセッサー」)、又はその他の電子的プログラム可能な論理デバイスにより好適に実装される制御器300を有する。制御器300は、RAMメモリ、ROMメモリ、EEPROMメモリ、フラッシュメモリ、又はそれらの任意の組み合わせなど関連する電子メモリ302を有する。メモリ302は、制御器300により、様々な目的のために使用され、その1つは、モバイル端末内に様々なソフトウェアに対するデータ及びプログラム指示を格納するためのものである。ソフトウェアは、リアルタイムのオペレーティングシステム320、マン−マシンインタフェース(MMI)334に対するドライバー、アプリケーションハンドラー332、及び様々なアプリケーションを含む。アプリケーションは、個人の運動アプリケーション350、メディアプレイヤーアプリケーション360、及び様々なその他アプリケーション370を含めることができ、その他アプリケーションは音声電話、ビデオ電話、SMS、MMS又はemailの送信及び受信、ウェブブラウジング、インスタントメッセージアプリケーション、電話帳アプリケーション、カレンダーアプリケーション、制御パネルアプリケーション、カメラアプリケーション、1つ以上のビデオゲーム、ノートパッドアプリケーションなどのためのアプリケーションである。
【0045】
MMI334は、MMIドライバーと共に、1以上のハードウェア制御器も有し、ディスプレイ336/203、キーパッド338/204、及びマイクロホン、スピーカー、バイブレーター、着信音生成器、LEDインジケータなど様々なその他I/Oデバイスと連携する。よく知られているように、ユーザーは、その様に形成されたマン−マシンインタフェースを通しモバイル端末を操作することができる。
【0046】
ソフトウェアは、様々なモジュール、プロトコルスタック、ドライバーなども有し、これらは330として共通に示され、RFインタフェース306及びオプションとしてローカル接続性のためのブルートゥースインタフェース308及び/又はIrDAインタフェース310に対する通信サービス(伝送、ネットワーク及び接続性など)を供給する。RFインタフェース306は、基地局とのワイヤレスリンク(例えば、図1におけるリンク102及び基地局104)を設立及び維持するための内部又は外部アンテナ及び適切な無線電気回路を有する。当業者においては良く知られたことではあるが、無線電気回路は、一連のアナログ及びデジタル電子要素を有すると共に、無線受信機及び送信機を形成する。これら要素は、とりわけ、バンドパスフィルター、増幅器、ミキサー、ローカル発振器、ローパスフィルター、AD/DAコンバータなどを有する。
【0047】
モバイル端末は、またSIMカード304及び関連する読み取り器も有する。一般に知られたことであるが、SIMカード304は、プロセッサー、ローカルワーク及びデータメモリを有する。
【0048】
図4は、本発明の実施例において動作モードをどのように切り替えることができるかを示す。図2aのモバイル端末200などのモバイル端末400は、図2aのディスプレイ203などのディスプレイ403、図2aのジョイスティック211などのジョイスティック411、及びユーザーが動作モードを切り替えることを可能とするための、図2aのモード切替えボタン212などのモード切替えボタン412を有する。
【0049】
動作モードは、モバイル端末400が特定の方法で動作するモードである。例えば、図4は、電話モード440、運動モード441、及びメディアプレイヤーモード442の3つの動作モードを示す。
【0050】
モバイル端末400が電話モード440にあるとき、ユーザーが通常のモバイル端末として動作することを期待するようモバイル端末は動作する。言い換えると、メニューシステム及び/又はショートカットは、ユーザーが、音声電話、www/wapブラウジング、ビデオ電話、電子メッセージ(例えば、SMS、MMS、email、インスタントメッセージ)、デジタル画像又はビデオ記録、電子ゲーム、カレンダー/管理/時間プランナー、ワードプロセッサーなどの希望する機能を実行するようモバイル端末に指示することを可能にする。
【0051】
モバイル端末400が運動モード441にあるとき、モバイル端末の主目的はユーザーに、ユーザーの身体運動に関連するアプリケーションを提供することである。このモードにおいて、モバイル端末はランニング、サイクリングなど、運動することをサポートできる。
【0052】
1つの実施例において、加速度計がモバイル端末400内に一体化される。その他の実施例において、外部加速度計が、例えば、図1のローカルリンク101などのローカルリンク上でモバイル端末400に接続される。モバイル端末がユーザーにより運ばれる間、加速度計は加速度、それ故にユーザーが運ぶ歩数を検出できる。加速度計がモバイル端末400に一体化又は接続されるとき、モバイル端末は1日の移動を自動的に測定する。ユーザーが、体重、身長など個人情報を事前に入力しているのなら、モバイル端末400は、データを加速度計から、進んだ距離及び消費カロリーなどその他の測定に変換することができる。任意には、正確な距離測定を可能とするため、GPS(Global Positioning System)受信機が、モバイル端末400内に一体化される、又は接続されるかの一方とできる。また、心拍を検出し、心拍数を計算するため、外部の心拍モニターをモバイル端末400に接続することができる。
【0053】
モバイル端末400がメディアプレイヤーモード442にあるとき、モバイル端末の主目的はユーザーにメディアを再生することである。例えば、メディアプレイヤーは音楽又はMP3(mpeg−1オーディオレイヤ3)ファイル、AAC(advanced audio coding)ファイル又はoggファイルなど音楽ファイルを再生することができる。任意には、メディアプレイヤーは、FM(周波数変調)ラジオを聞くため、又はMPEG−2、MPEG−4又はH.323などの標準に従いビデオファイルを再生するためにも使用できる。
【0054】
ユーザーがモードスイッチボタン412で動作モードを切り替えると、モードは連続的に切り替わる。図による実施例では、順に、電話モード440、運動モード441、及びメディアプレイヤーモード442からなる動作モードのリストがある。この結果、モバイル端末400が電話モード440にあり、ユーザーがモードスイッチボタン412を作動させた場合、電話は運動モード441に切り替わる。同様に、モバイル端末400が運動モード441にあり、ユーザーがモードスイッチボタン412を作動させた場合、電話はメディアプレイヤーモード442に切り替わる。最後に、モバイル端末400がメディアプレイヤーモード442にあり、ユーザーがモードスイッチボタン412を作動させた場合、電話は一巡し、電話モード440に切り替わる。
【0055】
どのモードが現在使用されているか、ユーザーが簡単に確定することを可能とするため、ユーザーインタフェースの要素は各モードに対し固有である。例えば、ジョイスティック411の中央に位置するライトが色を変化できる、ディスプレイ403のバックグランドが異なる色若しくは外観を持つ、色及びフォントを用いたユーザーインタフェースの全体テーマが変化できるなど、どのモードが現在アクティブであるかをユーザーが見ることを可能とするよう変わることができる、多数の特徴的なユーザーインタフェース要素がある。一つの実施例において、ディスプレイ403の上部のアイコンのセットの1つが、どのモードがアクティブかを示すために強調される。
【0056】
モードチェンジは、音楽効果も変えることができる。例えば、電話モード440において、ボタンを押す、メニューに入る、メニューを出るなどの行為に対し、音は分離又は無しとさえでき、一方、運動モード441において、運動中のユーザーに明らかなフィードバックを与えるため、これら行為に対し、明確及び音量の大きい音が再生される。メディアプレイヤーモード442は、実行された行為についてユーザーにフィードバックを与えるため、上記した行為において、全く異なる、より格好良く(cool)又は自然(ambient)の音の方法を有することができ、一方で、音楽を聴くことの状態を過度には妨げない。任意には、音の方法は、ヘッドホンがモバイル端末400に接続されているかどうかに応じて、更に変わることができる。音の変化は、全く異なる音にする必要はない。変化は、音に適用される効果とすることができる。例えば、電話モードにおけるボタン押しに対する音は、メディアプレイヤーモードにおいても、ユーザーに親密性を与えながら、より自然な効果を与えるため、音に強い残響効果を持たせて、再使用することができる。
【0057】
更に、実際のモードチェンジが生じたとき、一時的なユーザー表示を与えることができる。例えば、振動器がモードチェンジにおいて振動し、ここで振動は、全モードにおいて常に同一とする、又は各モードがそれに関連した特定の振動を持つ、のどちらか一方となる。更に、ダイアログがディスプレイ403に新たな動作モードの名前を示すことができる、又は新たなモードを発音する音効果若しくは音声合成器がユーザーに再生される。
【0058】
モードを切り替えることができるが、非アクティブなモードの特定の適切な処理は、そのまま実行することができることに注意する。例えば、モバイル端末がどのモードにあるかに関わらず、運動アプリケーションは、バックグラウンドにおいて、ユーザーの歩数を数えることができる。同様に、モバイル端末が運動モードにある間、メディアプレイヤーはユーザーにFMラジオ局を聞かせることができ、又は、電話アプリケーションは、電話着信が検出された場合、現在の処理を一時的に中断できる。
【0059】
図5a−dは、ユーザーが、どのように図2aのモバイル端末内の運動アプリケーションのレイアウトに作用できるかを示す説明図である。モバイル端末は、あらかじめ運動モードに設定されている。
【0060】
例えば、オプションメニューを通して、ユーザーが運動スクリーンの初期レイアウトを変えることを希望していると示したとき、図5aの表示520などの表示がディスプレイ上に表示される。ここで、ユーザーは、彼/彼女の好みに合致したレイアウトを選択する能力を有する。この例における表示520において、利用可能な4つのメニュー項目があり、各々は1つのレイアウトに対応する。メニュー項目550は、名前「ライバルレイアウト」を伴うレイアウトに相当し、対抗する時間、距離、kcal及び時間の初期測定値を持つ。メニュー項目551は、名前「ランニングレイアウト」を伴うレイアウトに相当し、時間、kcal及び距離の初期測定値を持つ。メニュー項目552は、名前「ウォーキングレイアウト」を伴うレイアウトに相当し、時間及び距離の初期測定値を持つ。この例の最後に、メニュー項目553は、名前「シンプルレイアウト」を伴うレイアウトに相当し、時間の初期測定値を持つ。代わりとして、レース対抗、ランニング、ウォーキングなど、ユーザーがどのトレーニングプログラムを選択したかに従い、レイアウトは自動的に選択される。
【0061】
レイアウトが選択されると、ユーザーは、表示されることになる測定に関連する運動を変更できる。例えば、ユーザーが図5aのランニングレイアウトを選択し、運動測定を変更することを指示したなら、図5bの表示521などの表示が示される。ここで、3つのメニュー項目があり、上部コンテナに対する1つのメニュー項目556、底部左のコンテナに対する1つのメニュー項目557、底部右のコンテナに対する1つのメニュー項目558である。メニュー項目の数は、当該レイアウトにおけるコンテナ又はフィールドの数に対応する。コンテナは、測定を示すために使用できるレイアウトの単なる空間である。各コンテナは、それに既に割り当てられた初期の測定を有するが、ユーザーは、各コンテナ内にどの測定を表示させるべきかを変える能力を有する。ユーザーが選択可能な測定の例は、距離、時間、消費カロリー、スピード、歩数、歩行強度、マイル当たりの時間(minutes)、キロメートル当たりの時間、距離グラフ、スピードグラフ、及び強度グラフである。
【0062】
ユーザーが運動を開始すると、図5cの表示522の様な表示が示される。図5bの表示521に対応し、上部コンテナ560は時間を示し、底部左コンテナ561は消費カロリーkcalを示し、及び底部右コンテナ562は運動の開始からの距離を示す。
【0063】
図5cの表示521が初期表示となるよう構成されているが、ユーザーは運動中に必要により、その他の表示に切り替えることもできる。例えば、ユーザーはスクリーン上を軽く叩くことができ、これはモバイル端末内の動きセンサーで検出され、携帯電話上の表示の切り替えを生じさせる。あるいは、ユーザーは、表示切替えのため、ボタンを押す、又は音声命令を発することができる。例えば、第2の表示は、図5dで示される表示523とできる。ここで、ユーザーは距離を表すテキスト及びグラフィックスの両方を見ることができる。グラフィックスは、現在の走路(track)のどこまで到達したかを示す。更なる表示は、同一のユーザー入力を再度発することにより、ユーザーによりディスプレイ上に示される。望ましくは、レイアウトの循環リストがある。
【0064】
初期レイアウトがモバイル端末により決定された後、モバイル端末は2以上のユーザー定義可能なレイアウト又は追加のレイアウトを持つよう構成することができる。例えば、追加のレイアウトは、どのトレーニングプログラムが使用されているか、又は、それは一日若しくは週のどの時間かに依存する。
【0065】
図6は、図2aのモバイル端末と外部装置670−673の間の通信を説明する説明図である。通信は、図1のローカルリンク101などのローカルリンク601上で行われる。
【0066】
モバイル端末と外部装置の間の通信を提供するため、以下のように接続プロセスが進む。最初に、モバイル端末が外部装置の存在を検出する。これは装置に対してポーリングするモバイル端末を通して生じることができ、又は装置自体が伝達を開始できる。続いて、外部装置とモバイル端末間で、通信チャネルが設定される。通信チャネルが設定されると、双方向通信が可能となる。
【0067】
例えば、外部装置が、リモート入力装置670、動きセンサー装置671、GPS受信機672、又はその他適切な外部装置673とできる。
【0068】
リモート入力装置は、例えば、その上に1以上のボタンを有する装置である。装置は、ユーザーにとって便利な場所に備え付けることができ、それにより、リモート装置への入力は、モバイル端末内の運動アプリケーションによる適切な行為に対し使用することができる。例えば、リモート入力装置は自転車のハンドル上の親指付近に取り付けることができ、これにより、ユーザーがゴールラインなどのトラックの特定位置を通過する度に、ユーザーがボタンを押すことが可能となる。リモート入力装置上のボタンへのそのような押圧の回数の収集を用いることにより、運動アプリケーションはラップタイムを計算することができ、彼又は彼女が自転車乗車を終えた後、ユーザーはラップタイムを分析できる。あるいは又は更に、音声合成器を用いて、ユーザーが装着できるヘッドセットでラップタイムが利用できるようになると、運動アプリケーションはラップタイムを読み出すことができる。
【0069】
加速度計などの動きセンサーがモバイル端末自体内に備えられていない場合、外部動きセンサー671がモバイル端末に接続できる。そして動きセンサー671は、動きセンサーが適合する、上記の全ての使用に対し使用される。あるいは又は更に、動きセンサーはマウンテンバイクなどの自転車上に取り付けることができる。そして運動アプリケーションにより収集された動きデータは、自転車が走る走路の粗さを決定するために使用される。粗さは時間上で測定され、ユーザーには走路の粗さの魅力のある概観を与えるグラフが提示される。そのようなグラフの縦軸は典型的には粗さを表し、横軸は典型的には時間又は距離を表す。
【0070】
外部動きセンサーのその他の使用は、スケートボード用である。動きセンサーがスケートボード上に取り付けられた場合、動きデータは、ユーザーの技術レベルを決定するため、運動アプリケーションにより使用される。典型的には、ユーザーが初心者の場合、動きは不安定でよろめく。中級のユーザーにおいては、動きはより滑らかであり、上級ユーザーにおいては、統制のとれた方法であるが、動きはより活動的であり、ユーザーが様々な仕掛けを実行することが示される。
【0071】
GPS受信機672がモバイル端末に接続される場合、位置に関するデータが運動アプリケーション及び運動端末のその他アプリケーションに送られる。GPSは、正確なスピード及び時間測定を提供することもできる。これは、自転車乗り、又はモバイル端末及びGPS受信機が耐水であると仮定し、船漕ぎのような運動に対し特に有効である。そして、これらのスポーツにおいて、動きセンサーを使用するなどのその他方法では困難なスピード及び距離に関するデータを運動アプリケーションは受信できる。また、ランニング時、動きセンサーはスピード及び距離の適正な表示を与えることができるが、GPS受信機は更により正確な測定を与える。
【0072】
適切と見なされる任意のその他外部装置673もまた、ローカルリンク601上で接続できる。
【0073】
図7は、図2aのモバイル端末において、分当たりのビートと運動強度の間の関係を説明する説明図である。
【0074】
運動アプリケーションにおいて、ユーザーが彼/彼女の運動スケジュールを計画することを可能にするカレンダーへのアクセスが供給される。これは、10ポンド減量する、又は週3時間運動するなど、ユーザーが、より一般的な目標に達することを補助する。ユーザーは、その結果、カレンダーに運動項目を追加し、予定の開始時間など必須のパラメータを入力することができる。ユーザーは、どの運動タイプが項目と関連すべきかを示すこともできる。運動タイプは、時間上の運動強度に影響し、例えば、インターバルトレーニング運動、最大強度、気軽、又は通常プログラムとすることができる。図7において、通常プログラムを説明する例を示す。縦軸において強度778が示され、横軸において時間779が示される。
【0075】
第1の時間期間780、又は運動期間において、強度は比較的低い。それ故に、この期間における関連する分当たりのビート(bpm)も比較的低く、この場合、100−120bpmである。以下で記述するように、関連する曲は、bpm測定値100−120bpmを持つことになる。これは、運動の準備運動期間となる。
【0076】
第2の期間781において、強度は第1の期間780より高い。それ故に、この期間における関連する分当たりのビート(bpm)も高くなり、この場合、120−130bpmである。下で記述するように、関連する曲は、bpm測定値120−130bpmを持つことになる。これは、運動の立ち上がり期間であり、強度は増加する。
【0077】
第3のより長い期間782において、強度は第2期間781より更に高くなる。それ故に、この期間における関連する分当たりのビート(bpm)も更に高く、この場合、130−150bpmである。下で記述するように、関連する曲は、bpm測定値130−150bpmを持つことになる。これは、この例における運動の大部分の時間であり、ユーザーは比較的高速度でランニングなどを行う。
【0078】
第4の期間783において、第1の期間780のように、再び強度は比較的低くなる。それ故に、この期間における関連する分当たりのビート(bpm)も比較的低く、この場合、100−120bpmである。以下で記述するように、関連する曲は、bpm測定値100−120bpmを持つことになる。これは、運動のクールダウン期間であり、運動が終わる前に強度が減少する。
【0079】
その他の運動タイプは、各々の強度を持つ時間期間のその他の設定を有することになる。これらその他の運動タイプは、ここで説明されていないが、任意のタイプの運動タイプが分当たりのビートに関連することができ、このため、任意のタイプの運動タイプが本発明の範囲内となる。
【0080】
図8は、図2aのモバイル端末で利用可能な曲に関連したデータを含む表を説明する説明図である。
【0081】
表は、表内の各表項目に識別を与える見出しID885、曲名886、bpm887、及びアーチスト、アルバム、ジャンル、編曲者、録音年、トラック番号、星評価などのその他見出し888を有する。
【0082】
この例となる表は、5つの表項目889−893を有する。これら表項目は、図7の運動タイプ及び各期間におけるbpm範囲と併せて考えることができる。第1の期間780及び第4の期間783は、表項目890、891及び893に合致したbpm範囲を有する。第2の期間781は、表項目892に合致したbpm範囲を有し、第3の期間782は、表項目889に合致したbpm範囲を有する。
【0083】
選択されたカレンダー項目に対する運動タイプ間の関連を用いて、運動タイプに合致する曲を含むプレイリストを生成することができる。特定の期間に対し選択するための幾つかの曲があるとき、ユーザーは手動で曲を選択することができ、又はモバイル端末はどの曲若しくは複数曲が再生されるべきかを選択することができる。モバイル端末は、最も再生される曲が最初に選択される、曲がランダムに選択されるなど、任意の適切な選択基準を用いて曲を選択することができる。1つの時間期間に一致するよう決定された曲又は複数曲がその期間の間隔より長い連結された間隔を有する場合、曲又は複数曲は、指定の時間期間と合致させるため、プレイリスト内で切り詰められる。あるいは、間隔とその期間における曲又は複数曲が適合するように期間が調整される。
【0084】
運動カレンダー内のカレンダー項目における運動タイプと合致するプレイリストは、このように生成される。
【0085】
本発明は、大部分は、幾つかの実施例を参照して、上で記述してきた。しかし、当業者には容易に理解されるように、上で開示したもの以外の実施例が、添付の特許請求項で定義されるように、本発明の範囲内で同様に可能である。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明が適用される環境の例として、セルラー通信システムの説明図である。
【図2a】本発明の実施例によるモバイル端末を説明する正面図である。
【図2b】図2aのモバイル端末を説明する側面図である。
【図3】図2a及び図2bに示されるモバイル端末の内部要素、ソフトウェア及びプロトコル構造を表すブロックダイヤグラムである。
【図4】本発明の実施例において、どのように動作モードが切り替わるかを示す説明図である。
【図5a】図2aのモバイル端末内の運動アプリケーションのレイアウトにユーザーがどのように作用できるかを示す説明図である。
【図5b】図2aのモバイル端末内の運動アプリケーションのレイアウトにユーザーがどのように作用できるかを示す説明図である。
【図5c】図2aのモバイル端末内の運動アプリケーションのレイアウトにユーザーがどのように作用できるかを示す説明図である。
【図5d】図2aのモバイル端末内の運動アプリケーションのレイアウトにユーザーがどのように作用できるかを示す説明図である。
【図6】図2aのモバイル端末と外部装置の間の通信を示す説明図である。
【図7】図2aのモバイル端末内の分当たりのビートと運動強度の間の関係を示す説明図である。
【図8】図2aのモバイル端末に利用可能な曲に関連するデータを有する表を示す説明図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイを有するモバイル通信端末の運動アプリケーションのユーザーインタフェースを提供するための方法であって、該方法は、
運動に関連する測定に対するコンテナのユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取るステップ、
運動に関連する測定と前記コンテナの各々を関連付けるための第2の入力を受け取るステップ、及び、
運動の開始が確定されたとき、前記ディスプレイ上に前記コンテナの前記ユーザーレイアウトを表示するステップであって、各コンテナは関連付けられた運動に関連する測定を示すステップ、
を有する方法。
【請求項2】
スイッチ表示のユーザー入力が検出されたとき、第2のレイアウトを表示するステップ、を更に有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のレイアウトは前記ユーザーレイアウトと異なる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記運動に関連する測定の各々は、距離、時間、消費カロリー、スピード、歩数、歩行強度、マイル当たりの時間、キロメートル当たりの時間、距離グラフ、スピードグラフ、及び強度グラフを有するグループから選択された測定である、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
ユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取る前に、
前記ディスプレイ上に利用可能なユーザーレイアウトのレイアウト選択肢を提示するステップ、
を更に有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
運動アプリケーションのユーザーインタフェースを備えるよう構成されたモバイル通信端末であって、該モバイル通信端末は、
運動に関連する測定に対するコンテナのユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取るための手段、
運動に関連する測定と前記コンテナの各々を関連付けるための第2の入力を受け取るための手段、及び、
運動の開始が確定されたとき、ディスプレイ上に前記コンテナの前記ユーザーレイアウトを表示するための手段であって、各コンテナは関連付けられた運動に関連する測定を示す手段、
を有するモバイル通信端末。
【請求項7】
運動アプリケーションのユーザーインタフェースを備えるよう構成されたモバイル通信端末であって、該モバイル通信端末は、ディスプレイ、キーパッド及び制御器を有し、
前記制御器は、運動に関連する測定に対するコンテナのユーザーレイアウトを定義する第1の入力を受け取るよう構成され、
前記制御器は、運動に関連する測定と前記コンテナの各々を関連付けるための第2の入力を受け取るよう構成され、及び、
前記制御器は、運動の開始が確定されたとき、前記ディスプレイ上に前記コンテナの前記ユーザーレイアウトを表示するよう構成され、各コンテナは関連付けられた運動に関連する測定を示す、モバイル通信端末。
【請求項8】
モバイル通信端末内で実行されるとき、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】
外部装置からモバイル通信端末への入力を受け取るための方法であって、該外部装置は該モバイル通信端末の運動アプリケーションに使用可能であり、該方法は、
前記装置の存在を検出するステップ、
前記装置と前記モバイル通信端末の間の通信チャネルを設定するステップ、及び
データが前記装置内で利用可能となるとき、該データを前記運動アプリケーションに利用できるようにするステップ、
を有する方法。
【請求項10】
前記装置はアクチュエータを有する装置であり、前記データは該アクチュエータが作動する際に生成されたユーザー入力データを有する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記装置はオートバイ上に適合するよう構成され、前記方法は、
ラップにおける時間を決定するため、前記運動アプリケーションが前記ユーザー入力データを使用するステップ、
を更に有する、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記装置は動き感度センサーを有する装置であり、前記データは、該動き感度センサーが動きを検出する際に生成された動きデータを有する、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項13】
前記装置は自転車上に適合するよう構成され、前記方法は、
前記自転車により走行される走路の粗さを決定するため、前記運動アプリケーションが前記動きデータを使用するステップ、
を更に有する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記装置はスケートボード上に適合するよう構成され、前記方法は、
前記スケートボードの乗り手の技術レベルを決定するため、前記運動アプリケーションが前記動きデータを使用するステップ、
を更に有する、請求項12又は13に記載の方法。
【請求項15】
前記装置はグローバルポジショニングシステム受信機を有する装置であり、前記データは、該グローバルポジショニング受信機を使用して生成された位置データを有する、請求項9から14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記装置は自転車上に適合するよう構成され、前記方法は、
スピード及び位置を有するグループから選択された測定を決定するため、前記運動アプリケーションが前記位置データを使用するステップ、
を更に有する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
外部装置から入力を受け取るよう構成されたモバイル通信端末であって、該外部装置は該モバイル通信端末の運動アプリケーションに使用可能であり、該モバイル通信端末は、
前記装置の存在を検出するための手段、
前記装置と前記モバイル通信端末の間の通信チャネルを設定するための手段、及び
データが前記装置内で利用可能となるとき、該データを前記運動アプリケーションに利用できるようにするための手段、
を有するモバイル通信端末。
【請求項18】
外部装置から入力を受け取るよう構成されたモバイル通信端末であって、該外部装置は該モバイル通信端末の運動アプリケーションに使用可能であり、該モバイル通信端末はディスプレイ、キーパッド及び制御器を有し、
前記制御器は、前記装置の存在を検出するよう構成され、
前記制御器は、前記装置と前記モバイル通信端末の間の通信チャネルを設定するよう構成され、及び
前記制御器は、データが前記装置内で利用可能となるとき、該データを前記運動アプリケーションに利用可能とするよう構成される、
モバイル通信端末。
【請求項19】
運動中に使用されるシステムであって、該システムは、
データを保存するための手段、及び
該データを受信装置に送信するための手段
を有する外部のデータ供給装置を有し、
前記システムは、
前記外部のデータ供給装置から入力を受け取るよう構成されたモバイル通信端末を更に有し、該外部装置は該モバイル通信端末の運動アプリケーションに使用可能であり、該モバイル通信端末は、
前記装置の存在を検出するための手段、
前記装置と前記モバイル通信端末の間の通信チャネルを設定するための手段、及び
データが前記装置内で利用可能となるとき、該データを前記運動アプリケーションに利用できるようにするための手段、
を有する、システム。
【請求項20】
モバイル通信端末内で実行されるとき、請求項9から16のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項21】
モバイル通信端末内の運動スケジュールに計画された運動項目を追加するための方法であって、該方法は、
前記計画された運動項目における計画された開始時間に対するユーザー入力を受信するステップ、
前記計画された運動項目の計画された運動タイプに対するユーザー入力を受信するステップ、
前記計画された運動項目と関連付けられることになる音楽プレイリストを決定するステップ、及び
前記計画された運動項目と関連付けられた運動の開始が確定されたとき、前記プレイリストを再生するステップ、
を有する方法。
【請求項22】
音楽プレイリストを前記決定するステップは、前記運動タイプに基づきプレイリストを決定するステップを有する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
音楽プレイリストを前記決定するステップは、
前記計画された運動項目に関連付けられた計画された運動の少なくともサブセットである少なくとも1つの運動期間を決定するステップであって、前記少なくとも1つの運動期間の各々は関連付けられた運動期間の強度を持つステップ、
前記少なくとも1つの運動期間の各々において、前記強度に合致する分当たりのビートの範囲を決定するステップ、
前記少なくとも1つの運動期間の各々において、少なくとも1つの曲を提示するステップであって、該曲は前記モバイル通信端末に利用可能であり、該曲は前記分当たりのビートの範囲に合致する分当たりのビートの測定量を有するステップ、及び、
前記少なくとも1つの運動期間の各々において、前記プレイリスト内に含まれていることになる前記少なくとも1つの曲の1つを選択するためのユーザー入力を受信するステップ、
を有する、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
音楽プレイリストを前記決定するステップは、
前記計画された運動項目に関連付けられた計画された運動の少なくともサブセットである少なくとも1つの運動期間を決定するステップであって、前記少なくとも1つの運動期間の各々は関連付けられた運動期間の強度を持つステップ、
前記少なくとも1つの運動期間の各々において、前記強度に合致する分当たりのビートの範囲を決定するステップ、及び、
前記少なくとも1つの運動期間の各々において、前記モバイル通信端末に利用可能である1つの曲を決定するステップであって、該曲は前記分当たりのビートの範囲に合致する分当たりのビートの測定量を有し、該曲は前記プレイリスト内に含まれていることになるステップ、
を有する、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
モバイル通信端末内の運動スケジュールに計画された運動項目を追加することを可能にするモバイル通信端末であって、該モバイル通信端末は、
前記計画された運動項目における計画された開始時間に対するユーザー入力を受信するための手段、
前記計画された運動項目の計画された運動タイプに対するユーザー入力を受信するための手段、
前記計画された運動項目と関連付けられることになる音楽プレイリストを決定するための手段、及び
前記計画された運動項目と関連付けられた運動の開始が確定されたとき、前記プレイリストを再生するための手段、
を有するモバイル通信端末。
【請求項26】
モバイル通信端末内の運動スケジュールに計画された運動項目を追加することを可能にするモバイル通信端末あって、該モバイル通信端末はディスプレイ、キーパッド及び制御器を有し、
前記制御器は、前記計画された運動項目における計画された開始時間に対するユーザー入力を受信するよう構成され、
前記制御器は、前記計画された運動項目の計画された運動タイプに対するユーザー入力を受信するよう構成され、
前記制御器は、前記計画された運動項目と関連付けられることになる音楽プレイリストを決定するよう構成され、及び
前記制御器は、前記計画された運動項目と関連付けられた運動の開始が確定されたとき、前記プレイリストを再生するよう構成される、
モバイル通信端末。
【請求項27】
モバイル通信端末内で実行されるとき、請求項21から24のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図5d】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−536486(P2009−536486A)
【公表日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−508519(P2009−508519)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【国際出願番号】PCT/IB2007/000893
【国際公開番号】WO2007/129155
【国際公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
2.EEPROM
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】