説明

改装サッシ

【課題】スッキリした内観で、コスト安であると共に、既設枠の見込み寸法が異なっても同一見込み寸法の上・縦塞ぎ部材を用いることができる改装サッシとする。
【解決手段】既設枠3内に新設枠10を、既設上枠4の室内側部4aと新設上枠20の室内側部20aとの間及び、既設縦枠6の室内側部6aと新設縦枠40の室内側部40aとの間に、設定した大きさの隙間を形成して取付け、前記室内側部4a,20a間に上塞ぎ部材50を取付けて隙間を塞ぐと共に、前記室内側部6a,40a間に縦塞ぎ部材70を取付けて隙間を塞ぎ、前記上塞ぎ部材50、縦塞ぎ部材70を既設上枠4、既設縦枠6の室内側取付片4b,6bより室外側寄りとして各室内側取付片4b、6bを露出させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物躯体の開口部に取付けてある既設サッシを新設サッシに改装した改装サッシに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、改装サッシとしては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
この改装サッシは、既設サッシの既設枠を建物躯体の開口部に残存させ、その既設枠内に新設サッシの新設枠を取付け、この新設枠の新設上枠、新設下枠、新設縦枠の室内側部と既設枠の既設上枠、既設下枠、既設縦枠の室内側部とに亘って上・下・縦塞ぎ部材(額縁)を取付け、前記各新設枠の室内側部と各既設枠の室内側部との間の隙間を各塞ぎ部材で塞いで見栄えを良くし、前記新設枠に障子を装着して改装サッシとしている。
【特許文献1】特開2007−138560号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述した従来の改装サッシの既設上枠、既設下枠、既設縦枠は、それぞれ室内側取付片を有し、その各室内側取付片を建物躯体の開口部の内面にビスで固着して取付けている。
そして、前記上・縦塞ぎ部材は前述の既設上枠、既設縦枠の室内側取付片よりも室内側寄りに位置し、各室内側取付片を覆っているので、室内から見たときに上・縦塞ぎ部材が著しく目立ち、圧迫感のある内観である。
しかも、前記上・縦塞ぎ部材の見込み寸法(室内外側方向の寸法)は、前述の室内側取付片の見込み寸法と、既設上枠、既設縦枠の室内側部と新設上枠、新設縦枠の室内側部との間の隙間の和となるので、その上・縦塞ぎ部材の見込み寸法が大きく、材料が増えコスト高である。
【0004】
また、前述した従来の改装サッシであると、既設枠(既設上枠、既設下枠、既設縦枠)の見込み寸法が異なると、その既設枠の室内側部と新設枠(新設上枠、新設下枠、新設縦枠)の室内側部との間の隙間の大きさが異なるので上・下・縦塞ぎ部材の見込み寸法が異なる。
このために、見込み寸法の異なる既設枠を用いて改装サッシとするには、見込み寸法の異なる複数の上・下・縦塞ぎ部材を準備しなければならない。
【0005】
本発明の目的は、室内から見た時に上・縦塞ぎ部材が目立つことがなく、スッキリした内観であると共に、コスト安であり、しかも既設枠の見込み寸法が異なっても同一見込み寸法の上塞ぎ部材、縦塞ぎ部材を用いることができるようにした改装サッシとすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、建物躯体の開口部に残存した既設枠内に、新設上枠と新設下枠と左右の新設縦枠を枠組みした新設枠を取付け、この新設枠に障子を装着した改装サッシであって、
前記既設枠は、室内側部よりも室内側に突出した室内側取付片を有した既設上枠、既設下枠、既設縦枠を備え、
前記新設上枠は、その室内側部と既設上枠の室内側部との間に設定の大きさの隙間を有し、室外側部が既設上枠の室外側部よりも室外側に突出し、
前記新設上枠の室内側部と既設上枠の室内側部とに亘って上塞ぎ部材を、前記隙間を塞ぐと共に、前記室内側取付片が露出するように取付け、
前記新設縦枠は、その室内側部と既設縦枠の室内側部との間に設定の大きさの隙間を有し、室外側部が既設縦枠の室外側部よりも室外側に突出し、
前記新設縦枠の室内側部と既設縦枠の室内側部とに亘って縦塞ぎ部材を、前記隙間を塞ぐと共に、前記室内側取付片が露出するように取付けたことを特徴とする改装サッシである。
【0007】
本発明においては、前記既設上枠の室内側部と上塞ぎ部材との間を上横水密材で水密し、
前記既設縦枠の室内側部と縦塞ぎ部材との間を縦水密材で水密することができる。
このようにすれば、既設上枠と新設上枠との間に浸入した雨水等が上塞ぎ部材と既設上枠の室内側部との間から室内側に浸入することがない。
また、既設縦枠と新設縦枠との間に浸入した雨水等が縦塞ぎ部材と既設縦枠の室内側部との間から室内側に浸入することがない。
【0008】
本発明においては、前記既設上枠は、その室内側部が室内側縦板で、この室内側縦板に室内側取付片を有し、
前記上塞ぎ部材は、取付部と立上り部を有し、その取付部を新設上枠の被取付部に取付けることで、立上り部が前記隙間に挿入して、その立上り部に装着した上横水密材が前記室内側縦板の室外側面に接し、
前記既設縦枠は、その室内側部が室内側内向板で、この室内側内向板に室内側取付片を有し、
前記縦塞ぎ部材は、取付部と外側に向かう横向き部を有し、その取付部を新設縦枠の被取付部に取付けることで、横向き部が前記隙間に挿入して、その横向き部に装着した縦水密材が前記室内側内向板の室外側面に接するようにできる。
このようにすれば、上塞ぎ部材の立上り部の上横水密材を装着した部分が既設上枠の室内側縦板で覆われて室内から見えないと共に、その立上り部は室内側縦板よりも室外側に位置するから、上塞ぎ部材が目立つことがない。
また、縦塞ぎ部材の横向き部の縦水密材を装着した部分が既設縦枠の室内側縦板で覆われて室内から見えないと共に、その横向き部は室内側縦板よりも室外側に位置するから、縦塞ぎ部材が目立つことがない。
したがって、より一層スッキリとした内観となる。
【0009】
本発明においては、前記既設上枠は、その室内側部が室内側縦板で、この室内側縦板に室内側取付片を有し、
前記上塞ぎ部材は、取付部と下向き部で鉤形状とし、
前記取付部を新設上枠に取付けることで、前記下向き部が前記室内側縦板と見込み方向に略同一位置で、かつ下向き部が障子と対向するようにし、
前記取付部と室内側縦板との間を上横水密材で水密し、
前記既設縦枠は、その室内側部が室内側内向板で、この室内側内向板に室内側取付片を有し、
前記縦塞ぎ材は、取付部と内向き部で鉤形状とし、
前記取付部を新設縦枠に取付けることで、前記内向き部が前記室内側縦板と見込み方向に略同一位置で、かつ内向き部が障子と対向するようにし、
前記縦塞ぎ部材の取付部と前記室内側内向板との間を縦水密材で水密できる。
このようにすれば、上塞ぎ部材が新設上枠の一部分のように見えるし、縦塞ぎ部材が新設縦枠の一部分のように見えるので、著しくスッキリとした内観である。
【0010】
本発明においては、前記上横水密材を上塞ぎ部材の取付部に装着し、
前記縦水密材を縦塞ぎ部材の取付部に装着することができる。
このようにすれば、上塞ぎ部材、縦塞ぎ部材を取付けることで上・縦塞ぎ部材と室内側縦板、室内側内向板との間を水密することができる。
【0011】
本発明においては、前記上塞ぎ部材の取付部と既設上枠の室内側縦板の内端面との間に隙間を形成し、この隙間に前記上横水密材を押し込んで取付け、
前記縦塞ぎ部材の取付部と既設縦枠の室内側内向板の内端面との間に隙間を形成し、この隙間に前記縦水密材を押し込んで取付けできる。
このようにすれば、上横水密材、縦水密材を簡単に交換することができる。
【0012】
本発明においては、前記新設上枠の外面に、上横シール材を装着する凹条溝を形成すると共に、前記外面における前記凹条溝よりも室外側に上横シール材を装着した上横アタッチメントを着脱自在に取付け、
前記上横シール材を既設上枠の室外側部に接して水密し、
前記新設縦枠の外面に、縦シール材を装着する凹条溝を形成すると共に、前記新設縦枠の外面における前記凹条溝よりも室外側に縦シール材を装着した縦アタッチメントを着脱自在に取付け、
前記縦シール材を既設縦枠の室外側部に接して水密するようにできる。
このようにすれば、見込み寸法の小さな既設枠の場合には各アタッチメントを取り外して凹条溝に上横シール材、縦シール材を装着し、各シール材を既設上枠、既設縦枠の室外側部に接して水密できるし、見込み寸法の大きな既設枠の場合には各アタッチメントを取付けて上横シール材、縦シール材を既設上枠、既設縦枠の室外側部に接して水密できる。
したがって、見込み寸法の小さな既設枠と、見込み寸法の大きな既設枠とに対応することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、室内から見たときに上塞ぎ部材、縦塞ぎ部材が目立つことがなく、スッキリとした内観である。
また、上塞ぎ部材、縦塞ぎ部材の見込み寸法は小さく、材料が少ないからコスト安である。
また、既設上枠の室内側部と新設上枠の室内側部との間の隙間の大きさ、既設縦枠の室内側部と新設縦枠の室内側部との間の隙間の大きさは、設定した大きさとしてあるので、既設枠の見込み寸法が異なっても同一見込み寸法の上塞ぎ部材、縦塞ぎ部材を用いることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1と図2に示すように、建物躯体1の開口部2には、既設サッシの既設枠3が取付けてある。つまり、既設サッシを、その既設枠3のみを残存して他の部分を取り外してある。
前記既設枠3は、既設上枠4と既設下枠5と左右の既設縦枠6を備えている。
前記既設上枠4、既設下枠5、左右の既設縦枠6(つまり既設枠3)は、室内側部4a,5a,6aよりも室内側に向けて突出した室内側取付片4b,5b,6bを有し、その各室内側取付片4b,5b,6bが開口部2の上内面2a、下内面2b、縦内面2c(つまり、開口部2の内面)に、図示しないビスなどの固着具で固着して取付けてある。
【0015】
前記既設枠3内には、新設サッシの新設枠10が取付けてある。
この新設枠10は、新設上枠20と新設下枠30と左右の新設縦枠40を枠組みしてある。
前記新設枠10は既設枠3内に、その既設枠3の室内側部を基準として取付けられ、その新設枠10の室内側部と既設枠3の室内側部との間に設定した大きさの隙間Sがあると共に、新設枠10の室外側部が既設枠3の室外側部よりも室外側に突出して取付けてある。
【0016】
例えば、前記新設上枠20、新設下枠30、新設縦枠40の室内側部20a,30a,40a(つまり、新設枠10の室内側部)は、前記既設上枠4、既設下枠5、既設縦枠6の室内側部4a,5a,6a(つまり、既設枠3の室内側部)よりも室外側に、設定距離だけ離隔して位置し、両者の室内側部の間に設定した大きさの隙間Sがある。
前記新設上枠20、新設下枠30、新設縦枠40の室外側部20b,30b,40b(つまり、新設枠10の室外側部)は、前記既設上枠4、既設下枠5、既設縦枠6の室外側部4c,5c,6c(つまり、既設枠3の室外側部)よりも室外側に突出している。
【0017】
前記新設上枠20の室内側部20aと既設上枠4の室内側部4aとに亘って上塞ぎ部材50を取付けて前記隙間Sを塞いでいる。
この上塞ぎ部材50は、既設上枠4の室内側部4aより室内側に張り出しせずに、既設上枠4の室内側取付片4bが露出している。
前記新設下枠30の室内側部30aと既設下枠5の室内側部5aとに亘って下塞ぎ部材60を取付けて前記隙間Sを塞いでいる。
前記新設縦枠40の室内側部40aと既設縦枠6の室内側部6aとに亘って縦塞ぎ部材70を取付けて前記隙間Sを塞いでいる。
この縦塞ぎ部材70は、既設縦枠6の室内側部6aよりも室内側に張り出しせずに、既設縦枠6の室内側取付片6bが露出している。
【0018】
つまり、新設枠10の室内側部と既設枠3の室内側部とに亘って上・下・縦塞ぎ部材50,60,70を、前記隙間Sを塞いでいると共に、既設上枠4の室内側取付片4b、既設縦枠6の室内側取付片6bが露出するように取付けてある。
【0019】
前記新設枠10内に障子11を装着して改装サッシとしてある。
【0020】
このようであるから、改装サッシを室内から見たときに上塞ぎ部材50、縦塞ぎ部材70が目立つことがなく、スッキリとした内観である。
しかも、前記上・縦塞ぎ部材50,70は隙間Sを閉じることができる見込み寸法であれば良く、その見込み寸法は小さく、材料が少ないからコスト安である。
【0021】
また、新設枠10の室内側部と既設枠3の室内側部との間に設定した大きさの隙間Sがあると共に、新設枠10の室外側部が既設枠3の室外側部よりも室外側に突出しているから、見込み寸法が異なる既設枠3に同一見込み寸法の新設枠10を取付けた場合に、前述の隙間Sは同一である。
したがって、既設枠3の見込み寸法が異なっても同一見込み寸法の上・下・縦塞ぎ部材50,60,70を用いることができる。
【0022】
要するに、既設サッシの既設枠の見込み寸法は、製造メーカによって異なる場合や、既設サッシの種類で異なる場合があり、その見込み寸法の差は数10mm程度である。
したがって、新設枠の見込み寸法を前述の見込み寸法の差の最大値を許容する寸法とし、異なる既設枠に新設枠を取付けた場合に、新設枠の室外側部が既設枠の室外側部よりも室外側に突出するようにすることで、前述のように見込み寸法が異なる既設枠に同一見込み寸法の新設枠を取付けできる。
【0023】
また、既設上枠4の室内側取付片4b、既設縦枠6の室内側取付片6bが露出しているので、その室内側取付片4b、6bを覆うように樹脂カバーを取付けて室内側取付片4b,6bに結露が生じないようにできる。
【0024】
次に、各部材の詳細を説明する。
前記既設上枠4は、図3に示すように、見込み方向に向かう横板4dと室内側縦板4eと中間縦板4fと室外側縦板4gを有し、その室内側縦板4eに前記室内側取付片4bが設けてある。
前記室内側縦板4eが前述の室内側部4aで、室外側縦板4gが前述の室外側部4cである。
前記新設上枠20は、図3に示すように、見込み方向に向かう横長の本体21と、この本体21に設けた上レール22と、前記本体21の室内側端に設けた下向片23と、室内側寄り部分に設けた突片24を有した垂下板25と、室外側端に設けた室外側垂下板26などを有し、その本体21の室内側寄り部分と、下向片23、突片24、垂下板25が塞ぎ部材の被取付部であり、その本体21の下向片23が前述の室内側部20aであると共に、室外側垂下板26が前述の室外側部20bである。
前記本体21の室外側寄りに凹条溝27が上面に開口して形成され、その凹条溝27に上横シール材28が上向きに装着してある。
【0025】
前記上横シール材28は取付部28aとシール部28bを有し、新設枠10を既設枠3内に取付けたときに、シール部28bが既設上枠4の室外側部4c(室外側縦板4gの室外側面)に接して水密する。
前記既設枠3の見込み寸法が異なる場合には、その上横シール材28を形状の異なるものに交換したり、シール部28bを室外側に位置するように取付け姿勢を変更して既設上枠4の室外側部4cに接するようにする。
【0026】
前記既設上枠4に図1、図3に示すように、上下地材7が取付けてある。
この上下地材7に新設上枠20の本体21がビス29で固着して取付けてある。
【0027】
前記上塞ぎ部材50は図3に示すように、取付部50aと立上り部50bを有し、その立上り部50bに上横水密材51が室内側に向けて装着してある。
前記取付部50aが新設上枠20の被取付部にビス等の固着具52で取付けることで、立上り部50bが前記隙間Sに挿入して立上り部50bの上横水密材51を装着した部分が既設上枠4の室内側縦板4eの下端よりも上方に位置し、その上横水密材51が既設上枠4の室内側縦板4eの室外側面に接する。
【0028】
このようであるから、上塞ぎ部材50の立上り部50bの上横水密材51を装着した部分が既設上枠4の室内側縦板4eで覆われて室内から見えないと共に、その立上り部50bは既設上枠4の室内側縦板4eよりも室外側に位置するから、上塞ぎ部材50が目立つことがない。
また、既設上枠4と新設上枠20との間から浸入した雨水等が室内側に浸入することを上横水密材51で防止する。
【0029】
前記上塞ぎ部材50の取付けを図3に基づいて説明する。
前記上塞ぎ部材50は、横板53と縦板54で鉤形状の本体を有し、その横板53の室外側端に上向板55を有すると共に、縦板54の上下中間には室外側に向かう鉤片56を有し、それらで取付部50aとしてある。この縦板54の上部に前述の上横水密材51が装着してあり、その縦板54が立上り部50bである。
そして、上向板55が新設上枠20の垂下板25に沿って上下方向にスライド可能で、上塞ぎ部材50の取付部50aは新設上枠20の被取付部に沿って上下方向にスライド可能である。
前述のように、上向板55を垂下板25に沿って上方にスライドすることで、上向板55の端部が突片24に当接すると共に、鉤片56が新設上枠20の下向片23に係止して上塞ぎ部材50が上方及び見込み方向(室内外側方向)に動かないように仮取付けできる。
【0030】
これによって、縦板54が既設上枠4の室内側縦板4eと上下方向に重なり合い、上横水密材51が室内側縦板4eの室外側面に接する。
この状態で、横板53をビスなどの固着具52で新設上枠20の本体21の室内側部分に固着して取付ける。
【0031】
このようであるから、既設枠3内に新設枠10を取付けた後に、上塞ぎ部材50を室内側から簡単に取付けできる。
【0032】
前記既設下枠5は、図4に示すように、横板5dと縦板5eでほぼ鉤形状で、その縦板5eに前述の室内側取付片5bが設けてあり、その縦板5eが前述の室内側部5aである。
前記横板5dの室外側端部が前述の室外側部5cである。
前記横板5dにレール5fが設けてある。
前記新設下枠30は、見込み方向に向かう本体31と、この本体31に設けたレール32を有し、その本体31の室内側端が前記室内側部30aで、室外側端が前記室外側部30bである。
前記本体31が下下地材8にビスなどの固着具33で固着して取付けてある。
【0033】
前記下下地材8は、図4に示すように、横板8aと室内側縦板8bと室外側縦板8cで下向きコ字形状で、その横板8aに鉤片8dが設けてある。
前記室外側縦板8cが前記既設下枠5のレール5fにビスなどの固着具34で固着され、室内側縦板8bが既設下枠5の横板5dにライナー35を介して接している。
前記新設下枠30の本体31の室内側端が下下地材8の鉤片8dに当接して見込み方向に位置決めされる。
【0034】
前記下塞ぎ部材60は、図4に示すように、見込み方向の中間の下部に下横水密材61が下向きに装着され、この下横水密材61が既設下枠5の室内側部5a(縦板5eの上端部)に接するように、下下地材8の鉤片8dにビス等の固着具62で固着して取付けてある。
【0035】
前記既設縦枠6は、図5に示すように、見込み方向に向かう縦板6dに室内側内向板6e、中間内向板6f、室外側内向板6gを設けた断面形状で、その室内側内向板6eに前述の室内側取付片6bが設けてある。
前記室内側内向板6eが前述の室内側部6aで、室外側内向板6gが前述の室外側部6cである。
前記新設縦枠40は、図5に示すように、見込み方向に向かう本体41を有し、この本体41の室内側寄りに突片42を有した内向板43が設けてあると共に、本体41の室内側端に内向片44が設けてあり、これらが縦塞ぎ部材70の被取付部である。
前記本体41の内向片44が前述の室内側部40aで、室外側端が室外側部40bである。
前記既設縦枠6に縦下地材9が図2、図5に示すように取付けてある。
この縦下地材9に新設縦枠40の本体41がビスなどの固着具45で固着して取付けてある。
【0036】
前記既設縦枠40の外面における室外側寄りには外側に開口した凹条溝46が形成され、この凹条溝46に縦シール材47の取付部47aが装着してあり、そのシール部47bが既設縦枠6の室外側部6c(室外側内向板6gの内端面)に接して水密している。
【0037】
前記縦塞ぎ部材70は図5に示すように、取付部70aと外向きの横向き部70bを有し、その横向き部70bに縦水密材71が室内側に向けて装着してある。
前記取付部70aが新設縦枠40の被取付部にビス等の固着具72で取付けることで、横向き部70bが前記隙間Sに挿入して横向き部70bの縦水密材71を装着した部分が既設縦枠6の室内側縦板6eの内端よりも外方に位置し、その縦水密材71が既設縦枠6の室内側内向板6eの室外側面に接する。
【0038】
このようであるから、縦塞ぎ部材70の横向き部70bの縦水密材71を装着した部分が既設縦枠6の室内側内向板6eで覆われて室内から見えないと共に、その横向き部70bは既設縦枠6の室内側内向板6eよりも室外側に位置するから、縦塞ぎ部材70が目立つことがない。
また、既設縦枠6と新設縦枠40との間から浸入した雨水等が室内側に浸入することを縦水密材71で防止できる。
【0039】
前記縦塞ぎ部材70の取付けを図5に基づいて説明する。
前記縦塞ぎ部材70は、見込み方向に向かう基板73と左右方向に向かう外向板74で鉤形状の本体を有し、その基板73の室外側端に外向片75を有すると共に、外向板74の左右中間には室外側に向かう鉤片76を有し、それらで取付部70aとしてある。この外向板74の外部に前述の縦水密材71が装着してあり、その外向板74が横向き部70bである。
そして、外向片75が新設縦枠40の内向板43に沿って左右方向にスライド可能で、縦塞ぎ部材70の取付部70aは新設縦枠40の被取付部に沿って左右方向にスライド可能である。
前述のように、外向片75を内向板43に沿って左右方にスライドすることで、外向片75の端部が突片42に当接すると共に、鉤片76が新設縦枠40の内向片44に係止して縦塞ぎ部材70が左右方及び見込み方向(室内外側方向)に動かないように仮取付けできる。
【0040】
これによって、外向板74が既設縦枠6の室内側縦板6eと左右方向に重なり合い、縦水密材71が室内側内向板6eの室外側面に接する。
この状態で、基板73をビスなどの固着具72で新設縦枠40の本体41の室内側部分に固着して取付ける。
【0041】
このようであるから、既設枠3内に新設枠10を取付けた後に、縦塞ぎ部材70を室内側から簡単に取付けできる。
【0042】
前記既設上枠4の室内側部4aと新設上枠20の室内側部20aとの間の隙間Sの大きさと、既設縦枠6の室内側部6aと新設縦枠40の室内側部40aとの間の隙間Sの大きさは同一である。
そして、前記新設上枠20の被取付部と新設縦枠40の被取付部の形状が同一である。
これによって、上塞ぎ部材50と縦塞ぎ部材70を同一形状としてある。
【0043】
次に、既設サッシを新設サッシに改装する方法を説明する。
図6と図7に示すように、既設サッシの既設枠3以外を取り外して既設枠3を建物躯体1の開口部2に残存させる。
この既設枠3の既設上枠4、既設下枠5、既設縦枠6に、上下地材7、下下地材8、縦下地材9をそれぞれ取付ける。
新設上枠20と新設下枠30と新設縦枠40を方形状に枠組みした新設枠10を、図6、図7に矢印で示すように前記既設枠3の室外側から室内側に向けて移動して既設枠3内に挿入し、図8、図9に示すように新設下枠30を下下地材8に載置して新設枠10を既設枠3で支持すると共に、新設下枠30の室内側部30aを下下地材8に接する。
【0044】
そして、新設枠10を既設枠3に対して見込み方向に位置決めして前述の隙間Sを設定した大きさとする。
つまり、前述のように新設下枠30の室内側部30aが下下地材8に接することで新設下枠30は見込み方向に位置決めすることが可能であるが、それでは見込み方向の位置決めが不十分、特に新設上枠20、新設縦枠40の位置決めが不十分なことがあるので、新設上枠20、新設縦枠40を位置決めする。
例えば、図8、図9に示すように、既設上枠4の室内側部4aと新設上枠20の室内側部20aとの間に上スペーサ部材12を設けると共に、既設縦枠6の室内側部6aと新設縦枠40の室内側部40aとの間に縦スペーサ部材13を設ける。
そして、新設上枠20の室内側部20aと既設上枠4の室内側部4aとの間の隙間Sを、前述の上スペーサ部材12で所定の大きさとし、新設縦枠40の室内側部40aと既設縦枠4の室内側部4aとの間の隙間Sを、前述の縦スペーサ部材13で所定の大きさとする。
【0045】
この後に、新設上枠20、新設下枠30、新設縦枠40から固着具29,33,45を上下地材7、下下地材8、縦下地材9に螺合して新設枠10を既設枠3内に取付ける。
【0046】
そして、図8、図9に示す上スペーサ部材12、縦スペーサ部材13を取り外し、その後に、上塞ぎ部材50、下塞ぎ部材60、縦塞ぎ部材70を既設枠3の室内側から図1、図2に示すように取付ける。
最後に、新設枠10内に障子11を装着して新設サッシとする。
【0047】
次に、本発明の第2の実施の形態を図10、図11に基づいて説明する。
この実施の形態は、上横シール材28と縦シール材47を見込み方向に位置をずらして装着できるようにしたことが第1の実施の形態と相違し、他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図10に示すように、新設上枠20の外面20cにおける前記凹条溝27よりも室外側部分を平坦面とし、その部分にシール材装着用の上横アタッチメント80を取付け、この上横アタッチメント80に前述の上横シール材28を装着する。
この上横シール材28のシール部28bを既設上枠4の室外側部4c(室外側縦板4gの室外側面)に接する。
【0048】
図11に示すように、新設縦枠40の外面40cにおける前記凹条溝46よりも室外側寄りを平坦面とし、その部分に、シール材装着用の縦アタッチメントと81を取付け、この縦アタッチメント81に前述の縦シール材47を装着する。
この縦シール材47のシール部47bを既設縦枠6の室外側部6c(室外側内向板6gの室外側面)に接する。
【0049】
このようであるから、既設枠3の見込み寸法が大きいときには凹条溝27,46から上横シール材28、縦シール材47を取り外し、上横アタッチメント80、縦アタッチメント81を取付けることで、新設上枠20と既設上枠4の室外側部4cとの間を水密できると共に、新設縦枠40と既設縦枠6の室外側部6cとの間を水密できる。
【0050】
また、既設枠3の見込み寸法が小さいときには上横アタッチメント80、縦アタッチメント81を取り外し、各凹条溝27,46に上横シール材28、縦シール材47をそれぞれ装着する。
そして、図1、図2に示すように上横シール材28を既設上枠4の室外側部4cに接し、縦シール材47を既設縦枠6の室外側部6cに接する。
【0051】
このようであるから、見込み寸法の大きな既設枠、見込み寸法の小さな既設枠に共通の新設枠10を取付けたときに、既設上枠4の室外側部4cと新設上枠20との間、既設縦枠6の室外側部6cと新設縦枠40との間を水密することができる。
【0052】
なお、前記上横アタッチメント80、縦アタッチメント81を見込み方向に位置をずらして取付けできるようにしても良い。
【0053】
次に本発明の第3の実施の形態を図12、図13に基づいて説明する。
図12に示すように、前記上塞ぎ部材50は板状の取付部50aと板状の下向き部50cで鉤形状で、その取付部50aの室内側端に上向きの凹条溝57が形成してある。
この凹条溝57に前記上横水密材51を上向きに装着してある。
前記取付部50aが新設上枠20の本体21の上面にビス等の固着具52で取付けられ、前記下向き部50cは既設縦枠4の室内側縦板4e(室内側部4a)と見込み方向に同一位置で、かつ下方に位置して上塞ぎ部材50は既設縦枠4の室内側取付片4bよりも室外側に位置し、その室内側取付片4bが露出している。
前記上横水密材51が既設上枠4の室内側縦板4eの下端面(室内側部)に接して水密している。
前記下向き部50cが新設上枠20のレール22(つまり、障子11)と対向して新設上枠20の室内側縦板を兼用している。
【0054】
このようにすれば、室内側から見たときに、上塞ぎ部材50は新設上枠20の一部分のように見えると共に、上横水密材51が見えるだけであるから、新設サッシの上部が著しくスッキリとした内観である。
【0055】
図13に示すように、前記縦塞ぎ部材70は見込み方向に向かう板状の取付部70aと、左右方向に向かうと共に、取付部70aよりも内方に向かう板状の内向き部70cで鉤形状で、その取付部70aの室内側端に外向きの凹条溝76が形成してある。
この凹条溝76に前記縦水密材71が外向きに装着してある。
前記取付部70aが新設縦枠40の本体41の外面にビス等の固着具72で取付けてある。
前記内向き部70cは既設縦枠6の室内側内向板6e(室内側部6a)と見込み方向に同一位置で、かつ内方に位置して縦塞ぎ部材70は既設縦枠6の室内側取付片6bよりも室外側に位置し、その室内側取付片6bが露出している。
前記縦水密材71が既設縦枠6の室内側内向板6eの内端面(室内側部)に接して水密している。
前記横向き部70cが新設サッシの障子11と対向し、この横向き部70cは新設上枠20の室内側内向板を兼用している。
【0056】
このようにすれば、室内側から見たときに、縦塞ぎ部材70は新設縦枠40の一部分のように見えると共に、縦水密材71が見えるだけであるから、新設サッシの縦部が著しくスッキリとした内観である。
【0057】
この実施の形態では、図12に示すように、下下地材8は既設下枠5の室内寄りのレール5fに固着具34で固着して取付け、室外寄りのレール5fは除去してある。
【0058】
次に、本発明の第4の実施の形態を図14、図15に基づいて説明する。
この実施の形態は、上横水密材51、縦水密材71を上塞ぎ部材50、縦塞ぎ部材70とは別とし、上塞ぎ部材50、縦塞ぎ部材70を取付けた後に、上横水密材51、縦水密材71を取付けるようにしたことが第3の実施の形態と相違し、他の実施の形態は第3の実施の形態と同様である。
図14に示すように、上塞ぎ部材50は板状の取付部50aと板状の下向き部50cで鉤形状で、その取付部50aの上面は平坦面である。
前記取付部50aの上面と既設上枠4の室内側縦板4eの下端面との間に隙間Sがある。
前記上横水密材51は、前記隙間Sに室内側から押し込んで取付ける。
【0059】
図15に示すように、縦塞ぎ部材70は板状の取付部70aと板状の内向き部70cで鉤形状で、その取付部70aの外面は平坦面である。
前記取付部70aの外面と既設縦枠6の室内側内向板6eの内端面との間に隙間Sがある。
前記縦水密材71は、前記隙間Sに室内側から押し込んで取付ける。
【0060】
このようにすることで、上塞ぎ部材50、縦塞ぎ部材70を取付けたままの状態で、上横水密材51、縦水密材71を外したり、取付けたりできるから、その上横水密材51、縦水密材71を簡単に交換できる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す改装サッシの縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す改装サッシの横断面図である。
【図3】改装サッシの上部拡大断面図である。
【図4】改装サッシの下部拡大断面図である。
【図5】改装サッシの縦部拡大断面図である。
【図6】改装サッシの第1の改装工程を示す縦断面図である。
【図7】改装サッシの第1の改装工程を示す横断面図である。
【図8】改装サッシの第2の改装工程を示す縦断面図である。
【図9】改装サッシの第2の改装工程を示す横断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す改装サッシの縦断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す改装サッシの横断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示す改装サッシの縦断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示す改装サッシの横断面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態を示す改装サッシの縦断面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態を示す改装サッシの横断面図である。
【符号の説明】
【0062】
1…建物躯体、2…開口部、3…既設枠、4…既設上枠、4a…室内側部、4b…室内側取付片、4c…室外側部、4e…室内側縦板、5…既設下枠、5a…室内側部、5b…室内側取付片、5c…室外側部、6…既設縦枠、6a…室内側部、6b…室内側取付片、6c…室外側部、6e…室内側内向板、10…新設枠、11…障子、20…新設上枠、20a…室内側部、20b…室外側部、20c…外面、27…凹条溝、28…上横シール材、30…新設下枠、30a…室内側部、30b…室外側部、40…新設縦枠、40a…室内側部、40b…室外側部、40c…外面、46…凹条溝、47…縦シール材、50…上塞ぎ部材、50a…取付部、50b…立上り部、50c…下向き部、51…上横水密材、60…下塞ぎ部材、70…縦塞ぎ部材、70a…取付部、70b…横向き部、70c…内向き部、71…縦水密材、80…上横アタッチメント、81…縦アタッチメント。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物躯体の開口部に残存した既設枠内に、新設上枠と新設下枠と左右の新設縦枠を枠組みした新設枠を取付け、この新設枠に障子を装着した改装サッシであって、
前記既設枠は、室内側部よりも室内側に突出した室内側取付片を有した既設上枠、既設下枠、既設縦枠を備え、
前記新設上枠は、その室内側部と既設上枠の室内側部との間に設定の大きさの隙間を有し、室外側部が既設上枠の室外側部よりも室外側に突出し、
前記新設上枠の室内側部と既設上枠の室内側部とに亘って上塞ぎ部材を、前記隙間を塞ぐと共に、前記室内側取付片が露出するように取付け、
前記新設縦枠は、その室内側部と既設縦枠の室内側部との間に設定の大きさの隙間を有し、室外側部が既設縦枠の室外側部よりも室外側に突出し、
前記新設縦枠の室内側部と既設縦枠の室内側部とに亘って縦塞ぎ部材を、前記隙間を塞ぐと共に、前記室内側取付片が露出するように取付けたことを特徴とする改装サッシ。
【請求項2】
前記既設上枠の室内側部と上塞ぎ部材との間を上横水密材で水密し、
前記既設縦枠の室内側部と縦塞ぎ部材との間を縦水密材で水密した請求項1記載の改装サッシ。
【請求項3】
前記既設上枠は、その室内側部が室内側縦板で、この室内側縦板に室内側取付片を有し、
前記上塞ぎ部材は、取付部と立上り部を有し、その取付部を新設上枠の被取付部に取付けることで、立上り部が前記隙間に挿入して、その立上り部に装着した上横水密材が前記室内側縦板の室外側面に接し、
前記既設縦枠は、その室内側部が室内側内向板で、この室内側内向板に室内側取付片を有し、
前記縦塞ぎ部材は、取付部と外側に向かう横向き部を有し、その取付部を新設縦枠の被取付部に取付けることで、横向き部が前記隙間に挿入して、その横向き部に装着した縦水密材が前記室内側内向板の室外側面に接するようにした請求項2記載の改装サッシ。
【請求項4】
前記既設上枠は、その室内側部が室内側縦板で、この室内側縦板に室内側取付片を有し、
前記上塞ぎ部材は、取付部と下向き部で鉤形状とし、
前記取付部を新設上枠に取付けることで、前記下向き部が前記室内側縦板と見込み方向に略同一位置で、かつ下向き部が障子と対向するようにし、
前記取付部と室内側縦板との間を上横水密材で水密し、
前記既設縦枠は、その室内側部が室内側内向板で、この室内側内向板に室内側取付片を有し、
前記縦塞ぎ材は、取付部と内向き部で鉤形状とし、
前記取付部を新設縦枠に取付けることで、前記内向き部が前記室内側縦板と見込み方向に略同一位置で、かつ内向き部が障子と対向するようにし、
前記縦塞ぎ部材の取付部と前記室内側内向板との間を縦水密材で水密した請求項2記載の改装サッシ。
【請求項5】
前記上横水密材を上塞ぎ部材の取付部に装着し、
前記縦水密材を縦塞ぎ部材の取付部に装着した請求項4記載の改装サッシ。
【請求項6】
前記上塞ぎ部材の取付部と既設上枠の室内側縦板の内端面との間に隙間を形成し、この隙間に前記上横水密材を押し込んで取付け、
前記縦塞ぎ部材の取付部と既設縦枠の室内側内向板の内端面との間に隙間を形成し、この隙間に前記縦水密材を押し込んで取付けた請求項4記載の改装サッシ。
【請求項7】
前記新設上枠の外面に、上横シール材を装着する凹条溝を形成すると共に、前記外面における前記凹条溝よりも室外側に上横シール材を装着した上横アタッチメントを着脱自在に取付け、
前記上横シール材を既設上枠の室外側部に接して水密し、
前記新設縦枠の外面に、縦シール材を装着する凹条溝を形成すると共に、前記新設縦枠の外面における前記凹条溝よりも室外側に縦シール材を装着した縦アタッチメントを着脱自在に取付け、
前記縦シール材を既設縦枠の室外側部に接して水密するようにした請求項1〜6いずれか1項に記載の改装サッシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−174560(P2010−174560A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−20347(P2009−20347)
【出願日】平成21年1月30日(2009.1.30)
【出願人】(000150006)日本総合住生活株式会社 (35)
【出願人】(390005267)YKK AP株式会社 (776)
【Fターム(参考)】