説明

放射性物質の輸送及び保存のためのパッケージアセンブリと内部支持構造体

放射性物質の輸送及び保存のためのパッケージアセンブリと内部支持構造体が、一般的に、容器中に設けられた内部支持構造体を具備し、この内部支持構造体は、非金属材によって形成されている。前記パッケージは、放射性物質を、臨界未満の状態に維持するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、概して放射性物質の輸送及び/もしくは保存のための内部支持構造体とパッケージアセンブリ、特に非金属性の内部支持構造体を有するパッケージアセンブリとに関わる。
【0002】
関連出願についての説明
本適用は、説明が参照により本書に明確に含まれる2007年10月19日付で提出された米国の仮特許出願60/999788の効果を主張している。
【背景技術】
【0003】
従来の放射性物質の輸送用アセンブリの内部もしくはバスケットは、金属部品、即ち鋼鉄(ステンレスもしくはカーボン)もしくはアルミニウムに、通常限られていた。これら部品は、種々の事故的状況の克服を実証的に記録しているが、金属部品は、輸送用パッケージの重量を大いに増やす傾向があり、また、部品互換性のための再現可能な形状となる保証がほとんど無いので、製造費が高くなる傾向がある。
【0004】
優れた熱的及び構造的特徴を有する非金属材が、自動車産業、航空宇宙産業、並びに軍需産業で、ボンネットの部品、航空機の構造の部品、並びに弾道装甲それぞれの内部に生じる高温に対して使用するために、開発されてきた。このような産業で受理されている非金属材の適用によって、これら適用を放射性物質の輸送用パッケージの分野に拡大することが、開発の可能性のある領域である。
【0005】
合成物の適切な選択によって、衝撃負荷と高温との両立を克服できる非金属材が、放射性物質の輸送用パッケージの必要条件を満たし得る。大量生産を伴う構成部品のために非金属材を使用することの更なる効果は、工具の品質に従って、部品が再現可能な形状で、経済的に形成され得ることである。このような再現可能な形状は、プロセスの標準化及びプロセス効率の向上のために、部品を互換可能にしている。
【0006】
従って、衝撃負荷と高温にさらされることとの両立を克服できる非金属材によって形成された内部もしくはバスケットを有する改良された放射性物質の輸送用パッケージが、必要である。
【発明の概要】
【0007】
本概要は、下記の発明の実施形態で更に説明される着想から精選されたものを、簡潔に紹介するために与えられている。本概要は、請求項に記載の内容の重要な特徴を特定するものでも、請求項に記載の内容の範囲を決定する目的で使用されるものでもない。
【0008】
本発明の一実施形態に従えば、放射性物質のためのパッケージアセンブリが提供される。このパッケージアセンブリは、一般的に、外側の容器と、この外側の容器中に配置されている内側の容器と、この内側の容器中に配置されており非金属材によって形成されている内部支持構造体とを具備している。このパッケージは、放射性物質を臨界未満の状態に維持するように構成されている。
【0009】
本発明の他の実施形態に従えば、放射性物質のためのパッケージアセンブリが提供される。このパッケージアセンブリは、容器と、この容器中に配置されており非金属材によって形成されている内部支持構造体とを具備している。このパッケージは、放射性物質を臨界未満の状態に維持するように構成されている。
【0010】
本発明の更なる他の実施形態に従えば、放射性物質のパッケージアセンブリのための内部支持構造体が提供される。この内部支持構造体は、それぞれが非金属材によって形成されている第1及び第2の部分を備えた少なくとも1つの支持トレーを一般的に有している。この内部支持構造体は、放射性物質を臨界未満の状態に維持するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本開示の種々の態様に従って形成されたパッケージアセンブリの一部を破断した断面斜視図である。
【図2】図2は、図1のパッケージアセンブリの分解図である。
【図3】図3は、図1のパッケージアセンブリの横断面図である。
【図4】図4は、図1のパッケージアセンブリの部分的な分解図である。
【図5】図5は、図1のパッケージアセンブリの部分的な分解図である。
【図6】図6は、図1のパッケージアセンブリの部分的な分解図である。
【図7】図7は、図1のパッケージアセンブリの部分的な分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の前述の態様及び種々の付随する効果が、添付の図面と関連して、以下の詳細な説明を参照することによって、より容易に理解されるだろう。
【0013】
本開示の実施形態は、放射性物質を輸送及び/もしくは保存するためのパッケージアセンブリを対象にしており、パッケージアセンブリは、非金属性の内部支持構造体を有している。図1乃至3を参照すると、本開示の一実施形態に従って形成され、全体を通して20で図示されたパッケージアセンブリが示されている。このパッケージアセンブリ20は、通例、カバー部分24及びベース部分26を有し、内側のキャビティ28(図3参照)を規定した外側の容器22を有している。更に、パッケージアセンブリ20は、前記外側の容器22の内側のキャビティ28中に収容されるように構成されている内側の容器30を有している。この内側の容器30は、カバー部分32とベース部分34とを有し、内側のキャビティ36(図3参照)を規定している。
【0014】
更に、このパッケージアセンブリ20は、前記内側の容器30の内側のキャビティ36中に収容され得るように構成されている内部支持構造体40を有している。この内部支持構造体40は、パッケージアセンブリ20内の収容部品の臨界管理を保護及び維持するように構成されている。以下に詳しく説明されているように、前記内部支持構造体40は、非金属材によって形成されている。図示されている実施形態では、前記内部支持構造体40は、複数の支持トレー50(図7参照)を有している。しかしながら、非金属材でできた他の内部支持構造体40、例えば内部バッフル、バスケット、ウェアパッド(wear pads)、振動吸収剤、並びにパッケージアセンブリ20内の収容部品の臨界管理を保護及び維持するために適切な形状の他の支持構造体もまた、本開示の範囲内である。
【0015】
前記支持トレー50は、第1の部分52と第2の部分54(図7参照)とを有しており、このような第1及び第2の部分52、54は、内部支持構造体40を形成するために積み重ね可能である。パッケージアセンブリ20の金属部品、例えば、前記外側及び内側の容器22、30の部分が、鋼鉄、例えば全層の隅肉溶接(full-thickness fillet welds)を有するタイプ304のステンレス鋼によって形成され得る。
【0016】
ここに説明されているアセンブリ20の実施形態は、放射性物質の保存及び/もしくは輸送のために設計及び構成されている。この実施形態は、ウランペレットと燃料ロッド体(fuel rod bundles)、例えば、1997年4月23日付け提出の公開国際出願WO97/41565で開示されている低ボイド反応燃料(LVRF)体を有するが、これに制限されない。この開示は、参照によって本書に含まれる。図示されている実施形態では、アセンブリ20は、燃料体(fuel bundles)B(図7参照)を収容している。
【0017】
放射性物質は、例えばLVRFの場合、1.33%まで濃縮された酸化ウランであっても良く、また、可燃性毒物として作用する酸化ジスプロシウムを含んでいても良い。従って、アセンブリ20のこの実施形態は、輸送スタッフ、その他の人々、並びに環境を、火事の結果生じる潜在的に危険な物質、アセンブリ20に対する浸水、衝撃、もしくは、損傷から保護するように最低限構成されている。最小設計パラメータが、アセンブリの認証のために必要な通常のクラッシュ、落下、パンク、仮想火事(hypothetical fire)、浸水の検査を受ける時に周囲に放出されない放射性物質の汚染を含んでいる。
【0018】
これら設計認証パラメータにも関わらず、説明されたこのアセンブリ20の実施形態は、他の放射性物質もしくは非放射性物質を保存及び/もしくは輸送するためにも使用されることができる。このような物質は、例えば、研究用原子炉、加圧水原子炉、沸騰水原子炉、ぺブルベッド炉(pebble bed reactors)、並びに他の原子炉のための核分裂燃料アセンブリである。また、このような物質は、燃料体、燃料ペレット、及び/もしくは、小瓶、小型缶、あるいは他の容器のような放射性物質の容器を形成し得る。
【0019】
更に、本開示のアセンブリ20は、輸送可能となるように、例えば、フォークリフト、ハイウェイトラック、鉄道車両のような適切な輸送手段によって輸送されるように、大きさを設定され、構成されている。しかしながら、例えば保管及び/もしくは保管と輸送との混ざった適用で使用される運搬できないアセンブリもしくは固定されたアセンブリもまた、本開示の範囲内であることが理解されるだろう。更に、外側及び内側の容器22、30は、一連の図4乃至7のパッケージアセンブリ20の模範的な分解図に見られるように、通例、扱いやすく、且つ、内容物を定期的に検査できるように開きやすく、デザインされている。
【0020】
構内操作の必要性のために、アセンブリ20の種々の部品が、互換可能であるように構成され得る。前記内側の容器30は、通例前記外側の容器22と一緒に運搬されるが、外側の容器22と一緒には保管されないので、前記内側の容器30は、運搬のために使用されるいかなる外側の容器22とも互換可能である必要がある。同様に、前記内部支持構造体40は、ローディングの間、及びプロセスの間、一方の内側の容器30から他方の内側の容器へと移動され得るので、前記内部支持構造体40は、前記内側の容器30と互換可能であっても良い。このような互換性は、個々の部品の精密な製造を必要とする。
【0021】
ここに開示されている前記アセンブリ20の実施形態は、外側の容器22と、内側の容器30と、内部支持構造体40とを有しているが、本開示の実施形態は、アセンブリ20の分離した部材、例えば分離した内部支持構造体40、もしくは、分離した支持トレー50、即ち内側の容器30もしくは外側の容器22を含まない部材もまた対象としていることが理解されるだろう。更に、本開示の実施形態は、部品の他の組み合わせ、例えば、内側の容器30内に収容され得、即ち、外側の容器22を含まない内部支持構造体40も対象にされ得ることが理解されるだろう。
【0022】
パッケージアセンブリ20の個々の部品が、前記外側の容器22即ち周りを覆っているアセンブリから最初に、詳細に説明される。図1乃至3を参照すると、外側の容器22は、アセンブリ20の最も外側の容器であり、これの内容物に対する適切な保護を与えるように構成されている。この関連で、この外側の容器22は、外側の容器22もしくは内容物への損傷を最小限にして事故的状況に耐えるように、特に構成されている。このような事故的状況は、正常な状態の輸送(NCT)の4フィート(約1.21m)の自由落下(例えば平面落下、CGオーバートップコーナードロップ(CG over top corner drop)、並びにCGオーバーボトムショートエッジ(CG over bottom short edge))、輸送の事故的状況(ACT)の30フィート(約9.14m)の自由落下(例えば平面落下、CGオーバートップコーナードロップ、CGオーバーボトムショートエッジ)、及びパンク落下試験(puncture drop test)(例えば40インチ(約101.6cm)の高さから6インチ(約15.24cm)の直径の棒鋼にパッケージアセンブリを落下させること)を含む。
【0023】
図示されている実施形態では、前記外側の容器22は、一般的に、カバー部分24及びベース部分26を有して内側のキャビティ28を規定している平坦な側面の矩形ボックスであり得る。非制限的な一例では、前記平坦な側面の矩形ボックスは、約52インチ(約132cm)の長さ、約41.6インチ(約105.6cm)の幅、約31.6インチ(約80.2cm)の高さを有し得る。しかしながら、他の形状及び大きさの外側の容器が、アセンブリ20の他の部品と対応する限り、本開示の範囲内であることが理解されるであろう。
【0024】
前記外側の容器22のベース部分26は、適切な支持材、例えば、1/4インチ(約0.6cm)の厚さのプレートによって形成され、フォークリフトのフォークに適合するようにデザインされた前記ベース部分26の隆起構造を形成している定形の鋼板によって支持されている。図2に見られるように、前記ベース部分26の上面が、前記外側の容器22中で内側の容器30の位置を決定するために、この内側の容器30のベース部分34の底面にある複数の位置決め孔(図示されていない)中に受けられ得る複数の位置決めピン56を有し得る。
【0025】
図3を参照すると、前記外側の容器22のカバー部分24は、好ましくは、外側の鋼板のような外側の層60と、内側の鋼板のような内側の層62と、これら外側及び内側の層間のクッション層64とを有するサンドウィッチ状の構造となるように形成されている。前記クッション層64は、適切な緩衝、圧縮、もしくはクッション材であり得、10lb/ft(約0.1602g/cm)のポリウレタンフォームを有しているが、これに制限されない。適切なカバー部分24のサンドウィッチ状の構造の非制限的な例として、このカバー部分24は、0.13インチ(約0.33cm)の厚さの外側の鋼板60と、0.08インチ(約0.2cm)の厚さの内側の鋼板62と、前記外側及び内側の層60、62間に10lb/ft(約0.1602g/cm)のポリウレタンフォームとを名目上有する2.3インチ(約5.84cm)の厚さのクッション層64を有している。このクッション層64は、好ましくは、水分侵入を防ぐために前記外側及び内側の層60、62間にシールされている。
【0026】
前記外側の容器22の端部及び隅部が、好ましくは、前記外側の容器22の一体性を改良するように補強されている。図2及び3を参照すると、前記4つの垂直な端部66と上側の隅部68とが、二重の鋼板、例えば、0.13インチ(約0.33cm)の厚さの補強用の外側の鋼板によって補強され得る。更に、前記上側の隅部68は、前記ベース部分26から前記カバー部分24を持ち上げるためのリフティングポケット70を形成するように構成され得る。各ポケット70の外開口が、ケーブルとスエージ加工された端部固定具とに適合するように構成されたスロットを有し得る。更に、各ポケット70は、水を排出させるための排水口72を有し得る。前記リフティングポケット70が、図示されている実施形態では、前記外側の容器22の4つの上側の隅部68の各々のところに示されているけれども、ポケットが、前記カバー部分24のいかなる位置でも適切に配置され得ることが、理解されるであろう。
【0027】
前記カバー部分24の前記ベース部分26への取着が、いかなる適切な取着法によっても果たされ得る。図示されている実施形態では、前記カバー部分24は、チューブ及びロッドの取着システムによって、前記ベース部分26に取着されている。図2及び3を参照すると、前記カバー部分24は、このカバー部分24の骨組みの下側の端部のところに、複数のチューブ82を有している。更に、前記ベース部分26は、前記カバー部分24の前記チューブに適合する複数の別のチューブ84を有している。1つの非制限的な例として、これらチューブ類は、壁厚が0.12インチ(約0.3cm)である鋼鉄チューブによって、外径が1インチ(約2.54cm)となり得る。図示されている実施形態では、3つのチューブ82が、前記カバー部分24に取着されており、2つの別のチューブ84が、前記ベース部分26に取着されている。しかしながら、他のチューブの構成も本開示の範囲内であることが理解されるであろう。
【0028】
少なくとも1つの保持ロッド86が、交互になっている前記チューブ82、84に挿入され(もしくは「縫合され」)得、これらチューブ82、84によって前記カバー部分24を前記ベース部分26に取着させている。前記ロッド86は、一端のところで先が細くなっており、ロッドが接続されている前記外側の容器22の側面とほぼ同じ長さである。ロッド86は、一端のところに、ショートハンドル88を有し得る。このショートハンドル88は、前記ロッド86を所定の位置に摺動させるために使用され得るが、完全に挿入されたロッド86を取着させるためにも使用され得る。この関連で、前記ロッド86が挿入されると、前記ハンドル88は、前記外側の容器22の前記ベース部分26に近接する固定位置へと回転され得る(図3参照)。そして、前記ロッド86は、保持ピン90、例えばヒッチ・ピン(hitch pin)、もしくはいかなる他の適切な固定装置によって、前記保持ロッド86が所定の位置にとどまり、且つ、前記外側の容器22のカバー部分24が前記ベース部分26に取着し続けるように、所定の位置に固定され得る。前記チューブ及びロッドの取着システムは、一体性を失うことなく局所的な損傷に耐えることができる強いけれど柔軟な接続を提供する。
【0029】
組み立てられる時、前記カバー部分24とベース部分26との間の隙間が、接着剤もしくは他の適切な取着手段によって前記外側の容器22のベース部分26に取着され得るダスト・シール(dust seal)(図示されていない)、例えば、編組セラミック・スリーブ材料(braided ceramic sleeving material)によって、塞がれ得る。
【0030】
更に、前記外側の容器22のためのカバー部分24は、例えば火事の場合、アセンブリ20に発生したガスを放出するために、換気メカニズムを有し得る。1つの適切な実施形態では、この換気メカニズムは、前記外側の容器22のカバー部分24の外側の表面にある換気口46に位置されている火消耗プラグ(fire-consumable plugs)48である(図2及び図4参照)。
【0031】
図2乃至4を参照して、前記内側の容器30もしくはカーゴ・アセンブリが、詳しく説明される。前記内側の容器30は、放射性物質、例えば、燃料体、もしくは輸送の間(前記外側の容器22と一緒に)、及び、保存の間(代表的には前記外側の容器22を除いて)収容される他の内容物を、保護及び制限するように構成されている。輸送の間、前記外側の容器22は、一般的に、落下及び通常の取扱いでの保護を与え、前記内側の容器30は、一般的に、火事の防止を与える。保存の間は、落下もしくは取り扱いでの事故の危険性がほとんどないので、前記内側の容器30は、外側の容器22無しで、無放射性物質を保存するために使用されることができる。
【0032】
図示されている実施形態では、前記内側の容器30は、カバー部分32及びベース部分34を有して内側のキャビティ36を規定するほぼ平らな側面の矩形のボックスである。図2乃至4に見られるように、前記内側の容器30は、前記外側の容器22の内側のキャビティ28中に受け入れられ、適合するように構成されている。1つの非制限的な例では、前記平らな側面の矩形のボックスは、約48.1インチ(約122.17cm)の長さ、約37.7インチ(約95.75cm)の幅、約22.7インチ(約57.65cm)の高さを有し得る。しかしながら、他の形状及び大きさの内側の容器が、アセンブリ20の他の部品に対応する限り、本開示の範囲内であることが理解されるだろう。
【0033】
図3に見られるように、前記内側の容器30のカバー部分32の壁は、好ましくは、外側の層92、例えば外側の鋼板と、内側の層94、例えば内側の鋼板と、前記外側及び内側の層92、94間の耐火性の断熱層96とを有している。この断熱層96は、いかなる適切な断熱材料でも良く、この断熱材料は、セラミック断熱材、例えば、FIBERFRAX DURABOARD TYPE LD(登録商標)の名前でUNIFRAXによって製造されている合成物のようなアルミナ・シリカ断熱材(alumina silica insulation)を含むが、これに制限されない。適切なカバー部分32のサンドウィッチ状の構造の非制限的な例として、前記カバー部分32は、0.13インチ(約0.33cm)の厚さの外側の鋼板92と、0.08インチ(約0.2cm)の厚さの内側の鋼板94と、これら外側及び内側の層92、94間の1インチ(約2.54cm)の厚さの断熱層96とを有している。前記断熱層96は、好ましくは、水分侵入を防ぐために、前記外側及び内側の層92、94間を封じている。一実施形態では、(前記カバー部分32の側壁及び上壁を有する)前記内側の容器30の全ての側面が、耐火性の断熱層96を有している。
前記カバー部分32は、このカバー部分32の内部に接続されている中心壁98を有し得る。この中心壁98は、前記内側の容器30の内側のキャビティ36を2つの部分に分けるために使用され得る。非制限的な例として、前記中心壁98は、U字型の強化材によって分離されている0.08インチ(約0.2cm)の2つの鋼板によって形成されており、1.5インチ(約3.81cm)の断面の厚さを有し得る。前記中心壁98の下側の端部が、例えば、直径1インチ(約2.54cm)、厚さ0.12インチ(約0.3cm)の鋼鉄チューブによって更に強化され得る。
【0034】
更に、前記カバー部分32は、内側の容器30のベース部分34からこのカバー部分32を持ち上げるために、リフティングポケット74を有し得る(図4参照)。前記外側の容器22の前記リフティングポケット70のように、各ポケット74の外開口が、ケーブルとスエージ加工された端部固定具とに適合するように構成されたスロットを有し得る。更に、各ポケット74は、水を排出させるための排水孔76を有し得る。図示されている実施形態では、前記リフティングポケット74は、前記カバー部分32の上側の端部の各々の中間に位置されており、しかしながら、ポケットが、前記カバー部分32のいかなる位置でも適切に配置されることが理解されるだろう。
【0035】
外側の容器22のための前記カバー部分24のように、内側の容器30のための前記カバー部分32は、例えば火事において、内側の容器30中に発生された気体を放出するための換気メカニズムを更に有している。1つの適切な実施形態では、この換気メカニズムは、前記内側の容器30の前記カバー部分32の外側の表面にある換気孔102中に配置されている1つ以上の火消耗プラグ100である(図3、4参照)。
【0036】
前記内側の容器30のベース部分34は、適切な支持材料、例えば1/4インチ(約0.63cm)の厚さの鋼鉄プレートによって形成されており、前記ベース部分34上の隆起構造を形成している定形の鋼板によって支持されている。外側の容器22の前記ベース部分26のように、前記内側の容器30のベース部分34は、フォークリフトのフォークと互換できるように構成されている。一実施形態では、前記ベース部分34の少なくとも1つの部分(例えば、このベース部分34の中心の領域)が、セラミックの断熱層、例えば、溶接によって前記ベース部分34に取り付けられている0.13インチ(約0.33cm)の厚さの鋼板のような鋼鉄の壁に囲まれている1インチ(約2.54cm)の厚さのセラミック断熱ボードの層で覆われ得る。
【0037】
前記カバー部分32の前記ベース部分34への取着が、いかなる適切な取着方法によっても果たされ得る。図示されている実施形態では、前記カバー部分32は、前記ベース部分34に、チューブおよびロッド取着システムによって取着されている。このシステムは、前述の外側の容器22のためのロッド取着システムに類似している。この点に関して、前記カバー部分32は、前記カバー部分32の構造の下側の端部のところに複数のチューブ104を有している。更に、前記ベース部分34は、前記カバー部分32の前記チューブ104に対応する複数の別のチューブ106を有している。1つの非制限的な例として、これらチューブ類は、壁厚が0.12インチ(約0.3cm)である鋼鉄チューブによって、外径が1インチ(約2.54cm)となり得る。1つ以上のロッド108が、前記チューブ104、106を通って前記ベース部分34にカバー部分32を取着させるために、前記チューブ104、106に挿入され(もしくは「縫合され」)得る。図示されている実施形態では、前記ロッド108は、ハンドル110及び保持ピン112の取着システムによって取着されている。
【0038】
組み立てられる時、前記カバー部分32と前記ベース部分34との間の隙間が、ダスト・シール(図示されていない)、例えば、接着剤もしくは他の適切な取着方法によって前記内側の容器30の前記ベース部分34に取着され得る編組セラミック・スリーブ材によって閉じられ得る。
【0039】
図6及び図7を参照して、前記内部支持構造体40が、詳しく説明される。前記内部支持構造体40は、放射性物質を臨界未満の状態に維持するよう構成されており、複数の分離した支持トレー50を有している。一実施形態では、支持トレー50は、互いに積み重ね可能である(図7参照)。
【0040】
図7を参照すると、図示されている実施形態の前記支持トレー50は、それぞれ上側の部分及び下側の部分である第1の部分52及び第2の部分54を有している。図示されている実施形態では、前記第1及び第2の部分は、互いに取着するとほぼ水平な円筒形のキャビティ118を形成する溝114及び溝116を有している。このほぼ水平な円筒形のキャビティ118は、複数の燃料体Bを収容し且つ保護している。非制限的な例として、支持トレー50の前記第1の部分52は、高さが約3.9インチ(約9.9cm)であり、支持トレー50の前記第2の部分54は、高さが約1.4インチ(約3.55cm)である。しかしながら、他の形状及び大きさの支持トレー50が、アセンブリ20の他の部品に対応する限り、本開示の範囲内であることが理解されるだろう。
【0041】
位置決め装置が、内側の容器30に対して前記支持トレー50の位置を決めるのと同時に、それぞれの支持トレー50と、近接する支持トレー50と、積み重なっているトレー50との第1及び第2の部分の位置を決めるために、使用され得る。図示されている実施形態では、前記ベース部分34の上側部分が、複数の位置決めピン120を有している。これら位置決めピン120は、前記内側の容器30内で前記支持トレー50の位置を決めるために、支持トレー50の前記第2の部分54の下側にある位置決め孔122中に受けられ得る(図6参照)。更に、図7に見られるように、積み重なっている支持トレー50は、重なり合っている個々の支持トレーの第1及び第2の部分52、54のそれぞれに、位置決めピン124と位置決め孔126とを有している。図示されている実施形態では、前記位置決めピン124と位置決め孔126とは、第1及び第2の部分52、54それぞれの、水平な円筒形のキャビティ118を形成している溝114と溝116との間の突起部に位置されている。更に、近接する支持トレー50は、近接する積み重なった第2の部分54と第1の部分52との間に、位置付けピン128と位置付け孔122(図6参照)とを有し得る。
【0042】
図5乃至7を参照すると、積み重ねられた3つの支持トレー50が示されている。各支持トレー50は、6つの燃料体Bを収容するように構成されており、従って、3つのトレーの積み重ねが、18個の燃料体Bを収容している(図7参照)。アセンブリ20によって支持されている2つの積み重ねは、合計36個の燃料体Bを収容している(図5、6参照)。しかしながら、数に関わらず燃料体を収容するための他の構成も、本開示の範囲内であることが理解されるだろう。更に、前記支持トレーは、前記容器を所定の位置に保持するための適切な止め具を有し得ることが理解されるだろう。非制限的な例として、図示されている実施形態の支持トレーは、前記支持トレー50がある角度に傾いた場合に、前記燃料体Bが支持トレー50内、もしくは、支持トレー50の側面の外で摺動するのを防ぐためのエンドストップ130を有している。
【0043】
ほぼ水平な円筒形のキャビティ118の形状が示されているが、前記第1及び第2の部分52、54は、もっとも好ましくは、燃料体、燃料ペレット、他の放射性物質、及び/もしくは、放射性物質の容器、もしくは他の材料を収容するように、他の構造で構成され得ることが、理解されるだろう。前記内部支持構造体40は、この支持構造体40が収容している内容物を保護するように適切に構成されている一方で、規定の確認および検査のためにこれら容器の簡単な使用を可能にしている。前記内部支持構造体40は、利用可能にしてプローブの衝突を最小限にするために、例えば検査官によって使用される放射線感知プローブのようなプローブと、互換可能でなければならない。
【0044】
前述のように、前記内部支持構造体40は、非金属材によって形成されている。前記内部支持構造体40は、好ましくは、高歪み速度の脆性破壊反応(例えば30フィート(約9.14m)の自由落下のような輸送の事故的状況)に対する抵抗力と、規定の火と追加された保管場所の火とに関わる温度(例えば30分、550℃)に耐える能力とを有する材料によって形成されている。前記内部支持構造体40は、好ましくは、約500゜F(約190℃)までの耐熱性を有している。
【0045】
1つの適切な実施形態では、前記内部支持構造体40は、約151.69MPa(22キロポンド毎平方インチ(ksi))の最小抗帳力を有し得る。他の適切な実施形態では、前記内部支持構造体40は、23ft−lb/inの最小のアイゾット衝撃値(ノッチ付)(a minimum Izod impact (notched))を有し得る。前記支持トレーの抗張力及び衝撃力は、前記内部支持構造体40の構成に直接関係しており、この事項は、特定の形成構造とペイロード要件(payload requirements)とに従属している。
【0046】
1つの適切な実施形態では、前記内部支持構造体40は、軽量ポリマー成形材料のような合成材料によって形成され得る。本開示の実施形態に従えば、ポリマーは、繊維によって強化され得る。繊維は、ケブラー繊維、グラファイト、ステンレス鋼、繊維ガラス、及びこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。一実施形態では、繊維ガラスによって強化されたポリエステルトレーが、1.84g/cmの密度(公称密度(nominal density)は1.92g/cm)によってモールド成形されている。他の実施形態では、繊維ガラスによって強化されたポリマートレーのための適切な密度は、約0.6g/cm乃至約2.8g/cmの範囲内である。
【0047】
適切なモールド成形材料は、強化された及び強化されていない熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂の双方を有し得る。しかしながら、構造的及び熱的要件を満たすモールド成形可能なポリマー材料が許容されることが、理解されるだろう。非制限的な例として、適切な熱硬化性樹脂は、ポリエステル、ビニルエステル、及びエポキシ樹脂を有し得る。非制限的な例として、適切な熱可塑性樹脂は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)とポリアリールエーテルケトン(PAEK)を有し得る。
【0048】
材料が、予め硬化されたシートとして提供され得、このシートは、圧力と熱とによって、トレー部品にモールド成形される。他の実施形態では、前記支持トレーのアセンブリを形成する合成材料は、難燃性の材料、もしくは、抑制剤、例えば、亜鉛、アンティモニー、ブロム、アルミニウム・トリ・水化物(aluminum tri-hydrate)、もしくは、他の規定の難燃性または抑制剤を含み得る。
【0049】
非制限的な例として、前記支持トレー50は、約3/16インチ(約0.47cm)の厚さを有する強化されたポリエステル樹脂によってモールド成形され得る。更に、他の非制限的な例として、前記支持トレー50は、前記支持トレー50に更なる強度及び剛性を与えるように約3/16インチ(約0.47cm)の厚さを有する各トレー部分の後ろ側に、補強ウェブを有し得る。更に他の非制限的な例として、前記支持トレー50には、放射性物質のための軟性の界面を提供して放射性物質を前記支持トレー50中に取着させるのを補助するように、緩衝性のフォーム(図示されていない)、例えば、弾性のポリウレタンフォームが、内張りされ得る。このようなフォームは、接着剤によって、前記支持トレー50に取着され得る。
【0050】
熱硬化性樹脂ポリマーの内部支持構造体を形成する適切な方法が、次の方法、(1)従来のウェット・レイアップ(wet lay-up)、(2)樹脂トランスファー成形(RTM)、(3)RTM−lite、(4)バルク成形材料(SMC)、(5)エポキシ・プリプレグの少なくとも1つを有し得る。熱可塑性樹脂のポリマー支持構造体を形成する適切な方法が、次の方法、(1)射出成形、(2)真空成形、(3)SF成形法の少なくとも1つを含み得る。他のモールド成形プロセスは、他の材料と同様に、繊維で補強されたポリマーと補強されていないポリマーとの双方に対して使用され得る。
【0051】
前記内部支持構造体40は、この内部支持構造体40を摩耗から保護するために、最も好ましくは、ウェア・パッド及び/もしくは振動減衰装置を有している。前記内部支持構造体40は、非金属性の構造であるので、保護されない場合、前記内部支持構造体40の分離した部品間のいかなる界面のところで、並びに、前記内部支持構造体40と前記内側の容器30との間のいかなる界面のところで、摩耗する傾向があり得る。このような摩耗は、パッケージアセンブリ20中に望ましくない埃を生じさせるか、パッケージアセンブリ20の一体性に対して不利に作用する。
【0052】
図7に見られるように、図示されている実施形態の支持トレー50は、前記支持トレーの第1の部分52と第2の部分54との間の界面のところに、保護ライニング(protective linings)もしくはウェア・パッド(wear pads)を有し得る。非制限的な例として、前記支持トレー50の第1及び第2の部分52、54それぞれの、界面位置付けピン(interfacing locator pins)124及び/もしくは位置付け孔126は、保護ライニングもしくはウェア・パッドを有し得る。更に、近接する積み重なった第2の部分54と第1の部分52との間の界面位置付けピン128及び位置付け孔122(図6参照)が、保護ライニングを有し得る。更に、前記支持トレー50の他の界面領域、例えば、ポリマー支持トレーの成形中に形成されるリブ134が、保護ライニングもしくはウェア・パッドを有し得る。適切なウェア・パッドは、ポリエチレンもしくは他の耐摩耗性材料によって製造され得る。
【0053】
図3を参照すると、前記内部支持構造体40は、この内部支持構造体40に対する摩耗を更に防ぐために、振動減衰のための1つ以上のプレロードメカニズム(preload mechanisms)を更に有し得る。図示されている実施形態では、前記プレロードメカニズムは、圧縮フォームのような圧縮構造として示されており、前記内側の容器30の上側の隅部に位置されている。しかしながら、適切なプレロードメカニズムは、前記内部支持構造体40の周りのいかなる場所にも位置され得る。1つの非制限的な例として、前記プレロードメカニズム136は、前記内側の容器30のカバー部分32と一体成形され得る。他の非制限的な例として、前記プレロードメカニズムは、前記内側の容器30のベース部分34と一体成形され得る。更に、バネ、付勢部材、並びに他の圧縮構造を有するがこれに限定されない他の形式のプレロードメカニズムが、本開示の範囲内であることが、理解されるだろう。
【0054】
[例 トレーの材料]
1つの非制限的な例では、適切な軽量ガラス繊維によって補強されたポリエステル樹脂の熱硬化性樹脂の支持トレーが、密度1.84g/cm(公称密度は1.92g/cm)でモールド成形され、以下の成分を有している。
【表1】

【0055】
構造的特徴及び/もしくは方法論的行動に特有な用語によって説明されているけれど、添付の請求項は、前述の特有の特徴もしくは行動に必ずしも制限されないことが理解されるだろう。むしろ、前述の特有の特徴および行動は、請求項の実施例として説明されている。図示されている実施形態が、図示及び説明されているけれど、種々の変更が、本開示の精神及び範囲から逸れることなく為され得ることが理解されるだろう。
【0056】
独占的な特性または権利が主張される本開示の実施形態は、以下のように規定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)外側の容器と、
(b)この外側の容器中に配置されている内側の容器と、
(c)この内側の容器中に配置されている内部支持構造体と、
を具備する放射性物質のためのパッケージアセンブリであり、この内部支持構造体は、非金属材によって形成されており、このパッケージは、放射性物質を臨界未満の状態に維持するように構成されているパッケージアセンブリ。
【請求項2】
前記非金属材は、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂とから成るグループから選択される請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項3】
前記熱硬化性樹脂は、ポリエステル、ビニルエステル、エポキシ樹脂、及びこれらの混合物から成るグループから選択される請求項2に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項4】
前記非金属材は、補強されている請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項5】
前記非金属材は、ケブラー繊維、グラファイト、ステンレス鋼、繊維ガラス、及びこれらの組み合わせから成るグループから選択される繊維によって補強される請求項4に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項6】
前記内部支持構造体は、少なくとも1つの支持トレーを有している請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項7】
前記少なくとも1つの支持トレーは、繊維ガラスによって強化されたポリエステル熱硬化性樹脂成形材料によって形成されている請求項6に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項8】
前記内部支持構造体は、非金属材によって形成された複数の支持トレーを有している請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項9】
前記内部支持構造体は、難燃性の材料を含んでいる請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項10】
前記内部支持構造体は、放射性物質を固定するための緩衝フォームが内張りされている請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項11】
前記外側の容器の一部分は、少なくとも、ポリウレタンフォームの内側の層を有するサンドウィッチ状の構造を有している請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項12】
前記内側の容器の少なくとも1つの部分は、耐火性断熱の内側の層を有するサンドウィッチ状の構造を有している請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項13】
前記内側の容器は、前記内部支持構造体への振動を減衰するための1つ以上のプレロードメカニズムを有している請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項14】
前記放射性物質は、放射性物質の燃料アセンブリ、燃料ペレット、燃料ロッド、及び容器から成るグループから選択される請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項15】
(a)容器と、
(b)この容器中に配置された内部支持構造体と、
を具備する放射性物質のためのパッケージアセンブリであり、前記内部支持構造体は、非金属材によって形成されており、前記パッケージは、放射性物質を臨界未満の状態に維持するように構成されているパッケージアセンブリ。
【請求項16】
前記非金属材は、熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂から成るグループから選択される請求項15に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項17】
前記熱硬化性樹脂は、ポリエステル、ビニルエステル、エポキシ樹脂、及びこれらの混合物から成るグループから選択される請求項16に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項18】
前記非金属材は、補強されている請求項15に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項19】
前記非金属材は、ケブラー繊維、グラファイト、ステンレス鋼、繊維ガラス、及びこれらの組み合わせから成るグループから選択される繊維によって補強される請求項18に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項20】
前記内部支持構造体は、少なくとも1つの支持トレーを有する請求項15に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項21】
前記容器の少なくとも1つの部分は、耐火性断熱の内側の層を有するサンドウィッチ状の構造を有している請求項15に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項22】
放射性物質ためのパッケージアセンブリの内部支持構造体であり、この支持構造体は、非金属材によって形成された第1及び第2の部分を有する少なくとも1つの支持トレーを有しており、前記内部支持構造体は、放射性物質を臨界未満の状態に維持するように構成されている内部支持構造体。
【請求項23】
前記非金属材は、熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂から成るグループから選択される請求項22に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項24】
前記熱硬化性樹脂は、ポリエステル、ビニルエステル、エポキシ樹脂、及びこれらの混合物から成るグループから選択される請求項23に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項25】
前記非金属材は、ケブラー繊維、グラファイト、ステンレス鋼、繊維ガラス、及びこれらの組み合わせから成るグループから選択される繊維によって補強される請求項22に記載のパッケージアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2011−501162(P2011−501162A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−530181(P2010−530181)
【出願日】平成20年10月20日(2008.10.20)
【国際出願番号】PCT/US2008/080536
【国際公開番号】WO2009/055345
【国際公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(510108526)アレバ・フェデラル・サービシーズ・エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】