説明

放射線診断装置および放射線診断システム

【課題】 インジェクタによって造影剤を注入して撮像を行う放射線診断装置において、
インジェクタとCTスキャナとの同期を図ることによって、ヒューマンエラーや、装置の
エラーによる不要な動作を防止する。
【解決手段】 放射線診断装置は、寝台4に載置された被検体5のX線像を撮影するX線
CT装置1と、被検体5に対して造影剤を注入するインジェクタ装置3と、X線CT装置
1及びインジェクタ装置3の動作を監視する監視装置10とから概略構成される。監視装
置10は、インジェクタ装置3による造影剤注入開始とX線CT装置1による本スキャン
開始の同期化を行ったり、インジェクタ装置3又はX線CT装置1の一方におけるエラー
発生による動作中止を他方の装置に通知し、エラーの内容に応じた処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体に対して造影剤を注入するとともに、X線等の放射線を利用して被検
体の所望の部位の放射線像を撮像する放射線診断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のX線等の放射線を利用した放射線診断装置としてCTスキャナ装置があり、その
撮像方式の一つとして造影剤注入撮影がある。この造影剤注入撮影とは、インジェクタ装
置を用いて被検体に対して造影剤を注入するとともに、この造影剤の注入前後における画
像を撮像し、これらの画像についてサブトラクション処理を行い、血管など造影剤が注入
された部位を強調させて特徴を抽出するものである。
【0003】
この従来の放射線診断装置では、先ずインジェクタにより造影剤を被検体に注入し、少
線量の放射線を連続的に曝射して、被検体の所望の部位のX線像をリアルタイムで撮像す
る監視スキャンを行う。次いで、操作者は、この監視スキャンにより取得された映像に基
づいて、造影剤が所望部位に十分に行き渡るタイミングを見計らってCTスキャナ装置を
操作して本スキャンを開始する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−179570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したようなインジェクタ装置で造影剤を注入する従来のCTスキャ
ナ装置では、操作者がインジェクタ装置とCTスキャナ装置とを個別に操作するものであ
ったため、CTスキャン処理と造影剤注入処理との連係を円滑に行うことが困難であると
いう問題があった。
【0006】
例えば、上記監視スキャンから本スキャンへ移行する際のタイミングは、操作者の判断
に依存するため、操作者の経験が撮像結果に影響を及ぼすとともに、操作者がスキャン開
始のタイミングを誤るなどのヒューマンエラーが発生しやすいという問題がある。
【0007】
また、インジェクタ装置やCTスキャナ装置のいずれかにおいて、エラー等によって動
作を中断する事象が発生した場合においても、インジェクタ装置とCTスキャナ装置とが
個別に動作しているため、一方が動作を停止しても、他方が継続して動作し続けることと
なり、不要な放射線の曝射や造影剤の注入が行われる可能性があった。
【0008】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ヒューマンエラーや装置
のエラーによる不要な動作を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、請求項1に係る本発明の放射線診断装置では、被検体を
撮像する撮像手段と、前記被検体に造影剤を注入する造影剤注入手段と、前記撮像手段又
は前記造影剤注入手段のうちいずれか一方にエラーが発生した旨の通知を取得した場合、
当該通知の内容に応じて、もう一方が動作を行う又は停止するよう制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
また、上述の課題を解決するために、請求項6に係る本発明の放射線診断システムでは
、被検体を撮像する撮像手段と、前記被検体に造影剤を注入する造影剤注入手段とが接続
された放射線診断システムにおいて、前記撮像手段又は前記造影剤注入手段のうちいずれ
か一方にエラーが発生した旨の通知を取得した場合、当該通知の内容に応じて、もう一方
が動作を行う又は停止するよう制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
このような本発明の放射線診断装置によれば、監視手段を介して放射線撮像手段と造影
剤注入手段との同期を図ることができ、これによって、例えば、造影剤の注入開始後、適
切なタイミングで自動的にスキャンを開始させたり、エラー等の発生によって一方の装置
が動作を停止した場合にそのエラー等の内容に応じて他方の装置の動作を停止若しくは続
行させることができる。その結果、スキャン開始のタイミングを誤る等のヒューマンエラ
ーや、一方の装置がエラー等によって停止した際に他方の装置が不要な動作を続行するこ
とを防止することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、造影剤の注入開始後スキャンを開始するタイミングを自動的に計った
り、一方の装置におけるエラー等によって他方の装置が不要な動作を続行することが防止
でき、操作者による操作を容易にすることができるとともに、被検体の負担をも軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態に係る放射線診断装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における放射線診断装置の動作を示すフロー図であり、(a)はインジェクタ装置が動作を中断した場合の動作を示すものであり、(b)はX線CT装置が動作を中断した場合の動作を示すものである。
【図3】本実施形態における監視装置の動作を示すフロー図であり、特に、造影剤の注入開始後、一定の遅延処理を行ってスキャンを開始する場合の動作を示すものである。
【図4】本実施形態における監視装置の動作を示すフロー図であり、特に、一方の装置において動作停止が発生した場合に他方の装置を動作を制御するための動作を示すものである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(放射線診断装置の全体構成)
以下、本発明に係る放射線診断装置の好ましい実施形態について図面を参照しながら詳
細に説明する。図1は、本実施形態に係る放射線診断装置を示す概略構成図である。
【0015】
同図に示すように、この放射線診断装置は、寝台4に載置された被検体5のX線像を撮
影するX線CT装置1と、被検体5に対して造影剤を注入するインジェクタ装置3と、X
線CT装置1及びインジェクタ装置3の動作を通信機能を介して監視及び制御する監視装
置10とから概略構成される。
【0016】
X線CT装置1は、寝台4上に載置された被検体5に対してX線を曝射するX線管6a
と、このX線管6aと対向配置され被検体5を通過したX線を検出するX線検出器6bと
、X線検出器6bによって検出された投影データを収集するデータ収集部7と、このデー
タ収集部7によって収集された投影データからX線画像を再構成する画像再構成部8と、
このX線CT装置1全体の動作を制御するためのCT装置制御部2とから構成される。
【0017】
そして、このX線CT装置1は、対向配置されたX線管6a及びX線検出器6bを被検
体5の対象部位を中心としてガントリ内周を回転させつつ、X線管6aからX線を曝射さ
せ、被検体5の対象部位を透過したX線をX線検出器6bによって検出し、これによって
得られた投影データをデータ収集部7で収集し、これについて画像再構成部8で、例えば
フィルタードバックプロジェクション法に基づく画像再構成処理等の画像処理を行って断
層像等の画像を再構成する。
【0018】
また、前記CT装置制御部2は、X線CT装置1の動作状況や発生したエラーについて
のコード信号を、光ケーブル12を介して監視装置10に対して送信するとともに、監視
装置10からの制御信号を受信してX線CT装置1の動作を開始又は停止させる機能を有
する。
【0019】
一方、インジェクタ装置3は、被検体5に対して造影剤を注入するものであり、インジ
ェクタ制御部3aによってその動作が制御されるものである。このインジェクタ制御部3
aは、インジェクタ制御部3aの動作状況や発生したエラー等のコード信号を光ケーブル
11を介して監視装置10に対して送信するとともに、監視装置10から送出される制御
信号を受信してインジェクタ装置3の動作を開始又は停止させる機能を有する。なお、こ
のインジェクタ装置3で発生し得るエラー等の動作停止事象としては、X線CT装置1で
のリアルタイム像等から操作者が予定注入量以下で造影剤の注入を終了する場合や、注入
中に造影剤が漏洩した場合等が挙げられる。
【0020】
他方、監視装置10は、光ケーブル11,12によって、インジェクタ装置3及びX線
CT装置1と接続されており、これらインジェクタ装置3及びX線CT装置1の動作状態
を監視するとともに、これらインジェクタ装置3とX線CT装置1との間で相互に通信さ
せ、これらの間で動作の同期化を図るものである。
【0021】
具体的には、この監視装置10は、光ケーブル11,12を通じて、X線CT装置1や
インジェクタ装置3から送信される動作状況やエラー発生を通知するコード信号を受信し
たり、これらX線CT装置1やインジェクタ装置3に対して、動作を開始又は停止させる
ための制御信号を送信する。これにより監視装置10は、インジェクタ装置3による造影
剤注入開始とX線CT装置1による本スキャン開始の同期化を行ったり、インジェクタ装
置3またはX線CT装置1の一方におけるエラー発生による動作中止を他方の装置に通知
し、エラーの内容に応じた処理を行う。
【0022】
また、監視装置10は、スキャンの対象部位に応じた遅延時間を記述した内部テーブル
を備えている。この内部テーブルは、例えば、対象部位の血流速度や造影剤の種類等に基
づいて作成される。そして、遅延処理を行う際には、操作者がインジェクタ装置3側又は
X線CT装置1側において造影剤の選択や対象部位の設定を行い、この光ケーブル12を
介して監視装置10に通知することによって、通知された設定値と内部テーブルとを照合
し、最適な遅延時間を取得するようにする。なお、本実施形態に係る監視装置10には、
後述する警告メッセージ等を表示するモニタ(図示せず)が設けられている。
【0023】
(放射線診断装置の動作)
以上の構成を有する放射線診断装置の動作について以下に説明する。図2(a)及び(
b)は、放射線診断装置の動作の概略を示すフロー図である。同図において、(a)はイ
ンジェクタ装置3側において造影剤注入を中断する事象が生じた場合の動作を示すもので
あり、(b)はX線CT装置1側においてスキャンを中断する事象が生じた場合の動作を
示すものである。
【0024】
同図(a)に示すように、インジェクタ装置3及びX線CT装置1の動作が開始され(
step201,202)、インジェクタ装置3による造影剤の注入が開始されると(s
tep203)、所定の遅延処理が行われた後、X線CT装置によるスキャンが開始され
る(step204)。
【0025】
そして、インジェクタ装置3側で、造影剤の漏洩や予定注入量以下の注入終了、装置エ
ラー等の動作停止事象が発生し、造影剤の注入が中断された場合(step205)、動
作停止事象の内容に応じてスキャンを継続若しくは中止するとともに、操作者に対して警
告メッセージを表示する(step206)。このとき例えば、インジェクタ装置3の動
作が停止しても、既にスキャンを続行できる程度の量の造影剤が注入されている場合には
、X線CT装置1によるスキャンを続行する。
【0026】
一方、同図(b)においては、同図(a)の場合と同様に、インジェクタ装置3及びX
線CT装置1の動作が開始され(step207,208)、インジェクタ装置3による
造影剤の注入が開始されると(step209)、所定の遅延処理が行われた後、X線C
T装置によるスキャンが開始される(step210)。
【0027】
そして、X線CT装置1側で何らかのエラー等が発生し、スキャンが中断された場合(
step211)、操作者に対して警告メッセージを表示するとともに、それ以降の造影
剤注入は不要であるため、操作者の判断によって造影剤の注入を継続若しくは中止する(
step212)。
【0028】
(スキャン開始処理)
上述したX線CT装置1によるスキャン開始処理について以下に説明する。図3は、か
かる遅延処理の動作を示すフローチャート図である。この遅延処理は、上記監視装置10
によってインジェクタ装置3及びX線CT装置1と通信することによって監視及び制御す
ることにより行う。
【0029】
先ず、監視装置10による監視及び制御が開始されると(step301)、CT装置
制御部2から関心領域すなわちスキャンの対象部位についての情報を取得する(step
302)。そして、この取得した対象部位情報について内部テーブルと照合し(step
303)、対象部位に応じて最適な遅延時間を取得する(step304)。
【0030】
次いで、インジェクタ装置3の制御部3aからの通信により、インジェクタ装置3側で
造影剤の注入が開始された旨の通知を取得する(step305)。監視装置10では、
この通知により遅延処理を開始する(step306)。この遅延処理としては、例えば
、通知を受信したときからタイマー手段を起動させ、内部テーブルから取得した所定の遅
延時間をカウントすることにより実現することができる。
【0031】
そして、所定の遅延時間が経過した後、監視装置10は、CT装置制御部2に対して、
本スキャンを開始させるための通知を行い、この通知を受信したCT装置制御部2は、X
線CT装置1による本スキャンを開始し(step307)、スキャン開始処理を終了す
る(step308)。
【0032】
以上説明したように、本スキャンを開始させる際に監視装置10で所定の遅延処理を行
うことによって、造影剤の種類やスキャンの対象部位に応じて適切なタイミングで本スキ
ャンを自動的に開始させることができ、ヒューマンエラー等による誤動作を防止すること
ができる。
【0033】
(エラー発生時の動作処理)
次いで、X線CT装置1又はインジェクタ装置3でエラー等が発生し動作が中断した場
合の、監視装置10の動作について説明する。図4は、かかるエラー等が発生した場合の
監視装置10の動作を示すフローチャート図である。
【0034】
先ず、X線CT装置1による本スキャンが開始されると(step401)、監視装置
10は、エラー通知の待機状態を維持する。そして、X線CT装置1又はインジェクタ装
置3でエラー等が発生し動作が中断した場合(step402)、各装置は、監視装置1
0に対して通信機能を介してエラーが発生した旨及びエラーの内容を示すコード信号を送
信する。このコード信号を受信した監視装置10は、このコード信号がインジェクタ装置
3、X線CT装置1のいずれから送信されたのかを判断する(step403)。
【0035】
ステップS403においてX線CT装置1側でエラー等が発生したと判断した場合には
、監視装置10は、受信したコード信号を解析してエラーの内容を識別し(step40
4)、後段の判断処理のためにインジェクタ装置3側の動作状況を通信機能を介して取得
する(step405)とともに、操作者に対してX線CT装置1側でエラー等が発生し
た旨の警告メッセージを表示する(step406)。
【0036】
次いで、解析したエラーの内容及びインジェクタ装置3の動作状況に応じて、インジェ
クタ装置3による造影剤の注入動作を即時に中止する必要があるか否かの判断を行う(s
tep407)。即時に中止する必要があると判断した場合には、通信機能を介してイン
ジェクタ装置3に対して造影剤の注入を中止する旨の通知を出力し(step408)、
動作を終了する(step418)。即時に注視する必要がない場合には、所定の遅延処
理を行った後、造影剤の注入を中止させる旨の通知を出力し(step408)、動作を
終了する(step418)。
【0037】
一方、ステップS403において、インジェクタ装置3側でエラー等が発生したと判断
した場合には、監視装置10は、受信したコード信号を解析しエラーの内容を識別し(s
tep410)、後段の判断処理のためにX線CT装置1側の動作状況を通信機能を介し
て取得する(step411)とともに、インジェクタ装置3側においてエラー等が発生
した旨の警告メッセージを表示する(step412)。
【0038】
次いで、コード信号の解析結果に基づいて、インジェクタ装置3が既にどの程度の量の
造影剤を注入しているかを判断し(step413)、その量が少ないときには、スキャ
ンを中止する必要があるか否かの選択を操作者に対して要求する(step414)。操
作者が、スキャンを継続することを選択したときには、スキャンを続行する(step4
17)。
【0039】
ステップS413において、操作者がスキャンを中止することを選択したときには、通
信機能を介してX線CT装置1に対してスキャンを中止する旨の通知を出力し(step
415)、動作を終了する(step418)。このとき、必要に応じて内部テーブルか
ら所定の遅延時間を取得し、遅延処理を行うようにしてもよい(step416)。この
遅延処理を行う場合としては、例えば、X線CT装置1側で行っているスキャンが残りわ
ずかで終了できるときが考えられる。
【0040】
ステップS412において、既に注入した造影剤がスキャンを続行できる程度に十分な
量注入されていると判断した場合は、スキャンを続行する(step417)。なお、ス
キャンを続行する場合は、再度のエラー発生(step402)に備えて待機状態を維持
する。
【0041】
以上説明したように、監視装置10でX線CT装置1及びインジェクタ装置3の動作監
視を行い、一方の装置に発生したエラーを他方の装置に通知し、エラーの内容に応じた処
置を施すことによって、一方の装置が停止したときに他方の装置が動作し続けることを防
止することができ、不要な放射線の曝射や造影剤の注入を軽減することができる。
【符号の説明】
【0042】
1…X線CT装置、2…CT装置制御部、3…インジェクタ装置、4…寝台、5…被検
体、6…検出器、7…データ収集部、8…画像厚生部、10…監視装置、11,12…光
ケーブル、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検体を撮像する撮像手段と、
前記被検体に造影剤を注入する造影剤注入手段と、
前記撮像手段又は前記造影剤注入手段のうちいずれか一方にエラーが発生した旨の通知
を取得した場合、当該通知の内容に応じて、もう一方が動作を行う又は停止するよう制御
する制御手段と、
を備えることを特徴とする放射線診断装置。
【請求項2】
前記造影剤注入手段における前記エラーは、予定の注入量以下で造影剤の注入を終了する
場合、又は造影剤の注入中に造影剤が漏洩する場合のうち、少なくとも一方の場合に発生
することを特徴とする請求項1記載の放射線診断装置。
【請求項3】
前記撮像手段に前記エラーが発生した場合、前記制御手段は、前記撮像手段が撮像を行え
る程度の量の前記造影剤が、前記被検体に注入されているかを判別し、注入されていれば
前記撮像手段に撮像を行わせ、注入されていなければ前記撮像手段に撮像を停止するよう
制御することを特徴とする請求項1記載の放射線診断装置。
【請求項4】
前記造影剤注入手段に前記エラーが発生した場合、前記制御手段は、前記造影剤注入手段
が前記造影剤の注入を停止する必要があるかどうか判別し、前記造影剤注入手段が前記造
影剤の注入を停止する必要があると判別した場合、前記造影剤の注入を停止させ、前記造
影剤注入手段が前記造影剤の注入を停止する必要がないと判別した場合、所定の遅延時間
後、前記造影剤注入手段に前記造影剤の注入を停止するよう制御することを特徴とする請
求項1記載の放射線診断装置。
【請求項5】
前記遅延時間は、前記撮像手段による前記被検体の撮像対象部位又は前記造影剤の種類に
基づいて設定されることを特徴とする請求項4記載の放射線診断装置。
【請求項6】
被検体を撮像する撮像手段と、前記被検体に造影剤を注入する造影剤注入手段とが接続さ
れた放射線診断システムにおいて、
前記撮像手段又は前記造影剤注入手段のうちいずれか一方にエラーが発生した旨の通知
を取得した場合、当該通知の内容に応じて、もう一方が動作を行う又は停止するよう制御
する制御手段と、
を備えることを特徴とする放射線診断システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−158555(P2010−158555A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−87171(P2010−87171)
【出願日】平成22年4月5日(2010.4.5)
【分割の表示】特願平11−136241の分割
【原出願日】平成11年5月17日(1999.5.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】