説明

放熱器の内部詰まり検査装置、それを利用したスラッジ除去方法

【課題】非検査物に過大な圧力を加えることなく詰まり検査をする。
【解決手段】 放熱器などの被検査物に対して過大な圧力の加えることを抜き穴で防止しながら、圧縮空気を通過させて、放熱器の詰まった部分の上流側に発生する圧力を測定しつつ、放熱器の排出出口を指なので塞ぎ、上流側の圧力変化を負圧または正圧で感知し該圧力の変化手前の排出口塞ぎ面積を知り、該塞ぎ面積で放熱器内部コア上流側と下流側の流路のおおよその詰まり具合を検査する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は流体の流路の途中に介装され、被検査物に対して過大な圧力の加えることを防止しながら、圧縮空気を通過させて、放熱器の詰まった部分の上流側に発生する圧力を測定しつつ、放熱器の排出出口を指なので塞ぎ、上流側の圧力変化を感知し該圧力の変化手前の排出口塞ぎ面積を知り、該塞ぎ面積で放熱器内部コア上流側と下流側の流路のおおよその詰まり具合を検査する装置であり、それを利用した放熱器内部スラッジ除去方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
背景技術として自動車整備工場において放熱器の内部詰まり検査を行なうための検査方法を例示する。図1に示すように、放熱器(1)入口に水道のホース(2)または、エアーガンを差込み、水道水または、コンプレッサーの圧縮空気が漏れないように手で塞ぎながら送り込み、送り込んだ際に該手に感じる放熱器入口圧力と出口の噴出し流量(3)の強弱を見て詰まり具合を判断していた。また、内部スラッジの除去は水道水で流し出す程度のものであった。
【発明の開示】

【発明者が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、従来の一連の検査作業には次の課題がある。
(a)詰まり検査において、水道水を使用すると床などが濡れてしまうので、利便性のよいコンプレッサーの圧縮空気をエアーガンで送り込むと該圧縮空気で放熱器を破壊する恐れがあった。
(b)詰まり検査において、送り込んだ際に該手に感じる放熱器入口圧力と出口の噴出し量で詰まりの良否を判断するには、作業者の熟練度が必要であった。
(c)放熱器は多種多様な容量があるので圧縮空気を送り込んだばあい該手に感じる放熱器入口圧力が違うので詰まり具合を判断できなかった。
(d)詰まり検査において、放熱器の入口径が多様なので利便性のある圧縮空気を放熱器に接続するには多種多様な接続スペーサーが必要だった。
(e)放熱器内部のスラッジ除去は、放熱器入口から出口に水道水を流しても内部に溜まっているスラッジの除去の効果はなかった。
上記の理由で本発明は、詰まり検査において水道水により、利便性のある、コンプレッサーの圧縮空気を利用して、かつ、被検査物に対し圧力負担の少ない放熱器内部の詰まり測定装置を課題とし、また、放熱器の入口の多様なホース口径に対し本発明装置を接続するためのスペーサーと本発明装置を利用して放熱器内部のスラッジの除去方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決するために、図2の傾斜図に示すように本発明装置の詰まり発見装置(4)は、水道水より利便性のあるコンプレッサー(5)の圧縮空気を利用して、上流側のコンプレッサー(5)と下流側の被検査物である放熱器(1)の流路途中部に介装して、本発明装置(4)を介して放熱器に内部に圧縮空気を通過させたときに、該内部の詰まりによって発生する詰まり上流側の圧力を計測しつつ、放熱器の排出出口を指なので塞ぎ、該詰まり面積以上排出出口を塞ぐと上流側の圧力が上昇するので該圧力上昇変化を検地し該圧力の変化手前の排出口塞ぎ面積を知り、該塞ぎ面積で放熱器内部コア上流側と下流側の流路のおおよその詰まり具合を検査する装置であって、該圧力の変化を測定する手段として、圧力計と取り外しが可能な笛(20)と透明なパイプ(22)を備えている。
【0005】
図3の傾斜図、図4断面図に示すようにエアーガンの上流側にコンプレッサー(5)から送り込まれる流量を調整するバルブ(14)、エアーガンレバー(13)に連動しているエアーガン開閉バルブ(23)下流部に圧力抜き及び圧力調整の為の抜き穴(9)、エアーガン(7)先端部に圧力計(8)及びセンサーパイプ(10)を取り付けるための中継管(19)と負圧発生管(12)を一対としたものをネジ込み組み込んでいる。
【0006】
第一発明は放熱器に過大な圧力の加えることを防止する為に図3傾斜図、図4断面図、に示すように、エアーガン開閉バルブ(23)の下流側に抜き穴(9)を設けて下流側放熱器に誤って過大な圧力加えた場合でも、該圧力を抜き、かつ、図7傾斜図に示すように、放熱器(1)に通過させる圧縮空気をあらかじめ圧力既定値を定めて詰まり検査前にエアーガンレバー(13)を握りエアーガン開閉バルブ(23)を開放して負圧発生管(12)から放出されるコンプレッサーの空気をゴム板(25)なので塞ぎ、抜き穴(9)から放出される中経路(18)の圧力を圧力計(8)で計測しながらバルブ(14)を開閉して該圧力を既定値に調整すれば解決できる、また該抜き穴(9)は下流側の負荷が少ないか、または、負荷ない場合、エジェクターの原理によって減圧し,外部の流体を吸引する構造である。
【0007】
前記圧力既定値とは放熱器が破壊されない圧力であって、放熱器の出口ホース径によってその値が決められる。
【0008】
図8に示すように小さな放熱器のヒーター(29)の詰まり検査は、放熱器コア(30)の出口ホース径が小さくて、細管(31)の本数が少ないので本発明装置(4)のブルドン管圧力計(0〜0.2MPa)で詰まりにより発生する圧力が計測可能範囲となるので、センサーパイプにメクラ蓋を差込み、放熱器入口(32)よりゴム管(34)で接続して圧縮空気を内部に通過させると、放熱器内部の詰まりによる負荷で入口ホース口の圧力が高くなり、詰まり面積に比例して圧力計(8)指示が上がりまた、詰まりがない場合は該ブルドン管の圧力計(8)の指示では放熱器の内部微弱負荷圧力だけなので零となる。該詰まり面積を知るには、放熱器の出口の噴出し流量(3)を指(35)なのでじょじょに塞いで行き該圧力計の上昇する手前の該塞ぎ面積が放熱器流路の詰まり面積になる。該詰まり面積とは、放熱器上流側から下流側に流した空気量が出口の面積に対して何割程度減少して排出したのかを知るために放熱器出口を塞ぎ放熱器入口の圧力上昇で感知するのであり本来の放熱器内部の詰まりとは異なるが、おおよその放熱器内部の詰まり具合が推測できる。
【0009】
前記車のヒーターの詰まり具合に発生する圧力計(8)の指示の一例を例示する。
個々の場合によって違うが、おおむね半分詰まっている場合は軽四車両では0.02MPaで9割程度、詰まっている場合は0.04MPaとなる。
【0010】
次に第二発明は自動車の軽四車の小型容量の放熱器の詰まり検査は、前記ヒーター(29)の詰まり検査と異なり、放熱器コア(30)の容量と細管(31)の本数が多いのでエアーガン(7)で圧縮空気を流入させても放熱器入口(32)の詰まりが、多量な場合以外は詰まりにより発生す放熱器入口(32)の圧力が少なく本発明装置(4)のブルドン管圧力計(0〜0.2MPa)は計測できないので第二の放熱器入口(32)の計測手段として該圧力を笛(20)通過させ外部に放出させて笛(20)を鳴らし、該笛の音色で該圧力を計測する方法を考案したが、最新のアルミ放熱器のアルミコアは細管(31)が狭く内部抵抗が多いために、スラッジなのにより放熱器が詰まっていなくとも圧縮空気を放熱器内部に通過させるだけで放熱器入口(32)の内部抵抗により圧力が高くなり笛(20)が鳴るので該内部抵抗圧力を差し引くために図9に示すように、上流側から流出する圧縮空気をエアーガン排出管(36)から流出させて負圧発生管(12)の管で覆い負圧発生場所(16)でエジェクターの原理で負圧を発生させて該内部抵抗によって発生する圧力を差し引いて該笛の放流量を抑えて、詰まりの無い場合に鳴らないようにエアーガン排出管(36)の長さで調整した。前記同様に詰まり面積を知るには、放熱器出口(33)から出口の噴出し流量(3)を指(35)なので塞いで行き笛(20)の音色が変化した手前の該塞ぎ面積になる。前記と同様に放熱器上流側から下流側に流した空気量が出口の面積に対して何割程度減少して排出したのかを知るために放熱器出口を塞ぎ放熱器入口の圧力上昇で感知するのであり本来の放熱器内部の詰まりとは異なるが、おおよその放熱器内部の詰まり具合が推測できる。
【0011】
前記の笛(20)と負圧発生管(12)の追加により自動車の軽四車の容量のような、小さな放熱器の場合、本発明装置の排出管(36)の長さを調整して放熱器(1)内部の詰まりが半分程度以上で圧縮空気を放熱器に通過させたときに該笛(20)を鳴るように調整すれば利便性が増す。
【0012】
次に第三発明は自動車の小型車または小型トラックの容量の放熱器の詰まり検査の場合、前記の詰まり検査と異なり、放熱器コア(30)の容量と細管(31)の本数が更に多いので圧縮空気を通過させても、放熱器入口(32)の詰まりが多量な場合以外は詰まりにより発生す放熱器入口(32)の圧力が発生しないのでセンサーパイプ(10)内の圧力はエジェクターの原理により負圧になる、その結果の前記笛(20)では鳴らないので、該負圧を図6に示すように、センサーパイプより透明なパイプ(22)で、筒型の空気抜きのある水の入った容器(24)中に誘い込み該負圧で水が吸い上げられて水柱ができるので、該水柱の位置(28)で放熱器排出量を分かるようにした、該水柱の位置(28)は負圧発生管(12)の排出流量で決まり放熱器(1)内部の詰まりが無いときは害水柱の位置は高くなり、放熱器の詰まりが多くて放熱器出口の排出流量が少ない場合は該水柱の位置(28)は低くなる、前記同様に詰まり面積を知るには、放熱器出口(33)から出口の噴出し流量(3)を指(35)なので塞いで行き該水柱の位置(28)が下がった手前の該塞ぎ面積になる。放熱器上流側から下流側に流した空気量が出口の面積に対して何割程度減少して排出したのかを知るために放熱器出口を塞ぎ放熱器入口の圧力上昇で負圧が減少して水柱の位置(28)下がるのを感知するのであり本来の放熱器内部の詰まりとは異なるが、おおよその放熱器内部の詰まり具合が推測できる。
【0013】
また、ヒーター、軽四車、小型車または小型トラックより放熱器が容量の大きい放熱器は出口口径に応じて放熱器に負担のかからないように圧力計(8)で監視しながらバルブで(4)上流側のコンプレッサーから流入量を増し使用する。
【0014】
次に第四発明は図7の傾斜図に示すように、本装置と放熱器ホース口と接続するためにスペーサーで、この扁形接続具ゴム栓(11)は負圧発生管(12)に差し込み取り付けるが放熱器のホース口径に合わせて右側(26)左側(27)を逆に差し替えて使用できて、左側(26)は大きい口径の放熱器放熱器入口(32)に対して差し込み接続して、右側(26)は小さい放熱器入口(32)に対して覆いかぶせて使用できで該扁形接続具ゴム栓(11)は図4に示すように負圧発生管(12)に差し込んだときに該負圧発生管(12)との間に空間ができて、より細いホース口に差し込めて、収縮に富んでいる柔らかい材質でできている。
【0015】
また、本発明装置は放熱器内部に水があって内部抵抗が増しても抜き穴(9)が設けてあるので放熱器に負担のかからない圧力で水道水を流し込みながら本発明装置でコンプレッサーの圧縮圧力を送り込み水道水と併用して使用して放熱器内部スラッジ除去ができて、また、圧力計(8)監視しながらコンプレッサー(5)の圧縮空気の量をバルブ(14)で増減できるので更に効果的にスラッジ除去ができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る放熱器の内部詰まり圧力測定装置及び扁形接続具ゴム栓(11)それを利用した放熱器内部清掃フラッシング装置によれば、コンプレッサーの圧縮空気を扁形接続具ゴム栓(11)で容易に接続し、かつ、抜き穴(9)で圧力を制御し、下流側の放熱器に過大な圧力を加えること防止しながら放熱器の内部詰まり面積が推測できて、放熱器内部スラッジ除去を放熱器に負担をかけない圧力で水道水と併用して容易にできるとともに、従来の高価で水が浸入すると壊れやすいレギュレターが不要で可搬性や機動性、信頼性を向上させられたり、低コストに提供したりすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図2、図3、図5、図7、図8は本発明を具体化した第一実施形態としての流体圧力調整機能の抜き穴(9)を利用した放熱器内部詰まり検査装置を示している。また図4は第二計測手段の笛(20)の実態図を示し、図5は第三計測手段の透明なパイプ(22)の装置を示し、図6は本発明装置を放熱器入口(32)に容易に接続できる扁形接続具ゴム栓(11)の実態図を示している。
【0018】
本発明装置は図10の断面図に示すように高圧供給手段としてエアーコンプレッサーを使用して、高圧流体の流路の途中部に介装され、該空気上流側から下流側へと中経路(16)を有するエアーガン(7)の上流側に流量を制御するためのバルブ(40)、エアーガンの開閉バルブ(8)と圧力計(10)との間には圧力調整の抜き穴(9)を設けていて、該エアーガンの先端には圧力測定手段としての圧力計(10)と負圧発生管(12)と該負圧発生管の負圧発生場所(16)に通じたセンサーパイプ(10)を一対としてエアーガン先端にネジ込み組み込んでいて、該センサーパイプ(10)にメクラ蓋(17)と圧力測定手段の笛(18)透明なパイプ(22)が取り付け取り替えられる構造である。
【0019】
前記中経路としては、特に限定されないが、次の態様を例示する。
(1)筒体の内部に前記流体を中継する流路を設けた態様。
(2)銃(ガン)等の任意形状に形成された本体の内部に前記流体を中継する流路を設けた態様。
【0020】
また、前記中経路は、その全部又は一部を、建物、家具、機械等に固定する固体式として構成したり、前記建物等に着脱可能な着脱式として構成したり、手持ち式(例えば、手持ち可能なロッド型、銃型等)として構成したりすることができる。
【0021】
前記流体とは、外力に対して自由に変形し又は流動するものであれば特に限定されないが、空気、ガズ等の気体、又は淡水、海水等の液体を例示する。
【0022】
前記抜き穴における前記流体の流れを制御可能に構成する態様としては、特に限定されないが、次の態様を例示する。
(1)前記抜き穴が直接的に手で開閉可能な開口を有する態様。
(2)前記抜き穴が直接的に手で開閉可能な開口を有する態様。例えば前記流体の圧力に逆らって手で押さえることにより前記流体の流出を制御、かつ、手を離すことにより該流体を放流可能となるように構成された手動開閉手段を前記抜き穴の開口に設けた態様が挙げられる。
【0023】
抜き穴(9)と圧力計(10)の位置はエアーガン開閉バルブ(8)下流側であれば位置は問わない。
【0024】
前記抜き穴(9)は下流側の負荷が少ないか、または、負荷ない場合、エジェクターの原理によって減圧し,外部の流体を吸引する構造である。
【0025】
ここで検査前に抜き穴(9)での圧力調整方法を説明する。
図7傾斜図に示すように抜き穴(9)、放熱器(1)に通過させる圧縮空気の圧力既定値に合わせるために、コンプレッサー(5)のエアーホース(37)を放熱器の内部詰まり検査装置(4)のエアーガン(7)上流部のプラグ(15)に接続して、エアーガンレバー(13)を握りエアーガン開閉バルブ(23)を開放して負圧発生管(12)から放出されるコンプレッサーの空気をゴム板(25)なので塞ぎ、抜き穴(9)から放出される中経路(18)の圧力を圧力計(8)で計測しながらバルブ(14)で該圧力を既定値に調整する
【0026】
前記圧力既定値とは放熱器が破壊されない圧力であって、放熱器の容量よってその値が決められるので一例を例示する。ヒーター、軽四車、小型車、小型トラックの場合、瞬間圧力0.1MPa、常時排出圧力0.05MPa。
また、前記以上の容量の多い大型放熱器は排出出口面積つまり大きなホース口なので、前記圧力既定値の流量では圧縮空気が不足して正確に計測できないので、前記圧力既定値で一旦、放熱器(1)に圧縮空気通過させて放熱器に圧力負担かかっていないことを確認した後、圧力計を監視しながら放熱器の出口排出量を増やしながら計測する。
【0027】
放熱器の詰まり検査に必要なコンプレッサーの能力の一例を例示する。
ヒーター、軽四車、小型車または小型トラックの場合2馬力8MPa以上
中型トラック、大型トラックの場合10馬力8MPaが望ましい。
【0028】
前記高圧供給手段としては、高圧流体としての高圧エアーを供給するエアーコンプレッサーや、高圧流体としての高圧液体を供給するポンプ等を例示する。
【0029】
また、放熱器が大きくて供給コンプレッサーの容量が足らない場合、補助送風機等の補助手段を本装置に追加することが出来る。
【0030】
前記圧力測定手段としては、特に限定されないが、圧力計のほかに、前記流体の圧力に応じて変形(例えば、膨張、湾曲、伸縮等)、変化、移動、発電、又は反応等をする部材又は物質を例示する。
【0031】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば自動車整備工場の放熱器の詰まり検査において
(a)水道水を使わずとも、本発明装置を空気工具の同様な扱い使用でき、放熱器を車両から外さなくとも計測できて、かつ、外しやすいエンジン側のホースを外し放熱器にホースを付けたエンジン側のホースより圧縮空気を放熱器に送り込んで検査ができる。
(b)放熱器に過大な圧力を加えることを防止できるとともに、構造が簡単で、少ない部品で構成できるので、可搬性や機動性を向上させたり、信頼性を向上させたり、低コストに供給したりすることができる。
【0032】
「他の実施形態」
抜き穴(9)を省き従来のレギュレターを装着したもの。
バルブ(14)を省きエアーガンの排出量を他の方法でする構造のもの。
センサーパイプを省いた構造のもの。
圧力計(8)センサーパイプ(10)負圧発生管(12)を省き、ぬき穴(9)を利用したもの。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明装置は放熱器出口面積に対して細管(31)の総本数空気通過面積が過剰に多い場合は詰まり検査をしても検査結果に詰まりが無いとなり、計測できない、しかしながら自動車整備工場においてエンジンがオーバーヒートしている場合のほとんどが出口流量の不足している場合が多く本発明装置を理解して使用すれば実用的な装置と言える、また、水道水と圧縮空気を併用して放熱器内部のスラッジの除去ができるので更に実用的な装置といえる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】従来技術を示す斜視図である。
【図2】発案技術を示す斜視図である
【図3】本発明の正面図である
【図4】本発明の断面図である
【図5】第二計測手段の笛の斜視図である
【図6】第三計測手段の透明なパイプの実装斜視図である
【図7】扁形接続具ゴム栓の斜視図である。
【図8】発案技術の圧力調整を示す斜視図である
【図9】発案技術で車のヒーターを検査している断面図ある
【図10】センサーパイプに笛を取り付けた断面図である。
【図11】発案技術で放熱器を検査している断面図ある
【符号の説明】
【0034】
1 放熱器
2 水道のホース
3 出口の噴出し流量
4 放熱器の内部詰まり検査装置
5 コンプレッサー
6 ラヂエーター上ホース口
7 エアーガン
8 圧力計
9 抜き穴
10 センサーパイプ
11 扁形接続具ゴム栓
12 負圧発生管
13 エアーガンレバー
14 バルブ
15 プラグ
16 負圧発生場所
17 メクラ蓋
18 中経路
19 中継管
20 笛
21 ゴム管
22 透明なパイプ
23 エアーガン開閉バルブ
24 筒型の空気抜きのある水の入った容器
25 ゴム板
26 右側
27 左側
28 水柱の位置
29 ヒーター
30 放熱器コア
31 細管
32 放熱器入口
33 放熱器出口
34 ゴム管
35 指
36 エアーガン排出管
37 エアーホース
38 指

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は流体の流路の途中に介装され、被検査物に対して圧縮空気または、液体を通過させ被検査物の詰まった部分の上流側に発生する圧力で被検査物の詰まりを確認し、また、該圧力を計測しつつ、被検査物の排出出口を指なので塞ぎ、上流側に圧力変化を加えて該圧力の変化を感知し該圧力の上昇手前の排出口塞ぎ面積を知り、該塞ぎ面積で検査物の上流側と下流側の途中流路の詰まりを検査する装置であって、前記流体を前記上流側から前記下流部側へと中継する中継路と、被検査物に圧縮された流体の詰まり具合により発生する予期できない過度の圧力を減少させる手段として、前期中継路の内外を連通する抜き穴とを備えていて、また、該圧力を抜き穴より一旦放流させた後、放流してくる前記流体に逆らって手で押さえることにより前記抜き穴からの流体の放流を停止させて該圧力も計測できて、かつ、該抜き穴は本装置下流部の負圧管流体出口を塞ぎ上流部のバルブの開閉により本装置の中経路の圧力調整も可能な詰まり検査装置。
【請求項2】
該抜き穴は下流側に負荷ない場合、エジェクターの原理によって減圧し,外部の流体を吸引できる構造である。
【請求項3】
加圧した流体を供給する高圧供給手段と、該流体が注入される被検査物との間における流体の流路の介途中部に介装され、被検査物に対して圧縮空気または、液体を流し被検査物の詰まった部分の上流側に発生する圧力を測定する計測手段のある、詰まり検査装置。
【請求項4】
披検査物の下流側出口を塞ぎ、該検査物詰まり上流側に発生する圧力に変化を加えたときに、該圧力変化を負圧また正圧で感知できる詰まり検査装置。
【請求項5】
前期上流側に発生する圧力が弱く、ブルドン管圧力計で計測しがたい場合に該圧力の流れを笛に導き警笛を鳴らし、該音で感知するころのできる手段を持つ詰まり検査装置。
【請求項6】
前記被検査物の詰まり上流側に発生する圧力の変化を負圧で計測する、計測手段を持つ、詰まり検査装置。
【請求項7】
検査物が大きくて供給コンプレッサーの容量が足らない場合、補助送風機等の他の補助供給手段を追加できる装置。
【請求項8】
前記圧力測定手段の請求項5、請求項6を着脱または差し替え可能にした、詰まり検査装置。
【請求項9】
本装置の抜き穴の仕組みを持つスラッジ除去フラッシング装置。
【請求項10】
本装置を被検査物の容易に接続できる扁形接続具ゴム栓。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−309910(P2007−309910A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−165324(P2006−165324)
【出願日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【出願人】(505054704)
【Fターム(参考)】