説明

放電ランプ点灯装置

【課題】 フェライトコアの機械的な振動による可聴ノイズを低減した放電ランプ点灯装置を提供する。
【解決手段】 DC−ACインバータ回路2は、直流電圧を任意のスイッチング周波数の交流電圧に変換するものである。変換された交流電圧は、フェライトコアに巻線が施されたインダクタL1とコンデンサC1のLC直列回路に印加される。ディジタル制御回路3は定常動作において、定常周波数のスイッチング周波数でスイッチング素子Q1〜Q4のオン/オフを制御する。放電ランプはコンデンサC1の両端に接続されている。ディジタル制御回路3は、フェライトコアが所定温度よりも低いときに、スイッチング周波数を定常周波数よりも低い周波数とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電ランプを点灯させる放電ランプ点灯装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の放電ランプ点灯装置として、特許文献1には、図5のような交流電圧を印加することにより放電ランプを点灯するようにした放電ランプ点灯装置が開示されている。この放電ランプ点灯装置は、フルブリッジ回路を用いたものである。降圧チョッパ回路は、直流電源から入力される直流電圧を降圧し、所望の直流電圧を出力して、4つのスイッチング素子からなるフルブリッジ回路に印加している。フルブリッジ回路により直流電圧が交流電圧に変換され、この交流電圧が印加されるようにLC直列回路が接続されている。LC直列回路のコンデンサの両端には放電ランプが接続されている。放電ランプ始動時には、LC直列回路の共振周波数(例えば150kHz)近傍の高いスイッチング周波数の交流電圧が印加されることで、放電ランプ始動に必要な高い電圧が供給される。放電ランプが点灯した後はスイッチング周波数を定常周波数(数十〜数百Hz)に移行し、定常動作を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−327117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
LC直列回路のインダクタは、通常フェライトコアに巻線が施されたものである。このインダクタに交流電圧が印加されると、巻線に流れる電流により周期的な磁界の変化が発生する。この磁界の変化によってフェライトコアが磁歪効果により歪み、機械的な振動が発生する。一方、フェライトコアの磁歪定数は温度依存性を有しており、フェライトコアの温度が低いときに磁歪定数は大きい。したがって、定常周波数に移行してしばらくの期間は、フェライトコアの温度は低く磁歪定数が大きい状態であるため、磁歪効果による機械的な振動によって可聴ノイズが発生するという問題があった。定常周波数である数十〜数百Hzは人間の可聴域の周波数であるため、この周波数での機械的な振動は 可聴ノイズとなるためである。ここで、人の可聴域は20Hz〜20kHzであり、そのうち1〜10kHzまでが最も聴こえ易い。この周波数帯から外れるほど聴こえにくくなっていく。騒音計での測定においても、人の耳への聴こえ易さを考慮して周波数帯別に重み付けによる補正を行うA特性モードが国際的に使用されている。A特性モードでは、例えば、100Hzの成分は−20dB、400Hzの成分は−5dB、1kHzの成分は0dB(補正なし)という補正をして、可聴ノイズを測定している。
【0005】
本発明は上述した問題点を鑑みてなされたものであり、フェライトコアの機械的な振動による可聴ノイズを低減した放電ランプ点灯装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題点を解決するために、本発明の放電ランプ点灯装置は、第1の値の直流電圧が供給される直流電圧入力端子と、前記第1の値の直流電圧を、第2の値の直流電圧に変換するものであって、スイッチング素子を含むDC−DCコンバータ回路と、前記DC−DCコンバータ回路の出力電圧を検出する直流電圧検出手段と、前記DC−DCコンバータ回路から出力される直流電圧を、任意のスイッチング周波数の交流電圧に変換するものであって、スイッチング素子とLC直列回路を含むDC−ACインバータ回路と、前記LC直列回路に接続された放電ランプに流れるランプ電流を検出するための電流検出手段と、前記直流電圧検出手段によって検出された直流電圧の値と、前記電流検出手段によって検出されたランプ電流の値に応じて、前記DC−DCコンバータ回路および前記DC−ACインバータ回路のスイッチング素子のオン/オフをそれぞれ制御する制御回路と、を有する放電ランプ点灯装置であって、前記LC直列回路は、フェライトコアに巻線が施されたインダクタとコンデンサからなり、前記制御回路は、前記フェライトコアが所定温度よりも低いときに、前記スイッチング周波数を定常周波数よりも低い周波数とする。
【0007】
この放電ランプ点灯装置では、インダクタのフェライトコアの温度が低いときにスイッチング周波数を定常周波数よりも低い周波数で動作させることができるため、スイッチング周波数を可聴域から遠ざけることができ、フェライトコアからの可聴ノイズを低減することができる。
【0008】
また本発明では、前記制御回路は、温度検出手段によって前記フェライトコアの温度を検出する。
【0009】
また本発明では、前記温度検出手段は、サーミスタ素子である。
【0010】
また本発明では、前記温度検出手段は、前記巻線の直流抵抗値から前記フェライトコアの温度を検出する。
【0011】
この場合には、フェライトコアの温度を、より簡易的に検出することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、放電ランプ点灯装置におけるインダクタのフェライトコアの温度が低いときにスイッチング周波数を定常周波数よりも低い周波数で動作させることができるため、スイッチング周波数を可聴域から遠ざけることができ、フェライトコアからの可聴ノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る放電ランプ点灯装置の構成を示す回路図である。
【図2】フェライトコア温度と磁歪定数の関係を示す概略グラフである。
【図3】定常動作に移行後のコア温度と磁歪定数とスイッチング周波数の関係を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る放電ランプ点灯装置の構成を示す回路図である。
【図5】従来の放電ランプ点灯装置の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る放電ランプ点灯装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態に係る放電ランプ点灯装置1の構成を示す。直流の外部電源電圧が入力されるコネクタCN1にはインダクタL21とコンデンサC21からなるローパス・フィルタが接続されている。次段にレギュレータ9が接続され、さらにその後段には降圧チョッパ回路7が接続されている。この降圧チョッパ回路7はFET等の半導体スイッチ素子からなるスイッチング素子Q11、ダイオードD11、インダクタL11、コンデンサC11から構成されている。スイッチング素子Q11にはドライバ8を介してディジタル制御回路3が接続されている。
【0015】
インダクタL21とコンデンサC21からなるローパス・フィルタは、コネクタCN1から入力される外部電源電圧の安定化、ノイズの除去等を行っている。レギュレータ9は、ディジタル制御回路3の電源電圧を生成するためのものである。
【0016】
降圧チョッパ回路7は、入力される直流電圧を降圧し、所望の電圧値の直流電圧を出力する回路である。ディジタル制御回路3によってスイッチング素子Q11のオン/オフが制御され、所望の直流電圧を得る仕組みとなっている。降圧チョッパ回路7から出力される出力電圧は、抵抗R1及びR2によって分圧され、その分圧された電圧がディジタル制御回路3に入力される。これによってディジタル制御回路3は降圧チョッパ回路7の出力電圧をモニタし、制御することが可能となる。
【0017】
本第1の実施形態では、入力電圧が高い場合を想定しているため、降圧チョッパ回路としているが、入力電圧が低い場合などは昇圧チョッパ回路にすることや、状況に応じて昇降圧チョッパ回路にすることが可能である。
【0018】
降圧チョッパ回路7の出力は、さらに、DC−ACインバータ回路2に接続される。DC−ACインバータ回路2は、4つのスイッチング素子Q1〜Q4と、この4つのスイッチング素子Q1〜Q4を駆動するためのドライバ4と、インダクタL1とコンデンサC1からなるLC直列回路から構成されている。4つのスイッチング素子Q1〜Q4は、いわゆるフルブリッジ回路を構成しており、直流電圧を交流電圧に変換している。ドライバ4は、ディジタル制御回路3からの指令信号によって、スイッチング素子Q1とQ4、Q2とQ3の組合せで、それらを相補的にオン/オフしている。インダクタL1とコンデンサC1のLC直列回路は、フルブリッジ回路に接続されており、変換された交流電圧が印加されている。放電ランプ(図示せず)に対しては、コンデンサC1の両端に接続したコネクタCN2を介して、交流電圧を印加している。
【0019】
本第1の実施形態ではDC−ACインバータ回路2にフルブリッジ回路を用いているが、状況に応じて、ハーフブリッジ回路、プッシュプル回路等を用いることが可能である。
【0020】
インダクタL1はフェライトコアに巻線が巻回されて構成されている。このフェライトコア近傍には、フェライトコア温度検出手段6であるサーミスタ素子が設けられている。サーミスタ素子はディジタル制御回路3に接続され、フェライトコアの温度がモニタされる。
【0021】
負荷に相当する放電ランプに流れるランプ電流は、定常動作においてインダクタL1に流れる電流と一致する。したがって、降圧チョッパ回路7の出力の低圧側に設けられた電流検出手段5によってランプ電流は検出され、ディジタル制御回路3にてモニタされる。電流検出手段5としては、例えば抵抗を用いることができる。
【0022】
本第1の実施形態の放電ランプ点灯装置は、例えばフロントプロジェクタに用いられる高圧水銀ランプ等を点灯させるものであり、ディジタル制御回路3に接続されているコネクタCN3は、このようなフロントプロジェクタ等の機器側のマイクロコンピュータ等と接続するためのものである。このコネクタを通して放電ランプ点灯装置の動作状況や、出力電圧や出力電流の指令信号等のやり取りを通信できるようになっている。
【0023】
次に、放電ランプ点灯装置1の動作について説明する。ディジタル制御回路3は、放電ランプ始動時には、放電ランプの始動に必要な高い電圧を得るために、インダクタL1とコンデンサC1のLC直列回路に印加する交流電圧のスイッチング周波数を、このLC直列回路の共振周波数近傍もしくは共振周波数を奇数で除した値の周波数近傍とする。例えばインダクタL1の値が275μHであり、コンデンサC1の値が550pFであれば、共振周波数は409kHzとなる。この共振周波数を3で除した値の周波数近傍である、136kHz近傍のスイッチング周波数の交流電圧が印加されることで、放電ランプ始動が可能な高い電圧を得ることができる。
【0024】
放電ランプ始動のために必要な電圧を得ることができれば、共振周波数を3で除した値の周波数に限らず、1、5、7、9またはそれ以上の奇数で除した値の周波数であってもよい。このような放電ランプの始動は、おおよそ1秒以内の短い期間で達成される。
【0025】
放電ランプが点灯すると、スイッチング周波数を定常周波数に移行して定常動作をする。放電ランプを継続して点灯させる定常周波数としてのスイッチング周波数は、例えば370Hzが適している。放電ランプの寿命特性や、放電ランプ点灯装置1の効率特性が良好なためである。
【0026】
しかし放電ランプの始動直後は、インダクタL1のフェライトコアは、使用雰囲気である室温(例えば25℃)近くであり、フェライトコアの磁歪定数λが大きい状態である。図2はフェライトコア温度と磁歪定数λの関係を示した概略グラフであり、室温近傍での磁歪定数λは大きいことを示している。
【0027】
インダクタL1に流れる交流のランプ電流により発生する交番磁界によって、フェライトコアが磁歪効果により歪み、主としてスイッチング周波数の周期での機械的な振動が発生する。フェライトコアの温度が低いときには、磁歪定数が大きいため振動が大きくなり、また、スイッチング周波数が370Hzであれば、人の可聴域のうち最も人に聴こえ易い1〜10kHzに近い周波数であるために、フェライトコアの機械的な振動が人の耳に聞こえる可聴ノイズとなる。可聴ノイズは、例えば騒音計によって測定することができる。使用環境等に基づいて可聴ノイズの規格値を設定した場合に、フェライトコアの温度が低く、磁歪定数が大きいときには、この規格値を満足できないことがある。
【0028】
そのため本第1の実施形態においては、ディジタル制御回路3は、放電ランプ始動直後であってフェライトコアの温度が低いときのスイッチング周波数を、定常周波数よりも低い周波数の100Hzで動作するように制御する。高圧水銀ランプ等の点灯においては、定常周波数よりも低い周波数とすることで、人の可聴域のうち最も人に聴こえ易い1〜10kHzから遠ざけることができるため、フェライトコアの振動による可聴ノイズを低減することができる。
【0029】
しかし100Hzで動作を継続することは、放電ランプの寿命特性や、放電ランプ点灯装置1の効率特性を考慮すると好ましくない。ここで、インダクタL1のフェライトコアの温度は、放電ランプ点灯装置1の動作が継続することで上昇していく。このフェライトコアの温度上昇の原因は、フェライトコアの鉄損による発熱と、フェライトコアに巻回された巻線の抵抗損失(銅損)による発熱である。定常周波数である370Hz近傍での動作であれば、周波数が低いため、銅損による発熱が支配的である。
【0030】
フェライトコアの温度が上昇すると、図2に示すように磁歪定数は小さくなる。そのためフェライトコアの機械的な振動も小さくなり、100Hz動作によって低減された可聴ノイズが、さらに小さくなる。この磁歪定数の領域であれば、370Hzの定常周波数で動作しても、可聴ノイズは低減されている。
【0031】
本第1の実施形態では、フェライトコア温度検出手段6によって検出したフェライトコアの温度が所定温度である60℃を超えると、スイッチング周波数を370Hzの定常周波数に移行するように、ディジタル制御回路3は制御する。このように制御することで、可聴ノイズが小さくなるフェライトコア温度では、100Hzで動作を継続することがなく、放電ランプの寿命特性や、放電ランプ点灯装置1の効率特性が良好な動作をさせることができる。
【0032】
図3はランプ始動時から定常動作に移行後のコア温度と磁歪定数とスイッチング周波数の関係を示すタイミングチャートである。定常動作への移行直後はフェライトコア温度が低い状態であるため、スイッチング周波数は100Hzで動作している。
【0033】
放電ランプ点灯装置1の動作が継続すると、フェライトコア温度が上昇し、それに伴い磁歪定数が小さくなっていく。前述のとおり、フェライトコア温度検出手段6であるサーミスタ素子によって検出したフェライトコア温度が、所定温度である60℃を超えると、スイッチング周波数を370Hzに移行するようにディジタル制御回路3は制御する。
【0034】
本実施形態においては、フェライトコア温度が60℃となったときにスイッチング周波数を移行したが、可聴ノイズやその規格値に応じて、スイッチング周波数を移行するフェライトコア温度を設定することができる。
(第2の実施形態)
図4に本発明の第2の実施形態に係る放電ランプ点灯装置10の構成を示す。第1の実施形態と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。第2の実施形態では、抵抗R3、R4の電圧検出手段を有する点で、第1の実施形態と異なる。
【0035】
第2の実施形態は、インダクタL1の巻線の直流抵抗値をディジタル制御回路3にて検出し、フェライトコア温度を検出する構成である。巻線材料となる金属は、抵抗の温度変化係数を有しているため、巻線の直流抵抗値から巻線の温度を導出することができる。またインダクタL1において、巻線はフェライトコアに巻回されていることから近接しており、巻線の温度からフェライトコアの温度を導出することができる。ディジタル制御回路3には、あらかじめ、巻線の直流抵抗値とフェライトコア温度の関係をプログラムしておく。
【0036】
インダクタL1の巻線にかかる電圧は、抵抗R1、R2からなる直流電圧検出手段と、抵抗R3、R4からなる電圧検出手段により、ディジタル制御回路3にてモニタされる。またインダクタL1に流れる電流は、電流検出手段5を介してディジタル制御回路3にてモニタされる。インダクタL1の巻線の直流抵抗値は、巻線にかかる電圧と電流値から、オームの法則により導出することができる。ここでDC−ACインバータ回路2の定常動作でのスイッチング周波数は370Hz程度であるため、このようにして直流抵抗値を導出するための周波数としては十分に低い周波数である。
【0037】
第2の実施形態では、電圧および電流を検出することでフェライトコアの温度を検出することができ、構成をより簡易なものとすることができる。
【0038】
ここでディジタル制御回路3としてはDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)を用いることが望ましい。他のディジタル制御回路としてはマイクロコンピュータ等が考えられるが、処理速度の速さという点において、DSPが有効である。
【符号の説明】
【0039】
1、10:放電ランプ点灯装置
2:DC−ACインバータ回路
3:ディジタル制御回路
4、8:ドライバ
5:電流検出手段
6:フェライトコア温度検出手段
7:降圧チョッパ回路
9:レギュレータ
CN1〜CN3:コネクタ
Q1〜Q4、Q11:スイッチング素子
R1、R2:抵抗(直流電圧検出手段)
R3、R4:抵抗(電圧検出手段)
L1、L11、L21:インダクタ
C1、C11、C21:コンデンサ
D11:ダイオード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の値の直流電圧が供給される直流電圧入力端子と、
前記第1の値の直流電圧を、第2の値の直流電圧に変換するものであって、スイッチング素子を含むDC−DCコンバータ回路と、
前記DC−DCコンバータ回路の出力電圧を検出する直流電圧検出手段と、
前記DC−DCコンバータ回路から出力される直流電圧を、任意のスイッチング周波数の交流電圧に変換するものであって、スイッチング素子とLC直列回路を含むDC−ACインバータ回路と、
前記LC直列回路に接続された放電ランプに流れるランプ電流を検出するための電流検出手段と、
前記直流電圧検出手段によって検出された直流電圧の値と、前記電流検出手段によって検出されたランプ電流の値に応じて、前記DC−DCコンバータ回路および前記DC−ACインバータ回路のスイッチング素子のオン/オフをそれぞれ制御する制御回路と、を有する放電ランプ点灯装置であって、
前記LC直列回路は、フェライトコアに巻線が施されたインダクタとコンデンサからなり、
前記制御回路は、前記フェライトコアが所定温度よりも低いときに、前記スイッチング周波数を定常周波数よりも低い周波数とする、放電ランプ点灯装置。
【請求項2】
前記制御回路は、温度検出手段によって前記フェライトコアの温度を検出する、請求項1に記載の放電ランプ点灯装置。
【請求項3】
前記温度検出手段は、サーミスタ素子である、請求項2に記載の放電ランプ点灯装置。
【請求項4】
前記温度検出手段は、前記巻線の直流抵抗値から前記フェライトコアの温度を検出する、請求項2に記載の放電ランプ点灯装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−3931(P2012−3931A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−137437(P2010−137437)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【出願人】(000006231)株式会社村田製作所 (3,635)
【Fターム(参考)】