説明

新規アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンならびにそれらの調製および使用のための方法および組成物

本発明は、新規アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミン、およびこれらの化合物を調製するための関連方法および中間体、ならびに限定されるものではないが、うつ病および不安症を含む、中枢神経系(CNS)障害の治療および/または予防のためのこれらの化合物を用いる組成物および方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式I:
【化1】

[式中:
Arは、置換されていないかまたはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−NO、−CN、−NH、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、ハロ(C1−8)アルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C3−8シクロアルキル、C1−3アルコキシル、C1−3アルコキシ(C1−3)アルキル、カルボキシ(C1−3)アルキル、C1−3アルカノイル、ハロ(C1−3)アルコキシル、C1−8アルキルアミノ、またはジ(C1−8)アルキルアミノから選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニル、ナフチルまたはアリール複素環基であり;および
、R、R、RおよびRは、独立して、水素または
【化2】

(式中:RおよびRは、独立して、水素、非置換C1−10アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−10アルケニル、およびC3−10アルキニル、または置換C1−10アルキル、C3−10アルケニルおよびC3−10アルキニルから選択され、ここで、置換基は、1個または複数のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルコキシ、アリール置換C1−6アルコキシ、アリールオキシ、1個または複数のハロゲンで置換されたアリールオキシ、C1−6アルキル、1個または複数のシアノおよびハロゲンで独立して置換されたC1−6アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシである)
であり;
ただし、R、R、R、RおよびRの1つは、
【化3】

である必要がある]
で示される化合物または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項2】
Arが4−メチルフェニルまたは3,4−ジクロロフェニルであり、RおよびRが水素であり、R、RおよびRが、独立して、水素または
【化4】

[式中:RおよびRは、独立して、水素またはメチルから選択され、ただし、R、RおよびRの1つのみは、
【化5】

である必要がある]
である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;および5−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミンからなる群より選択される請求項2記載の化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項4】
1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンから選択される請求項3記載の化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項5】
Arがナフチル基であり、R、RおよびRが水素であり、RおよびRが、独立して、水素または
【化6】

[式中:RおよびRは、独立して、水素またはメチルから選択され、ただし、RおよびRの1つのみは、
【化7】

である必要がある]
である、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
N−メチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;およびN,N−ジメチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミンからなる群より選択される請求項5記載の化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項7】
N−メチル−1−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンから選択される請求項6記載の化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項8】
N−メチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンから選択される請求項6記載の化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項9】
N,N−ジメチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンから選択される請求項6記載の化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項10】
治療上有効な量の請求項1記載の化合物および医薬上許容される担体またはビヒクルを含む医薬組成物。
【請求項11】
治療上有効な量の請求項3記載の化合物および医薬上許容される担体またはビヒクルを含む医薬組成物。
【請求項12】
治療上有効な量の請求項6記載の化合物および医薬上許容される担体またはビヒクルを含む医薬組成物。
【請求項13】
請求項1記載の化合物の分離(+)エナンチオマーを実質上含有しないその対応(−)エナンチオマー。
【請求項14】
請求項1記載の化合物の分離(−)エナンチオマーを実質上含有しないその対応(+)エナンチオマー。
【請求項15】
哺乳動物対象におけるノルエピネフリン、セロトニン、またはドーパミンから選択される1種または複数の生体アミン神経伝達物質(群)の細胞内取り込みを阻害するのに有効な神経生物学上活性な組成物であって、1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;および5−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミンからなる群より選択される、化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、もしくはその組み合わせならびに医薬上許容される担体または賦形剤を含む、組成物。
【請求項16】
細胞内取り込みが哺乳動物細胞または組織中で阻害される、請求項15記載の神経生物学上活性な組成物。
【請求項17】
哺乳動物対象におけるノルエピネフリン、セロトニン、またはドーパミンから選択される1種または複数の生体アミン神経伝達物質(群)の細胞内取り込みを阻害するのに有効な神経生物学上活性な組成物であって、N−メチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;およびN,N−ジメチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミンからなる群より選択される、化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせならびに医薬上許容される担体または賦形剤を含む、組成物。
【請求項18】
細胞内取り込みが哺乳動物細胞または組織中で阻害される、請求項17記載の神経生物学上活性な組成物。
【請求項19】
哺乳動物対象における中枢神経系(CNS)障害の治療または予防方法であって、該CNS障害を治療または予防、あるいはCNS障害に付随する1種または複数の症状(群)を緩和するのに十分な請求項3または請求項6記載の化合物の有効量を該対象に投与することを含む、方法。
【請求項20】
CNS障害がうつ病である、請求項19記載の方法。
【請求項21】
CNS障害が不安障害である、請求項19記載の方法。
【請求項22】
CNS障害が注意力欠如障害である、請求項19記載の方法。
【請求項23】
哺乳動物対象における中枢神経系(CNS)障害の治療または予防方法であって、該CNS障害を治療または予防、あるいはCNS障害に付随する1種または複数の症状(群)を緩和するのに十分な請求項11、12、15または17記載の化合物の有効量を該対象に投与することを含む、方法。
【請求項24】
CNS障害がうつ病である、請求項23記載の方法。
【請求項25】
CNS障害が不安障害である、請求項23記載の方法。
【請求項26】
CNS障害が注意力欠如障害である、請求項23記載の方法。
【請求項27】
下記式II:
【化8】

[式中:Arは、置換されていないかまたはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−NO、−CN、−NH、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、ハロ(C1−8)アルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C3−8シクロアルキル、C1−3アルコキシル、C1−3アルコキシ(C1−3)アルキル、カルボキシ(C1−3)アルキル、C1−3アルカノイル、ハロ(C1−3)アルコキシル、C1−8アルキルアミノ、またはジ(C1−8)アルキルアミノから選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニル、ナフチルまたはアリール複素環基であり、および
およびRは、独立して、水素、非置換C1−10アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−10アルケニル、およびC3−10アルキニル、または置換C1−10アルキル、C3−10アルケニルおよびC3−10アルキニルから選択され、ここで、置換基は、1個または複数のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルコキシ、アリール置換C1−6アルコキシ、アリールオキシ、1個または複数のハロゲンで置換されたアリールオキシ、C1−6アルキル,1個または複数のシアノおよびハロゲンで独立して置換されたC1−6アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシである]
で示されるアリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンの製造方法であって、
(a)下記式(i):
【化9】

[式中:Arは上記と同義である]
で示される化合物をプロパルギル・アルコールとカップリングし、下記式(ii):
【化10】

で示される化合物を製造する工程;
(b)式(ii)の化合物を酸化し、下記式(iii):
【化11】

で示される化合物を製造する工程;
(c)式(iii)の化合物を
【化12】

と反応させ、下記式(iv):
【化13】

で示される化合物を製造する工程;
(d)式(iv)の化合物をアシル化し、次いで、環化および脱保護し、下記式(v):
【化14】

で示される化合物を製造する工程;および
(e)式(v)の化合物をNHR(式中:RおよびRは上記と同義である)は反応させることにより式(v)の化合物を還元的アミノ化し、アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンを製造する工程を含む、方法。
【請求項28】
(f)アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンを医薬上許容される塩に変換することをさらに含む、請求項27記載の方法。
【請求項29】
下記式III:
【化15】

[式中:Arは、置換されていないかまたはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−NO、−CN、−NH、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、ハロ(C1−8)アルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C3−8シクロアルキル、C1−3アルコキシル、C1−3アルコキシ(C1−3)アルキル、カルボキシ(C1−3)アルキル、C1−3アルカノイル、ハロ(C1−3)アルコキシル、C1−8アルキルアミノ、またはジ(C1−8)アルキルアミノから選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニル、ナフチルまたはアリール複素環基であり、および
およびRは、独立して、水素、非置換C1−10アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−10アルケニル、およびC3−10アルキニル、または置換C1−10アルキル、C3−10アルケニルおよびC3−10アルキニルから選択され、ここで、置換基は、1個または複数のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルコキシ、アリール置換C1−6アルコキシ、アリールオキシ、1個または複数のハロゲンで置換されたアリールオキシ、C1−6アルキル、1個または複数のシアノおよびハロゲンで独立して置換されたC1−6アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシである]
で示されるアリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンの製造方法であって、
(a)下記式(i):
【化16】

[式中:Arは上記と同義である]
で示される化合物をプロパルギル・アルコールとカップリングし、下記式(ii):
【化17】

で示される化合物を製造する工程;
(b)式(iii)の化合物を酸化し、下記式(iii):
【化18】

で示される化合物を製造する工程;
(c)式(iii)の化合物を
【化19】

と反応させ、下記式(iv):
【化20】

で示される化合物を製造する工程;
(d)式(iv)の化合物を環化し、下記式(vi):
【化21】

で示される化合物を製造する工程;および
(e)式(vi)の化合物をNHR(式中:RおよびRは上記と同義である)と反応させることにより式(vi)の化合物を還元的アミノ化し、アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンを製造する工程を含む、方法。
【請求項30】
(f)アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンを医薬上許容される塩に変換することをさらに含む請求項29記載の方法。
【請求項31】
下記式IV:
【化22】

[式中:Arは、置換されていないかまたはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−NO、−CN、−NH、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、ハロ(C1−8)アルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C3−8シクロアルキル、C1−3アルコキシル、C1−3アルコキシ(C1−3)アルキル、カルボキシ(C1−3)アルキル、C1−3アルカノイル、ハロ(C1−3)アルコキシル、C1−8アルキルアミノ、またはジ(C1−8)アルキルアミノから選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニル、ナフチルまたはアリール複素環基であり、および
およびRは、独立して、水素、非置換C1−10アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−10アルケニル、およびC3−10アルキニル、または置換C1−10アルキル、C3−10アルケニルおよびC3−10アルキニルから選択され、ここで、置換基は、1個または複数のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルコキシ、アリール置換C1−6アルコキシ、アリールオキシ、1個または複数のハロゲンで置換されたアリールオキシ、C1−6アルキル、1個または複数のシアノおよびハロゲンで独立して置換されたC1−6アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシである]
で示されるアリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンの製造方法であって、
(a)下記式(i):
【化23】

[式中:Arは上記と同義であり、XはBrまたはIである]
で示される化合物を3−メトキシ−2−シクロペンテン−1−オンをカップリングし、下記式(vii):
【化24】

で示される化合物を製造する工程;
(b)式(vii)の化合物を還元し、下記式(viii):
【化25】

で示される化合物を製造する工程;
(c)式(viii)の化合物をシクロプロパン化し、下記式(ix):
【化26】

で示される化合物を製造する工程;
(d)式(ix)の化合物を酸化し、下記式(x):
【化27】

で示される化合物を製造する工程:および
(e)式(x)の化合物をNHR(式中:RおよびRは上記と同義である)と反応させることにより式(vi)の化合物を還元的アミノ化し、アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンを製造する工程を含む、方法。
【請求項32】
(f)アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンを医薬上許容される塩に変換することさらに含む請求項31記載の方法。
【請求項33】
下記式III:
【化28】

[式中:Arは、置換されていないかまたはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−NO、−CN、−NH、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、ハロ(C1−8)アルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C3−8シクロアルキル、C1−3アルコキシル、C1−3アルコキシ(C1−3)アルキル、カルボキシ(C1−3)アルキル、C1−3アルカノイル、ハロ(C1−3)アルコキシル、C1−8アルキルアミノ、またはジ(C1−8)アルキルアミノから選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニル、ナフチルまたはアリール複素環基だり、および
およびRは、独立して、水素、非置換C1−10アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−10アルケニル、およびC3−10アルキニル、または置換C1−10アルキル、C3−10アルケニルおよびC3−10アルキニルから選択され、ここで、置換基は、1個または複数のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルコキシ、アリール置換C1−6アルコキシ、アリールオキシ、1個又は複数のハロゲンで置換されたアリールオキシ、C1−6アルキル、1個または複数のシアノおよびハロゲンで独立して置換されたC1−6アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシである]
で示されるアリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンの製造方法であって、
(a)下記式(xi):
【化29】

[式中:Arは上記と同義である]
で示される化合物をエピクロロヒドリンまたはそのエナンチオマーと反応させ、下記式(xii):
【化30】

で示される化合物、またはそのエナンチオマーまたはジアステレオマー、あるいは下記式(xiii):
【化31】

で示される化合物を製造する工程;
(b)式(xii)の化合物、またはそのエナンチオマーまたはジアステレオマー、あるいは式(xiii)の化合物を加水分解および環化し、下記式(xiv):
【化32】

で示される化合物を製造する工程;
(c)式(xiv)の化合物を還元し、下記式(xv):
【化33】

で示される化合物を製造する工程;
(d)式(xv)の化合物を臭素化し、下記式(xvi):
【化34】

で示される化合物を製造する工程;
(e)式(xvi)の化合物をKFe(CO)と反応させ、下記式(vi):
【化35】

で示される化合物を製造する工程;および
(f)式(vi)の化合物とNHR(式中:RおよびRは上記と同義である)と反応させることにより式(vi)の化合物を還元的アミノ化し、アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンを製造する工程を含む、方法。
【請求項34】
(g)アリールビシクロ[3.1.0]ヘキシルアミンを医薬上許容される塩に変換することをさらに含む請求項33記載の方法。
【請求項35】
N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;(1R,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1S,5S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3S,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3R,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1S,5S)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3S,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;および(1R,3R,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンからなる群より選択される化合物または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項36】
治療上有効な量の請求項35記載の化合物および医薬上許容される担体またはビヒクルを含む医薬組成物。
【請求項37】
哺乳動物対象におけるノルエピネフリン、セロトニン、またはドーパミンから選択される1種または複数の生体アミン神経伝達物質(群)の細胞内取り込みを阻害するのに有用な神経生物学上活性な組成物であって、N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;(1R,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1S,5S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3S,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3R,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1S,5S)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3S,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;および(1R,3R,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンからなる群より選択される化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせならびに医薬上許容される担体または賦形剤を含む、組成物。
【請求項38】
細胞内取り込みが哺乳動物細胞または組織中で阻害される、請求項37記載の神経生物学上活性な組成物。
【請求項39】
N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;5−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N,N−ジメチル−5−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;およびN,N−ジメチル−5−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミンからなる群より選択される化合物または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項40】
治療上有効な量の請求項39記載の化合物および医薬上許容される担体またはビヒクルを含む医薬組成物。
【請求項41】
哺乳動物対象におけるノルエピネフリン、セロトニン、またはドーパミンから選択される1種または複数の生体アミン神経伝達物質(群)の細胞内取り込みを阻害するのに有効な神経生物学上活性な組成物であって、N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−メチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;1−(3,4−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N,N−ジメチル−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;N−メチル−1−(ナフタレン−2−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;N−メチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミン;およびN,N−ジメチル−5−p−トリルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−アミンからなる群より選択される化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせならびに医薬上許容される担体または賦形剤を含む、組成物。
【請求項42】
細胞内取り込みが哺乳動物細胞または組織中で阻害される、請求項41記載の神経生物学上活性な組成物。
【請求項43】
(1R,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1S,5S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3S,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3R,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1S,5S)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3S,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;および(1R,3R,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンからなる群より選択される化合物または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ。
【請求項44】
哺乳動物対象におけるノルエピネフリン、セロトニン、またはドーパミンから選択される1種または複数の生体アミン神経伝達物質(群)の細胞内取り込みを阻害するのに有用な神経生物学上活性な組成物であって、(1R,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1S,5S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3S,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3R,5R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1S,5S)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;(1R,3S,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミン;および(1R,3R,5R)−1−(ナフタレン−1−イル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンからなる群より選択される化合物、または医薬上許容される塩、エナンチオマー、多形体、溶媒和物、水和物、プロドラッグ、もしくはその組み合わせ、ならびに医薬上許容される担体または賦形剤を含む、組成物。
【請求項45】
細胞内取り込みが哺乳動物細胞または組織中で阻害される、請求項44記載の神経生物学上活性な組成物。
【請求項46】
哺乳動物対象における中枢神経系(CNS)障害の治療または予防方法であって、該CNS障害を治療または予防、あるいはCNS障害に付随する1種または複数の症状(群)を緩和するのに十分な請求項37、41、または44記載の組成物の有効量を該対象に投与することを含む、方法。
【請求項47】
CNS障害がうつ病である、請求項46記載の方法。
【請求項48】
CNS障害が不安障害である、請求項46記載の方法。
【請求項49】
CNS障害が注意力欠如障害である、請求項46記載の方法。
【請求項50】
下記反応スキーム:
【化36】

[式中:工程(a)は、塩基条件下で行われる任意のシクロプロパン化工程であり、工程(b)は、適当な酸条件下で行われる任意の加水分解および環化工程を含み、工程(c)は、還元剤を用いる任意の還元工程であり、工程(d)は、ハロゲン化剤を用いる任意のハロゲン化工程であり、工程(e)は、塩基性条件下で行われる任意のアルキル化であり、工程(f)は、塩基性条件下で行われる任意の加水分解工程であり、および工程(g)は、適当なアミンを用いる任意の還元的アミノ化であって、
Arは、置換されていないかまたはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−NO、−CN、−NH、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、ハロ(C1−8)アルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C3−8シクロアルキル、C1−3アルコキシル、C1−3アルコキシ(C1−3)アルキル、カルボキシ(C1−3)アルキル、C1−3アルカノイル、ハロ(C1−3)アルコキシル、C1−8アルキルアミノ、またはジ(C1−8)アルキルアミノから選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニル、ナフチルまたはアリール複素環基であり、および
およびRは、独立して、水素、非置換C1−10アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−10アルケニル、およびC3−10アルキニル、または置換C1−10アルキル、C3−10アルケニルおよびC3−10アルキニルから選択され、ここで、置換基は、1個または複数のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルコキシ、アリール置換C1−6アルコキシ、アリールオキシ、1個または複数のハロゲンで置換されたアリールオキシ、C1−6アルキル、1個または複数のシアノおよびハロゲンで独立して置換されたC1−6アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシである]
または同等の反応スキームに記載の1−アリールビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンの製造方法。
【請求項51】
下記反応スキーム:
【化37】

[式中:工程(a)は、塩基条件下で行われる任意のシクロプロパン化であり、工程(b)は、適当な酸条件下で行われる任意の加水分解および環化を含み、工程(c)は、適当な還元剤を用いる任意の還元工程であり、工程(d)は、適当なハロゲン化剤を用いる任意のハロゲン化工程であり、工程(e)は、塩基性条件下で行われる任意のアルキル化であり、工程(f)は、塩基性条件下で行われる任意の加水分解工程であり、工程(g)は、適当なアミンを用いる任意の還元的アミノ化であり、および工程(h)は、分割またはキラル分離の任意の適当な方法であって、
Arは、置換されていないかまたはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−NO、−CN、−NH、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、ハロ(C1−8)アルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C3−8シクロアルキル、C1−3アルコキシル、C1−3アルコキシ(C1−3)アルキル、カルボキシ(C1−3)アルキル、C1−3アルカノイル、ハロ(C1−3)アルコキシル、C1−8アルキルアミノ、またはジ(C1−8)アルキルアミノから選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニル、ナフチルまたはアリール複素環基であり、および
およびRは、独立して、水素、非置換C1−10アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−10アルケニル、およびC3−10アルキニル、または置換C1−10アルキル、C3−10アルケニルおよびC3−10アルキニルから選択され、ここで、置換基は、1個または複数のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルコキシ、アリール置換C1−6アルコキシ、アリールオキシ、1個または複数のハロゲンで置換されたアリールオキシ、C1−6アルキル、1個または複数のシアノおよびハロゲンで独立して置換されたC1−6アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシである]
または同等の反応スキームに記載のキラル1−アリールビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンの製造方法。
【請求項52】
下記反応スキーム:
【化38】

[式中:工程(a)は、塩基条件下で行われる任意のシクロプロパン化であり;工程(b)は、適当な酸条件下で行われる任意の加水分解および環化を含み;工程(c)は、適当な還元剤を用いる任意の還元工程であり;工程(d)は、適当なハロゲン化剤を用いる任意のハロゲン化工程であり;工程(e)は、塩基性条件下で行われる任意のアルキル化工程であり;工程(f)は、塩基性条件下で行われる任意の加水分解であり;工程(g)は、適当なアミンを用いる任意の還元的アミノ化であり;および工程(h)は、分割またはキラル分離の任意の適当な方法であって、
Arは、置換されていないかまたはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、−NO、−CN、−NH、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、ハロ(C1−8)アルキル、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C3−8シクロアルキル、C1−3アルコキシル、C1−3アルコキシ(C1−3)アルキル、カルボキシ(C1−3)アルキル、C1−3アルカノイル、ハロ(C1−3)アルコキシル、C1−8アルキルアミノ、またはジ(C1−8)アルキルアミノから選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニル、ナフチルまたはアリール複素環基であり、および
およびRは、独立して、水素、非置換C1−10アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−10アルケニル、およびC3−10アルキニル、または置換C1−10アルキル、C3−10アルケニルおよびC3−10アルキニルから選択され、ここで、置換基は、1個または複数のヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルコキシ、アリール置換C1−6アルコキシ、アリールオキシ、1個または複数のハロゲンで置換されたアリールオキシ、C1−6アルキル、1個または複数のシアノおよびハロゲンで独立して置換されたC1−6アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシである]
または同等の反応スキームに記載のキラル1−アリールビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−アミンの製造方法。

【公表番号】特表2010−509334(P2010−509334A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536293(P2009−536293)
【出願日】平成19年11月7日(2007.11.7)
【国際出願番号】PCT/US2007/023506
【国際公開番号】WO2008/057575
【国際公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願人】(509127859)ダブ・ファーマシューティカル・インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】DOV Pharmaceutical, Inc.
【Fターム(参考)】