説明

新規化合物

【課題】本発明は、ローヤルゼリーに含まれる有用な新規化合物を単離同定することを目的とする。
【解決手段】下記の化合物A〜化合物Dからなる群から選ばれるいずれかの化合物又はその塩:
化合物A:4,10‐Dihydroxy‐(E)‐2‐decenoic acid
化合物B:4,9‐Dihydroxy‐(E)‐2‐decenoic acid
化合物C:3,9‐Dihydroxydecanoic acid
化合物D:10‐Hydroxydecanoic acid 10‐O‐β‐D‐glucopyranoside。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規化合物又はその塩に関する。
【背景技術】
【0002】
ミツバチの生産物であるローヤルゼリーは、タンパク質、糖質、脂質をはじめ、アミノ酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含む食品として注目されている。ローヤルゼリーの生理活性としては、血清コレステロールおよび脂質低下作用、成長促進作用、血圧降下作用、インスリン様作用等が知られており、抗菌作用および抗腫瘍作用を示すことも報告されている(例えば、非特許文献1、2及び3)。ローヤルゼリーは、これらの効果に基づき、疾病の予防、改善又は治療を目的とした健康食品及び機能性食品等の原料として実用化されつつある。
【0003】
また、特許文献1は、ローヤルゼリー由来のデセン酸誘導体を開示する。
【特許文献1】特開2005-306848
【非特許文献1】Townsend, G.F. et al., 1959. Nature, 183,1270
【非特許文献2】Townsend, G.F. et al., 1959. Proc. Am. Assoc. Cancer Res., 3, 69
【非特許文献3】Townsend, G.F. et al., 1960. Cancer Res., 20, 503
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ローヤルゼリーに含まれる物質の多くは、未だ単離同定されておらず、有用な新規化合物が含まれている可能性があると考えられている。
【0005】
従って、本発明は、ローヤルゼリーに含まれる有用な新規化合物を単離同定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ローヤルゼリーからの抽出液中に新規化合物が含まれることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明は、以下の4種の化合物A〜Dまたはその塩を提供する:
【0008】
【化1】

【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、滋養強壮作用、抗腫瘍作用、抗菌作用に関連した効果を有する新規化合物及びその塩を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の化合物は、化学的に合成する方法、天然ローヤルゼリーから物理的又は化学的性質を利用して単離する方法のいずれによっても得ることができる。これらの方法は、特に限定的ではなく、従来公知の方法を用いることができるが、例えば天然ローヤルゼリーから単離する場合には、以下のパーコレーション法を用いることができる。
【0011】
パーコレーション法には、ローヤルゼリーの凍結乾燥粉末をクロマト管につめ、CHCl3を徐々に加えて抽出する工程、この抽出残渣にCHCl3−アセトンを加えてCHCl3−アセトンエキスを得、化合物A〜Dで表される化合物を得る工程が含まれる。
【0012】
本発明の化合物の塩として、COOH基の塩が含まれる。該塩としては、生理的に許容されるものであれば特に限定されないが、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩;カルシウム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩;リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。また、これらの塩を1種又は2種以上、組み合わせて用いても良い。これらの塩は、常法により当該化合物から容易に製造することができる。
【0013】
本発明の化合物及びその塩を合成又は単離した後、当業者によって通常用いられる方法に従って、精製することができる。精製方法は、特に限定されるものではないが、例えば、抽出、クロマトグラフ、蒸留等が例示される
これらの精製工程を、複数回行っても良い。
【0014】
さらに、本発明の化合物は、当業者によって通常使用される方法を用いて、化学的に合成することができ、必要であれば上記の精製工程を通して精製することができる。
【0015】
また、本発明の化合物を、例えば、α−ヒドロキシデセン酸又はα−ヒドロキシデカン酸の産生能を有する微生物による発酵から得ることもできる。該微生物としては、天然に存在するものを用いてもよく、又は公知の遺伝子操作技術によって目的の化合物の産生が可能になった微生物を用いてもよい。微生物による発酵を利用した場合、該微生物を培養後、培養液を活性炭処理、ろ過等を行って除菌し、アルコール等の有機溶剤による析出、限外濾過による脱塩等の公知の精製方法によって精製することで本発明の化合物を得ることができる。
【0016】
本発明の化合物は、その化学的構造から天然ローヤルゼリーに含まれる10−ハイドロキシ−δ−2デセン酸と類似の効果が期待できる。すなわち、本発明の化合物を、滋養強壮作用、抗腫瘍作用、抗菌作用に関連した効果を期待して使用することができる。また、該化合物の塩についても、その化学的構造から上記の効果を期待して用いることができる。具体的な薬効としては、滋養強壮、病中病後、発熱性消耗性疾患、栄養障害などの栄養補給、虚弱体質の改善が挙げられる。
【0017】
本発明の化合物及びその塩は、前述の効果を目的として、様々な用途に適用することができる。用途としては、例えば、食品、健康食品、機能性食品、サプリメント、特定用途食品、特定保健用食品、ペットフード、ペット用サプリメント等の食品組成物、治療薬、試薬(研究用、テストキット用)、トイレタリー(化粧品及び浴用化粧品)が挙げられる。
【0018】
食品組成物としては、酸化防止剤、矯味矯臭剤、増粘剤、乳化安定剤、防腐剤、呈味剤、甘味剤、酸味剤等の任意成分と本発明の化合物を常法に従って処理することにより、本発明の食品組成物を製造することができる。
【0019】
食品組成物に配合される該化合物又はその塩の配合割合は、該化合物又はその塩の期待される効果が得られるのであれば、特に制限されないが、通常、一回あたりの摂取量が0.0001〜20mg程度である。
【0020】
該化合物を配合した食品組成物を製造する場合、ローヤルゼリーからの抽出過程で得られる、化合物A〜D又は該化合物を含む画分を、それぞれ単独で、又は組み合わせて食品組成物の原料に加えることができる。
【0021】
化合物A〜Dを含む画分を食品組成物中に配合する場合、該画分を得る方法は、本発明の新規化合物としての所期の効果が得られれば特に限定されないが、例えば、ローヤルゼリー粉末をクロロホルム抽出した後、その残渣をクロロホルム−アセトンで抽出して残渣を得、さらにメタノールで抽出して得られたエキスからODSカラム等で脂溶性物質を除去し、濃縮する方法が挙げられる。
【0022】
トイレタリーとしては、化粧料成分として一般に使用されている界面活性剤、油分、保湿剤、皮膜形成剤、色素、香料等の成分と任意に組み合わせて配合することにより、種々の形態、例えばクリーム、化粧乳液、化粧水、スキンコンディショナー、下地化粧料、口紅、リップクリーム、コンシーラー、アイカラー、ファンデーション、ネイルエナメル、洗顔剤、パック剤、マッサージ剤、クレンジング剤、美容液、ボディーソープ等とすることができる。また、毛髪化粧料成分として一般に使用されている界面活性剤、増粘剤、油ゲル化剤、金属酸化物、色素、香料等の成分と任意に組み合わせて配合することにより、毛髪化粧料一般、すなわちシャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー、パック剤等とすることもできる。
【0023】
トイレタリーに配合される該化合物又はその塩の配合割合は、該化合物又はその塩の期待される効果が得られるのであれば特に制限されないが、通常、0.0001〜10重量%程度である。また、本発明の化合物A〜Dをそれぞれ単独で、又は組み合わせてトイレタリーの原料に加えることができる。
【0024】
本発明の化合物又はその塩を医薬組成物として用いる場合、該化合物の塩は、薬学的に許容される塩であることが好ましい。このような塩としては、該化合物のナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミンやトリエタノールアミン等の有機アミン塩、リジンやアルギニン等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。また、これらの塩を1種又は2種以上、組み合わせて用いても良い。
【0025】
該医薬組成物として用いる場合の摂取量は、通常、成人1人1日あたり0.0001〜10mg/kg程度である。
【0026】
本発明の化合物又はその塩を含む医薬組成物は、賦形剤、担体または添加剤を含んでいても良い。賦形剤、担体および添加剤としては、通常使用され、かつ薬学的に許容されるものであれば特に限定されず、その種類および組成は、適宜変更が可能である。
【0027】
賦形剤としては、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム等があげられ、担体としては、滅菌水、生理食塩水、および各種緩衝溶液等があげられる。添加剤としては、粘稠剤、緩衝剤、保存剤または防腐剤等があげられる。
【0028】
本発明の化合物は、天然ローヤルゼリーに含有される経口的に安全な物質であり、上記範囲を超えて摂取されても特に身体に悪影響を及ぼすものではない。
【実施例】
【0029】
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの実施例によって限定されないことは言うまでもない。
実施例1
以下、ローヤルゼリー化合物A〜Dを抽出する方法を示す。実施例1〜2を通して、減圧濃縮は、ロータリーエバポレーターを用いた。
[ローヤルゼリーからの化合物A〜Dを含むエキスの抽出]
ローヤルゼリー(1kg)をパーコレーション法によりCHCl(3L)、CHCl‐アセトン(1:1、3L)で順次抽出し、抽出液をそれぞれ減圧濃縮して、CHClエキス(52.1g)、CHCl‐アセトンエキス(36.1g)を得た。
【0030】
操作方法:ローヤルゼリー(1kg)をクロマト管(内径8.0×45.0cm)に詰め、コックを開いたままローヤルゼリー全体が覆われるまで上方から徐々にCHClを加えた。抽出液が滴下し始めたときコックを閉じ、室温下にて1日放置後、毎分3mLの速度で抽出液を流出させた。さらに、CHCl(計3L)を適時加えて流出を続け、得られた抽出液を減圧濃縮し、CHClエキス(52.1g)を得た。次に、抽出残渣にCHCl‐アセトン(1:1)を抽出残渣全体が覆われるまで上方から徐々に加え、抽出液が滴下し始めたときコックを閉じた。そのまま室温下にて1日放置後、毎分3mLの速度で抽出液を流出させた。その後、CHCl‐アセトン(1:1、計3L)を適時加えて流出を続け、得られた抽出液を減圧濃縮し、CHCl‐アセトンエキス(36.1g)を得た。
【0031】
ローヤルゼリーからの抽出方法を図1に示す。
【0032】
実施例2
[化合物A〜Dの単離方法]
実施例1で得られたCHCl‐アセトンエキス(36.1g)を図2に示した操作に従い、シリカゲルクロマトグラフィー(分離条件1参照)、Sephadex LH‐20(分離条件2参照)、ODS(分離条件3参照)に順に付し、順相薄層クロマトグラフィー及び逆相薄層クロマトグラフィーにおけるスポットの溶出パターンをモニターしながらフラクション(以下fr.)1からfr.4に分画した。
【0033】
fr.1(68.8mg)を高速液体クロマトグラフィー(分離条件4参照)で精製し、化合物A(18.4mg、保持時間43分、収率1.84×10−3%)、化合物B(1.3mg、保持時間36分、収率1.3×10−4%)を得た。
【0034】
fr.2(499.3mg)にCHCN(5mL)を加え、溶解部を高速液体クロマトグラフィー(分離条件5参照)で精製し、化合物C(5.4mg、保持時間26分、収率5.4×10−4%)を得た。
【0035】
fr.3(42.6mg)を高速液体クロマトグラフィー(分離条件6参照)で精製し、化合物D(0.4mg、保持時間19分、収率0.4×10−4%)を得た。
【0036】
化合物Aの測定結果は以下の通りである。
―(1)油状、無色、無臭
―(2)同定条件
Negative ion HR‐FAB‐MS m/z:201.1118[M−H](Calcd for C1017:201.1127)

H‐NMR(CDOD)δ:
1.14〜1.58(10H、m、C×5)
3.54(2H、t、J=6.6Hz、H‐10)
4.22(1H、m、H‐4)
5.97(1H、dd、J=1.8、15.6Hz、H‐2)
6.92(1H,dd、J=4.8、15.6Hz、H‐3)

13C‐NMR(CDOD)δ:
26.5、26.9、30.5、33.6(C‐9)、37.6(C‐5)、63.0(C‐10)、71.6(C‐4)、120.9(C‐2)、152.9(C‐3)、170.0(C‐1)
【0037】
化合物Bの測定結果は以下の通りである。
―(1)油状、無色、無臭
―(2)同定条件
Negative ion HR‐FAB‐MS m/z:201.1117[M−H](Calcd for C1017:201.1127)

H‐NMR(CDOD)δ:
1.14(3H、d、J=6.6Hz、H‐10)
1.34〜1.58(8H、m、C×4)
3.72(1H、m、H‐9)
4.22(1H、m、H‐4)
5.97(1H、d、J=15.6Hz、H‐2)
6.89(1H,dd、J=4.8、15.6Hz、H‐3)

13C‐NMR(CDOD)δ:
23.5(C‐10)、26.5、26.8、37.7(C‐5)、40.1(C‐8)、68.6(C‐9)、71.6(C‐4)、121.7(C‐2)、152.2(C‐3)、170.6(C‐1)
【0038】
化合物Cの測定結果は以下の通りである。
―(1)無晶形、無色、無臭
―(2)同定条件
Negative ion HR‐FAB‐MS m/z:203.1291[M−H](Calcd for C1019:203.1283)

H‐NMR(CDOD)δ:
1.14(3H、d、J=6.6Hz、H‐10)
1.34〜1.48(10H、m、C×5)
2.39(1H,dd、J=8.4、15.0Hz、H‐2a)
2.48(1H,dd、J=4.8、15.0Hz、H‐2b)
3.71(1H、m、H‐9)
3.97(1H、m、H‐3)

13C‐NMR(CDOD)δ:
23.5(C‐10)、26.7、26.8、30.7、38.1(C‐4)、40.2(C‐8)、43.3(C‐2)、68.6(C‐9)、69.4(C‐3)、174.1(C‐1)
【0039】
化合物Dの測定結果は以下の通りである。
―(1)無晶形、微黄色、無臭
―(2)同定条件
Negative ion HR‐FAB‐MS m/z:349.1869[M−H](Calcd for C1629:349.1862)

H‐NMR(CN)δ:
1.07〜1.67(14H、m、C×7)
2.32(2H,t、J=7.2Hz、H‐2)
3.68(1H、m、H‐10a)
3.99(1H、m、H‐5′)
4.07(1H、dd、J=7.8、7.8Hz、H‐2′)
4.11(1H、m、H‐10b)
4.24〜4.29(2H,m、H‐3′、4′)
4.41(1H、dd、J=4.8、11.4Hz、H‐6′a)
4.59(1H、dd、J=2.4、11.4Hz、H‐6′b)
4.87(1H、d、J=7.8Hz、H‐1′)

13C‐NMR(CN)δ:
25.2、26.4、29.3、29.6、29.6、29.6、34.1、34.9、62.9(C‐6′)、69.8(C‐10)、71.8(C‐4′)、75.3(C‐2′)、78.6(C‐3′)、78.6(C‐5′)、104.8(C‐1′)、174.0(C‐1)
【0040】
本実施例において、化合物A〜Dの物性の測定に使用した機器及び試薬類は以下の通りである。
[核磁気共鳴(NMR)スペクトルの測定]
JEOL JNM‐GX400及びECA‐600SN核磁気共鳴装置(日本電子株式会社)を用いて測定した。ケミカルシフトの値は、tetramethylsilane(TMS)を内部標準としたδ値(ppm)で表示し、結合定数(J)はヘルツ(Hz)で表した。またシグナルの表示は、次の略語を用いた。(s:singlet、d:doublet、t:triplet、dd:double doublet、m:multiplet)
【0041】
[質量分析(MS)の測定]
JEOL JMS‐700Tシステム(日本電子株式会社)を用い、negative ion HR‐FAB‐MSを、Gas:Xe、マトリックス:triehtanolamineの条件で測定した。
【0042】
[高速液体クロマトグラフィー(HPLC)]
ポンプにJASCO PU‐2086(日本分光株式会社)を用い、検出器としてGL Sciences 504R型示差屈折計(ジーエルサイエンス株式会社)を用いた。
【0043】
[薄層クロマトグラフィー(TLC)]
順相薄層クロマトグラフィー(順相TLC)の条件は、以下の通りである。
薄層種:TLC aluminium sheets Silica gel 60 F254(MERCK社)
展開溶媒:CHCl‐MeOH‐HO 7:3:0.5
検出法:5% HSO/MeOHを噴霧後、加熱呈色させた。
【0044】
逆相薄層クロマトグラフィー(逆相TLC)の条件は、以下の通りである。
薄層種:TLC plates RP−18 F254S(MERCK社)
展開溶媒:80%MeOH
検出法:5% HSO/MeOHを噴霧後、加熱呈色させた。
【0045】
化合物A〜Dの分離条件は、以下の通りである。
[分離条件]
条件1
カラム種類:silica gel #7734(MERCK社)
カラム寸法:内径5.0×60.0cm (700g)
カラム温度:25℃(室温)
溶媒:CHCl‐MeOH‐HO 7:3:0.5→6:4:1
流速:10mL/min
【0046】
条件2
カラム種類:Sephadex LH‐20(Amersham Pharmacia Biotech社)
カラム寸法:内径2.0×45.0cm (40g)
カラム温度:25℃(室温)
溶媒:100% MeOH
流速:10mL/min
【0047】
条件3
カラム種類:カラムクロマトグラフ用 Cosmosil 75C18‐OPN(ナカライテスク株式会社)
カラム寸法:内径4.0×15.0cm (80g)
カラム温度:25℃(室温)
溶媒:MeOH‐HO 1:9→3:7→5:5
→100%MeOH
流速:10mL/min
【0048】
条件4
カラム種類:Cat.No.25415‐96 Mightysil RP‐18 GP 250‐4.6(5μm) Cica‐Reagent(関東化学株式会社)
カラム温度:25℃(室温)
溶媒:MeOH‐Trifluoroacetic acid(以下TFA)‐HO 25:0.5:75
流速:0.5mL/min
検出器:示差屈折計
【0049】
条件5
カラム種類:(Cat.No.5020‐04644 Inertsil ODS‐3 4μm 4.6×100mm(ジーエルサイエンス株式会社))×3本
カラム温度:25℃(室温)
溶媒:CHCN‐TFA‐HO 25:0.5:75
流速:0.5mL/min
検出器:示差屈折計
【0050】
条件6
カラム種類:(Cat.No.5020‐04644 Inertsil ODS‐3 4μm 4.6×100mm(ジーエルサイエンス株式会社))×3本
カラム温度:25℃(室温)
溶媒:CHCN‐TFA‐HO 25:0.5:75
流速:0.6mL/min
検出器:示差屈折計
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】ローヤルゼリーからの抽出方法を示す。
【図2】化合物A〜Dの単離方法を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の化合物A〜化合物Dからなる群から選ばれるいずれかの化合物又はその塩:
【化1】


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−150348(P2008−150348A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−342539(P2006−342539)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【出願人】(598162665)株式会社山田養蜂場本社 (32)
【Fターム(参考)】